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小説家( ♀ )
13/12/06 17:05(更新日時)

ちょっと変わった恋愛小説。いろんなことを感じながら読んで下さい。どんな小説か、読めばわかります。そんな小説です。

13/12/06 17:05 追記
他作品。僕我俺私ー五人暮らし


もよろしくお願い申し上げます。
感想を書いていただけるならばこのスレによろしくお願い申し上げます。

No.2034252 13/12/06 11:18(スレ作成日時)

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No.1 13/12/06 11:31
小説家0 ( ♀ )

【前書き】


これは、僕の実話です。

作中では実名を使っています。

みなさん、僕の世界観を知って下さい。
















ーーーーーーーーーーーーーーーー
何の変哲も無い日【学校】休み時間
ーーーーーーーーーーーーーーーー



ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

アハハハハハアハハハハアハハハハ

キャーキャーキャーキャーキャー



今日もうるさい。


安定のうるささだ。


教室は動物園みたいだ。


お前らはサルレベルの人間だよ。


キーキー騒いで噂して好き勝手言いやがって。

上だの下だの序列つけて味方だの敵だの騒ぎ立てて、結局は全員サルのくせに。

同じ群れの中で引っ付いたり離れたり繰り返してるだけ。

誰が好きだの誰が嫌いだの内容が無い話ばかりして喜んで楽しいのか?

バカみたいだ。


自分の意見も無しにただひたすら無駄話してバカみたいにヘラヘラ笑って無能に無意志に生きてる。

サルよりもバカだ。



キーキーキーキー

「つぅかアイツ、いらなくね?」
「まじアイツ、なんなんだろーね?」

キーキーキーキー








僕はサルに見下されている。

僕はサルにはなりたくない。

僕はお前らと違うんだよ。

お前ら絶対詩とか本とか読まないだろ。

僕は、詩とか本とか読まない奴は嫌いだ。

空っぽなサル達め。

お前らには詩を詠む脳はないさ。

僕はお前らが知らない素晴らしい世界を知っているんだよ。お前らの世界観とは比べ物にならない。

僕はこの動物園(教室)で唯一の人間だ。




でも………






やっぱり僕はこの現実世界では、この狭い教室では、このサル山では、サルにバカにされるにふさわしい人間なのだろう。

顔が悪く人が苦手で性格が暗い僕は下になるべき人間なのだろう。

それは悲しいと思うだけ無駄であって疑問に持つ必要も無い。

ただ許せない行為が1つだけある。

僕の世界に現実世界をぶち込んでくることだ。

具体的には僕が休み時間本を読んで異世界にいても、無能なサルがキーキーとうるさく不快な鳴き声で鳴きちらし、僕の世界に入り込んで邪魔しにくることである。


許せない。

No.2 13/12/06 11:32
小説家0 ( ♀ )

だが、僕は言い返さない。


なぜか。

怖いからじゃない。

この愚かなサル達に僕の高尚な言葉を理解する能力が無いからだ。

だから僕は黙って自分の気持ちを飲み込んで息を潜めてるのだ。

絶対に誰にも言い返さない。

無駄だから。

その代わりに詩にするのだ。

僕は綺麗事を書く詩は嫌いだ。

僕の書く詩はどんな詩か。

主にサル達の汚く醜い姿をありのままに書いたり、サルへの怒りやサルにバカにされる苦しみ、そして僕自身の考え方についてを書いている。

もちろんサル本人に見せるためではない。

詩には僕の世界観が現れる。

小説よりも分かりやすく。

詩にはストレートにその人自身の世界観が表現されると思う。

だから僕はコッソリ詩を書いたりしている。

もちろん誰に見せる訳でもなく。



キーキーキーキー


キーキーキーキー




この無能なサル達はおそらく一生詩を理解できないだろう。





キーキーキーキーキーキー

キーキーキーキーキーキー



うるさい。


パタン


僕は本を閉じた。


詩を書こう。








〝神様はいるのだろうか

神様は僕を見てどう思うんだろう

神様はサルを見てどう思うんだろう〟





バッ




「みんな注目ーーーーっ‼︎コイツがポエムみたいなの書いてまーすっ‼︎」


一瞬動物園が静まり返った。



「え?何ー。」

「ポエムー?詩のこと?」





『お、おい‼︎‼︎‼︎返…』



「……あ〝?」



『あ…いや…何でも…』


「発表します‼︎デデンッ‼︎
神様はいるのだろうか~神様は僕を見てどう思うんだろう~神様はサルを見てどう思うんだろう~♪」





サル達はまたも騒ぎ出した。




キーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキーキー











No.3 13/12/06 11:34
小説家0 ( ♀ )

笑っているサル。
引いているサル。
侮辱するサル。



多少の格差や顔の違いがあるものの結局みんな同化した同じサルだろう。



イケメン系ザルも
真面目系ザルも
アホ系ザルも
運動部系ザルも
文化系ザルも



みんなサルだ。



サルに囲まれて僕(人間)は生きるしか無いのだろうか。




それが僕の試練なのだろうか。






「気持ち悪い奴にふさわしい気持ち悪い詩だね。」

「つーか休み時間詩書いてる時点で気持ち悪いよね。」

「くだらない詩書いてるくらいならさ、自分の根暗な性格直せって話じゃね?」

「だよねー」





気持ち悪い詩、くだらない詩。

詩を書くことすら気持ち悪い。



サル達にとっては詩を書くこと気持ち悪く、僕の世界観はくだらないんだな。


一生お前らには分からないよ。
分かられてたまるか。




「ねぇ、君気持ち悪いって言われてるけど反論ありますう?♪」



下っ端サルのブ男(俺と同じくらいの顔のレベル。だが俺と違って明るい。)にもバカにされる僕は底辺だ。


「サルって俺らのこと?お前、何様?神様?」

ある男が問う。

出てきたかクソボスザル男版め。←僕が勝手に命名




そうさ。僕のような高尚な人間の考えは見掛け倒しの無能な奴には決して分からないだろうが!←心の中



「どうなんだよ。あ〝?」

その男の威圧感は人並み以上だ。

僕は本能で自己を守る。

「ち、ちちちちち違う!ききき君たちをササササササルなんて思えるるるる身分じゃなななななないし!むむむむしろ僕の方がサルっていうか!」



僕も所詮サルなのだろうか。

いや、僕は人間だ‼︎



「そーか。んじゃお前、今日からサル決定な。サル語喋れよ?」

『さ…サル語?』

「やってみろよ、今。クラスのみんな大体揃ってるしちょうどいいし。」


誰がそんな屈辱的な命令に答えるか‼︎‼︎‼︎


「ウッキィィィィー‼︎キーキー‼︎」






あれ…。。。






これではまるで僕も上だ下だ敵だ味方だ気にして生きてるサルのようだ。




そんなはず無い。


僕はこのサルばかりの動物園(教室)のサル山(序列)で唯一人間なのだから!




「おいサル。調子のんなよ?お前は俺ら人間に反抗したらしょーちしねーからな。1人前に人間気取んじゃねーぞ?人間らしいことは一切禁止だ。サルはサルらしくいろよ。休み時間は自席で本読んでないでちゃんと教室をウロウロしてろよ?」






クソボスザル男版め‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎

人をサル扱いするな‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎(←お前もな。)



「キ、キーキー!ウッキー!」


僕は本能にサルの演技をするというものが備わっていたようだ。(←いや…。。。)





その時…

No.4 13/12/06 11:35
小説家0 ( ♀ )

「やっぱり変だと思う。」






クソボスザル女版だ。






「みんなが詩を笑ったり否定したりするの、おかしいよ!」





僕は驚く。







「ちょっと梓?どしたの?」
「梓…?」
「!?」



クソボスザル女版の取り巻きサル達も驚いている。






「休み時間の過ごし方だって自由でいいと思う。私…詩を書いてるなんて、素敵だと思うよ。」





なんだろう。クソボスザル女版として嫌悪してきたその子はサルに見えない。




人間に見える。





それにしても僕のクラスにこんなに可愛い女の子がいただろうか。




僕は数秒前までクソボスザル女版と呼んでいたことを反省した。



飛んだ勘違いだ。







「あ…梓…。」




クソボスザル男版が呆気にとられている。



僕は知っている。

クソボスザル男版はその可愛い女の子(梓という子)には弱い。

ちなみにクソボスザル男版はかなりの女たらしだが元クソボスザル女版(現可愛い女の子)とはただの友達
である。(それは不思議だ。)

女たらしを具体的に言うと、1日1回はメスザルと不純な行為をしている。(と、オスザルに自慢していたのを聞いた。)







「クソボスザル男版、ちゃんと謝りなよ。サル達も謝って。」←実際はもちろん名前で。






「わ、わるかったな。」




あのクソボスザル男版を謝らせた可愛い女の子は権力者だ。



キーキーキーキーキーキーキーキー




引き続き、手下のサル達が僕に謝った。






可愛い女の子が微笑む。









「…みんなに気を遣うことないよ。やりたくないならやりたくないってハッキリ言っていいと思う。本読んだり、詩を書いたり、すごく素敵なことだと思う。私は恥ずかしいことじゃないと思う。詩ってなんかいいよね。」




可愛い女の子は僕を素敵と言った。(←僕をではない)

それから詩に理解ある子だった。





チャイムにより礼を言わせる間も無く可愛い女の子は着席した。







No.5 13/12/06 11:36
小説家0 ( ♀ )

僕は放課後部活動に励み(帰宅部)直様帰る。





昇降口に向かい廊下を歩いていると……………可愛い女の子が向こう側からこちら側に向かって廊下を歩いてくる。僕の影が薄いから可愛い女の子は僕に気付いていない。











…………頭の上に黄色いベールを浮かべた天使が羽をパタパタさせながら僕に向かって舞い降りてくる。




天使だ。





「あ…ああああの……」








「え?」







ドキッ







「あ………ささささっきは………。」






最近ずっと誰かに良くしてもらったことは無かった。(家族について。1年くらい前に父と母が離婚し、暴君の父側についた僕はほとんど1人で生きてきた。父はほぼ家を出ていて僕の顔も見ないし、母は僕を見捨てた。)






「あ、ああ、ありが…とう…」


僕は1年ぶりに発する言葉。


「あ、全然!気にしないで!」


ニコッ


きゅんっ♥︎←ナゾの効果音


人間嫌いな僕が初めて、人間を好きになった。



No.6 13/12/06 11:37
小説家0 ( ♀ )

その日から僕は、元クソボスザル女版、現天使の女の子を見つめ続けた。


天使はサル達を虜にし、男女問わず人気があった。


天使は見た目も中身も天使だった。



僕は人間としてだけでなく、異性として天使を好きになった。



初めての恋だ。(=初恋)





ーーーーーーーーーーーーーーーー
ノートをじっくり見た日。【部屋】
ーーーーーーーーーーーーーーーー



僕は休み時間も本を読んだフリをして聞き耳を立てて天使の情報を得た。

そして詩を書いている風を装って(誰も詩を読み上げたりしなくなった)天使の情報をノートにメモしていた。



他にも様々な努力をした。


僕は今や詩を書き溜めたノートよりも価値のある、〝天使観察ノート〟を自信満々に開く。


ペラッ





◎天使観察ノート


•名前は雨宮梓あまみやあずさ
•部活は吹奏楽部の部長
•1人っ子でお嬢様
•髪を伸ばし中
•身長は160cm
•ふなっしーが好き
•くまモンはあまり好きでない
•好きな教科は国語
•苦手な教科は数学
•成績はクラストップ
•大学はまだ決めてない
•習い事はピアノとバイオリンと習字と琴と塾とバレエ(=習い事モンスター)
•上履きは22.5cm(←下駄箱を覗いた)
•家の外観はまさに城(←この目で確認)
•朝は8時に家を出て帰宅は部活動をおえて大体7時過ぎ。(←見張り)
•歩幅は0.8m
•2時間目の休み時間はトイレに行く
•昼ごはんは月金はお弁当持参
•お弁当の中に必ずプチトマト3つ
•シャンプーリンスは椿
•虫歯が無いが八重歯
•シャーペンより鉛筆派(高校にしては珍しい)
•休日はサル3人でサイセリアでお茶会(変装して尾行しお茶会潜入成功)
•今好きな人はいない←重要
•告白はされたことがない←高嶺の花だからだろう
•彼氏が欲しい←好きな人が欲しい



これが10日間の僕の努力の結晶だ。



そして注目すべき点は最後の方だ。


そう、雨宮梓には、現時点で好きな人がいないのだ。

第一雨宮梓さんは天使であると同時に習い事モンスターであるために恋愛どころではないだろう。


僕のような人間が付き合えるはずが無いのだから関係無いことかもしれないが、好きな人が他の男を見ていないのは、嬉しい。

No.7 13/12/06 11:39
小説家0 ( ♀ )

チラッと思う。


ダメ元だって、告白するくらいは許されないだろうか。


もちろん付き合うとか無しで…。


付き合う………。









いや、何を考えている。

あり得ないだろう。

告白したところでフラれる可能性は120%だ。

僕のような人間、名前すら覚えられていないはずだ。

僕は無謀なことはしない性さがだ。

告白は諦めよう。

それに告白なんかしたらあのクソボスザル男になんて言われるか………









「おいサル。調子のんなよ?お前は俺ら人間に反抗したらしょーちしねーからな。1人前に人間気取んじゃねーぞ?人間らしいことは一切禁止だ。サルはサルらしくいろよ。」





悪夢が鮮明に蘇った。


同時に怒りも蘇る。


アイツは僕をサル扱いしやがったんだ‼︎

僕は雨宮梓さんと同じ、人間なのに‼︎

サルにふさわしいのはアイツなのに‼︎



ムカつくムカつくムカつく‼︎


でもアイツは今ここにいないし

いても僕は何も言えないんだ‼︎



僕は臆病で中途半端な…弱い人間…。


心の中でバカにしてる奴らに…


実際は何も言えない…


僕の世界観だって誰も知らない…


クソボスザル男も
準クソボスザルも
平凡サルも
下っ端サルも
奴隷ザルも…


誰も知らない…

みんなバカ丸出しでサル山の中でヘラヘラして…

僕は…僕だけは人間なのに…(←天使もだけど)


人間なのに…アイツらは人間を気取り人間の僕をサルに扱い…


何も無い空っぽな奴らが堂々と生きていて僕のような人間が肩身狭く生きていく…

それは本当に〝仕方のない〟ことなのか?

1人でいれば笑われる…
誰かと話せば拒否られる…
誰も僕を見てくれない…
誰も僕の名前を知らない…
誰も僕を愛してくれない…





父親も先生もサルも…





天使も………。








そうだこんなときは、、、詩を書こう、、、思いを詩にぶつけるんだ、、、






僕にとって、詩は、そういう物だ。




怒りも悲しみも誰にも言えないやりきれない思い揺るぎない想いも全部書くことで浄化される。



誰かに見せなくたって、僕の中で浄化されるんだ。




書き書き書き柿書き書き書き書き書き書き書き柿書き書き柿書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き書き柿書き




手が止まらない。

No.8 13/12/06 11:40
小説家0 ( ♀ )




僕は久々に詩を書いた。








ーーーーーーーーーーーーーーーー


僕は…

僕みたいな人間は…

一生サルらしく生きないといけないのだろうか…

一生人間らしく生きてはいけないのだろうか。

そもそも

サルらしい人間らしいとは何なんだ


サルは誰なんだ

人間は誰なんだ

僕は誰なんだ

誰が何なのか分からなくなる

サルだと思ってた奴からサルと言われ、、、

それでも、、、

たった1つだけたしかなことがある

雨宮さんは天使だ

天使。

心も声も髪も眉も目も鼻も口も歯も唇も首も手も足も爪も全てが美しい

天使。

僕に希望を与えてくれた天使


それだけは真実なんだ



僕は天使に恋をした

あのキラキラ輝く目が、
僕のくすんだ目に視線を送ってくれたら、
僕の目は輝くのだろうか


あの潤んだ唇に、
僕の乾燥した唇が重なったら、
僕の唇は潤うのだろうか

天使への気持ちに汚れは無い

全く純真無垢なんだ

好きだから近付きたい

好きだから話したい

好きだから抱きしめたい

好きだからキスがしたい

好きだから天使を知りたい

好きだから僕を知ってほしい

だがどうしても胸が痛む

所詮叶わぬ恋

天使がサル山の中で汚れないのはきっと

天使がサル山の地に足をつけないからだろう

美しく羽ばたくからだろう

羽を汚そうとするサル達から

僕は天使を守りたい

今に天使がサルにならないうちに

天使と共に違う世界に飛び立ちたい



ーーーーーーーーーーーーーーーー






書き終えて、雨宮さんの声が僕に届く。(IN★心)







「…みんなに気を遣うことないよ。やりたくないならやりたくないってハッキリ言っていいと思う。本読んだり、詩を書いたり、すごく素敵なことだと思う。私は恥ずかしいことじゃないと思う。詩ってなんかいいよね。」





僕は雨宮さんを遠くから見るだけで本当にいいのだろうか…

本当に…僕は誰にも僕の世界観を分かってもらえないで良いのだろうか


もし雨宮さんが詩を書いたら、どんな詩を書くだろうか。

雨宮さんは詩に理解ある人。

きっと僕の世界観も理解してくれるはずだ。

もし雨宮さんと一緒に詩を共有できたら…。

雨宮さんの世界観と僕の世界観をお互いに理解し合えたら…………。


No.9 13/12/06 11:41
小説家0 ( ♀ )

>> 8 ーーーーーーーーーーーーーーーー
1週間後 夏休みなう。
ーーーーーーーーーーーーーーーー













「なあ、梓、キスしたい?」









「え……」








「キスしたいかって聞いてる。」







「…………。。。」







「したくないんだ?じゃあ…」








「お、お願い‼︎…私とキスして…。」










「あ、ああ/////////」









チュッ










チュッチュチュッチュ







「ん…………」










「可愛いな。梓は。唇が潤ってる。」









「………そう………かな………。」










ーーーーーーーーーーーーーーーー









僕は、ある決意をしている。





クラスのラインで送るのだ。





何をか?








詩をだ。







もう僕は拒まない。(夏休みで学校無いから勇気がある)











思い切り人間らしく生きる。








僕は僕に正直になる。









サル共に見せつける。









僕の気持ちが表現された詩を。






バカなサルには理解できないかもしれないが、構わない。











送信‼︎‼︎

No.10 13/12/06 11:44
小説家0 ( ♀ )

送信‼︎‼︎











ーーーーーーーーーーーーーーーー




確かめたくなるんだ

素直になれないから

けじめがつかないから

手の平に愛情をのせて君に渡すんだ

僕は君をすごくすごく愛しているから

分かって欲しいんだ どうしても伝えたい

女として最高な君に惹かれる男として最低な僕

出会いも無ければ女と関わりも無い地味な僕

今この瞬間も君が好きでたまらない

果ててしまいそうになる

枯れてしまいそうになる

消えてしまいそうになる

沼に塗れてしまうんだ

君と這い出たい この沼の中から

煮え立つ感情を抑制できない

尾羽打ち枯らした僕は君と生きるしかない

ドロドロの汚い泥に塗れた僕を…

サラサラの綺麗な水にろ過して下さい

レム睡眠から目覚められぬ僕の夢の中で僕と共に…

出口を探し求めたい

監獄のようなこの世の束縛から僕と共に…

金城鉄壁を打ち破きたい

覚めない夢は無いだろう

冷水で顔を洗えば必ず見えるはずだ

泥炭ていたんに塗れる汚いこの世の真実が

流布るふされた幻想を真実に捉え違えた人間の愚かな姿が

自分を見失いそうになる僕らが。

優艶な詩情は真実を語らない

パラドキシカルな醜い詩情こそ真実を語る

詩を書く理由はそこにある

コインの表しか知らない人々は真実を知らぬまま…

永久とわの眠りにつくだろう

脱俗するしか僕の前に道は無い

決死して僕は脱俗する

ダモクレスの剣を振り落とす覚悟がある

愛情を懸けて君を大事にする覚悟がある

つまらない人生を歩む過去の僕を捨てる覚悟がある



続く

No.11 13/12/06 11:45
小説家0 ( ♀ )

野たれ死には許せないから僕は君に愛を伝える

イエスの答えは期待しない

殻を破った僕をただ君に見て欲しいだけなんだ

電圧差が大きい透明な僕と黄色い君

卵黄のように黄色く輝く黄身の君

恋愛も友情も知らない色の無いただの白身の僕

何もかも違う僕らは1つの卵になれるだろうか

一緒にいてはならない人間だから。だから…

渡りたい 僕と君の間を繋ぐ橋を

失笑を買うかもしれない

野たれ死にするかもれない

遺言になるかもしれないけど…

一生君を愛してる

喉から手が出るほど君が欲しい

飲み下してずっと君を僕の体の中で生かしたい

ゾンビみたいに君への想いが力尽きないんだ

三日坊主の気が変わりやすい僕が十日間君を想い続けた

儚い恋心を止められない

詩に書ききれない君への想いは真実だ

なのに君の目には僕が映っていない

もしかしたら君は僕の名前も知らないかもしれない

キスをしたいと思っていることを知るずがない

今この瞬間君とキスがしたい

たとえ君が僕を嫌いでも、僕はキスがしたい

ラブが無いキスかもしれない

軽挙妄動なキスかもれない

殺風景なキスかもしれない

憎しまれるキスかもれない

スタンプを押すように唇を押しつけるだけかもしれない

愚行かもれない でもそれでも…

恋着れんちゃくしてしまうんだ

洛内に生きる君に、洛外に生きる僕は諦めがつかない

死出の山に行ってもきっと、君を想い続ける

転生してもきっと、君を想い続ける

果物に例えれば僕はまだ熟されていないアボカドだ

猿梨や酢橘や枇杷や木苺のように果物とは違う

異色な果物、異色な人間として存在している

オレンジに…熟した黄色いオレンジに恋をしたアボカド

熱を帯びると味が芋のようになるアボカドだ

害がある毒を持つ種から実ったアボカドだ

たしかに僕はオレンジに恋をし熱を帯びて変わった

すごく変わった

軽蔑されることを受け入れていた僕は変わった

低次元な世の中に生きる者に軽蔑されることに疑問を持った

こうして君としてもいいような人間に変わったのだ

好天の日も荒天の日も君といたい

殻を破ったんだ

出たんだ やっと出れたんだ

退屈な日常、軽蔑される理不尽な日々から抜け出た

一生僕は、君と一緒にいたい

君は僕の隣にいてくれ

僕も君の隣にいるから


ーーーーーーーーーーーーーーーー




No.12 13/12/06 11:47
小説家0 ( ♀ )

サル共の返信を待っている。







サル共の反応が楽しみだ。






変わった僕をアイツは何と形容するだろう。







僕はもう拒まないんだ。









アイツを怯えない。








アイツ、クソボスザル男は、どう返信するかな?







ドキドキドキドキドキドキドキドキ






ドキドキドキドキドキドキドキドキ










ピコン









返信が来た!









アイツだ!










ーーーーーーーーーーーーーーーー
お前だったらよかったのに。
ーーーーーーーーーーーーーーーー










ピコン









またアイツだ。








ーーーーーーーーーーーーーーーー
梓じゃなくてお前だったらよかったのに‼︎‼︎‼︎
ーーーーーーーーーーーーーーーー








ピコン






今度はサイセリアのお茶会に参加したメスザルのうちの1人だ。










ーーーーーーーーーーーーーーーー
梓、本当にどこ行っちゃったのよ…
ーーーーーーーーーーーーーーーー







ピコン






今度は誰だ。






下っ端ザルのブサ男か。



ーーーーーーーーーーーーーーーー
梓は…死んだんだ…。・゜・(ノД`)・゜・。
ーーーーーーーーーーーーーーーー







ピコン


またアイツだ。クソボスザル男。




ーーーーーーーーーーーーーーーー
ふざけるな‼︎‼︎‼︎‼︎梓は生きてる‼︎‼︎
ーーーーーーーーーーーーーーーー










ピコン

お茶会のメスザルだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
じゃあ…今はどこで何してるの…
ーーーーーーーーーーーーーーーー

No.13 13/12/06 11:50
小説家0 ( ♀ )

ピコン






今度は誰だ。






下っ端ザルのブサ男か。



ーーーーーーーーーーーーーーーー
梓は…死んだんだ…。・゜・(ノД`)・゜・。
ーーーーーーーーーーーーーーーー







ピコン


またアイツだ。クソボスザル男。




ーーーーーーーーーーーーーーーー
ふざけるな‼︎‼︎‼︎‼︎梓は生きてる‼︎‼︎
ーーーーーーーーーーーーーーーー










ピコン

お茶会のメスザルだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
じゃあ…今はどこで何してるの…
ーーーーーーーーーーーーーーーー








ピコン

次は?

頭の良い真面目ザルだ。










ーーーーーーーーーーーーーーーー
ねえ…。。。気付いた人いる?
ーーーーーーーーーーーーーーーー















ピコン












ーーーーーーーーーーーーーーーー
うん…でも住所が分からない。
ーーーーーーーーーーーーーーーー






???







ピコン








ーーーーーーーーーーーーーーー
東京都小豆市小豆町1ー5ー6
ーーーーーーーーーーーーーーーー








何!?!?!?!?




なぜだ!?!?!?




なぜ…………………だ………













数分後………







ピンポーーーーーーーーーーーーン










あ…………………










カチャカチャカチャカチャ










バンッ











あ…………………








もう僕……………………………







終わりだ………………………







No.14 13/12/06 11:50
小説家0 ( ♀ )

僕は一生…………………………








サル山にすら戻れない………………










天使はきっと……………………










羽を広げて………………………










サル山に向かって羽ばたくのだろう……………








僕は結局…………………………








天使を救えなかった……………










無力な………人間だ………………











しかし僕には分からない…………









なぜバレたのか…………………










僕はバカな人間だ……………………










いや、バカなサルだ………………











お前は人間か……………?










もしこの小説を読んでいるお前が頭の良い人間もしくは賢いサルならば…………











何でバレたか分からないバカなサル(僕)に教えてくれよ…………………











「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎来るな‼︎‼︎‼︎来るなぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎お前らもサルだろう‼︎‼︎‼︎‼︎この世界はサルだらけだろう‼︎‼︎‼︎来るな‼︎‼︎‼︎来るな‼︎近付くな‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」











「もう大丈夫だからね。」









「天使に触れるなぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎天使を汚すなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」











THE★END





















No.15 13/12/06 11:52
小説家0 ( ♀ )

【後書き】

柿沼トオルです。本名です。この小説サイトに投稿したのは、今からある行動を起こすからだ。僕がこれからする行動を、正しいと言ってほしい。この小説の感想欄に、僕は正しいと書いてくれ。僕は正しいよね?



とにかく読んでくれてありがとうございました。


意味不明ですか?
それはお前がバカなサルだからだよ。

よく読み直しやがれ、サル共!


読めば分かるっ!

No.16 13/12/06 11:52
小説家0 ( ♀ )

はっ!?


これで終わり!?←I am ポエム(作者。)

何コレ‼︎

最後は何!?住所も誰の住所?

超意味わかんないんですけど!

しかもなんかバカにされたんですけど。

分からないとバカなサル?

バカにされてんのか私…。

失礼過ぎだろ!

分かるように書けない作者に非がある!

うわー。後味悪ゥー。

オチも、は?って感じだし!

読めば分かるっ♪って題名に釣られた私を後悔…。

読んだんですけど‼︎

読んで分からないんですけど‼︎

時間無駄にした~。

なんか主人公の世界観とか知るかよー。

ってか実話なんだよねコレ。

ただ気持ち悪い主人公だったしか感想持てないー。

実際こんな人がいるんだ…世の中広いな。

この小説ポイント何ポイントだろ?

CHECK!

22ポイントか…。

いや逆にポイントつけた人はどの辺を評価したんだろう。。。

あれ?感想書いてる人がいる…。

3件も!苦情かな?




1件目。


うーん、まあ、訳わからん。



(あ、私と同じ感想。)


返信→分からないお前はバカなサルだ。

(な‼︎‼︎‼︎‼︎何様‼︎‼︎‼︎ムカつく‼︎‼︎キー‼︎‼︎‼︎)



2件目。

俺、分かっちゃったけど、君は正しいと言えないよ。君は間違ってる。今から改心してくれ。


(わ、分かったのかこの方‼︎)


返信→僕を止めようとしても無駄だよ。


(何をしようとしてるんだ?)








3件目





(この人長っ‼︎解説してくれるのか?)











もう1度、先程のあの長い詩を思い出してくれませんか?


今から戻ってさっきの詩を読み直して見て下さい。

あの詩には、メッセージが込められてたんです。

分かりやすく、詩をコピーして書きかえました。








No.17 13/12/06 11:54
小説家0 ( ♀ )

ーーーーーーーーーーーーーーーー
タかめたくなるんだ

ス直になれないから

ケじめがつかないから

テ。の平に愛情をのせて君に渡すんだ

ボクは君を愛しているから

ハかって欲しい

オンナとして最高な君に惹かれる男として最低な僕

デ会いも無ければ女と関わりも無い地味な僕

イマこの瞬間も君が好きでたまらない

ハててしまいそうになる

カれてしまいそうになる

キえてしまいそうになる

ヌマに塗れてしまいそうになる

クン(君)と出たい 君と一緒に

二え立つ感情を抑制できない

オ羽打ち枯らした僕は君と生きるしかない

ド、ロドロの汚い泥に塗れた僕を…

サ、ラサラの綺麗な水にろ過して下さい

レ、ム睡眠から目覚められぬ僕の夢の中で僕と共に…

テ、口を探し求めたい

カン獄のようなこの世の束縛から僕と共に…

キン城鉄壁を打ち破きたい

サめない夢は無いだろう

レい水で顔を洗えば必ず見えはずだ

テイ炭に塗れる汚いこの世の真実が

ル。布された幻想を真実に捉え違えた人間の愚かな姿が

ジ分を見失いそうになる僕らが。

ユウ艶な詩情は真実を語らない

ハ、ラドキシカルな醜い詩情こそ真実を語る

シヲカク、理由はそこにある

コ、インの表しか知らない人々は真実を知らぬまま…

ト久とわの眠りにつくだろう

ダつ俗するしか僕の前に道は無い

ケっ死して僕は脱俗する

ダ。モクレスの剣を振り落とす覚悟がある

No.18 13/12/06 11:55
小説家0 ( ♀ )

アイ情を懸けて君を大事にする覚悟がある

ツまらない人生を歩む過去の僕を捨てる覚悟がある

ノたれ死には許せないから僕は君に愛を伝える

イエ、スの答えは期待しない

カラを破った僕をただ君に見て欲しいだけなんだ

デん圧差が大きい透明な僕と黄色い君

ラん黄のように黄色く輝く黄身の君

レん愛も友情も知らない色の無いただの白身の僕

ナにもかも違う僕らは1つの卵になれるだろうか

イ。っ緒にいてはならない人間だから。だから…

ワタりたい 僕と君の間を繋ぐ橋を

シっ笑を買うかもしれない

ノたれ死にするかもれない

ユイ言になるかもしれないけど…

イッ生君を愛してる

ノどから手が出るほど君が欲しい

ノみ下してずっと君を僕の体の中で生かしたい

ゾ、ンビみたいに君への想いが力尽きないんだ

ミっ日坊主の気が変わりやすい僕が十日間君を想い続けた

ハかない恋心を止められない

コノシに書ききれない君への想いは真実だ

ナノ。に君の目には僕が映っていない

モシかしたら君は僕の名前も知らないかもしれない

キズをしたいと思っていることを知るずがない

イまこの瞬間君とキスがしたい

タとえ君が僕を嫌いでも、僕はキスがしたい

ラ、ブが無いキスかもしれない

ケイ挙妄動なキスかもれない

サツ風景なキスかもしれない

二くしまれるキスかもれない

ス、タンプを押すように唇を押しつけるだけかもしれない

グ行かもれない でもそれでも…

レン着してしまうんだ

ラク内に生きる君に、洛外に生きる僕は諦めがつかない

シの出の山に行ってもきっと、君を想い続ける

テん生してもきっと君を想い続ける

クダ物に例えれば僕はまだ熟されていないアボカドだ

サる梨や酢橘や枇杷や木苺のように果物とは違う

イ。色な果物、異色な人間として存在している

オ、レンジに…熟した黄色いオレンジに恋をしたアボカド

ネつを帯びると味が芋のようになるアボカドだ

ガイ。がある毒を持つ種から実ったアボカドだ

タしかに僕はオレンジに恋をし熱を帯びて変わった

スごく変わった

ケい蔑されることを受け入れていた僕は変わった

テい次元な世の中に生きる者に軽蔑されることに疑問を持った

コうして君としてもいいような人間に変わったのだ

コう天の日も荒天の日も君といたい

カラを破ったんだ

デたんだ

タイ。屈な日常、軽蔑される理不尽な日々から抜け出た

一生僕は、君と一緒にいたい

君は僕の隣にいてくれ

僕も君の隣にいるから
ーーーーーーーーーーーーーーーー




(か、頭文字で…文に…)

No.19 13/12/06 11:56
小説家0 ( ♀ )

タスケテ。

ボクハオンナデイマハカキヌマクンノイエデカンキンサレテイル。

ジユウハシヲカクコトダケダ。

アイツノイエカラデラレナイ。

ワタシノユイイツノノゾミハコノシナノ。

モシキヅイタラスグケイサツニレンラクシテクダサイ。

タスケテ。ココカラデタイ。





(うそ……………)





助けて。

僕は女で今は柿沼君の家で監禁されている。

自由は詩を書くことだけだ。

あいつの家から出られない。

私の唯一の望みはこの詩なの。

もし気付いたらすぐ警察に連絡して下さい。

助けて。

ここから出たい。




(監禁………………)




No.20 13/12/06 11:57
小説家0 ( ♀ )

続きの感想を読む。

主人公柿沼くんは本を読み架空の世界で自由を満喫していましたが、現実世界に自由など無かった。

学校の束縛感と、教室の圧迫感で、ストレスを受けていた。

しかし自分を抑制してきた。

ストレス発散は詩を書くことで、誰にも見せないでコッソリ詩を書いていた。

その詩を柿沼くんにとってはサルに見えるクラスメイトに見つけられバカにされ、、、

でもその時唯一の人間に見えた女の子に恋をした。

ヒロインの雨宮さんです。

しかし雨宮さんは、クソボスザル男と付き合い始め……

柿沼くんは自分を現実世界で抑制することをやめました。

彼女への気持ちに正直になる。

好きでいて欲しいけど、それはムリだと現実の厳しさをわきまえている。

だからせめて雨宮さんを守りたかった。

汚い世界の空気にさらされて汚されていく天使を、汚していくサル達を、黙って見ていることができなかった。


だから自分の家に監禁した。



夏休みだし、父親はほとんど家にいないしで、誰もまさか行方不明の雨宮さんが柿沼くんの家で監禁されているなんて思わなかった。



雨宮さんに、柿沼くんの世界観を分かってもらいたくて、たくさん話した。

誰にも見せられなかった本当の自分を雨宮さんだけに見せた。


雨宮さんは柿沼くんの世界観は分かったが、理解はできない。

そしてもちろんここから出たい。

柿沼くんにキスされるのも嫌。

でも出たいと喚わめいたりキスを拒否したら最悪もっと酷い事をされる。

だから頭の良い雨宮さんは柿沼くんにこう言った。



「私は柿沼くんの苦しみも想いも本当によく分かった。

柿沼くんは、私に似てるね。

すごく共感できる。

実は私も柿沼くんと同じようにクラスメイトはサルだと思っていたの。

私は自分がこの汚い世界に埋もれていくのが怖かった。

だから柿沼くん、私を救い出してくれてありがとう。私は一生この部屋で、柿沼くんと過ごしたい。


私、今なら柿沼くんの独特の世界観を詩に表現できるよ。

詩を書かせてくれない?

それでラインでサル達に送りつけようよ!

分からないかもしれないけど、やってみるだけ価値はあると思う。

どうかな?

私が柿沼くんを表現した詩を書いて、クラスのみんなに柿沼くんが書いたみたいにして発表するの。

クラスのみんなはラインで突然どこかに行っちゃった私にメッセージを送ってるよね。

クソボスザル男も私に熱苦しいメッセージを書いてるでしょ?

だから柿沼くんが私への想いを詩に書いて送っても、まさか柿沼くんが私といるだなんて思わない。

だってあいつらバカだもん。
気付かないわ。
私、キスするよりももっと、詩を書くことの方が素敵な行為だと思う。
だから私に柿沼くんを表現させてくれないかな?手錠はつけたままでいいから、私に文章を打たせて欲しいの。それを柿沼くんがみんなに送るの。

…………どうかな?」



ってね。

No.21 13/12/06 11:57
小説家0 ( ♀ )

あの詩を書いたのは、雨宮さんです。



(な、なんでこの人そこまで分かるの!?)





それからこの柿沼トオルは警察に捕まり、刑法220条の身体活動の自由の侵害により、3年の懲役を受けた。


(なんで断言できるの?)



刑務所で、ずっと雨宮さんのことを考えながら。


それでやっと刑務所を出たんです。


しかし彼は…柿沼トオルは…監禁罪より重い罪を犯しました。

殺人です。

彼は3年ぶりに見た雨宮さんの新しい彼氏を…殺した…。今は逃亡中です。おそらくもうじき捕まってニュースになるでしょう。


(ええ!?)

雨宮さんが大好きだった彼を。

嫉妬したんです。

雨宮さんがとても好きだった彼は消えました。

さらなる罪を犯す前に自分を誰かに正しいと言ってもらいたくて、自分を正当化したくて、殺人を正当化したくて、この小説サイトに投稿した。


私は柿沼トオルを許せない。
柿沼トオルは最低の人間です。
私は一生柿沼トオルを恨み続けます。


失礼しました。





(なんで許せないって………まさかこの人………)












返信→そうだったんだね、梓。梓、教えてくれてありがとう。まさか梓本人に教えてもらえるなんてね。死刑になっても構わないよ。僕は死出の山に行っても梓を愛してる。転生したって、梓を一生愛してる。
















ゾクッ

















(気持ち悪い…

ウソに決まってる…

実話じゃない…

リアルにしてるだけだに決まってる…ていうか感想も自作自演なんじゃない?全部柿沼トオルっていう気持ち悪い人の妄想で作り話で感想も全部、自作自演に決まってる‼︎監禁とか、殺人とか、気持ち悪い‼︎リアルにしようとして読者を怖がらせてるだけじゃん!)



No.22 13/12/06 11:58
小説家0 ( ♀ )

私はイライラして、新聞を手に持つ。




ビリビリビリビリ



まるまるまるまる



(新聞ビリビリからの丸める、は私のストレス発散法)



ビリビリビリビリ



まるまるまるまる





砕け散った屑。





私はふと丸まった屑の1つに目をやる。




目に飛び込んできた文字。







〝監〟






今の私にとっては監という文字は恐怖の1文字。



他の塵に目を移す。

〝柿〟




今の私にとっては柿という文字は恐怖の1文字。






まさか、まさかね。ありえない。








私は柿と書かれた丸い塊を手に取る。







ありえないよ。まさか。実話な訳ないし。











恐る恐る、紙を開くと……











〝柿が美味しい季節だ。〟←天声人語より






私は脱力した。










少しでも心臓がバクついた私が恥ずかしい。







ケータイに目を戻す。




(あれ?レビューされてる…)



「みなさん!この小説読んで!読めばわかるんだ!そして何故僕が梓を監禁したのか分かる人がいれば僕に教えてくれ!僕は梓が詠んだあの詩を何度読み返しても分からない!なぜサル達は気付いたんだ!確信したんだ!」




レビューにならないレビューが書かれている(←しかも明らかに自分でレビューしてアクセス数アップしてるのバレバレ…)

No.23 13/12/06 11:59
小説家0 ( ♀ )

おそらく、レビューの〝バレた理由が分からないから教えて〟も、雰囲気作りで、その後あの長い感想を自分で書いて、〝なるほどそうだったのか、梓。〟と自分で返信して、後書きも書き直して………。





高確率で柿沼トオルも本名でなくペンネームだ。



全て雰囲気作りだろう。

全て自分でやったことだろう。

架空の話をリアルに見せるために。

ま、小説の雰囲気作りは良し。

そこらの坊主が苦労して書いたんだろう。(←何様)

我輩が評価してやろう。(←何様)

私は小説にポイントをつけ、小説サイトを閉じた。










数日後にその小説は警察に削除されることになるとも知らずにね!





おわり♪

No.24 13/12/06 12:00
小説家0 ( ♀ )



本当の後書き。



読んでいただきありがとうございました。
詩のメッセージは気付きましたか?


主人公僕の世界観と作者ポエルの世界観は違うのでご注意下さい。




どしどし感想お待ちしています!

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