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妄想のお話☆

No.30 13/08/27 02:09
swan2 ( mE25nb )
あ+あ-

撮影最終日、昨日はやっぱあんまり眠れなかった。

でも今日で終わりだからなんとかがんばれたんだ。

朝、起きたら大ちゃんはもう起きてて「おはよう、昨日さぁ風呂のあとタッキーの部屋で話ししてたから部屋に戻るの遅くなったんだよ、俺戻ったの気づいた?」
って聞かれた。

「おはよ、全然気づかなかったよ?昨日風呂場で助けてくれてありがとう、あのまま顔ぶつけてたら今日の撮影どうなってたのか…考えると怖いよね」
って、思ったより普通にできてた。

朝食をすまして撮影に入る、今日は外の撮影ばかりだ。

それにしても寒すぎる、末端冷え性の僕にはかなりキツイ…
寒いって言葉しか浮かばない。

ペタペタいたるところにホッカイロを貼ってもまだ寒かった。

ロングコートを羽織りながら撮影の始まりを待つんだけど、当然ながら始まれば水色のブレザーだ。

寒色の水色を見ただけでも寒さが増す気がしてしまう。

大ちゃんに、「僕、末端冷え症なんだよね。」無意識に自分の手を触ってみてよと言わんばかりに大ちゃんの前に出してしまうと、大ちゃんの手が僕の手に触れた。

それからたわいない会話もし、撮影がはじまり、無事この場所での撮影も終わった。

昼食を済ませて、午後は、夕方にキスシーンの撮影だ。

夕日を見ながらの撮影、キスシーンはやっぱり緊張してしまう、監督に演技指導してもらいながらの撮影だ。

ギイと見つめ合う、そして唇を重ねる。
あれ?なんか違うぞ?
「反対、違う、顔が反対なの。」大ちゃんに言われてしまう。
キスするときに顔を傾ける方向を間違えたのだ。
大ちゃんと同じ方向に傾けてしまった…
「それじゃあ鼻がぶつかるから、だから練習しとけっていったべよ」と言われてしまった。

あぁ、なんか情けないな僕。

監督にも何度か注意を受けつつも本番が始まる。

ギイと見つめ合う、少し身体を寄せてゆっくりと唇を重ねる。

心臓が飛び出そうなくらいドキドキしていた。
『カット』の声が聞こえてきた。
けれど大ちゃんは、動かなくてキスしたまんまだ。大ちゃん気づいてないのかな?
僕もなかなか動けずにいた。
『オッケー』の声が聞こえて、どうしようって思って思い切って自分から唇を引き離した。

息が苦しかった、、

息するの忘れてたっ

でもそんな事バレたらまた大ちゃんにからかわれちゃうかもしれないから、バレないようにさっと立ち上がると大ちゃんから離れた。

やっぱり練習しなきゃ演技にも響くんだなって実感。

大ちゃんは、慣れてる感じだったからきっと数をこなしてきてるんだろう。

僕も大ちゃんみたいになりたい、その時の僕はまだ自分の気持ちに気づいていなかったんだ。

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