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声を掛けられなくなった
美容院での会話が苦手
皆さんならどう思いますか?

葛藤

No.57 13/09/03 01:56
匿名0
あ+あ-

≫56




「話したい事があるんですが、
少し時間作って頂けますか?」





ちょっと怒ってる様にも見えたが寂しげな顔にも見えた。




「あっ!俺、これからお得意さんとこ行かなきゃいけないんだ。…急ぎ?」





「出来れば。待ってます」



「遅くなるかもしれないから…
あんまり遅くなるようだったら連絡するから…
そしたら明日でもいいかな?」



「分かりました」




廊下に出て話したから、この会話には誰も気づいていない。私は席に戻り、普通に仕事をしながら帰りを待つ事にした。



すると、すぐに携帯が鳴った。
「凛…辞めるな。
今日は帰れ」



小さなため息が出た。
「わかった」



私だって…
出来ることなら織田さんのそばにいたい。
好きなのに、離れたくなんかない。




でもね…
時々、苦しくなって
逃げ出したくなる時があるの。



きっとね…
織田さんに
「もうお前とは無理だ!」
って言われない限り
私はこの葛藤を繰り返す。




織田さんが引き止めず
「はい。分かりました」
って退職願を受理してくれたら………



私たちは



終わる。




後悔するかもしれない。
分からないけど、
織田さんは私がいないほうが




なにもかも楽になる。





監視、されずに
縛られずに
重たい荷物を背負わずに



毎日、好きな人たちと飲んで
誰とイチャイチャしても文句も言われない。




監視されることに疲れたなら
楽な道を選べばいい。
自由を望むなら
自由になればいい。




距離を置いたって
私は変われない。



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