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2009/07/22 15:50(更新日時)

自分限定だぜ!!
【本・読書・文学】で書こうと思ったがよ!☝「話つく」と頭がごっちゃになるんで、ここの【〇〇限定】で自分の好き勝手に書く事にしたぜ💪もし、万が一読む人がいたら誤字・脱字・勘違いで書いてるかもしれねぇが、非難ゴーゴーだけは、勘弁だぜ。💧頭の中で修正してくれ…☝😁
ア〇

No.701583 (スレ作成日時)

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No.151

>> 150 ブーン
スクリーンパネルに祖父の顔が映る。

『大臣、そっちはどうもねぇか?何か俺様の勘がそう言ってるんでなっ!』
祖父の通信が入る。

「はい…何者かがこの船に侵入した模様です。って凱様そのお顔は一体…さっきの無線で声が若いからどうしたかと…」
大臣は35年前の平和パレードで見た顔になっているので驚いていた。

『あぁ、ちょっと薬でな。然しやべぇ勘が止まねぇぜ。大臣、直ぐに格納庫のハッチを開いてくれ。』

「分かりました。」
コクンと頷くと兵士に指示を出した。

「じゃあ、後でな。」
ブーン



Pブロック…

ザシュ ドスン
「がはっ」
ヒュン バキッ
「ぐぇ」

ビシュ ビシュ
ビシュ ビシュ
「レーザーが当たらない…」
兵士等は黒いフードを被った人物にかすりもしなかった。

「ぬるいわっ!フンッ」
バキッ
「ぐへっ」
ドサッ
次々とオーラを纏った素手で兵士等は倒されていく。

No.152

>> 151 ウィー-ッ
ガシャン
シャドーmkⅢをパープルスカイの格納庫に着鑑させた。祖父はデッキを出て寝室に行くと、ベッドに横たわっている砕の顔をはたいた。

バシン
「おい!起きろ砕!寝てる場合じゃねぇ。」
バシバシ
「お・き・ろ~っ!!」

パチッ
ガバッ
「行くぜっアルミ!!」
布団から勢いよく起き上がると砕は構えをとった。

ベチッ
「何、寝ぼけてんだよ!」
「!?」
砕は後ろから頭の天頂部を叩かれ振り向いた。

「誰だあんた!?どっかで見たごとがあるような面だが…」
砕は横に置いてある剣を握ると構えをとった。

「砕、この恩知らず野郎がっ!爺ちゃんは、そんな風に育てた覚えはねぇぞっ!!」
「え!?」

ブーン
「三重残像…百烈ビンタ!!!」
「こっ、この技は…爺ちゃんがお仕置きで使う…」

バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ
「うぐっ」 「ふげっ」
「ちょっ、まっ…」
「いたたたた…。」

祖父の嵐のようなビンタが砕の顔を襲った。

No.153

「爺ひゃん…まいっふた…」
砕の顔は膨れ上がった顔を両手で触った。
「まったく、目が覚めたか。」

「爺ひゃん何で若返っふぇんだ。」

「シーラ星で貰った魔水でなっ。」
祖父は、若返った筋肉隆々の力こぶを作ってみせる。

「爺ひゃん、俺にも魔水くれひょ。」
(これ以上、ジジイに強くなられてたまるかよ)
祖父の前に手を差し出した。

「儂用にこの魔水は調合されてるってサマーに聞いたぜ。違う奴が飲んだら副作用か何かあるみてえだな。」
腰袋から一本蒼い小瓶を取り出してみせた。

「後、九本だからよ。大事に飲まねえとな。」
小瓶を大事にしまった。

「じゃ、大臣の護衛と洒落込むか。」

「寝てたから、全然状況がわかんねぇ…」
漆黒の鎧を身に付け腰に剣を差し、祖父のあとを追いかけて行った。

  • << 156 その頃ブルースカイでは、鑑首から少しズレた右側面に体当たりをした高速戦闘鑑ウ"ァイオレットからドリルで穴をあけられ、そこから冥王星前線基地精鋭部隊30人が侵入してきていた。 ビィ ビィ ビィ ビィ ビィ ビィ ビィ ビィ 「各自五人編隊で攻撃を仕掛けろ!他の船の弔い合戦だ!」 ヂャキ ヂャキ 『おおおぉぉぉっ!!』 皆、銃を掲げ叫びをあげる。 ダダダダダダッ クリス一行は全力で走りながら会話をしていた。 「なかなか、敵ながらやるな!」 竜人は感心していた。 「しかし、せっかく手に入れた船がボロボロだ…」 女性はハァと大きく溜め息を一つつく。 「このまま敵鑑を乗っ取るか…」 アルミはすました感じで話す。 「それもいいわね。」 女性はクスッと笑うと後ろを見た。 「みんな、待って下さい。補助系魔法で足を速くしてるのに、追いつくので精一杯です。」 ラリスは三人のスピードにただ驚くばかりであった。 「柔に鍛えられてるからだ…」 アルミは振り返らずに言う。 「何ですって…」 「シッ!」 女性は走るのを止めた。そして、気配がする方に耳を傾けながら忍び足で進み、 そっと通路の角から顔を覗き込ませた。

No.154

✨アル様😺🌟こんにちは❗読ませていただきました💕すごく楽…
「欲っしー❗桜もあの魔水が欲しい🌟若返りた~い🎵」
「いや、アカンやんやろ(+_+)凱爺ちゃん用やて言うてたし(-_-;)桜若いし…えぇんちゃうの(?_?)」
「ユッキー💓…でも私1200歳だし💔」
「副作用怖いし…やめときぃ(^_^;)桜そのままでカワイイやん(^O^)帰るで~o(^-^)o」
「はぁい🎵アル様頑張ってね~☺」
あれ…今…今何か、騒がしい2人組に邪魔された様な…😿とにかく応援しておりますので😺🌟マイペースで頑張ってくださいね💓
👻GHOST LIFE👻のキラ猫より😺🌟✨

No.155

>> 154 「おっ!キラ猫😺さんよ。このスレに遊びに来たようだな。」
若返った凱がシャドーmkⅢで出迎えた。

「んでコイツがユッキーで、声しか聞こえねぇがよ、『桜』って姉ちゃんか。主人公のショウが見えねぇが、どっかでフラフラしてやがんのか?」
凱は頭を掻いた。

「ユッキーは俺様の幼なじみの格闘バカのカリーナと関西弁同士、組み手でもやるか?」
ザシュ
🔥ゴン 「ガハッ」
「格闘バカは余計や…ユッキー何引いてんねん。」
トンコブをさすりながら桜に話しかける。
「俺様の魔神刀のエレメントにならねぇか…デス💀系でよ☝」
「…。」
桜の気配が消えた。
「せっかく遊び来たんだ。キラ猫😺さんこれ飲んでいきな…ただし一気が見たいな😁」
キラ猫の目の前に九本の蒼い小瓶がドンと置かれた。
「…💧」
「又、遊び来てくれよ😉じゃあなっ。」
🚀parallelworldの世界に戻って行った。
アル🍺

No.156

>> 153 「爺ひゃん…まいっふた…」 砕の顔は膨れ上がった顔を両手で触った。 「まったく、目が覚めたか。」 「爺ひゃん何で若返っふぇんだ。」 「… その頃ブルースカイでは、鑑首から少しズレた右側面に体当たりをした高速戦闘鑑ウ"ァイオレットからドリルで穴をあけられ、そこから冥王星前線基地精鋭部隊30人が侵入してきていた。

ビィ ビィ ビィ ビィ
ビィ ビィ ビィ ビィ



「各自五人編隊で攻撃を仕掛けろ!他の船の弔い合戦だ!」

ヂャキ ヂャキ
『おおおぉぉぉっ!!』
皆、銃を掲げ叫びをあげる。



ダダダダダダッ
クリス一行は全力で走りながら会話をしていた。

「なかなか、敵ながらやるな!」
竜人は感心していた。
「しかし、せっかく手に入れた船がボロボロだ…」
女性はハァと大きく溜め息を一つつく。

「このまま敵鑑を乗っ取るか…」
アルミはすました感じで話す。

「それもいいわね。」
女性はクスッと笑うと後ろを見た。

「みんな、待って下さい。補助系魔法で足を速くしてるのに、追いつくので精一杯です。」
ラリスは三人のスピードにただ驚くばかりであった。

「柔に鍛えられてるからだ…」
アルミは振り返らずに言う。

「何ですって…」
「シッ!」
女性は走るのを止めた。そして、気配がする方に耳を傾けながら忍び足で進み、 そっと通路の角から顔を覗き込ませた。

No.157

>> 156 カチャカチャ

女性が覗くと相手の兵士等が何やら壁の側面に機械を取り付けている。


「ヨシ!20分後に時限装置が働くようセットするんだ。」
ピピッピッ
1人の兵士はタイマーらしきものをセットするとアタッシュケースを持った。

ザシュ
「待ちな!」
「何っ!?」
女性の声に振り向いた時には兵士の横に立っていた。
その後に、竜人、アルミ、ラリスと続く。

「コイツ等は…」
五人の敵兵がレーザー銃を構えたが、一瞬のうちに四人の兵士が床にドサッと倒れた。

「貴方達、雑魚に用は無い。大将を出して貰おうか!」
女性は兵士を締め上げた。
「ぐぐぐっ」

その時無線がなった。
ジジ
『こちら、第一隊。第五隊まで時限爆弾を設置した。後は、第六隊だけ連絡ないのだが。』

「出ろ!」
アルミが落ちている無線を拾い締め上げている兵士の口元に突きつけた。

No.158

>> 157 ジジ
「第六隊…捕まった…」
ジジ
『今、助けに行く。』
ジジ
「私は、アルミ=スタンフォードだ。今から、貴様等の船を乗っ取る。覚悟しておくといい…」
グシャ
無線を潰すと、剣を抜き兵士を切り裂いた。

「ねぇアルミ、貴方はどういうつもりなの。」
ラリスはアルミのやり方に激怒した。

「別に…ただ手っ取り早く敵を沈黙させるだけだ。私はそう訓練されている。」
そう言うと剣を鞘に納めた。

「でも…」
ラリスが食ってかかのを女性が制した。
「確かに、戦場だから斬り倒すことはある。だが、今後、無益な殺生はしないで欲しい。」

「分かりました。大戦の英雄様。」
皮肉たっぷりでアルミは返事をした。

「ぬぅ!このまま、話してても拉致があかない。敵鑑に移るぞ。」
竜人は皆に言うとドリルの穴に向かって行った。

No.159

>> 158 人が三人ぐらい同時に通れそうなドリルの穴にはそのまま通路がつけられていた。

「よし行くぞ!!」
竜人とラリスが敵鑑に繋がっている剥き出しの通路を半分渡りクリスその後ろからアルミがついて来る。

「結構高い…」
ラリスは下を見ると普通の家が蟻みたいに小さく見え膝がガクガク震えた。
「大丈夫だ!!俺がいるから心配するな。」
「キックさん…」
竜人は胸をドンと叩き安心させた。

ジャキジャキ
「このまま行かせはしない。」
残りの精鋭部隊空中通路の前と後ろに現れ挟み撃ちの形になり構えたレーザー銃から一斉に射撃され皆は、各々に攻撃をかわしていく。

チュインチュイン
「どうする?」
黄金の剣でレーザーを弾きながら女性に近づいた。
「強行突破だな。」

竜人も竜剣にオーラを溜め次の攻撃に備え、その隣りではラリスが小型火炎弾の魔法で援護していた。

No.160

>> 159 両側から敵精鋭部隊の攻撃を受ける中…
バサバサバサッ
上空から何かが降ってくる。

「フハハッ大戦の英雄よ死ね!ブラッディーレイン。」

シュパパパパパパパッ
レイピアの超高速の突きが竜人に襲いかかる。

「くっ!」

ガギギギギギギン

辛うじて竜剣で防いだが左肩からはジュワジュワと血がにじみ出てきた。
「キックさん!!」
「大丈夫だ。」
スタッ
手すりに軽やかにマントを靡かせ舞い降りた。
「私の名はプルート。流石は、話しどうりの動きだ。もっと楽しませてくれよ。」
ペロッとレイピアの先を舌なめずりした。

「俺を舐めるな。おぉぉぉぉぉっ!!」
竜人に紫のオーラが溜まる。
居合いの型を取ると
「竜人剣一閃…」
シュキーン
目に見えない早業で剣を繰り出しオーラを三日月状に飛ばした。
プルートは難なく紙一重でかわすとレイピアで同じ技を繰り出した。
「竜人剣一閃!!」
シュキーン

「そ、そんな馬鹿な…」
竜人は驚いた。血の滲む努力をして修得した技を敵にいとも簡単に使われたからである。

「ふんっこれならどうだ。怒号烈波!!」
竜剣を下から上に振り被り衝撃波をプルートに飛ばした。

No.161

>> 160 プルートも竜人と同じ構えをとり真似をした。

「怒号烈波!!」

シュゴオオッ
二人の衝撃波がぶつかり合い空間が歪む。
「きゃあっ。」
近くにいたラリスは吹き飛ばされ、通路の外から下に落下していく。

「くっ!ラリス!!」
バサ~ッ
竜人は慌てて翼を広げ助けに行った。

「フン!背を見せるとは馬鹿な奴だ。仲間など見捨てておけばいいものを…」
呆れ顔で竜人の背中に狙いを定める。

「チッ!アルミこっちの兵士たちは任せた。」
女性は振り返り言霊を唱える。
「風よ…」

「貰った!ブラッディーレイン!!」
プルートは踏み込むと高速の突きを繰り出した。

シュパパパパパパッ

ガギギギギギギン

「何だと…」
女性がギリギリのところでプルートのレイピアを防ぐ。

「間に合ったな。ぐっ…」
然し、何発かの突きを脇腹に女性は攻撃を喰らい呻いた。

「キックさん有り難うございます。」
ラリスはお礼を言うと抱えられたまま呪文を唱えた。

「アイスシューティング。」

ビュンビュンビュンビュン

プルートの頬を尖った氷の粒がかすめる。

No.162

>> 161 「小娘…よくもやってくれたな…」
シャキッ
左頬を拭うとプルートは右腰にも身につけているもう一本のレイピアを抜くと
「殺してやる!!」
怒りで目を吊り上げた。

「あんたの相手は私だよ。」
女性は言霊を唱える。
「風よ…」
目にも止まらないスピードで剣を繰り出し続けた。

「ふん!」
二本のレイピアをクロスさせ受け止める。然し、女性の繰り出す剣撃は重く激しい為、徐々にプルートは後退りした。

「加勢するぞ…」
ブルースカイ側の精鋭部隊を倒したアルミが近寄って来た。その反対側のウ"ァイオレッドに繋がっている方は竜人とラリスで粗方かたをつけている。

「観念するんだな!」
アルミがそう言った時だった…

ドゴン ドゴン
パリン ゴヒュ~ッ
ドゴン
ボファンガガガッ

次々とブルースカイのあちこちで爆発が起こり通路が激しく揺れ皆が手すりに捕まった時をプルートは見逃さなかった。マントを靡かせ空中にジャンプすると両腕の筋肉が異様に盛り上がった。

No.163

>> 162 「死ねっ!!秘技サウザントレイン!!!」

ボシュシュシュシュシュシュシュシュシュ

両腕から繰り出される音速の突きは凄まじくそれが雨のように降り注ぐ。

「くっ…」
女性とアルミは辛うじてかわしたがブルースカイとウ"ァイオレッドを連結させていた空中通路が粉々に砕け散った。

ドゴゴゴゴ……

「クリスさん!」
「クリス!!」
ラリスと竜人が叫んだ。

ガシッ
壊れた通路の端に何とかアルミが左手で捕まり右手には女性の手を握っていた。
「アイツは自らの技で下に落ちたか…馬鹿な奴だ。」
そう言うとアルミは闘気を溜め女性を一気に引き上げた。

その時…


シュタン

シュタン

「まだだっ!」
信じられない事に崩れて落下していく通路の瓦礫を次から次へと軽々ジャンプしてアルミの横に飛んできた。

「何だと!?」

「隙が出来たな。」
更に跳躍しプルートはすかさず技を繰り出した。

「堕ちろ!黄金の騎士よ!ブラッディーレイン!!」
「しまった…」
左手で通路に捕まっているアルミは一瞬遅れた。

No.164

>> 163 ザジュ
辺りに鮮血が飛び散る。

「ぐっう。」
「!?」

プルートの鋭く尖ったレイピアが右胸を鎧ごと貫通していた。
「終わったな。次は誰だ。」
レイピアを抜くと二つのレイピアを構え直した。

「ハアハア…う"っ…」
ゴボッ
口から血を吐き出す。

「クリースッ!!」
「クリスさん…」
「…。」

アルミが攻撃をかわせないのを見た女性はプルートの技の前に立ちふさがって庇ったのであった。
そしてアルミに微笑むと、ゆっくり前に崩れて倒れた。
竜人とラリスは残りの精鋭部隊を振り切りながら駆け寄る。

「だから言ったろ仲間など要らぬと。」
プルートは目の前に倒れている女性に唾を吐きかけた。


ゴゴゴゴゴゴ…

ゴゴゴゴゴゴ……

No.165

>> 164 「何だ!?」

ドン!!!

凄まじい闘気を帯びたアルミが通路の上にいつの間にか立っていた。

「くっ!」

「暗黒龍剣…」
剣を横に構えると剣先が青白く光り出した。

「これは一体…体が動かない!」
プルートがどう踏ん張ってもビクともしない。

「牙龍天昇…」

剣を下から上に振り抜くとプルートの下から巨大な闘気の龍が現れプルートを噛み砕きながら遥か上空まで吹き飛ばした。

「ぐぼっ…」


アルミは剣を鞘におさめぐったりとなっている女性を肩に抱えると竜人とラリスの所まで歩いた。

ギュルギュルギュル
ドサッ
後ろの方にプルートがきりもみしながら通路に激突する。

「この私が…敗北するなど…あ り え …」
カランカラン
がっくりうなだれると手からレイピアが落ちていく。

「うわ~っ!プルート様がやられたぞ!!」

精鋭部隊の一人が叫んだ。もともとプルートの恐怖で縛られていた他の兵士達はそれを見て次々と降伏していった。

No.166

>> 165 その頃…
祖父と砕はパープルスカイの鑑内部に侵入した暗殺者のブロックまで辿り着いていた。

ガボゥオッ
「うわ~ッ」
ボギッ
「ぐひっ!」

175cmの全身首までにピッタリフィットした黒の服に体の形が浮き出ており細身の割に筋肉も隅々鍛えられているのが分かる。両手には、機械の手袋をはめ目には赤外線ゴーグルを装備している男が薄暗い中ダンテスティン王国の兵士を顔から壁に叩きつけたり首の骨を折ったりと瞬殺していく。
「ライトはどうした?」
祖父は兵士に尋ねる。
「はい、いつの間にかに全部割られ補助ライトもやられました。」

「ウップッ…然し、凄いことになってるな爺ちゃん…」
砕はよく目を凝らし辺りを見回すと吐き気をもようした。それは辺り一面が赤く血の海に染まっていたからだ。
ゴクッ
砕は唾を飲み込んだ。

「お前ら邪魔だ!このブロックから出ろ!!」「はっはい!」
祖父がそう言うと生き残った十数人の兵士達は安堵の色を浮かべ急いでハッチから出て行った。

No.167

>> 166 「さぁ、いっちょいくか!!コイツは危険な奴だって闘争本能の野郎が頭の中でビインビイン警報鳴らしてるんだけどよ。」
スーッ
祖父は魔神刀を鞘から抜くと刃を上にし刀を前に突き出すと左手で峰を支え腰を低くし構えを取った。そして、漆黒の鎧にオーラを溜め出した。

「笑止…」
暗殺者は不適に笑うと祖父の顔に右上段蹴りを放った。
シュパッ
剃刀で切って落とすぐらいのスピードの蹴りを祖父は皮一枚で交わし左の頬から血が滴る。すぐ刀を横にはらったが暗殺者はブリッジで交わしその反動で左足を下から上に祖父の顎目掛け蹴り上げた。だが、後ろにスウェイしてオーラを放出させガイ・ブレイドを放つ。その技と同時に暗殺者は両手の機械のグローブからジェット噴射させ祖父の攻撃を避けた。

(すっすげぇ…)
余りにも二人の素早い攻防に拳を握り締め、ただただ砕は見とれるだけであった。

No.168

>> 167 ガシッ
バシン
キィン

「ヒュ~ッ!あんたやるね。」
暗殺者の鋭い攻撃を左右上下と交わしながら祖父は、ニヤリと笑った。

(でたっ爺ちゃんのバトル中毒…)
砕はまたかと顔をしかめた。


「なめるな!」
急にスピードが上がりいきなり祖父の目の前に現れた。

ガキッ ドス ザシッ ドゴッ
右フック 左ボディー 右膝 左後ろ回転蹴りと暗殺者のコンボが繰り出された。

「何っ!?」
腕をクロスさせガードしているが、的確にその隙間を縫って攻撃が当たる。

「野郎~ッ!」
その時、祖父の体がピカーッと光に包まれた。
「ぐあ~~ッ」
叫ぶと体がシュウシュウ煙を上げている。
暗殺者も面食らって後ろに飛び退いた。

「どうしたんだ、爺ちゃん?」
砕は駆け寄った。

バキバキ ゴキン
ジュクジュク
肉体の変動が起き骨が軋むそして煙りに包まれた。

No.169

>> 168 フシューッ
「むぐう~ッ」
祖父の体がみるみる老いていく…

「いたたたた…魔水の効果が切れたみたいじゃの。」
シワシワの元の体に戻って祖父はがっかりした。

ギラリ
その一瞬の隙を見つけ暗殺者の目が鋭く光る。
「ギガンテス・ハンマー!」
祖父の背後に瞬時に移動し両方の手を組み機械のグローブに高圧電流を流してハンマーのように打ち下ろした。

ドゴッ
バリバリバリバリ…

「しまっ、ぐぎぃ~ッ!!」
祖父はバタッと倒れるとピクピク痙攣している。
「儂としたことが…不覚…」

「爺ちゃん!!」
走りながら漆黒の鎧にオーラを溜め三人に分身した。
ブーン
「三重残像剣んっっ!」
砕は暗殺者に近寄ると三人一斉に斬りかかった。

キキィーン

「ふん、甘いわ。そこに倒れている奴の方が歯ごたえがあったぞ。」
砕の攻撃をグローブで軽く交わすとチチチッと指をふり遊ぶかのようにゆらゆら動いている。

「そのくらい、分かってるさ!だが、俺は爺ちゃんに追いつき追い抜く。お前なんかひとひねりにしてやる。」

「ふん、笑わせる。」
パキィーン
暗殺者は真剣白刃取りをし横に捻ると砕の剣が根元から折られた。

No.170

>> 169 「くっ!!」
砕は折られた剣にオーラを溜め暗殺者に投げつけた。

「こんな物。」
パシッ
カランカラ…
右手の甲で払いのけた瞬間に砕は祖父の方へ飛んでいた。

「爺ちゃん借りるぜ。」
気絶している祖父の手から奇妙な形の刀を取り手にした。

キュイーン
頭に誰かの声が響く。
<汝、我を求める者か>

(だっ誰だ!?)
砕は辺りを見回す。

<汝、我を求める者か>

(あぁ力が欲しいね)

<汝、我に力を示せ>

(でも、どうやって?)


<汝、力を注げ>

(オーラを注げってことか…)

<汝、力を示せ>

(ったく、うるせーなぁ)

(うおおおぉぉぉぉっ)
漆黒の鎧にオーラを溜めありったけのオーラを魔神刀に注いだ。
ズズズ
気を失いそうになるくらい注いだ時、刀は輝き砕の左手の甲に火の紋章が浮かび上がった。

No.171

>> 170 <我が名はサラム!火の魔神なり>

(火の魔神…サラム…)

<主よ!我が名を呼ぶのだ>

キュイーン

「はっ!幻覚か…」
目の前の暗殺者を見ると、さっき砕が投げつけた折れた剣を払いのけていた。まだ、ほんの一瞬しか時が経っていなかった。 そして自分の手の甲を見ると黒い紋章が浮かび上がっている。

(幻覚じゃ無かったか…呼んでみるか)

「サラム!」

ゴオッ
すると透き通った赤色の眼孔の鋭い男が現れ砕の体の中にスッと入っていった。
ゴオッ
体の奥底からドンドン力が漲り、刀は炎を帯びた。

「なんだ…こいつ急に体格が良くなったぞ…」
ハッと我にかえると暗殺者は攻撃を仕掛けた。

No.172

>> 171 (何だ…相手の動きがゆっくり見える)

ビュッ ビュッ ビュン

「何だと!? 攻撃が当たらん。」
砕は暗殺者の連続攻撃をいとも簡単に交わすと、炎を宿した刀で相手を翻弄する。

「チッ!」
暗殺者はバック転をしながら交わすが所々衣服が焦げ臭い匂いが部屋に立ち込める。

(力が漲って爆発させたい…)
ブーン
「今なら出来そうだ。七重残像剣んっ!!」
七人に分身すると暗殺者を円に囲った。
ゴオッ
「阿修羅爆炎斬りぃぃぃっ!!!」
次々と阿修羅の如く炎の刀が襲いかかる。
オーラを溜めた一人が空中にジャンプし円の中心目掛け必殺技を叩き込む。

「ファイヤースティンガーー――ッ!!!」
シュゴォーーッ
炎の魔神の力が加わった鑓の形をしたオーラの光が暗殺者を包む。

「そんな…馬鹿な…」

トゴオオオォォォン
ジュン
暗殺者は超高熱で跡形もなく消し飛んだ。
フッ
分身が解け砕の力量不足か炎の魔神サラムは魔神刀にスーッと戻っていった。
辺りは熱気を帯び分厚い鋼鉄製の床も超高熱でドロドロに溶け丸く穴が開き下のブロックが見える。

「ふう…何とか倒したな。クリスとの特訓の成果だな。さぁ、大臣のいるデッキに向かいますか。」
近くで気絶している祖父を背負い歩き出した。

No.173

>> 172 ウィーン
「ふうっ…よっこらしょと。」
砕は大臣が居るデッキに着くと祖父をシートに座らせた。

「んっ!?」
ダンテスティン王国の兵士等と大臣の様子がおかしい。

「大臣どうしたんだい?」

「……。」
一時の沈黙があり大臣は重い口を開いた。

「ブルースカイは爆発をして大破したものの相手将軍を撃破し敵兵は投降、敵戦艦ウ"ァイオレッドを奪うことが出来ました。」

「何だブルースカイを失ったのは痛いけど後は良いことばっかりじゃ…」
だが、大臣の顔は優れない。

「然し、その代償は余りにも大きかった…」
大臣は口を震わせながら話しを続ける。

「クリス様が…アルミを庇い瀕死の状態…」
「なんじゃと!!」
ガバッと祖父はシートから起き上がった。

「爺ちゃん。」

「凱様、大丈夫ですか?」

「儂の事よりもクリスは…」

「はい、奪った敵鑑に医療ルームがありそこで治療をしていますが…」

「なんて事じゃ!」
ギュオ ドンッ
祖父は握り拳を壁に打ちつけた。

「アヤツに何て言えば…」

祖父は空を見上げた
デッキ内は沈黙に包まれた。

No.174

>> 173 ウィーン
「クリースッ!!」
医療ルームに駆け込むと祖父は女性の名を叫んだ。
その後から砕、大臣と続く。

ピッピッピッピッ…

竜人、ラリス、アルミと沈黙の中電子音だけが鳴り響く。

ピッピッピッピッ…

女性は水溶液の透明なカプセルに全裸で入れられ呼吸器のパイプと全身のアチコチに機械の線がつけられている。

「クリス…アヤツにライオネルに何て言えば良いんじゃ…」
祖父はカプセルの横にうなだれた。

「爺…ちゃん…」
砕も大臣もそれ以上祖父に何て言っていいのか分からず言葉に詰まった。

ピッピッピッピッ…

また、長い沈黙が続く…





「そうじゃ!」
ポンと手のひらをたたき突然長い沈黙を祖父が破った。
「この魔水を飲ませたらどうじゃろうか?」
腰袋から一本の蒼い小瓶を出す。

「儂にあれだけの効果があったんじゃ。傷だけなら治せるかもしれん。」
「凱さん、それは専用に作られたもの。他の人が飲んだら副作用が…」
ラリスが祖父の言葉を遮った。

「じゃがこの右胸の傷は肺をえぐってしもうとる。このままじゃとクリスは助からん一刻の猶予も無い…一か八かこれに賭けるしかないんじゃ分かってくれラリス。」
祖父は小瓶の蓋を開けた。

No.175

>> 174 キュポ
チャポチャポチャポ
ノズルの挿入口から魔水を滴らせる。
一瞬、透明カプセルの水溶液が光った様に皆感じた。
すると、驚異的な速さで細胞が再生していくのを目の当たりにし全員がその様子を息を呑みジッと見つめた。骨、皮膚までもとに戻るまで五分も掛からず女性が目を覚ました。
「うぅ…私は…」

「クリスっ!!」
「クリスさん」

アルミ以外は全員声を掛けた。

「お前はクリスに何か言うことは無いか。」
竜人が肩をグイッと掴みドスの効いた声で言った。

「別に…」
コツコツコツ
ウィーン
アルミはそう言うと医療ルームのハッチから出て行った。
「くっ!」
竜人も後を追う体制をとったが祖父が制し首を振った。

「ふおっふおっ、キック若いとは良いことじゃな。昔、儂の一匹狼の頃を思い出すわい。アヤツも苦悩しとるじゃろて。」
ニヤッと笑うと髭を撫でた。

プシューッ
カプセルが開き女性が水溶液から出て来た。然も肌艶が二十歳位のピチピチした体で…

「男性陣はあっち向いて下さい。」
バシッ
「うぐっ何で俺だけビンタを喰らわせる…」
「いいから早くする!!」
ラリスは砕の体を回れ右にした。

No.176

>> 175 「クッ、クリスさん何ですかこれは…?」
「んっ、何だこれはっ!!」
女性の慌てた声が聞こえる。

男性陣は一同に振り返った。

「はぁ~ッ…もう服を着とるわい…」
女性は軽い服を着ていおり、祖父は溜め息をついた。
「んっ!」
皆は一斉に驚いた。栗色のショートカットのてっぺんに銀狼の耳と尾てい骨あたりから、やはり銀狼の尻尾が生えている。

「副作用ってもしかして…」

「……。」

「くっくくくっ」
祖父と竜人は後ろを向き笑いをこらえた。

「凱~、キック~。」ザシュ
ガン ゴンッ
尻尾を靡かせ二人に拳を喰らわせた。

「ぐっ、だってなぁ凱。」
「イチチチ…これでクリスも儂や砕と同じタフな銀狼族になったわけじゃ。あっ元々昔から顔は綺麗じゃがタフで性格は男みたいじゃたから関係…」
ギロッ
「凱、もう一発欲しい。」
横で手をペキポキ鳴らしている。

「いっいや冗談じゃよ!冗談!なぁキック。」
「俺にふるな。」

皆はその光景を見て笑った。

No.177

>> 176 「クリス様が無事で何よりです。皆様、一旦船を降りてささやかですが地下の広場で食事を取りましょう。」

「私、何だかホッとしたらお腹がペコペコになりました。砕、行きましょう。」
「ああ。」
二人はハッチから出て行った。

「若もんは回復が早いの。儂等も行くか。先に皆行っててくれ儂はアルミに声を掛けてから行くわい。」

「私が行く。」
女性は祖父にそう言うとアルミを探しに行った。

「俺はまだアイツを仲間とは認めてはいない。」

「まあまあ、キックそう言うな。そのうち儂等もアヤツも馴染む筈じゃ。」
竜人の肩をポンと叩いた。



「こんな所にいたの。」
女性はアルミに声を掛ける。
鑑首の先端に一人冷たい風を浴びながら蒼空を眺めていた。

「気にしないで良いわよ。」
鑑首の端に背を向け腰掛ける。

「……。」

「アナタは私の兄に雰囲気が似ているわ。人に接するのが不器用で…でも心の根っこは純粋で優しい。」

「……助かって良かった……」
アルミは女性に聞こえるか聞こえないぐらいの声でボソッと言うとそのまま歩いて行った。

No.178

>> 177 ズゴゴゴゴゴゴゴ……
シーラ星惑星付近…
海王星戦闘鑑クラーケン…

ウィーン
カシャ
室内は全て鏡のようにピカピカにしてあり光が反射している。床には赤い絨毯が引いてあり薔薇の花びらがバラまいてある。そこへ下級兵士が慌ててハッチから入って来た。

「失礼します。ネプチューン将軍!!」

「何事ですか?私は、ワインを飲んで寛いでいるのですよ。」
部屋の奥にある金色の机と椅子があり両足を組み机の上にのせ左手にワイングラスを持ち液体を回し座っている。

「ハッ!それが…」
兵士は目線を落とす。
「冥王星前線基地からの通信兵の情報によると、ダンティスティン星の戦闘により冥王星艦隊は全滅…プルート将軍も敗北したと…」

「ほう~っ、あのプルート将軍が敗れたのか…だが、私には関係の無い事!これから先にあるシーラ星と言う惑星に侵略するのが私の任務。」
そう言うとワイングラスを机に置きコバルトブルーのウェーブ調の長い髪を掻き上げた。

「私の軍服を…」
「ハッ!」
兵士は敬礼するとネプチューン将軍の部屋から出て行った。
カツコツ
「プルート将軍を倒した相手がどれだけの使い手か分からないが…もし、合間見うる事があっても私に掛かればひとひねりにしてくれる。」
灰色の瞳が怪しく光る。

No.179

>> 178 ダンティスティン王国地下通路から皆は大臣の後を付いて行った。色々な場所へ通じているから昔は知らない者が入ると迷ってなかなか地上へ辿り着けなかったり目的地とは違う所へ出たりした…と大臣の話しを聞きながら歩いていく。

「今は、このホログラムマップがあるから助かるわい。」
立体に浮かび上がった地図を見ながら祖父は言う。

「本当に大臣がいなかったら迷子になりそう…」
同じ造りの通路がいくつも枝分かれしているのを見てラリスは不安になった。

「へっ、ラリスだらしねぇな!」
「いいじゃない。」

「凱、キック昔を思い出すわね。」

「ああっ。」
「そうじゃな」

そんな話しをしているうちに、人々だ沢山集まっている広場に着いた。皆、アチコチ怪我をして手当てをした後が生々しい。

「そういえば、デビルがいないな…」
キックは辺りをキョロキョロ見回すがいない。
「それが…」
一人の兵士が話し出した。

No.180

>> 179 「ハァ~ッ」
大戦の英雄三人は溜め息をついた。

「やっぱり、アヤツに食料調達係りは無理があったかのう。」

「だから言ったんだ。やめておけと…」
祖父と竜人は頭を抱え込んだ。

ダンティスティン食料調達係りの兵士の話しによると、悪魔は始めちゃんと食料の匂いを嗅いで兵士等にその場所を教え地下広場まで運んだり手伝っていたが、何回か探しているうちにどこかに悪魔の姿は消え、然も地下貯蔵庫の食料が段々減ってしまったらしい。

「デビル…見つけたら、ただじゃおかないわ。」
女性は指を鳴らした。

「はぁ~ッ困りましたね…」
大臣も汗を拭っている。

「あの~」
声の方を皆一斉に見た。
「私の父、エルフ王に連絡して食料を輸送して貰う。って言うのはどうですか?」
ラリスが手を挙げ提案する。

「それは、助かる。」
大臣はハンカチでまた汗を拭った。

「シーラ星特産レンバスもなっ!!あれは、ほっぺが落ちるくらい美味いからなっ。」

「砕の為に輸送して貰うんじゃないんです~ッ。」
「んだとっ!」

「然し、危険だな。」
女性がラリスと砕の会話を遮った。

No.181

>> 180 「今までみたいに安全な宇宙の運航は難しい。また、いつ未知の惑星の連中が襲って来るかもしれないからな。」
女性は腕を組んで広場の壁にもたれ掛かった。

「戦鑑パープルスカイを護衛に付けるというのはどうじゃ?」

「だが、こっちの戦力がダウンするぞ。我々の惑星の部隊を待ってからでも遅くはないんじゃないか。」
竜人が横から割って入った。

「ふおっふおっ、キックよ!竜人族とあろうものが保守的になったのう。儂等は今まで危険が無かった事はなかったじゃろ。」
祖父は白い髭を指で引っ張ったりと遊びながら言った。

「そうだな、分かった。二手にメンバーを編成しよう。」

「砕とラリスと儂と外に居るアルミは戦艦パープルスカイでここに残り、クリスとキックは高速戦闘鑑ウ"ァイオレッドでシーラ星に向かってくれ。誰か異議がある奴はおるかの…」
みんな、頷き異議を唱えるものはいなかった。

皆、右手の手のひらを重ねていく。
そして負けない心を誓った。

No.182

>> 181 シーラ星惑星付近…
海王星戦闘鑑クラーケン…

グウォン グウォン グウォン
「どうですか、偵察艇からの連絡は?」
金色の机から綺麗な彫刻が刻み込まれたワイングラスを手に取ると高圧ガラスの窓ごしにシーラ星を眺めた。

「ハッ!調査の結果ダンティスティン星と同じく我が惑星に酷似しています。そして、やはりある程度の文明があるみたいであります。」
兵士は敬礼しながら話した。

「そんなチンケな文明は壊してしまいましょう。」
クイッと飲み干すとネプチューンは兵士に指令を出した。

「海王星探索艦隊20隻を集結させなさい。どれくらい時間が掛かりますか?」

「ハッ!丸一日掛かるかと…」

「12時間でやりなさい。出来ないと、わかってますね。」
コバルトブルーのウェーブがかった髪をかきあげ灰色の瞳の眼孔が鋭くなった。

「ハハッ!」
兵士は慌てて、部屋を出て行った。

「待ってなさい、もうすぐわたしの奴隷になるんだから。」
シーラ星をまた見ると舌なめずりをした。

No.183

>> 182 翌朝まで何事もなく大臣や兵士に挨拶すると一同は地上に出て野宿しているアルミを見つけ詳細を話した。

「私は構わないが、女王がさらわれて四日が経つ大丈夫だろうか…」
アルミはそう言うと山の陰から日が昇っていくのを見つめた。

「そう言えば、今更聞くのもおかしいんじゃが、何故其処まで嬢ちゃんを助けたいと思うんじゃ?」
祖父は疑問に思っていることをアルミに尋ねた。

「それは、師匠<雷>が更なる強さを求め私をおいて旅立って行った時のことだ。私は師匠を追い小型船でおって行っていた時のことだった…今、思えば未知の惑星の船だったのだろうが艦隊と遭遇しどんなものか探ってやろうという好奇心と自分がどこまで強くなったか試したくて船に近づいたが逆に凄まじい攻撃を受け命からがらこの惑星に不時着したのを何も詮索せず温かく介抱するように指示を出したのが女王だった。見ず知らずの私の傷が治るまで色々施してくれた…私の亡くなった母親と顔が似ているのもあったがな…だから、私は女王を助け借りを返したいのだ。」
カチャ
そう言うと黄金の剣を腰に差した。

「なる程の…」
祖父はそれ以上聞かず白髪の髭をさすった。

  • << 188 「よし、行くぞ!」 パンッと拳と手の平を合わせると、女性は高速戦闘鑑ヴァイオレッドのハッチから出ている上り階段に歩いて行く。 「じゃあシーラ星に行ってくる。」 竜人もその後から続く。 「クリス、ライオネルと甘い一時を過ごすんじゃぞ。」 「馬鹿っ!!」 「キックさん、父に私は元気にやってます。と伝えて下さい。」 「ああ、分かった。」 シュゴーッ 2人は乗り込むと、暫くして船は垂直上昇し雲の中へと消えて行った。 「さて、ラリスはパープルスカイの格納庫にとめてあるシャドーmkⅢのバトルルームで魔法の練習じゃ。砕は儂と技の修行、アルミは闘気をさらに練れるよう自然と修行じゃ!!」 皆、各々を鍛える為の特訓を始めた。

No.184

<応援レス>
どうもm(__)m甘党です。
アル中様にご紹介頂きまして、レスさして頂いております。
え~、私の素朴な疑問に丁寧に答えて下さって正直びっくりしました。笑 これからも、健康に気を付けて頑張って下さいませ。応援しています!またたまに応援レスさせて頂きます。
それでは!頑張って下さい 笑

No.185

>> 184 甘党さんどうも応援レス有り難う御座います。

シュタ
黒装束の白髪の大柄な男が地上に舞い降りた。背中には奇妙な形の刀を背負っている。
「ふおっふおっ、甘党とやらすまんの、この不甲斐ない作者に応援レスをくれるとは…まあ、この儂がいる惑星の酒でもどうじゃ。」
キュポ
コポコポコポ
小さいグラスに蒼い小瓶から液体を並々つぐと差し出した。
「あっどうも(汗」
甘党は慌ててグラスを受け取った。
グイッ
甘党は一気に飲み干した。
「何か変わった味ですね。」

「爺ちゃん!!」
慌てて、砕が近づいて来た。
「どうしたんじゃ!?砕?」

「あちゃー。もうそれお客さんに飲ませたのかよ…」

「この酒がどうしたんじゃ?」

「爺ちゃん酔っ払って魔水を飲ませただろ!!」
蒼い小瓶を祖父の目の前に突きつけた。
「うぐっ…」
パリン
甘党はグラスを落とすと、苦しみ出し骨や皮膚が激しく動き出し煙りに包まれた。

「ほんぎゃあっ!!」
若返り赤ん坊になってしまった。

「こりゃ困ったのう…」
コソ~ッ
「ふうこれで安心じゃ」

<エルフ王へ儂の隠し子じゃ、旅に出るから育ててくれ。ジジイより>
   
勝手に甘党さんを👶にしてしまった💦
これからも応援宜しくお願いします💦アル🍺

No.186

<甘>
赤ん坊!? 笑 使えるならドンドン使っちゃって下さい!
興味が増します 笑

No.187

>> 186 再レス有り難う御座います😁
機会があったら🚀🌏に甘党さんの名前ではなく違う名前のサブキャラで出すかも☝
すぐ分かるはずです😉
ゆっくり更新しますが気長に読んでやって下さい😁

アル🍺

No.188

>> 183 翌朝まで何事もなく大臣や兵士に挨拶すると一同は地上に出て野宿しているアルミを見つけ詳細を話した。 「私は構わないが、女王がさらわれて四日… 「よし、行くぞ!」
パンッと拳と手の平を合わせると、女性は高速戦闘鑑ヴァイオレッドのハッチから出ている上り階段に歩いて行く。

「じゃあシーラ星に行ってくる。」
竜人もその後から続く。

「クリス、ライオネルと甘い一時を過ごすんじゃぞ。」
「馬鹿っ!!」

「キックさん、父に私は元気にやってます。と伝えて下さい。」
「ああ、分かった。」
シュゴーッ
2人は乗り込むと、暫くして船は垂直上昇し雲の中へと消えて行った。

「さて、ラリスはパープルスカイの格納庫にとめてあるシャドーmkⅢのバトルルームで魔法の練習じゃ。砕は儂と技の修行、アルミは闘気をさらに練れるよう自然と修行じゃ!!」

皆、各々を鍛える為の特訓を始めた。

No.189

>> 188 ラリスはシャドーmkⅢのバトルルームで今までの戦闘を入力し、レベル13のレーザー銃を持った精鋭部隊5人とプルート将軍クラス一人そして重力5Gといった状況での特訓をしていた。

ビシュビシュ
ビシュビシュ
「はっ!!とう」
補助魔法で自分のスピードをアップし軽いステップでかわす。
「アイスシューティング!」
ピュンピュンピュピュピュ 右手を突き出し小さな氷の刃を出す。
二人倒し姿が消える。

シュパパパパパパパパッ
頭上からレイピアの連続の突きが降り注ぐ。
「アイスシールド!!」シャキ
左手に分厚い氷の盾が現れた。
ガギギギギン
「うっ…」
残りのレーザー銃を持ったホログラムの三人に後ろから攻撃を受けた。
ブーン
PPP
「ラリス マダ レベル13デ コノ シュミレーションハ ハヤクナイカ…」

「シャドー、もう一回お願い。私、みんなの足手まといになりたくないの…そして、砕の手助けしたい。」

「ナカセルネェ…ヨシッ! イクゾ ラリス!!」

「ええ、お願いします。」


(砕、あなたの役に立ちたい…)
バトルルームでの特訓はラリスが倒れるまで続いた。

No.190

>> 189 ゴオオオオッ

アルミはダンティスティン王国の大きな滝の中にいた。

頭上からは激しい水圧、そして太い大木を兵士に時間の間隔を置いて流して貰っていた。

ゴオオオオッ

ガガン
ドガッ

ズン
アルミは闘気を限界まで練り上げ気を発する。
「おおぉぉぉっ!!!」
黄金の剣で荒々しく落ちてくる大木を真っ二つに切り裂く。
滝の水圧は凄まじく立っているのがやっとで、気を抜くと全身黄金の鎧で包まれている体は深い滝壺に吸い込まれた。

ゴボゴボゴボ…

「くっ、まだだ…こんな事では師匠には到底追いつかない…」
ザブザブ

ドゴオーン
ドゴオーン

更に巨大な大木が降ってくる。

(もっと神経を集中させるんだ…師匠…あなたをいつか超えてみせる…)

「うおおぉぉぉぉっ!!」
ズオオオオオッ

更にアルミは闘気を練り上げ下から上に剣を振り上げた。

ズシャーーッ

大きな滝の半分まで切り裂いていた。

No.191

>> 190 ガキッ
ガガガッ
二人の刃が混じり合い火花が飛び散る。
シュン
「くっ…」
ブーン
「三重残像剣…これでも喰らえ!!」

「ふおっふおっ、大分と今回までの闘いで腕が上がったようじゃが、まだまだだの。」

キンキンキンッ
分身をしてない祖父は三人に分身した砕の剣を軽くあしらう。

「化け物か爺ちゃん!なら、これでどうだ!!」」
チラッと右手の甲に浮かび上がっている火の紋章を見た。
(この前の暗殺者の時に使った奴を試してみるか…)
ブーン
「七重残像剣…」

「火の魔神サラム!!」
然し、魔神は現れる気配がない。
「!?」

「ふおっふおっ、分かっておらぬの砕。これじゃろ。」
そう言うと祖父は叫んだ。
「サラムよ!我が刀に宿れ!!」
ゴオッ
刀が炎に包まれる。

「何で、爺ちゃんにだけ…」
ブーン
砕は分身をといた。
「サラムとは、黒魔剣からの30年以上の付き合いだからの…と言うか秘密はこの刀にあるのじゃ。この魔神刀が紋章とリンクし力を引き出す事が出来るのじゃ。」

「俺も魔神が使いたい。みんなを守る為に…」
(ラリスは絶対守りたい。)
砕は祖父に哀願した。
チンッ
祖父は白髪の頭を掻くと刀を背中に背負っている鞘に納めた。

No.192

>> 191 「そうじゃの…」
祖父は顔をしかめたまま考えていたが、自分の中で納得したのか砕の方を向いた。

「もっと、お前の力が付いてから渡すつもりじゃったが…まあ良いじゃろ。こっちへ来なさい。」

「ああ。」
2人は原っぱからシャドーmkⅢの寝室に移動した。
ゴソゴソ
祖父のベッドの下から何やら細長い箱と茶褐色の肌をした綺麗な顔と全身純白の絹を羽織り、鈴が付いた杖を持った女性が祖父と2人写っている写真を出した。

(誰だろう…綺麗な人だ…ダークエルフに似ているが耳がないから人間族か。あっ、大戦の英雄の写真に写っていたような…)

「砕、その箱を開けるんじゃ。」
砕が思っていると、祖父が長い箱を手渡した。

  • << 195 カタッ 細長い箱を開けると青紫色した鞘に黒い刀が収まっており、鍔の所がオレンジ色の宝玉がはまっている。 「すげ~ッ」 砕は目を爛々と輝かせる。 「砕、この刀は35年前に雷の大賢者が逝く時に己の魂(魔力)を注ぎ込んだもんじゃ…」 キュポ ゴキュ ゴキュ ゴキュ 祖父は寝室の棚から酒瓶を出し飲み出した。 「でもよ~ッ爺ちゃん、何でこんな所にその雷の大賢者様の魂が入った刀があるんだ?」 リーン 祖父のピアスに付いている鈴が鳴った。 「そうか…お前も喜んでるのか…」 「!?」 祖父は涙ぐんだ。砕はあることに気付き祖父に尋ねた。 「もしかして、さっき箱の横にあった爺ちゃんと一緒に写真に写っている人が…」 「そうじゃ、死ぬ間際に儂に力を託したいと刀に自ら魔神となり刀に魂を宿したのじゃ。砕、刀を抜いてみよ。」 砕は祖父に言われるまま鞘から刀を抜いた。

No.193

まだ途中までですが時間の許す限り読んでます!

個性的で面白いです!

コレからも頑張って更新して下さいねアル様!

バトーでした!
(^O^)/

No.194

>> 193 バトーさん、応援レス有り難うございます😁
m(_ _)m

シュタ
大柄な白髪の黒装束に身を包んだ男が現れた。
「ふおっふおっ、作者のアルも喜んでおるわい。」
目尻を弛ませバトーの肩をポンポン叩く。

「砕よ、客人をあの場所へ案内してやりなさい。」
「おうっ」
そう言うとバトーに目隠しをし手を引っ張って行く。
ウィーン
カツコツ
「ちょっと、何処に連れて…」
バトーは緊張した。
「まあ、良いとこだ。」
カツコツ
…プシューッ

シュルシュル
「さぁ、目を開けて良いぜ。」
砕はバトーの手に剣を渡した。
「えっえっ!?」
PPP
「ジャア カルク level2 ケンシ ジュウリョク 3Gデ」
AIのシャドーはそう言うとバトーの前にホログラムの剣を持った人型が現れバトーに向け振り被った…

「しっ師匠…助け…」
バトーの叫び声がシャドーmkⅢのバトルルームで木霊した。

No.195

>> 192 「そうじゃの…」 祖父は顔をしかめたまま考えていたが、自分の中で納得したのか砕の方を向いた。 「もっと、お前の力が付いてから渡すつもりじ… カタッ
細長い箱を開けると青紫色した鞘に黒い刀が収まっており、鍔の所がオレンジ色の宝玉がはまっている。

「すげ~ッ」
砕は目を爛々と輝かせる。

「砕、この刀は35年前に雷の大賢者が逝く時に己の魂(魔力)を注ぎ込んだもんじゃ…」
キュポ
ゴキュ ゴキュ ゴキュ
祖父は寝室の棚から酒瓶を出し飲み出した。

「でもよ~ッ爺ちゃん、何でこんな所にその雷の大賢者様の魂が入った刀があるんだ?」
リーン
祖父のピアスに付いている鈴が鳴った。
「そうか…お前も喜んでるのか…」
「!?」
祖父は涙ぐんだ。砕はあることに気付き祖父に尋ねた。

「もしかして、さっき箱の横にあった爺ちゃんと一緒に写真に写っている人が…」
「そうじゃ、死ぬ間際に儂に力を託したいと刀に自ら魔神となり刀に魂を宿したのじゃ。砕、刀を抜いてみよ。」
砕は祖父に言われるまま鞘から刀を抜いた。

No.196

>> 195 ゴクッ
漆黒の刀は怪しく輝いている。砕はその妖艶な光に唾を飲み込んだ。

「魔神の名はマリーン。沙羅の母であり儂の妻の名じゃ!」

「えっ!じゃあ…」

「そうじゃ、砕。お前の祖母なんじゃよ…前の大戦でシーラ星の三大賢者の一人、ダークエルフじゃったが儂ら一行の為に身を削り何とか人間として蘇った。じゃが、大戦が終幕し沙羅を産んだが身が持たなかった…」
ゴキュ ゴキュ ゴキュ
祖父は一気に酒瓶の中身を飲み干した。
「死を感じたアイツは封呪で全生命力を使い魔神となり魂をこの刀に込めたのじゃ…」
砕は祖父の話しに言葉を失った。

「砕よ。オーラを溜め、心からマリーンと叫ぶのじゃ!!」

「あぁっ…」
頷くとありったけのオーラを溜め叫んだ。
「マリーン!!」

バチバチッ

オレンジ色の宝玉が眩しく輝き剣先まで凄まじい青白い雷が覆った。そして、砕の横に透き通った優しく微笑んだ女性の魔神が現れた。

No.197

>> 196 (この綺麗な人が俺の婆ちゃんか…)
初めて見る祖母はまだ二十代半ばで緑色の瞳をし凛とした顔立ちだった。

祖父はその魔神にコクッと頷いた。すると、砕の体にスーッと入って行く。

バヂッバヂッ

「うぐっ!」
刀のオレンジ色の宝玉が益々光り輝き神経が研ぎ澄まされ体が軽く感じる。

ジジッ
「熱っ!!」
手の甲のサラムの炎の紋章が消え雷の紋章が現れた。あまりの痛さに手をブンブン振った。


「砕よ。この刀はお前のもんじゃ。そして、祖母自身じゃ大事に扱え…」

「こんな大事な刀を…爺ちゃんいいのか!?」

「あぁマリーンも孫に扱って貰って喜ぶわい。ふおっふおっ。それに、儂は炎の魔神サラムが宿る魔神刀があるからの。ただし、剣技の修行はこれからもっと厳しくするからの。」

「分かってるって!爺ちゃん、ちゃんとこの刀を使いこなせるように頑張るからよ!」

チンッ
そう言うと砕は刀を青紫の鞘に納め背にからった。

「そうじゃ、その刀の名は雷鳴刀じゃ。儂が名前を付けたからの。」

「雷鳴刀か…」
(婆ちゃん、これから宜しく頼むぜ!!)
砕は自分自身の刀を祖父から貰え心から喜んだ。

No.198

>> 197 キュポ
コポポポポッ
祖父はまた棚から酒瓶を取り出しベッドに座ると飲みだした。

「爺ちゃん、飲み過ぎは毒だぜ。」

「お前も飲むか?」
コップを差し出す。
「いや、いらねぇ。」
「つまらんのう…ヒクッ」
コポポポポッ

「そういえば昔、儂が背負っておる魔神刀ではなく、世界最強の一本妖刀「覇王」と融合させる前の黒魔剣の時はサラムの火の魔神(攻撃)以外に地の魔神(防御)、水の魔神(回復)、風の魔神(補助)といたんじゃが…前の大戦で相手の技で異次元に掻き消され居なくなったんじゃ…」

酔った祖父はいつの間にか寝息をたて始めていた。

「フ~ッ しょうがねぇ爺さんだ…」

「マリーン…ムニャムニャ…」

(婆ちゃんとの昔の事を思い出したんだろうな…)
砕は、祖父にそっと毛布をかけると寝室を後にした。

  • << 202 シーラ星惑星付近… 海王星戦闘鑑クラーケン… グウォン グウォン グウォン 「二十隻の探査鑑は集まりましたか?」 後一時間で十二時間が経とうとしていた。 「ハッ!後、数鑑で全鑑揃います。ただ…」 「ただ…」 ネプチューンの冷たい視線が兵士に突き刺さり、蛇に睨まれた蛙のようになった。 「ハッ!先程、この惑星に向かってプルート将軍の船がハイパーコスモワープして近づいて来ているのを我が鑑が補足しました。」 「高速戦闘鑑ヴァイオレッド!? まさか、これから惑星侵略するのを察知されたか…ふふっ!まあ、私の船このクラーケンには歯が立たないでしょう。」 そう言うと金色の机からワイングラスを手に取り喉を潤した。 コトッ 「然し、何も手を打たないのもつまらないですね。」 暫くネプチューンは考えると兵士に命令した。 「海王星基地の牢獄プリズンからシュガーをここへ連れて来るように看守に伝えなさい。」 「シュガーって…あのシュガー副将軍のことですか…然し…」 「いいから早くしなさい。あなた逝きたいの…」 「イエッ!今、直ぐに牢獄プリズンに連絡します。」 兵士は敬礼すると慌ててハッチから走り去って行った。 「これで、楽しみが増えたわ。」 ネプチューンはニヤリと笑った。

No.199

>> 198 ✨アル様こんばんわー😺🌟何か弟子の叫び声が聞こえた様な…
「何や…桜ここや思ったのにおらへんな(*_*)って翔太!お前、何してんねんΣ(゜Д゜)」
「え?何って…桜が魔水ってのがすごくおいしいから、俺にも飲んでみろって…」
「(@д@)!」
「幸人も飲…」
「飲むかーッ(`□´)ノシθ」
「な…投げるこたないだろ。」
「だいたいお前、幽霊なんやから飲めへんやろが(+_+)」
「…そっか。そうだな」
「早ぅ桜捜しに行くでぇ(-.-)あいつがおらな話が進まへん…どこ行ってんねや(>ε<)」
…あ、あれ😺❓また何か今変なのが…えっと何だっけ…弟子が………まっいっか~💓てへッ🙆💕寒くなってきたので、アル様風邪など気をつけてくださいね🎵更新楽しみにしてるキラ猫で~した😽💕✨

No.200

>> 199 ✨キラ😺さん、レス有難う御座いマッスル💪😁

キィーン
ボボボッ
所々傷付いたメタルシルバーの小型艇がある惑星に着陸した。

「何時来ても良い惑星じゃの。」

満天の星空に浮かぶ月を眺めながら白髪の男は呟いた。

「然し、桜とか言う嬢ちゃんが枕元に現れ魔水をショウタとユッキーに飲ませてくれと頼まれ、コスモワープしてきたんじゃが…」

男は頭を掻きながら歩いていると幸人と幽体の翔太をみつけた。

「んっ!?」

ちょうど、幸人が魔水の小瓶を翔太に投げつけ桜を捜しに行ことしている場面だった。

つづく

  • << 201 つづき 「この罰当たり者が~ッ!!」 「何や黒づくめの爺さんがこっち走ってくるで…」 「ああ…」 ブーン 七人に分身した男は幸人をガシッと捕まえ上空に放り投げた。 「サラムよ!!」 ゴオッ 背から刀を抜き炎を宿し「天」 「地」 「人」と叫ぶとジャンプした。 幸人を上下左右から高速で切り刻み地面に叩き落とした。 更に、漆黒の鎧にオーラを溜め空中から七人の男が放った。 「デッドツェッペリオン!!!」 ドゴオオオォォォン!! 爆煙がもうもうと立ち込める。 「おっと、儂としたことが…まあ、物は大切にじゃな…」 シュゴーッ 小型艇で男は去って行った。 「大丈夫か?」 「何とか生きとるで、何やったんやあの爺さんは…」 訳が分からない二人であった。 「で、ここに倒れてる人は…」 「さあ~」 その横には修行で疲れて倒れ込んでいるバトーの姿があった。チャンチャン お粗末🙇 友情出演 バトーさん アル🍺
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