💋 凛子 💋
小説 なんて
言えるもんではないけど😳
コメントくださいませな🙇
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ようやく気持ちが落ち着きコーヒーでも飲もうと歩きだした時
「凛子さん!」
高木がいた。
高木も知人を見送りに来ていた。帰ろうとした時 凛子らしき人を見かけて 夢中で探した。
一年前のあの夜から 凛子を忘れられずにいた。凛子の肢体は高木の記憶から離れない。夜になると 凛子の白い肌は 高木を悩ました。
「誰かの見送りですか?」
「そうなの‥高木さんも?」
凛子の答えに対する笑顔はあの夜を思い出せ 凛子は顔を赤らめた。
「凛子さん。この後‥時間があるなら 食事に付き合って貰えませんか?」
凛子に予定はない。高木とということに躊躇いはあったが 龍がいない寂しい食事も嫌だった。
「そうね。行きましょうか。」
「じゃ 僕の車で‥」
高木は駐車場まで 凛子と並んで歩きながら横顔を盗み見た。
(ホントに綺麗な人だな。匂い立つほどの色気があるよな。)
凛子の装いは白のパンツに上は 花柄のシフォンのチュニック インナーに白いタンクトップを着ていた。体のラインが花柄の間から透けて見える。
高木は細い二の腕にどきどきしていた。
凛子もまた 高木を見ていた。スーツの似合う人だと思っていたが 今日の装いは 清潔感が漂うカジュアルだった。
仕立ての良い白いシャツを カジュアルに着こなせる男は そうはいない。
空港からほど近い 洒落た
レストランで車を降りる。
背が高く メンズモデルばりの高木と 清楚な色気の凛子が入って行くと 一際目をひいた。
高木の行きつけなのだろうか。柱の陰になる落ち着いた席に通された。
手慣れた様子で凛子の好みを聞き オーダーしている仕草が嫌味でないのは 高木の雰囲気だろうか。
「凛子さん。再会に乾杯しませんか?」
再会と言う言葉に 凛子は
しっとりとうなずいた。
「高木さん‥ありがとう‥」
ワイングラスを合わせた時二人の目が絡み合った。高木は凛子から 目を離さない。凛子もまた 目を離せないでいた。
料理を食べている時も 高木は凛子の口元を見る。高木の視線は恥ずかしいけれど 心地良い快感だった。
高木は何か言いたそうだったが 言えずにいる事を感じた凛子は
「高木さん 何?」
と 問いかけた。
高木は言った。
「今すぐ 抱きたい‥」
「今すぐ抱きたい。」
高木は凛子に熱い視線を送りながら言った。
「あの夜から‥ 僕は貴女が忘れられない。いけませんか?」
凛子は言葉が出ない。テーブルの水のグラスを取ろうとした時 高木は堂々と手を握ってきた。
「高木さん やめて‥」
「やめない。貴女が好きだ。 貴女が欲しい。」
高木は握った手を絡ませてくる。指を絡ませ 動く。
そのエロティックな動きは凛子を黙らせた。
「‥あ、‥」
テーブルの下では 高木の足が凛子の足を撫で始めている。ソフトに‥時には執拗に‥
「わかったから‥お願い。高木さん やめて‥」
凛子の答えは高木を更に高ぶらせた。食前酒を飲んだせいだけではない。凛子の美しい顔は 目が潤み 上気していた。
「出ましょう。」
レストランを出て 車に入って直ぐに 二人は約束でもしたかのように 唇を重ねた。
長いキスの後 凛子は言った。
「高木さん。あの日の事は忘れて欲しいの。夫の言いなりになるなんて 私もどうかしていたわ。それに龍を愛しているの。」
「確かに僕も久保田も誰も異常でした。何故 異常になったか わかりますか?」
「‥わからないわ。」
「貴女があまりに妖艶で卑猥で‥だけど それが美しかったからです」
「そんな‥」
「今だってそうだ。貴女のその困った表情でさえ 僕を欲情させる‥」」
高木は凛子の手を導いた。そこは すでに熱い。
凛子は言った。
「わかったわ。」
凛子の返事は高木をさらに昂らせた。
「ありがとう 凛子さん。お願いだ‥そのまま触っていて欲しい。」
凛子は自分の感情に戸惑っていた。
白昼の車の中で若い男の肉体を触っている。理性ある大人の女のする事ではないと思った。けれど そこから手を離す事が出来ない自分はどうかしている‥
「ラブホテルで我慢してください。普通のホテルじゃ僕達は目立ち過ぎるから‥凛子さん‥気持ちいい‥」
凛子は黙ったまま 高木の熱い部分を撫でていた。
「直に触ってくれませんか‥」
凛子は逆らう事なくファスナーを下げ 表に出した。
高木のそれは 上を向き反り返っていた。そっと握ると ドクンと脈打ち震えた。
凛子は 屈んでキスをした。口に含み上下する。上で高木の荒い息が聞こえた。
高木は驚きながらも刺すような快感に酔いしれた。凛子の舌の動きは執拗で優しい。
ほどなく ホテルに着いた。高木と凛子は車を降り 部屋に入ると貪るように抱き合った。
ホテルの部屋に入ると 高木は今まで押さえていた我慢が爆発したかのようなキスを始めた。
「ああっ! 凛子さん! 凛子!‥」
凛子の首筋から耳たぶ 胸元へと舌を這わせ 両手は背中からヒップを揉みしだく。
あまりの激しさに凛子は逃げようとした。が、強い力で捕まえられた。
「待って! 高木さん!シャワーを浴び‥」
「いやだ! 凛子さんの匂いがなくなる」
高木は凛子の服を器用に脱がせた。全裸になった凛子を立たせたまま 全身にキスをする。
キスをしながら思う。(凛子さんの肌はどうしてこんなに優しいんだろう‥)
高木ほどの男である。若い張りのある女性の肌は何人も知っていた。だが 誰を抱いても何故か 満たされなかった。
凛子の柔らかな乳房 少しふくよかな下腹部 撫でているだけで安らいだ。
凛子は目を閉じていた。不意に体が浮いた。高木が凛子を抱え上げたのだ。
「高木さん お姫さま抱っこなんて初めてよ 恥ずかしいわ‥」
「いいじゃないですか。これから もっと恥ずかしい事をするんだから」
高木は凛子をベッドにそっと下ろした。
「少し寒いわ‥」
「直ぐ 熱くするから」
軽く凛子の唇にキスをすると凛子の下腹部まで下りて行った。
凛子の繁みは濃い方ではない。高木は唇で繁みを挟みながら時々舌を使う。繁みからうっすらと見える切れ目を舌で突く。
「‥んっ‥‥あっ!」
凛子の泉は溢れかえって高木を待っていた。
凛子の脚を左右に大きく開かせ 泉を啜りあげる。何度も‥何度も。
「あっ! だめっ‥ 感じる高木さん! あたしにも食べさせて!」
高木はボクサーパンツの下半身を凛子の顔の前につきだした。
凛子は恍惚の表情で2、3度撫でると脹らみに唇をつけながら ボクサーパンツを下げた。
勢いよく飛び出したそれは車の中で見た時より大きく先端に透明な液が出ていた。
凛子は手を添えて 吸い 舐め くわえた。激しい舌使いになるのを自分でも止められない。
「美味しい‥」
凛子が呟いたとたんに
「ああっ 限界! 凛子さん
入れたい!」
高木は凛子の片足を抱え上げ 射し込んだ。
横レスすみません😔💦
たけし♂さん。
気分を害されるかもしれませんが、ここはお話掲示板ではありません。凛子さんとの会話、貴方は面白いでしょうが、純粋に凛子さんの小説を読みたいと楽しみに思っている私からしたら迷惑です。更新されたと思い、覗いたら貴方のおのろけレス…のろけること自体は微笑ましく、結構ですが…これ以上は自分でスレ立てしてみては…?
凛子さん。
最初から読んでいます😊✨凛子さんみたいなしっとりした女性、憧れます。凛子さん、応援してます❤
皆さん お気遣いありがとうございます☺
皆さんのレスはとても励みになります。初めて書いた官能小説なんです。ですから 読んでくださった方の反応は凄く気になります😥
コメントが欲しいとタイトルに入れた私がいけなかったですね🙇💦
頼りない主ですが
これからもよろしくお願いします☺
凛子さんこんにちは☺
小説おもしろいです!これからも楽しみにしてます💕🙌💕
小説だけでなくレスへの受け答え方、勉強になります👮✨うまいし味がありますね~素晴らしいです😻
P.S.たけしさんドンマイ🙋 個人的には好きでした😁✨
「あっ!あたってるわ!
奥に‥ あっ!奥がっ!」
凛子は初めての快感だった。子宮の入り口なのか‥ゴツゴツと高木が突くたびに壁にあたり 声が出てしまう。
「凛子さん 痛くない?」
「大丈夫‥凄く‥いい‥」
ゆっくりとした動きと時に力強いグラインドを繰り返しながら凛子を昇らせていく高木。
不意に凛子が小さな声で言った。
「目隠しをして‥」
高木は頷き 挿入したまま凛子を抱え タオルを取りに行った。
タオルで凛子の目を覆う。その間も律動はやめない。
「凛子さん どんな感じ?」
「凛子って呼んで!犯して! いたぶって!」
1年前の夜、凛子が絶頂のとき 忠彦に噛む事を哀願していた。今もそうだ。
高木は凛子が望むように声を荒げた。
「凛子! 立って後ろをむけ! 鏡の前で 犯してやる」
凛子は悲鳴のような声を上げ達した。
凛子の仕事場のデパートでも夏のセールの終盤になりウィンドウは 秋ものが飾られ始めた。
呉服売り場も例外ではなく浴衣から 秋の色の単衣 袷に変わった。
反物が20反にもなると重さは洋服の比ではない。模様替えのたびに 男女を問わず 15㌔にもなる反物箱を運ぶのはかなりの重労働であった。
凛子が重い荷物を運ぼうとすると いつも必ず代わりに運んでくれる男がいた。
白州和哉 40歳
京都の大手呉服問屋の跡取り息子である。まだ社長にはなっていない。会社で部下に指示をするより 現場が好きで 全国の得意先を飛びび回っていた。
若い頃から かなりもてたが 結婚を決める女には巡り合わなかった。
そんな白州が 凛子に一目惚れした。凛子の売り場に年中 顔を出すようになり
他の社員にからかわれるほどだった。
凛子も当然気付いてはいたが 問屋の1人として接していた。
その日も 白州は凛子の姿を見たくて 売り場に来た。
凛子は昼食をとっているらしく売り場にはいない。
急いで 休憩室に行ってみると 凛子がテーブルにもたれている。てっきり 仮眠をとっているのかと思い静かに声をかけた。
「‥凛子さん‥そろそろ時時間ですよ」
凛子は驚いて顔を上げた。頬が涙で濡れていた。
「白州さん すみません‥」
白州も凛子の涙を見て 言葉が見つからず 黙っている。
凛子が 休憩室を出ようとして白州のそばを通ろうとした時 不意に抱きすくめられた。
「凛子さん。涙のわけを教えて欲しい。‥俺は力になれない?」
と言いながら 凛子の細い肩やくびれた腰 そして コロンではない凛子の匂いに白州の欲情は 爆発しそうだった。
凛子は 抱きしめられたまま 涙で濡れた目を向ける。
白州はもう抑えられなかった。遠慮がちなキスから直ぐに激しいキスに変わった。
凛子もそれに応じている。白州の濃厚なキスに自分からしがみついていった。
人の声がした。凛子と白州は慌てて離れた。
「貴女の力になりたい。金曜日は何時もここにいます。待ってます。」
白州は凛子に行きつけの店を教えて 出て行った。
(また あたしったら感情のままに白州さんとキスなんて‥)
凛子は自分を恥じた。
白州がいくら自分に好意的であっても 龍との事を相談など出来ない、と思った。
龍が渡米してから毎日来ていたメールが途絶え始めていた。
内容もあたりさわりのない返信が多くなった。
若い彼女が出来たのだと察していた。その時の覚悟は出来ているつもりだったがやはり辛い。かといって龍に聞く勇気もなかった。
龍との1年間の生活は20代に戻ったような日々であった。
若い龍は常に凛子を求め 愛した。凛子も愛されている喜びに浸っていた。
めくるめくような快感が凛子の身体の隅々に刻まれていた。
高木とのセックスが凛子の別な部分を引き出させていた。確かに自分で気付きながら認めたくなかったのは否めない。
自分がMだということ。辱しめられ いたぶられる行為が異常な快感であること‥
龍とのセックスが愛を求め合うものならば 高木とのセックスは官能そのものであった。
一番愛して欲しい龍が離れていく恐怖と自分の性癖への戸惑いが 凛子を苦しめていた。
何度も躊躇しながらも 白州に会ってみようと凛子は思った。
金曜日。
白州に教えられた店に向かった。そこは 凛子が想像していた場所とは違う質素な造りの和食屋だった。
時代物の引き戸を開けると中は5人もはいれば満席になるくらいのスペースだった。奥にこあがりに白州はいた。
凛子を見た白州は 人懐こい笑い顔を向け言った。
「待っててよかった‥」
「迷ったんですけど‥‥
来ました。」
「ありがとう 嬉しいです」
白州に促され 向かい側に座る。
「何を飲みますか?凛子さん」
白州は日本酒を呑んでいた。
「あたしも同じ物を‥」
「おっ? いいなあ 凛子さんはいける口ですか」
「いいえ‥‥少ししか‥
でも このお店の雰囲気が素敵だから 日本酒を呑んでみたいなと思って」
質素な造りではあるが その店はオーナーの粋人ぶりが所々に表れていた。古民家を改装した店のようだ。京都には そんな店が溢れているが 大体が飾りたて過ぎている。
和風好きな凛子はつねづねそう思っていた。
「嬉しいなあ そう言ってもらえると。俺の店なんです。」
「まあ! そうなの‥‥白州さんて面白い方ね」
「どうして?」
「素敵なお店なのに看板がないわ」
「ははは! 始めは色々考えたんだけど 段々面倒臭くなって 入って左手にあるのが看板のかわりかな?」
【喫茶古】と趣のある書が掛けてあった。
「途切れることなく人が集うっていうような意味なんです」
「とても いいわ‥お酒も美味しい。」
口あたりの良い酒ととびきりの肴と居心地のよい雰囲気に凛子の心はなごんでいった。
それからも 京都の話や和服の事など とりとめもなく話が弾んだ。素の凛子でそのままでいられた。
白州は凛子が来てくれた事が小躍りするほど嬉しかった。がその気持ちを抑え多弁になっていた。
(いいな‥凛子さんの箸の使い方。飲み方も色っぽい。)
話しをしながらもついつい見とれてしまう。
凛子がセミロングの髪をかきあげる仕草をした時、あの髪を撫でたい、と思った。
この前の涙のわけも知りたかった。出来ることならベッドの中で‥
ゆったりとした時間が流れてゆく。ふと気がつくと他の客はいなかった。
「あら!ずいぶん長く楽しんでしまったわ。もう閉店でしょう?」
「大丈夫ですよ。オーナーの特権です。板前達はもう帰しましたから。」
看板もない 予約の客だけに楽しんでもらうらしい。
「もう少し 呑みますか?
」
「いえ ごちそうさま。本当にお酒もお料理も美味しかったわ。」
「それじゃ‥ 上でコーヒーを飲みませんか?」
「上って?‥」
「この上が俺のプライベートルームになっているんです。隠れ家‥秘密基地かな」
凛子が迷ったのを見て 白州ははっきりと言った。
「凛子さん。貴女が好きだ。貴女を全部 俺のものにしたい。 けど 貴女ほどの人だ。男達がほっておく筈がない。この間の涙は何なのか‥ 気になってしょうがない‥‥俺を嫌い?」
「ありがとう 白州さん‥お話するわ。」
「今 店を閉めるから 先に上がっていてください。」
凛子は教えられた通り厨房から出て裏階段を上がっていった。
その隠れ家は玄関を入ると小さなキッチンがあった。流し台の上には何もなかった。料理をするような気配はない。
キッチンからのドアを開けると8畳くらいのワンルームになっていた。大型のテレビとソファー以外何もなかった。隣は寝室らしい。
凛子は所在なく 部屋の隅に座った。
(あたしの話を聞いたら白州さんはどう思うかしら‥あたしを好きと言ってくれたわ。嬉しいけど‥どうしていいかわからない‥)
白州が入ってきた。キッチンでコーヒーの用意をしているようだ。
白州はコーヒーを淹れながら凛子の白い肢体を思い描き 股間が熱くなっていた。
(俺もだらしない男だなぁ)
凛子の前だと10代の少年のようになってしまう自分に苦笑した。
コーヒーを持ちドアを開けると 凛子が部屋の隅にちょこんと正座しているのを見て吹き出してしまった。
「凛子さん ソファーに座ればいいのに」
「勝手に座っては失礼かとおもったの」
顔を赤らめながら凛子は答えた。
(なんて可愛い人なんだ!静まれ!おれ!)
「ずいぶんシンプルなお部屋なのね」
「商売柄 全国を回っているから なかなか思うようにならないんですよ。さっきも言ったように 秘密基地にしたいんだけど」
白州の淹れたコーヒーは美味しかった。
「白州さん‥聞いて貰えますか? あたしの話‥」
「貴女の事ならなんでも聞きたい」
凛子は少し笑って 直ぐ真顔になり話し始めた。
夫の事、龍の事、そして高木との事も‥。
最後のころには恥ずかしさと自分への嫌悪感から泣き出しそうな思いになっていた。
白州は黙って聞いた。聞きながら改めて凛子をいとおしく思った。
「凛子さん‥貴女はそのままでいいんです。そのままだから素敵なんです。自分を解放してあげて‥。」
白州の言葉は優しく凛子の心に響いた。
「ありがとう‥白州さん‥‥‥‥貴方をもっと知りたい。‥‥教えて‥」
「俺も凛子さんを知りたい凛子さんの全部を出して欲しい。今 抱きしめてあげたい。いいですか?」
凛子が頷くと 白州はそばにより 力強く抱きしめた。
白州は凛子を抱きしめながら 髪を撫でる。すると凛子はまるで幼子のような仕草で白州の胸に顔を埋めた。
泣く女は苦手な白州だがこういう甘え方をされると 守ってあげたい、という思いでいっぱいになった。
「凛子さん さすがに眠くなってきた。寝ましょう。何もしないよ。でも朝、起きたら歯止めがきかないかもね。」
白州はいたずらっ子のよう笑い 隣の寝室に入って行った。凛子が少し遅れて入って行くと 白州は軽く寝息を立てている。ダブルベッドの左側を開けてあり左腕を伸ばしていた。
(なんか可愛い人‥)
凛子は起こさないように滑るように入り 白州の腕枕に頭をのせる。酔いのせいか直ぐに眠りに落ちた。
どのくらい眠っただろう。凛子は久しぶりによく寝た気がした。隣の白州は仰向けのまま眠っている。
薄明かりの中 白州の寝顔を見ていた凛子は ふと
いたずら心が起きた。
そっと 白州の下半身に触れてみる。そこは パンツの上からもはっきりとわかるほど盛り上がり 固くなっていた。
(えっ? 起きてるの?)
白州を見るとやはり眠っている様子である。凛子は苦笑して 手を離し また一眠りしようと 白州に背を向けた。
その瞬間、白州が凛子を後ろから抱きしめてきた。驚く凛子。
「白州さんたら!寝たふりしてたのね」
「いや 眠ってたよ。触ってみてどうだった?」
寝起きの掠れた声が凛子の耳をくすぐる。
「触ってなんかいないゎ‥」
「嘘つき。あれで目が醒めたんだぞ」
白州は盛り上がった股間を凛子に押し付けた。ヒップに熱いそれを感じた凛子は吐息を洩らし言った。
「和哉さん 見たい‥」
凛子は後ろ手に手を伸ばした。下着の上から軽く握る。
「あっ、固くて大きい‥何でこんなになってたの?」
「夢の中で凛子さんを抱いてたから。夢の続きがしたい。」
「どんな夢?」
「いやらし過ぎて 言葉にならないよ。でも 今からする。」
白州は後ろから凛子の頬にキスをしながら自分の方を向かせた。
「俺も貴女を見たい。シャワーを浴びよう。先に行ってる。」
残された凛子は確かめるように自分の中心を探った。そこは 蜜が溢れて太ももまで濡らしていた。
狭いけれど清潔なバスルームだった。全裸になった凛子は 明るいところに入って行くのは恥ずかしさがあり 入り口で灯りを消した。
「灯りをつけて欲しいな」
「恥ずかしいからだめ」
「凛子さんの全部が見たいって言ったろ?」
「もう‥意地悪ね」
仕方なくスイッチを入れた。
「綺麗だ‥色っぽい‥」
「そんなことない‥40よ元々胸はないし‥お腹はポッコリしてるし‥お尻は垂れちゃったし‥‥んっ!」
恥ずかしさからコンプレックスを並べていた凛子の唇を白州はキスで塞いだ
キスをしながら正面から抱きしめる。白州の誇張したものが凛子の臍の位置で脈打っている。
唇を離すと白州は言った。
「綺麗だよ。若い時と身体が違うのは当たり前だろ?熟れた凛子さんが素敵だから 俺 こんなになってるんだよ。」
さらに自分の腰を押し付けて 凛子の顔を見た。
凛子の目は潤み ますます艶っぽさを増している。
凛子に触れるたびに愛しさが増してくる。
「立って」
「え?」
「全身洗ってあげるよ」
全身洗ってあげるよ」
慌てたように拒む凛子を尻目にスポンジにバスソープを付け、泡立てて首から洗い始めた。
喉を撫でられた猫のように目を閉じる凛子。
白州が首筋から耳に向かって洗いながらキスをする。目を閉じたまま一瞬口元が弛み微笑んだ
胸、腹、脚と順に洗い、柔らかな泡で秘部を洗った
「こんな事してもらうの初めてだから恥ずかしい、なんか子供に戻った気分」
その言葉に白州も小さな声で笑った
体の向きを変え、うなじにキスをしてから洗い始める。
凛子もまた スポンジの泡を取り 白州を洗い始めた。優しく撫でるように洗う指先が心地いい。
白州の勃起したものを優しく包み込むように握り、しごき始めた。
凛子は泡のついた手でしごき、絡めた舌を吸った。
「あ~いいよ凛子さん」
顔を離し、白州の顔を覗き込みながら言った。
「ふふっ和哉さん可愛い、気持ちいい?」
「うん凄く‥」
白州の返事に凛子の手の動きが速くなる。
空いた手で凛子がシャワーを出し、白州と自分についた泡を洗い流すと凛子が膝まづいた。
バスタブに白州を腰掛けさせ、陰茎をアイスキャンディーのようにを舐めあげてくわえ込んだ。
シャワーの音に卑猥な音が混ざる。
「凛子さん‥凛子‥出ちゃうよ!」
白州は寸前のところで凛子の顔を離した。
「出ようか 今度はベッドで‥」
凛子は頷く。そして言った。
「和哉さん‥あたし‥今日貴方が大好きになったの。」
白州は凛子を抱きしめずにはいられなかった。
「凛子さん 凛子 愛してる」
凛子がタオルで濡れた身体を拭こうとすると
「貸して。拭いてあげる。」
白州は 首から下へと拭き始めた。下腹部にきた時、
「足を開いて」
といいながら 凛子の前に座った。目の前に凛子の秘部がある。タオルで軽く拭き 指で触れる。
「変だな」
「「えっ? 何が?」
「拭いても濡れてるよ ここ‥」
「ばか‥ ィャ‥」
白州の指はゆっくりと動いた。人差し指と中指が奥に入っていく。指は内襞を掻いている。同時に 凛子の最も敏感な部分を親指で触れた。
「あぁ‥和哉さん」
凛子は立っていられなかっった。指の動きが激しくなると膝がガクガクし始めた。
思わず 両手を白州の肩にのせた。
凛子と白州は見つめ合う。
「感じてる凛子は綺麗だ。」
「いいの‥和哉さん‥いいの‥」
「どこがいいか言ってごらん?」
凛子は和哉の耳元に唇を近づけて 猥褻な言葉を囁いた。
オオム返しに白州が囁く。
「‥‥がいいのか?俺の入れたい? 何?」
凛子は喘ぎながら言葉を発する。
「早く! 早く入れたい!」
「ここでするか?」
「ィャ‥ ベッドでして」
「じゃ 指を離すよ」
「だめ‥まだ‥」
「わがまま凛子」
白州はもっと苛めたくなる。指の動きを止める。
「凄い濡れ様だよ 滴り落ちてるぞ
いやらしいな凛子のここ‥」
その通りだった。凛子の愛液は太ももをたどり 床を光らせていた。
「もっといやらしい事言って! いやらしくして!」
凛子は白州によって心も身体も解放されていた。忠彦にも龍にもないものだった。
「凛子が自分でして 俺に見せて」
白州に言われるまま 白く細い指を自分の中に挿入する凛子。
立ったまま 左手で秘部を拡げ右手の指を出し入れしている。赤いルビーの指輪が蜜で光り 濃い赤になっていた。
白州は凛子を促し ベッドに向かった。全裸の身体を抱きしめ合いながら 倒れこむふたり。
上になった白州は 凛子の上半身を羽交い締めにする形で いまにもはちきれんばかりの物を突き刺した。
「和哉さん! 和哉さん!」
凛子は一気にきた快感に我を忘れた。
「あたし!淫乱なの!?」
自分に言っているのか 白州に聞いているのか うわごとなのか‥
「淫乱な凛子!好きだ!愛してる!」
白州は腕に力を込めながら激しく腰を打ち付けた。
凛子の喘ぎ声と二人の肌がぶつかり合う音‥
喘ぎ声が叫び声に変わった時 白州もまた体内の奥から精液が流れ出るのを感じた。
全身が総毛立ち、えもいわれぬ快感の中、同時に果てた。
射精してもまだ白州の物は凛子の中で脈打ち、堅さを失っていなかった。
凛子を抱きしめ、舌を絡めた
「和哉さん これっきり?抱きたかっただけ?」
「違う、俺の凛子にしたかったから抱いたんだ。」
「和哉さん‥」
行為をする前の落ち着いた色気と大人の女の雰囲気だった凛子。
終わった後の可愛い凛子。
愛しさが増し、抱きしめる腕に力が入った
「苦しい」
「あっ、ごめん」
凛子がクスクスと笑うと中も微妙に動き、白州に絡みついた
「まだこのまま?」
「ダメか?」
「ううん、繋がっていたい」
その言葉に反応して徐々に力をみなぎらせ始めた
「なんだかまた大きくなってきてる…」
「凛子の中がヒクヒクして気持ちいいから…」
陰茎に力がみなぎり、凛子の中で跳ねる
「またするの?無理よ、おかしくなっちゃう」
白州は言葉を無視するように繋がったまま抱き起こし、凛子を上にして下から乳房を揉んだ
「凛子の思うように動いて」
「無理だわ、本当におかしくなってしまうわ」
「じゃあそのままで、俺が動く」
起き上がりくびれたウエストを抱きしめ、凛子を動かした。
凛子はされるがままに、壊れた人形のようになりながら白州の耳を愛撫していた
「こんなのって、あっあっ」
凛子の秘部から放出した精液と愛液が交ざりあい、凛子を動かす度に卑猥な音と共に溢れ出していた。
舌を絡ませると凛子は積極的に白州の口の中をかき回し、貪るように舌を吸った
「凛子 俺の凛子」
言いながら胸に顔を埋めた。
朝晩の寒さが感じられるようになり10月に入った。
龍が渡米してまだ2ヵ月だというのに遠い昔のように感じられる。
龍からの連絡は相変わらず簡単なメールだけであった。が龍を思い枕を濡らす夜の辛さはなくなっていた。凛子もまた白州の存在が龍よりも大きくなっていたから‥
あれから 白州とは何度も会っている。白州の仕事は多忙であったが出来る限り時間を作った。
若い時代に戻ったようなデートをした。映画を見た。海にも行った。愛を語り抱擁し身体を重ねた。
二人の身体の相性は全てに合っていた。白州の指が唇が腰がそして言葉が‥凛子を狂わせた。
忠彦しか知らなかった凛子が龍と愛し合い 高木と久保田に愛された。そして凛子自らが求めた白州和哉は最高の男だった。
40歳にして開花した凛子は艶やかで美しい。花に例えるなら 深紅の薔薇とでも言おうか。
ある木曜日の朝
凛子がいつものように出勤前にコーヒーを飲んでいると 向かいの席に誰かが座った。唐突な感じである。それは 凛子の同僚の亜弥だった。
「あら 亜弥さん おはよう。どうしたの?」
「おはようございます。突然すみません。凛子さんって‥‥ 白州さんと付き合っているんですか?」
話も唐突だった。
亜弥は33歳の独身。一目をひく美女である。呉服売り場の凛子とネクタイ売り場の亜弥は デパートに来る男達の人気を分けていた。
「びっくりしたわ 亜弥さん。何故 そんな事を?」
何処から洩れたのか‥凛子にはわからなかった。
「何故って‥‥‥‥私 白州さんが好きなんです。白州さんは気づいているはずです。でも 昨日 噂を聞いて 確かめたくて‥ごめんなさい。」
衝撃的だった。
亜弥の話は‥
とにかく 白州は女子社員から人気があった。 あのルックスで会話は楽しいし その上京都の有名呉服問屋の次期社長ならば10歳以上の年の差は関係ない、と 20代の子でも騒いでいた。
女子社員の中ではもうベテランの亜弥は33歳ともなれば部下の指導にあたる存在である。指導は厳しく常にクールであった。その為 今どきの一部の若い社員に疎まれていた。が、亜弥の接客は口先だけの応対ではなく心のこもったものであったから 亜弥についている客はかなりの数がいた。
白州もその中の一人だった。定期的に全国を回っている白州はこのデパートに寄ると必ず亜弥からネクタイを買っていく。必需品とはいえ まとめ買いで7~8本。それに合わせてスーツや靴も亜弥に見立ててもらう。亜弥もお得意様というだけでない気持ちから 選んでいた。
白州も亜弥へのお礼の気持ちから食事に誘った。たまに地方の珍しいお土産も渡した。しかし 客としての気持ち以上のものはなかった。
白州のした行為を亜弥は勘違いしていた。結婚願望の強い亜弥であった。
白州と凛子の逢瀬を社員の誰かに見られたらしい。噂は瞬く間に広がり 亜弥の知るところとなった。
亜弥は愕然とした。
白州が呉服売り場に頻繁に顔を出している事は知っていたが営業なら当たり前である。気にも止めていなかった。
相手が亜弥よりも年上の凛子なのだ。自分の若さと美貌に自信を持っていた亜弥のショックは大きかった。
「凛子さん!白州さんと結婚するんですか?どうなんですか!」
涙声になりながら問う亜弥を見つめながら凛子は気づいた。
(結婚?‥‥あたし‥考えてもいなかった‥)
「亜弥さん‥泣かないで
これから仕事よ。売り場の花が泣き顔じゃ駄目よ。その事はちゃんとお話しするわ。だから‥」
「誤魔化さないでください!」
凛子が言い終わらないうちに鋭い声をあげた亜弥の顔は‥
嫉妬に心が占領された夜叉の顔だった。
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『愛することには理由がある』
0レス 78HIT 自由なパンダさん -
神様の折り紙
2レス 109HIT たかさき (60代 ♂) -
呟きです(読んでもらえるだけで結構です)
2レス 103HIT 匿名さん -
フーリーヘイド 本編
20レス 172HIT saizou_2nd (40代 ♂)
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わたしとアノコ
《たくさんありがとう》 全然関係ないですがhit数6000まじであり…(小説好きさん0)
232レス 6007HIT 小説好きさん (10代 ♀) -
モーニングアフター モーリンマクガバン
紅茶や珈琲とアイスクリームを食べて 夜のビーチに出て砂浜に座った…(作家さん0)
363レス 2424HIT 作家さん -
ハルビン
母の手の様々な表情を私は思い出す。やがて母は病気になり、右の手の自由を…(旅人さん0)
4レス 54HIT 旅人さん -
ニコニコワイン
ランチ 沖縄すば ジューシー 作りました でーじまーさ…(旅人さん0)
427レス 16597HIT 旅人さん (20代 ♀) -
神様の折り紙
その声聞いた神様は、たくさんの紙を、大勢の動物さんがおられる村に配りま…(たかさき)
2レス 109HIT たかさき (60代 ♂)
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20世紀少年
2レス 112HIT コラムニストさん -
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フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
500レス 5754HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
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おとといきやがれ
9レス 284HIT 関柚衣 -
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ウーマンニーズラブ
500レス 3232HIT 作家さん -
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やさしい木漏れ日
84レス 3697HIT 苺レモンミルク
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20世紀少年
1961 生まれは 東京葛飾 駅でいうと金町 親父が働いて…(コラムニストさん0)
2レス 112HIT コラムニストさん -
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ウーマンニーズラブ
聖子の旦那が有能な家政婦さんを雇ったおかげで聖子不在だった機能不全の家…(作家さん0)
500レス 3232HIT 作家さん -
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フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
やはり女性は私に気が付いている様である。 とりあえず今は、 …(saizou_2nd)
500レス 5754HIT saizou_2nd (40代 ♂) -
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今日もくもり
たまにふと思う。 俺が生きていたら何をしていたんだろうって。 …(旅人さん0)
41レス 1328HIT 旅人さん -
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おとといきやがれ
次から老人が書いてる小説の内容です。(関柚衣)
9レス 284HIT 関柚衣
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26レス 386HIT おしゃべり好きさん -
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22レス 341HIT 相談したいさん -
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