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ドラマ相棒 〜穂乃果と八人の相棒たち〜 u’s

No.8 16/11/10 09:51
小説大好き
あ+あ-

なぜ気づかれないのでしょう、と思いながらもなんともほんわかしたクラスであった。
見たところ凛は元気はつらつ、花陽はやや内気ながらも健気、あと西木野真姫という生徒はちょっとツンデレ気味。でもどこか寂しそう。
やれやれ、潜入捜査というものの穂乃果から具体的な指示はなく一日が過ぎてしまった。
歩いていると弓道場らしいのが目に入り弓と矢を手慣れた生徒たち。
なつかしい、そのむかし私も弓道部の部員でした。
しばらく見つめていると、部長らしき生徒が声をかけてきた。

「あなた一年生のクラスに入った転校生?」

「は、はあ」

「だけど転校したばかりだけど知ってる?この学校は廃校になるらしいの。一年生が一クラスだけだから」

なるほど、廃校になるのですか。つまりは凛や花陽、真姫たちは最後の学年になるんでしょうか。
部長から手を引かれ道場に誘われた。

「やってみない?いいでしょう」

「え、え!?」

なんだかんだで弓矢を持ってしまい構える海未。
じ〜ん。
なんでしょう、とてもいいです……。
弓のしなり具合、矢を持った時の気合い。なんだかあの穂乃果のゆるゆるした雰囲気とはちがいすぎます。
思わず彼女は的に当ててしまった。
一回二回、とほぼ円の内にあて部長や部員からほめられた。

「凄いわ。才能あるわね」

「そ、そうでしょうか」

「あなた弓道部に入らない」

これまた返答に困るのだった。自分は潜入捜査に入っているのに。
部長や部員たちが帰った後に海未はひとり道場に残った。なつかしい雰囲気に浸りたかった。
そして鏡の前に落ち着いた表情から一転にこり♪

「ふむ、海未ちゃんでもそんな顔をするんだ」

「うわあああっ!?」

いつの間にか上司の高坂穂乃果が側にいることに道場に声が伝わった。

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