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【黒い糸】

No.9 11/07/25 22:13
@紋次郎@ ( BGhZh )
あ+あ-

「麗華、あんた社内評判が相当悪いみたいよ」

夕方5時..社内が帰宅に慌ただしくなってきた。化粧室でエリが口紅を塗りながら麗華に言った

「ふぅん..別にいいけど」

麗華は気にする様子もなく髪を整えながら答えた

「ほら..この前、屋上から飛び降りた」

エリが鏡越しに映る麗華の視線から目を反らし、横に向き直った

「ちょっと..やめてくれない?死んだのは私のせいだって言うの?」

疎ましそうにエリを睨んだ

「そ、そういう分けじゃないけど」

麗華に睨まれると何も言えなくなった

「ところでエリ、この前紹介した男どうだった?」

麗華の表情がパッと明るくなり悪戯気味に口元を歪めて見せた

「あぁ..あの金髪でピアスの..堀本?」

「そうそう!私の御下がりで悪いけどさ。そんなに悪くなかったでしょ?」

探るように尋ねてきた麗華の瞳が獲物を狙う猛禽類のように鋭く光った

エリは身震いをした

「別に..何もなかったよ。あの時体調悪くて..あんたと別れてから少しして帰ったよ」

「なぁんだ..つまんない」

鼻白んでいる麗華にエリが不安気に話した

「あのさ..この会社に『鑑査部』があるって知ってた?」

「鑑査部?社内調査なんかする?」

「うん..限られた人しか知らされていないけどさ」

「何であんたが知ってんのよ」

訝しそうにエリを見た

「わ、私は何も関わりないわよ。噂よ!ほら、あんたはここに来てまだ2年くらいだから噂も知らないだろうと思って」

麗華は言い繕うエリに何かを感じた

「もういいじゃん。飲み行こ!」

エリの手を取り、ドアを押した麗華から笑顔が消えた

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