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葛藤

No.122 13/11/14 02:56
匿名0
あ+あ-

≫121




「遅くまでお疲れ様!」





「凛、島田さんに告られたのか?」





なんだ?
私が話す前に知ってるのか…?





「ん?告られてないよ、なんで?」





「昨日、電話来たんだろ?
なんて言ったんだ?ちゃんと断ったのか?」





「昨日ね、知らない人から電話が来たの。
でも出なかったんだ。それが島田さんだったみたい…。私は直接なにも話してはいないよ。
誰かに何か言われたの?」





メールだから織田さんがどんな様子なのかイマイチ掴めない。いつもそう。
肝心な事を話す時は毎回メール。
いつも思う。
大事な事は逢って話したい、と。




既読になっても返信に間が空くと、怒ってるのかショックなのか何かやりながら、なのか分からないから不安になってくる。




返信が来ないから私からもう1度メールした。
「何も心配いらないよ。
例え好きって言われても断るし」




返事が来た。
「絶対、頼むぞ(T_T)」




元々そんなに口数が多い人じゃないけど、この言葉に少し言いたい事を察した。
「寂しい想いさせてるから…
他の人になびくんじゃないかって心配してる?」





「うん。
俺、放置ばっかだし…凛、寂しいのダメだから。島田さんイケメンだしさ。
○○さん達が「中川さんイヤそうじゃなかったよ」って言ってたから…」





やっぱり…。
いらん事を吹き込むのは奴らしかいない。
またソイツらの言うことを真に受けてんのか。





「ねぇ織田さん。
彼女達の言う事に左右されないで。
真に受けないで。
全部、嫌がらせだから。事実じゃない噂ばっかり流されてるだけ」





「そっか…。
ごめん。凛を信じてるクセにたまに混乱する」




分かるよ。
私だってそう。
織田さんを信じてるクセに知らない話を聞いて不安になったりするもの…。




「①か?(T_T)」




「もちろん①(*´3`*)ゞ」




織田さんは私の気持ちを確かめるかの様に聞いた。いつもは私から求めるこの言葉。
例えその場しのぎでも聞くと少しホッとする。





「逢いたいね」




「うん。逢いたい」




いつもなら時間や私の体調、睡眠時間を気遣って、遅い時間には私を呼び出さない織田さんだけど…この日は
「今から出れる?」と言って私を迎えに来てくれた。




誰にも渡さないと言わんばかりに強く強く抱きしめられた。
誰に「恋愛ごっこ」と言われてもいい。
好きだから、ただ一緒にいたい。
私達に、終わりを決断出来る日は…
いつか来るのだろうか。


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