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食人鬼グール

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キューティーナギー感想スレにこの作品書いてます
http://mikle.jp/thread/1158428/

食人鬼グールの感想スレはこちらです。
http://mikle.jp/thread/2412013/

17/05/04 00:28(スレ作成日時) [RSS]

  • No: 5エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/05/08 00:27

    >> 4


    俺はと言うと、小さい頃は泣き虫で母親の後をずっと着いていた。
    オヤジから養育費を貰っていたようだが、それは俺の為に手を着けないでいた。
    小さな畑で作物を作ってそれを売りながら俺を育ててくれた。

    この頃から俺は弱い者いじめがキライで強くも無いのに喧嘩ばかりしていた。

  • No: 6エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/05/10 00:06

    >> 5


    俺にグールの能力が出始める前ぐらいにそれは起きた。

    ヘラの息がかかったチンピラが、行商をしていた母親に言いがかりをつけて来た。

    俺は勿論、母親を助けて闘った。

    だが相手は大人で、こっちは12歳の子供の身体。
    当然かなう訳はなく、ぼこぼこにされた。

    それでも不思議と傷の治りは早かった。

  • No: 7エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/05/12 19:39

    >> 6

    「アベル、苦労させてごめんね」

    「母ちゃんが謝るような事じゃないよ」

    俺はときどきこんな悲しげな目を見るのが辛かった。
    「母ちゃん、俺が大きくなったらあんなやつら喰ってやるよ」

    「ダメよ!あなたはグールだけど人間でもあるのよ、困っている人や弱い立場の人を助けてあげてね」
    強い言葉だけど、優しさに溢れて俺は泣き出しそうになった。

  • No: 8エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/05/23 20:35

    >> 7


    その頃から母の容態が悪くなっていた。

    医者に診てもらった時にはもう治しようも無い状態だった。
    ガンは早期発見すれば、助かる可能性もあるが、遅かった。

  • No: 9エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/05/23 21:03

    >> 8


    俺はと言うと町のごろつき相手に喧嘩ばかりしていた。

    不正を働くやつや、弱い者いじめをするやつがどうにも我慢できない。

    14歳、グールの能力開花まで後1年だった。

  • No: 10エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/05/27 22:42

    >> 9

    俺はどうにもならない焦りから荒れていた。
    さっきもごろつき相手に喧嘩したばかりだった。
    そんな時、見知らぬじいさんが声をかけてきた。
    「おい!若いの荒れてるな」
    「あんたには関係無い!」
    「どうだ?わしの手にある林檎欲しくないか?」

    「そんな物いらねえよ!」
    「老人の相手をするのは嫌か?」

    「良いよ!よこせ喰ってやる」

    目の前に出された林檎を受け取ろうして交わされた。
    「ふざけるな!よこせ!」


    かれこれ30分くらい動いて俺は息が切れた。

    「あんた、はぁはぁ一体何者なんだ?」

    「わしは普通のじじいじゃ少しばかり拳法を使えるがな」

    「参った!俺に拳法を教えてくれ」

    「それが人に物を頼む態度か」

    「お願い申し上げます」
    俺は土下座をした。

    「まあ、良いじゃろう」

    後でわかった事だが、とんでもない格闘技使いのじじいだった。

  • No: 11エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/06/26 23:50

    >> 10


    よくあるカンフー映画のような展開だが、今の俺があるのは紛れもなく師匠のおかげだし感謝している。
    これも後で分かった事だが、おふくろに頼まれたようだった。
    師匠はおふくろに時々会ってガンの進行を遅らせる為に気功術を施していた。
    俺が15歳になるまで続いた。

  • No: 12エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/07/01 10:52

    >> 11


    俺は師匠から様々な事を学んだ。
    気功術もその一つだ。
    遠く離れた場所に手をかざし握り絞める事ができるのも気功術だった。

    最初は良い飯使いみたいだったが、独りでも生きていくすべを覚えた。

    学校に殆ど行かない俺に読み書きや計算も教えてくれた。

  • No: 13エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/08/14 11:53

    >> 12


    母の容体が悪くなり緊急入院した。

    俺は師匠と駆け付けた。
    「母ちゃん!死ぬな!やだよ!」
    俺の声を聞いた母が薄く目を開けた。
    師匠は気を送りながら首を振っている。

    「アベル…よく聞いてね…」
    「母ちゃん、無理して喋らなくて良いよ」

    「アベル…愛…してる…強く…生きて…ね…」
    俺は母の手を握りながら母からの思い出が自分の中に流てくるのを感じた。
    俺の泣き顔や怒った顔、笑った顔、どれもが生き生きとして輝いていた。
    ただ幸せの感情だけが流れてきた。

    そのまま眠るように母は亡くなった。

  • No: 14エロ神なおさん(55♂eqOJh)スレ主更新時刻17/08/14 12:06

    >> 13


    「マリア!」

    親父が着いた時にはもう遅かった。

    「今頃、何しに来た!」
    俺は泣きながら、親父の襟首を掴み親父の胸で泣いた。
    ただ黙って親父は俺の肩を抱いてくれた。
    幼い頃の思い出が甦った。
    抱かれた手のひらから親父の感情が流れてきた。
    グールとして生まれ生きなければならない苦悩。
    人間を愛して感じた幸せ。
    世界的規模で起きている異変から人間を救いたいと言う思い。
    だが、まだガキの俺には理解出来なかった。

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