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女性が座ったところに物を置くのはマナー違反ですか?
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🔥理沙の夫婦生活奮闘記😤パート1️⃣😸ニャン

婚活ゲーム

No.14 18/05/02 15:24
賀州夏 ( ♂ MpbYnb )
あ+あ-

「そういう事なんだよ」
俺はコトミにユウコさんとの一部始終を話した。
「そうなんだ、着替えた後様子おかしくなかった?」
火傷の事や初めてだと言われたがコトミにそんな事まで話す必要ない。
「普通だったよ」
急にコトミの顔がニヤつく。
「何もなかったのは本当みたいね、流石にあれ見たらドン引きしただろうな」
「なんだよ、あれって」
「聞いたらケンちゃんその人に会えなくなるかもよ。いや、もう会って貰えないかな」
コトミは今にも腹を抱えて笑いそうだ、俺は嫌な予感しかしない。
「ちょっと特殊な下着なの、スケスケのポケット付き。使い方が書いてある袋に入ってたから…」
最後の方は笑っていて何を話してるのか分からなかったがどういう物かはよく伝わった。
なんて事だ、俺にユウコさんが火傷の跡や初めてだと言ったのは変態サイコパス野郎を遠ざける為だったのか…。
俺は洗面所へ駆け込んだ。
「無かったよ、どこにも」
ちくしょう!コトミには何でもお見通しか!
俺は子供みたいに地団駄を踏んだ。
「危ない、危ない、そんな積極的な人がいるなんて本当は出会い系じゃないの?」
コトミは勝ち誇りながらも疑いの目を向ける。
「もう退会してるけど婚活サイトだよ、6人会った」
本当は12人だったが面倒なので半分減らした。
コトミは言葉を失う、相当なショックを与えたみたいだ。
「大丈夫だよ、みんな御飯食べて話してそれっきりだから」
「どうせ試したりしたんでしょ?お姉ちゃんだったらこうしたからコイツはダメとか…」
「それで向こうが嫌になるような事してそれっきりなんでしょ?」
ビンゴだ、何故そこまでわかるんだ?
俺はコトミにも知らず知らずにそんな態度をとってるのか?
「お姉ちゃんの代わりでも私はいいよ、この世で一番お姉ちゃんに近いのは私なんだし」
コトミは目に薄っすらと涙を浮かべている。
そんな時、スマホが鳴る、画面にはユウコさんとデカデカと出ている。
「出なさいよ、どうせやんわりお断りされるから」
何も知らないコトミは毒づく。
そういえばあんな下着を渡されたのになぜユウコさんは自分から会いたいと言ってくれたのだろうか?
そうか、変態野郎をいきなり断ると逆恨みされるから時間をかけて消えるつもりなんだ、大人だ大人の対応だ。
俺はちゃんと謝ろうとスマホをタップした。

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