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神社仏閣珍道中・改

No.17 19/02/24 07:57
旅人
あ+あ-

御本堂の前での参拝をさせていただき、御朱印をお受けしようと庫裏にまいりました。いかにもお優しいといった雰囲気を身にまとわれた女の方が対応して下さいました。
私が、御由緒書などがおありでしたらいただくことはできますか?と聞くと、困ったようにそれはないですとおっしゃられました。私、どうしても気になる石造のお社が御本堂の前にあり、そのいわれだけでもとうかがうと、「お薬師さまなんですよ」と、ばぁと明るい笑顔になり、彫りの見事なことを申し上げると、こちらのお寺の御由緒をスラスラお答え下さいました。

元々は桐生市の中心地にあったこちらのお寺、昭和30年代に入り、桐生市の都市再開発で道路拡張工事の必要性から、移転要請があったのだそうです。そのときお寺の調査にあたった建築家のすすめで由緒ある御本堂を解体移転という形をとったため、姿をそのままに残しておられるのだということでありました。
桐生市の中心地からの距離はなんキロの単位。それはそれは大変な作業であったことでしょう。釘を一本も使っていないとのことで、だからこそ解体移転が可能であったのかもしれませんし、取り壊すには勿体ない造りであった、ということでありましょう。
それにしてもなんともぶっ飛んだお話があったものであります。

そんなことを考えながら、石造のお社のお薬師さま、そして御本堂に再度お参りに向かっていると、先ほどの女性が庫裏から少しあわてるように私を追いかけてお出になり、「こちらの寺のことが載っている新聞があるのでよかったらお持ちください」
とおっしゃられ、御本堂の脇からお入りになり、新聞を一部下さいました。

そこには、こちらのお寺に祀られておられる三宝荒神さまのこと、こちらに移転される前のお寺の歴史が短く書かれておりました。

こちらのお寺さんは、桐生が徳川の支配地となり、桐生新町を創設されたときに桐生の中心地、本町五丁目に建立されたようでありました。そこに合祀された三宝荒神さま。
火伏の霊験あらたかであられ、江戸の大火のおりにちょうどこちらのお寺さんを境に火がとまり、そのことから東日本一帯から信仰を集め、付近には旅館が建ち並び、門前には商い屋などで賑わいをみせたお寺さんだったとのことでありました。
それほどのお寺さんに移転要請をする!
そんな時代があったのだなぁ┉。




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