注目の話題
赤ちゃんの名前について
昨日の続き。全員和食にしてほしいと言う義母。
愛猫の病気で遠方の葬儀に参加しない件について

ドラマ相棒 〜穂乃果と八人の相棒たち〜 u’s

No.6 16/11/10 07:19
小説大好き
あ+あ-

特命係に戻ってきた穂乃果と海未に情報を届けたのは鑑識の米沢。

「実はですね。伊丹刑事らの捜査によりますと伝説のアイドルDVD『デンデンデン』の中身がなかった、とのことです」

「やはりあの中はからっぽだったんだ」

「え」

「持った時にわかりました」

当たり前だな、と思う海未に穂乃果はある提案をする。

「え〜と、植物園だくん」

「園田です」

「園田くんにぜひ頼みたいことがあります。米沢くん例のモノを」

米沢がカバンから出したのは音ノ木坂高校の制服だった。

「キミには潜入捜査をしてもらいたい」

「は」

「は、じゃなくて潜入捜査です。犯人はあのなかにいます」

「な、何を言うんですか。たしかに私は美しいし可愛いらしいですがまだ警察学校を卒業して手柄を立ててノンキャリアながら捜査一課に配属になった一警察官!音ノ木坂の制服が似合うなんて」」

「似合うと思いますよ、米沢くん。ねえ」

ええ、と頷く米沢を睨み海未は一言。

「破廉恥です!」

「まあまあ、穂乃果でもいいけどほのかは顔を知られているし」

「私も捜査に行ったから知られているのでは?」

「たぶんだいじょうぶです。明日からお願いしますが、いまここで着てみる?」

米沢を追い出しながら特命係の一室で音ノ木坂の制服に着替える海未。

「は、恥ずかしいです」

「うんうん、似合いますね。期待してます、いちおう」

妙な言い含みを気にしながら海未は再び私服に着替えて音ノ木坂の制服はそのまま持ってていいと言われ警視庁を後にした。
自宅に帰ると同棲相手の美和子がいた。

「お帰り、うみみちゃん」

「うみみではなく海未です」

「聞いたけど特命係に配属なったんだって」

うん、と頷き座りながら今日一日は疲れたものだ。

「なんでも特命係て警視庁のお払い箱になった人がいくらしいんなんだってね」

「お払い箱になってません!」

ビクッと美和子がびっくりするのを見てゴメンと謝る。

「なんでもみんなあの高坂穂乃果という変わり者にこき使われるとか」

「そうですか」

さっそくこき使われているなんて言えなかった。
明日から潜入捜査におもむくのだ。

6レス目(154レス中)

新しいレスの受付は終了しました

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧