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花火28

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あれこれと考えているうちに、もうこの日を迎えた。
前乗りして準備をしてきたが、まだまだ不安をぬぐえないでいた。

新幹線から見えた富士の山が、青空と白い雲間に顔を見せて、俺たち三人を優しく背中を押してくれているようだった。
なんだか、俺と柳之助が地元から上京した
あの日の複雑な想いと一緒だと思った。

「もうすぐだけど、俺、ちょっと外を見てくるから❗」

柳之助は、そういうとライブハウスの外を見るため、控え室になっている部屋から出て行った。
俺と裕太は、黙って見送った。
俺と裕太だって、今すぐにでもお客さんの入りを確認したい衝動にかられていたが、その反面、怖くて出来なかった。

売り上げが全てで、多数に支持されることが良しとされていて、賛否両論がネットを駆け巡り、評価が割れる。
イメージが独り歩きすることもある。
そういう世界に俺たち三人はいるのだから。

「おい♪圭介、裕太。二人とも、すごいことになっているぞ!いやぁ、これは頑張って恩返ししなきゃなぁ。」

柳之助は、七福神のように幸せ満載で戻ってきた。柳之助も、結局は不安で仕方なかったのかもしれない。

ライブ直前、俺たち三人は円陣を組んだ。
「マンディロン、初ライブツアー、楽しんでいこう!俺たちの音楽をやろう!オ-!♪」

舞台袖から出て行くと、そこは‼もう、夢にまで見た世界が広がっていた。
ここまでくるのが大変だったとか、全てが吹き飛んで、遠く彼方へいってしまうようだ。
俺は、歌う前に感極まってしまうのを押さえ込むので必死だった。

数々の明かりに照らされ、バックのスクリーンには、それぞれの曲が彩られる。

シングル4曲を入れ、アルバムの12曲を、
俺たち三人は、無我夢中で演奏し、歌った。
アンコールには、柳之助が作詞作曲した
サザンクロスをやった。

そして、今回のツアーでは、俺たちマンディロンの5枚目のシングル曲である«最初から今まで»を先行してお届けしたいと思ったので、
セットリストの中に入れていた。
柳之助にからは、ライブに来てくれた人限定みたいになるな、とは言われたが、それもまた戦略の一つだって、片桐さんからは好評だったけどね。

ライブの合間のト-クでは、地元に三人で帰った時に«大将»という、同級生の親父さんがやっているお寿司屋に行ったことを話した。

親父さんが、マンディロンのアルバムを買ったからと、そのアルバムのジャケットにサインを頼まれて三人でサインしたこと。

酒が苦手な裕太はお茶にして、親父さんと俺と柳之助は、地元の酒をガンガンにあおり、
ベロベロに酔いつぶれ、
店内にお客さんがいるのも構わす、俺はマンディロの曲の中から、マ-ブルカラ-、花火
モノクロを熱唱していた。
ついつい、酔っぱらうと歌いま-す♪ってなるのだ。

親父さんが、あわてて、店内を見ていた。
そこかしこで、
「あれっ!?マンディロンのボ-カルの長谷川圭介に声似てない!?」
「まさか‼本人?ありえないでしょ⁉」
っていう声が聞こえてきて、騒然としていた。
スマホをかざしている人もいた。

あとから、マネージャーの片桐さんにチクリと言われたけど。

俺と柳之助が酒癖が悪いところは、プロになって音楽をやっていく気があるのなら、多少は慎んでくれないと💢だそうだ。





17/01/09 00:01(スレ作成日時) [RSS]

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