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彼氏の仕事の忙しさについてです
店員が水分補給してたら怒りますか?
友達ってなんだろう

うそ‼三角関係⁉

レス127 HIT数 25506 あ+ あ-

きぃ( ♀ bh2hi )
09/12/14 10:28(更新日時)

俺、お前の事、襲おうと思ってたんだよね~



それは、マズいでしょう!!!



だって、あなたは親友の彼氏なんだから~~~

No.1162889 09/11/18 10:38(スレ作成日時)

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No.1 09/11/18 10:53
きぃ ( ♀ bh2hi )

『ね~!今日、どこに遊びに行く~~~?』


『うーん、じゃあ、とりあえずドライブでもする???』


『いいね!行こう~!!!』


今年、高校を卒業した私達は、遊ぶ事に夢中だった!


私は、片山怜、親友は、平田奈緒美。


高校の時の同級生。


私は、職場の寮に入ってるけど、奈緒美は通勤だったので、車を持ってた。


だから、奈緒美の車でよく、遊びに出掛けてた!

No.2 09/11/18 11:01
きぃ ( ♀ bh2hi )

遊びと言っても、男の子と!っていう訳じゃなく、基本的には女の子ばっかりで遊んでた!



だって‥



みんな、彼氏いなかったから~~~



でも、楽しかった!




特に、奈緒美とは毎日のように会ってたし、なのに話が尽きない!




そんなある日…

No.3 09/11/18 11:08
きぃ ( ♀ bh2hi )

『片山~』

『何?平田』



私達は、何故かお互い名字で呼び合ってた。


別に、体育会系という訳じゃない!


『あたし、彼氏出来た!』



『は!?…はぁーーー!!!』

No.4 09/11/18 16:35
きぃ ( ♀ bh2hi )

いつものように会って、2人でご飯を食べていた時だった。


奈緒美の突然の告白に、思わず大きな声を出してしまった!‥


慌てて、口を手でふさぎ、小さい声で聞く。


『ちょっ!ちょっと!どういう事!?!?か‥彼氏って‥!』


『うん。実はさ~高校の時から、付き合ってたんだよね~』


ちょっとにやけながら、奈緒美が言う。

No.5 09/11/18 16:43
きぃ ( ♀ bh2hi )

有り得ないんですけど。

ちょっとだけ、冷たい目で奈緒美を見ながら


『どこで知り合ったんですか?』


わざと、敬語で聞く。


『うん。高校の時、バイトしてたとこ~』

また、更ににやけながら言う。



こ‥このーーー!

No.6 09/11/18 16:48
きぃ ( ♀ bh2hi )

確かに、奈緒美は高校3年の夏休みだけ、バイトしてた事がある。

その時に、知り合ったという事は…


『は!?もう、1年近く付き合ってるって事!?』


また、大きな声をだしそうになる。

No.7 09/11/18 16:57
きぃ ( ♀ bh2hi )

落ち着け、私‥!


『ううん。実際に付き合いだしたのは、高校卒業してからだよ~』


ちょっと落ち着いた。


『はー、そうなんだ~』

………。

いや!ここは、落ち着くとこじゃないでしょう!


『うん。それで、今から片山を連れてくから~重森さんとこに~』



『‥へ!?』

No.8 09/11/18 17:05
きぃ ( ♀ bh2hi )

重森さん‥とは、奈緒美の彼氏の名前で、今、ガソリンスタンドでバイトしてるから、そこに私を連れて行くらしい‥。


もう、重森さんには私の話をしていたらしく、


『俺に会わせろ。連れて来い』‥と、言われてたと。



何?その上から目線!



正直、なんで会わなきゃいけないのって、思った。

No.9 09/11/18 17:14
きぃ ( ♀ bh2hi )

結局、来てしまった。


奈緒美は、何気にスタンドに入る。


すると、中から人が出てきた。


重森さん‥らしい人は、運転席にいる奈緒美のところに行く。


奈緒美は、普通に『満タンで~』と言い、重森さんも普通に対応してる。

No.10 09/11/18 17:20
きぃ ( ♀ bh2hi )

ふ~ん、ちゃんと仕事してるんだ。



ガソリンを入れている間、助手席に座っていた私のところに来て、窓を軽く叩いた。


私が、助手席の窓を開ける。

『こんばんは!はじめまして。』

『あ‥こんばんは‥。』


って、スッゴい普通じゃん‥

No.11 09/11/18 17:27
きぃ ( ♀ bh2hi )

突然、奈緒美が車から降りようとした。


『え?何、やってんの!?』

『あ~、このあとね、洗車してもらうから~』


と言いながら、降りて行った。


ちょっと待って!
私は、どうすりゃいいの~
車の運転をした事がない私にとっては、なんにもわからない。

No.12 09/11/18 18:20
きぃ ( ♀ bh2hi )

すると、ガソリンを入れ終えた重森さんが、運転席に乗り込んできた。


『は!?え???』


うろたえる私を見て、クスッと笑う。


そして、再びエンジンをかける。ゆっくり、車が動き出した。


『いや‥!止めて‥止め』

そこまで言うと、


重森さんが

『今から、洗車機にかけるけど、片山、ずっと乗っとく?』

No.13 09/11/18 18:30
きぃ ( ♀ bh2hi )

『ふぇ?‥』

変な声を出した私を、大きな声で笑った。


そして、洗車機の前でエンジンを止めて、

『俺は降りるけど』


また、笑いながら運転席のドアを開けた。


『わ、私も降りる!!』


慌てて、私もドアを開けて車から出た。

No.14 09/11/18 18:40
きぃ ( ♀ bh2hi )

私、完全に遊ばれてる‥よね。


奈緒美は、スタンドの中でゆっくりとコーヒーを飲んでいた。



ふ‥二人して、私をからかって‥!

それに、それに何!?

重森さん!初対面で、いきなり呼び捨て!?

しかも、名字で‥!


なんて、考えていると‥

『片山も、なんか飲んできたら?それともさ、洗車終わるまで、そこに突っ立ってる?』



また‥笑ってる‥!

No.15 09/11/18 20:19
きぃ ( ♀ bh2hi )

急いで、奈緒美がいるスタンドの中に入っていった。


そして、私もコーヒー…と言いたいところだけど、苦くて飲めないので、ジュースを飲みながら、奈緒美に聞いた。


『ね~、重森さんてなんで私の事、名字で呼ぶんだろう?』

『あー、バイトで一緒だった時ね、いわゆる上下関係だったから~』



いやいや、それはあなた達の関係であって、私には関係ないでしょ!

No.16 09/11/18 20:25
きぃ ( ♀ bh2hi )

その時、ドアが開いた‥

『平田、洗車終わったぞ』


重森さんが、奈緒美に話し掛けてきた‥

『ひ、平田って‥』


彼女なのに、名字で呼び捨て‥って。


『なに~?片山、ジュース飲んでんの?ガキじゃん!』


‥…ガキで、悪かったですね‥。フンッ!

No.17 09/11/19 10:30
きぃ ( ♀ bh2hi )

その時、ちょうど他にお客さんもいなくて、3人で喋ってた。


重森さん‥重森尚之さんは、大学4年生、下宿住まい。

見た目は‥、
身長はそんなに高くない。

‥っていうか、はっきり言って、小さい方だ。
多分、165センチくらい。

顔も‥決してイケメンじゃない。


じゃあ、奈緒美は彼のどこに惹かれたんだ‥

No.18 09/11/19 10:56
きぃ ( ♀ bh2hi )

『片山も、早く免許とれよ。俺が、いろいろ教えてやるから。』

いや、いろいろって!


なんか、強引だな~

でも‥、変に馴れ馴れしくない。

なのに、話しやすい。

軽そうに見えるけど、結構、きちんとしてるとこもあるみたい‥。


イケメン好きな奈緒美が、選んだ理由、なんとなくわかった気がした。

No.19 09/11/19 11:15
きぃ ( ♀ bh2hi )

それから、私はそのガソリンスタンドに行く事が多くなった。


と言っても、奈緒美が行きたがるので、助手席に乗ってる私は、着いて行くしかなかったんだけど。


『私って、邪魔じゃない?』
さすがに、気になって二人に聞いてみた。


『全然。っていうか、片山が居た方が、面白いし。』

『うん、私もか片山が居てくれた方がいい!』



うーん‥。
‥面白い‥か?
イマイチ、よくわかんないな~この二人‥。

No.20 09/11/19 11:44
きぃ ( ♀ bh2hi )

二人から、そうは言われても、やっぱり、遠慮するでしょう。
私だって、わかります。
彼氏がいなくても‥!


奈緒美からの誘いも、少しずつ断るようにした。
さりげなくね。


すると、なんと、重森さんから電話がかかってきた!



『なんで、来ない?』



もしかして、ちょっと、怒ってます?
それこそ、なんで?って感じなんですけど。

No.21 09/11/19 11:54
きぃ ( ♀ bh2hi )

『い‥いや、仕事です!‥から‥』


動揺してる?うそついてるから‥?だ、大丈夫!


『仕事?‥うそ、ついてるだろ。』


うわっ!バレてる!?
思わず、黙り込んでしまった‥!


『とにかく、来い。』


電話が切れた。


何様‥ですか‥?
『ふー‥』


ため息、ひとつついてしまった。

No.22 09/11/19 15:50
きぃ ( ♀ bh2hi )

そしてまた、奈緒美に連れられて、スタンドに通うようになった。


意志、弱いなぁ~


ただ、重森さんは面白くて、3人で話しているとあっという間に時間は過ぎていく。


いつの間にか、重森さんのバイトが終わるちょっと前に行って、少し話して帰るという事が日課みたいになっていた。

No.23 09/11/19 16:03
きぃ ( ♀ bh2hi )

いつものように、重森さんはバイトが終わると、スタンドを閉めていた。


重森さんのバイトは、閉店までのバイトが多くて、店長に頼まれて彼が戸締まりをしているらしい。


結構、頼りにされてるんだ~

ちょっと、感心。


そして、重森さんは自分のバイクに跨る。


私は、奈緒美の車に乗り、寮へと戻った‥


はずだった‥。

No.24 09/11/19 16:13
きぃ ( ♀ bh2hi )

スタンドを出て、すぐ異変に気付く!

明らかに、方向が違う!
しかも、重森さんのバイクの後ろを走ってる!


『ちょっと!どこ行ってんの!?』


運転席に座る奈緒美に、慌てて聞く!


『あー、うん、重森さんとこ~』

『はい???何言ってんの?』

『いいじゃん~。重森さんが、片山連れて来いって言ってるから~』

No.25 09/11/19 18:56
きぃ ( ♀ bh2hi )

『連れて来いって、どういう事!?』

『すぐ、帰るから~』

返事になってないんですけど!

奈緒美は、ニコニコ笑ってる‥。


こいつ‥ら、確信犯だな!



重森さんのバイクが止まり、その横に奈緒美が車を停めた。


重森さんは、何もなかったかのように、部屋へ上がっていく。


私は、半ば引きずられるように奈緒美に、連れて行かれた。


どうして、私が~~~

No.26 09/11/19 19:06
きぃ ( ♀ bh2hi )

靴を脱ぎ、廊下を歩く。


ドアがいくつもある。



ん…?くさい…?何の臭い?

『ここ、男子学生ばっかりだからね~』

奈緒美が、小声で囁く‥。


………


そういう事?ですか‥。

あはは‥初めての経験です。

No.27 09/11/19 19:16
きぃ ( ♀ bh2hi )

重森さんの部屋へ入る。

…せまっ!


『狭いけど、適当に座って』

あ‥聞こえちゃいました?



4畳半ぐらいの部屋の中央にコタツが置いてあり、まず重森さんが座る。


その横に、奈緒美が座ったので、私は、重森さんと向かい合わせに座った。


改めて周りを見ると、本棚がズラリと並んでて、大学の教科書とか、参考書がいっぱいあった。

No.28 09/11/19 19:23
きぃ ( ♀ bh2hi )

でも、それ以外のスペースが殆どない。


『…どこで、寝るの?』

『ここ』


重森さんが、コタツを指差した。


『え!?ここって、コタツで寝てるの!?』

『他にないじゃん』



そう‥ですけど‥!

No.29 09/11/19 19:34
きぃ ( ♀ bh2hi )

男の人の一人暮らしの部屋‥。


初めて、見る光景。


あ‥でも、廊下を通った時みたいな、くさい臭いはしない‥?


でも、やっぱドキドキする!

だって、今ここには、奈緒美と私以外、女の子はいなくて‥!

なんて考えてると‥


『慣れてないんだな、片山は。ま!だから、呼んだんだけどな。』

No.30 09/11/19 21:01
きぃ ( ♀ bh2hi )

『だから、呼んだってどういう意味!?だいたい、なんで私が…』

『ぷっ!』

は!?今、笑った!?…

『おまえさー、男に対して免疫ねえだろ?
だから、彼氏出来ねえんだよ!』


うっ‥わ‥!
なんて事を!


『よけいなお世話‥』

私の言葉を遮るように、


『俺で慣れろ。』

No.31 09/11/19 21:08
きぃ ( ♀ bh2hi )

イヤ!あなた、重森さん!自分の彼女の前で、…って、奈緒美を見た…



寝てる。………


コタツの中で、横になって寝てる。

いつの間に‥。

いや、寝たふり?

起こそうとすると‥


『こいつ、いつもこうやって、寝てんの。』


『は?…いつも‥って‥』

No.32 09/11/19 21:18
きぃ ( ♀ bh2hi )

『それで、俺はここで卒論を書いてる。で、平田は、朝方俺が寝る頃に起きて、帰ってくってわけ。』


『は‥デ、デートはしないの!?』

聞きにくかったけど、聞いてみた。

『しない』

あっさりと!‥

『付き合ってんじゃないの!?』

またまた、聞きにくい事をズバリ聞いてしまった。

No.33 09/11/19 21:26
きぃ ( ♀ bh2hi )

『付き合ってたら、絶対デートしなきゃいけないのか?』


逆に質問されてしまった‥。


ちょっと、戸惑ったけど、

『普通、するんじゃないの!?デートくらい!』



重森さんが、じっと私を見る‥。


『普通‥はな。』





もう!意味わかんないよ~!

No.34 09/11/19 22:17
きぃ ( ♀ bh2hi )

『あ、片山。お前、どうやって帰る?』


急に、話変わってるし~

………って、

……!

慌ててまた、奈緒美を起こそうとした!

『平田!平田…!ちょっと!』

『こいつ、起きねぇよ。一度、寝たら。片山も、泊まってく?』

だから~それじゃ、困るって~
また、起こそうと奈緒美の肩に手を置こうとした。


『しょうがないな。俺が送っていくか。』

No.35 09/11/19 22:28
きぃ ( ♀ bh2hi )

『え?でも、卒論が‥』

立ち上がった重森さんがチラッと、私を見る。


『じゃ、泊まってくか』



俯きながら…

『お願いします。‥』


重森さんは、奈緒美の車の鍵を取ると、ドアを静かに開けた。


私は、寝ている奈緒美に向かって、小さな声で
『平田、おやすみ。またね。』
と、呟いた。


そして、私も重森さんの後を追って部屋を出た。

No.36 09/11/19 22:35
きぃ ( ♀ bh2hi )

車に乗って、気がついた!


他人の男の人と、2人っきりで車に乗るなんて、生まれて初めてだ…!



どうしよう?

……

緊張する…



『ふっ…、ホント、免疫ないんだな。』

No.37 09/11/19 22:45
きぃ ( ♀ bh2hi )

……!

『わ、悪かったですね!』

なんか、言葉おかしくなってる‥


『安心しろ。襲ったりしねぇから。』


『お‥襲う?…???』

一瞬、何を言われたのかわからなくなった‥


『片山は、平田の親友だからな。』

No.38 09/11/20 08:25
きぃ ( ♀ bh2hi )

思わず、重森さんの横顔を見る‥。


『お前の話は、平田からしょっちゅう聞いてる。』

『え‥』

『お前ら、ホント仲いいんだな。』

『あ‥まぁ、性格が似てるっていうか、考えてる事も殆どおんなじで。一緒にいて、楽しいし』

『あぁ。‥だから、俺も片山の事大事にする。』

真剣な表情だった。


『あ、ありがとう‥。』
なんか、嬉しい。


『だから、今日は襲わねェ』

No.39 09/11/20 08:33
きぃ ( ♀ bh2hi )

『きょ、今日は‥って!!!』


『着いたぞ。』


いつの間にか、寮の前だった‥。


『あ‥ありがとうございました‥。』

そう言って、車を降りようとした時…


『今度の土曜日、デート行くぞ。あとで、電話するから。じゃあな。』


車は、走り去って行った…。

No.40 09/11/20 11:19
きぃ ( ♀ bh2hi )

どこまで、強引なんだ!


行くわけないじゃん!



その後、本当に電話がかかってきた。

「土曜日の4時に迎えに行くから。」

「いや、行かないし」

「なんで」

理由聞く!?……

「なんでって!…あなたは、平田の彼氏だから。普通、行きません!」

「あー、平田には言ってある。」

はい!?

「じゃあ!平田も一緒に行く!!」

よし!これで、大丈夫!

「平田は仕事があるって。じゃあ、土曜日。」





また、勝手に切られた…!

No.41 09/11/20 11:35
きぃ ( ♀ bh2hi )

急いで、奈緒美に電話する!

「あー、知ってるよ~。いいじゃん~あ、私は仕事だから、無理~。楽しんできて~」


奈緒美も、勝手に電話を切った!

何なんだ!この二人は!


私を、何だと思ってる。


あ‥でも、平田こんな事も言ってたな‥


「片山、前に夜景観に行きたいって言ってたじゃん。重森さん、それ聞いて、連れて行ってやりたいって言ってたよ~」



確かに、そんな事言ってた‥。


車の免許を持ってない私‥




気、つかってくれたのかな?‥

No.42 09/11/20 11:47
きぃ ( ♀ bh2hi )

土曜日の4時‥


私は、寮の玄関を出る。


そこには、見た事ない車が停まってて‥、中からスーツをビシッと決めた男性が出てきた。


かっこいい!思わず、口走りそうになる‥!


重森‥さん…?


唖然とした私を見て、重森さんが言う。



『口、開いてる。さっさと乗れ。』

No.43 09/11/20 18:24
きぃ ( ♀ bh2hi )

そう言いながらも、助手席のドアを開けてくれた。


冷たいのか、優しいのか???
わかんないよ~

ただ一つはっきりしてる事は、強引だという事。

なのに‥、ううん、だから結局は誘いに乗ってしまった…。


っていう事にしておこう。


今日は、私が一度は観たかった夜景を観られるんだもんね!



ただ、この単純な発想と安易な考えを後悔する事になるなんて、この時は想像もしてなかった。

No.44 09/11/20 18:39
きぃ ( ♀ bh2hi )

車が走り出した。


あー、やっぱり緊張する!
それに、このシート、やけに倒れてて、座りにくいな‥

『シート、もっと上げりゃいいじゃん。』

『あー、なるほど!』


そう言えば、乗る時も天井低いから、頭ぶつけそうになるし!


『文句があるなら、降りてもいいんだけど?』

重森さんがチラッと顔を見る!

『いえ!文句なんてないです!』

『あ、そ』



ふー、ため息‥

No.45 09/11/20 18:45
きぃ ( ♀ bh2hi )

『あ、今日はありがとうございます!』


一応、お礼を言う。


『別に』


冷たいお返事‥。



『俺が行きたかっただけだから。』

え‥?平田の話と違う‥んだけど‥。

No.46 09/11/20 18:52
きぃ ( ♀ bh2hi )

『お前に話がある。』

『話?』

『着いてから、話す』


なんなのよ~話って~
焦るじゃん‥。


時間は、もうすぐ5時半。目的地まであと少しだって教えてくれた。


辺りは、もう10月も終わりという事で、薄暗くなっていた。

No.47 09/11/20 19:02
きぃ ( ♀ bh2hi )

目的地の夜景がきれいな場所は、ちょっと小高い所にある。


少し、くねくねした道を車が上っていく。


駐車場に着いた頃には、もう、日が沈んでいて真っ暗だった。


また、低ーい姿勢から、降りようとしたら、重森さんが手を貸してくれた。

『あ、ども‥』

こういうとこは、優しいんだけど。


『片山、お前結構色っぽいな。』


な、何!?!?

No.48 09/11/20 20:56
きぃ ( ♀ bh2hi )

『胸』


な、何!?急に…
は?胸?…私の?


下を向き、自分の胸の辺りを見た…

………?

重森さんを見る。…


『下着、見えすぎ。』


もう一度、自分の胸辺りを見直した。???



『Tシャツ、薄くて、ブラジャーがはっきり見えてるんだけど。』

No.49 09/11/20 22:45
きぃ ( ♀ bh2hi )

今日の私の服は‥


深いグリーンのニットのワンピースに黒のロングブーツ。


ただ、ワンピースは深いVネックだったから、インナーに白のシャツを着ていた‥


そのシャツが‥ちょっと、生地が薄かったみたい‥で…



で、でも、そんな事今頃言わなくても‥!

No.50 09/11/21 08:08
きぃ ( ♀ bh2hi )

急に、恥ずかしくなってきた‥!


だって‥じゃあ‥


それって、車に乗る前から思ってたって事じゃない‥ですか‥。


こんな暗い所で、見えるわけないし‥



『行くぞ。』


ハッとして重森さんを見ると、もう、先に歩いてた。


急いで後を追う!

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