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花火21話

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小説家
16/06/12 00:05(更新日時)

俺たちは、片桐さんと京風の上品なお好み焼き屋で別れた後、3人でアパートに戻り、呑み直すことにことにした。

まだまだ、売れっ子というわけでもない俺らは、俗にいうOFFの日が結構、あるのだ。
まぁ、その間、俺は新曲の作詞作曲はあるのだが、基本は、片桐さんの方針で好きに伸び伸びとやらせてもらっていた。
良く言えばだけれど・・・・・。

アパートの近くの行きつけのコンビニで、ビールや、焼酎を少しだけ買い込むと、
俺たちは、アパートに帰りつき、さっそく、二次会を始めた。

「なぁ~。もうすぐ、また、新曲を出させてもらえるんだね♪」

裕太は、嬉しそうに話しを切り出した。
俺は、一応、これにしようと思っているという案を、裕太に示した。
モノクロが、自分の中では良く出来たという、手応えのようなものがあったので、次は、少し悩みもしたし、煮詰まったりもした。

デビュー曲は、圏外だったけど、モノクロは、徐々に上がり、最終的には8位までいっていた。

「ううーん。良いよ!夏songでは無いんだね。モノクロのような、ポップ感がマンディロンらしいかも。あっ、この曲は賛成だよ!%#!?」

裕太は、大好きなポッキーを2本まとめて、ボリボリと口に押し込み、言った。

裕太が、率直にどう思っているのかは分かった。
俺は、焼酎片手に、スマートフォンとにらめっこの柳之助を見た。

「おい、マンディロンで検索かけると、俺らのことを、いつの間にというくらい、履歴書みたいに載せているぞ♪スリーピースバンドで、マンディロンの由来だって。
大葛柳之助で、同じことしても無いなあ。」

俺も、裕太も、?という顔をして、お互いに顔を見合わせた。

「裕太、圭介。ホライズンの柊健太で検索かけると、すごいないろいろあってさ、
人気者は辛いよって、こういうことだよな。ホライズンみたいに、ラジオ番組やりたーい。ツアーもやりたーい。」

柳之助は、もう、一人の世界に入っていた。

俺たちは、三者三様で、考え方も休みの日の過ごし方も、全く違う。

柳之助は、呑んべいで、一人で赤提灯が好きで、週2で行く。パチンコも好きで、これも、ちょこちょこ行く。
片桐さんに、もう、パチンコも終わりにしろと言われている。マンディロンとしてのイメージもあると。

裕太は、インドア派で、料理人だ!部屋の掃除とか洗濯が、ストレス発散なのだそうだ。ハーブとか、アロマに凝りだして、もう、普段のドラマーとしての豪快な姿からすると、想像できない女子力の高さ。

俺は、酒呑みは柳之助と一緒だ。OFFの日があれば、家の中よりも、一人で芸術的な1日を過ごしてしまう。なんとか鑑賞みたいな。あとは、普通にギター片手に曲作りとか。

俺たちは、女っ気が無いので、男3人で気ままに独身時代を満喫している。
音楽も、仕事にしてからは、楽しむということも難しくはなってきたけれど、それはそれで、また良しじゃんって♪

「なぁ。圭介。俺たちのイメージって、ホライズンと対称的なものか?」

柳之助は、そろそろ、おしまいにしようと
ビンや缶を片づけながら、聞いてきた。

「どうなんだろうな。求められているものなんか、今はまだ、分からないさ。マンディロンらしいってことも。分かったら、それはそれで・・・・・・・%#。」





No.2342936 16/06/12 00:05(スレ作成日時)

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