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糸使いと異能マンションの住民たち

No.6 17/03/14 03:10
小説大好き5
あ+あ-

「この手紙が原因だ。」
そう言いながら樹が漆黒の手紙を渡してきた。糸乃はスライミーを肩に乗せ、それを開いた。スライミーも一緒になって覗き込む。
「って何なのこの文字・・・読めないし。なんで私に渡したの?」
糸乃が呆れて樹に手紙を突っ返す。見てみれば、樹は見てにやにやとしている。それを見た糸乃は片眉をあげた。
「わざとってことね!」
ツンケンしながら言うと、樹は糸乃の頭をくしゃくしゃと撫でた。
「お前の顔は見ていて飽きないからな。」
「どういう意味よ!」
樹は背の高さが糸乃より高いので、問い詰めていても糸乃が樹を見上げるようになる。糸乃が樹にいじられ、からかわれている光景はほかの者にとって、とても微笑ましく映った。
シルヴィアとイルラは先程の争いも忘れてささやき合った。
「早くくっつけばいいのに。」
「ああ、見ていてもどかしくなるな。」
イルラの言葉に賛同するかのように、大蛇がシュ~ッと音を立てた。
「いつになったらくっつくか賭けてみる?」
【面白そうですね。私も参加してみたいです。】
シルヴィアの提案に突然乗って来たサージュの声に、シルヴィアとイルラが驚いて固まった。
「サージュはホント内緒話に不向きだね。部屋にいたら誰にでも聞こえちゃうじゃない。」
ため息をついてシルヴィアは天井を見上げた。
【私にもそれは分かっているのですが・・・言われると傷つきますね。】
「ロボットなのに?」
【さっきからひどいこと言ってくれますね、シルヴィア様。で、何を賭けます?】

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