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ブルームーンストーン

No.171 18/09/02 20:33
自由人
あ+あ-

「この前4人で遊んでからもう何ヶ月も経ってるし、そろそろまた企画しようか?」

ユッキーと休憩中にランチを食べながらそう切り出した私に、

「あ、う、うん…」

とユッキーは微妙な顔をした。

「どうしたの?」

何気なく聞いた私に、

「うん…実は…
ちょっと生理が遅れてるなと思って念の為に検査したら一応陽性反応が出ててね…」

「ええっ?!
そうなの?あの…ユータン…の?」

「あ、うん。
昨日、検査薬の結果を一緒に見てもらったんだけど、結果判定がね、ギリギリすこし分かるくらいに不鮮明なのよ…」

「うん、あの、それで病院は?」

「まだなんだけど、あまりにも不鮮明だしまだ早すぎるのかなって、もう少し待ってからユータンに付いていってもらって行こうかなって。」

え?
じゃあ、ということは…

「あの…ユータンと結婚…とか?」

「う、うん。
ユータンが凄く喜んでね、ちゃんと病院で診てもらってハッキリとわかり次第、籍を入れようって。」

「すご~い!おめでとう!!」

喜ぶ私に対してユッキーの表情は晴れないままなのが気になった。

「ユッキー?大丈夫?」

「う、うん。
あのね、美優ちゃん。
私の親戚のお姉さんが私と同じ様に陽性か陰性か分からないくらいの状態になった事があって、
どっちなんだろう?と思っているうちに、生理が来ちゃったんだって。
だからまだ完全にそうとは決まった訳じゃないから。」

そうだね。
まだハッキリ分からないうちに
あまりに周りに色々と言われるとプレッシャーになるね。

「そうだね。
先走ったこと言ってごめん。
でもハッキリするまでは身体を大事にするに越した事はないからね。
無理しちゃダメだよ?」

私の言葉にユッキーはようやく少し笑顔を見せると、

「私がママになるとか全然実感できないね。」

と、照れた様に自分のお腹を見下ろしていたが、
その数日後、体調不良を理由に休んだユッキーから電話があった。

「もしもし。」

電話をとった私に、

「美優ちゃん?有希だよ。
あのね、やっぱりちゃんとした妊娠じゃなかったみたいなんだ。
生理が来たから慌てて病院に行ったら、化学的流産っていうのだった。」

手短に説明をしてくれるユッキーに私は、

「体調は大丈夫なの?」

と言うのが精一杯だった。

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