注目の話題
離婚の申し出、無視出来る?
中2娘反抗期、愚痴です。しんどい
まだ若いのにおばあちゃんと言われた

ブルームーンストーン

No.164 18/08/25 20:06
自由人
あ+あ-

「森崎さんは…」

私の心配をよそに店長は話の続きをしようとした。

「.はい。」

私は、続きを促すように返事をする。

「彼女はいつもニコニコとして周りへの気配りも完璧な人でしょ。」

うんうん。確かに。

「でもね、何と言うか…
僕の勝手な思い込みかもしれないけど、森崎さんはどことなく闇を抱えてそうな気がする…っていうか。」

「闇?!ですか?」

「あ、いや、闇っていうか悲しみというか…」

店長が慌てた様に否定する。

悲しみ?
なんだろう。
いつものユッキーからは想像できないけど、
でも言われてみればユッキーもあまり本音を出さないタイプかも。

「それで、ずっと僕は彼女の事が気になっていて…
それで…いつの間にか…何と言うか…」

店長が言いよどむ。

「そういうことありますよね。」

私が店長の言葉を先回りして言った。

「えっ?
あ~、はは、そうかな。そうなのかな。」

店長が少し気恥しそうに笑う。

その顔は店長と言うよりも、23歳の青年の顔そのものだ。

店長もこんな風に恋をしたりするんだ…

当たり前の事だけど「店長」という役職は店のトップになるわけで、そのせいか何となく勝手に「落ち着いた大人のイメージ」を持ってしまっていた。

そんな私の勝手なイメージを払拭する様に店長が話を更に続ける。

「ま、まあそれで僕が彼女にどうこうという話でもないんだけど…
その、はあ…
森崎さん健気だし、本当に可愛い…」

うっ。
だんだん店長のセリフがアイドルに憧れる中高生男子の様になってきたぞ?

「で、どう思う?」

心の中で少し焦りだした私に、

いきなり何の主語もなく店長が私に話を振ってきた。

164レス目(197レス中)

新しいレスの受付は終了しました

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧