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雨が降っていた

99レス 16422 Hit

リアルでは無理なので願望の入った妄想を小説にします。

レズビアンの恋愛を軸にしています。

少しエロいです。

16/07/21 21:28(スレ作成日時) [RSS]

  • No: 90パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/03/27 17:09

    「好きになれるかもしれないなんて、そんな恋愛じゃ隼斗に失礼だなって気付いて、別れた。別れても涙も出ない。真実じゃないからだよ。だから私はあんた達が羨ましい。私も、誰かに愛してるって心の底から言える恋愛がしたい。」
    摩耶の思いがけない告白は、私の心を熱くした。

    「・・・摩耶にも絶対居るよ。運命の人。」
    「あんた達みたいに?」
    「・・・それは、まだ分からないよ。友香の答えが出ないと。」
    「さっき友香に打ち明けるべきだとか言っといてなんだけど・・・」
    摩耶は私を抱きしめた。
    「あんた達は運命の人同士だよ。私はずっと見て来たんだ。友香も琴乃も誰よりもお互いを大切に思ってる。大丈夫。私が保証するよ。」

    「ありがとう摩耶。摩耶がそう言ってくれて、すごく心強いよ。」
    心が一気に軽くなった。摩耶が恋人と別れたと知って残念にも思ったが、それも摩耶の決意なら応援したい。別れ話を私達にしなかったのは摩耶の優しさと配慮によるものだ。私が美咲の事で揺れている状態だから、言わないでいてくれたのだ。

    「友香に聞いたよ。2人、一緒に暮らすらしいね。引っ越ししたら遊びに言っていい?」
    「摩耶だったらいつでも歓迎するよ。ごはん作ってあげる。」
    「琴乃ってさ、夏の旅行で分かったけど料理上手いよね。アウトドアも慣れてるし、片付けも嫌がらないし、一緒に暮らすには最高かもしれないね。」
    「なんかそんなに誉められると適当なものは出せないなー。逆に緊張しちゃうよ。」

    摩耶と普通の話をしていると本当に何も心配要らない気がしてきた。美咲がどんな風に友香を口説くのか、気掛かりではあるものの、友香を信じていれば間違いないと思った。

  • No: 91パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/03/29 00:09

    朝、目が覚めて思った。週末に友香と一緒に居ないのはいつ以来だろう。美咲の話がどうであれ、もやもやした気持ちのまま友香に会いたく無かったので週末は実家に帰ると言ってあった。一人で部屋に居たくないので、摩耶に付き合ってもらって買い物をして映画を観た。

    夕方家に帰り、簡単に夕食の準備をしていると、スマホが鳴った。友香からかもしれない。しかし、表示された番号に見覚えはなかった。いつもなら放っておくのに、今日はなんだか胸騒ぎがして私は電話に出た。
    『ああ良かった。出てくれたのね。』
    電話をかけてきたのは美咲だった。なんだか声が弾んでいる。私はその明るい声に嫌な予感がした。
    『勿体ぶらずに言うわね。友香は私の申し出を受け入れたわ。賭けはあなたの負けよ。』

    ドラマのようにスマホを落とす訳でもなく、私は今美咲が言った言葉の意味を探して反芻していた。

    受け入れた?友香が私より美咲を選んだ?

    「嘘・・・・・」
    呟いた自分の声で我に返った。電話の向こうから美咲のクスクス笑う声が聞こえる。
    『嘘じゃないわよ。この番号だって友香に教えて貰ったのよ。ああ、友香から伝言があるのよ。あなたの部屋にある友香の私物は処分して欲しいそうよ。』

    思わずクローゼットに視線が行った。処分。もう友香がこの部屋に来る事は無いのだろうか。
    『琴乃さん?聞こえてる?』
    「・・・はい。」
    『あなたが負けた時の約束、覚えてるわよね。今から来てくれない?』
    「今からですか。」
    『急で悪いとは思うんだけど、時間が経ってからよりも今の方がいいと思うのよ。あなただって嫌な事は早く済ませてしまいたいでしょう?』

    そうかもしれない。と痺れた感情で思った。友香を失ったばかりの今なら、何をされても何も感じないのではないかと思った。
    「何処へ行けばいいですか?」
    『話が早くていいわ。住所をメールするから、そこへ来てちょうだい。すぐに出られる?』
    「はい。すぐに伺います。」
    電話を切ると、私は出かける準備をして外へ出た。メールされてきた住所をタクシーの運転手に告げ、私は深くシ一トにもたれた。

  • No: 92パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/03/30 10:05

    摩耶には事後報告にしようと思った。今連絡をしても摩耶は困るだけだ。私にどう言葉を掛ければいいか当惑してしまうだろう。

    友香はどういうつもりだろうか。私物を処分するなら、自分ですればいいのに。それすらも嫌なら、私という存在は友香にとってなんだったのか。あの誠実に見えた態度も、真実味を帯びた愛の言葉も、息を吐くようにつき続けた嘘の産物なのか。

    「お客さん、着きましたよ。」
    いつの間にかタクシーは美咲の指定した住所に着いていた。このマンションの七階に、美咲が待っている筈だ。私はのろのろとタクシーを降りると、美咲の部屋に向かった。

    美咲の部屋はどこかのモデルルームのようで、生活感というものが全く感じられなかった。私のイメージする新婚家庭とはかけ離れている。
    「この部屋は私が独身の頃住んでいたの。もともと父の持ち物なんだけど、今は私が自由に使わせてもらっているわ。」
    私の表情から心を読んだのか、美咲が言った。

    美咲は楽しそうだった。私はみっともないと思いつつ、聞かずにはいられなかった。
    「吉野さん、友香の弱みでも握っているんですか?」
    「・・・私が友香を脅して言う事聞かせていると思ったの?そんなに受け入れられないのね、友香の決断を。でもね、友香が選んだのは私。あなたは私の身代わりでしか無かったのよ。」

    私は自分があまりに惨めで情けなく思えてきた。美咲にだめ押しされるだけなのに、聞かずにはいられない自分に腹が立った。
    「・・・ところで、ここへ来たからには覚悟が出来ているのよね。」
    美咲が近寄って来た。どうやら私には自己嫌悪する時間すら無さそうだ。私ははっとして後退りしそうになるのをぐっと堪えた。

    「こっちへ来て。」
    美咲に促されて寝室に入る。しわ一つ無い真っ白なシ一ツのダブルベッドが置かれていた。
    ここで、友香は美咲に抱かれていたのか、そしてこれからも抱かれるのか、そんな思いが頭をかすめた。

  • No: 93パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/03/31 01:41

    私はジャケットを脱いでブラウスになった。美咲がベッドに私を座らせた。
    「あ、シャワーとか・・・」
    「いいの、そのままで。」
    美咲が私の肩を押した。仰向けに倒れた私のブラウスのボタンを上から順に外していく。美咲の指先が素肌に触れる度、虫が這いずったような嫌な感覚を覚えた。友香との時のような、甘い期待に満ちたくすぐったさは無い。

    ああ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌だ嫌だ嫌だ、嫌だ一一一!!!!!!!!

    友香を奪った憎い女に、更に私の身体を好きなようにされてしまう。
    屈辱、羞恥、混乱、嫌悪。
    でもこの事態を招いてしまったのは他ならぬ自分なのだ。

    美咲の表情を見たくなくて、顔を横に向けた。嫌だと思っても、自然に涙が出てくる。
    ボタンを半分ほど外して、美咲は鎖骨を指先でなぞった。
    「あなた、肌が綺麗ね。白くてきめが細かいわ。」
    美咲はブラウスに手を滑り込ませ、ブラジャ一の上から乳房に触れた。
    「ほら、大きな胸が早鐘を打ってる。あなたも案外楽しみにしていたのかしら?」

    美咲は私の顔を自分に向けさせた。声がうわずっている。私の上に馬乗りになると、顔を近づかせてきた。涙でぼやけた視界に、真っ赤な唇がゆっくり降りてくるのが見えた。私はぎゅっと目を瞑った。

    『ピンポーン』
    ドンドンドン!!! ガチャガチャ!!!

    突然玄関のチャイムが鳴った。ドアを叩いてドアノブを乱暴に開けようとする音もする。目を開けるととっさに起き上がった美咲の当惑したような顔があった。

    再びチャイムの音、今度は続けて何度も押している。美咲は私の上から降りると、私をちらりと見て玄関に向かった。

    ひとまず助かった私は、大きく息を吐いた。力んでいた肩が落ちた。

    「ちょっと!! 待ちなさい!!!」
    美咲の大きな声がした。続いてこちらへ近づいて来る乱れた二人分の足音。私は驚いてベッドに起き上がった。

    バン!!!

    寝室のドアが勢い良く開いた。友香が険しい顔をして、肩で息をして立っていた。

  • No: 94パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/04/01 23:18

    友香は驚いて声も出ない私の顔を見た。そしてブラジャ一が露わになった胸元を見た。
    そして険しい表情のまま、傍らに立って腕組みをしている美咲を見た。
    「先生、これはどういう事なんですか?」
    「これは・・・彼女が誘惑してきたのよ。」

    「っ嘘よ!」
    「嘘言わないで!」
    私と友香が同時に叫んだ。私は立ち上がってブラウスの前をしめた。
    「琴乃、大丈夫?」
    「うん。・・・友香ごめんね。これは、私と吉野さんとの賭けの代償なの。・・・あなたが彼女を選んだら、私は一晩だけ彼女のものになると約束していたの。」

    友香は美咲に歩み寄ると、いきなり平手で美咲の頬を張った。
    「私が、いつ、あなたを選んだっていうの!?・・・あなたはいつも嘘ばかり、いい加減にしてよ、この卑怯者!!!」
     
    友香は美咲を目の前で怒鳴りつけた。美咲は頬を押さえて呆気にとられた表情で友香を見つめている。
    「友香、ねぇ友香、目を覚ましなさいよ。この子を選んであなたに何の得があるというの?あなたは私を忘れられなくて、私に似たこの子と付き合っていたんでしょう?もうその必要は無いのよ。私達、あの頃みたいに上手くやっていけるわ。」

    「・・・かわいそうな人。そんな風に損得でしか人と付き合ってないから、自分がどんなにおかしな事を言っているのかわからないんだわ。」
    友香の冷ややかな目と声が美咲をたじろがせた。
    「分かって下さい。琴乃は先生よりもずっと美しいんです。見た目だけじゃなく、人としての佇まいがそうなんです。私は琴乃に出会って、先生との付き合いはむしろ琴乃と出会う為の布石としか考えられなくなりました。だから、あなたの思い込みは迷惑なんです。私と先生との関係は、もはや過去の出来事として私の中で清算されています。もう私は琴乃以外の誰も愛せないんです。」

    美咲は壁に寄りかかって、脱力したようにズルズルと滑り落ちた。
    「行こう、琴乃。賭けは琴乃の勝ちだから、もうここに居る意味は無いわ。」
    友香は私のジャケットを掴んで、手のひらを差し出した。
    私はその手をとり、二人で手をつないで寝室を出た。

  • No: 95パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/04/06 00:58

    玄関を出る前、振り返って美咲を見た。美咲は廊下の壁に寄りかかったまま、暗い眼をして私達を見ていた。
    「不幸になればいいのよ。」
    美咲の呟いた一言が先に出た友香に聞こえていなければいいと思いながら、私は美咲のマンションを出た。

    友香はエレベーターの中でも、タクシーの中でも、繋いだ手を離さなかった。それなのにずっと無口で、私の顔も見てくれない。結局私の部屋に着くまで一言も口を聞いてくれなかった。

    私達は部屋に着いてもしばらくは黙ったままだった。友香は多分怒っているのだろうし、私は私で友香にかける言葉が見つからない。
    結局友香が喋り出してくれるまで待った。

    「始めから話して。私はまだ分からない事だらけで混乱してるから。」
    向かい合って座った友香は、やっと口を聞いてくれたのにまだうつむいていた。
    私は美咲との出会いから今日に到るまでの出来事を、細かくゆっくり話した。話しながら、今日までの時間が思ったよりずっと短かった事に驚いていた。
    友香はうつむいて、それでも時々頷きながら聞いてくれた。

    話し終わると、今度は友香が自分に起きた出来事を話した。
    「夕べ、かなり遅い時間にあの人から連絡があったの。私は電話番号を変えていたから家の電話にかかってきて、私とやり直したいと言ってきた。私はもちろん断ったわ。冗談じゃない、私には恋人がいるから、もう二度と連絡しないで欲しいと。一方的に言って電話を切った。」

    友香は美咲を拒んだのだ。改めて心がすっと軽くなった。
    私はどうして友香が美咲のマンションに現れたのか聞いてみた。
    「それは本当に偶然だったの。摩耶の家に行こうとしたら琴乃が乗ったタクシーが信号待ちしていて、琴乃は私に気づいていない様子だった。そのまま走り去ってしまったけど、土曜の夜に実家から帰って来たのなら私に連絡してくれる筈だからおかしいと思ったの。何だか胸騒ぎがして電話しても出ないし、これは本格的におかしいと思ってタクシーでとりあえず追いかけてみたけど一度見失ってしまって、その時あの人のマンションが目に入って、昨夜の電話も偶然じゃない気がしたの。それであの部屋に行ったのよ。」

    友香が来てくれなければ今頃・・・
    そう思うとぞっとする。今思えば美咲は変に急いでいた。嘘がバレる前に私をどうにかしたかったのだろう。

  • No: 96パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/04/08 08:57

    「どうして私に連絡してくれなかったの?」 
    友香の声が震えている。それ程怒っているのかと思って恐る恐る顔を見ると、友香は涙目になっていた。
    「ごめんなさい。あなたを信じていると言いながら、あなたを試した。何も知らないままあなたが美咲をはねつけてくれたら、私はもう二度と美咲の影に怯えずに済むと思った。」

    「私が琴乃よりも先生を選んだと、本気で思った?嘘をついているのがあの人だとは思わなかったの?」
    「私、何故かあの人を疑わなかった。あの人が私の番号を友香から聞いたとか、友香が私の所にある私物を処分するように言っていたとか、それらしい事を言われて簡単に騙されてしまった。あなたを欺いていた人なのに・・・もっと警戒すべきだった。反省してる。」

    「反省してる?それで済むと思ってるの?何をされたか分からないのよ。賭けの代償だとか、そんなのどうでもいいよ!無視していれば良かったのに。」
    「本当にどうかしてたわ。泣かないで。私が馬鹿だった。私、あなたに事実確認をするのが怖くてすぐに連絡出来なかった。これで終わり、もう会わないなんてあなたの口から聞きたくなくて・・・・。それに、もしかしたら・・・本当に最後だったら・・・もう一度だけあなたに抱かれたくて、その前に美咲と済ませておきたかったの。思い出にするなら、あなたとがいいと思ったの。」

    こんな事、友香の目を見て言えない。私は視線を逸らして、少しだけ開いたカ一テンの隙間から外を見ていた。
    「私、美咲の話が嘘で本当に良かったと思った。嘘をつかれた事よりも、あなたが私を選んでくれた事が嬉しくて嬉しくて、あなたが来てくれて美咲と何も起こらずに済んだ事が奇跡みたいで、こんな時なのに今凄く幸せなの。」

    「何も無かった訳じゃないよ!琴乃、泣いてたじゃない。胸元も見えていたし、全然間に合ってないよ!」
    友香は乱暴に立ち上がって私の腕を掴んだ。
    「来て。」
    友香はベッドの上に私を押し倒した。
    「何をされたの?どんな風に触られた?」
    友香が私のブラウスのボタンを、あの時と同じ位置まで外した。

  • No: 97パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/04/08 17:32

    泣きながら、友香は私の顔を見下ろした。涙が雨の雫みたいに私におちてきて、温かく頬を濡らした。
    「大丈夫よ。服の上から胸を触られただけ。キスもされていないわ。」
    「それでも嫌なの。私の琴乃が、よりによってあの女に触れられたなんて。許せないのよ。悔しいのよ。」
    私は腕を伸ばして友香の頬に触れた。

    「許して、友香。私も悔しい。あなたを苦しめてしまって、どう償えばいいのか分からない。」
    「お願い。もう二度と、私以外の誰かに肌を晒さないで。私だけを信じてよ。こんなに苦しいのは、もう嫌なの。こんなに嫉妬して、みっともない感情をあなたに見られるのも、嫌なのよ・・・。」
    「約束するわ。ごめんね。もう迷わない、あなただけを信じて、愛するわ。」

    嫉妬して泣いている友香を、それでも美しいと思った。
    「私、あなたの側にいて良いのね。」
    自分で言って、涙が出た。

    私は自分で服を脱いだ。電気も消していない、明るい部屋で友香に全てを見せたかった。不思議と恥ずかしさはなかった。私のこの身体を、友香は愛しているのだという自信が、私を大胆にさせていた。
    「今日、あの人に触れられた時、突き飛ばして逃げてしまいたかった。嫌で嫌でたまらなかった。だから忘れたいの。お願い。忘れさせて。」

  • No: 98パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/04/15 09:33

    私は友香の耳元で囁きながら、彼女の服を脱がしていった。
    美咲を嫌悪していたのは本当だったが、実はそれほど気にしてはいなかった。あの時、友香が美咲の頬を叩いて嘘つきと叫んだ瞬間、私は救われていた。やっぱり友香は私の運命の人だと思った。
    だから今心を痛めているのはむしろ友香なのだ。美咲が私にした事、私が友香を試した事、友香が知らないまま終わる筈だった出来事が友香を引っ掻いて傷つけていた。

    裸になって抱き合うと、友香の温もりが痛い程愛しかった。
    「私はあなただけのものよ。あなたも私だけのもの。」
    友香の目が再び潤んでいく。私の言葉に頷いて、少し微笑んだ。
    「そうよ。だから・・・離れないで・・・」
    離れたりするものか。あなたを離したりしない。

    答えの代わりに、友香の唇を塞いだ。指が自然に降りて、友香の胸に触れた。友香の手も私の胸に触れている。初めてみたいに心が高鳴った。
    私達はお互いの顔から目を離さず、手探りで愛撫を続けた。静かな波のような快感が、徐々に押し寄せて来る。私達は交互に、あるいは一緒に、その波に身を委ねた。友香の感じている表情は本当に綺麗で、艶やかで、私の目を釘付けにした。

    「もう・・・だめ、我慢出来ない・・・」
    友香が呟いて私にしがみついた。私も我慢できずに達した。私達はそのまま抱き合っていた。いつまでもこうしていたかった。

  • No: 99パンダっ子(UUqVnb)スレ主更新時刻17/04/22 02:30

    あまりにも忙しかった一日が終わろうとしていた。私も友香もまだお互いの身体を離したくなくて、身体のどこかしらをくっつけたまま横たわっていた。

    美咲に友香が放った言葉を思い出す。
    『もう琴乃しか愛せない』
    私はあの場面を一生忘れないだろう。何度思い出しても嬉しさに心震えるだろう。

    友香が言ってくれた沢山の嬉しい言葉の中でも、今日ほど記憶に残るものは無いはずだ。私に語られた言葉ではないのが、余計に印象を強くさせている。
    友香を抱く手に自然に力が入った。

    「友香、今日はありがとう。」
    友香は首をよじって私を見た。
    「どうしたの?急に。」
    「うん。まだお礼が言えてなかったから・・・。言いたかったの、どうしても。助けてくれて、本当にありがとう。」

    「・・・怖かった?」
    友香がぽつりと聞いた。
    「うん。凄く怖かった。でもそれよりもあなたを失った事が辛くて、半ば自暴自棄だったかもしれない。私なんて、もうどうなったっていいって思ってたから。」
    「あの人は、琴乃に惹かれたのよ。だから・・・賭けの勝敗に関わらず、琴乃としたかっただけよ。嘘ついて騙してまで。」

    私の意見は友香とは違った。
    「そうじゃないわ。あの人はどんな手を使ってでもあなたを手に入れたかったのよ。私とあの人が関係を持ってしまったら、あなたと私の間に必ず溝が出来てしまう。そこを狙ってあなたを私から奪い取ろうとしたのよ。」
    「・・・馬鹿みたい。何をしても無駄なのに。私と琴乃はそんなつまらない理由で別れたりしないのに。」
    友香が私の手を握った。

    「そうね。別れたりしないわ。あの人がどんな卑怯な手を使っても、私は友香を離さない。」
    「・・・嬉しい。」
    友香が私にキスをくれた。
    「私ね。今日またあなたに惚れ直したわ。あなたがあの人に言った事、本当に嬉しかった。・・・もう一度聞かせて。お願い。」
    私は友香を見つめて言った。

    「・・・私は琴乃しか愛せない。」
    「・・・もう一度。」
    「私は琴乃しか・・・愛さない。」
    「・・・ありがとう。私もよ。私も、あなたしか愛せないわ。あなたしか・・・」
    友香が私の唇をキスで塞いだ。

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    匿名更新日時10/10/05 01:28タグ 感謝 妄想 想像

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