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ドラマ相棒 〜穂乃果と八人の相棒たち〜 u’s

No.15 16/11/11 11:20
小説大好き
あ+あ-

「実はわたしには容疑者の疑いがある者が二名います」

オオッ、と穂乃果はハイハイと手を挙げた。ここは教室ですか。

「ハイ、高坂穂乃果さん」

「ほ、ほのかと呼んで」テレテレ

「ほ、穂乃果……」

「実はわたしも容疑者の目星はついてるんだよ」

思わずむっとにらみたくなる。こんなアホ乃果になにができるかむしろ聞きたくなった。
答えてみてください、とつい答えをうながしたのがいけなかった。

「私はまずあやしいのは海未ちゃん」

「は?」

「私の推理はこうだよ。海未ちゃんが警視庁の屋上からにこちゃんの後頭部を矢であて気絶。そして『デンデンデン』の中身だけ抜き取り逃げた」ドヤ

「ちなみに犯行時間に私はあなたのそばにいました」

そうだった、とすっとぼける穂乃果は次の推理を言い出した。まだあるんですか。

「あやしいのは西木野真姫ちゃん」

「は?」

「真姫ちゃんはにこちゃんが好きでたまらないので気を引こうとして『デンデンデン』をとったんだよ」

「……ありえません」

「海未ちゃんこわい」

穂乃果の推理は的はずれすぎてむしろこわいものがあった。こわいのはあなたです、穂乃果と思う。

「私の推理を聞いてください」

「寝ちゃダメ?」

「あなたの話を聞いたから私の話を聞いてください」

うんうん、とうなずく穂乃果はお茶菓子を用意しながら聞く準備はできたようだ。

「私の分は?」

「海未ちゃんほしいの?」

「上司だからて。まあいいでしょう。先に推理を発表します」

「いただきます」

「私の推理はこうです。犯人はふたり組です。ひとりは運動神経抜群、ひとりはアイドル好きの生徒。アイドル好きが運動神経抜群を籠絡したか言いくるめたかはわかりませんが、にこが部室に入ろうとした時に運動神経抜群の生徒が背中を踏んで気絶させたと思います。そしてアイドル好きがその隙に『デンデンデン』を奪い逃走……」

「その容疑者の名前は?」

「星空凛、小泉花陽です。わかりましたか」ドヤ

海未の推理を聞いた穂乃果は食べて満足して居眠りしてました。

「起きなさい!」

「起きたよ」

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