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優しい瞳のあなた

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森の中はシーンとしている。



「…ここにしよう。」




17/02/15 21:18(スレ作成日時) [RSS]

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  • No: 10シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/19 22:10

    友里は気付いていないのか、反応しない。



    「五月蝿いなぁ…。お前のこと、食べていいか?あぁ、それがいい。食べたら静かになるもんなぁ。女は特に柔らかくて旨いんだよなぁ。」


    「えっ……だっだれ?」


    友里はジュルジュルと鼻水を啜っている。


    「誰かって?俺のこと?…ここの主かな。」


    友里は涙を拭い耳を澄ませた。


    「その声は…もしかして…?!」


    「それよかもう泣くな。ていうか、そろそろ帰れ。」


    「だから…私に構わないで。食べればいいじゃん。貴方は私のこと、食べたいんでしょ?私は死にたいから丁度いいよ。」


    「てか俺、人間なんて食わねぇよ。」


    というと、友里は頭をポンッと叩かれた。


    「もうそれ以上泣くなよ…。なっ?」


    …?!なんで?声は夕方会った大蛇の声なのに、頭を撫でてるのは人間の手の感覚…というか、大蛇なんているハズないよねぇあはは。

    そろそろお迎えが来たのかな…


    来世に期待しよ…

  • No: 11シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/19 22:18

    「ってなんで横になるんだよ!!こんなとこで寝たら寒くて死ぬぞ?」


    「あぁ…貴方は死神ね?そうだ。そうでしょ?貴方のお陰で少しだけ幸せな気持ちになれました。」


    「は?」


    「どうぞ連れていって下さい。抵抗なんてしないんで。」



    「俺んちに?」


    「どうぞどこでも。騒がないでちゃんと言うこと聞くんで。」


    「…なんだ?こいつ…。」

  • No: 12シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/20 10:51

    「私は友里です。」


    「はぁ~友里さんですかぁ。って名前聞いてないからね。…仕方ないなぁ。ほら来いよ…。」


    「えっ?歩いて行くの?もう私…寒くて足の感覚ないんです。ってそもそも死んだらお空にいくんですよね?早く浮かせて下さい。」


    「はぁ?お前なんか色々と勘違いしてね?…ったく仕方ないなぁ。」


    男は友里を軽々持ち上げ、お姫様抱っこをした。


    ふぇっ?!

    私、いっ今お姫様抱っこ…されてるぅぅ?!

    「お前重いな…。」

  • No: 13シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/21 20:40

    「すいません…。」


    「なぁ、なんでお前死にたいの?」


    「えっ…えっと…それはですね、私が不必要な人間だからです。」


    「ふーん。不必要な人間ねぇ。」


    「はい…。」


    「不必要って誰が決めたの?」

    「えっ…それは…」


    「お前が決めたの?」

  • No: 14シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/21 20:47

    「…だって私は…。」


    「まぁ、皆に必要とされたら、それはそれで困るな。」


    「分からない…」


    「分からない?」


    「…だって誰にも必要とされた時ないか
    ら。」


  • No: 15シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/21 21:01

    「誰にも必要とされた時ないって?笑える。」


    男は声を出して笑い始めた。


    「…だからいったじゃん。貴方には分からないよ…私の気持ちなんて…」


    友里は泣きそうになる。

    「ごめんごめん。つい笑ってしまった。お前さぁ、誰でも助けてぇ!!って誰かに言える人ばかりだと思ってる?お前を必要にしてる人、以外と近くにいるかもよ?俺とか。」


    「俺とか…?」


    「まぁ、あれだ。どっかにお前を必要としてる人は沢山いる。安心しろ。」


    「えぇ…」


  • No: 16シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/21 21:10

    「あぁ。いる。大丈夫。」


    「ありがとう…って貴方は人間?!私…貴方の声に似たでっかい大蛇見たんだけど…頭の大きさが周りの木と同じ位だった。ってなわけないよね。…夢?それとも幻覚?だったのかな?でもとにかく大きかった。」


    「そうだよ。」


    「えっ…?」


    「俺はここの主。お前は俺の顔すら見えないだろ?変じゃないか?なのに俺は暗い森の中を躓きもせず歩けるなんてさ。」


    「えっ…?ちょっとまって?」

  • No: 17シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/21 21:18

    「今は人間の姿になってるけど。」


    「…えっ?でも…そんな事って?!やっぱり丸呑み?丸呑みするんですか?ってなんで大蛇がいるの?それに人間になってる?えっえぇ?!」


    「まぁ、世の中広いって事だな。」


    「ちょっ…。えっ?なんで?どうして?食べるの?私を?!」


    「おいっ、あんまりバタバタするな。お前それでも重いんだから。女ってもっとこう…なんていうか、柔らかくて軽いイメージが…」


    「私…丸呑み?蛇って時間かけて胃液で溶かすんだよね?えっ?でも人間だよ?なんで?どうして?!」


    「五月蝿いなぁ。お前なんか食わねぇよ。不味そう。」

  • No: 18シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/22 21:31

    「私もしかして息出来なくなって死ぬパターン?馬鹿な私でもなんとなく死に方、想像出来るんですが…」


    「取り敢えず落ち着け。」


    「息出来ないって辛いよね…?ほらっ鼻詰まりながらご飯頬張ってる時みたいな…。」



    「えっ…?もう好き想像してろ。ほらっ着いたぞ。」


    友里は地面に優しく置かれた。


    …あっ。っていうかいつの間にか身体も温かくなってる。


    でも…暗すぎてなにも見えない…


    「あっちょっと動くなよ?」

  • No: 19シバトラ(bvoXnb)スレ主更新時刻17/02/28 20:50

    「あっはい…。」


    何かを擦る音がしたかと思うと、部屋は明るく照らされた。


    「ふえっ?!」


    イケメン…!!だっ大蛇がイケメン?!
    蛇が…イケメン!!


    「あっ?どうした?」


    「いっ…イケメン!!」


    「えっ…イエメン?なにそれ?家でラーメン食いたいの略?」


    やっ…たっタイプ!!

    「ん?どうした?顔赤いよ?熱でたの?うーん。少し熱いかな?」


    ふぇっ?!顔を近いよぉ!イケメンだよ?!

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