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🔥理沙の夫婦生活奮闘記😤パート1️⃣😸ニャン
家の鍵をかけない人いますか?
雨の日のメリットや良い点は何があります?

妄想のお話☆

No.56 13/11/26 12:16
swan2 ( mE25nb )
あ+あ-

まおから甘いイチゴミルクの香りがした。

深く重なる唇を離すと二人分の吐息が混ざり合う。

「ん… はぁ… 」
まおの目から涙が零れ落ちた。

「ごめん、、」まおの涙を見て咄嗟に口から出た言葉。

「あやまらないでよ、俺、どうしよう…
この気持ちから抜け出せる?」

不安そうに見つめてくる瞳に囚われる。

俺は、ただ抱きしめるしかできなかった。

机に置いていた携帯が震えて床に落ちた。


「大ちゃん、携帯…彼女じゃない?」
まおに言われて画面を確認すると彼女だった。

“終電で家に行くね”と入っていた。

「大ちゃん、帰るよ…」

帰るなよって言葉が喉に詰まる。

掴んだ腕を外され、まおは玄関に向かう。

「今日はありがとう。またね、大ちゃん。」と微笑みながら手を振る。

そして、玄関のドアが静かに閉まった。

部屋に戻り座り込みしばらく動けないでいると、床に落ちた携帯が震えた。

“もうすぐ着くね。待っててね〜”
彼女からだ。

しばらくすると、玄関のチャイムが鳴り響く。

「来ちゃった☆玄関鍵空いてたよ〜不用心だよっ」
と彼女。
「何でいきなり来たんだ?」
「別にいいでしょ?あれ?何これ…」
机にある甘いお菓子や、イチゴミルクのパックを見て彼女が指を指す。

「舞台仲間が来てたんだよ。入れ違いで帰ったよ…あ、女じゃないからな。」

「本当に?だってイチゴミルクとか、このお菓子…女の子が買うみたいなのばっか…」
彼女のこういうところが本当にめんどくさい。

「だから、違うっていってんだろっ」
イラついてしまう。

「怒らないでよ…だって心配だったの。」
彼女が俺に抱きついてくる。

はぁ、ため息をつきながら彼女の背中に腕を回した。

「終電で来たし、もう帰れないから泊まっていいでしょ?」と彼女。
帰れよ、なんて言えなかった。
































「大ちゃん… 好き…」

目の前には大きな瞳で俺を見つめるまおがいた。

抱き寄せるとその身体は柔らかくて、男の身体じゃない…
そっか、まおは、女だった?

抱きしめて口付けるととても心地よくて満たされた気持ちになった。

「まお… 好きだ…」離したくない。

このまま一つに溶け合う事ができたらいいのに…

すけ…大輔っ

声がする方を見ると、シーツで胸を隠しながら彼女が心配そうな顔をして覗き込んでいた。

「大輔、どうしたの?なんかあった?涙…」と彼女。

目元に手を伸ばす。

夢を見ながら泣いていたみたいだ。

そんな俺の頭をを彼女は抱きしめる。
「怖い夢でも見た?」
と彼女は言う。

「見てた…」
夢で覚めてくれて、この気持ちも消えたら楽になれるのに…

彼女に抱きしめられながら、まおの事を考えていた。



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