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女王様と犬…調教されるのは私

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梨華( RtM2nb )
10/10/22 20:42(更新日時)

「聖水をください」耳を疑った…⁉変態⁉自分はいたってノーマルで💦こんな言葉は小説や一部のマニアの間でしか聞かないのでは⁉犬に調教されながら徐々にSに目覚めていく女王様を描きます

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No.1443614 10/10/15 23:03(スレ作成日時)

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No.1 10/10/16 08:26
梨華 ( RtM2nb )

30歳を迎えた誕生日、同期の殆どが結婚しているのに私はまだ結婚に踏み切れないでいる。

5歳年上の私の直属の上司雅人と五年前から付き合っているが、社内では誰も知らない。
いわゆる不倫の関係であったが、雅人は去年離婚している。

すぐに結婚なんてバレバレだし…
不倫の関係だから良かったのかもしれない。

ここのところ、束縛されるような息苦しさを感じる。
離婚したからとプロポーズを受けてもちっとも嬉しくない自分に驚いた。

雅人を愛していないわけではない。
そして『結婚』に憬れている自分もいるのに…

🎵🎵🎵
携帯が鳴った。
母からだ。

「お誕生日おめでとう!とうとう大台にのったのにまだ独りなの?孫の顔が早く見たいわ~」
余計なお世話だわ…

他にもおめでとうメールが何件か。
この歳でおめでとうを言われてもね…

お節介にも、結婚相談所のURLを送ってくる友達まで。

結婚か…好きな人の子供を産み、幸せな家庭を築いていくことだよね。
雅人には子供が二人いる。
養育費をこれから二人で払っていくことには抵抗を感じる。
私は結婚相談所の登録をした。

No.2 10/10/16 18:33
ジプシー ( RtM2nb )

実は友人はもう登録しているのだという。
何だか自分も負け犬になったような気持ちなので、こっそりと一人で出かけた。
商業ビルの五階のワンフロア…受付を済ませると、ふかふかのソファのある部屋に通された。
お茶が運ばれ、続いて綺麗なお姉さんが登場…ドキドキ…

「はじめまして、コーディネーターの宮越と申します」
『あ、はじめまして…』

私よりも少し年上か?上品な口振りで、システムの説明をしてくれた。
入会金が10万円、お見合い料・成婚料はないという。
うーん!大手よりかなり安い!

宮越さんは男性のプロフィールの載ったぶ厚いファイルを見せてくれた。
「これはほんの一部なんですよ。
入会されましたらまだまだ沢山の方をご紹介出来ます」

うーん…決めちゃおうかな?
10万円を払うと、写真撮影。
そして、会いたい人を数名選んで下さいと言われた。

結構沢山の方がいて、写真やプロフィールだけではわからない。

でも初めてだから、無難な感じの人にしよう。
本命は少し慣れてから…
5人の方に申し込みをして、その日は帰宅した。
とうとう婚活してしまったよ~😳
ワクワクしながら返事を待っていた。

No.3 10/10/18 06:30
梨華 ( RtM2nb )

踏んで…踏んでください

思いっきり
ギュッと犬を踏み付ける
苦痛と快感で声をあげる犬…
冷静に見おろすわたし…

目を覚ました。
あぁそんなことがあった。
いや、そんな犬がいたっけ…

もっともっと以前の犬との出会いに至るまで話を戻そう…

結婚相談所に登録し、申し込みをしてお見合いの返事を待つ。
お見合いといっても格式ばったものではなく、申し込みを受けた相手はコーディネーターの勧めでプロフィールや写真を確認して、返事をするだけのはなし。
そしてお互いの都合のいい日時にセンターで紹介を受けてから外にデートに出掛けるのだそうだ。
私は登録したことをまず、雅人に言った。

仕事が終わってから雅人のマンションに立ち寄る。
「昨日ね、わたし結婚相談所に登録したのよ。
婚活ってやつ?」
コーヒーを淹れるケトルを落としそうに慌てて、それでも平静を装い
『へえ…それでいい人とは遭えたのかい?』「返事はまだよ。でもわたし…お見合いするかも」
『俺ではだめなのか?せっかく円満に離婚出来たのに。ただの浮気や不倫ではなく、俺は真剣なつもりだが』

何まぢウケしてるのよ…しらける

No.4 10/10/19 22:01
梨華 ( RtM2nb )

ちょっと気まずい処に丁度良く電話が…
同じ結婚相談所に登録している友人の美樹だ。
「はい、どうしたの?」
『あ、梨華~寝てたらゴメン…財布落としちゃって~』
今にも泣きそうなカンジ。
「今どこよ?すぐに行けるよ」
『元町の駅~』
「わかった!待ってね」
やった!帰る口実が出来た。
今日は泊まりたくない。
今日は…というよりも、元妻は実家に戻ったので殆どの物を置いていってる。
まるで旅行にでも行ったかのようにそこかしこに元妻の匂いがする。
ベッドでさえ前のままだ。
ばれていないとはいえ、罪悪感もないとはいえないし…
だからこの部屋嫌なのよ!

『美樹が財布落として困っているって。今日はこのまま帰るね~』
雅人も少しほっとしたようだ。
電車は…まだ間に合う

…噛んで…噛んでください…もっと…貴女の印を…刻印を付けてください…僕に刻んでください…

はっ!うたた寝してた!
美樹の待つ駅で丁度目が覚めた。
私達は積る話もあったから駅ビルのバーに入って少し飲むことにした。

No.5 10/10/21 15:51
梨華 ( RtM2nb )

美樹は高校の同級生。
私達はいつも同級生の結婚式にご祝儀をあげる立場で、何回ブーケトスを受け取ったか…

『ねぇ…私達他人の結婚式にいくら使った?』
「うーん…軽く世界一周旅行に行けたね」
「それより美樹の婚活聞かせてよ」
宮越さんにお見合いシステムの説明を受けたが、イマイチわからない未知の世界。
「お見合いってどんなカンジなの?」
『テレビドラマに出てくるようなカンジではないよ~😁
まず申し込みしたら相手に連絡取ってくれるの…お相手はプロフィールを見て会っても良いなら日時を決めてサロンでお互いを紹介してもらって外にデートに出るの。』
「へえ~そうなんだ!二人っきりで外に放り出されるわけね?で?その先は?」
『まずはお茶か食事ね、話のフィーリングが合えば次回の約束とかするけど…殆どがアド交換もしないわ』

それって💦殆どが合わないわけね

私達は明日仕事帰りにゆっくり男性のプロフィールを見に行くことにした。
タクシーで美樹を送って一人部屋に帰ると、将来についてやっぱり一人は不安…でも女として一番いい時期を不倫に燃えて費やしてしまったわ…色々考えて眠りについた。

No.6 10/10/21 19:56
梨華 ( RtM2nb )

梨華様!梨華様!
何でもいうことを聞きますから…
だから…
梨華様…

目覚めると汗びっしょり💦
悪い夢でも見てたかな?
シャワーを浴びて化粧をして、手早く着替える。
朝はいつものカフェで雅人とモーニング。

「昨日はゴメンね~美樹と少し飲んで帰ったわ」
『おはよ~お姫様!して…今朝のご気分は?』
「うむ、苦しゅうない💕ちこう寄れ」
あはは…いつもの朝…でもこれから何かが違う…ヨ・カ・ン

雅人を好きだけど、居心地がいいけど、ゴメンね~
私、もう少し違う人も見てみたいの。

残業もなく、美樹と待ち合わせてサロンへと向かう。
「こんにちは、美樹様、梨華様
丁度連絡しようと思っていたところですよ。
この間お申し込みされました方、全員お会い出来ますので、空いてるスケジュールを教えて下さいね」
宮越さんは男性のプロフィールファイルを持って来た。
「そして、なんと!10人の方からお申し込みが入っています。
会っても良いなと思う方をお選びくださいね」
うわ!凄い!私ったらモテモテ?もしかして人生一番のモテ期?

プロフィールをめくって次の瞬間…
美樹が笑い出した。

No.7 10/10/22 00:45
梨華 ( RtM2nb )

美樹~何がおかしいのよ!
「あはは…ゴメン…この10人全員私も申し込み受けたわ~」
そばで宮越さんも苦笑している。
『そうでしたね、ごゆっくりお二人でごらんくださいね』

私達は品定めを始めた。
47歳子供四人…子供の面倒を見てくれる人…
家政婦雇えば~?

36歳職業は農業
農家は無理だわ

身長160センチ…
私より低いなぁ

公務員…年収1200万円…
おっ!いいかも~あら~年齢55歳~

ィ💦イケメンだわ…
うーん年収200万円
低いなぁ

はぁ~
二人で溜息をついた。
この人たちって、もしかして手当たり次第申し込みしてるんじゃない?
選ぶからには条件って大事よね

美樹はもう50人以上と会っているという。
休みの日に5人掛け持ちとか…

次の日曜日、私は申し込みした人たちと時間差で会うことにした。

美樹は申し込みされた人3人を選び同じ日にセッティング。

雅人には黙っていよう。
わざわざ又不機嫌にさせることもないわ。

帰り際、別室から出てきた男性とエレベーターが一緒になった。
おっ!好みのタイプかも…
軽く会釈して降りていったこの人こそ、後に私の犬になる男だった。

No.8 10/10/22 10:41
宮越麻衣子 ( RtM2nb )

コーディネーターの宮越です。
結婚相談所の裏事情をお話しします。
現代の結婚相談所と出会い系ってどこが違うのでしょうか?
結婚相談所は既婚者はごく僅か…
この『僅か』というところは、私どもでも確認しきれていない部分もあり、又事情によっては入会を認める事もあります。
そして、未成年者はいませんし、いきなり「割り切り」などという金銭授受もありません。
この二点だけでしょう。
不特定多数の異性に出会いを真剣に求める姿勢はどちらも同じ、独身の男女にとって、そこに『結婚』という大義名文を付けて、出会い系にあるリスクを避けるために結婚相談所は存在します。
よっぽどもてないか?又は結婚も出来ないような人が登録するんじゃないの?
と思われがちですが、実際に登録される方は積極的な素敵な方が多いです。

で、裏事情の成婚率は…というと…
かなり低いですが、私どもの目的は入会金をいただくだけ。
勿論結婚が纏まってくれれば嬉しいですし、宣伝にもなりますからいいんですけどね…

更新料が見込めないので、ちょっとがっかりかな?
って…会員さんが聞いたらもっとがっかりするでしょうね…

No.9 10/10/22 20:42
梨華 ( RtM2nb )

さて日曜日、今日は忙しい。
なんたって5人とのデートだから…

10時ちょっと前にサロンに入り、プロフィールを確認。
一人目は35歳会社員。

ドキドキしながら待っていると、宮越さんと男性が現われた。
「こちらは美樹さん、こちら佐藤さんです。
お二人で外でお話ししていだきます。
では宜しくお願い致します。」

超簡単な紹介で、本当に出された💧

近所の喫茶店に入り、お互いにコーヒーを頼む。
『はじめまして、今日はお休みのところ、ありがとうございます』
「申し込みを受けたのは初めてなので緊張しています」
と言いながら、運ばれてきたコーヒーに砂糖を入れる彼。
スティックの砂糖を一本、二本…え!三?
ご💦五本入れた…
いくら佐藤さんだからって💧
うぇ~なんか気持ち悪い…
こっちが絶句してしまったものだから相手も沈黙。
………
………
『あの…実は私も初めてなので…何を話せばよいのかわからなくて…』
「僕たち合わないみたいですね!次がありますので失礼します」

はい?(*_*)
もしかしてアタシ初お見合いデートでふられたの?
次って💦失礼な奴💢
きっとコーヒーなんて飲んだことないんだわ💢

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