💋 凛子 💋

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2009/02/23 16:58(更新日時)

小説 なんて


言えるもんではないけど😳

コメントくださいませな🙇

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No.938653 (スレ作成日時)

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No.1

夫 忠彦 50歳

妻 凛子 40歳

子供はいない。




‥バイクの音?


目が覚める。
隣に寝ている夫を起こさないように 布団から滑り出る。


4時半‥


家族が起き出すまでの時間が凛子にとっては大切な一時だった



コーヒーを落としてる間に鏡に向かい 手早くメイクを済ませる


(凛子‥ 今日も元気にね)

毎朝の自分への励ましが日課になった。

(凛子‥ 今日も綺麗よ♪
ゃだ シミが濃くなったみたい)


若い頃はかなりもてた。男達の視線はいつも感じていた。


全身を鏡に映す。

(凛子‥まだまだイケるわよ)

たしかに同じ世代の女性に比べたら身体の線は崩れていない。むしろ 女盛りという言葉がぴったりと当てはまる。


セミロングの髪をとかしながら 鏡の凛子と話していると、


「ゴホッ ゴホッ」



夫が起きたらしい。


(まだ寝ていればいいのに‥)


ため息とひとつつく。
夫からされる事はわかっている。


「凛子。‥」


夫はダイニングテーブルのいつもの椅子にすわっている。


凛子は躊躇う事なくパンツとショーツを脱いで テーブルに上がった

No.2

夫の前で大きく脚を開く。二人とも無表情で淡々としている。


凛子の秘部を前にして
夫は左右に開いた。指先で確かめる。


(感じてはダメ‥)


凛子は平静な顔を作る。



夫がこのような事を毎朝するようになってから 半年になるだろうか。



夫は勃たないのだ。


原因はわからない。プライドが高く気の小さい夫は病院に行く事を極度に嫌った。

凛子も最初は泣いて嫌がっていた。そして感じてもいた。しかし 感じてしまうと夫はさらに執拗になる。有らぬ疑いをもつ。



「俺が勃たないから浮気してるんだろ!」


「このあばずれ!」



哀しかった。

No.3

凛子の秘部の検査に似た行為が終わると忠彦は満足そうに笑った。

以前は好きだったこの笑みを見ると今ではひきつった笑みしか返せない。


何故笑うのか…。


あれで何がわかるというのだろう。


コーヒーを飲み始めた忠彦を背にして朝食の用意をする。



忠彦がコーヒーを飲みながら 凛子を見ている。


凛子は 気づかないふりをしているが忠彦の放つまとわりつくような粘りけのある両眼に視姦されている感覚を覚えた。


秘部の検査に似た行為の時に我慢をしていたせいか 時間がたつにつれ 濡れてくるのがわかる。



凛子の敏感な部分がショーツに触れると熱い吐息が出そうになる。


凛子は クローゼットに隠してある物を思い浮かべて目を閉じた。



『行ってくる』


忠彦が出勤して 別の朝食の支度を始めた。

No.4

別棟に義父母が住んでいた。3年前に義母がくも膜下出血で倒れて 半身がきかない。


その時から 凛子は仕事を辞めて 家事一切と義母の世話をしてきた。



仕事は好きだったし 辞めたくはなかった。しかし、自分を娘のように可愛がってくれた義母をほっておけなかった。


二人分の朝食の用意をトレイにのせて 声をかけた。


7時‥静かだ、 いつもなら起きてテレビをみているはずである。あわてて でも 静かに寝室の襖を開けた。


凛子の目に入ったのは
義父が義母の下半身の間で何かしている。義父は凛子に背を向けているから気づいていないようだ。



義母の顔を見た。目を閉じているが 少しはにかんだ様子で笑っていた。


声をかけるタイミングを逃し また 襖を閉めた。

ひと呼吸おき声を掛けた

「朝ご飯ですけど‥」


「ああ、おはよう 襖あけてくれ 凛子さん」


義父がパンツ式のオムツをはかせていた。


「あ、お義父さん。代わります。」


オムツを付けて義母の着替えをしていると義父が言った。

「股のところがかぶれたみたいだ。薬はつけておいた」

「そうですか‥」

No.5

「そうだったんですか。」

と 答えながらついつい笑ってしまった。


笑っている凛子を見て
義母も笑った。

(お義母さんは 私が見ていたことに気づいたんだ)

義母の微笑みはまさしく女だった。


(いくつになっても‥女はおんな‥)


座卓に朝食を並べて 別棟から戻りながら 大きなため息をついた。

No.6

>別棟と自宅はほんの10㍍ほどしか離れていない。
>
>
> 凛子は焦っていた。
>
>(今8時‥ 急がないと‥)
>
>10時には義母をデイサービスまで送って行かなければならない。
>
>

>義母がデイサービスで介護受けている間 結婚前に身に付けた着付けの講師をしている。
>
>
>午後2時になると凛子が迎えにいった。
>
>
>自宅に戻り2階に上がると夫婦の寝室に入り 鍵を閉めてクローゼットの小引き出しから黒い箱を取り出すと全裸になった。
>
>

>ベッドに入り 枕元に黒い箱と携帯を置く。
>
>
>股間に手を伸ばすと凛子の秘部はしとどに濡れて溢れている。
>
>
>左手で乳首を触りながら
>右手で敏感な部分を撫でた。
>
>
>「あっ‥」
>
>
>早朝から 忠彦の指で掻き回されていたそこはすでに充血していた。。
>
>
>何度か指を出し入れして快感に酔いしれていると携帯が鳴った。
>
>
>「俺だ‥」
>
>
>忠彦だった。
>
>
>「凛子。寝室か?」

>
>「そうよ ベッドの中‥」>
>「もう 入れたのか?」

>「まだ‥」

>「ククッ 間に合ったな」
>

No.7

>忠彦は知っている、黒い箱の中身を。というより忠彦が買ってきたのだから。
>
>
>「今 いれるんだ‥」
>
>
>何処で電話をしてるんだろう。囁き声に変わっている。
>
>
>近頃は素で聞く声にも嫌悪感を抱いていたのに携帯越し聞こえる声は逆に刺激的にだった。
>


>
>「入れたわ‥ あっ」
>
>
>「奥まで入れたか?そのままゆっくり動かすんだ」
>
>
>忠彦の指示でバイブをゆっくり動かす。
>
>
>「気持ちいいか?凛子」
>
>
>「あっ‥あっ‥凄いわ!」
>
>「いやらしい女だな! ククッ」
>
>
>(また笑った‥)
>
>

>「どうだ‥感じるか?」
>
>
>「いいの‥ 凄く‥」
>
>
>「どこがいいのか言ってみろ!」
>
>
>「‥イヤ‥」
>
>
>「…もう 時間がない続きは夜だな、切るぞ。凛子も1人ではするな。わかったな。」
>
>
>電話は切れた。

No.8

>(冗談じゃないわ!こんなのない!!)
>
>
>忠彦のあまりの身勝手さに涙が出る。
>
>
>「私は人形じゃない!」
>
>
>凛子は手にしていたバイブのスイッチを入れた。
>
>
>四つん這いになり 思い切り 突く。
>

「あっ!あっ!‥」

>
「誰か!‥あっ!欲しい‥」

>自ら貫く快感に、近所で“貞淑で清楚な奥様”と言われている凛子の口からは想像もできない卑猥な言葉を叫び、達した。

No.9

毎日が慌ただしく過ぎて行く。


仕事をしている時は忙しくても張りがあったが介護と家事には終わりがない。


(あたしはいったい何なのだろう‥)


夕べも忠彦は執拗だった。
朝の検査と同じように指で玩んだ後はバイブでの自慰を強要する。



自分はソファーに座り 正面のテーブルでの凛子の肢体を眺めた。


「凛子‥ どうだ? ん?
いいきもちか?」


凛子はこたえない。


「そんなグロテスクな物じゃないとイケないんだな!」


凛子の部分は感じ始めて溢れ出した。



「凛子! もっと動かすんだ! 声を出せ!」


「忠彦さん‥ お願い‥
許して‥」


凛子の若い頃はかなりモテたが 彼女自身は非常に固い女だった。



忠彦と結婚する前のセックスの経験はないに等しい。凛子の友人達は

「凛子みたいなのって 今時いないわ。天然記念物か絶滅危惧種よ。」


と言って呆れた位だ。


そんな凛子を忠彦は愛していた。凛子をもっと愛してやりたい。悦ばせてやりたい。

No.10

それを出来ないことが忠彦には歯ぎしりするほど辛かった。


その思いが倒錯の世界に入ってしまう。


「凛子‥バイブで我慢出来ないだろう? 本物が欲しいだろ?」


「‥‥‥どういう事?」



「俺の部下に体育会系の奴がいるんだ。身体も顔もなかなかだぞ。あいつに抱かれてみろ。俺はそれを見たい。」


「忠彦さん 何て‥」


返す言葉が無かった。

その代わり 涙が止めどなく流れ落ちた。

No.11

あまりにも過激で…。

No.12

>> 11 返事遅くなりました🙇💦

レスありがとうございます☺


不愉快だったらごめんなさい🙇

No.13

主さんこんにちは😂✋


不愉快なんかじゃないですよ☺


過激な部分だけじゃなくて凛子の内に秘めた切ない女心が見て取れます☺

応援してますよ~🎌😚

No.14

>> 13 ありがとうございます😭

応援だなんて‥😤

頑張ります‼

No.15

>龍 23歳
>
>家族は両親と妹の4人暮らしである。
>
>父親は商社に勤務し 母親はデパ地下でパート 妹は大学生。
>
>そのような中 龍は高校の時 不登校になったのがきっかけで 6年間も引きこもっていた。
>
>自室でする事といったら
>ゲーム 読書 食べて 寝て
>年頃の若い男として当然性欲はあり、むしろ強い方かもしれない。
>
>その性欲は夜中にコンビニで買ってくるエロ雑誌を使い1人慰めていた。
好みのタイプは清楚なしっとりとした女性である。>
>

>ある晩にする事もなく 幼少の頃のアルバムを見ていて、ふと一枚の写真に見いった。
>
>「先生‥ 」
>
>
>幼稚園のアルバムに写っている大好きだった先生は凛子だった。
>
>凛子は24歳で結婚するまで 幼稚園教諭をしていた。
>
>凛子先生に逢いたい!
>
>逢って話を聞いて欲しい!
>
>龍は思いがけない自分の感情に戸惑いながらも6年間 心に溜まった澱が流れていくのを感じた。
>

No.16

>
>1週間ほどたったある日
>
>
>龍は閑静な住宅街を走っていた。一際目立つ洒落た家の前で 花に水をあげている女性がいた。
>
>
>(綺麗な人だな‥ えっ!
>凛子先生!?)
>
>
>間違いない! 凛子先生だ!
>
>龍は小躍りするほど 嬉しかったが 声をかける事は出来なかった。
>
>
>それから毎日のように凛子の家の近くに立った。
>
>
>外出する凛子をつけては半日を潰した。龍の中で憧れの先生ではなく 愛しい女性に変わっていた。



夜ともなると龍は凛子の姿を思い出し興奮し堪らなくなる。妄想の中で凛子を脱がし愛撫し犯してもいた。


数日後


凛子にさりげなく会う為に新聞配達の仕事を見つけてきた。


自分に自信がついたら会ってみる。そう 心に決めた。

No.17

空に梅雨の僅かな晴れ間が見えたある朝


凛子がキッチンの後かた付けをしていると玄関のチャイムが鳴った。


「新聞の集金です」

「はい。ちょっと待っててくださいね」

財布をとり 玄関を開けて

「3007円ね。ちょうどありますよ」


と言いながら 集金人の顔を見た。

(あら、若いわ。誰かに似てる)


集金の若者は 今どきの子らしい服装だった。黒の上下のスウェットにニット帽 帽子から出た髪の色は金髪に近い。

領収書を差し出した手の指にはいくつもの指輪をしていた。



(細くて綺麗な手‥)


「奥さんって 何歳ですか?」

突然 若者が聞いてきた。凛子は驚いたが 単刀直入な言い方に好感を持った。

「いくつに見えるかしら?」
「ん~? 30歳かな?」

「まあ ありがとう。たぶん 君のお母さんぐらいよ」

「え~! 俺の母親 もっと老けてますよ!」

「あら お母さん聞いてたら怒るわよ
よ」

「俺 ずっと引きこもりで‥ でも もう23だから自活しなきゃって思って‥」
若者は爽やかに笑った。


(あっ この笑い方好き‥)

No.18

「ちょっと 待ってて‥
缶コーヒーを持ってきてあげるからね。」



キッチンに戻ろうと後ろを向いたとたんに 抱きすくめられた。


「ちょっ‥! なにするの!」

凛子はもがき 逃げようとしたが 若者の力はかなりのもので 動けない。


「離しなさい! 」



若者の言葉は力とは逆にか細かった。



「ごめんなさい‥騒がないで ‥ 俺 前から奥さんの事が好きで‥ あと少し‥こうやっていさせてください。」


その声を聞いた途端 凛子の何かが弾けた。


「君。経験はないの?」

「経験はないです


「こんなオバサンのどこがいいの」


「オバサンじゃないです‥綺麗です‥‥
触ってくれませんか?」


凛子は後ろに手を伸ばした。それは硬く大きく誇張し脈動があった。


龍の息が荒くなり 凛子が向きを変えると 二人は貪るようにキスをした。

No.19

「凛子先生‥」


龍の言葉に凛子は思わず後ずさった。龍をじっと見つめる。


(私を先生って呼ぶのは?幼稚園教諭をしていたとき‥‥)


見覚えがある。


「幼稚園の時の?龍くんなの?」


「覚えていてくれたんですね。嬉しい!」



この20年ほどの時間はすべてのものを変えてしまった気がした。


「嬉しい‥って
とんでもない事をするところだったわ」


龍から笑顔が消えて悲しい顔になった。


「先生ごめんなさい。あの頃から‥違う!今の先生を凛子さんが好きなんだ!抱きたいんだ!」


龍の瞳の中に熱く燃えるものを感じとり凜子の中に渦巻く靄に光が差す気がした

「こっちにきて‥」


縺れ合いながら寝室に入った二人は 更に激しいキスを交わし始めた。


>凛子がリードする。互いに服を脱がせ合いながらも 唇は離さない。
>

今の龍はあの愛くるしい子とは違う。


「そうね‥あの頃の可愛い龍くんとは違うわね。今の龍くん素敵よ。」


凛子は穏やかな笑みを浮かべ龍の手を取り自分の胸にあてて聞いた。


「欲しい?」


「先生の…凛子さんの裸が見たい!先生の全部が欲しい!」

No.20

>シャツを脱がすと 龍を立たせたまま パンツと下着を下ろした。
>
>
>「じっとしてて‥」
>
>
>凛子はひざまづいて 口にした。龍のそれは硬く凛子の口には余った。
>
>
>舌を使い丹念に舐める。直ぐに龍は息が荒くなり 凛子の髪を掴んで 果てた。
>
>

>凛子は龍が放ったものを飲み干し 言った。
>
>
>「凄いのね 素敵よ」
>
>
>「すいません‥初めてだから あまりに気持ち良くて‥」
>
>
>「いいのよ 美味しかったわ」
>
>
>「今度は先生のを見たい‥」

>「すげえ!生で初めて見た‥
>トロトロになってる!」
>
>
>無邪気な言い方に思わず笑ってしまった。
>
>
>龍は最初はおずおずと しかし直ぐに大胆になり 口ですくい 細い指で撫で上げる。
>
>
>ぎこちない龍の口や指はかえって凛子の快感を煽った。
>
>

No.21

>「龍くん いいわよ‥きて」
>
>龍も こらえきれなくなっていた。凛子が入れやすいように 指で開く。
>
>
>龍の脈動するものが 熱い蜜壺の中に入った途端 龍は狂うほどの快感を抑えられず 若さに任せて腰を打ちつけた。
>
>
>快感を貪りながら凛子は思った。



(これをきっかけに私は変わるわ)

No.22

龍との秘め事あってから
凛子は確実に変わっていた。

元来 ファッションも渋い色が好きでコンサバティブだった。それが凛子の美しさを引き立てていた。


そこに 何とも言えぬ色香が加わっている。花ならば深紅の薔薇のように。



そんな凛子の変化に忠彦が気付かないはずがない。だが 忠彦は黙っていた。不能である事が引け目だったのかもしれない。


実は 忠彦には愛人がいた。会社の部下で28歳の女だった。4年ほどの関係がある。一時は若い肌に溺れて凛子との離婚を考えた事もあった。何故離婚婚にならなかったか‥。


凛子が一切気付かないふりをしたからである。その上自分の母親への 献身的な介護には頭が下がった。


愛人とはもう切れていた。忠彦には凛子しかいなかった。狂おしいほど愛していた。



凛子と一緒に街を歩く。決まって 前から来る男達は必ず凛子を見る。それほど凛子は艶やかだった。


凛子の白い肌 程よい大きさの胸 肉感的なヒップ 妖しく濡れる秘部‥
抱きたかった。自分の腕の中で乱れさせたかった。

No.23

金曜日の朝
天気予報では 大荒れになるといっていた。


忠彦は出勤前に凛子に言った。


「今夜 少し飲んでから部下を連れてくる。酒の用意をしておいてくれ。」


「そう。わかったわ。」


「そうだな‥凛子。浴衣でも着たらどうだ?」



「浴衣?どうしたの急に。 そうね‥久しぶりに着てみるわ。いってらっしゃい。」


外に一緒に出ながら花に水やりを始めた凛子の耳元で囁いた。


「下着は着けるなよ。いいな。」


忠彦の言葉に凛子は立ちつくした。
ホースから出た水が勢い余って飛び散った。。


「今夜 別の男に抱かれるんだわ‥あの人の前で」


忠彦の歪んだ愛への虚しさが込み上げながら同時に夫の前で部下に抱かれるという異常な事に拒否や嫌悪感を持つどころか期待してしまった凛子はしっかりとホースを掴み 滴るほどたっぷりと水をかけはじめた。

No.24

その日の夜。

凛子は酒肴の準備をして
浴衣に着替え始めた。

凛子の浴衣は 紺に細縞の綿絽で 帯は白の博多献上
着物にたずさわっているから 浴衣も5~6枚はあるだろうか。
下着を着けない手前 透ける素材のものは避けた。

素肌に直に浴衣をはおると何故か体に火照りを感じた。

そっと指先を秘部に当ててみる。直ぐにでも溢れそうな気配だった。

(どうしよう‥)

今夜の事を思い自分の体が変化していることを恥じた。


30分位たっただろうか
チャイムが鳴った。玄関に出迎えると 忠彦の他に2人の男がいた。

(エッ! 2人?‥)

凛子は動揺を隠しながら挨拶をした。

「ようこそ。主人がいつもお世話になっております」

「高木と久保田だ。おい!遠慮しないで上がれ。」」

高木は180㌢ほどの長身で日焼けしている。久保田は175㌢位で 二人とも俗に言うイケメンである。
身体も引き締まっていてスーツが似合っていた。


「はじめまして 高木です。部長には お世話になっております。」


「こんばんは。久保田です夜分に申し訳ありません。

二人とも凛子の顔をまっすぐに見て言った。

No.25

3人が飲みはじめて1時間が経った。その間 凛子は客間とキッチンをいったりきたりしながら 接待していた。


浴衣を着ているせいか 凛子の身のこなしは 柔らかな色気に包まれている。


客間に入るたびに 3人の男の視線は凛子にそそがれた。



凛子がキッチンにいると
高木が空の皿を運んできた。


「どのつまみも凄く旨いです。料理上手な奥さんで部長が羨ましいなあ。俺も奥さんのような嫁さんがいいです。」


「まあ お口にあって良かったわ。また 作りますね。」



と言いながら 空の皿を受け取ろうとした瞬間
高木に引き寄せられた。凛子を強い力で抱きしめながら言った。


「凛子さんを食べたい‥」

空の皿が床に落ちて割れ 大きな音がした。

No.26

「部長から話は聞いています。部長の前では嫌だけどそれよりも凛子さんを抱ける事が嬉しい。会社のパーティーの時からあこがれていました」


高木の話を聞いて 凛子は観念した。とたんに身体の力が抜けてしまった。



高木の情熱的なキスに反応し身体の奥が熱くなる。高木は浴衣の前をわり 手を伸ばした。


「凛子さん‥ 何もつけてない‥ 熱くなってるよ。ここ‥」


高木の指先は別の生き物のような動きで責める。



凛子が堪えられずに小さな喘ぎ声を洩らしたと同時に高木は凛子を軽々と抱え
客間に向かった。

No.27

主さんこんにちは🎵🎵
とってもいいですっ😍更新が楽しみで楽しみで💨早く続きが読みたぁぁぁぁい😱

凛子さんこれからどぉなっちゃうんでしょぉか😹
がんばって更新して下さい😸
応援してます💕

No.28

>> 27 読んでくださってありがとうございます😭


凛子がどうなるか‥💖


ふふふ(^w^)でございます

No.29

高木がキッチンに行った時客間の忠彦と久保田は黙って飲んでいた。


沈黙に堪えられず久保田が口を開いた。


「‥部長‥ 奥様は今夜の事はご存知なんですか?」

「あぁ解っている筈だ」

久保田は今まで凛子と面識がなく 忠彦に頼まれた時は 一度断ったのだ。

。しかし 高木も一緒と聞き 上司の頼みでもあり 気が重いながらもついてきた。


高木も久保田も今のところ特定の彼女はいなかった。

久保田は今夜 初めて凛子に会い すっかり虜になっていた。


「久保田‥ 悪いが洗面所から鏡を持って来てくれ。全身が映る方だ」


「わかりました」


久保田が洗面所に向かいながらこれからの時間を思い身体の一部が熱くなった。

途中 キッチンの横を通った時 ドアの隙間から高木と凛子が見えた。


凛子は高木に抱きしめられ高木の手は浴衣の前をはだけて 凛子の秘部を撫でていた。秘部部が見え隠れしている。


久保田は今にも爆発しそうな興奮を抑えて 洗面所に向かった。


忠彦はかなりの量の酒を飲んでいた。だが 酔えない。久保田が客間をでた後 座卓を端に寄せて 部屋の中央に客用の布団を敷いた。

No.30

久保田が鏡を運んできて
直ぐに高木に抱かれた凛子が部屋に入ってきた。


男達も凛子も無言になっていた。


高木はそっと凛子を布団に下ろした。凛子は目をつぶっている。


「俺に遠慮はしないでいい

低い声で忠彦が言った。


それが合図かのように 高木が凛子の帯を解き始めた。凛子はされるがままになっている。


浴衣を左右に広げると 妖艶な肢体が浮かび上がる。

久保田が堪らず声を出した。

「綺麗だ‥」


高木が夢中で凛子の秘部に吸い付く。指先を入れ掻き回す。吸う。つつく。。


その様子をみながら久保田が服を脱ぎ始めた。


凛子は全裸になった久保田に気づいて手を伸ばす。久保田のそれは脈打ちながら屹立していた。


凛子の手がゆっくりと動く。久保田はあまりの快感に果てそうになるのを必死でこらえている。

No.31

高木は凛子の手が久保田を愛撫するのを見て掠れた声で言った。


「入れますよ 奥さん‥」


凛子が答える間を与えず誇張したそれで凛子の秘部を撫で 突き進んだ。



蜜壺は溢れているにも関わらず 高木を押し返す感触があった。さらに進むと幾枚ものヒダが包み込んだ。

高木はもう限界だった。凛子のくびれた腰を掴んで
打ち付けた。


「‥はっ‥はっ‥スゴい!」


凛子は1度目の絶頂期を迎えようとしていた。

No.32

凛子の喘ぎ声と高木の荒い息‥そして卑猥な水音にも似たインサートの音だけが部屋に満ちている。


凛子にも高木にも大きな波が打ち寄せた。


凛子が叫びに近い声をあげると同時に高木も果てた。

久保田は二人の恥態を見ながら自分の手でしごき 凛子の口に放出した


二人の男に凌辱とも言える事をされたにも関わらず
うつ伏せで放心している凛子は美しい。


高木と久保田はこわれものでも扱うように 優しく丁寧に凛子の汚れを綺麗に拭き取った。


久保田は凛子の身体に触れているうちに また欲望が湧いてきた。高木も同じだった。


久保田は凛子を抱き上げて鏡の前に座らせる。胡座をかいたところに凛子を座らせて後ろから抱きしめた。

凛子の背中から首筋に舌を這わせ キスをする。耳たぶを甘噛みしながら囁いた。


「奥さん‥ 鏡を見てください。 今度はこのまま俺が入りますよ、ここに‥」

凛子の足を大きく開かせて指で秘部をも開いた。


鏡には 久保田の足で閉じられないように固定されて秘部を晒している凛子の姿があった。


凛子は自分の姿に欲情した。高木を目で探して懇願する。

No.33

「高木さん‥ちょうだい!」


鏡は 高木自身をくわえながら 久保田に後ろから突かれている凛子を映し出している。


久保田の誇張したものは凛子の部分を出入りし 前に高木が出した精液と愛液が混じり合い 卑猥な音をたてていた。


「奥さん‥気持ちいいですか‥



「あっ! いいわ! あっ!
狂ってしまう!」



忠彦は 終始無言であった。と言うより言葉を忘れ呆けたようになってしまっていた。


妻が若い男二人に組み敷かれている。妻は狂ったように卑猥な言葉を言い あの清楚な凛子が 娼婦のようになっている。


新鮮な驚きだった。同時に長い間忘れていた熱い感触が 股間に甦ったのを感じた。

No.34

>> 33 今旦那が出掛けてて一人で読んでいました❗もの凄くよかったです😍興奮してきちゃいました😍続きも楽しみにしてます🎵

  • << 37 ありがとうございます💖 そんなふうに言って頂けると頑張れます☺

No.35

鏡の前で 乱れに乱れている凛子に忠彦は近寄っていった。


「凛子‥」


忠彦の呼び掛けに凛子はゆっくりと振り向いた。股間では久保田の肉根が出入りしている。


上気した凛子の顔はこの上ない淫乱さで女性器のようである。


「‥あっ‥あなた‥」


「淫乱な女だな。ん?凛子。俺の見てる前で他の男にヤられて よがり声をあげて‥」


「あなた‥言わない‥で‥んっ んっ んっ ! いいっ!‥」


忠彦は自分の屹立したものを凛子に近づけた。


「見ろ! 見るんだ!!」


凛子は小さく叫び それを握り 頬ずりしたあと 口にくわえた。むせるほどの激しい愛撫だった。


口では忠彦をくわえ 秘部には久保田に突かれて 右手は高木のをしごいている凛子。


久保田は興奮が頂点に達し果てた。高木も全身を震わせて 果てた。


凛子はもう何度オーガズムに達したかわからない。凛子の身体は更に艶をおびていた。


「今度は俺だ‥」


忠彦は凛子を仰向けに寝かせて脚を開いた。


「いやらしいな お前のここは‥ 若い男をくわえこんで 真っ赤だ」


忠彦は指を使って弄び始めた。

No.36

奥に溜まっていた久保田の精液が溢れ出る。


「俺の手が汚れたぞ。凛子舐めて綺麗にしろ‥」


凛子は差し出された手を舐め取りながら 忠彦のサディスティックな言い方に快感を覚えた。


その行為に満足した忠彦は凛子の全身を舐める。夫しか知らない性感帯を責め
凛子を狂わせた。


「いいの! いいの! 」


「どこがいいんだ?言ってみろ!」


凛子がうわ言のように言う卑猥な4文字に忠彦のそれはますます誇張した。


凛子の愛しい秘部に挿入し突き上げると凛子は叫ぶ。

「あなた!噛んで! 噛んで!!」


凛子の首筋 肩 二の腕 乳房 ‥ 歯形が付くほどの力で噛みながら 忠彦は凛子の性癖を確信した。

No.37

>> 34 今旦那が出掛けてて一人で読んでいました❗もの凄くよかったです😍興奮してきちゃいました😍続きも楽しみにしてます🎵 ありがとうございます💖

そんなふうに言って頂けると頑張れます☺

No.38

忠彦が噛むたびに
凛子の全身の毛が総毛立つ感覚がある。疼きがとまらない。


(いや!なんなの!‥これ‥)

噛まれたところは痛いのだ。なのに凛子の秘部はそれを喜んでいる。愛液は滴り忠彦のを受け入れながら収縮していた。


今の凛子には 3人の男達がいとおしくて堪らなかった。


出来る事なら 3人を並べて 順番に愛撫してみたい、それを想像した瞬間


凛子の汗は泡立ち 震え 愛液とは違うものを放出した。


「変よ! あたし変!
いや‥ あっ!あっ!」


凛子は叫び 気を失った。

No.39

>> 38 はまりましたぁ😍

  • << 41 ありがとうございます☺ はまっていただけましたか☺ まだ続きますのでよろしくお願いします🙇

No.40

狂乱の夜が終わった。


まだ夜も明けない3時。凛子は目覚めた。シャワーを浴びたが昨夜の余韻は残っていた。


3人の男は あのまま客間で寝てしまっている。


ドレッサーに全裸の姿を写しながら 問いかける。


(凛子‥ 覚悟はいいのね? 後悔はしないわね?)


手早くメイクをすませて 着替えた。それから 忠彦と義父母に宛てて手紙を書いた。


キャリーバッグには前もって最低限の身の回り品が用意してあった。用意する時に忠彦からのプレゼントのパールのピアスをしまおうとして 突然 涙が溢れ 嗚咽したのだった。



何がいけなかったのか‥
凛子にも今はわからない。

静かに玄関を出る。門の外には龍が待っていた。龍は顔をくしゃくしゃにして泣いているのか‥笑っているのかわからない。


龍は凛子を抱きしめて言った。


「夢じゃないよね?凛子さん」


「夢じゃないわ龍 愛してるの」


凛子と龍はあの秘め事の後も 逢瀬を重ねていた。二人は愛し合っていたのだ。17才の年の差は感じなかった。


二人は駅に向かって歩き出した。歩きながら 凛子が言った。

No.41

>> 39 はまりましたぁ😍 ありがとうございます☺

はまっていただけましたか☺

まだ続きますのでよろしくお願いします🙇

No.42

「龍‥ こういうのって 駆け落ちって言うのよ 知ってる?」


「知らないけど‥今覚えた」


龍の屈託のない返事に思わず笑ってしまう凛子。


龍は立ち止まり まっすぐに凛子を見て言った。


「凛子さん 俺 強い男になるから。凛子さんを守るから。幸せにするから‥」

凛子は涙で龍の顔を見られない。


「龍 私もあなたを幸せにするね‥」


やっと それだけ言った。




忠彦は凛子の手紙を読んでいた。途中から 涙で読めなかった。気を落ち着かせて2度3度読み返した。


突然
いないとわかっていながら 家中を探した。その音に高木も久保田も目を覚まし 呆然としている。


「凛子!!凛子!!いるんだろ?どこにいるんだ?!


忠彦は声をあげて子供のように泣いた。

No.43

「忠彦さん 私は家を出ます。15年間 ありがとうございました。

私とあなたはどこですれ違ってしまったんでしょう。あんなに愛していたのに‥
昨夜の出来事は素晴らしい思い出です。あなたの愛し方が一番素敵だった。
私も自分の違う一面には凄く驚きました。

高木さんと久保田さんにもお礼を言います。ありがとう。


私も人生の半分まできたのね。残り半分は自分の為に生きたい。
わがままを許してください。



忠彦さん あなたの子供を産みたかった‥。

サヨナラ 」

  • << 46 朝読ませてもらって続きがとても楽しみで、ずーっとチェックしてます🎵 早く続きを読みたいでーす🍎🍎🍎楽しみにしてます🎵

No.44

駆け落ち🔥(;゜д゜)


この先どうなっちゃうの~😱💦
続きが気になる😭


主さん楽しみにしてます☺

No.45

>> 44 ありがとうございます☺


そうなんです💦
駆け落ちの響きがいいんです😂💦

アホか‼😂


頑張ります😤

No.46

>> 43 「忠彦さん 私は家を出ます。15年間 ありがとうございました。 私とあなたはどこですれ違ってしまったんでしょう。あんなに愛していたのに‥ … 朝読ませてもらって続きがとても楽しみで、ずーっとチェックしてます🎵
早く続きを読みたいでーす🍎🍎🍎楽しみにしてます🎵

No.47

>> 46 妊娠希望さん☺
ありがとうございます😤

なかなか 続きをだせずごめんなさい💦


凛子の今後を見守ってください🙇

No.48

一年後‥💖


凛子と龍は一緒に暮らしていた。
龍はあのまま新聞店での仕事を続け 真面目な仕事ぶりから店主の信頼を得ている。


凛子はデパートの呉服売り場に勤めている。着物の着付けが出来るのと 華やかでありながら落ち着きのある接客は もう既に 凛子ファンの客がついていた。


ただ一つ 龍が不満だったのは 新聞店の仕事と凛子の仕事は時間のすれ違いがあり 毎日でも凛子を愛したい龍は1人の時に悶々としてしまう。


無理もない。24歳の若い肉体の欲望は果てしない。

だから 凛子といられる休日は凛子から離れなかった。横に座ればキスをし そのまま愛し始める。
散歩の途中でも 欲しがり 凛子を困らせた。


凛子はそんな龍がいとおしくて堪らない。龍の欲しがるまま身体を開き 濡れた。

No.49

ある日 久しぶりに外で食事をしようと喫茶店で凛子の帰りを待っていた。


仕事が終わり 足早に歩いてくる凛子が見える。


(‥凛子さん‥痩せた‥)

艶やかな色気と一目をひく清楚な顔立ちにやつれがみてとれた。


(俺、凛子さんを大切にしているのか‥幸せにしてあげているのか‥)


「お待たせ 龍♪
今日は何たべようか?」


まるで少女のような微笑みで話す凛子に龍は今でもドキドキしてしまう。


(愛している。凛子さんのやつれた顔は見たくない!)


龍は決心した。
かねてから誘いのあった友人と会社を興す。それには龍自身がもっと勉強しなければならない。両親に頭を下げ旅費を借りて アメリカ留学を決めた。

No.50

出発の日。

凛子は見送りに行った。二人とも何も話さなかった。

龍に留学の話を聞かされた時 凛子は複雑だった。
龍とは離れたくはない。だが龍の将来を思ったら 自分が足手まといになるだろう。17歳の年の差は決して 埋められないのだから‥


「ねえ‥龍 向こうで素敵な彼女が出来たら あたしに遠慮しないでね」


「出来ないよ! 俺 凛子さんしか見えないから」


そう言いながら 凛子を抱きしめた。


「キスしていい?」


「だめ‥ 恥ずかしいわ」


「いやだ できる事なら今押し倒したい‥」


「こら!龍! 夕べ あんなにしたじゃない」


龍は凛子の頬を両手ではさみ キスをする。2回、3回と段々激しくなる。


「凛子さん‥ 車に戻って‥しよう」


その時 龍の乗る便の搭乗案内が流れた。


「ほら 龍! 急がなきゃ!」

龍は思いを振り切るように凛子と離れる。今にも泣き出しそうな顔で言った。


「凛子さん 愛してる!」



凛子は笑顔で見送った。が帰ろうとした瞬間 涙が溢れ 前が見えなかった。

No.51

ようやく気持ちが落ち着きコーヒーでも飲もうと歩きだした時


「凛子さん!」


高木がいた。


高木も知人を見送りに来ていた。帰ろうとした時 凛子らしき人を見かけて 夢中で探した。


一年前のあの夜から 凛子を忘れられずにいた。凛子の肢体は高木の記憶から離れない。夜になると 凛子の白い肌は 高木を悩ました。



「誰かの見送りですか?」

「そうなの‥高木さんも?」

凛子の答えに対する笑顔はあの夜を思い出せ 凛子は顔を赤らめた。


「凛子さん。この後‥時間があるなら 食事に付き合って貰えませんか?」



凛子に予定はない。高木とということに躊躇いはあったが 龍がいない寂しい食事も嫌だった。


「そうね。行きましょうか。」


「じゃ 僕の車で‥」


高木は駐車場まで 凛子と並んで歩きながら横顔を盗み見た。



(ホントに綺麗な人だな。匂い立つほどの色気があるよな。)


凛子の装いは白のパンツに上は 花柄のシフォンのチュニック インナーに白いタンクトップを着ていた。体のラインが花柄の間から透けて見える。
高木は細い二の腕にどきどきしていた。

No.52

凛子もまた 高木を見ていた。スーツの似合う人だと思っていたが 今日の装いは 清潔感が漂うカジュアルだった。
仕立ての良い白いシャツを カジュアルに着こなせる男は そうはいない。



空港からほど近い 洒落た
レストランで車を降りる。

背が高く メンズモデルばりの高木と 清楚な色気の凛子が入って行くと 一際目をひいた。


高木の行きつけなのだろうか。柱の陰になる落ち着いた席に通された。


手慣れた様子で凛子の好みを聞き オーダーしている仕草が嫌味でないのは 高木の雰囲気だろうか。



「凛子さん。再会に乾杯しませんか?」


再会と言う言葉に 凛子は
しっとりとうなずいた。


「高木さん‥ありがとう‥」


ワイングラスを合わせた時二人の目が絡み合った。高木は凛子から 目を離さない。凛子もまた 目を離せないでいた。



料理を食べている時も 高木は凛子の口元を見る。高木の視線は恥ずかしいけれど 心地良い快感だった。


高木は何か言いたそうだったが 言えずにいる事を感じた凛子は


「高木さん 何?」


と 問いかけた。

高木は言った。

「今すぐ 抱きたい‥」

No.53

「今すぐ抱きたい。」


高木は凛子に熱い視線を送りながら言った。


「あの夜から‥ 僕は貴女が忘れられない。いけませんか?」


凛子は言葉が出ない。テーブルの水のグラスを取ろうとした時 高木は堂々と手を握ってきた。


「高木さん やめて‥」



「やめない。貴女が好きだ。 貴女が欲しい。」


高木は握った手を絡ませてくる。指を絡ませ 動く。
そのエロティックな動きは凛子を黙らせた。


「‥あ、‥」


テーブルの下では 高木の足が凛子の足を撫で始めている。ソフトに‥時には執拗に‥



「わかったから‥お願い。高木さん やめて‥」


凛子の答えは高木を更に高ぶらせた。食前酒を飲んだせいだけではない。凛子の美しい顔は 目が潤み 上気していた。


「出ましょう。」

No.54

レストランを出て 車に入って直ぐに 二人は約束でもしたかのように 唇を重ねた。


長いキスの後 凛子は言った。


「高木さん。あの日の事は忘れて欲しいの。夫の言いなりになるなんて 私もどうかしていたわ。それに龍を愛しているの。」



「確かに僕も久保田も誰も異常でした。何故 異常になったか わかりますか?」


「‥わからないわ。」


「貴女があまりに妖艶で卑猥で‥だけど それが美しかったからです」


「そんな‥」


「今だってそうだ。貴女のその困った表情でさえ 僕を欲情させる‥」」


高木は凛子の手を導いた。そこは すでに熱い。


凛子は言った。


「わかったわ。」

No.55

凛子の返事は高木をさらに昂らせた。


「ありがとう 凛子さん。お願いだ‥そのまま触っていて欲しい。」


凛子は自分の感情に戸惑っていた。
白昼の車の中で若い男の肉体を触っている。理性ある大人の女のする事ではないと思った。けれど そこから手を離す事が出来ない自分はどうかしている‥


「ラブホテルで我慢してください。普通のホテルじゃ僕達は目立ち過ぎるから‥凛子さん‥気持ちいい‥」

凛子は黙ったまま 高木の熱い部分を撫でていた。


「直に触ってくれませんか‥」


凛子は逆らう事なくファスナーを下げ 表に出した。


高木のそれは 上を向き反り返っていた。そっと握ると ドクンと脈打ち震えた。


凛子は 屈んでキスをした。口に含み上下する。上で高木の荒い息が聞こえた。

高木は驚きながらも刺すような快感に酔いしれた。凛子の舌の動きは執拗で優しい。



ほどなく ホテルに着いた。高木と凛子は車を降り 部屋に入ると貪るように抱き合った。

No.56

いつも楽しく読ませもらつてます😃 早く続きを読みたくて待ち遠しいです😊 今、自分も年の差カップルで恋愛中なんで余計に楽しいです✌

No.57

>> 56 ありがとうございます💖

年の差はちなみにいかほど?☺

  • << 59 年の差8歳です✌

No.58

ホテルの部屋に入ると 高木は今まで押さえていた我慢が爆発したかのようなキスを始めた。


「ああっ! 凛子さん! 凛子!‥」


凛子の首筋から耳たぶ 胸元へと舌を這わせ 両手は背中からヒップを揉みしだく。


あまりの激しさに凛子は逃げようとした。が、強い力で捕まえられた。


「待って! 高木さん!シャワーを浴び‥」


「いやだ! 凛子さんの匂いがなくなる」


高木は凛子の服を器用に脱がせた。全裸になった凛子を立たせたまま 全身にキスをする。
キスをしながら思う。(凛子さんの肌はどうしてこんなに優しいんだろう‥)


高木ほどの男である。若い張りのある女性の肌は何人も知っていた。だが 誰を抱いても何故か 満たされなかった。


凛子の柔らかな乳房 少しふくよかな下腹部 撫でているだけで安らいだ。


凛子は目を閉じていた。不意に体が浮いた。高木が凛子を抱え上げたのだ。


「高木さん お姫さま抱っこなんて初めてよ 恥ずかしいわ‥」


「いいじゃないですか。これから もっと恥ずかしい事をするんだから」

No.59

>> 57 ありがとうございます💖 年の差はちなみにいかほど?☺ 年の差8歳です✌

  • << 62 貴方が8歳年下なんですよね?☺ う、うらやまし~~💕

No.60

凜子のように愛されたいです。

続き 楽しみにしてます✨

  • << 63 ありがとうございます💕 愛されましょうよ☺ 心の歯止めを取っちゃいましょ!💖

No.61

楽しませて頂いております私も凛子と同世代…


拝読していて身体が火照ります…

  • << 64 ありがとうございます☺ 同世代🎵嬉しいです☺ かなり大人の女の筈なのに‥少女の部分が見える💕 そんな凛子を描ければと思います😤

No.62

>> 59 年の差8歳です✌ 貴方が8歳年下なんですよね?☺


う、うらやまし~~💕

No.63

>> 60 凜子のように愛されたいです。 続き 楽しみにしてます✨ ありがとうございます💕


愛されましょうよ☺

心の歯止めを取っちゃいましょ!💖

No.64

>> 61 楽しませて頂いております私も凛子と同世代… 拝読していて身体が火照ります… ありがとうございます☺


同世代🎵嬉しいです☺

かなり大人の女の筈なのに‥少女の部分が見える💕


そんな凛子を描ければと思います😤

No.65

いつも彼女に「元気ありすぎ‼」って言われてます😁

  • << 67 まあ‥😳 元気ありすぎさん☺ どんどんいっちゃってくださいませ😏

No.66

高木は凛子をベッドにそっと下ろした。


「少し寒いわ‥」

「直ぐ 熱くするから」


軽く凛子の唇にキスをすると凛子の下腹部まで下りて行った。


凛子の繁みは濃い方ではない。高木は唇で繁みを挟みながら時々舌を使う。繁みからうっすらと見える切れ目を舌で突く。


「‥んっ‥‥あっ!」


凛子の泉は溢れかえって高木を待っていた。


凛子の脚を左右に大きく開かせ 泉を啜りあげる。何度も‥何度も。


「あっ! だめっ‥ 感じる高木さん! あたしにも食べさせて!」


高木はボクサーパンツの下半身を凛子の顔の前につきだした。


凛子は恍惚の表情で2、3度撫でると脹らみに唇をつけながら ボクサーパンツを下げた。


勢いよく飛び出したそれは車の中で見た時より大きく先端に透明な液が出ていた。


凛子は手を添えて 吸い 舐め くわえた。激しい舌使いになるのを自分でも止められない。


「美味しい‥」


凛子が呟いたとたんに


「ああっ 限界! 凛子さん
入れたい!」


高木は凛子の片足を抱え上げ 射し込んだ。

No.67

>> 65 いつも彼女に「元気ありすぎ‼」って言われてます😁 まあ‥😳


元気ありすぎさん☺

どんどんいっちゃってくださいませ😏

No.68

>> 67 でもたまに疲れさせちゃいますよ😊

No.69

横レスすみません😔💦

たけし♂さん。
気分を害されるかもしれませんが、ここはお話掲示板ではありません。凛子さんとの会話、貴方は面白いでしょうが、純粋に凛子さんの小説を読みたいと楽しみに思っている私からしたら迷惑です。更新されたと思い、覗いたら貴方のおのろけレス…のろけること自体は微笑ましく、結構ですが…これ以上は自分でスレ立てしてみては…?

凛子さん。
最初から読んでいます😊✨凛子さんみたいなしっとりした女性、憧れます。凛子さん、応援してます❤

No.70

>> 69 69さんへ 確かに少しハメを外しすぎたので反省してます。これからは慎みます。 ただ主さんの最初のスレにあるように主さんが色々な人からレスを待っている意味もあるのでは…? 「ここはお話掲示板じゃありません」は少し筋違いな気がします。ただ小説を待ってる方の邪魔になるみたいなのでレスは止めますけど。

No.71

皆さん お気遣いありがとうございます☺

皆さんのレスはとても励みになります。初めて書いた官能小説なんです。ですから 読んでくださった方の反応は凄く気になります😥

コメントが欲しいとタイトルに入れた私がいけなかったですね🙇💦


頼りない主ですが
これからもよろしくお願いします☺

No.72

凛子さんこんにちは☺

小説おもしろいです!これからも楽しみにしてます💕🙌💕

小説だけでなくレスへの受け答え方、勉強になります👮✨うまいし味がありますね~素晴らしいです😻

P.S.たけしさんドンマイ🙋 個人的には好きでした😁✨

No.73

「あっ!あたってるわ!
奥に‥ あっ!奥がっ!」

凛子は初めての快感だった。子宮の入り口なのか‥ゴツゴツと高木が突くたびに壁にあたり 声が出てしまう。


「凛子さん 痛くない?」

「大丈夫‥凄く‥いい‥」

ゆっくりとした動きと時に力強いグラインドを繰り返しながら凛子を昇らせていく高木。


不意に凛子が小さな声で言った。


「目隠しをして‥」


高木は頷き 挿入したまま凛子を抱え タオルを取りに行った。

タオルで凛子の目を覆う。その間も律動はやめない。

「凛子さん どんな感じ?」

「凛子って呼んで!犯して! いたぶって!」


1年前の夜、凛子が絶頂のとき 忠彦に噛む事を哀願していた。今もそうだ。


高木は凛子が望むように声を荒げた。


「凛子! 立って後ろをむけ! 鏡の前で 犯してやる」


凛子は悲鳴のような声を上げ達した。

No.74

凛子の仕事場のデパートでも夏のセールの終盤になりウィンドウは 秋ものが飾られ始めた。


呉服売り場も例外ではなく浴衣から 秋の色の単衣 袷に変わった。


反物が20反にもなると重さは洋服の比ではない。模様替えのたびに 男女を問わず 15㌔にもなる反物箱を運ぶのはかなりの重労働であった。


凛子が重い荷物を運ぼうとすると いつも必ず代わりに運んでくれる男がいた。

白州和哉 40歳
京都の大手呉服問屋の跡取り息子である。まだ社長にはなっていない。会社で部下に指示をするより 現場が好きで 全国の得意先を飛びび回っていた。


若い頃から かなりもてたが 結婚を決める女には巡り合わなかった。


そんな白州が 凛子に一目惚れした。凛子の売り場に年中 顔を出すようになり
他の社員にからかわれるほどだった。


凛子も当然気付いてはいたが 問屋の1人として接していた。

No.75

その日も 白州は凛子の姿を見たくて 売り場に来た。


凛子は昼食をとっているらしく売り場にはいない。


急いで 休憩室に行ってみると 凛子がテーブルにもたれている。てっきり 仮眠をとっているのかと思い静かに声をかけた。


「‥凛子さん‥そろそろ時時間ですよ」


凛子は驚いて顔を上げた。頬が涙で濡れていた。


「白州さん すみません‥」


白州も凛子の涙を見て 言葉が見つからず 黙っている。


凛子が 休憩室を出ようとして白州のそばを通ろうとした時 不意に抱きすくめられた。


「凛子さん。涙のわけを教えて欲しい。‥俺は力になれない?」


と言いながら 凛子の細い肩やくびれた腰 そして コロンではない凛子の匂いに白州の欲情は 爆発しそうだった。


凛子は 抱きしめられたまま 涙で濡れた目を向ける。


白州はもう抑えられなかった。遠慮がちなキスから直ぐに激しいキスに変わった。


凛子もそれに応じている。白州の濃厚なキスに自分からしがみついていった。

No.76

>> 75 またまたマサカの展開ですね😁
凛子を想う新人物が現れるとわビックリです❗❗
凛子モテモテですね😁

No.77

>> 76 読んで頂いてありがとうございます☺。


モテモテ凛子は私の願望なんです😂💦


いろんな部分も願望かも‥😚

No.78

人の声がした。凛子と白州は慌てて離れた。


「貴女の力になりたい。金曜日は何時もここにいます。待ってます。」


白州は凛子に行きつけの店を教えて 出て行った。


(また あたしったら感情のままに白州さんとキスなんて‥)

凛子は自分を恥じた。


白州がいくら自分に好意的であっても 龍との事を相談など出来ない、と思った。

龍が渡米してから毎日来ていたメールが途絶え始めていた。


内容もあたりさわりのない返信が多くなった。


若い彼女が出来たのだと察していた。その時の覚悟は出来ているつもりだったがやはり辛い。かといって龍に聞く勇気もなかった。


龍との1年間の生活は20代に戻ったような日々であった。
若い龍は常に凛子を求め 愛した。凛子も愛されている喜びに浸っていた。


めくるめくような快感が凛子の身体の隅々に刻まれていた。

No.79

高木とのセックスが凛子の別な部分を引き出させていた。確かに自分で気付きながら認めたくなかったのは否めない。


自分がMだということ。辱しめられ いたぶられる行為が異常な快感であること‥


龍とのセックスが愛を求め合うものならば 高木とのセックスは官能そのものであった。


一番愛して欲しい龍が離れていく恐怖と自分の性癖への戸惑いが 凛子を苦しめていた。



何度も躊躇しながらも 白州に会ってみようと凛子は思った。


金曜日。

白州に教えられた店に向かった。そこは 凛子が想像していた場所とは違う質素な造りの和食屋だった。


時代物の引き戸を開けると中は5人もはいれば満席になるくらいのスペースだった。奥にこあがりに白州はいた。


凛子を見た白州は 人懐こい笑い顔を向け言った。


「待っててよかった‥」

No.80

「迷ったんですけど‥‥
来ました。」


「ありがとう 嬉しいです」

白州に促され 向かい側に座る。


「何を飲みますか?凛子さん」


白州は日本酒を呑んでいた。

「あたしも同じ物を‥」

「おっ? いいなあ 凛子さんはいける口ですか」

「いいえ‥‥少ししか‥
でも このお店の雰囲気が素敵だから 日本酒を呑んでみたいなと思って」


質素な造りではあるが その店はオーナーの粋人ぶりが所々に表れていた。古民家を改装した店のようだ。京都には そんな店が溢れているが 大体が飾りたて過ぎている。
和風好きな凛子はつねづねそう思っていた。


「嬉しいなあ そう言ってもらえると。俺の店なんです。」


「まあ! そうなの‥‥白州さんて面白い方ね」

「どうして?」

「素敵なお店なのに看板がないわ」

No.81

「ははは! 始めは色々考えたんだけど 段々面倒臭くなって 入って左手にあるのが看板のかわりかな?」

【喫茶古】と趣のある書が掛けてあった。


「途切れることなく人が集うっていうような意味なんです」

「とても いいわ‥お酒も美味しい。」


口あたりの良い酒ととびきりの肴と居心地のよい雰囲気に凛子の心はなごんでいった。


それからも 京都の話や和服の事など とりとめもなく話が弾んだ。素の凛子でそのままでいられた。


白州は凛子が来てくれた事が小躍りするほど嬉しかった。がその気持ちを抑え多弁になっていた。


(いいな‥凛子さんの箸の使い方。飲み方も色っぽい。)


話しをしながらもついつい見とれてしまう。


凛子がセミロングの髪をかきあげる仕草をした時、あの髪を撫でたい、と思った。


この前の涙のわけも知りたかった。出来ることならベッドの中で‥

No.82

主です。訂正します🙇💦


【喫茶古】ではなく
【喫茶去】でした💦

きっさこ、と読みます。

意味は合ってますが、禅語で 「集った人達をもてなす」事もあります。


お恥ずかしい限りです☺💦

🙈💦

No.83

ゆったりとした時間が流れてゆく。ふと気がつくと他の客はいなかった。


「あら!ずいぶん長く楽しんでしまったわ。もう閉店でしょう?」


「大丈夫ですよ。オーナーの特権です。板前達はもう帰しましたから。」


看板もない 予約の客だけに楽しんでもらうらしい。

「もう少し 呑みますか?

「いえ ごちそうさま。本当にお酒もお料理も美味しかったわ。」


「それじゃ‥ 上でコーヒーを飲みませんか?」

「上って?‥」

「この上が俺のプライベートルームになっているんです。隠れ家‥秘密基地かな」

凛子が迷ったのを見て 白州ははっきりと言った。


「凛子さん。貴女が好きだ。貴女を全部 俺のものにしたい。 けど 貴女ほどの人だ。男達がほっておく筈がない。この間の涙は何なのか‥ 気になってしょうがない‥‥俺を嫌い?」


「ありがとう 白州さん‥お話するわ。」


「今 店を閉めるから 先に上がっていてください。」

凛子は教えられた通り厨房から出て裏階段を上がっていった。

No.84

その隠れ家は玄関を入ると小さなキッチンがあった。流し台の上には何もなかった。料理をするような気配はない。


キッチンからのドアを開けると8畳くらいのワンルームになっていた。大型のテレビとソファー以外何もなかった。隣は寝室らしい。

凛子は所在なく 部屋の隅に座った。


(あたしの話を聞いたら白州さんはどう思うかしら‥あたしを好きと言ってくれたわ。嬉しいけど‥どうしていいかわからない‥)


白州が入ってきた。キッチンでコーヒーの用意をしているようだ。


白州はコーヒーを淹れながら凛子の白い肢体を思い描き 股間が熱くなっていた。

(俺もだらしない男だなぁ)
凛子の前だと10代の少年のようになってしまう自分に苦笑した。


コーヒーを持ちドアを開けると 凛子が部屋の隅にちょこんと正座しているのを見て吹き出してしまった。

「凛子さん ソファーに座ればいいのに」


「勝手に座っては失礼かとおもったの」

顔を赤らめながら凛子は答えた。


(なんて可愛い人なんだ!静まれ!おれ!)

No.85

「ずいぶんシンプルなお部屋なのね」


「商売柄 全国を回っているから なかなか思うようにならないんですよ。さっきも言ったように 秘密基地にしたいんだけど」


白州の淹れたコーヒーは美味しかった。


「白州さん‥聞いて貰えますか? あたしの話‥」


「貴女の事ならなんでも聞きたい」


凛子は少し笑って 直ぐ真顔になり話し始めた。


夫の事、龍の事、そして高木との事も‥。


最後のころには恥ずかしさと自分への嫌悪感から泣き出しそうな思いになっていた。


白州は黙って聞いた。聞きながら改めて凛子をいとおしく思った。


「凛子さん‥貴女はそのままでいいんです。そのままだから素敵なんです。自分を解放してあげて‥。」


白州の言葉は優しく凛子の心に響いた。


「ありがとう‥白州さん‥‥‥‥貴方をもっと知りたい。‥‥教えて‥」


「俺も凛子さんを知りたい凛子さんの全部を出して欲しい。今 抱きしめてあげたい。いいですか?」


凛子が頷くと 白州はそばにより 力強く抱きしめた。

No.86

白州は凛子を抱きしめながら 髪を撫でる。すると凛子はまるで幼子のような仕草で白州の胸に顔を埋めた。

泣く女は苦手な白州だがこういう甘え方をされると 守ってあげたい、という思いでいっぱいになった。


「凛子さん さすがに眠くなってきた。寝ましょう。何もしないよ。でも朝、起きたら歯止めがきかないかもね。」


白州はいたずらっ子のよう笑い 隣の寝室に入って行った。凛子が少し遅れて入って行くと 白州は軽く寝息を立てている。ダブルベッドの左側を開けてあり左腕を伸ばしていた。


(なんか可愛い人‥)


凛子は起こさないように滑るように入り 白州の腕枕に頭をのせる。酔いのせいか直ぐに眠りに落ちた。


どのくらい眠っただろう。凛子は久しぶりによく寝た気がした。隣の白州は仰向けのまま眠っている。


薄明かりの中 白州の寝顔を見ていた凛子は ふと
いたずら心が起きた。

No.87

そっと 白州の下半身に触れてみる。そこは パンツの上からもはっきりとわかるほど盛り上がり 固くなっていた。


(えっ? 起きてるの?)


白州を見るとやはり眠っている様子である。凛子は苦笑して 手を離し また一眠りしようと 白州に背を向けた。


その瞬間、白州が凛子を後ろから抱きしめてきた。驚く凛子。


「白州さんたら!寝たふりしてたのね」


「いや 眠ってたよ。触ってみてどうだった?」


寝起きの掠れた声が凛子の耳をくすぐる。


「触ってなんかいないゎ‥」

「嘘つき。あれで目が醒めたんだぞ」


白州は盛り上がった股間を凛子に押し付けた。ヒップに熱いそれを感じた凛子は吐息を洩らし言った。


「和哉さん 見たい‥」

No.88

凛子は後ろ手に手を伸ばした。下着の上から軽く握る。


「あっ、固くて大きい‥何でこんなになってたの?」

「夢の中で凛子さんを抱いてたから。夢の続きがしたい。」


「どんな夢?」


「いやらし過ぎて 言葉にならないよ。でも 今からする。」


白州は後ろから凛子の頬にキスをしながら自分の方を向かせた。


「俺も貴女を見たい。シャワーを浴びよう。先に行ってる。」


残された凛子は確かめるように自分の中心を探った。そこは 蜜が溢れて太ももまで濡らしていた。


狭いけれど清潔なバスルームだった。全裸になった凛子は 明るいところに入って行くのは恥ずかしさがあり 入り口で灯りを消した。

No.89

「灯りをつけて欲しいな」
「恥ずかしいからだめ」

「凛子さんの全部が見たいって言ったろ?」

「もう‥意地悪ね」


仕方なくスイッチを入れた。

「綺麗だ‥色っぽい‥」

「そんなことない‥40よ元々胸はないし‥お腹はポッコリしてるし‥お尻は垂れちゃったし‥‥んっ!」

恥ずかしさからコンプレックスを並べていた凛子の唇を白州はキスで塞いだ


キスをしながら正面から抱きしめる。白州の誇張したものが凛子の臍の位置で脈打っている。


唇を離すと白州は言った。

「綺麗だよ。若い時と身体が違うのは当たり前だろ?熟れた凛子さんが素敵だから 俺 こんなになってるんだよ。」


さらに自分の腰を押し付けて 凛子の顔を見た。


凛子の目は潤み ますます艶っぽさを増している。


凛子に触れるたびに愛しさが増してくる。


「立って」

「え?」

「全身洗ってあげるよ」

No.90

全身洗ってあげるよ」


慌てたように拒む凛子を尻目にスポンジにバスソープを付け、泡立てて首から洗い始めた。


喉を撫でられた猫のように目を閉じる凛子。


白州が首筋から耳に向かって洗いながらキスをする。目を閉じたまま一瞬口元が弛み微笑んだ

胸、腹、脚と順に洗い、柔らかな泡で秘部を洗った


「こんな事してもらうの初めてだから恥ずかしい、なんか子供に戻った気分」


その言葉に白州も小さな声で笑った


体の向きを変え、うなじにキスをしてから洗い始める。

凛子もまた スポンジの泡を取り 白州を洗い始めた。優しく撫でるように洗う指先が心地いい。


白州の勃起したものを優しく包み込むように握り、しごき始めた。


凛子は泡のついた手でしごき、絡めた舌を吸った。


「あ~いいよ凛子さん」

顔を離し、白州の顔を覗き込みながら言った。


「ふふっ和哉さん可愛い、気持ちいい?」


「うん凄く‥」


白州の返事に凛子の手の動きが速くなる。


空いた手で凛子がシャワーを出し、白州と自分についた泡を洗い流すと凛子が膝まづいた。

No.91

バスタブに白州を腰掛けさせ、陰茎をアイスキャンディーのようにを舐めあげてくわえ込んだ。


シャワーの音に卑猥な音が混ざる。


「凛子さん‥凛子‥出ちゃうよ!」


白州は寸前のところで凛子の顔を離した。


「出ようか 今度はベッドで‥」


凛子は頷く。そして言った。


「和哉さん‥あたし‥今日貴方が大好きになったの。」

白州は凛子を抱きしめずにはいられなかった。


「凛子さん 凛子 愛してる」

No.92

凛子がタオルで濡れた身体を拭こうとすると


「貸して。拭いてあげる。」

白州は 首から下へと拭き始めた。下腹部にきた時、

「足を開いて」


といいながら 凛子の前に座った。目の前に凛子の秘部がある。タオルで軽く拭き 指で触れる。


「変だな」

「「えっ? 何が?」

「拭いても濡れてるよ ここ‥」

「ばか‥ ィャ‥」


白州の指はゆっくりと動いた。人差し指と中指が奥に入っていく。指は内襞を掻いている。同時に 凛子の最も敏感な部分を親指で触れた。


「あぁ‥和哉さん」


凛子は立っていられなかっった。指の動きが激しくなると膝がガクガクし始めた。

思わず 両手を白州の肩にのせた。


凛子と白州は見つめ合う。

「感じてる凛子は綺麗だ。」

「いいの‥和哉さん‥いいの‥」

「どこがいいか言ってごらん?」


凛子は和哉の耳元に唇を近づけて 猥褻な言葉を囁いた。


オオム返しに白州が囁く。

「‥‥がいいのか?俺の入れたい? 何?」


凛子は喘ぎながら言葉を発する。


「早く! 早く入れたい!」

No.93

「ここでするか?」

「ィャ‥ ベッドでして」

「じゃ 指を離すよ」

「だめ‥まだ‥」

「わがまま凛子」


白州はもっと苛めたくなる。指の動きを止める。


「凄い濡れ様だよ 滴り落ちてるぞ
いやらしいな凛子のここ‥」


その通りだった。凛子の愛液は太ももをたどり 床を光らせていた。


「もっといやらしい事言って! いやらしくして!」


凛子は白州によって心も身体も解放されていた。忠彦にも龍にもないものだった。


「凛子が自分でして 俺に見せて」


白州に言われるまま 白く細い指を自分の中に挿入する凛子。


立ったまま 左手で秘部を拡げ右手の指を出し入れしている。赤いルビーの指輪が蜜で光り 濃い赤になっていた。


白州は凛子を促し ベッドに向かった。全裸の身体を抱きしめ合いながら 倒れこむふたり。

No.94

上になった白州は 凛子の上半身を羽交い締めにする形で いまにもはちきれんばかりの物を突き刺した。

「和哉さん! 和哉さん!」

凛子は一気にきた快感に我を忘れた。


「あたし!淫乱なの!?」

自分に言っているのか 白州に聞いているのか うわごとなのか‥


「淫乱な凛子!好きだ!愛してる!」


白州は腕に力を込めながら激しく腰を打ち付けた。

No.95

凛子の喘ぎ声と二人の肌がぶつかり合う音‥
喘ぎ声が叫び声に変わった時 白州もまた体内の奥から精液が流れ出るのを感じた。


全身が総毛立ち、えもいわれぬ快感の中、同時に果てた。


射精してもまだ白州の物は凛子の中で脈打ち、堅さを失っていなかった。



凛子を抱きしめ、舌を絡めた


「和哉さん これっきり?抱きたかっただけ?」


「違う、俺の凛子にしたかったから抱いたんだ。」


「和哉さん‥」


行為をする前の落ち着いた色気と大人の女の雰囲気だった凛子。


終わった後の可愛い凛子。

愛しさが増し、抱きしめる腕に力が入った


「苦しい」


「あっ、ごめん」


凛子がクスクスと笑うと中も微妙に動き、白州に絡みついた


「まだこのまま?」

「ダメか?」

「ううん、繋がっていたい」


その言葉に反応して徐々に力をみなぎらせ始めた

No.96

「なんだかまた大きくなってきてる…」


「凛子の中がヒクヒクして気持ちいいから…」


陰茎に力がみなぎり、凛子の中で跳ねる


「またするの?無理よ、おかしくなっちゃう」

白州は言葉を無視するように繋がったまま抱き起こし、凛子を上にして下から乳房を揉んだ


「凛子の思うように動いて」


「無理だわ、本当におかしくなってしまうわ」


「じゃあそのままで、俺が動く」



起き上がりくびれたウエストを抱きしめ、凛子を動かした。


凛子はされるがままに、壊れた人形のようになりながら白州の耳を愛撫していた


「こんなのって、あっあっ」


凛子の秘部から放出した精液と愛液が交ざりあい、凛子を動かす度に卑猥な音と共に溢れ出していた。


舌を絡ませると凛子は積極的に白州の口の中をかき回し、貪るように舌を吸った

「凛子 俺の凛子」


言いながら胸に顔を埋めた。

No.97

朝晩の寒さが感じられるようになり10月に入った。

龍が渡米してまだ2ヵ月だというのに遠い昔のように感じられる。


龍からの連絡は相変わらず簡単なメールだけであった。が龍を思い枕を濡らす夜の辛さはなくなっていた。凛子もまた白州の存在が龍よりも大きくなっていたから‥


あれから 白州とは何度も会っている。白州の仕事は多忙であったが出来る限り時間を作った。


若い時代に戻ったようなデートをした。映画を見た。海にも行った。愛を語り抱擁し身体を重ねた。


二人の身体の相性は全てに合っていた。白州の指が唇が腰がそして言葉が‥凛子を狂わせた。


忠彦しか知らなかった凛子が龍と愛し合い 高木と久保田に愛された。そして凛子自らが求めた白州和哉は最高の男だった。


40歳にして開花した凛子は艶やかで美しい。花に例えるなら 深紅の薔薇とでも言おうか。

No.98

ある木曜日の朝

凛子がいつものように出勤前にコーヒーを飲んでいると 向かいの席に誰かが座った。唐突な感じである。それは 凛子の同僚の亜弥だった。


「あら 亜弥さん おはよう。どうしたの?」


「おはようございます。突然すみません。凛子さんって‥‥ 白州さんと付き合っているんですか?」


話も唐突だった。


亜弥は33歳の独身。一目をひく美女である。呉服売り場の凛子とネクタイ売り場の亜弥は デパートに来る男達の人気を分けていた。


「びっくりしたわ 亜弥さん。何故 そんな事を?」


何処から洩れたのか‥凛子にはわからなかった。


「何故って‥‥‥‥私 白州さんが好きなんです。白州さんは気づいているはずです。でも 昨日 噂を聞いて 確かめたくて‥ごめんなさい。」


衝撃的だった。

No.99

亜弥の話は‥

とにかく 白州は女子社員から人気があった。 あのルックスで会話は楽しいし その上京都の有名呉服問屋の次期社長ならば10歳以上の年の差は関係ない、と 20代の子でも騒いでいた。


女子社員の中ではもうベテランの亜弥は33歳ともなれば部下の指導にあたる存在である。指導は厳しく常にクールであった。その為 今どきの一部の若い社員に疎まれていた。が、亜弥の接客は口先だけの応対ではなく心のこもったものであったから 亜弥についている客はかなりの数がいた。


白州もその中の一人だった。定期的に全国を回っている白州はこのデパートに寄ると必ず亜弥からネクタイを買っていく。必需品とはいえ まとめ買いで7~8本。それに合わせてスーツや靴も亜弥に見立ててもらう。亜弥もお得意様というだけでない気持ちから 選んでいた。


白州も亜弥へのお礼の気持ちから食事に誘った。たまに地方の珍しいお土産も渡した。しかし 客としての気持ち以上のものはなかった。

No.100

白州のした行為を亜弥は勘違いしていた。結婚願望の強い亜弥であった。


白州と凛子の逢瀬を社員の誰かに見られたらしい。噂は瞬く間に広がり 亜弥の知るところとなった。


亜弥は愕然とした。
白州が呉服売り場に頻繁に顔を出している事は知っていたが営業なら当たり前である。気にも止めていなかった。


相手が亜弥よりも年上の凛子なのだ。自分の若さと美貌に自信を持っていた亜弥のショックは大きかった。

「凛子さん!白州さんと結婚するんですか?どうなんですか!」


涙声になりながら問う亜弥を見つめながら凛子は気づいた。


(結婚?‥‥あたし‥考えてもいなかった‥)


「亜弥さん‥泣かないで
これから仕事よ。売り場の花が泣き顔じゃ駄目よ。その事はちゃんとお話しするわ。だから‥」


「誤魔化さないでください!」


凛子が言い終わらないうちに鋭い声をあげた亜弥の顔は‥


嫉妬に心が占領された夜叉の顔だった。

No.101

凛子です💋

やっと100になりまして‥🙌

皆様のおかげです😤


まだ続けてもいいかしら?🚬💋

  • << 103 おめでとうございます✨毎日楽しみにしてるので、絶対続けて下さ~い💖
  • << 107 凛子さんいつも楽しく読ませてもらってます🎵ホントに想像つかない展開になってきましたね☺ 続きも楽しみにしてます✌
  • << 110 私も凛子ファンです❤ これからも楽しみにしてますので頑張ってください😆
  • << 111 お願いします🙇✨

No.102

>> 101 焦らさないで‥‥☺

No.103

>> 101 凛子です💋 やっと100になりまして‥🙌 皆様のおかげです😤 まだ続けてもいいかしら?🚬💋 おめでとうございます✨毎日楽しみにしてるので、絶対続けて下さ~い💖

No.104

凛子サン 大好きです❤

upされるのを楽しみにしています✨

No.105

凛子です💋
ちょっと有頂天になってます💋


かなさん💖
ありがとう
焦らされるの‥好きなんです☺


みるさん💖
ありがとう
楽しんで貰えて嬉しいです☺


ayumiさん💖
ありがとう
もっと大好きになって💋


一括でごめんなさい🙇💦

更新は連休開けになります🙇


これからもよろしくお願いします☺

No.106

すごく 官能的です…

ずっと楽しみに読んでます。

主人公が羨ましいです。

  • << 112 ふみさん💖ありがとう 官能の波に揺られる凛子を書いていきますわ💋

No.107

>> 101 凛子です💋 やっと100になりまして‥🙌 皆様のおかげです😤 まだ続けてもいいかしら?🚬💋 凛子さんいつも楽しく読ませてもらってます🎵ホントに想像つかない展開になってきましたね☺
続きも楽しみにしてます✌

  • << 113 たから~さん💖ありがとう 実はあたしもどうなるか想像つきませんの😂🔥👊

No.108

すごくハマッてしまいました垬楽しみにしてるので頑張ってくださいね垬応援してます溿

  • << 118 メアリーさん💖ありがとう あとになってすみません🙇💦 ハマりました? どっぷり浸かってくださいませ☺

No.109

毎日楽しく読ませて頂いてます😸次々と展開していく凜子さんの生活が正直羨ましく思っています。なんせ私の人生、旦那一筋でしたので凜子さんに出会い不倫願望が芽生えてしまうくらいハマってます😍願望だけで凜子さんの様にはなり得ませんが・・更新楽しみに待ってます💕

  • << 117 あとになってすみません🙇💦 ありがとう💖 ご主人ひとすじ‼💘 素敵な事じゃありませんか☺ お幸せですね☺

No.110

>> 101 凛子です💋 やっと100になりまして‥🙌 皆様のおかげです😤 まだ続けてもいいかしら?🚬💋 私も凛子ファンです❤
これからも楽しみにしてますので頑張ってください😆

  • << 114 モコさん💖ありがとう ファンだなんて😳💦 嬉しいです~😚 サインの練習しとこうっと!☺

No.111

>> 101 凛子です💋 やっと100になりまして‥🙌 皆様のおかげです😤 まだ続けてもいいかしら?🚬💋 お願いします🙇✨

  • << 115 キャンさん💖ありがとう はい‼おねがいされました👮

No.112

>> 106 すごく 官能的です… ずっと楽しみに読んでます。 主人公が羨ましいです。 ふみさん💖ありがとう

官能の波に揺られる凛子を書いていきますわ💋

No.113

>> 107 凛子さんいつも楽しく読ませてもらってます🎵ホントに想像つかない展開になってきましたね☺ 続きも楽しみにしてます✌ たから~さん💖ありがとう

実はあたしもどうなるか想像つきませんの😂🔥👊

No.114

>> 110 私も凛子ファンです❤ これからも楽しみにしてますので頑張ってください😆 モコさん💖ありがとう


ファンだなんて😳💦
嬉しいです~😚

サインの練習しとこうっと!☺

No.115

>> 111 お願いします🙇✨ キャンさん💖ありがとう


はい‼おねがいされました👮

No.116

金曜日

今日は白州の隠れ家で逢う約束をしていた。2週間ぶりに逢う。いつもなら 朝からにやけてしまうほど嬉しい筈だが‥
亜弥の唐突な告白が凛子を落ち込ませていた。


亜弥の涙はあまりに切なかった。あの後 亜弥は店を飛び出して仕事も休んだらしい。


白州と亜弥は話をしたのだろうか‥
白州は亜弥になんと言うのだろう‥
一途な亜弥の気持ちを白州が知ったら 気持ちが動くかも‥

考え出したらきりがないほど 胸が苦しかった。


のろのろと身支度をしていると電話が鳴った。


「おはよう。亜弥さんから電話があったよ」


白州からだった。


「凛子さんに失礼な事を言ってしまったって落ち込んでいるみたいだ。

それで‥俺と話をしたいって言うんだ。」


「うん‥そうして‥」


「今夜 話しが済んだら直ぐ行くから 俺の家で待ってて。」


「‥わかったわ」


「凛子。俺が好きなのはお前だけだから‥」


「ん‥わかってる‥」


「じゃ‥」


切れた電話を握りしめた。何故か 不安だった。

No.117

>> 109 毎日楽しく読ませて頂いてます😸次々と展開していく凜子さんの生活が正直羨ましく思っています。なんせ私の人生、旦那一筋でしたので凜子さんに出会い… あとになってすみません🙇💦

ありがとう💖

ご主人ひとすじ‼💘
素敵な事じゃありませんか☺

お幸せですね☺

No.118

>> 108 すごくハマッてしまいました垬楽しみにしてるので頑張ってくださいね垬応援してます溿 メアリーさん💖ありがとう
あとになってすみません🙇💦

ハマりました?
どっぷり浸かってくださいませ☺

No.119

白州が向かっていたのは
港が見える有名なホテルだった。運転しながら 亜弥との電話の言葉を思い出していた。


「貴方を好きだったという証が欲しいんです。」


「証?」


「私を抱いてください‥それでふっ切れます 忘れます このままでは切なくて‥ 我が儘ですか?」


「‥わかった」


白州は確かに亜弥に好意は持っていた。亜弥が自分を見ている事にも気がついていた。凛子に出会わなければ亜弥と付き合っていただろうと思う。


(抱くわけにはいかない)


とにかく話をしようと思った。



港のホテルは夜空の星屑の中にある。X'masシーズンはため息が出るほど美しい。


白州は重い足取りで最上階へと上がった。教えられた部屋のインターホンを押すと 少し間があり ドアが開いた。


亜弥は 全裸だった。

No.120

部屋の灯りはついていないが窓のカーテンが開いていた為 外のイルミネーションの光が亜弥の身体のシルエットを浮かび上がらせている。


「白州さん!来てくれたんですね! 嬉しい!」


と言いながら白州に抱きついた。


「待ってくれ。亜弥さん服を着て。」



「嫌です!私を少しでも好きなら抱いてください!」

亜弥は真剣だった。今夜抱かれたら もっと辛くなるのはわかっていた。それでもいい。白州を愛していた。白州が欲しかった。


「亜弥さん‥そんなに俺の事を‥」


男としてこんなにも一途に思ってくれる女を無下には出来ない。


白州は亜弥を抱きしめた。亜弥は泣きながら抱きついた。


白州のセックスは慈しむような優しさだった。それがかえって亜弥には哀しい。


事が終わり 亜弥は快感が遠退くように眠りに堕ちた。その寝顔は安堵の表情で美しかった。


白州は起こさないように身支度をし静かに部屋を出た。

No.121

今夜初めて 読みました… 苦しいです💧

悲しいです💧

人を 愛するって…
素敵なこと…

泣いちゃいました💧

…また 読みますねっ

No.122

>> 121 南さん💖ありがとうございます☺

つたない文章で泣いてくださるなんて‥感無量です😤
頑張ります☺

No.123

ホテルを出た時 シャワーを浴びてこなかった事に気がついた。
逃げるように出てきたつもりはないが ホテルの部屋でくつろぐ気分にはなれなかった。


亜弥への欲情は抑えようと思えば抑えられた。それが崩れたのは 亜弥の真っ直ぐな目を見たからだった。これで良かったのか‥


「貴方の優しさは罪だわ」

と 昔の彼女が言っていた事を思いだした。


家で凛子が待っている。残り香に気付くだろうか。気付かせたい。凛子の戸惑う顔を見てみたい。
そんな事を思っていると 股間が疼きだした。


戸惑う凛子を無理矢理貫き哭かせてみたい。サディスティックな感情だった。たった1時間前に亜弥を抱いた身体は興奮し いきり立っていた。


家に着き 玄関を開けた。
声をかけるとリビングのドアが開き 凛子が小走りに抱きついてきた。


白州を潤んだ瞳で見つめながら言った。


「帰って来ないかと思った‥」


「何故?」


「何となく‥」


「俺には君しかいない」

No.124

凛子は激しく唇を重ねて白州の舌を吸う。
その時 フワッと甘い香りが漂った。フローラル系のコロンの残り香だ。


(亜弥さんのものだわ‥やっぱり‥)


凛子は身体の奥から黒い泡のようなものが沸き上がってくるのを感じた。黒い泡は凛子の身体中を覆った。嫉妬だった。


「和哉さん 来て!」


凛子は和哉の手をとり バスルームに向かった。白州の服を脱がして 自分の服が濡れるのもかまわず 熱いシャワーをかけた。ボディソープを泡立て 手の平で直に白州を洗う凛子。


白州の股間はずっと勃ったままだった。いきり立ったものを特に丹念に洗っている。ヌルッとした泡が刺激的だった。


上から凛子を見下ろすと凛子の薄手のワンピースはぴったりと身体に張り付いている。


必死に亜弥を洗い流している凛子は 可愛い女だった。


「凛子 バスタブに手をついて 四つん這いになれ」


濡れて張り付いた服を着たままの凛子を 後ろから貫いた。ヒップの肉を鷲掴みにした。手に力をくわえると 凛子が悲鳴をあげた。


「いや! 痛い!‥」


「痛いか? それならやめるか?」


凛子は言葉にならず 首を横に振る。

No.125

「俺のはどうだ 凛子!」


「あっ!大きい! 素敵っ!」


ものすごい快感の中 凛子は聞いた。


「あっ‥亜弥さんと‥あたし‥どっちが‥‥感じるの?‥」


「凛子だ!お前のここがいい! 俺を狂わせる!」


白州に腰を打ち付けられながら凛子は思った。。


(あたしの中にも夜叉がいる‥)

No.126

凛子を後ろから突き揺さぶりながら 濡れたワンピースを脱がせようとしたが上手くいかない。背中のファスナーを強く引くと薄い布が裂けた。


凛子がその音に反応し震えるのを白州は見た。


今度はもっと荒々しく服を裂き剥ぎ取りながら 凛子に言う。


「乱暴にされて嬉しいのか? 後はどうされたい?」


「‥和哉さんの好きにして」


「こっちだ 凛子」


白州は全裸にした凛子を引っ張るようにベランダに出た。4階の狭いベランダは四方がビルに囲まれていた。


フェンスに凛子を掴まらせて 後ろから責めたてる。
夜の風が繋がった股間にあたる。


「どこかのビルから見られてるかもしれないな」


「そんな‥恥ずかしい!」

「俺と凛子の繋がったいやらしい姿を見て貰いたいんだろ?」


「そんな いやらしい事‥
あっあっあっ! ‥」


白州も凛子も異常なほど興奮していた。

No.127

「声を出してよがれ!」


「‥いやっ! 聞こえちゃう」


「聞かせてやれ!感じてる声をさ」


「感じる! いい!和哉が好き! 和哉のこれが好き!」


凛子は前から手を伸ばして音をたてながら出入りしている根元をしごいた。


「あ~!凛子!出すぞ!」」

白州のそれは更に誇張した。寸前に引き抜くと凛子が振り向いて 口にくわえた。凛子の髪を掴み 腰を動かす。上から凛子を見下ろしながらの行為は征服感そのものだった。


「出る!」


勢い良く飛び出した液体を凛子が顔で受け止めた。凛子の顔は恍惚となっていた。

No.128

翌日の朝。


白州が目を覚ますと凛子がキッチンで朝食の用意をしている後ろ姿が見えた。


(いいな‥この感じ‥)


凛子に気付かれないようにベッドから出る。そっと近づいて 凛子の背中を抱きしめた。


「びっくりした~!)


笑いながら凛子が振り向く。自然に唇が重なる。


いとおしい‥
白州は心からそう思った。

「ハムが焦げるわ‥」


そう言う凛子は右手に卵 左手にフライ返しを持っていた。


「生卵 呑むかな‥」


「ええ!?」


白州は驚く凛子から卵をとり皿に割りながら言った。

「黄身だけを俺が口に入れて 凛子に口移しするよ。黄身を潰さないように何度も繰り返す。潰したほうが負けだ。子供の頃見た映画に このシーンがあったのさ。大人になったらしてみたかった。」


白州は照れて微笑んだ。


「和哉さんって 子供みたいね」


白州は黄身を口に入れた。凛子を抱き寄せ 凛子の口に移す。受けた凛子は黄身の頼りなさに驚いた。潰さないように 白州に渡す。白州の舌が凛子の舌に触れかなり エロティックなゲームだった。

No.129

何度か繰り返した後、凛子の口の中で潰れた。


「あっ! あたしの負けね」

凛子が言うと 白州はニヤリと笑って言った。


「今夜 お仕置きだな」

No.130

秋になるとどこのデパートでも 創業祭と歳末の準備やらで忙しくなる。
凛子のようなパートでも残業をしなければならなかった。


白州も同じく 全国の得意先を飛び回り 展示会に追われていた。


もう2週間近く逢っていない。白州の家に泊まった時一緒に住まないか、と言われた事がある。が 凛子は今のままがいい、と答えた。


凛子に再婚する気は全くない。結婚はこりごりだった。自由でいたかったのだ。

白州も結婚は考えていないと言った。仕事は面白かったし 傍らに凛子がいれば十分だった。


長年続けてきた老舗問屋だから 跡継ぎをと回りはうるさいが 例え結婚して子供を持ったところで 子供に後を継がせたいとは思っていなかった。


また 凛子にはもっと輝いて欲しいと思っている。心底 愛しているけれど 縛りたくはなかった。


恋人のままで いつまでも ときめいていたい女だった。

No.131

ある日 凛子が帰り支度をしていると マネージャーに呼び止められた。
外商部に行くようにとの事である。


(外商部?‥何かしら‥)


デパートの外商部とは年間の購入額が500万円を超える【上客】に電話1本で品物を届けたり VIPルームでの購入の接客をしたりする部署である。


外商部に呼ばれる意味がわからない。戸惑いながら外商部に向かった。


「失礼します」


「ああ 君が西条凛子君か」

「はい」


「用件はだね‥今から残業をしてもらう。ここにいる木下君と君とで あるお客様のところに行ってくれたまえ」



いやもおうもなかった。かなり至急の事らしい。細かい事は車の中で、と早速
木下と車に乗り込んだ。


車には 顧客に見せる商品が積まれていた。中身は呉服物のようだ。


「西条さん 時間がないので手短に言います。
西条さんはお客様の榊麗子様を知ってますか?
今から榊様のお宅に伺います。訪問着の一揃えと結城紬の一揃えのご注文です。
西条さんにはおみたてと着装をお願いします。」


(榊麗子様‥)

No.132

知ってるも何も10日ほど前に呉服売り場に来店している。VIPルームではなく売り場に来た為 社員は慌てた。トップクラスの上客だから 失礼があってはならなかった。


上司が担当し 鏡の前で着物をあてていた。上司が出してきた着物はすべて作家物の豪華な着物ばかりだった。


「大変 お似合いです」


「‥そう?‥」


50歳前半だろうか。榊麗子は美しく 豪華な着物にも劣らないオーラがある。

榊グループの社長夫人である麗子は洋服に関しては何でも着こなす自信があったが 和服は難しく解らなかった。


遠巻きに見ていた凛子は 上司が薦めている着物は似合ってはいるが違うと思っていた。

No.133

突然、麗子が言った。


「西条凛子さんてどの方?」


「えっ?!」


驚きながら 手を挙げた凛子に榊麗子は言った。


「わたくし これが似合うと あなたは お思いになって?」


麗子はにこやかな笑みを浮かべながら 凛子の返事を待つ。


凛子は意を決して答えた。嘘は言えなかった。


「お似合いです。でも こちらの方が 榊様を更に美しく引き立てると思います。」


凛子が選んだのは 渋好みの着物だった。


榊麗子はうなずいて言った。


「この渋い方の着物に合わせて帯と小物頂くわ」


250万ほどの買い物だった。


(榊様があたしを知ってるのは何故かしら?‥他のお客様が紹介して下さったのかしら‥)


その時はそう思った凛子だった。

No.134

😊いつも楽しく読ませて頂いてます✨
刺激的でありながら、キレイな文集、凛子の前に次々に新しい人物が現れ変化していくストーリー😍すべてハマりました❤凛子の虜です🎵
これからも楽しみにしてます😃

No.135

>> 134 ミクママさん💖
おはようございます☺

ハマって下さってありがとう☺

エロく美しく書ければと思っています。よろしくお願いします🌹


尚 更新は月曜日です☺

No.136

「それから 西条さんの事は榊様からのご指名だからそのつもりでいてください」


「承知しました。」


答えながら木下を見た。木下は大学の法学部を出てこの職種を選んだ変わり種と聞いている。
眼鏡をかけているが運転する横顔は端整な顔立ちであった。


「‥榊様は人を驚かすのがお好きな方で‥
何があっても平常心で。」


「‥はい‥わかりました」

凛子は木下の何故か遠回しな言い方に不安を感じた。

車は榊のマンションに着いた。かなりの高級マンションである。


「榊様は鎌倉と京都に持ち家があります。このマンションは 海外に行くアクセスが便利なために使われているそうです」


セキュリティが厳しい為
エントランスに待たされている間 木下の話を聞いていた。


海外にも 5ヵ所の家を持ち その土地の最高な季節に滞在するらしい。


(こういうセレブって本当にいるんだわ‥)


木下の携帯がなった。


「‥‥西条を先に‥かしこまりました。直ぐ伺わせます」

No.137

榊麗子からの電話だ。


凛子が先に来いという。お客様の指示だから嫌とは言えない。仕方なく凛子がひとりで向かった。


マンションの最上階の部屋の前に立った。インターホンを押すと どうぞ、と言う声が聞こえ カチャリと施錠が外れる音がした。
防犯カメラで確認済みのようだ。


マンションにはあまり見かけない重厚なドアを引くと玄関から続く大理石の床があり その奥はリビングなのだろう。


玄関で30秒ほど待ったが榊麗子は現れない。


「西条でございます。失礼いたします。」


と 声をかけ奥に進んだ。リビングらしいドアをノックする。返事がない。いくら上客とはいえ あまりに失礼ではないか。帰ろうとした凛子の携帯がバイブで知らせた。


「木下です。榊様が正面の部屋で待つようにとの事です」


それだけ言って電話は切れた。凛子はため息をつき 中にはいった。

No.138

「‥?!!!」


凛子は息をのんだ。20畳ほどの部屋である。大画面のテレビがついていた。そこに写し出されていたのは男と女のベッドシーンであった。


女がよがり声をあげている。顔は見えない。脚を左右に大きく開き 男がその間にいた。局部は映っていないが男の腰の動きと女の声の変化で フィニッシュが近いのがわかる。


男の背のほうからのアングルだ。筋肉のつきかたや肌の張りから若い男のようだ。


女は麗子だった。

No.139

大画面で繰り広げられる榊麗子と男の恥態を見せられた凛子は動けなかった。


(なんなの?!サプライズが好きってこういう事なの?! それとも‥あたしはテストされているの?)


試されているのかもしれないが 理由がわからない。身体は金縛りのようだが頭の中はものすごいスピードで考えていた。


男と女は絶頂を迎えたようである。突然 画面が消えた。何がなんだかわからないがとりあえず ホッとした。


そこへ荷物を持った木下が入ってきた。木下は知ってか知らずか平然としながら反物や帯などを並べ始めた。


「お待たせ。木下さん」


麗子も平然と部屋に入ってきた。ニットのワンピースは黒で身体のラインを強調させている。映像で見た裸体が思い出され 凛子は一瞬目眩がした。


「急ぎなの 10日で仕立てて欲しいわ 大丈夫?」

凛子も気を取り直して注文の訪問着と紬の着装をする。着装とは 反物を身体にあて紐やグリップで止めながら帯と小物を合わせていくのである。


「やっぱり思った通りだわ。西条さんのセンスは素晴らしいわ。私の好みが解るのね」


「ありがとうございます
とても素敵にお似合いです」

No.140

訪問着も結城紬も高価なものであるから一揃えとなれば総額300万を超える。

榊夫人にしてみれば なんでもない事なのだろう。着物の他 指輪をも注文した。


「これからは西条さんに見立ていただきたいわ。今持っている着物は どうしようかしら‥ 」


「たくさんお持ちなんでしょうね」


「そうでもないのよ‥そうだわ!西条さん 着ていただけない? 失礼かしら?」


「とんでもございません!大変嬉しいお申し出です。けど 私などでは着こなせません」


「貴女に着て欲しいのよ。お願い。‥そうだわ!仕事場で着てほしいわ 貴女が着たら 売り上げ伸びる筈よ」


「私はパートですので‥」

「呉服売り場の花が着物を着ていないでどうするの!木下さん! わたくしの提案だって マネージャーさんに言っておいてね」


「かしこまりました」


「まあ! 嬉しい!お願いね」


我が儘だが憎めない人だなと凛子は思った。

No.141

見立てが終わり 帰る時間になった。二人を玄関まで送った麗子は木下に気付かれないように凛子に囁いた。


「気がついて?あれは龍よ」


「‥どうして‥」


「個人的に後で来てくださる?連絡するわね」


凛子は頷き 倒れそうな思いをこらえ 礼を言った。



「ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします」


龍は帰って来ていた。
メールも来なくなり いつか電話も繋がらなくなっていた。生家には 心配しないで欲しい、との連絡があったが 凛子には何もなかった。


(龍‥何故?‥)


木下が待つ車に乗った。発車すると直ぐに


「お疲れ様でした。別の事でも疲れたでしょう」


「えっ?‥木下さんも見たんですか?」


「ずいぶん前にね。人を試す意味もあるけど 趣味に近いと思いますよ」


「でも なんか憎めない方ね 若くて綺麗だし‥」


「フッ‥榊夫人 いくつに見えますか?」


「50代前半‥かしら?」

「あの方は70歳をとっくに超えているんですよ」


凛子は絶句した。
にわかには信じられなかった。


「今夜は悪い夢を見そう‥」

白州に逢いたかった。

No.142

「‥疲れた‥」


家に戻った凛子は服を着替えるのも面倒でベッドに倒れこんだ。


11時を回っている。


(あの若い男が龍だったなんて‥)


ショックだった。頭の中にあのシーンがよみがえる。龍の背中 腰‥ 以前より痩せたようだ。


(龍‥向こうで何があったの?)


友人と興すはずの仕事はどうなったのか。
麗子との関係はなんなのか。凛子は混乱するばかりだった。


その時インターホンが鳴った。


「誰かしら? 和哉さん?!」


白州は仕事で京都に行っていた。逢う約束は3日後だった。


ドアを開けると白州が立っていた。
白州は凛子を折れるほど抱きしめ 奪うようなキスをした。凛子は白州の激しさに一瞬たじろいだが それがまた嬉しかった。


「凛子? この時間に服のままでどうしたの?」


「今日は残業で‥ちょっと前に帰ったばかりよ。シャワーもまだなの」


「シャワーは後でいい。入れたい。京都から勃ちっぱなしだ。ほら‥カチカチ」

いつの間にか ズボンの前から脈打つものが飛び出している。それの皮は張りきり筋ばっていた。


凛子は熱いため息をもらし頬張った。

No.143

白州とて シャワーは浴びていない。だが 凛子は汚れが気にならない。
手を添えて ゆっくりとしごく。
唇をすぼませて 先の部分を吸う。
舌で全体をなぞる。


凛子は唾液をたっぷりとつけながら味わっていた。時々 ビクンと震える。白州を見上げると 堪えている。白州が快感を堪えている表情を凛子は好きだ。


「あぁ‥いいきもちだ」


そう言いながら 白州をくわえている凛子の頬を撫でた。


「明日はゆっくり出来るの?」


口を離して 聞いた。


「朝には戻る。凛子を味わいたくて 我慢できなかった。」


「‥まあ! 身体は大丈夫? でも 最高に幸せ!」


「大丈夫だよ。こいつを見ればわかるだろ? 凛子が俺のエネルギーなんだからな」


凛子を抱き上げ ベッドに向かう。


「今日は服を着たままでいい。下だけ脱がせる。」


凛子のスカートと脱がした。パンストと下着だけの凛子の下半身はかなり艶かしい。


「脱がせるのやめた。パンストを破って入れる」


それを聞いた凛子は 秘部に痛いほどの快感を感じた。

No.144

ベージュのパンストは呆気なく破れ、指でなぞると黒いレースの下着はすでに湿っているのがわかる。


今度は凛子が堪える番だ。今夜の白州の指は優しくない。下着をずらして執拗な動きで責めた。


「‥クッ!‥」


もっとして欲しい気持ちと早くきて欲しい気持ちが交錯して 凛子はますます淫らな女になった。


「激しくして! 野獣になって!」


白州はいきり立ったそれを突き入れた。熱い塊はもっと熱い襞に包まれた。


ヌメヌメとした襞の奥から溢れた蜜は白州の理性を取り去った。


「凛子!凛子!」


狂ったように凛子の下半身を掴み 腰を打ち付けた。

No.145

榊麗子からの着物が送られてきた。休みで家にいた凛子はあまりの量に困惑した。


開けてみると20枚ほどの着物と同じ数の帯があった。一枚を羽織ってみると多少幅は広いが 問題はない。


問題なのは着物のグレードだった。有名な作家物や人間国宝級の物 着物好きが見たら 感嘆するだろう。
総額は3~4千万円にはなるはずである。


返すに返せないし 白州に相談する事にした。その時榊のマンションでの事も話してみようと思った。


榊麗子の考えている事がわからない。有閑マダムのお遊びだけとは思えなかった。



数日後


凛子の部屋に来た白州は
麗子の着物を見て驚愕した。


「今じゃ 欲しくたって手に入らないものばかりだな」


「そうなの‥真意がわからないの‥


「榊麗子か‥ 名前だけは知ってるけど‥仲間の誰か知ってる奴がいるかも知れないから 調べてみる」


白州の気持ちが嬉しかった。


「着物のお礼を言おうと思ってもつかまらないの。海外みたい」


「龍君の事も気になるし‥凛子‥龍君の事は忘れろ
俺がいる」

No.146

初めまして。凛子さんいつも読ませて頂いてます 凛子さん ハッキリ言って好きです!
楽しみにしてます 頑張って下さい。

  • << 149 なさん💖 ありがとうございます😚 好きだなんて😳💦 嬉しいわ💓 貴方の愛が凛子を美しくします

No.147

いつものように凛子が呉服売り場で仕事をしていると外商部の木下がやって来た。慌てている様子である。

「西条さん!2時間ほどしたら榊様が外商にお見えになります。そのあと 呉服売り場にもいらっしゃるとの事です。榊様から譲られた着物を着て下さい」


榊麗子は凛子がどの着物を着ていてくれるか楽しみにしてると言う。


「上の了解はとってありますから 大至急で」


木下はそれだけ言うと足早に戻っていった。


凛子はまだ榊麗子に礼を言えないでいた為 着物を着る事をためらっていた。


(2時間あればなんとかなるわ)


急いで自宅に戻り 着物と帯を合わせていると携帯が鳴った。


(もう 忙しいのに!)


龍からだった。


「‥もしもし‥凛子さん‥龍です。‥ごめん。」


「龍! 心配してたの!元気なのね?! 」


「‥うん‥今から麗子さんと一緒にそっちに行くんだ。俺と麗子さんの関係は‥」


「龍 後でゆっくり聞くから‥あたしも時間がないのよ。」


「わかった。」


「龍‥ ありがとう 電話をくれて嬉しかったわ」

No.148

凛子は手早く髪をまとめアップにして 選んだ着物を着た。慣れているから15分とかからない。


待たせていたタクシーに乗ると 運転手は目を丸くしたまま 凛子を見つめている。


「運転手さん? 急いで欲しいんですが‥?」


「‥‥あっ!急ぎます!
お客さん‥見とれてしまいました。着物がお似合いですね~。洋服の時も綺麗な人だなって思っていたけど‥‥ 艶やかっていう言葉がぴったりですね~」


運転手はやたら饒舌になっている。


「まあ‥ ありがとうございます」


「今日はいい日だ。こちらこそ 私の車に乗っていただいてありがとうございました。 本当にいい日だ!」


タクシーを降り デパートの中を売り場に向かう。すれ違う客はもちろんのこと凛子を知っている社員でさえ 着物姿の凛子に見とれた。


凛子が選んだ着物は オートクチュールデザイナーが手掛けた物で 黒地に金の松葉が描かれていた。


半襟と足袋はあくまでも白く 着物の黒とのコントラストが美しい。凛子の名前の通り 凛とした佇まいは誰をも魅了した。


男達は凛子の背中から衣紋 そしてそこから見える白いうなじにそそられた。

No.149

>> 146 初めまして。凛子さんいつも読ませて頂いてます 凛子さん ハッキリ言って好きです! 楽しみにしてます 頑張って下さい。 なさん💖

ありがとうございます😚


好きだなんて😳💦


嬉しいわ💓


貴方の愛が凛子を美しくします

No.150

>> 149 美しくなるなら もっともっと 好きです!凛子さん😚愛してます本当にやられました!これからも 必ず読ませて頂きます!

No.151

>> 150 おはようございます☺

なさん 情熱的💖


読んで下さいな☺

No.152

男達の目をくぎ付けにし
女達が羨望のため息をついているなどと 当の本人はあまり気づいてはいなかった。


全てに自信がある性格なら もっと高慢な女になっていたはずである。


同僚の1人が言った。


「凛子さん! 凄く素敵!
改めて思うけど黒の着物って色っぽいのね~。男性が喪服姿の未亡人に曳かれるのがわかるわぁ」


(‥そういえば‥)


凛子は思い出した。
結婚していた頃 母方の祖母が亡くなり和装の喪服で葬儀に出た事があった。


告別式の会場でたくさんの男達の視線を感じ 戸惑った。元夫の忠彦には 告別式が終わり家につくなり 玄関先で凛子を犯した。犯すという表現そのものだった。


(あの時はなんて不謹慎って思って泣いたけど‥男の本質なのかしら‥)

No.153

その頃 白州は急用でデパートに来ていた。呉服売り場に向かう途中で何人かの社員に会い 挨拶をかわすと皆が同じ事を言った。


「今日の呉服売り場は西条さんの美しさで大変な事になっていますよ。」


「西条さん 綺麗ですよ~



白州は凛子が急遽 着物を着た事は当然知らない。理由はわからないが凛子が和服で売り場にいるらしい。

(凛子の和服姿を見るのは初めてか‥)


売り場に着くと凛子は微笑み白州に挨拶をした。


「おはようございます。ご苦労様です。」


白州は初めて見る違う凛子に胸が高鳴った。白州と凛子の関係は皆が知っているが仕事場では そういう素振りは見せないでいた。


「素晴らしい‥」


一言だけ言うと凛子を抱きしめた。

No.154

「白州さん‥みんなが見ているわ」


白州の突然の行動に凛子は驚き たしなめた。


「いや すみません 綺麗だなって思ったら 体が勝手に動いちゃって」


白州の悪びれずおどけた言葉に売り場は笑いに包まれた。


その時 外商部の木下と榊麗子がやって来た。麗子の後ろには龍がいた。


龍は印象が以前とは違っている。髪を短く刈り上げて精悍であった。イタリアブランドのスーツを着こなして 有能な秘書と言ったところか。


「まあ!素敵! この着物は私の好きな1枚なのよ。でも 西条さん。貴女の方が似合っているわ」



「ありがとうございます。榊様にはお礼を言うのも遅れてしまいました。申し訳ございません。」


「いいのよ お礼なんて‥私の我が儘なんですから。」


「お気遣いありがとうございます」


凛子は龍が自分を見つめている事に気づいたが あえて目をそらしていた。


涙が溢れるのを止められない、と思ったからだった。

No.155

榊麗子はその日 凛子が見立てた物を5点ほど注文した。


麗子はとにかく パーティーの出席が多い。ここのところ 和服で出席すると誰からも褒められ 気分が良かった。


凛子の選ぶ着物には 品があり また遊び心もある。麗子は凛子の目を絶対的に信用した。


呉服売り場の下半期の売上目標を榊麗子1人でクリアする買い物であった。


「出来上がったら 西条さんが届けてくださらない?お願いするわ」


「かしこまりました。」


榊と龍が帰ると売り場の緊張は一気に溶けた。


ずっと凛子の接客を見ていた白州が近寄って囁いた。

「凄いオーラだな‥榊夫人は。俺の仲間達は知らないようだ。」


「緊張したわ。龍もいたし‥」


「龍か‥いい男だな。俺は今 龍に嫉妬してる」


白州は熱い目をして言った。


「今日 俺の家で飲もう。和服の凛子に酌をしてもら いたいな。でも 飲むのは凛子を押し倒してから‥」

No.156

白州は待っていた。


昼間 和服の凛子を見てから落ち着かない。凛子の唇も乳房も腰も妖しい秘部も知っているのに 今日の凛子はまた違っていた。


もうすでに白州のそれは誇張していた。違う事を考えて気を紛らそうとしたが駄目だった。


凛子の肌がちらついてしまう。こんなにも自分を夢中にする女は初めてだ、と思った。


我慢が出来ず 少ししごいてみる。刺すほどの快感と同時に 凛子の太ももが頭に浮かんだ。


凛子の白い太ももから尻にかけての後ろからのラインが好きだ。その中心の窪みにたぎったこれを突き入れる。



凛子は声にならない声をあげるだろう。くびれた腰を掴んで果てたい。そして そのまま動いて 凛子を哭かせよう。


出そうになるのを堪えるが凛子への妄想で しごくスピードが速くなってしまう。


「和哉さん? いるの?」


凛子が来た。

No.157

白州は急いでリビングの灯りを消した。


「和哉さん?‥」


暗闇の中に凛子が入ってくる。凛子が手探りで壁のスイッチをつけようとした時白州は凛子を羽交い締めにした。


「きゃあ!和哉さん!もう!‥」


羽交い締めにしながら凛子の耳に熱い息を吹きかける。


「遅いな。龍に抱かれてきた?」


「そんな事言わないで‥意地悪ね」


「言っただろ?嫉妬してる」


「灯りをつけて‥」


「暗いままでするか?我慢出来なくて しごいてた」


凛子が手を伸ばすと先端に触れた。出ていた液を指先で伸ばすように塗った。優しくソフトに触ると更に硬くなった。


「和哉さんが1人でするところを見てみたい‥」


「凛子も見せろ」

No.158

部屋の灯りをつけた。
凛子は着物を着替えていた。


「泥大島か‥渋いな‥」


「榊夫人の着物は仕事用だし 和哉さんが汚すでしょ?」


「うん めちゃくちゃ汚したい」


凛子は壁に寄りかかって座った。着物の前を拡げる。浅黄色の長襦袢がなまめかしい。



さらりとした長襦袢の下から 白い脚が出た。
白足袋から伸びた脚の根元はほの暗く影がある。


「暗くて見えないな」


白州は何かを持って来た。懐中電灯だった。


部屋の灯りを再び消した。

No.159

「これで照らすからな」


暗い部屋で懐中電灯の当たる部分だけが光っている。

凛子の足元から照らし始めた。白足袋からふくらはぎ、太もも、とゆっくり光を動かしていく。


織りの名古屋帯、胸元の白い半襟。半襟から覗く首筋は 小刻みに震えていた。


光は凛子の顔をとらえた。しかめた眉は眩しさからか‥それとも‥


最後に帯の下を照らした。凛子の両手が一ヶ所に伸びている。


白州は凛子の両膝を持ち
一気に左右に拡げた。中心に光を当てた。そこは蜜が溢れ 長襦袢には輪染みが出来ていた。


凛子の細い指が何本も左右からうごめき出入りしている。中心の蕾は大きくなって光が当たる為 更に赤い。


「貴方!見てる?!‥アア‥」


「見てるよ‥凄いな‥凛子はいやらしいな。長襦袢に染みまでつけて」


「感じるの! もっと見て!」


「トロトロになってる‥中まで見える‥」


白州は光で視姦しながら片手は自分の物をしごいていた。


「和哉さんの‥を‥見せて‥」


光が移動した。
仁王立ちになった和哉のそれはそそり勃ち 凛子を誘うように動いた。

No.160

懐中電灯を凛子が持った。凛子の左手は自分の蕾を擦っている。


下から光を当てると 白州の屹立した物の血管が見える。血管は青く先端に伸びて脈々としていた。


白州の5本の指が一番感じる形で擦り上げていた。先端から出た液体は根元まで垂れて滑りを良くした。。


光を白州の顔に向けた。


「凛子‥」


白州は切ない声で凛子を呼んだ。もう堪えられない表情だった。


「和哉さん!入れたい!入れて‥」


「だめだ。このままイカせてくれ」


「いや!‥入れたい!お願い!」


部屋の灯りをつける。
凛子は着物の前をはだけ秘部をあらわにして悶えている。


「俺を見ろ!凛子!見ながらイクんだ。」


白州は凛子の顔の前にそれを突き出し 頬をなぶった。


凛子の【身八つ口】から手を差し入れて乳房を揉んだ。汗ばんだ肌が吸い付くようだ。


「イクわ!‥あっ あっ!」

「凛子! イクぞ!」


二人は互いの恥態を見ながら達した。


白州の精液が飛んで 凛子の陰毛と着物を汚した。

No.161

凛子です💋


前出の【身八つ口】ですがご存知ない方もいらっしゃると思いますので ちょっと‥


【身八つ口】は着物の部分の名称です。袖と肩の繋がるところの下が開いていますね。脇の下です。そこを【身八つ口】といいます。

風通しの為とか着崩れを直す為とか考えて開いている訳です。


が、☺


女物の着物にしかありません。男物は閉じてあります。😏


はい🎵 よいこ達はわかりますね☺


殿方がご婦人の胸に手を入れる為💖 という説もあるのです。


帯を解いていたら面倒でしよ?☺


赤ちゃんにおっぱいをあげるのにも良いわけですが
殿方にも‥🙈💓


また 明日‥🍁

No.162

凛子が仕事着として和服で売り場に立つようになってから 確実に売り上げがのびた。


榊夫人の事もあり 凛子はパートでありながら外商部の仕事もする事になった。

外商部から得意先に行く時も和服である為 凛子の立ち居振舞いが口コミで広まり 指名する客もいた。



口コミの情報の中に “榊夫人のお気に入り”というプラスαがあるのは言うまでもないが‥
それくらい榊麗子は影響力を持っていた。



榊麗子の着物が仕立て上がり 凛子が届ける事になった。


麗子が龍を伴いデパートに来てから1ヵ月半になる。カレンダーは最後の1枚になっていた。


そのあいだ 麗子からも龍からも連絡はない。また海外だろうか‥平穏な日々が過ぎていた。




凛子は仕立てた着物を持ち麗子のマンションに着いた。ロビーからインターホンで訪問を告げると そこで待っているように、との事である。



2~3分後。
龍が迎えにきた。


ブラウンのTシャツにジーンズとラフな感じである。

「品物を運ぶようにと‥
夫人が」


「ありがとうございます。助かります。」


他人行儀な挨拶を交わし
エレベーターに乗った。

No.163

エレベーターのドアが閉まった途端、品物を下に下ろして 龍は凛子を抱きしめた。


「逢いたかった‥」


「龍‥ いけないわ‥」


「エレベーターが止まるまでだから‥」


凛子は龍に抱きしめられながら 龍が初めて以前の家に来た時の事を思い出していた。



教え子の龍と関係を持ったあの日から 凛子の運命が変わっていった。


(人生って 何があるかわからない‥)

No.164

「いらっしゃい。西条さん」


凛子と龍が部屋に入ると麗子はにこやかに出迎えてくれた。


今日もまた一段と華やかである。ターコイズブルーのセーターに黒のパンツの装いだった。


「あ、龍 テーブルの上において。それから コーヒーをお願い。」


「どうぞお構い無く‥」


「ゆっくりしてらして。龍の淹れるコーヒーは美味しいのよ。」


龍はエレベーターの中で凛子を抱きしめてから ずっと無言だった。


「先日 ご注文頂いたお着物でございます。仕上がった順にお届けに伺います。」


「ありがとう。早速明日着るわね。私 西条さんのようにゆったりと着たいんだけど 着付けをお願いできない?」


「私の着付けでよろしければ喜んでさせて頂きます。」


「まあ!嬉しい!お願いね」


龍がコーヒーを運んで来た。コーヒーを出し下がろうとすると麗子が言った。


「龍もここにいてちょうだい。いろんな事‥西条さんに話すから‥」


凛子は緊張し 龍を見た。
龍は 悲しい目を凛子に向けた。

No.165

「ずっと お聞きしたいと思っておりました。」


「龍の事ね。」


榊麗子はコーヒーカップをとり 両手で包んだ。白い美しい手だ。


「私が所用で向こうに行った時に龍を見つけて‥面倒をみたのが始まりよ」


凛子に見送られて渡米した龍だった。その後、1週間遅れで来るはずの友人が来なかった。連絡が一切取れない。心がわりなのかトラブルなのかもわからない。

2週間 ホテルで待ち続けたが金が底を尽きそうになり途方に暮れた。


今さら 凛子の元に帰る訳にはいかないと 日本食のレストランなどで働きながら生活していた。


しかし 慣れない土地と精神的ストレスからか仕事中に倒れ 病院に担ぎ込まれた。


肝臓を患っているらしく入院をすすめられたが金がない。その事を病院の受付で片言の英語を交えながら説明していたが うまく伝わらず 揉めていた。


そこを通りかかったのが麗子であった。


「私ね‥あの時の龍を見て凄くいい目をしてるって思ったの」


龍は麗子に助けられながら体の回復を待った。

No.166

龍にとって榊麗子は命の恩人であった。麗子に会わなかったらどうなっていたかわからない。


麗子と一緒に日本に帰って来たが 凛子に合わす顔がないと連絡する事が出来ずにいた。


麗子は龍からこれまでの事を聞いた。そして17歳も年下の龍を夢中にさせた西条凛子に興味をもつ。


麗子と龍が男女の関係になったのは訳があった。


麗子のマンションに居候のようにしている自分への嫌悪感から自暴自棄になった龍は ある夜 泥酔して帰宅した。


たまたまいた麗子に優しく介抱された龍は セックスの衝動が起きた。


酔っている龍を叱り笑って済まそうとした麗子だったが 龍が泣き出したのである。


母性愛からなのか‥麗子もわからなかったが 龍を抱きしめ そのまま関係をもった。


龍のセックスは素晴らしく麗子は龍に溺れた。龍を手放したくない。龍を愛し始めていた。


榊麗子の実年齢を聞いた時龍は驚きはしたが 気にはならなかったし 龍の激しいセックスにも十分反応してくれた。


「龍の渡米の失敗はよくある事よ。私の為に働いて。私の先は長くないわ。私が一人前の男にするから。」

No.167

話を聞いた凛子は小さなため息をついた。コーヒーを一口飲む。すっかり冷めていたが 美味しかった。


「西条さん‥龍の事は心配しないで。私に任せて。」

凛子はうなずいた。


「話は変わるけど 明日のパーティーに西条さんもご一緒できない?西条さんがご存知の奥様方もおいでになるわ。どう?」


「場違いではありませんか?」


「何をおっしゃるの。貴女がいらしたら場が華やぐわ。皆さん 和服には興味があっても見立てが苦手って言ってたから 教えて差し上げてね」


「わかりました。喜んでご一緒させていただきます」」

「ありがとう西条さん。嬉しくてよ」


ロビーまで送りながら龍は言った。


「俺は‥今でも凛子さんを愛している。でも 麗子さんを裏切る事なんて出来ない。」


「よくわかるわ。」


「呉服売り場で凛子さんを抱きしめていた人‥あの人が好きなの?」



「龍がいない時 支えてくれた人よ‥」


「その人に愛されて幸せ?」


「幸せよ。とても‥」


「良かった‥」


龍は人懐こい笑みを浮かべた。以前の笑い顔だった。

「これから 凛子さんと会う機会が増えると思うよ」

「?」

No.168

「麗子夫人は凛子さんを凄く気にいってるし‥」


「他にも何かあるの?」


「‥いや‥それだけだよ‥」

なぜかはっきりとしない龍の返事だった。




次の日。

凛子は仕事を早めに上がり麗子のマンション行った。

凛子の装いはベージュの無地のお召し、深緑に南天の実が書かれた染め帯、パールの帯留めで遊んでみた。

凛子を見た途端 麗子は感激して言った。


「素敵!何となくX'masの雰囲気なのね」


「ありがとうございます。柊の帯だといいんですが‥持っていないので」


「なるほどね。着物って奥深いわ」



着付けをする為 麗子が肌着だけになった。年齢の弛みは当然あるが 白い綺麗な肌である。


麗子が言った。


「私の年齢はご存知?73歳よ」


「はい。驚きました。とても見えませんわ。お美しいです」


「ありがとう‥ でもね‥
貴女には教えるわ。60歳になった時 全身整形をしたのよ‥ そのあとよ問題は。肌は衰えて当たり前だわ。どう保つかね」

麗子が頻繁に海外に行くのはその為だった。

No.169

海外の最新のエステを受けていた。かなり高額のものもあるが榊グループの社長夫人には何でもない事だった。


着付けが終わり鏡には50代前半の華やかな女がいた。


「満足よ。西条さんのセンスは確かね」


「ありがとうございます」

洋服でも和服でもデザイナーの作った通り着るのは誰でも出来る。


和服は形が同じであるから小物合わせと着付けかたで上品にも下品にもなってしまう。


凛子の見立てと着付けかたは品良くゆったりとしていて着心地が良かった。



パーティーは あるホテルの会場であった。有名一流ホテルではなく目立たないが洒落たホテルである。凛子は意外な気がした。


ロビーを歩いている麗子と凛子は人目を惹いていた。今日のパーティーで麗子を知らない者はいない。


あちこちで挨拶を交わし 忙しい様子に 凛子は表通りが見える窓際で立っていた。


すると 後ろから声をかける男がいた。


「凛子さん」


ゆっくり後ろを振り向く凛子。


男は高木であった。

No.170

「凛子さんにこんなところで会えるなんて嬉しいなあ」


相変わらず爽やかなイケメンである。


「高木さんはどうしてここに?」


「誘われたんですよ。あっ、凛子さんのデパートに木下っているんですけど 知ってますか?あいつとは大学が同じなんです」


「まあ、そうなの。外商部の木下さんね」


「木下から凛子さんの活躍ぶりは聞いていました。今日も一段と美しい」


高木と話しながら 凛子はおかしな事に気がついた。ひとりふたりとセレブな女性達が入って来る。40歳以上と思われる。
思われるというのは 皆 生活感が無い為 若いが 生活の心配のない熟女達に間違いはない。


男性達も来ているがどういうわけか 全員が若い。高木も含めてイケメンばかりであった。


(ホストなのかしら?)


凛子はこのパーティーが何であるか聞いていなかった事に気がついた。


「高木さん このパーティーって何か聞いてます?」

「木下からは何も‥綺麗な奥様達が来るぞって言ってたな。年上好きの僕の弱いところを知ってるんだ、アイツ」


木下は麗子に頼まれて高木を呼んだらしい。意味深なパーティーである事は間違いない。

No.171

不思議な事にパーティーは何となく始まり 主催者の挨拶などもない。出席者達は当たり前のように 飲んで食べ歓談していた。


始めは右と左に分かれていた男女が入り交じり まるでお見合いパーティーのようだ、と凛子は思った。


一通り挨拶の済んだ榊麗子は凛子の元にやってきた。

「西条さん 楽しんでいらっしゃる?」


「はい。お料理もお酒もめったに食べられない物ばかりですから‥」


口のこえたご婦人方の集まりである。素材も味も盛り付けも逸品だった。


凛子は迷いながら 思いきって言った。


「榊様‥今日の会はどういうものですか?」


「何かお感じになって?」

「下世話な言い方ですが‥お見合いパーティーのような感じがいたします。」


「その通りよ。」


麗子はにっこりと微笑んだ。


「女性達は自分の好みのパートナーを選んでいるわ。直ぐに見つける方もいらっしゃるし 何度か足を運んでる方も‥」


「榊様‥頭が混乱して‥どういう事ですの?」


「貴女を呼んだ事には理由があるの。お話するわ」

No.172

凜子さんのファンになりました。

とても素晴らしいです。
登場する男性陣にジェラシーが湧くほど入り込んでしまいますね。

大変かと思いますが、頑張ってください。
応援しています。

No.173

>> 172 トオルさん💖

ありがとうございます☺


エロティックに頑張りますわ☺

No.174

今日のパーティーの主催者は榊麗子である。“〇〇の会”などという名称は一切ない。


出席者は榊麗子に選ばれた者だけとなる。
選ばれた者‥それは秘密を守れて外部に洩らさず 毎月200万円を麗子に渡す事が出来る女性達であった。

男達は容姿 性格 出身 病歴などの素性を全て調べられた。


そう‥榊麗子はセレブな女性達に男を紹介していたのである。


「金も地位も得て成功した男がする事は決まっているの。女よ‥。
昔から言うでしょう?
【英雄 色を好む】って。」


麗子のも含め今日のパーティーに来ている既婚の女達の夫は愛人がいた。中には3人も囲っていり夫もいる。


日本は昔から男の浮気には寛大で成功者には当たり前の事と公認している部分がある。


その妻達はどうか。夫が成功し何不自由ない生活をしてはいるが 心は満たされない。堂々と愛人のマンションに泊まってくる夫。愛人らは一様に若い。若い肌に溺れる夫を諦めるしかななかった。


「妻達はスキャンダルを恐れるの。子供の目 世間の目‥ 男のような浮気は出来ないわ。でも 女はいつだって愛されたがっているの‥年をとったって女の身体は正直なものよ」

No.175

「私もそうだったの。帰って来ない夫を待ち 子供達を育て上げた。自分さえ我慢すればいいと思っていた‥子供達が成人して自分を見つめ直した時、ショックだったわ」


50歳頃から 夫婦同伴でレセプションやパーティーに出席する事が多くなった。自然と妻同志が親密になり 自分と同じ悩みがある事を知った。


「私は残りの人生 自分の為に生きようと思ったのよ。女は愛されて輝くの。般若や夜叉の面は脱ぎ捨てたの‥」


麗子は変身した。整形手術を受け エステに通い 若返った。そして 考えていた秘密のクラブを実行に移したのである。


「今までトラブルはないわ。皆さん 立場をわきまえていらっしゃる方々だから。もし 何らかのトラブルがあっても心配には及ばないわ」


榊グループの力は量り知れない。その辺は行き届いているのだろう、と凛子は思った。


「苦労するのは ぴったりの男を探す事ね。いたとしても条件に合わなかったりするから‥」


凛子は一番の疑問を聞いた。


「私がここに来た理由は?」


麗子は一呼吸おいて言った。


「貴女に私の後継者になっていただく為よ」

No.176

「私が?‥後継者‥ですか?」


凛子は戸惑うばかりであった。


「驚かせてごめんなさい。後継者っていう言い方が大袈裟かも知れないわ。細かい事務的な事は全部 木下さんがしているの。貴女にしていただきたいのは‥」

麗子は小声になった。


「集めた男達の‥品定めよ」


男達をホストにするわけではない。それぞれの職業は続けてもらう。月に2~3度 女性達の相手をする。


相手とはセックスをする事であり 女性を悦ばせる術がなければならない。


凛子がする事は女の身体の繊細な部分を男達に教える事であった。凛子自身の身体を使って‥。


「貴女は男を虜にする女性だわ。龍の他にもいるはずよ、貴女に夢中な男性が。さっき 貴女と話していた人も間違いなくそうね」


高木の事だった。高木は凛子が気になって仕方がない様子で熱い視線を送っていた。


「‥私には愛している人がいます。そんなこと‥」


出来るわけがない、と凛子は思った。


「知っていてよ。でも 貴女しかいないの。
凛子さん。貴女は自分で気づいていないだけ‥。良い意味で 魔性の女よ。」

No.177

榊麗子の話を聞き終わった時 凛子の肌はしっとりと汗ばんでいた。


凛子は榊麗子を見つめた。

(あたしが魔性の女なら‥榊夫人は魔女だわ)


魔女の呪いにかかってしまったのか‥
直ぐに断る事もできるはずである。それを躊躇してしまう自分はいったい何なのか‥


凛子は会場を見渡した。男達が一斉に自分を見ている気がする。男達の目に晒されながら 着物を脱いで全裸になる。男達の手が自分に襲いかかる。
何本もの手が 身体中を撫で回し 喘ぐ‥


(なんてことを!‥)


自分を恥じた凛子はとりあえず帰ろうと立ち上がったが軽い目眩を感じよろめいた。


高木が飛んできた。


「大丈夫ですか!?凛子さん? 顔色が悪い。送ります。」


「それより 部屋を用意するわ。高木さんとおっしゃった? 連れて行ってさしあげてね」


麗子の言う通り 高木は凛子を抱き上げエレベーターに乗った。


「‥高木さん‥降ろして‥大丈夫だから‥」


凛子がか細い声で言うと


「いやだ!このままでいたいんだ‥凛子さんにふれていたい。」


「いけないわ‥お願い‥」

「黙っていて‥そんな言葉を聞いたら堪んない」

No.178

高木は凛子を抱き上げたまま ホテルの部屋に入った。ベッドにそっと凛子を降ろす。冷蔵庫から水を取り凛子に渡した。


「大丈夫ですか?僕が出たら帯をといて休んだほうがいい。」


「ありがとう‥そうするわ」


「残念だな。こんな近くに貴女がいるのに抱けないなんて。」


と、おどけて笑った。


「高木さんったら‥」


「本心ですよ‥‥抱きしめてから‥いややめとこう。じゃ、また。」


高木が出て行くと 凛子は帯をといて 着物を脱いだ。杏色の長襦袢になりベッドに入り 目を閉じた。


いつの間にか眠っていた凛子は携帯に起こされた。白州だった。


「もしもし‥凛子?」


「和哉さん! 逢いたい!
今すぐ逢いたい!」


「どうした?‥わかった。すぐ行くからな」


「早く!‥あっ‥危ないからゆっくりでいいから!
でも 早く来て抱いて!」


「早く ゆっくりか。俺が欲しいか?」


「欲しいわ!熱い貴方の!」


「なに?」


「意地悪!」


「すぐ行くよ」

No.179

白州は凛子が教えたホテルに着いた。ロビーからエレベーターに向かっていると妙齢の女と若い男がエレベーターを待っている。榊麗子と龍であった。


白州は二人の後ろに立った。二人はまだ白州に気づいていない。


「麗子さん 大丈夫?」


「‥少し‥辛いわ‥早く横になりたい」


榊夫人の横顔が青ざめて見えた。


「病院に行こう 心配だから」


「いいえ‥今入院なんか出来ないわ‥凛子さんに教えなければならない事がたくさんあるのよ」


(凛子に教える?‥夫人は病気なのか?)


今夜の凛子の様子はおかしい。凛子は榊夫人から何を聞いたのか‥


エレベーターのドアが開き乗り込む時 麗子が白州に気づいた。


「白州さんですね。はじめまして。」


白州は麗子が自分を知っている事に驚きながらも冷静に言った。


「こちらこそはじめまして榊麗子さん」


二人の挨拶を龍は黙って見ている。と、白州と目が合った。


(こいつが凛子を一年間も抱いていたのか)
と思う白州。


(この男は今から凛子さんを抱く)
と想像する龍。


凛子を巡る二人の男の表情を心配しながらも楽しげに見ていた麗子が言った。

No.180

「白州さん。これから何があっても 凛子さんを愛してあげてね。お願いします」


「もちろんです。全身全霊で彼女を愛します」


麗子はたおやかな笑みを浮かべながら エレベーターを降りる。ドアが閉まる寸前に 龍が白州に向かって深々と頭を下げた。


白州は凛子の元に急いだ。ドアが開くのももどかしく凛子を抱きしめ 舌を絡ませた。


長襦袢から伝わる凛子の身体は熱く火照っている。伊達〆もほどかず 襦袢をはだけて凛子の細い肩に口づけた。


「和哉さん!‥大好きなの!‥愛してるの!」


白州の激しい愛撫に身体を悶えさせながら応じる凛子。

「好きだ 凛子!」


縺れ合いながらベッドに倒れた。長襦袢の裾を割り凛子の脚は大きく拡げられる。


白州は自分を昂らせ狂わせる凛子の中心に口づける。舌を尖らせて壺に挿し込み淫水を揺らした。


「‥アフッ!」


凛子は声にならない声を上げている。


白州の口全体で秘部をおおい舌で舐める。舌に感じる突起物が固くなっている。突起物を強く吸うと 凛子は白州の髪を掴んだ。


「凛子!俺の凛子!」


凛子の充血した秘部はますます紅くなり妖しくひくついていた。

No.181

凛子は身体全体が性器になったような気がした。白州の触るところが熱い。


「和哉さん!あたしを好き? 愛してる?」


白州はゆっくりと腰を動かしながら答える。


「愛してる。最高の女だよ」


それを聞いた凛子は泣き出してしまった。嗚咽するたびに凛子の中が動き白州を締め付けた。


「何故 泣く?何があった?」


聞きながらも律動はやめない。


「怖いの‥ウッ‥ゥゥ‥自分がわから‥ない‥‥
ああっ!感じるの!」


凛子は感情が高ぶっていた。


「夫人‥に言われたの‥ああっ! 魔性‥の女だって!そうなの!? あたし?」


「魔性?そうかもな‥こんなに俺が夢中になるんだから!」


白州は結合部分を見ながら腰を入れた。凛子の愛液が摩擦で白く泡立ち 白州のそれにも絡みつく。


「夫人の‥秘密クラブの男達に‥あたしは! ああっ!‥」


白州に話しながら 男達に抱かれる いや 男達を抱く自分を想像してしまう。
想像はあまりに淫らだった。


「他の男達に見せるのか?見せてよがるのか!」


凛子の言った言葉だけではよくわからない。
しかし 凛子の涙と話は十分に白州を興奮させるものだった。

No.182

泣きながらオーガズムを迎える凛子を下にして 白州も果てた。


暫くの間 凛子を抱きしめ髪を撫でていると 凛子が話しだした。


麗子から言われた事は白州にとっても驚きだった。それを凛子が泣くほど悩んでいる事‥


「何があっても凛子さんを愛してあげてね」と榊夫人は言った。俺は寛大な男になれるのか‥


「凛子はどうしたい?」


「‥‥わからない‥」


「凛子が他の男に抱かれるのを想像するのも嫌なくせに それを見てみたい俺もいるんだ‥変だよな」


「貴方には嫌われたくない‥でも‥自由でいたいあたしがいるの。あたしたちって似ているのかしら‥」


どんなに愛していても 人の心まで全部奪うことは出来ない。狂おしいほど愛していてもいつか冷めるかもしれない。


「凛子は自由に生きて欲しい。俺が支える。それが俺の愛し方だ」

No.183

>> 182 凛子さん 俺も抱きたいってなもんだ!
いつも楽しみです!

No.184

>> 183 おはようございます💋

なさん ありがとう☺


誰かさんをギュッしてあげて☺

女はそれを待ってるの☺

No.185

榊麗子が死んだ。


麗子にあって返事をしなければと凛子が思っている矢先だった。


麗子が重い病気であった事は主治医と龍以外 誰にも知らされていなかった。


昭和の時代を倹しく生きて平成に女として生きた榊麗子の最後は龍の腕の中だった。愛してやまなかった龍に抱かれてこと切れた顔は菩薩のように美しいものであった。


ただ 龍の存在は榊グループの社長夫人としては相応しくない。木下が奔走しすべて秘密に処理された。


社葬が営まれ 白州と一緒に参列した凛子はある光景を目の当たりにする。


榊グループの社長、麗子の夫が人目もはばからす遺骨を抱き抱え 号泣したのである。


噂では 麗子は夫が何度となく愛人を作り家に寄り付かなくなっても 愛人達を非難する事はなかったという。それどころか愛人達の生活の心配までしていた。


その陰で麗子は何度涙を流し女の性に悶えただろうか。それを思って凛子は泣いた。


「夫婦って不思議ね‥」


凛子は白州にそう言いながら白州の手を強く握りしめた。


「結局は男であり女であったということかな‥」

No.186

告別式の後 精進落としをかねて白州の店で飲んでいると 木下から電話が入った。


今後の事を話したいと言う。白州の店を教えて待っていると 木下は龍と一緒にやって来た。


龍は憔悴した様子である。無理もない。麗子の最後を1人で看取り木下に連絡をした後は 自分の存在を消す為 ホテルから一歩も出なかったのだ。


飲み物が運ばれて無言の乾杯をしたあと木下が言った。


「榊夫人から今後の事は口頭で聞いてあります。文書にはなっていませんから 僕を信じるかどうかは自由です」


3人とも頷いた。


「龍君については “したい事をするように”と言っていました。金銭的な問題は僕に言って下さい。

凛子さんには“貴女ならやってくれるはず”‥それだけでした。」


凛子も白州も思わず苦笑した。


「麗子さんらしいわ」


4人とも黙って飲んでいたが凛子が木下に聞いた。



「木下さんと榊夫人はどういう関係なの?ずっと気になっていたの」


いつも冷静沈着な木下の目が揺らいだ。


「僕は榊社長の3番目の愛人の子供です。母は僕が高校生の時に癌で死にました。榊社長は僕の存在を知りません。社長と別れてから僕が生まれたんです」

No.187

木下は続けた。


「母は僕の事を榊社長に知らせなかったんです。母が他界して天涯孤独になった僕を榊夫人が助けてくれました。
大学まで行かせてくれ 就職も榊グループに入るように進めてくれました。
けれど それだけは嫌だった‥。」


榊麗子は木下を子供のように慈しんで面倒をみた。そういう女だった。


意外な事実を知った3人は改めて麗子の死を哀悼した。


時間がたち 4人とも酒が回ってきた。木下と龍は元々酒が弱くかなり泥酔している。


見かねた白州が 上の部屋で休むように言うと二人ともふらつきながら上がっていった。


白州と凛子も店を出た。12月になったというのにあまり寒さは感じない夜である。


暗闇の中 二人は抱き合った。白州は4人で飲みながら 凛子を見つめる龍の視線に気がついていた。


今 凛子の体温を感じて一気に欲望が沸き上がっていた。


「上でしよう」


「だめよ‥二人がいるわ」

「あの様子じゃ起きないよ」


「起きたら恥ずかしいわ‥」


「起きたら‥二人に見せるか‥」

No.188

龍の熱い眼差しに凛子はきづいていた。平静を装っていたが凛子の心は複雑だった。


部屋に上がった。静かにドアを閉めると 直ぐに白州が凛子を抱き寄せた。


「和哉さん!んっ!‥聞こえてしまう‥」


「聞こえたっていいさ‥凛子の乱れるところを見せてやりたい‥」


二人とも囁き声だ。それが妙にいやらしく興奮してしまう。


白州は凛子をキッチンのシンクにつかまらせた。着物の裾を腰の位置までまくりあげ 凛子のヒップを舐め始めた。


舐めながら 指で2箇所の秘部を責めると凛子の喘ぎが始まった。声を出さないように我慢している凛子を見て 白州の指と舌は執拗になった。


淫水が太ももをつたわり 足首まで続いている。いつもより溢れかたが凄い。


白州は凛子の片足を上げて背後から熱い固まりを突き入れた。

No.189

隣の部屋の木下と龍はそれぞれが毛布をかぶり眠っていた。床暖房になっているから暖かい。


龍は酔ってはいたが麗子の死で気持ちが昂り頭が冴えて眠れなかった。木下は寝ているようである。


すると白州と凛子が部屋に入る物音がした。リビングに入ってくる様子はない。そのうちに絹擦れの音がして凛子の 喘いだ声が聞こえた。


自分が何度も抱いて聞いた声だった。白州への嫉妬とは裏腹に龍の股間は膨らんでいた。


木下も目が覚めていた。龍と同じく白州と凛子の行為に気付く。しかし 木下は凛子の事は綺麗だとは思うが興味はない。


木下は女を愛せない。
いわゆる男色。

ゲイであった。

No.190

龍と木下はほぼ同時に起き上がった。薄暗い部屋でお互いに顔を見合わせる。凛子の声は続いていた。


龍が我慢出来なくなり立ち上がると木下は龍に近づきそれを制した。


木下がそばに来た事で 龍は眼鏡を外した木下の顔を初めて近くで見た。


美少年と呼べば良いのだろうか。眼鏡が邪魔をしていたらしく メイクをすれば妖艶な女になるだろう。中性的な美しさがある。


龍は心ならずもどきどきしている自分に慌てていた。

その時 木下の手が股間を触ってきた。突然の事で龍は立ち尽くしたままである。


木下は妖しい目で龍を見つめながら今度はファスナーを下ろし ボクサーパンツの中に手を入れて直接握ってくる。


龍はゲイではない。しかし木下の手は巧みに動き龍の快感を煽った。


「アァ‥アッ!‥」


凛子の声に我に返った龍は木下の手を払いのけキッチンへのドアを開けた。



そこでは 龍の方を向き 立ったまま背後から白州に突かれている凛子がいた。


白州のいきり勃ったものが凛子の秘部を出入りするのが丸見えである。


「いや!龍!‥見ないで!」


凛子が叫んだ。

No.191

凛子が叫んでもどうにもならない。龍の目は一点を凝視している。


「‥凛子さん‥綺麗だ‥」

龍は官能に喘ぐ凛子を美しいと思う。凛子に近づき真下に座ると 凛子の花芯に口づけた。舌先と花芯をつつくと凛子は上体をくねらせながら白州の唇を吸った。


木下は後ろで3人を見つめている。ゆっくりと龍の横に座る。凛子の花芯を膨らませている白州の肉棒を舐めた。右手は龍の股間をまさぐっている。


凛子は思いがけない木下の行為に理性が弾け飛んだ。

「素敵っ!!みんな好き!和哉! 龍! もっとして!」


凛子を中心にして 3人の男が野獣となっていた。


木下は龍の股間に顔を埋めた。龍はされるがままに凛子を見ていた。


凛子は四つん這いになり白州に懇願した。白州に責められ声をあげる凛子に龍はキスをする。その龍の背後から木下が貫いた。


裂くような痛みに龍が唸る。木下は緩慢な動きをしながら龍の昂りをしごいた。

痛みを忘れたいのか 龍は凛子の顔中に口づけた。


白州の動きが速くなる。凛子の腰を掴み打ち付ける。

凛子は気を失った。

No.192

年があけた。


凛子が以前から提案していた企画で新春初売りは目の回る忙しさだった。


企画とは【男のきもの】を推奨しショーを開いたのだ。きもののモデルになったのが 龍 高木 木下と麗子の秘密クラブの男達である。


いい男の和装は話題性があり 正月の連日 人で賑わった。龍や木下目当ての女達の他 きものに興味を示す若い男達もいる。


凛子は興味を持った男性客にきものを着付ける。凛子に身体を触れられながら着付けをしてもらう。男達は平常心ではいられない。凛子が何気なく 囁く。


「このきものを来て パーティーに来ていただけません?」


「貴女もいるんですか?」

「もちろんですわ」


優しく答える凛子の瞳は妖艶な輝きを放ち、男は魅せられる。そして‥


《性の魔女》凛子の虜になっていった。



終わり🍁



…………………………



凛子です💋


拙いお話にお付き合い頂きありがとうございました。

応援の言葉もとても嬉しかったです💕

  • << 194 凛子さん✨💕本当に素敵でした💕勝手にまだまだ続くような気がしていて…… とても淋しい気持ちになっています😢 また続編がある事を心待ちにしております✨
  • << 195 とっても楽しみに読んでました😃 凛子さん素敵です💕 お疲れ様でした😃
  • << 200 凛子さんお疲れ様でした💐💐💐最高の作品でしたね😍💕 本当に楽しみで毎日欠かさず読んでました🎵 終わってしまうのは寂しいですぅ😚 いつかまた凛子さんの作品を読める日が来る事を願ってまぁぁぁす😁 本当に本当にお疲れ様でした👏👏👏

No.193

>> 192 いつもドキドキしながら読ませていただきました💓
凛子さん素敵すぎます😍
私も凛子さんのような素敵な大人の女性になりたいと思いました✨
もしよければまた書いていただきたいです😄

  • << 198 るぅままさん💖 ありがとう 嬉しいです☺ 素敵な女性になれますわ🎵 貴女なら💋

No.194

>> 192 年があけた。 凛子が以前から提案していた企画で新春初売りは目の回る忙しさだった。 企画とは【男のきもの】を推奨しショーを開いたのだ。… 凛子さん✨💕本当に素敵でした💕勝手にまだまだ続くような気がしていて……
とても淋しい気持ちになっています😢
また続編がある事を心待ちにしております✨

  • << 199 イチさん💖 ありがとうございます☺ 寂しいだなんて…😤 あたしもウルウルです💧 本当にありがとう💕

No.195

>> 192 年があけた。 凛子が以前から提案していた企画で新春初売りは目の回る忙しさだった。 企画とは【男のきもの】を推奨しショーを開いたのだ。… とっても楽しみに読んでました😃
凛子さん素敵です💕
お疲れ様でした😃

  • << 201 匿名さん💖 ありがとうございます☺ 楽しんで頂けてよかった🎵

No.196

凛子さん✨
お疲れ様でした🙇。

最後までとっても素敵でした✨


少し休んでリフレッシュされたら 是非また“その後”を知りたいと思います。

今まで以上に男性達を魅了していく凛子の姿が是非見てみたいです💕。



よろしくお願いします🎵

そして お疲れ様でした🌟

  • << 202 香澄さん💖 ありがとうございます☺ その後の凛子…😱 あたし もっと経験しなくては💕 😳💦

No.197

👏👏👏😊
最近、見つけていっきに読み、早く続きを😊とワクワクしていました😊

また、続編や、新しいお話が読めたらと思います😊
ありがとうございました😊

  • << 204 ハウルさん💖 ありがとうございます☺ 嬉しいわ☺見つけて頂けて 凛子でいっぱいの頭を少し空っぽにしてみます😂

No.198

>> 193 いつもドキドキしながら読ませていただきました💓 凛子さん素敵すぎます😍 私も凛子さんのような素敵な大人の女性になりたいと思いました✨ もしよ… るぅままさん💖

ありがとう 嬉しいです☺


素敵な女性になれますわ🎵
貴女なら💋

No.199

>> 194 凛子さん✨💕本当に素敵でした💕勝手にまだまだ続くような気がしていて…… とても淋しい気持ちになっています😢 また続編がある事を心待ちにしてお… イチさん💖

ありがとうございます☺


寂しいだなんて…😤

あたしもウルウルです💧


本当にありがとう💕

No.200

>> 192 年があけた。 凛子が以前から提案していた企画で新春初売りは目の回る忙しさだった。 企画とは【男のきもの】を推奨しショーを開いたのだ。… 凛子さんお疲れ様でした💐💐💐最高の作品でしたね😍💕
本当に楽しみで毎日欠かさず読んでました🎵
終わってしまうのは寂しいですぅ😚
いつかまた凛子さんの作品を読める日が来る事を願ってまぁぁぁす😁
本当に本当にお疲れ様でした👏👏👏

  • << 206 悩める人さん💖 ありがとうございます☺ 何か書ければとは思いますがなかなか💦

No.201

>> 195 とっても楽しみに読んでました😃 凛子さん素敵です💕 お疲れ様でした😃 匿名さん💖

ありがとうございます☺


楽しんで頂けてよかった🎵

No.202

>> 196 凛子さん✨ お疲れ様でした🙇。 最後までとっても素敵でした✨ 少し休んでリフレッシュされたら 是非また“その後”を知りたいと思います。… 香澄さん💖

ありがとうございます☺


その後の凛子…😱

あたし もっと経験しなくては💕

😳💦

  • << 205 稟子さん お疲れ様でした m(__)m リフレッシュしたら 又 書いて下さいね 私の イメージでは 稟子は 黒木 瞳さんでした もっと 色んな年齢の 俳優さんを イメージしたかったです ご苦労様m(__)m

No.203

興奮して読みました
更新楽しみにしてました😃

すっごかったです❤
映画化されないかなぁ~とまで、本気で思ってしまいました😃

ありがとうございました❤

  • << 207 みゃーこさん💖 ありがとうございます☺ 映画化⁉😱 じゃ凛子はみゃーこさんにお願いしましょ💕

No.204

>> 197 👏👏👏😊 最近、見つけていっきに読み、早く続きを😊とワクワクしていました😊 また、続編や、新しいお話が読めたらと思います😊 ありがとうござ… ハウルさん💖

ありがとうございます☺


嬉しいわ☺見つけて頂けて

凛子でいっぱいの頭を少し空っぽにしてみます😂

No.205

>> 202 香澄さん💖 ありがとうございます☺ その後の凛子…😱 あたし もっと経験しなくては💕 😳💦 稟子さん お疲れ様でした m(__)m リフレッシュしたら 又 書いて下さいね 私の イメージでは 稟子は 黒木 瞳さんでした もっと 色んな年齢の 俳優さんを イメージしたかったです ご苦労様m(__)m

  • << 208 なおさん💖 ありがとうございました☺ 黒木瞳…💕 いいですね~☺ イメージが合いますね~☺

No.206

>> 200 凛子さんお疲れ様でした💐💐💐最高の作品でしたね😍💕 本当に楽しみで毎日欠かさず読んでました🎵 終わってしまうのは寂しいですぅ😚 いつかまた凛… 悩める人さん💖

ありがとうございます☺


何か書ければとは思いますがなかなか💦

No.207

>> 203 興奮して読みました 更新楽しみにしてました😃 すっごかったです❤ 映画化されないかなぁ~とまで、本気で思ってしまいました😃 ありがとうご… みゃーこさん💖

ありがとうございます☺


映画化⁉😱


じゃ凛子はみゃーこさんにお願いしましょ💕

No.208

>> 205 稟子さん お疲れ様でした m(__)m リフレッシュしたら 又 書いて下さいね 私の イメージでは 稟子は 黒木 瞳さんでした もっと 色ん… なおさん💖

ありがとうございました☺

黒木瞳…💕

いいですね~☺

イメージが合いますね~☺

No.209

>> 208 稟子さん こんにちわ 鈴木京香さんなら 年齢が ぴったりですね 山崎努や 古谷一行のような 実年俳優も イメージしたい 第2章も 読みたいな ちなみに 別れた旦那のイメージは 佐野史郎 置き手紙一つで 家出してるので 離婚は 成立してないように 思いますが 白木を 取られたOLと 組んで 稟子に 復讐とか 有りそうですね サスペンスの要素も あるかも⁉ 後 10代~20代の 女性キャラクターも 良いな 龍は 松田翔太です 白木は 内田向陽で😄字は 合ってるかな

  • << 213 なおさん💖 豪華キャストですね~🌟 京香はぴったりな感じです☺ 離婚不成立💦 痛いところを突かれてしまいましたわ😂💦 そういうふうに読んでいて下さったとは感激です😤 ありがとう💕

No.210

>> 209 内野聖陽でした 白州と 高木が 一緒に なってました 白州のイメージです風林火山で山本勘助を 演じた人です m(__)m

  • << 214 なおさん😂 気にしていませんよ🎵 白州は私の理想の男なの☺

No.211

毎日更新を楽しみにしてました😚

自由に自分を解放して生きる凛子さんに憧れます😍
着物のことも勉強になりました👘

素敵な作品をありがとう✨お疲れ様でした


続編をお待ちしております💕

  • << 215 北風さん💖 ありがとうございました☺ 🌟女は灰になるまで…🌟 凛子はそれを実践すると思います☺

No.212

最高でした炻いつもドキドキしながら読んでました。

お疲れ様でした侔侔侔
私も凛子みたいな素敵な大人になりたいⅳです炻

  • << 216 ちゃみさん💖 ありがとうございました☺ 皆さんが凛子を素敵と言って下さってとても嬉しいです☺💕 淫乱女なんて言われたらどうしよう…なんて心配してました💦 素敵な女性になって下さいね☺

No.213

>> 209 稟子さん こんにちわ 鈴木京香さんなら 年齢が ぴったりですね 山崎努や 古谷一行のような 実年俳優も イメージしたい 第2章も 読みたいな… なおさん💖

豪華キャストですね~🌟


京香はぴったりな感じです☺


離婚不成立💦

痛いところを突かれてしまいましたわ😂💦


そういうふうに読んでいて下さったとは感激です😤


ありがとう💕

No.214

>> 210 内野聖陽でした 白州と 高木が 一緒に なってました 白州のイメージです風林火山で山本勘助を 演じた人です m(__)m なおさん😂

気にしていませんよ🎵


白州は私の理想の男なの☺

No.215

>> 211 毎日更新を楽しみにしてました😚 自由に自分を解放して生きる凛子さんに憧れます😍 着物のことも勉強になりました👘 素敵な作品をありがとう✨… 北風さん💖

ありがとうございました☺

🌟女は灰になるまで…🌟


凛子はそれを実践すると思います☺

No.216

>> 212 最高でした炻いつもドキドキしながら読んでました。 お疲れ様でした侔侔侔 私も凛子みたいな素敵な大人になりたいⅳです炻 ちゃみさん💖

ありがとうございました☺

皆さんが凛子を素敵と言って下さってとても嬉しいです☺💕


淫乱女なんて言われたらどうしよう…なんて心配してました💦


素敵な女性になって下さいね☺

No.217

凜子さん
お疲れ様でした。

感激しました。

とても読みやすくて、読者を気遣ってらっしゃるのがよく分かります。

続編も期待したいですが、凜子さんの描く別の女性も読んでみたい気がします。

とにかくお疲れ様でした。

No.218

>> 217 トオルさん💖

ありがとうございました☺

別の女性…☺

良いヒントを頂きました💓

No.219

お疲れ様です😃 とても楽しい小説でした‼ 次回作を待ってます

No.220

>> 219 たけしさん💖

ありがとうございました☺

年上の彼女といつまでもラブラブ💕でいてね☺

No.221

>> 220 凜子さんは普段、仕事されてるんですか❓

No.222

>> 221 今はしていないんです☺

以前は着物に携わった仕事をしていました。

接客の仕事が好きかな☺

No.223

>> 222 そうなんですか😃 小説は実体験のわけないですよね…❓

No.224

>> 223 (^w^)どうかしら?♪


リアル凛子はあんなにモテませんわ☺

  • << 226 失礼を承知で 凛子を抱きたいって思ってます 終りましたね お疲れ様でした 凛子さんを 話に出て来るみたいにしたい😤

No.225

>> 224 本当にモテないんですかぁ❓😃 年上の女性はやっぱり色気が違いますね😊

  • << 227 たけしさん☺ 色っぽいのと エロっぽいのは 違いますわ💋

No.226

>> 224 (^w^)どうかしら?♪ リアル凛子はあんなにモテませんわ☺ 失礼を承知で 凛子を抱きたいって思ってます 終りましたね お疲れ様でした 凛子さんを 話に出て来るみたいにしたい😤

  • << 228 なさん☺ いつもありがとうございます🎵 抱きたい⁉ 嬉しいわ だって… そう思ってくれなきゃ 官能を書いた意味がありませんもの💋

No.227

>> 225 本当にモテないんですかぁ❓😃 年上の女性はやっぱり色気が違いますね😊 たけしさん☺

色っぽいのと

エロっぽいのは

違いますわ💋

No.228

>> 226 失礼を承知で 凛子を抱きたいって思ってます 終りましたね お疲れ様でした 凛子さんを 話に出て来るみたいにしたい😤 なさん☺

いつもありがとうございます🎵

抱きたい⁉

嬉しいわ だって…

そう思ってくれなきゃ
官能を書いた意味がありませんもの💋

  • << 234 久し振りです 私の凛子!(すいません)元気にしてますか?何か凛子さんの話が終ったら つまらなくなってしまった 今日この頃

No.229

元気ですか?😃

No.230

>> 229 たけしさん

お久しぶりね💓


凛子は元気ですよ☺

No.231

>> 230 たくさん話したいです😊 凜子さんと 🙇

No.232

>> 231 とっても嬉しいんですが☺

この板は雑談をしてはいけないのでは?


この板は初めてなのでどうなんでしょう😥

No.233

>> 232 稟子さん お久しぶりの照り焼き😄今の 所 作品は 止まっているし えんでないかい 作品を カキコ始めたら 読者は つづきが 読みたいから 雑談は 遠慮するよ 稟子ファンの 集いで 次の作品の アイデアに しては どうですか

  • << 236 おはようございます なおさん☺ お気づかいありがとうございます💕 凛子の続きにするかどうか… 全然決まってないんです😂💦 気長に待っていてくださいませ🙇💦

No.234

>> 228 なさん☺ いつもありがとうございます🎵 抱きたい⁉ 嬉しいわ だって… そう思ってくれなきゃ 官能を書いた意味がありませんもの💋 久し振りです 私の凛子!(すいません)元気にしてますか?何か凛子さんの話が終ったら つまらなくなってしまった 今日この頃

  • << 237 なさん おはようございます☺ 私… 貴方の凛子だったの?! 知らなかった😂 風邪もひかず大いに元気です☺ 次回のはもう少し待ってください🙇

No.235

おはようございます。

凛子さん お久しぶりです。

凛子さんとファンの皆さんへご提案…

他の小説で見かけたのですが、
「凛子さん応援・感想スレ」なるものを、
別に立ち上げては如何でしょうか?

凛子さんの了承頂ければ、そこでお話できますし、もし再開された時でも掲載中に気兼ねなく応援コメントを載せれますよね。

どうでしょうか?

宜しければ小生が立ち上げますよ。

  • << 238 トオルさん おはようございます☺ 私の為の応援スレですか?💦 そんな…💦 大それた…😱💦 本当に嬉しいですが 私の返レスは非常に遅く😥ご迷惑をおかけするのではないかと…😔

No.236

>> 233 稟子さん お久しぶりの照り焼き😄今の 所 作品は 止まっているし えんでないかい 作品を カキコ始めたら 読者は つづきが 読みたいから 雑… おはようございます なおさん☺


お気づかいありがとうございます💕


凛子の続きにするかどうか…
全然決まってないんです😂💦


気長に待っていてくださいませ🙇💦

No.237

>> 234 久し振りです 私の凛子!(すいません)元気にしてますか?何か凛子さんの話が終ったら つまらなくなってしまった 今日この頃 なさん おはようございます☺


私… 貴方の凛子だったの?!
知らなかった😂


風邪もひかず大いに元気です☺


次回のはもう少し待ってください🙇

  • << 241 こんにちわ~そうです私の凛子さんです! 私だけの凛子です!(妄想してまして😱

No.238

>> 235 おはようございます。 凛子さん お久しぶりです。 凛子さんとファンの皆さんへご提案… 他の小説で見かけたのですが、 「凛子さん応援・感… トオルさん おはようございます☺


私の為の応援スレですか?💦

そんな…💦

大それた…😱💦


本当に嬉しいですが
私の返レスは非常に遅く😥ご迷惑をおかけするのではないかと…😔

No.239

>> 238 凛子さん

恐縮されるのは予想してました(笑)

ファンが勝手に立ち上げるスレ、と捉えてください。

凛子さんに返レスの義務感のようなものを抱いてしまわれては申し訳ないので。


返レスを急かすような人はいないと思いますし、凛子さんのペースで気ままに対応していただいて構わないと思います😌

そんなスタンスで
如何でしょうか😄

ともあれ、他の皆さんの意見を幾つか頂いたら、考えたいと思っています。

何も反応なければ止めますから✋

No.240

>> 239 本当にトオルさんのお気づかいには感激しております🙇


ありがとうございます☺

No.241

>> 237 なさん おはようございます☺ 私… 貴方の凛子だったの?! 知らなかった😂 風邪もひかず大いに元気です☺ 次回のはもう少し待っ… こんにちわ~そうです私の凛子さんです! 私だけの凛子です!(妄想してまして😱

No.242

>> 241 なさん☺


たくさん妄想してくださいな💋


あんな事や…

こんなふうとか…☺

No.243

>> 242 はい😃凛子さんとの事を 色々想像します 凛子さんとあんな事やこんな事をやりまくります😁

No.244

>> 243 おはようございます☔


嫌な雨ですね😔

No.245

おはようございます☺


色々考えましたが私自身も皆さんのご意見などを伺いたいと思い スレをたてました☺

この板です☺

トオルさん💕お気遣いありがとう☺

貴方の言葉で勇気が出ました🙇


あっ! (秘密の…凛子💋)です


待っています😤

No.246

凛子です💋


続編を書いてみようと思います。

ご意見 ご感想をいただけたら幸せです☺


ご意見は
《秘密の…凛子💋》のほうにお願いいたします。

No.247

🌹続 凛子…義弟…

No.248

1人の男が忠彦の家に向かっていた。


背は高く 肌は浅黒い。髪も髭も手入れされていない。が それが妙に似合う。


一目でわかる野性的な男…
忠彦の7歳下の弟 直之であった。


家の門の前に立った直之は荒れた庭を見て愕然となった。雑草が生え 庭木も伸び放題である。


(どうかしたのか…)


直之がこの家を出たのは15年前…忠彦と凛子が結婚をした後である。


それには理由があった。


15年前に遡らなければならない。

No.249

>
15年前


忠彦が35歳 直之は28歳。
二人とも独身で両親と暮らしていた。


男兄弟というものは姉妹のように自分の事を話したりはしない。


忠彦も直之も彼女はいたが結婚を考えている様子がなく両親はやきもきしていた。


特に直之はしっかり者の忠彦と違い勝手気ままであった。女友達も何人もいた。身体だけの女もおりSEXは充実していた。


広い屋敷の一角に数寄屋作りの離れが建ち始めた。母親に聞くと 忠彦の結婚が決まり 母家を若夫婦に明け渡して 両親が離れに移ると言う。


(とうとう 兄貴も結婚か…どんな女だろ? まっ…どこかのつまらないお嬢さんだな)


新妻になる女は直之より2歳年下とも聞いた。


(年下の義姉さんになるのか…)


母親からは忠彦の結婚式が終わった頃にはこの家を出るようにと言われた。

No.250

新婦になる女が挨拶に来る土曜日


直之は自分には関係ないとSFの彼女と一泊の小旅行をする予定があった。


忠彦の新妻になる女に興味はなく 早速 車で出かけた。出かける時に母親が言った。


「凛子さんが初めて家にいらっしゃるのよ。出かけないで欲しいわ」」



(ふ~ん… 凛子っていうのか)


後で挨拶するからと曖昧にかわし 家を出た。車で女の家まで迎えに行く事になっていた。


(今夜はアイツをどう責めてやるかな…)


SFの女は今のところ直之の欲望を一番満たしてくれている。


女とのセックスを頭に浮かべ直之は早くも疼き出していた。


住宅街の交差点で信号待ちをしていると 忠彦の車が対向車線で止まっている。

助手席に凛子はいた。忠彦も直之に気づいた様子で凛に何か言った。


凛子は直之の方を見る。遠目ながら直之と目があった。軽く笑みを浮かべ頭を左に傾げた。


「すっげえ いい女だ!)


直之は今日の約束などもうどうでもよかった。それよりも あの女を間近で見たいと思った。


(なんだよ! 兄貴…
何処であんないい女と知り合ったんだよ!)

No.251

直之は今日抱くはずだった女に断りの電話を入れながら 車を無理やりUターンして 家に向かった。



忠彦と凛子はすでに家の中に入っていた。


直之は少年のように高鳴る鼓動を抑えて玄関に入ると忠彦達は母親に挨拶をしていた。


「あら? 直之…忘れ物?

あっ、凛子さん紹介するわね、次男の直之です」


凛子は微笑み言った。


「はじめまして 直之さん、西条凛子です」



透けてしまうほどの色白の肌 黒目が印象的な大きな目 ポッテリとした唇…

ベージュのシフォンのワンピースが清楚である。かなり華奢な身体らしく 膝丈のワンピースから伸びた脚が細い。


「は、はじめまして…直之です…」


(なんとしたことか! 女に百戦錬磨のこの俺がまともな挨拶も出来ない!…くそ! 兄貴の奴!)



直之は恋におちた。


リビングでお茶を飲んでいる凛子。 忠彦に優しい笑顔を向けて話す凛子。


直之は凛子から目を離せない。これから忠彦の妻となる女に恋をしたところでどうにもならないのはわかっていた。


忠彦より先に出逢いたかった。

No.252

結婚式の日が近くなるにつれ 直之の焦燥感は深くなるばかりだった


幸せの絶頂にいる忠彦に嫉妬してしまう。


(なんで 兄貴なんだよ!!)


どうにもならない凛子への思いと苛立ちはSFの女に向けられる。


連日のようにホテルで会いなぶりいたぶり 思うままに犯した。しかし 行為が終わった後の虚しさは直之を苦しめた。


頻繁に凛子が家に来るようになると更に辛かった。凛子を抱きしめたい衝動に駆られ冷静でいられない。


なるべく家にいないようにするしかなかった。



ある夜。


仕事が終わり家に戻ると玄関に凛子のパンプスがある。ベージュの品の良いものだった。


(来ているんだ…)


直之は凛子の靴を手にとり口づけた。ほのかに凛子の匂いがする。一気に直之の下半身は熱くなった。


奥で物音がして 慌て靴を戻し 自室に駆け込む。


(童貞のガキじゃあるまいし!何やってんだ俺は!)


直之は自分が凛子を愛してしまった事に改めて気づいた。

No.253

(忠彦さんと直之さんって正反対なのね)


直之に初めて会った時から凛子はそう思っていた。


忠彦との出逢いは友人の紹介だった。忠彦の紳士的な態度や優しい気配りは凛子を安心させ 少しずつ惹かれていった。


真面目な忠彦らしくプロポーズの言葉も


「僕の生涯を一緒に歩いてくれませんか?愛しています」


誠実であった。



直之は危険な香りがした。恋愛経験の少ない凛子は接し方がわからない。年上の弟になる事も戸惑いのひとつだった。


直之とは距離をおいたほうがいい。凛子は漠然とそう思った。

No.254

結婚式は都内のホテルで盛大に行われた。豪華な挙式、 美しい花嫁、忠彦は幸せだった。が 直之の行動が気になっていた。


直之の凛子を見る目が熱い事を感じている。


披露宴は豪華で料理も酒もこれ以上はないで在ろう物ばかりで出席者達は和やかなひとときを堪能している。


そのなかで直之の心は嫉妬と悲しみとが入り交じり 酒でまぎらわすしかなかった。


新郎と新婦がお色直しを終え入場した。直之は凛子を見て胸が高鳴った。


純白のドレスの凛子は女神のようであった。挙式では白無垢の和装にわたぼうしそれも日本人形のようで 出席者からため息が洩れるほどだった。


(別格だ… あの女を抱きたい…)


純白のドレスの凛子に口づけたい。大きく開いた胸元に舌を這わせ ドレスをたくしあげ 凛子の蜜を吸いたい… 凛子は俺のをくわえさせる…そして…
兄貴の為に着飾ったあのドレスを引き裂いて 俺の女にしたい…


直之の酔いのまわった頭には次々と妄想が生まれた。

かろうじて残った理性が暴走をくいとめていた。

No.255

凛子さん、はじめまして😄
一気に読ませていただきました💨
更新が楽しみです。
頑張ってください✨

No.256

>> 255 あんさん☺

読んで下さってありがとうございます💓


頑張りますね☺


《秘密の…凛子💋》のほうにもいらしてね☺

No.257

ある来賓の祝辞が終わり 宴の間が空いた。


直之がフラりと立ち上がりマイクのほうに歩いて行く。


それを母親が気づいた。


「直之…? 直之 何をするつもり?!」


小声でいさめたが直之の耳には届かない。母親は不安になった。最近の直之の変化には心を痛めていた母であった。


マイクをとり 直之は静かに言った。


「弟の直之です。ちょっと一言いいっすか?」


突然のマイクの声に会場は静かになる。そして 出席者達は直之を見つめた。


「兄さん…おめでとう…
奥手の兄さんがこんな素敵な人を射止めるなんてな…びっくりしたよ。幸せになってくれよな?…………

もし…将来 別れるなんて事になったら…俺がもらうからな!

今だって このまま…かっさらいたいくらいだ…」


一瞬 会場がざわついた。が やんちゃな直之独特の祝いの言葉と勘違いした忠彦の友人達は



「俺もっ!!!」


「忠彦!お前だけずるいぞ!」


あちこちで叫んだ。会場は笑いに満ち 母親は胸を撫で下ろした。


直之は凛子を見つめながら言った。


「義姉さん…おめでとう…」


直之の精一杯の挨拶だった。

No.258

忠彦と凛子がハネムーンから戻った。


直之はその日お土産があるからと自宅に来るように言われ、新婚の二人を見たくはないが 凛子には逢いたかった。


夜 自宅に行くとささやかな宴の用意がしてあり凛子が腕を奮い料理を出して 甲斐甲斐しく 動いていた。


若妻らしい白いエプロンをかけた凛子は清潔な色気に包まれている。


ハネムーンで忠彦に何回抱かれたのか、どんな声をあげたのか…


兄に抱かれる凛子の姿が頭をよぎる。


直之を警戒していた忠彦だったが 夫婦になったという事実で今はもう安心している。
父親と酒を酌み交わし 幸せと酒に酔っていた。


「直之! 今日は泊まっていけ。おまえの部屋はまだあのままだから。」


「いや…帰るよ…」


「お酒も入っているし…直之さん そうして」


言葉に甘える事にした直之は先に部屋に上がった。2階の廊下を歩いていると 階段を凛子が駆け上がってきた。


「直之さん これパジャマよ。使ってね」


薄暗がりの廊下で凛子が微笑んだ。


直之は気持ちを抑えられず凛子の腕を引いてそのまま抱きしめてキスをした。

凛子の身体は折れそうにしなり 唇は予想以上に柔らかだった。

No.259

凛子は直之を突き放し 平手で直之の頬を打った。黙って直之を見つめる。その美しい顔は悲しげだ。


「…ごめん…帰るよ」


落ちたパジャマを拾い上げ凛子に渡しながら言った。

階下では 忠彦の笑い声が聞こえる。2階の出来事には気づいていない。


凛子は踵を返し階段を降りる。


(やっぱり直之さんは危険な人…)


平手打ちした右手が少し痛い。思わずしてしまった行動だったが この胸の鼓動は何なのだろう。


凛子は疑問を消すかのように首を振った。



「気の強い女だな…」


帰りのタクシーの中で直之は頬を撫でた。たぶん凛子の手の跡がついているに違いない。


(女で俺を叩いたのは…凛子と…おふくろだけか)


気の強い女は直之の好みである。鼻っ柱の強い女が自分の愛撫で切ない声をあげ屹立したものを哀願する。

焦らしに焦らして 挿入した時の女の表情ほど可愛いものはない。


「いつか…必ず…」


直之は呟いた。

No.260

15年が経った今でも 直之の心には凛子がいた。直之は独身であった。


都内のマンションで1人で暮らしている。両親が心配すると思い 時々は顔を出していたが 離れだけで母屋に行く事は避けた。


両親に忠彦と凛子の事を聞くことはなく 聞きたくもなかった為 凛子が家を出ていたとは全く知らなかった。


「兄貴も馬鹿だよな…」


「それを言うな 俺も苦しいんだ…」


言葉通り 忠彦の焦燥は顔に出ていた。直之は思いきって言った。


「俺が凛子さんをどうしようとかまわないよな?」


「……今 凛子は男がいる。かなりの奴だ… お前なら奪えるかもしれない」


「あれだけの極上の女だ。男がいて当然だろ?兄貴だから遠慮したんだ。今度は奪ってみせる」


忠彦は何も言えない。出世コースを真っ直ぐ歩んできた男だったが 目の前にいるのは風采のあがらぬ小太りの中年男であった。



(凛子の男…)


直之は相手の男を知らないが負ける気がしなかった。

No.261

直之が病院にいる母親を見舞ってから 3日後に容体が急変し 母親は亡くなった。


ろうそくの火が消えるような静かな死であった。


忠彦の母親の死は凛子にも伝えられた。わが娘のように接してくれた義母…最後まで介護をしなかった事で凛子の胸は痛んだ。



通夜の前日、凛子は元の家に向かった。離れのほうに【忌中】が下がり 玄関の引き戸が開いている。弔問客が帰ったばかりなのかもしれない。


門扉を開けると直之が立っていた。客を送りながら庭で煙草を吸っていたようだ。


「直之さん… このたびは御愁傷様でございます。お通夜の前にお母様に一目お会いしたいのですが…」


チャコールグレーのスーツに黒真珠のネックレス…


(相変わらず渋い色が似合う…いい女だ)


直之は凛子の予期せぬ来訪に戸惑いながらそんな事を思った。


(直之さん…年齢を重ねて素敵になった…)



直之の危険なキスを凛子ははっきりと覚えていた。


二人のぎこちない挨拶は未だ義理の姉と弟との距離であった。

No.262

「母も喜ぶ。会ってあげて下さい。」


軽く会釈し中に入ると 奥座敷に布団がひかれていた。掛け布団の上に着物が逆さまにかかっている。


凛子はその着物を見た途端涙が溢れ肩が震えた。和服好きな凛子に着て欲しいと生前 言っていた着物だった。
その時の笑い顔が脳裏に甦り涙が止まらない。


(最後に一目お会いしたかった…)


ふと気づくと忠彦も父親もいない。


「‥あの… お父様と忠彦さんは?」


「親父は体調を崩してしまって‥ 兄貴が付き添って病院に行ったんだ」


「まぁ… 」


さりげなく部屋を見回すと掃除が行き届いていないようだった。


「私で良ければお手伝いしたいけど…」


「頼む!俺ひとりではどうしようもないんです」


凛子にとっても 直之の言葉はありがたかった。できる限りの事をしてあげたい、と思った。


キッチンに立ちお茶の用意や細かな片付けをした。直之も重い物を動かす時は直之が手を貸してくれた。


てきぱきと動く凛子を直之はついつい見てしまう。


セミロングの髪を束ねた首筋、後れ毛、白い耳たぶ、横顔、唇、…


直之に背を向けて屈んだ時括れた腰と対照的な大きめのヒップにそそられた。

No.263

電話が鳴った。忠彦からである。


「親父は一晩入院する事になった。かなり気落ちしているから 俺はこのまま付き添うよ。そっちは頼むな。」


「わかった… あっ兄貴…
いや…何でもない」


直之は凛子がいる事を忠彦に言わなかった。


弔問客も午後8時をまわり来なくなった。ひと段落ついたと思い 凛子は直之に言った。


「直之さん お疲れでしょう?お部屋で休まれたら?お義母のそばには私がいますから」


「ありがとう…けど大丈夫です。それより 少し呑みたいな」


「そうね…そういえばお義母様はビールがお好きでしたわ」


凛子は簡単なツマミを造りビールを運んできた。


遺体の枕元にビールを置き合掌する。白い布をあげ母親の顔を見るとまた涙が溢れた。


「凛子さん 今日はありがとう。助かりました。」


「少しでもお役にたてればと思って…私の気持ちも少し落ち着きました。」


暫し 二人は黙って飲んでいたが凛子が口を開いた。

「お義父様と忠彦さんはまだ帰れないのかしら…」


「親父が一晩入院するから兄貴は付き添うって…」


「えっ?…」


「凛子さんがいる事は兄貴は知らない」

No.264

「…それじゃ そろそろ私は失礼しないと」


凛子が立ち上がりかけたその時
直之に腕を掴まれて引っ張られた。バランスを崩した凛子は倒れながら直之の胸に抱かれる形になった。


「帰さない」


強い力で凛子を抱きすくめる。


「いけない。直之さん 不謹慎よ こんな時に!」


「俺の母親は俺が不謹慎な男だって知ってるさ。ずっとこの時を待ってた。」


凛子はもがき 逃げようとするが直之の力には勝てない。


「お願い…やめて…」


「凛子。俺が嫌いか?」


直之は聞きながら強い力で凛子を押し倒し 覆い被さり凛子の頭の上で両手を押さえつけた。


動けなくなった凛子はまっすぐに強い目で直之を見つめ言った。


「こんなところでこんな事をする男は嫌いです」


それを聞いた直之は泣きそうに顔を歪めた。


「会いたかったんだ。ずっと…
愛してる…愛してる……愛してる! 愛してる!!!」


直之は泣いていた。涙を流す自分に驚いてもいた。凛子への思いと母が死んだ哀しみが一度に押し寄せたのだった。


それを察した凛子は静かに言った。


「直之さん 抱いて…」

No.265

思わず言ってしまった言葉に凛子は自分で驚いた。


直之の涙が切なく 抱きしめてあげたかった。自分が直之の癒しになるのならと思う。


(私は母性愛が強すぎるのかしら…)


そんな事を考えていると直之は凛子の手を引いて玄関に向かった。


外に出ると離れの陰に連れて行く。凛子は黙って後についた。その場所は竹塀で囲まれた一角で周りからは見えない。


かなり冷えてきていた。二人はお互いを温めるように抱き合いキスをした。そのキスで直之のスイッチが入った。


凛子が息をつけぬほどの熱いキス… 舌を絡ませてから凛子の口の中の粘膜をなぞった。身体を密着させたまま 直之の右手はスカートの中に滑り込んだ。


凛子の太ももの内側を撫で上げ上下する。凛子の局所には行かず 後ろに回り ヒップの丸みを揉んだ。


口を離すと唾液が糸を引いた。二人の吐息は薄暗い闇に白くとけていく。


直之の手は凛子の下着を下げた。パンストと一緒に小さめの下着は丸まって膝まで下がった。


(今日は何色だったかしら?)


凛子は身体が熱くなりながらもそんな事を思った。

No.266

さらけ出した太ももは熱を帯びている。直之は凛子の前で膝まづく形になった。

スカートをたくしあげて凛子の秘部の繁みに舌を這わせた。直之の舌は巧みに動く。繁みをかきわけ ぷっくりとした谷間をさがす。

谷間は愛液で溢れている。秘部は直之の目の前だがうっすらとしか見えない。もどかしさが直之の欲情を煽った。


両手の指で裂け目を開く。押しあてるように口をつけ泉を吸った。直之の鼻の位置の尖ったつぼみは舌で掬った愛液で濡れ 鼻で擦ると 凛子の腰がうねった。


外に出てから二人とも言葉は発しない。凛子のかすかな喘ぎ声と直之の舌の動く音が闇にあった。


直之は立ち上がり凛子が座った。


凛子は直之のパンツのファスナーを下げ 熱くたぎった物を出した。硬く大きく誇張したそれに口づけてから頬張った。


先端部を舌で小刻みに舐めると脈動する。浅く口に入れて 強く吸う。上で直之の荒い息が聞こえた。


凛子は唾液を絡みつけながら口を往復する。それは更に大きくなる。喉の奥まで送り込み 舌をまとわりつかせた。


凛子は自分のも触って欲しかった。直之をくわえながら 腰を上げた。直之の指がヒップの谷間に滑り 窪みに達した。

No.267

直之は凛子の大胆さに驚いていた。清楚な雰囲気だった凛子がこんな状況の中 男の物をくわえこんでいる。


凛子の秘部も蜜で溢れ 直之の指を挟み込み 指を激しく出し入れするたびに腰と背中が波打つ。


凛子の呼吸は乱れ 鼻を鳴らすようなよがり声が堪らなくいやらしい。


(兄貴と別れてから何が凛子を変えたのか…)


凛子の舌使いを堪能しながら直之は思った。



榊麗子から引き継いだ秘密のクラブは順調だった。外部に洩れる心配もなく 愛に飢えたマダム達は増えている。


集められた男達は凛子に会い肌を合わせる。すると魔女からの洗礼を受けるかのように凛子の虜になってしまった。


凛子との愛の行為には優しさがあった。男達は凛子の優しさに包まれて癒されていく。凛子の肢体は穏やかな海なのだ。


凛子もまた 身体を開き男達を受け入れる事で美しさに磨きがかかっていた。




「ここで入れていいか?」

No.268

凛子は答えない。というより答えられないのだ。直之のそれは凄かった。


口の愛撫で夢中になるのは凛子にとって初めての経験だった。むせるほど喉の奥まで頬張り 味わっていた。


凛子を壁に添って立たせると 凛子の片足を抱えた。直ぐには入れず 空いた手で目的の的を確かめた。的はひくついて 熱い。


間髪を入れず押し入った。凛子の肉襞は直之を掴まえて震えている。肉襞の間を蜜が滴り直之のたぎった棒を溶かそうとした。


直之の棒がゆっくりと動く。すきまなく密着している皮膚同士が滑りを持ち擦れあいながら 快感を煽った。


「…凛子…お前のここは凄い…」


果てそうになるのを堪えて直之は唸った。

No.269

直之に貫かれ 快感に酔いながら凛子は思う。


(初めて会った時からこうして欲しかったのかもしれない…)


直之の動きは緩慢だが 確実に凛子の性感のツボを狙っていた。凛子の蜜は滴り地面に落ちた。


「あっ あっ…直之さん…」


「凛子! どうだ!兄貴よりいいか?」


「‥いや‥ そんなこと聞かないで‥」


「…ずっと抱きたかった…こうしたかったんだ!」


直之の動きが速くなった。凛子の媚肉は一段と硬くなったそれに掻き回された。

「…すご…い! あぁ!」


凛子の子宮の入り口に熱いたぎった液体が注がれた。液体は凛子の媚肉にまとわりつきながら征服した。


「凛子!…凛子! 」


痛いくらいの快感の中で直之は凛子の素晴らしさを味わった。

No.270

白州和哉は北のある町にいた。京都の老舗呉服問屋の専務だが自分の目を鍛える為もあり 全国の旗屋を回っている。


雪深い東北の街は静かで白州が好きな場所だった。


一仕事を終え 銀世界の街を歩いていた。かなりの寒さだが それもまた楽しい。


「風情があっていい街だ。今度 凛子と来るのもいい」


炬燵のある宿に泊まって差し向かいで熱燗を呑む。湯上がりの桃色肌の凛子を撫でながら…


浴衣の裾を乱した凛子を想像して 白州は熱くなった。


ふと見ると入り口が雪に覆われた小さな雑貨屋がある。ウインドウを見ると名産の織物を使った小物が飾ってあった。


凛子に土産でもと中に入った。よくある観光地の陳列ではなく 洒落たディスプレイでオーナーのセンスの良さがわかる。


小物を選んでいると奥から声がした。


「いらっしゃい…ませ…!」


亜弥であった。

No.271

「白州さん…」


「亜弥ちゃん!…こんなところで会うなんて驚いたな…君の店?」


「…えぇ…そうです…」


あの時 亜弥を抱いた時から白州は会っていない。2年近い年月が経っていた。

(少し 痩せたかな? でも雰囲気が優しくなった)


美しさに変わりはないがどこかゆったりとした女らしさをかもしだしていた。


小物を選びながら 当たり障りのない会話をしていた。白州にとって長居をする場所ではない。


「…それじゃ 亜弥ちゃん元気で…」


「ええ。 白州さんもね」


ドアを開け 表にでる。タバコをつけて歩きだしながらウインドウから店の中を見た。


亜弥の背中が屈んでいる。誰かと話しているようだ。

(子供かな? 結婚したのか?)


亜弥の背中から子供の顔が見えた。白州は凍りつき吸っていたタバコを落とした。


(…俺に似ている…)

No.272

(まさか…あの時の…)


白州が亜弥を抱いて以来 亜弥は何も言ってこなかった。白州は正直 ほっとしていたが妊娠する可能性はある。


白州は迷っていた。自分の子供であるなら何か言ってきてもいいはずだと思った。違うのか…。確かめるべきか。


白州は戸惑いながら店に戻った。子供は亜弥に抱かれ絵本を読んでいた。女の子だった。


亜弥と同時に顔を上げて白州を見た。そのまっすぐな目を白州はまともに見られない。


「白州さん どうしたの?」


「…亜弥ちゃん。結婚したの? その子は?」


「…ええ。しました。この子が生まれてからこっちに…」


「そうか… 可愛いね
名前は?」


「幸…さちです」


白州は安堵した。似ているのは思い過ごしに違いない。その時 白州をじっと見ていた幸がにんまりと笑い言った。


「パーパ」


「幸!違うわよ パーパじゃないわ。。白州さん ごめんなさい。勘違いしないで…」


幸は満面の笑みを白州に向ける。


「パーパ! パーパ!」


「亜弥ちゃん!俺の子供じゃないのか?」


「違います! さあ…幸。
お部屋に行きましょ」


亜弥は不安げな白州を残し奥に入った。

No.273

ホテルに戻った白州はフロントに亜弥の店の事を尋ねた。この土地に来ると常宿にしている為 フロントスタッフも詳しく教えてくれた。


1年前位に開店し 亜弥がかなりの美人であり 古い小さな街の為 独身の男達の噂になった。

また センスの良さと一流デパートで鍛えた接客は観光客を確実に掴んでいた。

フロントは言った。


「可愛い女の子が1人いるんですよ。ただ…わけありなのか…シングルマザーみたいですね」


(間違いない。亜弥の子の父親は俺だ。)


白州は複雑だった。何故 亜弥はかたくなに否定するのか…。


凛子の顔が浮かんだ。これからの人生に凛子がいれば何もいらないと思っていた。凛子を心底 愛していた。


だが…幸と言う女の子のなんと愛くるしいことか…


自分をパーパと呼んだあの声が耳に残りたまらなくなった。

No.274

亜弥は動揺していた。


(こんなに早くここに来るなんて…白州さん 幸をずっと見ていた…)


そう…


この小さな街に店を構えたのは亜弥の計画であった。

白州に抱かれたのは本当に純粋な気持ちだった。あの夜 白州が帰った後 亜弥は泣いた。泣いて 泣いて 泣きつくした。


だが白州の心が自分には向かないと悟り 諦めるしかなかった。


元々 はっきりとした性格でずるずると過去を後悔したりはしない。


新しい恋を探してスタートしようと思った矢先 身体の異変に気付く。


白州の子供を妊娠していた。妊娠4ヶ月と病院で言われた時 亜弥の心は変わった。


この子を産もう。この子を父親のない子供にはしたくない。白州が愛しているのは凛子でもかまわない。父親としての白州が必要だった。


かといって 妊娠を理由に結婚を迫るような事はしたくない…


出産日まで 綿密に計画を練った。


白州は全国を歩いている。日本で有数の織物の街は必ず来るはずだ。偶然を装い再会する。白州の子供好きは知っていた。


何年先でもいい。白州が見つけてくれなければ意味はない。


亜弥は幸を育てながら待っていた。

No.275

必ず白州はまたここに来る。幸に逢いに来る。幸は親の欲目ではなく 愛くるしい可愛い子だ。


幸が生後5ヶ月になった頃から 白州に似たタレントの写真を見せていた。


「幸…パパよ。この人がパパよ。」


「幸っちゃん。パパにおはようは?」


成功だった。白州を見た幸が「パーパ」と呼んだ時は亜弥自身も驚いた。


40歳を過ぎた白州がすでに片言を話す幸を愛さないわけがないと考えた。若い男なら逃げるだろうが…


白州が幸を抱き上げ その後を亜弥が歩く。時々白州が振り返り 亜弥に微笑む。そんな絵に描いたような幸せを夢見ていた。


幸を出産したあと 身体が元通りになるにつれ街の男達の欲望の対象になった。

子供を1人産んだ後の女が一番美しいと言う。男達は亜弥がシングルである事も興味があったのだ。

No.276

確かに身体は疼いてしかたがなかった。毎晩のように自分の指を使った。


幸を寝かせてから淫靡な妄想を始めた。


あえて薄い透ける素材の物をつけて鏡の前に立つ。薄絹の下は全裸であった。豊満な胸の乳首はすでに敏感になり薄絹を尖らせている。


男が撫でるかのように亜弥の手は乳房を揉みしだく。吐息が熱い。


ドレッサーチェアに片足を乗せると薄絹の裾が割れ 亜弥の繁みが鏡に写った。繁みは濃い。


手の平で繁みと共に恥骨を強く擦る。恥骨の後ろの窪みの奥が痛いほど熱くなった。


それと同時に一気に愛液が湧いてくる。亜弥のそこは大きく硬い物を欲しがっていた。


指を入れ 刺激する。つぼみは固く飛び出し紅い。


(…変わりの物を入れたい!)


亜弥の行為は大胆になる。通販で購入したグロテスクなバイブがあった。椅子に座り脚を広げると濡れてひくついた秘部が晒された。

バイブはいやらしい動きをしながら秘部に入って行く。太いそれは亜弥の媚肉を掻き出しながら 亜弥に声をあげさせた。


「あっ! んっんっ!…感じる! もっと!」


亜弥は目を閉じている。妄想では 白州に激しく突かれているのだ。

No.277

「白州さん! きて! あたしを犯して!」


亜弥は絶頂に昇りつめながら 涙を流した。


白州が恋しかった。哀しいほど恋しかった。

No.278

白州は亜弥と子供の事を凛子に話した。


凛子は黙って聞いている。話しながら白州は凛子を見つめ 凛子もまた白州を見つめた。


長い沈黙のあと 凛子は言った。


「和哉さん…亜弥ちゃんのところに行ってあげて…」

凛子の目は潤んでいる。


「亜弥ちゃんの子を父親のない子にはしないで…愛してあげて…」


白州は何も言えなくなった。そのかわり 凛子に近づき強く抱きしめた。


凛子の顔を両手ではさみ口づける。凛子は白州の首に手を回して応じた。


お互いの舌を絡ませ吸いあう。白州の舌は凛子の秘部を愛撫するかのように動いた。
歯の裏から歯茎 舌の裏まで動き回った。


白州は亜弥のもとへ行くだろう… この抱擁が最後かもしれない。
凛子の感情は昂り白州を求めた。


白州も同じだった。
凛子を離したくない。凛子の心 身体 顔 …すべてを愛していた。


秘密クラブで若い男に抱かれた凛子を愛した。直之の事も知っている。凛子への思いは愛さえも超越していた。

No.280

凛子は今日も和服である。閉じていた衿元をはだけさせ凛子の白く細い首筋から鎖骨を口づける。


一気に凛子の肌が紅潮しピンク色になる。見なくてもわかる。凛子の媚肉も同じようになっているはずだ。

白州は逆さまになった。着物の裾を割り広げた。下着をつけていない秘部があらわになり 白州の目の前にある。


白州は観察するかのような行為を始めた。繁みを唇でつまんだ後 突起部を剥く。表に出た蕾に爪をたてた。


凛子は身体を反らせ呻く。凛子が一番苦手な狂う部分を白州は責めた。


溢れた蜜壺から淫水をすくい取りすぐそばの違う穴に擦りつける。中指をゆっくりと射し込んだ。中指はすんなりと第2関節まで入ってゆく。


凛子の尻がうごめいた。


「凛子… ここに入れていいか?」

以前から凛子は察していた。白州と凛子が絡み合う時決まって凛子のアナルを愛撫した。白州の指であったり舌であったり…


だが まだそのものを受け入れた事はない。凛子自身どういう感覚になるのか未知の世界なのだ。


「…いいの。 和哉さんのしたいようにして」

No.281

白州は頷き 凛子の尻の間に顔をうめた。舌でつつくようにしながら 前の穴は指を動かす。


あとからあとから湧き出る淫水は滑りがあり ゆっくりと太ももを濡らしてゆく。


白州は今にも爆発しそうにそそりたったものの先で淫水をすくいそこに当てがい少しずつ 奥に進んでいく。


かなり狭いその場所は白州を押しだそうとするかのように締まる。白州の感情が昂り一気に突き立てたい
が凛子を思いこらえた。


凛子は裂けるような痛みを感じ腰を思わずひいた。が白州の力が勝り動けない。白州の熱いたぎりはギシギシと容赦なく入ってきた。


凛子に未知の感覚が襲ってきた。もう痛みはなくなっていた。というより じわじわとした快感が忘れさせているのか…


「…和哉…さん…
変よ! あたし!変になる!」

No.282

>> 281 お早うございます😃
相変わらず 良いですね 凛子さん 本当に興奮します

No.283

>> 282 おはようございます☺

なさん☺お久しぶり💋


どうしたのかな?って思っていました☺

嬉しいです💓



秘密の…凛子のほうにも
おいで下さいませ☺

No.284

凛子が小刻みに震えているのが白州の手から伝わってくる。痙攣なのかもしれない。


「凛子。我慢出来るか?」

「…何も…言わないで…
あぁ! 和哉さん!」


白州のものは根元まで入っていった。白州は蜜壺を確かめてみる。指を差し込むと 中は溶け出している。そして熱い。


「動くよ…」


緩慢に往復を始めた。
以前 白州の部屋で龍が木下に貫かれた。龍は痛みに堪えながらも己を勃起させ果てていた。


そんな事を思いだしながら腰を入れた。


凛子がますます乱れる。絶えず声をあげ唸った。なんと言っているかは もはやわからない。


2匹の牡と牝になった二人。白州の汗が凛子の背中に落ち 混ざり合った。


意識がなくなる直前のようなふわふわとした快感に凛子は怯えた。


(怖い…自分の身体が怖い…)


白州に限界がきた。白州のそれは真っ赤に充血し血管が浮き出ていた。


「出る!…」


凛子の内臓の近くで精を放った。凛子のすべてを征服したという充実感に白州の身体中が総毛立った。


肩で息をし凛子は動けない。白州が愛した場所は直ぐに閉じて…
白い液体を吐き出した。

No.285

その日 白州と凛子は何度となく肌を重ねた。
愛し合い まどろみ 目覚めるとまた 愛し合う。


貪欲なまでのセックスをしても まだ足りない気がした。


「俺は父親としての責任をとるつもりだ。認知をして養育費を毎月渡す。亜弥と一緒にはならない」


白州の決断だった。子供は可愛いと思うが亜弥を愛する事は出来ないと思う。
なぜなら凛子と別れてからの想像がつかないのだ。


凛子は女としてこれほど嬉しい事はないと思った。だが亜弥の子供の事を考えると不憫でならなかった。


「子供が可哀想…」


「子供とは会うし 愛するよ。…お前以外の女は抱けない」


「……でも…」


「凛子が悩む事じゃない。それとも 俺と離れられる?」


「あたしは貴方の子供を産む事は出来ない。結婚もしないわ…だから…」


「答えになっていない。離れられるのかって聞いてるんだ」


凛子の涙が頬を伝わった。

「愛してるわ!和哉さんが大好き! 離れなくていい?」


名前と同じく凛としているこの女がかいまみせる童女のような仕草が白州はいとおしかった。

No.286

白州の意向は弁護士を通じて亜弥に伝えられた。事務的な事は弁護士に任せたほうが良いと白州は考えた。

淡々と話す弁護士の言葉は亜弥の耳を素通りした。


(何故!?…幸を産んだのは私なのよ! 何故私と暮らさないの!?)


亜弥は呆然となり自分の考えていた計画が砂の城のように崩れていく様を思った。


「…凛子さんのせいだわ。あの人がいるから白州さんは私を愛さない。」


亜弥は心が壊れ始めていた。



凛子の携帯に着信があった。見覚えのない番号だった為出ないでいると毎日のようにかかってきた。


(亜弥さんかもしれない…)

女の勘は当たっていた。
亜弥とどう話をすれば良いか躊躇いはあるが気丈な性格もまた凛子であった。

No.287

「…はい。西条です」


「凛子さん お久しぶりです。亜弥です。私の事は白州さんから聞いたでしょう?」


「ええ。聞いたわ」


「…聞いたなら私の言いたい事はわかりますよね?」

「わからないわ。言ってくださる?」


「白州さんをとらないで!私の子供の父親なのよ!
幸を悲しませないで!」


「…亜弥さん…私は和哉さんを盗ってもいないし あなたを悲しませようなんて思ってもいないわ。」


「幸には父親が必要なんです!認知だけなんて意味がない! ……幸を産んだ時 私はあなたに勝ったとおもったわ。白州さんと私と幸との幸せな人生を思い描いた。それなのに…」


「亜弥さん…人生に勝ち負けなんてないわ…私も亜弥さんもひとりの男を愛してしまった。それだけの事よ。和哉さんは幸ちゃんに精一杯の愛情を注ぐはずだわ。亜弥さんだって幸ちゃんを一番に考えたでしょう?だからら…和哉さんが来そうな場所に住んだんじゃない?」


「……」


「亜弥さん。私は嫌味を言っているわけじゃない。いろんな愛の形があると思ってる。私と和哉さんだって…先はわからないわ」


凛子は静かに電話を切った。

No.288

>> 287 こんばんわ!凛子さん早くエッチな場面を下さい!楽しみなんです!

No.289

亜弥からの電話はぱったりと止んだ。


養育費や認知の件は順調に決まったらしく 白州の誠意が感じられた。


ある夜。

仕事を終え凛子が部屋にいるとチャイムが鳴った。


(和哉さんね。嬉しい)


和哉の都合から1週間ほど会っていない。凛子は上気した顔でドアを開けた。


そこには毛布にくるまれた子供と白州がいた。子供は白州の胸で眠っているようだ。


白州ははにかんだような困った顔をしていた。


「まあ! 寒いから早く入って!」


凛子は白州から幸を受け取り 自分のベッドに連れていった。


(本当に可愛い子。よく寝てるわ…)


静かにリビングに戻ると白州は立ったままでいる。


「凛子…ごめん…君に頼む事じゃないのはわかっている」


亜弥が風邪をこじらせ入院しなければならなかった。

病院から白州に連絡が入り白州は車を飛ばし 幸を迎えに行った。連れては来たものの白州はどうしていいかわからない。
凛子に頼るしかなかった。

「いいわ。私が面倒を見るわ。子供はいなかったけど幼稚園の先生だったのよ」

「すまない…」


白州にコーヒーを淹れながら凛子は小声で言った。


「きっと 亜弥ちゃん ホッとしたんだわ…」

No.290

白州と凛子は自然に寄り添いキスをした。飲み物はコーヒーからワインに変えている。


二人掛けのソファーでお互いの身体を触り合う。白州はいきり立ち 凛子は濡れそぼっていたが 二人ともじれったい行為を楽しんでいた。


隣の部屋から幸の泣き声がした。あわてて凛子は幸のところに行った。


「ごめんね…さっちゃん…」


幸に添い寝をしながら背中を撫でるが幸はむずかっていた。思わず凛子の口から子守唄が出た。


「いい子だ いい子だ ネンネんよ~」


凛子の唄を聞いた白州は凛子の優しさに胸が熱くなった。残りのワインを飲み干して 幸と凛子のところに向かった。

No.291

ベッドではまるで親子のように幸と凛子が丸まっていた。


凛子の後ろに入ると背中から抱きしめる。凛子が幸と白州に挟まれる形になった。


凛子を抱きしめながら 白いうなじに舌を這わせる。凛子がピクッと反応した。

「だめよ…さっちゃんがまた起きてしまう…」


「そっとするから…凛子も声を出したら駄目だからな」


白州は抱きしめていた手を凛子の腰に回した。薄手の部屋着のしたは何もつけていない。


乳房を揉み 乳首を転がす。凛子の体温が一気に上がったのがわかる。



「気持ちいいか?」


凛子の耳元で囁き耳たぶを噛むと凛子は下半身をうねらせた。その時 凛子の尻に白州の硬くなった一部分があたった。


「ハァ…ン…」


凛子の前には幸がいるから声は出せない。凛子は後ろ手に手を伸ばし 白州のたぎりを握った。


白州の手はゆっくりと秘部に近づいてとらえた。しとどに濡れたそこは 熱く呼吸をしている。


白州は虐めたくなり 強く指を挿し込み動かした。


「ひぃあっ!!」


凛子のよがり声で幸がぐずつき始めた。

No.292

凛子はガクガクするほどの官能を抑えて 幸を寝かしつける。が 白州の手が たぎりが凛子を容赦しない。

凛子の上半身は幸に向けられているが 下半身は白州の玩具のようになっていた。


幸が寝息をたてたのを見て凛子の身体を引き寄せた。苦し気な表情で我慢をしていた凛子は白州にしがみついた。


「しゃぶってくれ」


凛子の目の前のそれは屹立し凛子を誘っているかのように 2~3度 揺れた。

No.293

白州のそれを凛子は見つめた。見つめているだけで身体の奥の甘いざわめきが強くなる。


枕元の灯りを灯すと白い壁にそれは大きな影となった。


手で握り 上下させる。ますます硬くなり熱い。


「上に乗りたいの…」


掠れた声で凛子は言った。

「なに? 聞こえない」


「もう…だめ!入れたい」

白州の腰を跨ぎ 自分の秘部にあてがった。ゆっくりと腰を落とす。溢れ過ぎた愛液のせいで難なく埋まった。


腰を上下させると痺れるほどの快感が襲ってきた。凛子の上半身は仰け反り息が荒い。


凛子の恥態は白州の興奮を煽った。


凛子の蕾を指の腹で撫でながら白州は腰を突き上げる。


「ダメ! いっちゃう!」


白州と凛子は両手を握り合いながら 絶頂に向かった。


壁に映った凛子の影はスローモーションのように白州の影に重なった。

No.294

亜弥の体調が回復して幸は帰って行った。幸がいた3日間を凛子は仕事を休み面倒をみた。


幸は凛子によくなつき別れる時は凛子にすがりついて離れなかった。


仕方がない状況であったとはいえ 幸の面倒をみた事を亜弥がどう思うか 凛子は不安だった。




春の日差しが感じられるある日


凛子が勤務する呉服売り場で着物ショーが行われた。

不景気の波が押し寄せて
高級呉服は一般的には敬遠されがちだがどういう時代にも美しいものは女達を魅了する。


そして それを難なく手にする事が出来る富裕層は必ずいるものだ。



浴衣から始まり 小紋 訪問着 色留袖 黒留袖 振袖…
きらびやかな着物をはおりモデル達が歩く。


老舗デパートの呉服物の上品なコレクションはつめかけた客達にため息をつかせた。


なかでもステージで凛子が振袖を着付けるというデモンストレーションが素晴らしかった。


凛子は黒子に徹して 泥大島を身に着けていた。しかし 客達は凛子が白い指先を滑らかに動かしながら着付けていく仕草に魅とれた。

No.295

モデルと一緒にスポットライトを浴びた凛子は美しかった。


着物ショーの最終日。


直之は会場の片隅で凛子の活躍を見つめていた。


直之と凛子はあの時の交わり以来会ってはいない。慌ただしく葬儀を終え 普段の日常に戻り始めた頃から直之は軽い鬱になった。


何もしたくなくなり鬱ぎこんでしまっていた。何かと自分を気にかけてくれた母親の死は大きなものだった。


凛子は2ヵ月以上そんな状態の直之を心配し着物ショーに招待したのだった。


着物のことはわからない直之だが美しいステージは直之の心を和らげてくれた。

ふと気付くと 2㍍位離れた所に女がいる。


(いい女だな…)


確かに横顔の美しさは会場の薄暗い中でも際立っている。だが その表情に危うい感じがあり直之は気になった。

No.296

女は真っ直ぐ前をむき 一点を凝視している。その見つめている先が凛子のようだ。


直之は嫌な予感がし 気付かれないように 距離を縮める。近くになるにつれ予感は確信に変わった。


凛子を見つめている目は般若の如く鋭い。


(誰だ…この女…)


女が手をポケットに入れた。取りだそうとした物がステージのスポットに反射し光る。


直之はスルリと女の後ろに回り 両腕を押さえつけた。


「あんた。何する気だ?」

「…!」


女は亜弥であった。

No.297

直之は亜弥を後ろから強い力で動けないようにしながら静かな低い声で聞いた。

「誰を刺すつもりだ。訳も聞かせろ」


亜弥からは直之の顔が見えない。出鼻を挫かれた亜弥は苛立って言った。


「あのステージにいる女よ!邪魔しないで!」


「凛子か…」


「あんた あの女を知ってるの!?」


「以前…俺の義理の姉だった人さ。理由は?」


「…あの女が…あの女がいるから白州さんは…あたしを抱かない…幸はあんなに可愛がるのに…」


「白州との子供か?」


直之が聞いた時亜弥の緊張した身体は突然力が抜けて崩れ落ちそうになった。


直之は亜弥を支えて自分のほうを向かせた。


亜弥は泣いていた。声に出さず はらはらと泣いていた。


直之は亜弥を抱きしめる。すると何かを求めるかのようにしがみつく亜弥。


直之が顔の涙を唇で吸いとると亜弥の方から唇を求めてくる。亜弥の唇は震えていた。


「俺の後について来て…嫌なら来なくていい」


唇を離した後 そう言って直之は歩き出した。

No.298

何故かはわからない。亜弥は凛子への憎悪は消え失せて直之の後についていった。


直之はエレベーターに乗り亜弥も後に続く。二人だけしかいない空間でまた抱き合い 口づけた。抱擁が心地好くささくれだった亜弥の心がほぐれてゆく。


二人とも愛を乞う人種なのかもしれない。


3階で降りると直之は多目的トイレの前に立ち 亜弥を押し込むようにして中に入って鍵をかけた。


「俺は2ヵ月以上女としていない。溜まってる。あんたとしたい」


「最低な男ね。でも あたしも最低な女…お似合いだわ」


亜弥は直之に近づいて ベルトを外した。ジーンズの上からわかるほど盛り上がったそれは 勢い良く飛び出してきた。


亜弥はいとおしむように両手で囲み くわえた。亜弥の舌は執拗に動き直之に声を出させた。


「…ウッ …ハッ!すげえ!」


溜まっていた欲望はおさえが利かない。直之は亜弥の髪を掴んで腰を動かした。

亜弥の口の回りは唾液が白くなるほど汚れている。


亜弥の喉近くで大量の白い液体を放出すると亜弥はゴクリと喉を鳴らし呑み込んだ。


腰を引いた直之は亜弥を立たせ 亜弥の顔を改めて見る。欲情が顔に表れて目が潤んでいる。

No.299

(凛子とは違うが…俺の好みだ)


多目的トイレにはちょうど良い高さに手すりがついている。もちろん目的は違うが。


亜弥を鏡の前の手すりに掴まらせた。亜弥のコートを捲り上げパンツを下ろした。


括れたウェストと対照的なヒップは大きい。淡いブルーのショーツの中心は中からの蜜で染みになっていた。


ショーツと股の隙間から指を入れると亜弥のヒップが揺れた。


大量の液体を出したにも関わらず直之のそれは治まるどころかさらに硬さを増している。


「あなたの…名前を教えて」


直之は指を外し代わりにたぎりを突き挿す。勢いよく深く腰を入れる。


「…直之だ。あんたは?」

亜弥は突かれる快感に悶えながら答える。


「あっ!凄… 亜弥よ」


直之の息と亜弥の喘ぎが交ざり合い 直之の物は大きく脹らみ 亜弥の中で果てた。

No.300

>> 299 こんばんわ 凛子さんの作品大好きなんです読んでると 本当に興奮するし ムラムラするし たまらないっす😤

No.301

>> 300 な さん はじめまして。
凛子さんじゃなくて
すみません(笑)


貴方の熱いメッセージ
これからもバシバシ
お願いしますm(__)m


同カテゴリーに
《凛子》感想・雑談スレ
がありますので、そちらにも
凛子さんをメロメロにしてあげる
書き込みを是非ともお願いするっす😆


凛子さん
ごめ凛子

No.302

「良かったか?」

快感の残る身体を気だるげに動かしながら亜弥は少し笑った。


「良かったわ…」

「そうか、でもまだだ。俺はまだ足りない」


直之は誇張したままのそれを動かした。


「待って!ずいぶん時間が経ってるわ。怪しまれる!」


「気にするな。気にしてたら最初からこんな場所は選ばない。それともやめる?」


やめられるはずはなかった。直之のいまだそそり勃つものは亜弥のくすぶった快感にまた火をつけていたのだから。


直之は亜弥の服を脱がせ、全裸になった亜弥にコートだけを着せた。


脱がされる事に抵抗はなくなっていた。直之の横顔や動作を見つめ思った。


(野蛮だけど…いやじゃない)


直之の手が亜弥の秘部を犯し始める。中に残っていた直之の液体が指に伝わる。

汚れた指を亜弥の目の前で臭いを嗅いで見せて言った。


「臭い、俺のとあんたのが混ざって卑猥な臭いがする」


「アァッ!そんなこと言わないで!」

No.303

思わず声をあげてしまった亜弥の口に脱ぎ捨てた亜弥の下着を押し込んだ。


亜弥を抱えあげて手すりに座らせ突きいれる。不安定な手すりから落ちそうになりながら 亜弥は呻き 腰を押し付けた。


秘部は充血し愛液はほとばしり容赦なくくりかえされる激しい突きに亜弥は狂っていった。

No.304

一般の良識で考えれば 直之と亜弥の出逢いは最低かもしれない。


だがお互いに惹かれ合い 交わり合った時から始まる恋もある。



2度目に会う時 亜弥は幸を連れて行った。


子供に無縁だった直之は面食らったが 幸を見た途端
相好を崩した。


天使だった。
汚れのない瞳やプックリとした頬に触れるだけで目尻が下がる。そうなってしまう自分が信じられないくらいだった。


幸せな子にとつけた名前だったが 自分に関わる人を幸せにする天分が幸にはあるのかもしれない。


直之は亜弥を愛し幸を愛した。亜弥を「かあたん」
白須を「とうたん」と呼び直之のことは「パパ」と呼んだ。




白須は複雑な心境であった凛子にその気持ちを話した時 凛子は微笑みながら言った。


「二人の父親に愛されて幸ちゃんは幸せよ。先の事は幸ちゃんが決めればいいわ…その時に。誰もが幸ちゃんを愛しているのだから」

No.305

すみません💦


白須ではなく白州です🙇

No.306

西条凛子…42歳

凛子は思う。


あと10年で私は52歳…
何をしているだろうか。


私の肉体も心も…
どんな変化が訪れるのか。

愛してやまないあの人は
それまで私を愛してくれるだろうか。



この肉体が朽ちるとき
私は独りでいい。


その時が来るまで

私を求める
男達を

自由に
激しく

愛したい。

No.307

皆さん☺


長い間 ありがとうございました。


こんなに続けられたのも
皆さんのおかげと感激しています。




本当にありがとう💖

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