こちら続きです(;^ω^) フーリーヘイド
前回のスレ満杯になったらしくこちら続きです。(;^ω^)
小説など書いたことない全くの初心者です(;^ω^)
この物語を読む前に注意してください。
これはあくまで俺が空想した架空の世界です。
現実の世界とは一切関係ありません。
読んでる途中で不快に感じたり、
生活に支障が発生しそうな場合はすぐに読むのをやめてください(;^ω^)
~プロフィール(;^ω^)自己紹介~
ハンドルネーム:saizou_2nd
1980/08/12 生まれ
7年過ごした妻が鬱により2年前他界。
ショックから立ち直れず現在、生活保護中で心療内科に通院中。
何か出来る事は無いかと、頭を使うのはタダなので七転八倒中。
~この作品について(;^ω^)~
俺は赤ん坊の時、どの部屋だったかは定かではないが。
母親が俺のオムツを替えようとしていて、
小便を母親にかけた時、
人を嫌がらせる方法を覚えた。(なぜかおぼえている)
幼稚園卒園の時、問題児だった俺の担当の先生?がなぜか泣いているので、
何で泣いてるのと聞いたら隣のクラスの先生が結婚できなくなったのよと言った。
あの時の怒りは未だに忘れない。
「お前凄い良い女なのに何で結婚出来なくなるんだよ!」
先生の服ガッチリ掴んで叫んだ。
どんなに大暴れしてもあの先生は俺を怒らなかった。
「俺が結婚してやるよ!だから泣くなよ!!」
先生はありがとう、と言って俺を抱きしめた。
この時、俺は悲しみ、愛、怒り、お金では買えないものを、
先生から受け取ったのを覚えている。
小学校1年生の時、空に浮かぶ島があるという話を聞き、
1か月間探したが見つからず、
何でそんな話が出来たんだろうと考え始める。
この物語はその時から現在も進行しているが、
そのたった一つの疑問を追及し続けた愚かな行動の一部だと思って頂きたい。
しつこいようですが、俺は鬱であり自己表現により自分自身の治療も兼ねたこの物語。
文法、ルール、言葉遣い等、高卒以下の知識にて作成のため、
読書家の方、知識のある方には大変読みづらく不快な思いをさせます。
早い話、もう読みたくない!っと思ったら、すぐに読むのをやめてください。
責任を取れません。
無責任にも俺は、ある馬鹿馬鹿しい救いようの無い空想に達し、
これを表現すべきか半年悩みました。
表現したいのだけれど、表現してはいけないのではないか。
今も言葉を選んで慣れないキーボードを叩いてる始末です。
できれば中途半端でやる気をなくして作成をやめてしまえとさえ思っています。
いつまで書き続けるかわかりませんが、
頑張ってみます。
25/06/09 04:30 追記
最初から読みたい方はこちらへ(;^ω^)
https://mikle.jp/viewthread/4259320/
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ドネはどうですかと言わんばかりに、
腕を組みフーッと鼻息っぽい音を出して、
誇らしげである。
感謝を伝えたい私だが、
こちらからは伝える事は出来ないようなので、
残念である。
「ドネ。
あまり教えるんじゃないよ?
同調したら大変だ。
取られちまうよ。」
エヘヘと言わんばかりに頭をかくドネ。
女性の方へ行ってしまった。
「な、なんだい。(;^ω^)
そんなに嬉しいのかい。
良かったねぇ。
そんなあんたを見れた、
あたしも嬉しいさね。
ええ?
今度は行けそうな気がするって?
...。
まあ落ち着きなよ。
あの二人が起きてからだよ。
ああそうそう。
イヌだったかい。
彼女にくっついてた、
ええと。
従い移動する者だったかい。
...しばらくここにいた間に、
...えらくややこしい{自由}になったもんだね...。
そいつは助からなかったよ。
それも後で説明するよ。
...治りそうなんだけどねぇ...。
いまそいつをあたしが治してんのさ。
でも期待しないどくれ。」
何者なのだろうか?
全てを知っているような口ぶりである。
とりあえず今は、
従うのみである。
記憶を辿ってみよう。
地獄の成れの果てへ来た二人。
無力の世界。
突然聞こえて来た音。
まるでライブの様なステージ。
ベンジャミン出現。
感動するジャンク。
そこまでは覚えている。
気が付けばこの状態である。
何かに襲われたのだろうか。
従い移動する者がもう助からないと言うぐらいである。
私も含め何らかの攻撃が皆を襲ったとみて、
間違いはなさそうである。
...。
時間だけが静かに過行く。
二人はまだ起きそうには無い。
「...お!
よかったねあんた。
これでもう大丈夫。
ふー...。
どれ、二人のとこへ、
寝かせに行こうかね。」
ドネと共に、
二人寝ている部屋に入って来たのは、
黒い、漆黒のように黒い、
荒れた長い髪。
首の周りには蛇を思わせる、
うごめくものが三体。
真っ赤な血を思わせる衣をまとった、
白い肌の美しい女性であった。
「へっ...。
どうせあたしを美しいだのなんだのって、
言ってるんだろ?
...。
そんなもの何にも役に立たない、
っていうお話をね。
今助かったこの子と、
寝てる二人が起きたらするから。
...よく頑張ったね...よくねるんだよ...。
...。
それまであんたも待ってやっておくれ。
すまないね。」
従い移動する者をそっと床に寝かせ、
そう言いながら女性は奥へ行ってしまった。
ドネも一緒に言ったしまった。
「....ん?
...おや。
ドネ。
どうしたんだい今日は。
あたしを心配するなんて。
ありがとう...。
おまえも休んだらどうだい。
...ん?
しんぱい?
ふふ...あの時みたいだね。
...。
ありがとう、ドネ。
あたしは大丈夫。
まだ奪われやしないよ。
さ、お休み...。」
あれこれ言っても始まらないようだ。
不本意ではあるが私も休む事にする。
カメムシとイモムシは無事であろうか。
一方その頃と場面を変えたいところなのであるが、
出来なくなっている。
私自身、お手上げである。
こんな物語、あるであろうか。
筆者が制限される物語など、
私が知る限りではないのである。
まあ、私自身、こうして書いている文字は。
私自身考えて書いている訳ではないのだが、
何と言うか、
自然と書いていると言うべきか、
そんな感じなのである。
おそらくこれを見ているであろう存在もまた、
見られて書かれている事は間違いないものだと、
ついでなので記しておこう。
うむ。
一体どうなってしまうのか。
これは私にすら全く分からない。
私自身、暖炉の横で。
椅子に腰かけ、
寒い夜に、
物語を読みふけっている。
そんな錯覚を起こすような心境である。
ん。
寝る努力をしてみようと思う。
それでは失礼。
...。
凄い夢を見た。
ミトナ、先ほどの美しい女性の事だろう。
ミトナの目線で見た夢は、
これが四人が行こうとしている場所なのかとさえ、
思えてしまうどうしようもない巨大な闇。
その中に地平線が見えないのだが、
ずっと信じられない程の奥まで、
所狭しと石像が。
ドネの薄明るい光によって、
色んな種類の石像が並んで見えた。
少年が隣でこちらを、
つまりミトナを必死な笑顔で見上げながら叫んでいた。
二人、
向き合って叫びあっているのだが、
ミトナの声だけが聞こえなかった。
聞こえないと言うよりも、
一瞬視界に移った、
うなだれたあの存在。
orz。
闇ですら、
石像ですら、
声ですら、
あれに吸い込まれているような、
そんな感覚の中、
ドネと逃げろと言って叫んでいた、
少年は、
orzへと向かっていった。
救うと言っていた。
何だったのか、この夢は。
もう一度見てと言われたら、
二度と見たくない、
闇の中であったにもかかわらず、
orzの存在感の中で、
奪われ続けるあの感覚は単純に恐ろしい。
ふと気が付くとイヌ、ジャンク、従い移動する者は、
起きていた。
まだ少しボーっとしている様である。
ドネが一生懸命ジャンクにじゃれている。
「おお。
さすが爺さんが見込んだだけの事はあるね。
回復が早い。
動けないし喋れないが、
心配しないどくれ。
あたしゃ敵じゃない。
爺さんと同じさ。」
そう言いながら起きた三人が目は開けているが、
動けないでいる部屋へミトナが入って来た。
「聞こえるようになったから、
今からあんた達にお話ししてあげるよ。
まずここへ来たのは間違いだし、
正解でもあるね。
最後に何を見たんだか知らないが、
あれは全部錯覚。
ここがあんた達から吸い取ったのさ。
色々とね。
現実にはほかの奴らと同じように、
うごめいてただけ。
全部奪われるまでその繰り返し。
そんな中でもジャンク、従い移動する者。
あんたら背負ってここまで、
何とか来たイヌに感謝するんだね。
大したもんだよ。
{知る}力ってのは相変わらず、
眩しい程、
凄いもんだね。
いいかい。
まず自己紹介だ。
あたしはミトナ。
この子はドネ。
あんたらと同じく壁の向こうへ行こうと、
目指した者さ。
あたしらの言葉は壁には記されちゃいないよ。
最後の壁超えたんだ。
それの生き残り。
{語り部}だね。
爺さんもその一人さ。
ちょっと種類が違うんだけど。
なんか爺さん、滅茶苦茶だっただろ?
それもこれから話すよ。
まずはね。
一番奥。
七つ目の壁を越えた所に、
灰色はもう知っているね。
灰色の親、
つまり灰色の元凶がいる。
一つになる事しか考えてない奴だったんだが、
あれもあれなりに成長したんだね...。
ドネはそこから引き返す最後の切り札。
{恵}だね。
{恵}、{役割}、この二つから生まれたのが、
{自由}。
あれの更に奥にある、
残された世界。
そこで、{恵}と{役割}が出会い、
{自由}が生まれた。
{自由}は一つにする選択を選んだ。
{役割}は守り、
{恵}は自由に教える事にした。
あたしは{自由}と{役割}だね。
残された世界が何なのかはあたしにもわからないが、
おそらく似たような結果で出来たものなんだろうと、
あたしは思ってる。
その先がまだあるだろうね。
爺さんは{役割}でほんの少し{恵}。
どんな事あんた達に吹き込んだんだか知らないが、
間違いではないさ。
爺さん、と言うより。
爺さんに見えるようにしか出来なかった、
と言った方が良いかね。
{自由}、{恵}、{役割}。
元々、この三つが始まり。
結果あたしらがこうしてるって訳だね。
残された世界への入り口にいるやつも、
その結果のうちさ。
とんでもない結果だがね。
よくわからないだろうが、
これが真実さ。
爺さんの話の方が分かりやすけりゃ、
その方が良いかもしれないね。
どっちも同じ事だ。
ただ爺さんは{自由}は無いから、
やつの事はうまく言えてなかっただろ。
じつはもうあんた達やつにつかまってるんだよ。
驚いたかい?
?あれ?
今なんかあった様なって事なかったかい?
気付いちゃいないだろうがね。
もう既にあんたらは七つの壁超えて、
やつの目の前に立ってるのさ。
石になってね。
そうやってあたしら、何人も何人も石になって、
やつに立ち向かって、
と言うより{恵}によって、
{自由}の塊みたいなやつに、
挑み続けてるって訳だね。
教え続けてる結果だね。
早い話さ、
奥にいる元凶であるやつを何とかしないと、
{恵}と{役割}も{自由}になる。
{自由}が全てになったらなったで、
まあ、悪い事なんだろうけど、
どうなるんだろうか、
あたしは分からないよ。
今、あたしらが望むようにはならないって事は、
間違いないだろうがね。
今からしなくてはいけない事。
まず{恵}の塊みたいなやつがあたしの...。
仲間だったんだがね。
そいつがドネをあたしをやつから逃がして、
やつと{恵}の塊がくっついたんだよ。
これによって今後、
やつへと向かう者にとっては、
{恵}が強制的に仲間になっている形になったおかげで、
今までよりやつに近付く、
壁を超えるのが楽になった。
あたしらの時はもっと大変だったんだよ?
感謝するんだね。
壁を越えるたびに、
やつに近づく度に、
石像の自分は元に戻っていく。
やつも近づかせまいと色々仕掛けてくる。
見せてくる。
匂わせる。
触れてくる。
石像の自分を見た時、
いよいよやつとご対面って訳だ。
壁なんてなかったんだよ?
あたしらの時は。
ねぇ、ドネ。
あたし、ミトナ、ドネ...。
そして{恵}の塊みたいな子、
少年、アトナ......。
...。
アトナがやつに吸い込まれず、
くっついて説得している限り、
有利であり、
そして何より。
残された世界。
やつが塞いでる世界への入口への、
カギとなっている事。
最終的には向こうの残された世界へ、
到達し、
何をすべきかはわからないが、
どんなところかもあたしには分からないが、
...とにかく行くしかないって所だね。
...ざっと話したけど、
元に戻ったらあたしにまた、
聞くといいよ。
いやぁ(;^ω^)久しぶりに長話したね。
あ、あと動けるようになっても、
そこのドア開けるんじゃないよ。
外に出たらまた無力に吸い取られて、
同じ目に合うだけだからね。
...まあ。
我慢できずに出て言って、
未だに外、うろついてるやつもいるがね。
あたしゃ言ったからね。
出るんじゃないよ。
ドネ、今聞いたねあんたも。
うん、よし。
ほんじゃあたしゃ寝るよ。
疲れちまった。
ジャンク。
ヘンな気起こしてあたしに手ぇ出したら外に放り出すからね。
先に言っとくよ。
触れるんじゃないよ。
...。」
ミトナは奥へと行ってしまった。
何故かため息を付くドネ。
驚いた。
その一言である。
爺さんも含め、
ミトナ、ドネは先駆者であったのだ。
...。
私自身驚いているのだから、
聞こえていたであろうこの三人も、
驚いているであろう。
とりあえず、三人の回復を待つ事にしよう。
相変わらず、ドネがジャンクにじゃれている。
余程、気に入ったらしい。
~ またまた休憩入りますー(;^ω^) ~
~ いやぁ(;^ω^)ミトナはですね ~
~ もうかなり前から考えていたキャラでした ~
~ ピアプロで作曲してますよって前も言ってたんですが ~
~ saizou_2ndの前、saizouでやってたんですが ~
~ その時に創った曲、魔王軍の気高き女神さんっていう曲を ~
~ 作ったんですが、その頃からもうミトナは出来てましたね(;^ω^) ~
~ 今回魔王軍を地獄に変更したわけなんですが ~
~ 魔王軍って言葉のアニメが多いので、変えました(;^ω^) ~
~ なんか、変えた方が良いのかなぁって感じです(;^ω^) ~
~ 休憩入りますー(;^ω^)...ああ、肉がまた食いたくなってきた... ~
「んっぱ!んっぱ!んっぱ!」
少し動けるようになったジャンク。
んっぱ!んっぱ!と口を動かし、
ドネ、イヌ、従い移動する者を笑わせている。
「うるさいよっ!(;^ω^)
寝られやしないよっ!(;^ω^)」 ←ミトナ
飛んでくるミトナ。
黙る四人。
ぶつくさ言いながら奥へ戻る。
先程からこれを四回程、
繰り返している。
ジャンクは次どうしようか考え中。
ドネはジャンクが何をするか期待中。
イヌはドネに嫉妬中。
従い移動する者はまだ爆笑中。
ミトナも少し実は嬉しい中。
私はとりあえず良かったと安心中である。
まだ回復にも時間がかかりそうである。
カメムシとイモムシが気になるところではあるが、
場面を変える事が出来るか試そうと思う。
おそらくまだあの世界で景色を眺めているのであろう。
そう思いながら、私はダメもとで、
一方その頃と表現してみようと思う。
二人はまだこの事実を知らない訳だが、
今の所、伝える術はなさそうである。
浅い溜息を付きながら、
私は試してみた。
一方その頃。
カメムシとイモムシは。
二人が座っていた場所ではあるが、
いない。
とりあえず成功したようである。
二人が座っていたであろう場所に、
何故かペンギンに似た存在が集まり、
小さい山のようになっている。
どうやら寝ているようだ。
ペンギンの山の中に二人はいた。
いっしょになって寝ている様である。
従い移動する者も一緒に。
のんきなものである。
しかし、
先程のミトナが言った出来事が、
この先に待ち受けてるとするならば、
こうした休息もまた、
あってもおかしくはないのかと、
思えて来た。
一体、壁の先に待ち受ける、
奥にいる存在による攻撃とは、
どんなものなのだろうか。
そして既にその存在の目前に、
彼らは石像となって立たされている訳である。
今は休めと言った、
ミトナの言葉は、
頷けるものであると記す。
「カメェ...カメェ...駄目だよぉ...こんな所でぇ...エヘ。」
「(;^ω^)」
一体何の夢を見ているのだ。
そう思う起きていたカメムシ。
ペンギン達に包まれているため、
真っ暗の中、
イモムシ、ペンギン達の寝息が聞こえてくる。
魚臭いイメージを持ちそうなものだが、
実際はここのペンギンに似た存在は、
草食。
植物、植物の実、などを食べているのであろう、
寝息はとてもフルーティーな匂い。
ジャンクとイヌの場面が長引いたため、
ペンギン以外にも、
存在がいたのだが書いていなかった為、
二人が揺れながらくっついて、
眺めていた間に確認された存在を
以下に記す事にしよう。
イモムシによる状態観測データを用いての記録となる。
地球ではまだ未確認の金属。
エナルガン。
申し訳ないがデータを表現するには、
こうした嘘めいた表現となる。
前回、記した通り植物の球体が浮いているのだが、
地面、水?、の様な球体もある。
その球体から時々外側へ、
もしくは水?の球体から球体へ移る存在。
エナルガンフィッシュ、とでも呼ぼうか。
イルカに似たオレンジ色の発光体。
あくまでそれは生物なのだが、
金属であるようだ。
水から出て来た時、
もしくは再び水へ飛び込んでも、
鳴き声も無く、
音も無く、波紋、水しぶき等は一切ないのだ。
むしろ、
飛び出した際にエナルガンフィッシュ自体が、
蛍の群れの様に分離。
イモムシによるとそれは、
飛び出すことにより、
分離して浮遊している金属を食べている、
という事らしい。
さらに驚くのはスマホ。
知っているスマホとは一切関係ない。
虹色で巨大な、
信じられないほど長い先の丸い存在。
それも時々、しかもめったに見る事が出来ない程の、
確率らしいのだが、
イモムシはカメムシとスマホを見る事が出来たのが、
もの凄く嬉しかったようで、
全てをカメムシに打ち明け、
傷心していたイモムシを慰め、
カメムシをより好きになる事になったのは、
言うまでも無い事である。
まだ量産型が広まっていなかった頃の、
この世界。
平和だった頃の話になるのだが、
この二人が眺めている景色は、
そもそも父親派が破壊しつくした結果の上での、
景色となる。
奇麗なのだが。
元々は球体ではなく地球の様な景色に似ていたとの事。
今はスマホも水の球体から球体へ、
まるでボール十個にロープを通したような、
そんな幻想的な景色となってしまったのが現状である。
発光はしておらず。
僅かな光によって虹色が反射し、
何とも有能な詩人でなければこれを、
ひゅげん出来まいと言った程の美しさである。
古来よりこのスマホを偶然にも目撃した恋人は、
永遠の愛が約束されるとも言われており、
当然イモムシのテンションはMAXになった事は、
間違いのない事である。
スマホの生態はイモムシのデータでも、
いまだ不明な所が多く、
金属なのか何なのかは判明していない様である。
次に確認された存在は地面の球体。
オッソティ名前が付いており、
三角形、四角形、五角形、六角形等々。
形は様々であるが。
それを中心にランダムな角度に、
サボテンを生やしたような存在。
普段は地中に生息。
草食で生命体である。
地面より外へ出て、
植物の球体へジャンプ。
食事にありつく存在。
オッソティもまた古来より、
食用として食されてきたものらしく、
グレノという調味料を加えて、
加熱されたオッソティは格別であるとの事。
こちらで言う豚、牛と言った存在に近いのかもしれない。
そうなると肉食がいるのではないかと思われがちなのだが、
いない様である。
昔はゴーブンモ、
オッソティ等を食べる肉食生命体もいたらしいのだが、
今は絶滅したという事らしい。
原因まではあえて言わない事とする。
生態を崩すほどの出来事はもう説明済みだからである。
他にも沢山二人が見た存在はたくさんあるのだが、
それをすべてここに記すと、
五十冊程の図鑑が出来上がる事は控えたいのである。
物語は進まなくなってしまう。
カメムシがなぜ起きていたかと言うと、
従い移動する者が原因なのである。
イヌは早い話、
今は他にも合体化した存在がありそうなものではあるが、
分かっているのは知って伝える者、という事。
そしてジャンクとイヌ。
カメムシとイモムシ。
この二組、両方に共にいる従い移動する者。
当然イヌの知って伝える事が、
望む事により従い移動する者によって、
それらもまた移動してくるのである。
カメムシとイモムシにイヌが従い移動する者を渡したのは、
こうしたイヌからの一方的な連絡手段でもあった訳である。
イモムシによる機能でイヌに知らせる事も可能な様ではあるが、
今の所、実行された事はないようだ。
ジャンクとイヌにあった出来事を、
既に知っている二人。
当然ベンジャミンの幻覚、
ミトナの話、
ドネの存在、
全て伝わっていたうえでの今の結果となっている。
ジャンク、イヌ、従い移動する者の無事を確認した二人。
何故かイモムシはカメムシをカメさんと呼ぶのはやめて、
カメと呼ぶようになったのだが、
カメ、と嬉しそうに最初は喜んで何回も呼んでいる内に、
瞳がだんだん潤んできて様子がおかしくなってきたイモムシに、
イモ、かわい(;^ω^)とカメムシが頭を撫でたとたん、
いつかのようにポーッ!と頭から蒸気の様な煙を出して、
寝てしまったのである。
その上でのカメムシの心の声が以下である。
「{恵}{役割}{自由}か...。
この三つが俺達の存在の根源という事。
...奥にいるものについてはミトナが{同調}という表現で、
危惧していたな...。
つまり今はあまり考えない方が良いって事か。
...。
まずは壁の先だな。
一体何があるのやら...。(;^ω^)
ジャンクじゃないが俺達は、
とんでもない約束をしてしまったな...。(;^ω^)=3
身に余る約束だよ...まったく...。
こんな物語、完成したとしても、
呪いのいかれた小説にしかならないよ。
これを売り出す担当になった存在すら、
呪われる勢いだよ。
カースブックだよ。
悪の王ですら鼻つまみもんだよ。
いっそ単純で悪に立ち向かい、
見事苦難を乗り越え、
悪を滅ぼすなんて物語の方がよっぽど、
面白いし見ていられるよ。
逃げ腰になるのが当たり前すぎるが、
...やらなくては...。
今の俺に出来る事を。
...。」
ふとイモムシを見るカメムシ。
何故かその目は悲しそうで、
愛には満ちているのだが、
やはりどこか悲しそうなのである。
心の声。
「...。
逆なんだよな...。
俺が亡くしてしまった彼女を愛していたように、
今は俺が鬱となって、
イモが昔の俺になっているような気がする。
...。
彼女がいつも俺に言っていたごめんなさいの気持ち...。
今は少しわかる気がする...。
そして...。
イモの気持ちも分かってしまう。
同じにしてはいけないと、
分かってはいるけど。
...正直何処かにそれはあるな。
俺の中に。
...。
だから何だ!
それも俺の道じゃないか!
こうなってしまったからお前はまた逃げるのか!
カメムシッ!
しっかりしろっ!!!
こわいんだろ!!!
イモがまたいなくなるのがっ!!!
単純にっ!!!
...こわいさ...。
当然さ...。
...歩いてやる。
一歩でも、
イモと一緒に。」
心に誓うカメムシであった。
「そ...そんなこと...だめっ...じゃないですっ...エヘヘ...。」
「(;^ω^)=3...ありがとう...イモ...。」
そう呟いて、イモの頭を撫でるカメムシを記す。
一方その頃。
ジャンク達は。
「...。
アトナ...。
...。
?
ドネ。
...アトナはやっぱりすごいね...。
あの皮膚がちぎれる、
精神すら食いちぎられる中で...。
...戦ってるのに....。
....?
フフ...。
ありがとう...。
お前も同じ気持ちかい...。
...。
助けてるんだったね...。
そうだった...。
...。
アト...ナ...うぅ...。」
ミトナ。
ドネが泣いている。
二人に負わせた傷は、
治す術はないだろう。
遊び疲れて子供の様に寝てしまった、
ジャンク、イヌ、従い移動する者。
だがどんな通信手段、医療、化学、魔法、呪い。
どれもこの二人の傷に届く存在は、
無いのかもしれない。
余程の事があったに違いない。
語り部、ミトナ、ドネ。
今の私にはこう記す事しか出来ない、
自分の無力さを知る。
フーリーヘイド 第十話 ~決して明かされない思い出~
「ヒトツニ......ヒトツニ......。」
神話に出て来そうなメデューサによく似た姿の女性が、
呟きながら眺めの良い崖の上から、
妙に丸い埋まった岩を両手で支えて、
夕日に照らされた世界を眺めている。
「...わ~っ!!!」
そう言って突然人間によく似た少年が、
笑顔で姿など似つかない女性に、
背後から抱きつく。
「?」
驚く事もなく不思議そうに少年を見る女性。
「うれしいっ!?」
少年は恐れる事なく笑顔でそう言って女性を見上げる。
「一つにするのやめなよ!
友達になろっ!?ねっ!?」
これには女性も驚いた様である。
「ヒ...ヒトツ...?」
「ううん。
ふたつにっ!!!」
アトナ、ミトナが出会った瞬間である。
ミトナはどうして良いか分からず、
いつもなら子供などたやすく殺める程の、
力があったにも関わらず、
自分の住む洞窟へと逃げるミトナ。
「ヒ...ヒトツ....ヒトツニ...(;・ω・)」
焦るミトナ。
逃げるミトナ。
逃げるミトナの背中に乗るアトナ。
「ねぇ!速い速い!!
すごい!!!」
足をバタバタさせて大喜びのアトナ。
「ヒトーーーッ!(;・ω・)」
と、鳴き声の様に驚きの叫び声をあげるミトナ。
「あはは!
かわいい!
あははははっ!」
ミトナを撫でるアトナ。
「...(;・ω・)...。」
今までにない反応をするアトナに、
恐れており、
同時に何か分からないが、
感じたものがあるようだ。
蛇の様な体を巻いて、
両手でアトナを持って眺め、
首をかしげるミトナ。
「(;・ω・)?」
「(^ω^)」
真似をして笑顔で首をかしげるアトナ。
あり得ない光景が広がる中、
一人は困惑している化け物、
一人は笑っている少年。
おかしな現象である。
ミトナとアトナの世界。
今まで見た世界と比べると、
一番こちらの世界の大昔に似た世界である。
デネポラ、ブレオの世界に近いかもしれない。
ゼプの山というミトナの住んでいる場所。
近辺では一番高い山で、
ゼプの山を真ん中にし、
両脇に二位、三位といた感じの山がくっついている。
山のふもとには北側と南側に、
アトナの様な人間に近い存在の国が二つあった。
ゼプの山は二つの国から恐ろしい化け物が住んでいる。
山に登る者などいない程、恐れられていた。
二つの国を行き来するにはふもとを大回りして、
往来していた頃の話である。
そんな実際、恐れていた化け物が目の前にいるにもかかわらず、
どちらの国から来たのかすら分からない少年アトナは、
笑っているのである。
「(;・ω・)」
ミトナはヒトツニという言葉しか話せないが、
まぁ、食べれそうだから持って帰ろう、と言った感じで、
アトナを住んでいる洞窟へ連れて行った。
相変わらず背中ではしゃいでいるアトナ。
(;・ω・)、と言った感じのどこか納得のいかないミトナ。
体を再びうねらせて移動する。
ミトナの髪の毛はやはりメデューサのように蛇っぽく、
アトナはミトナの頭の蛇と遊んでいる。
ちなみに猛毒である。
「噛んでみて!
嚙んで!ねぇ!」
困惑する頭の蛇。
仕方ないのでリーダー的な一匹がアトナを、
軽く噛んだ。
「あったかい!」
この子は頭がおかしいのだろう(;^ω^)、
そう思うリーダー。
毒は出さなかったようだ。
そんなリーダーを見た周りの蛇が怒りだした。
こんな子供に怖気づいていると。
「もう一回噛んで。
今と同じ君が。」
リーダーも確かにそうだと周りの意見に賛成し、
今度は容赦なく噛んだ。
ミトナは何も言ってなかったので毒はとりあえず出していない。
「うあああああ!
痛い痛い!
痛いよおぉ!!
こんなに痛いの初めてだよっ!!!」
涙目で訴える少年。
鼻を鳴らすリーダー。
納得の周りの蛇。
「君が一番痛いと思うから、
この中で一番だと思ったけど、
どう...?」
噛まれたところから血が出ており、
押さえながら泣いて聞く少年。
大きくうなずくリーダー。
他の蛇も頭をリーダーを称えるように、
リーダーの足元へ垂れる。
「凄い凄い!
一番の君に噛まれた!
うれしい!?ねぇ!」
鼻を鳴らして大きくうなずくリーダー。
「友達になる!?
僕と!」
え(;^ω^)?、となるリーダー。
「他の皆も友達になる!?
嫌だったら噛んで!」
本当は痛いの嫌だが余程、
友達になりたいのか、
蛇達に腕を乗せて顔を強張らせて目をつぶり、
待つ少年。
ええ~(;^ω^)、と言った感じでまたまた困る蛇達。
周りの蛇がリーダー、どうしよう(;・ω・)、といった様子で、
上目遣いでリーダーに助けを求める。
(;・ω・)いや!どうしようって、どうすんの!、みたいなリーダー。
「友達になってくれるか、
考えてくれる!?ねぇ!」
困っている蛇を見て助言をするアトナ。
リーダーは(;^ω^)=3って感じでうなずく。
(;^ω^)周りもうなずく。
「よかった!(^ω^)」
嬉しそうなアトナ。
(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^) ←真ん中リーダー
この子、なんなんだろ、と思う蛇達であった。
凄く触りたそうに目をキラッキラに輝かせるアトナ。
「(;^ω^)=3」
リーダーがほれっ、と言った感じで頭をアトナへ伸ばす。
「いいの!!?」
はやくすれ(;^ω^)=3という感じでうなずくリーダー。
アトナは触るだけでなく頬ずりまでしてきた。
「かわいい!!!
かわいい!!」
ウロコはがすなよ(;^ω^)と言った感じで、
されるがままのリーダー。
何となく他の蛇もアトナに触れ始める。
そうこうしている内にミトナの居住地、
洞窟へと到着。
イメージでは壁に穴が開いてる、
という想像をしがちだが実際はまるで違う。
たしかに壁に穴は開いているのだが、
奥行きは100mも無い。
入り口から奥へかけて、
苔、植物が洞窟の壁一面に生えており、
奥は何もない行き止まり。
しかもソイソイバ(こちらで言う熊に似た草食動物)の親子が住んでいる。
奥までは植物や苔も届かないらしく、
岩肌が出ており、何故か一面枯れ草が敷かれており、
快適なのである。
入り口付近へ行けば苔、そして天井からは、
植物が実をつけており、
ソイソイバはそれを食べ、外で排出。
それが肥料となり壁の苔、植物は枯れない。
さらに言うとフネ(こちらで言うミツバチ的存在)が、
洞窟の真ん中あたりに巣を作り、
遠出しなくても入り口付近の植物が咲かせた花々がある為、
困らないと言う始末。
ソイソイバとフネにとってここは言わば最高の居住地なのである。
上空や遠くから見ると、
洞窟は真っすぐではなく、
入り口だけが右へ斜めに曲がっており、
更に進むと左へ曲がり真っすぐ奥へと繋がっているのだが、
曲がった入り口のおかげで苔、植物も生えているため、
入り口が見えないのである。
カモフラージュされているのだ。
余程、近づかない限り分からない程である。
これほどの良い物件は、こちらの世界でも、
なかなかないものであろうと思う。
しかも無料である。
ミトナ、アトナが洞窟へと入る。
苔、植物のアーチをくぐり抜ける。
「(^ω^)」
アトナがもう既にその入り口に感動している。
ミトナは(;・ω・)=3呆れている。
次の瞬間、ミトナにとって忘れられない事が起こった。
フネの巣が近づく中、
ここで自然とこの子は死んでしまうだろうと思っていたのだ。
フネ。
これを見ている存在はおそらく、
おとぎ話の様な情景を思い浮かべていると思われるが、
まったく違う。
このフネは群れで花の蜜を集め、
それを糧に繁殖、巣を形成する訳だが。
ここまでは似たようなのだが、
攻撃手段が全く違う。
フネ達にとって危険であると思われた存在に対し、
性格は比較的おとなしいのだが、
攻撃方法は残酷である。
まず、耳の入り口に無理矢理入り込み、
そこで絶命。
フネは死ぬと体内にある猛毒の気体生命体を住まわせており、
普段は袋によって収められている。
死ぬ事により袋は溶ける。
気体生命体は耳がフネによって塞がれているため、
強制的に耳を通って脳内へ。
死亡率100%の上、フネは耳に入った後、
3秒で死に、気体生命体が脳へ達する速度はまた3秒。
10秒もあればたいていの動物は死を迎えると言う、
恐ろしいフネなのである。
「だめっ!
君たち死ぬ気でしょっ!!!
なんでっ!?
僕の事嫌いなら帰るからやめて!!!!
友達になってくれるなら残る!!!
どっち!?」
フネの群れ全部が停止しているのを、
ミトナ、リーダー、蛇達、そしてフネ自身達も、
驚いたのである。
アトナの言葉に皆が止まり、
(;^ω^)え?、という状態。
女王フネが急いで巣から出てきて(;^ω^)どしたの、とい感じで、
他のフネと話しているようだ。
女王フネに何も恐れず顔を近づけ、
「ねぇ!どっち!!はやくして!!!
僕この人と沢山遊ぶんだからっ!!
忙しいのっ!」
フネ達のリーダーは女王フネであり、
女王フネはミトナには頭が上がらないため、
自然と選択はミトナへと委ねられた。
皆の上目遣いと共に。
「(;・ω・)=3........ヒトツ!」
すまないね、変なんだこの子。
害があるようならいつでも言っとくれ。
私が処分するから、許しとくれ。(;^ω^)
という女王フネへのミトナの言葉は、
女王、共にフネ達を安心させたようで。
巣へ帰って行った。
「思った通りだ!!!
大好き!!!
優しい!!!」
この瞬間である。
アトナがミトナに抱きついた瞬間である。
ミトナを救った抱擁。
同時に。
ミトナに喜びを。
ミトナに悲しみを。
ミトナにどうしようもない愛おしさを。
ミトナに叶わない願いを。
ミトナを全て嬉しくも、悲しくも変えてしまった。
アトナの抱擁。
「(;・ω・)=3...」
ミトナ本人はこの時、気付いてはいないが。
この瞬間にもう二人はやっと繋がったし、
繋がってしまったのである。
奇跡の子、アトナ。
醜い化け物、ミトナ。
このありがちな物語の展開は、
ここまでなら誰でも書けそうなものであるが。
正直、この先は書きたくないのである。
あまりにも酷い醜態、見ないふりをしてきた、
知りたくない出来事を書かなくてはならないのだから。
ー 注意 ! ー
~ ええ、真剣な話です ~
~ これより先は上記に記したように ~
~ アトナ、ミトナに何があったのかを ~
~ 表現して行く訳ですが、それは ~
~ あまりに酷く、残酷です ~
~ しかし、これはどうしても ~
~ フーリーヘイドという道を通る以上 ~
~ 表現しなくてはならない、必要不可欠 ~
~ お金目的であるならばよっぽどその方が ~
~ 喜んで理由を付けてカットできたであろう ~
~ 表現が用いられます ~
~ 削除、アカウント削除されても文句が言えない程の ~
~ 酷い、実際高卒で外国へ旅をしに行った経験 ~
~ それを元に描写していくつもりですが ~
~ これだけは言っておきます ~
~ この物語は全て空想です ~
~ 病んだ俺が勝手に書いている作り話です ~
~ ここで休憩入ります(;^ω^) ~
~ 実を言うとまだちょっと悩んでます...どうすべきか...~
ジャンク、イヌ、従い移動する者2名、
カメムシ、イモムシ。
(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)....。
(^ω^)(^ω^) ←ミトナとドネ
「えええええぇぇぇぇっっ!!!!!!!!(;^ω^)」(ミトナ、ドネ以外全員)
「ええ!!じゃないよっ!!
誰があんたらにあたしのプライべート見せるもんかねっ!(・ω・)
人の思い出に浸かってる暇あったら!!
少しは回復に専念しなっ!!!
悪いけどあたしゃこれからドネと、
少年アトナの大冒険見なくちゃならないんだ!!!
邪魔したら外に放り出すからねっ!!!!!
分かったかいっ!!!!(・ω・)」 ←本気で怒っている
「(;^ω^)...。」
おっかねぇ~...、と思う六人。
爺さんなら最後まで見せたであろう、
ミトナ、アトナ、ドネの過去。
同じ語り部でも皆同じとはいかないらしい。
ジャンクがそもそもの原因である。
爺さんに出来た黒い物体、
ミトナも出来るんじゃね?(^ω^)と、
助けてもらった事など忘れて提案したのがまずかった。
こちらで言うテレビをジャンク、イヌ、従い移動する者に、
与えてしまったミトナ。
そこへ、運悪くここへ来たカメムシ、イモムシ、従い移動する者。
全員チャンネルの取り合い。
ジャンクはグレイブヤードの勇者、ベンジャミン番外編。
イヌはローズロード ~叶わぬ恋、されど愛~。
従い移動する者二名はとんでけ!イソマルちゃん!~サメと仲良くなれ!~。
カメムシはザ・ランニング・デッド ~生きていたエドワード編~。
イモムシはブライアン ~最後まで歌った私~。
ドネは呆れ顔。(;^ω^)
ミトナは大激怒。
「うるっさいんだよ!アンタたち!!(・ω・)
そんなに感動もの見たけりゃ、
これ見なっ!!!!!!(・ω・)」 ←何故かちょっと嬉しそう
と言って見せ始めたのが彼女らの過去である。
全員、少年少女のように黙って見ていたのであるが、
中途半端さにブーイング。
そして先程のミトナの激怒である。
「ああ!気になる!!(;・ω・)
続きめっちゃ気になるっ!!
...。
ああ!気になる!!(;・ω・)」
「ジャンク仕方ないワン...。(;^ω^)
助けてもらったんだし...。
...その...。
ほら...入浴しないと...。(;/ω\)」
諦めきれないジャンクを、
なだめながら照れているイヌ。
キラーンッ!とイモムシはこれを聞き逃さなかった。
そうなのだ。
ミトナの居住地には自作の湯治の温泉、
大きな回復の暖かい泉があるのである。
それに入って来いと言われていたにもかかわらず、
ジャンクは物体をミトナに要求。
何故かまんざらでもないミトナも見せた結果、
今に至る。
「入浴.....?(・ω・) ←イモムシCPUフル稼働計算中
エッヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘッ!!!!!!!!
カメッカメェ!!!
お風呂だって!!!お風呂!!!!
エッヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ!!!!
私達も入るのですっ!!!
クサイクサイッ!!
クサクサなのですッ!!!!(^ω^)」
「ええっ!?(;・ω・)
いや!俺達無力に吸い取られてないしっ...!」
「良いから入っといでっ!!!
うるさいから皆入っといでっ!!!」
困惑するカメムシに、
少年アトナの大冒険を何か食べながら、
ドネを抱えて一緒に見るミトナ。
親指を立ててミトナにナイスッ!と、
両目キラーンッ!のイモムシ。
イヌも密かに同じである。
ミトナもドネも親指立てて、
見ながら答える。
ジャンクは納得いかねぇ!、と文句言いながら。
カメムシは困惑のままイヌとイモムシに押され、
イヌとイモムシは目をキラッキラにし、
その後を従い移動する者がどこ行くんでしょ(;^ω^)、
みたいな感じで付いて行く。
今はこれでいいのだろう。
ミトナとドネの背中を見ると、
私はそう思える。
~ ええ!!!!?(;^ω^) ~
~ という事で(;^ω^)驚かれた読者様... ~
~ 悩みながら、発作と戦いながら汗びっしょりの中 ~
~ 俺は考えたわけですよ(;^ω^)言い訳... ~
~ 俺がここで伝えたい事は何だ!?という事(;^ω^) ~
~ いつの間にかHIT数だ、スレ満杯だ、俺凄くね? ~
~ (;^ω^)ちがう!ダークストーリー好きだからと言って ~
~ フーリーヘイドを捻じ曲げようとした自分自身に ~
~ 一喝、入れた感じです(;^ω^) ~
~ 本来考えていた元気いっぱいのフーリーヘイドでしょ!と ~
~ ...(;^ω^)...と言う訳でまた休憩入ります... ~
~ いやぁ次の通院の時、一応発作について聞いてみよ(;^ω^)... ~
風呂。
一体最初に発見、発明、体験した者は、
誰なんだろうと思わせる程の、
治癒力のある言わば魔法。
一日の汚れをまず流し、
お湯に浸かり、
ッイエエエアアァァァ~~~...という声と共に、
精神すら回復させる奇跡。
これは、うどん、そば、ラーメン、パスタ。
麺類を発明したのは誰かという、
ただ感謝のみの最大の謎に並ぶ逸品である。
「......。(;/ω\)」 ←いざ脱衣所でどうしていいか困惑のイモムシ。
「(;^ω^)」 ←そうなるよね、と予想済みのカメムシ
「(・ω・)あれはな...絶対悲しい物語だぞっ!」 ←既に全裸のジャンク
「!(;/ω\)!」 ←ジャンクに抱えられるイヌ
「俺達待ってるからジャンク先は言ってきなよ。(;^ω^)
君達も入ってたらいいよ。」
「おう!従い移動する者よ!
一緒に入るぞ!(・ω・)...ミトナはきっと...。」
従い移動する者も二人(;^ω^)よくわからないが、
ジャンクについて行く。
イヌは真っ赤である。
「(;/ω\)....。」
「(;^ω^)とりあえず待とうか、イモ。
一緒に入るかい?」
「(;/ω\)...。」
頷くイモムシ。
「(;^ω^)...何だか風呂だなんて、嘘みたい...。」
二人で入る事に全く抵抗のないカメムシ。
その理由は後程。
ジャンクがイヌを抱えてそのまま泉へとゆっくり入る。
「大丈夫か?
痛かったり、苦しくないか?」
「(;/ω\)だ...大丈夫だワン...。」
従い移動する者もジャンクの真似をして入る。
泉は適温で湯気が立ち込め、
岩の洞穴の中に泉がある、
と言った感じの場所であった。
天井は高く、結構な広さである。
泉も水に似たようなものであり暖かい。
ただ、水面下の方から緑色の発光が、
見られる。
何とも幻想的な温泉である。
「どうだ?
初めての温泉は。(^ω^)」
「(;/ω\)...いいお湯ですワン。」
イヌは抱えれたまま少し浮いてる状態。
耳にお湯が入らない様ジャンクが気を使っている。
「ガーーー.....。」
従い移動する者も溜息の様な音を出して満足そうに入っている。
「お、お前ら声出るんだな...(;^ω^)...。」
お湯の音と、
響く声。
静かな中、確かに回復する四人。
「なっ。(^ω^)
これ。
あいつらにも伝わってるのかな。」
「(;・ω・)?」
「いや。(^ω^)
お前の友達にもさ、
伝わってると良いなぁって、
思ってさ。
俺達だけずるいだろ?(^ω^)」
「(^ω^)ジャンク...。
...伝わってるワンッ!」
「おいおい!(;^ω^)
急に抱きつくな!(;^ω^)」
間違いなく伝わっているだろう。
「んん?
一緒に居るから安心して?
ハハハ、ドネ!
どうしたんだい今日は!
随分、優しいじゃないか!
...大丈夫さ!
知ってるよ。
もうお前だけだもんね。
?
ああ。
諦めないさ。
あんたじゃないけど、
あたしもあの子ら見てたら。
今回は行けそうな、
...ようやく終われそうな気がするねっ...。
あ!
ほら、あんたまたこぼしてるよ!
ハハハ。
...。
そんな顔したらアトナに怒られるよ?
そうだろ?
フフフ...。
ん?
今日は良い日だって?
ハハハハ!
何だかあんたもアトナに似て来たね!
フフフ!
ほら!
話してたら良いシーン見逃すよっ!」
ゆっくりとドネを撫でながら座って、
黒い物体など既に見ておらず、
真剣に見始めるドネを、
見つめるミトナ。
本当に辛かった事を話す者もいれば、
こうして、話さない者もいるのだろう。
何でも馬鹿正直に言うもんじゃないと、
誰かに言われたような気がする私であった。
「良いお湯でござったっ!
そうですなっ!?
姫殿!!(^ω^)」
「良いお湯だったワン!(^ω^)」
「ガーーー!(^ω^)」
満足気に体を拭く四人。
ジャンクがイヌを拭いてあげている。
「よかったよかった。(;^ω^) ←従い移動する者、喋るんだと思うカメムシ
さ、入るよ(^ω^)イモ。」
既に全裸のカメムシはイモの手を引いて泉へ。
「!(;/ω\)ひ、ひゃい!」
イモムシはどうして良いかわからず、
服装がランダムに変化しながらカメムシに連れていかれる。
二人とも黙って泉へ体を委ね、
手を繋いでお湯に浸かる。
「どう?(^ω^)」
「(;・ω・)...私の世界には無いかも...。」
「えっ!?(;^ω^)
水の球体あったでしょ!」
「(;・ω・)...水、と言うか。
あの世界は{音}{光}{存在}が基本だから、
...これは私にとっては初めてかも...。
カメが作ってくれたものに似てるっ!(;・ω・)
スパゲティー!!」
「...(;^ω^)...イモ、よだれ出てるよ。」
「ハッ!(;・ω・)...。」
アハハと笑いながらよだれ拭いてあげるカメムシ。
「ほら!かわいいイモ!(^ω^)」
「(^ω^)...うん!」
体を求める様な欲情は一切ないのだ。
当然である。
たとえ相手が求めて来たとしても、
今のカメムシはそれに答える事など出来ないからである。
ただ。
あの時の光景が頭をよぎるだけ。
それでもこうしてイモムシと風呂に入る、
この行動を取ったカメムシは、
一歩、歩き始めたのではないか。
複雑な思い、記憶、光景、痛み。
よぎりながらも、思いながらも、
もはや体の一部となったとも言えるこの傷は。
幸か不幸か、
一人の存在を心から笑わせ、愛させている。
カメムシはそれが単純に嬉しく、
同時にまだ心から愛おせないが、
愛おしかった者に少し、
もうそろそろ行かなくちゃ、俺と、
何処かで言えたような。
そんな気がするカメムシ。
そしてそれが嬉しいけど、
複雑なイモムシ。
肉体関係になれば繋がると言うものではない、
複雑さが逆に二人を繋いでいる。
愛ゆえの奇跡。
どこか寂しいけれど、
もう歩かないと、
もう進まないと、と思う二人の一致。
だから他人である二人が、
歩んでいける。
子供がいない。
二人が生み出したものが子供以外に無いのか?
別れてしまった。
二人の繋がった事実は別れない。
正当化するつもりはないが、
どうしようもなくそう思える私を、
許してほしいと記す。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
\(^ω^)/ワーイ
と言った感じの何処かで見た事がある女性、
正座をしてまさにワーイと言わんばかりの、
両手を上にあげて笑顔。
が、
見える。
カメムシはうつむき首を振り、
立膝を付いて、ため息を付いた。
「(;^ω^)=3.....俺、重症かも...。
幻覚なんて産まれて初めてだよ....。(;^ω^)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
\(;^ω^)/ ア、アノー....
「しゃべったあぁ~~~~~!!!!!!!!」(そこ、英語だろと思いながら心の声)
確かに聞こえた、
あ、あのー...。という困った様な声。
戦闘態勢なのか、
何故か腕で十字架をかたどり、
幻覚ならやれるっ、あの技をッ!!!!、と思いながら
構えるカメムシ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やっと会えたあぁ~~~!!!!!!」
そう言いながら嬉しそうにカメムシを抱きしめる幻覚。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(^ω^) (この顔である)
こっ....!!こいつっ....!!!コインを放棄した!!!!と、
思うカメムシの目に飛び込んできたのは、
どうしますか?と聞いてしまった自分の傲慢への後悔と同時に、
「アタイ!やりますガニッ!!」
という意表を突いた笑顔からかけ離れた見事な二重連撃。
し!!しまったぁぁっっ!!!と、
あまりのくだらなさに脊髄を通って笑えの信号が、
前進へと伝わる中を必死に耐えるカメムシ。
こいつ、できる...!!!!
そう思うカメムシ。
(^ω^) (よく見ると口がとんがって、前歯が少し顔を出している)
「っっだからどうしたんだよおおおぉぉぉ~~~~!!!!!!!!!!!」
出会ったばかりのはずの二人。
何故か思い出がいっぱいの二人。
それが悲しい事でも。
それが嬉しい事でも。
別れたとしても。
歩む糧になっている。
それが酷い事でも。
それが憎い事でも。
歩む荷となっている。
どちらかが荷が重いならば、
どちらかが軽くしてあげる。
荷だけが残ってしまったのなら、
それを置いて行く者もいれば、
それも背負い行く者もいる。
あまりの重さに耐えかねて、
その場に倒れたなら、
荷を軽くして歩くのか、
指だけでも、と。
這いずりながらも進むのか。
他の者に置いて行かれ、
荷の重さに絶望するのか、
気が付けば隣で、
同じく這いずる者が現れるのか、
そして気が付けば、
手を取り力がゆっくりと、
みなぎるのか。
悲しいヴァイオリンの様な風が、
追い風となる事を願う。
カメムシとイモムシが泉、
温泉から出てきた頃、
他の皆は座って少年アトナの大冒険を見ていたらしく、
エンディングテーマが流れて終わっていた。
「お。
集まったね。
それじゃ話の続きしようかね。」
「\(;^ω^)/待ってました!」
ミトナの言葉に叫ぶジャンク。
「(・ω・)過去の話じゃないよ。 ←殺気をも含めた冷たい目
爺さんがあんた達に残したのは、
土台だ。
この先こんなもんだよ、みたいな感じの、
オープニングみたいなもんさ。
そのおかげであんたらもだんだん、
嫌でも爺さんの言葉、分かって来てただろ?(^ω^)」
(;^ω^)何も言えない全員。
「あたしがこれから話すのは、
壁の先。(^ω^)
何があんた達を待ってるかって事なんだが。
早い話だね、
あの手この手で先に進むのを、
やめさせようとして来るって事だね。」
「ミトナ。
俺たち以外にも仲間は来ないのか?」
カメムシがミトナに聞く。
「まあまあ。(^ω^)
質問は話が終わってからだよ。
気になる事は山ほどあるんだろうけどね。
とりあえずあたしらが見た現象も交えて、
説明させとくれ。(^ω^)」
「わかった。(^ω^)」
なんか納得いかない隣のイモムシ。(・ω・)
「遮断する者だったかい?
壁出てきたんだろ?(^ω^)
そもそもあれはね。
毎回毎回違うんだよ。
存在の名前、匂い、意味。
違うんだが{役割}は同じ。
壁だ。
アトナがやつを説得、救出を始めるまでは、
そんなもの無かったんだがね。
あの子がいなかったら無理だったね。
壁の文字あったの見ただろう。
つまり犠牲者はあれ以外にも、
いるって事だ。
文字残せただけまだマシだって事さ。
あたしらから言わせるとね。
そんな壁の無い中、
進む事を拒むあらゆる攻撃の中、
止まれば吸い尽くされ、
戻っても間に合わない、
進んでもほぼ終わりという中で、
吸い取られながらも生き残り、
進むのをやめ留まるものも自然と出てくる中。
吸い取られる時間差が出て来たって事だね。
後から後から来る進む者は絶えないから、
単純に出会ったりもする訳だよ。
奥へ近づく度に酷くなる攻撃、吸い取る力。
そんな中の出会いはもう奇跡だね。
アトナと私が出会ったのはドネ。
この子もいなかったら今のあたしは無いね。
おまけにアトナは今までにない脅威だったらしく、
攻撃は半端じゃなかった。
やがて見事自分の石像まで辿り着いた頃には、
三人ともボロボロ。
そして悪夢の様な吸い取り、攻撃が止まない中、
数えきれない石像から自分を探し出す。
もうあたしはその時点で諦めたね。
そらそうさね。
砂漠の砂嵐、台風、山火事、洪水、大地震。
それが常に続く中ようやく目的地に着いたと思ったら、
今度はその中を宝探ししろってなもんだ。
アトナはあっさり見つけたけどね。
自分の石像見つけるとね。
今まで吸い取られたものが元に戻るのさ。
嫌な事も良い事も全部。
全員が自分を見つけた瞬間、
これがどういう理由かはわからないが、
今までの攻撃による負傷、精神も含めてね。
吸い取られたものの奪還。
そこで初めてやつとのご対面と言う訳さ。
だが、それはもう桁が違ってね。
今までの攻撃が嘘みたいな程、
今まで何でそうしなかったんだろと言う程の、
吸い込みが待っている。
全部食われちまう。
記憶、音、存在、感覚、欲、行動、感情...。
...うん...全部だね。(^ω^)
あれはそんな風に肌で覚えているよ。
360度全てが。
あたしら以外も数えきれない程の見えないけど見える、
あいつへとゆっくり無音の中向かっていく感じ。
隣にはアトナ、ドネが必死に何か言っているが、
聞こえないんだがね。
音も吸い込まれちまうからさ。
その時だったよ。
たった一言...。
聞こえたのか、感じたのか知らないけどね。
「フーリーヘイド」
誰かが優しく絶対に聞こえる声で叫んだが、
静かな悲し気な声でね。
アトナやドネもそれは聞こえたらしく。
もう喋れなくてもまだ見えるこの目で、
お互い何を考えてるかぐらいはわかるようになっていた。
フーリーヘイドの一声を号令に取ったあたし達の行動は、
アトナはあいつと友達になる為、
さらに進んで走って行った。
ドネは泣き叫び嫌がって抵抗するあたしを、
無理矢理、連れて逃げ戻る。
アトナの指示だったんだがね。
こうして結果。
やつから二体、あたしとドネは石像を奪還した。
という事だ。(^ω^)
爺さんいたろ?(^ω^)
あれはね、あたしとドネの足跡。
逃げて来た時のね。
足跡ですら後から来る進む者にとっては、
それほどの力や助言となるのだから、
やつが必死に逃がさない訳も、
納得できるって事だ。
更には凄い昔話のように聞こえているだろう?(^ω^)
ジャンク。
あんたが来た時、壁は無かっただろ?(^ω^)
時間すら吸い込まれてるんだ、
実際あの場所では。(^ω^)
あたしにすれば今話したことはついさっきみたいなもんさ。
こうして昔話に聞こえてる事も実は、
あたしやドネが泣きながらあんた達に、
別の場所でアトナをたすけて!って、
すがってお願いしてるかもしれない。
グシャグシャの世界なんだ。
ある意味これもすでにあいつの攻撃とも言えるんだがね。(^ω^)
そんな狂った世界。
死ぬ事が無くたって来るのは普通はごめんだね。(^ω^)
それでも耐える事なく来るのさ。
どういう訳だかね。
そんな中、あたしらの足跡があんた達にもたらした、
現象、出来事は悪いもんじゃなかったろ?
そして更にアトナがあいつを弱らせてくれている。
そうなったらもう、
こんな狂った世界に来ちまったあんたらのすべき事は、
わかるだろ?(^ω^)
進むだけさ。
あたしらの足跡を。
逃げた足跡をね。(^ω^)
先に言っておくけどね。(;^ω^)
あんた良い奴だとか思って、
抱きついてくるのはやめとくんだね。(;^ω^)
外へ叩き出すからね。(;^ω^)
特にジャンク。(;^ω^)
ドネはいいよ。(^ω^)」
(´;ω;`) ←聞いていた全員、号泣の上、さらに我慢。
(´^ω^`) ←嬉しそうにミトナに抱きつくドネ
「ハハハ(^ω^)ミトナ。
俺がそんなウザい男に見えてたのか?(^ω^)
逆に無理だぜ。(;^ω^)
アトナに申し訳ないもんな。
なあイヌ?(^ω^)」
「そうだワン。(^ω^)
さすがにそれは出来ないワン。(;^ω^)
話を知るところ、
私達の出会い、体験も全て。
あなた達の犠牲が無ければ、
これらも無かったという事ですワン。
それがついさっきであろうと、
大昔であろうと。(;^ω^)
ドネとミトナさんを{知る}事が出来ないのは、
納得がいったワン。(;^ω^)」
「え!?(;・ω・)
そうだったの!?」
驚くカメムシとイモムシ。
「そうですワン。(;^ω^)
私自身驚いているワン。」
ミトナは抱きついて喜んでいるドネを、
微笑みながら撫でている。
姿はどうあれ、
女神の様である。
「...。(;^ω^)
ほんと、すげぇよな。(;^ω^)
...。
イヌ!また一緒に温泉入ろうぜ!\(^ω^)/
今度は二人きりだぞ...!ウヒッ!」
「!(/ω\)!ハワワワンッ!!!」←既に抱きかかえられているイヌ
温泉へと走っていく二人。
どこからともなく聞こえてくるラストバトルシーンを、
思わせるオーケストラがこだまする。
ファイノオォー、ラウンッ!、(ファイナルラウンド)
という声が響く。
(;^ω^)(;^ω^)←関わらないでおこうと思う従い移動する者
(;^ω^)(;^ω^)←カメムシとイモムシ(少しウズウズしている)
「見せてやるぜッ...!!!(; ・`д・´)
お前に眠ったアトナへのいじらしい愛をっ!!!!!」
「アタイのダーリン...。(´・ω・`)
...ナメるんじゃないよ...ワン...。」
「ヴエ゛ハハハハッ!!!!
待っていたッ!!!(´; Д:`)
戯言でもいいっ!!!!
あの人を一瞬でも感じさせてッ(´; Д:`)!!!!!!!!」
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!!!!( ;∀;)」
まるで双方の登場シーンのセリフを叫ぶ四人。
ジャンクとイヌはミトナに問答無用のハグを、
狂おしい程に要求。
それを絶対に、
でも何処か期待している、
でも許さない!と言った拒否の戦闘態勢の、
ミトナとドネ。
一度はジャンクも慰めのハグを我慢して、
その思いを振り払うようにイヌを抱えて温泉へ。
しかし無意識にジャンク、イヌ、両者は。
ミトナとドネに挑戦の構えを見せたのである。
慰め、バーサス、それはウザいの対決である。
ファイッ!!!!(ファイト!)
の声と共に始まった。
「今はもう...会えないだろう...。
気高き狂戦士!!!
ベンジャミンにこの技を捧げるッ...!!!!!
サラウンド・グレイブヤードッ!!!!!!」
両手、顔を共に天を仰いだ瞬間、
ピキーンッ!!という閃光と効果音。
同時に辺りは一変し、
360度ジャンクだらけの、
もの凄い広い空間へと強制移動されたミトナとドネ。
信じられない数のジャンクの中、
ゆっくりと一歩ずつ歩いてミトナに向かうジャンクが一人。
「...優しいのね...。(^ω^)
そう...あの時もこんな風だったわ...。(^ω^)
懐かしい......嬉しい...。」
「ヴヴ.....。」
まるでドネをソファーのようにして横たわり、
片肘を立てて余裕の目線をジャンクに送るミトナ。
うなるドネ。
ミトナが片手をあげ、
「これはお礼です...受け取って...。」
ジャンクに向かって手を払い除けた瞬間。
ギガンッ!!!ギゴンッ!!!!と、
音を立てて360度ランダムな角度、高さ、位置で、
空間が一直線にズレ始めたのだ。
沢山いたジャンクは一瞬で全滅。
「今までで一番頑張った人だと思う...。
...一瞬でも嬉し...!!!!」
嬉しかったと言おうとしたミトナの言葉を止めたのは、
信じられない速度の両手であらゆる角度に、
指パッチンをしながら血だらけになりながらも、
歩いて向かって来るジャンクがいたからである。
「...どうしたい...お嬢さん...。
...もうすぐハグのお時間だぜ....。」
「!!...(;・ω・)」
ギリィッ!っと歯を食いしばり冷や汗するミトナ。
「あたしをドネから降ろすなんてやるじゃないかぃ...。(;・ω・)
...させないよ!!
アトナ以外には私に触れさせないッ!!!!!」
「...それを待ってたのさ...ワン...。」
「!!!!なっ!!!(;・ω・)」
「ヴェッ!!!!!(;・ω・)」
ジャンクに気を取られていたミトナ、ドネ。
背後のイヌに隙を見せてしまったのである。
「ドオオオォォネエエェェエッ!!!!
痛いよおおおぉぉぉっ!?(^ω^) ←既にキャラ変貌のイヌ」
「ヴェアアアァァァアアアアッ!!!!!(;・ω・)」
ドネに嚙みつき、
そこら中に何度も叩きつけるイヌ。
それももの凄い速さでである。
「チイィッ!!!やられたっ!!!!(;・ω・)」
凄い跳躍力で飛び、
一度引いてドネを救わなくては!と、
その場を退いたミトナ。
「ミトナ...。」
「!!!!!!!(;・ω・)!!!」
既に共に背後で同じ方角へ飛び退いていたジャンク。
もう時すでに遅し。
ジャンクの両腕は愛のハグ、
スタンバイOKである。
ミトナの反撃は間に合わない。
「だめぇっ!!!!だめええぇぇっ!!!!!(;・ω・)
アトナ以外駄目ええぇぇぇえっ!!!!!」
叫ぶミトナに最後のジャンクの決め台詞。
「...チェックメイトだ....!」
あれれ?(;・ω・)という表情をしたジャンクとイヌは、
気が付けば二人仲良く顔をくっつけ、
並んでおり、
なおかつ地面に向かって落下中。
「え?え!?(;・ω・)」
「ワ?ワン!?(;・ω・)」
何がどうなっているのかわからないくっつき並んだ二人。
そこへ並んだ二人の顔面に激怒の、
光の元素の速度すら超えたのではという、
無音の閃光を放つミトナによる鉄拳の、
地面に叩きつける一撃必殺。
「ぎゃああああああああっ!!!!!!(;^ω^)(;^ω^)」
泣き叫ぶ二人。
宇宙の法則が砕け散るほどの一撃。
名付けて、スペース・ペイン。(宇宙の痛み)
(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)
もの凄い衝撃波と爆発音から、
カメムシ、従い移動する者二人を、
呆れながら光音壁により守るイモムシ。
こうしてジャンクとイヌは再起不能。
「百年早いんだよ!」
「ミッ!」
と、二人に吐き捨てるミトナとドネ。
勝者、確定。
完全KOであった。
ボロボロで白目をむいているジャンクとイヌ。
二人の愛のハグ大作戦は見事に散ったのである。
さすがは語り部、ミトナとドネ。
足跡を残した者であるとここに記す。
「うう...う...イヌ...。(´;ω;`)
ごめんよ....ごめんよおぉ~...うう..。」
「...ジャンク....ごめんだワン....( ノД`)うう...。
ごめん...なさいだワン....う..。」
ボロボロになりながらもイヌを何とか抱えて、
温泉へと足を引きずりながら歩くジャンク。
「...二回戦は無いからね...。(・ω・)」 ←殺気を放つミトナ
チィッ!!(;・ω・)と親指の爪を噛むジャンクとイヌ。
(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)←諦めてねぇのかよと思う四人
温泉へのドアを開け、
諦めて二人閉める瞬間、
「ミトナの頑固アタマ~ッ!!!( ノД`)」
「ミトナのホントはかまってちゃん~ッ!!!ワン。( ノД`)」
死にたくないので必死の速度でドアを閉めるジャンクとイヌ。
(・ω・)(・ω・;)←必死にミトナをなだめるドネ
(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)←怖くて動けない四人
ミトナの頭から怒りの湯気が上がっていたのは、
言うまでも無い話である。
しばらく時間が経って、
静かになったミトナの居住地。
ミトナの怒りも収まり、
ドネもジャンクとイヌに気を使って、
ミトナが見ていないうちに、
二人が横たわっていた部屋へそっと連れて言ったり、
従い移動する者はもう既に寝ていた。
カメムシは起きて、
ジャンクとイヌがいびきをかいて寝ているのを、
眺めて、考えている。
先程の戦いが嘘のように片付いて、
元通りの出てはいけない外へのドア、
温泉、ミトナとドネの寝室、カメムシ達のいる部屋。
この全てに繋がる通路とも言えるこの部屋は、
茶の間と呼ぶのがふさわしいのだろう。
ドネもジャンクにじゃれ疲れ向こうで一緒に寝ている。
茶の間ではろうそくの様なぼんやりとした明かりが、
部屋の真ん中、空中で空間の裂け目の様な物が浮かんで、
ホンワリと裂け目から照らしている。
「これは私のデータでは計り知れません。
ミトナさんの機能なのですか?」
「フフ。
アンタ、よっぽどあの子が好きなんだね。
あれだけ力の差見せつけられて、
あたしに壁の先の事、少しでも聞こうと必死。
...。
わかるよ、気持ち。」
図星である事さえ知られていたのに浮かない顔のイモムシ。
何故か二人、
部屋でミトナの裂け目の明かりを囲んで、
話をしている。
「...欲張り、なんですよね。(^ω^)
きっと...私。(^ω^)
カメの力になりたい、
ていうのは建て前で...。
本心は単純にカメが好きなだけなんだと思います。
やる事成す事...全部。(^ω^)
全く不安が無いのかと言われれば、
ありますが。
もう手遅れみたいな感じです。(^ω^)」
「顔から火、出そうな事よくスラスラ言えたもんだね。(;^ω^)
こっちまで恥ずかしくなっちまうよ。(;^ω^)
...。
うん。
...。
壁の先にある事は、
正直、あたしにも分からないんだ。
あたしらの時とは違うからね。
...。
だから、あたしらが体験した事は、
あんた達の役に立つかどうかなんて。
むしろ逆かもしれないんだ。
嘘となってあんた達を襲うかもしれない、
あたし達、爺さんも含めて、
気持ちを分かって欲しいんだよ。
あえて詳細な事を言えない、
伝えられない気持ちを。
言えるのは何があっても...。
進むしかないのさ。
どんな事があっても。
...。
フフフ、状態読めたかい?(^ω^)」
「読めないの知っているのに酷いです、
ミトナさん。(^ω^)
私の機能はあなたの前ではほとんど、
役に立ちません。
未知、エラー、観測不能、予測不可、情報なし...。
私はその、
頑張ってきます!\(^ω^)/」
「(;^ω^)...なんだか、調子狂うね。
アンタと話してると。
今までいなかったかもね、
一生懸命と言うか、馬鹿と言うか...。(;^ω^)
...。(^ω^)
ま!頑張りな!(^ω^)
もう言えるのはそれだけさねっ!」
「ありがとうございます!\(^ω^)/」
二人笑いあう。
ミトナが初めて見せた笑顔に一瞬見えた事を、
私は書かない事とし、記さない事にした。
何故かは分からない事も。
ミトナ、ドネが逃げ戻り、
足跡すら変化を産んだ。
アトナは兵器と関係しているのかさえもう、
分からない存在を救うべく、
犠牲となって変化を産んだ。
どちらも自分自身の石像、
奪還後の話なのだ。
それまでの話はきっと、
いつも違うという事を、
ミトナは言いたかったのではないだろうか。
おそらく毎回、毎回、
訪れる度に、
近づく度に、
違うのではないだろうか。
カメムシは一人、
そんな考えを巡らせていた。
カメムシの心の声である。
「きっともう。
無事では済まないだろうな。
ジャンクもその辺はもう分かっているはずだ。
だからさっきミトナに挑んだのだろう。
冗談ではあったのだろうが、
こいつは考え無しに動くが、
結果良い方向へ風が向く。
イヌも嫌でもそれは知っているだろう。
俺はきっと。
...うん。
進むしかない。
もうなりふり構わず進むしかないんだ。
行かなくちゃ。
...。」
ここで表現するのは初である。
イヌは基本、知り伝える者。
ジャンクと音を出さずにお互い話せる。
今までもこうして話す事は、
冗談を言う程度であったのだが。
ジャンクがそもそも隠れて話すのが苦手であったため、
真剣に二人、声を出さず会話する事は無かった。
寝ているふりをして今回イヌに話しかけ始めたのである。
以下、ジャンクとイヌの心の会話。
「なあ。
起きてるんだろ?」
「ワン。」
「...その...なんだ。
ありがとう、これまで。
さっきもな。」
「ジャンク。
どうしたんだワン。」
「...いや。
カメムシも気合入ってるみてぇだし、
俺も負けられねぇなぁってよ。
思っただけさ。」
「...ジャンク。
私には嘘つけないワン。」
「そうか?
今俺何考えたか当ててみ?」
「!!!」
「どうだ!
恥ずかしくて言えないだろ!!」
「...なんかそのいやらしさで何か隠してる。
何か分からないワン。
ジャンク...?」
「...おっかないんだよ...。
怖いんだ、おそらくな。
ごめんな。
甘えちまって。
俺は甘えてばっかりだ。
だからこれからも甘えるぞ。」
「いいよ。
甘えて良いよ。
ワン。」
「へっ!
やべっ、目からよだれ出るかと思っちまった!
よし、決めた!」
「?」
「ミイだ!!
名前!!!」
「?」
「お前はもうイヌじゃない!
ミイだ!!OK!?」
「!?私の...名前...?」
「...嫌だったか...?」
「なんでミイな....!!!
ジャンク!好き!!」
「おい!頭の中で抱きつくな!」
イヌは今からミイとなった。
ミイが喜んで抱きついた理由は、
ジャンクらしい適当であり、
彼なりに考えた理由をミイが知ったからである。
ジャンク→JUNK→JAST→JAST ME→JAST FOR ME
ジャストフォーミー。
俺だけの、という意味から取ったMEでミイ。
存在、者、と表現し続けていたイヌへの単純な気持ち。
俺だけの、だよ、というあえて者とか付けなかった、
ジャンクらしい思いやりであった。
フーリーヘイド 第十一話 ~絶望と希望を行く~
...。
皆、寝てしまった。
ジャンクとミイもいびきをかいて、
従い移動する者はうなされ、
イモムシもまた何やら寝言を言っている。
カメムシは、
眠れず横になって起きていた。
...。
静かな時間である。
いびきと寝息以外聞こえない。
静かな落ち着く空間。
...。
カメムシが起こさないようにそっと立ち上がり、
ホンワリまだ明るい茶の間の方へ。
ゆっくりと歩いて行く。
「エヘッ...!カメェ...頭撫でてぇ...エヘヘッ...。」
「...。」
(;^ω^)、いつもならこの顔のカメムシだが、
今は何だか悲しそうな顔である。
それは。
きっとこの先にあるのだろう。
悲しむ理由が。
...。
茶の間には誰もいない様である。
ほの明るい裂け目が浮かんでいる。
カメムシは何気なく見えてはいないが、
ジャンクの方を向いてしばらく見ていた。
...行かなきゃ...。
一人で行くつもりなのか、
そう思い決意するカメムシ。
少し震えている。
冷や汗すらも、
薄く流れている。
ミトナに奇襲でもかける気なのだろうか。
...うん...行かなきゃ...!
ミトナ、ドネの寝室と思われていた、
入り口が、
消えている。
出口と思われていたドアも無いのだ。
これは、
カメムシの夢なのであろうか。
残された道は温泉。
カメムシは意を更に決して、
ゆっくりと歩いて向かっていく
...ミトナさん...。
カメムシは何故かうっすらと泣いている。
ジャンクと共にミトナとドネに立ち向かわなかった、
自分を責めているのであろうか。
...ドネ...。
とうとう温泉まで来たカメムシ。
服を着たまま温泉に入り、
急ぎ足で漕いで背を向けたミトナに、
走り寄るカメムシ。
妙な夢である。
思えばカメムシはドネやミトナと、
あまり接していなかった。
今更交流を深めようと言う意識から来た、
夢なのであろうか。
「来ないで。
それ以上来ないで。」
ミトナが背を向けたまま、
カメムシに言う。
ドネは心配そうにミトナを胸元で見ている。
「フフ...。
大丈夫だよ。
ドネ。
もう大丈夫...。
この人ならきっと行ける。
残された世界へ。
アトナにそっくり。
きっとあの子も待ってる。
喜んでる。
...。
?
そうだね...エヘ...。
会いたいよね。
私も会いたい。」
ギュッとお互い抱きしめ合う二人。
カメムシは、うつ向いている。
ーーーーーーーーーー
「そもそもじゃの!
ワシは爺さん...になってしまうんじゃなぁ~(;^ω^)...。
お前さん方には。(;^ω^)
はっきり言おう。
身を犠牲にしバラバラになった存在はもう、
お前さん方が今見た眩しさになったんじゃ!
もうおらん!!!
どうあがいてものう!!!
愛の世界もワシが言った通りではないかもしれん。
ワシはあの眩しさと灰色の中の結果に過ぎん。
集めたとかワシが誰かなんぞ、
どうでもよい。
あえて言うならば、
こうしてお前さん方に灰色になる最後まで、
あがいた眩しさの何かのおかげなんじゃろ。
実際、失い続けていたんじゃからな、
伝える、というだけになってしまうまで、
なぜそう伝えたかは、
本当かもしれん、
爺さんが暇つぶしに付いた嘘かもしれん、
あの眩しさと灰色のなかで、
どれだろうなんて言っておったら、
わかるだろうが、わからないんじゃ。
と言えば良いのかすら分からん。
ふざけて調子に乗ったのも!!!
そういうことじゃっ!!!(^ω^)(開き直り)
今後についてじゃがここで爆弾発言(^ω^)(また調子に乗っている)
ワシはもう灰色になったからおらん!!!
もういないと思え!!!
その先はワシにも分からんが二人で何とかしろ!!!
おさらばじゃ!!!(^ω^)ワッハハハハハ!!!!!!」
ーーーーーーーーーー
遮断する者がいたであろう壁のある、
通り道の空間へ気が付けば戻っていた。
ミトナとドネの居住地はもう無く、
カメムシが泣きながら抱きしめている、
涙を流し続ける、
ドネを抱えたミトナの石像だけが、
カメムシ、
周りにまだ寝ているジャンク、ミイ。
従い移動する者。
そしてイモムシを。
ミトナとドネの涙が濡らしている。
こんな悲しい事があろうか。
こんな酷い事があるのか。
こんな惨い事があるのか。
それでも。
アトナは今も説得している。
ここまでがやっとであったのだろう。
石像になってさえも、
涙という足跡で、
皆に見事、
語り終えた語り部、
ミトナとドネを、
きっとアトナは喜んでいるに違いないと、
私は願うのみである。
眠っている皆の中、
こんなの酷いよと、
悔しさと怒りで泣き続けるカメムシはもはや、
冷たくなったミトナ、ドネを抱きしめる事しか出来ないのであった。
「........。」
絶句する起きた五人とカメムシ。
正面に涙を流し続け、
泉のようになっている真ん中で、
泣き続ける石像、語り部ミトナとドネ。
その前に並ぶ六人。
「...何かそんな気がしてたんだよなぁ...。
爺さんに少し似てんだもん...。
最初からずーっと...。
今まで俺らに教えてたんだな...。」
「ワン...。
知る事が出来ないはずだワン。
カメムシがやっぱり一番アトナに似てたのかもワン...。」
「まいったぜ!(;^ω^)>俺らじゃ役不足だったか!」
「ワン!」
でもなぜか後悔の無い二人。
「...カメはどうしてわかったの?
ミトナさんとドナさんが見せてる、
語ってる事だって。」
「何かね...。
会った時から素直に二人が、
ごめんねって謝ってるような感じがして...。
何て言えば良いんだろ...。
...。
そう思ったんだ...。」
「ではジャンクやイヌさ...」
「おっと!(;^ω^)今からこいつはミイだ!!
わかった人ーっ!!!」
「はーいだワン!」
「ええぇぇぇっ!(;^ω^)(;^ω^)←イモムシとカメムシ」
腰を手にえばるジャンクとミイ。
「それは無いぞジャンク!
俺なんてカメムシ!
イモはイモムシだぞ!!(;^ω^)」
「そうだそうだ!\(^ω^)/」←あまり気にしてないイモムシ
「なんだと!\(^ω^)/
俺の名前センスがないだとっ!?
ミイッ!!
言ってやってくれぃっ!!!」
「センスないワンッ!!\(^ω^)/」
「_(:3\)_ワッショーイ!!!
ねぇのかよおぉ~いっ!!!\(;^ω^)/
よぉ~しっ!!
良いだろう!!!(・ω・)
...。
それでは主人公とパートナーの名前を決めてください。(^ω^)」
テッテケテンテン♪テッテケテンテン♪と口ずさみながら、
石像を背に、
カメムシとイモムシに向かって、
何故か腹の立つダンスをするジャンクとミイ。
気持ち後ろの石像が怒っているように見えるのは、
気のせいであろうか。
「今更かよ!(;^ω^)(;^ω^)」
突っ込む二人。
それもそうである。
カメムシとイモムシでずっときたのである。
普通序盤で決めるか決まっているものである。
「いまさらだよねぇ?カメェ?(;^ω^)」←ちょっと期待してるイモムシ
「んん~...(;^ω^)
...。
じゃあ...。
俺がドネ。
イモがミトナ。(^ω^)
素直に会わせたいんだよね。(;^ω^)
アトナに。
だめかな...?(;^ω^)」
ウルウルした表情でカメムシに抱きつくイモムシ。
「ドネ!!!!(^ω^)
良いよ!!
私、ミトナッ!!!!」
「(^ω^)」
ミトナとなったイモムシを抱きしめながら、
ミトナとドネの石像を見て、
いいよね、ミトナ、ドネ。
と心で呟くドネとなったカメムシ。
二人の石像も心なしか、
喜んでいるように見える。
「...。(^ω^)=3」
無言でため息を付き、
ミイの頭を撫でる。
ミイもジャンクに寄り添う。
浅くも深く感じる涙の泉の中、
石像の前でこんなにも嬉しそうにしているのだ。
石像も嬉しいに違いない。
そしてアトナも。
無茶苦茶な流れ、変化、物語という大河は。
この希望に満ちた絵画を武器に、
今、闇へと向かって行くのだ。
語り部、ミトナ、ドネ。
進む者、ミトナ、ドネへと受け継がれた事を、
ここに記す。
~ さ!と言う訳でですね!(;^ω^) ~
~ 続き書こうと思ったのですが ~
~ お腹が空いている事に気が付いた訳で ~
~ 申し訳ないです!!orz ~
~ 真に身勝手ながらお時間下さい! orz ~
~ というのもですね(;^ω^)いよいよ ~
~ ようやく始まったフーリーヘイドって感じなので ~
~ ちょっと勝手に緊張してます...(;^ω^)... ~
~ 今までのが説明書でしたよ~って書いた訳ですから ~
~ この先変なのたっくさん出てきますので ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ ウォッチリスト登録、付箋、共感くださった皆様 ~
~ これからも、遅いながらもフーリーヘイド ~
~ 読んで頂き、本当にありがとうございます!(;^ω^) ~
~ んん(;^ω^)通院行ってきました~ ~
~ ん~今回先生変わったんですが ~
~ 毎度状況説明する度に(;^ω^)ん~... ~
~ て感じで困らせてしまう(;^ω^)... ~
~ とりあえず時間かかるけど ~
~ 作曲、小説創作は良い事なので ~
~ 続けて、体動かせるようになったら ~
~ 体動かして、まずバイトから始めるのを ~
~ 目標!(;^ω^)となりました ~
~ あまり今の状況を悲観せず ~
~ ゆっくりですよと念を押されました...(;^ω^)... ~
~ 俺、せっかちなんで反省...(;^ω^)... ~
~ という事で!今日の晩飯は豪華!!\(;^ω^)/ ~
~ 豚肉塩コショウ炒め! ~
~ ビニールに入った野菜二袋、既に水につけてあり ~
~ 栄養素スッカスカ野菜にポテトサラダにマヨ和え! ~
~ 炊いてから5時間たったご飯!\(;^ω^)/ ~
~ パスタとそばで多分だいぶ体弱ったんで補給っす! ~
~ ペース遅いかもしれませんが書きますー!(;^ω^) ~
石像から少し離れた所で現在の状況整理、
今後についての話し合いが始まった。
六人、輪となって座る。
「まずは今の現状整理ですね。
ジャンクさんが出会ったおじいさんがもう既に、
ミトナさんであったと私は見ています。
その後から来た、元カメムシ、ドネ。
ミイさん、私。
私達は石像であったミトナさんとドネさんの、
涙で繋がってずーっと...体験していた。
最終的に本人の所へ私達を呼び寄せ、
語り部として語った...。
どうでしょうか。(;^ω^)
未だに信じられませんが...。」
元イモムシ、ミトナが言う事はもっともである。
「そうだな。(^ω^)
ただ全部が見せられていた、
語られていた、
幻覚だったとも言えないしよ。
もうそれを確かめる意味も無い訳だ。(;^ω^)
確かな事は語ってくれて、
それに嘘は無いってこったな。(^ω^)」
「私もそう思うワン。(^ω^)
見て感じた事は間違いないワン。
そしてもう進むしかないワン。
アトナと一緒に居る存在も少し関わっていたのかもワン。
共にアトナも、ワン。」
「うん。
イモ...じゃなかった。(;^ω^)
ミトナもジャンクもミイも、
皆正しいと思う。
これが武器となっていく事も、
この先あるかもしれない。
必要だったかもしれない伝えたかった事。
俺達はもう行くしかないんだ。」
従い移動する者がミイに何か知らせてる。
「!!一緒に行くワンッ!?(;^ω^)
危険だワン!(;^ω^)
ここからはどうなるか分かないワン!
もどったほうが...!」
そう言い掛けたミイをジャンクが止める。
「お前ら...。(^ω^)
俺に名前付けてほしいって....?(^ω^)」
ジャンクの目が光る。
悪い顔である。
「!!!!(;^ω^)(;^ω^)」←しまった!と思う従い移動する者二人。
「ビックとクエスだっ!(^ω^)」
(・ω・)(・ω・)(・ω・)(・ω・)(・ω・)
あれ?まともだし、良くね?と思う五人。
「センスないか?(・ω・)」
(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)
いや...良い...よね...?と思う五人。
「ないかセンス。(・ω・)」
(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)
ひねりも何もないね、ねっ、ねっ?とコソコソする五人。
「シックスセンス。(・ω・)」
(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)
あれ!少し面白いよ!?とワクワクする五人。
「とてもいい匂い。(・ω・)」
(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)
いいぞ!くだらなくなってきた!ドキドキする五人。
「明日の天気はスフィンクス。(・ω・)」←もう自分で少し笑ってる
(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)ブフゥー!!!!!
意味わかんね!!!しかも言いやすい!!!吹き出す五人。
「いやっ!!違うでしょっ!!!(;・ω・)←もう笑っている
名前でしょっての!!!(;・ω・)
なんで笑ったら負け選手権開催してんのっ!!
んっ!!!?
言ってごらん!?(;・ω・)
んんっ!!!
あと10秒以内ねっ!!!!(;・ω・)
時間内に俺、納得いく事言わなかったら、
あれだからね!
踊るからねっ!!!(;・ω・)」
(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)
うあぁ...踊り見てぇ~...!と思う五人だったが、
ジャンクに刺激のある言葉を相談する。
「ハイッ!(・ω・)←腰に手を当ててカウントダウンと共に腰を振る
3!(・ω・)
2!(・ω・)
1!(・ω・)=3」←自分で吹き出してどうでも良くなっている
「(;・ω・)寝台特急殺人事件!車内販売員は見た!」
10秒と言ったのに3からのカウントダウンにも関わらず、
必死で叫んだドネ。
(;・ω・)(・ω・;)(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)
微妙だなぁ...気になるけどな...。とコソコソする五人。
~ おああぁぁっ!!!!汗まみれ!! ~
~ 読者の皆様!!!まずは謝罪をっ!!!!(;^ω^) ~
~ 申し訳ありませぇぇん!!!!!orz ~
~ すんごい爆睡しました!!!!!orz ~
~ たまに起きて寝ぼけながら ~
~ オンラインゲームの友とお話して ~
~ 寝てましたぁぁ!!!!!!!!orz ~
~ ヴェアアアァァァアアアアッ...てかんじで ~
~ 頭ふらっふらで今これ書いてます!!(;^ω^) ~
~ やっぱり俺は良いもの食べちゃダメなんだなぁ...(;^ω^)... ~
~ 仕事放棄だよ...(;^ω^)...今の俺の... ~
~ 12:00に必ず再開します!!!(;^ω^) ~
~ オオカミ少年かよって感じ...(;^ω^)... ~
「いやいやっ!(;・ω・)
もういいでしょ!
このままだったら順番にみんなやるはめになるでしょ!(;・ω・)
ジャンク!(;・ω・)
いいよ!
センスあるよ!(;・ω・)
でも何でいきなりそんなぴったりの名前が?(;・ω・)」
何とか選手権を中止するドネ。
「いや(;^ω^)だって。
ビックリマークにクエスチョンマーク、
合わせたような体してるから...(;^ω^)...。」
「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)あぁー...。」
凄く納得いく五人。
「どっちがビックなんでしょ?(;^ω^)
二人とも同じだから見分けが...。
ドネ、私と一緒にいた人ー!(;^ω^)」
はーいみたいにトテトテと二人に歩いてくる従い移動する者。
「ジャンク、私と一緒にいた人ー!ワン!(;^ω^)」
よいしょーという感じで走って二人に並ぶ従い移動する者。
「ん~...なんか姿をお互い区別するべきだなぁ。(;^ω^)
姿がおんなじだからなぁ...。(;^ω^)」
腕を組んで悩むジャンク。
「えっと私何とかできるかもです。(^ω^)」
ミトナがそう言うとジャンクとドネの服装を、
まずいつか、出現した球体でスキャンし始める。
「(;・ω・)!」
ドネはこの変な効果音のする球体を見て、
思い出したのである。
ンジマオオォォン!という音と共に縦線、横線を周辺に出現させ、
所々でプラスになる中、
映画の早送りの音をかすかに出す球体。
ミトナの目の前に浮かんでいる。
これは!あのエッチな画面が出て来た時の球体!(;^ω^)
ドネはそれを思い出し冷や汗をかく。
ジャンクとミイ、従い移動する者にあれを見せてしまう可能性が、
あるのではないか!(;^ω^)
心配で仕方ないドネの視界にミイが入った。
「(/ω\)」
ミイがもう知ってしまっているよ!(;^ω^)と、思うドネ。
{知る}者の宿命である。
気が付くとジャンク側の従い移動する者に、
ジャンクの上着、チェック柄の半袖ポロシャツを着せ、
ドネ側の従い移動する者には、
ドネの上着、赤いパーカーを着せる事に。
何故かよく似合っている。
「(^ω^)(^ω^)」
飛んで喜ぶ二人。
「へぇーミトナちゃんこんな事も出来るんだな...。(;・ω・)
球体?...なのか今の...すげぇな...。(;・ω・)
....あれ?...おい?」
(/ω\)(/ω\)
ミトナとミイが真っ赤になって泣いている。
「いやぁなんかね。(;^ω^)>
ミトナこの機能使うとしばらくこうなっちゃうらしいんだよね。
まいったまいった、ハハハハッ。(;^ω^)>
それをミイが知ってしまったんだと思うよ。(;^ω^)」
フォローするドネ。
「...(;・ω・)ミトナちゃん大変だな...。
ま、まあ、とりあえずだ!(;・ω・)
チェック柄がビック!
パーカーがクエス!
どうだ!?(^ω^)」
「(^ω^)(^ω^)」
二人とも賛成の様子。
「決まったね。(^ω^)
そういえばジャンク。
お前と繋がっている友達はどうするんだ?
ビックとクエス見てて思ったんだけど。」
「(;・ω・)あ。
...そうだよな...。
どうしよ、ミイ..。(;・ω・)」
ようやく立ち直ったミイが、
「ビックとクエスみたいに、
行きたいって言うものは居ると思うワン。(;^ω^)
でも...。
それはもう帰って来れないという事だから、
簡単に良いよと言える事ではないワン。
ビックとクエスも私は心配だワン...正直。」
ミイの言う事はもっともである。
遊んで帰ってくる訳では無いのだからだ。
しかも帰って来れた石像でさえ、
今こうして涙を流して語り部となっているのだから。
「...そうですね。
この石像を前にして...。
簡単に良いよとは言えませんよね...。」
涙する二人の石像を眺める六人。
「...なぁ。(;^ω^)
もう最後なんだしよ。
一旦、お互い三人で二組に分かれて、
戻らないか?(;^ω^)
里帰りじゃないけれどもよ。
最後になるかも知んねぇ訳だし。」
「賛成です!\(;^ω^)/
ジャンクさんの意見に賛成です!!」
「ワワワワワン!!!\(;^ω^)/」
妙にはしゃぐミトナとミイ。
...またなんか企んでるな...(;・ω・)=3と、
心でため息を付くドネ。
「よし!決まりだな!!(^ω^)
ほんじゃな!
ドネ!
間違ってもこっち来るなよ!(^ω^)
肉片になっても知らねぇからなっ!ハハッ!(^ω^)/」
「行って来るワン!!!(^ω^)/」
「(^ω^)/」
あっという間にいなくなるジャンク、ミイ、ビック。
「...どんな目に合ったんだジャンク...(;^ω^)...。」
「さ、さぁ...。(;^ω^)」
「(;^ω^)...。」
呆れる残された三人。
とりあえずドネの部屋に移動する事にした三人は、
スパゲティーでも食べようと言う事で一致したようである。
ジャンク達は皆に行きたい者がいるか、
よく考えて答えてもらおうという事で一致していた。
今もなお涙を流し続ける二人の石像は、
あえて語っていなかった事を忘れ、
向かってしまった二組に、
ただ涙を流すのであった。
絶望。
それは様々だと思う。
色が、
事細かに何色も。
種類があるように。
私が思うに。
良く頻繁に使われるようになった、
誰でも表現できるこの二文字は、
本当にそれが。
訪れたものと、
まだ知らない者にとっては、
悲しい事に。
違う色に見えるのだ。
百聞は一見に如かず。
この言葉を考えた人は、
天才であると言いたい。
もう救いようが無いのだ。
それを背負って行くしかないのだ。
その重く背に刺さり込む荷を、
むしろ愛さなくてはならないのだ。
荷を捨てても、
置き去りにしても、
焼いても、
砕いても、
食べても、
もうそれは既に、
嘘なのだ。
嘘ではない嘘なのだ。
私はそれでも足掻いて見せる、
みっともなく見苦しい、
荷の重さに喘ぎ、
醜くくも歩む者は、
眩しく愛おしい、
最高の光である事を、
願わんばかりである。
もはや言葉には表現できない、
ジャンクの悲痛な、
繋がった者達への、
後悔の叫びは、
どうか聞こえてほしい。
どうか届いてほしい。
答えなくても良いからと、
願わざるを得ないほどの、
涙と絶望、自分への悔しさの絶叫。
次から次へと、
あふれ出てくる、
思い出。
次から次へと、
あふれ出てくる、
芽生えた思いやり。
次から次へと、
あふれ出てくる、
お互いを教え合った出来事。
絶望という名の斬首の斧が、
無残にも泣き叫び思い出に浸っている者と、
去ってしまった大切な者を繋ぐ糸を、
断ち切る。
その痛みは、
激痛などではなく、
おそらく、
失神に近いものなのだろう。
あまりの激痛に。
だから、
どうしたのだ。
歯を食いしばって血がしたたり落ちる程、
生えている髪や毛などむしってしまえ。
耳などいらない。
腕などくれてやれ。
足など腐れてしまえ。
進めと私は、
ジャンクに言いたいが、
言えない事を情けなく思い、
記す。
~ ええ(;^ω^)休憩入ります ~
~ と言う訳でですね...(;^ω^)... ~
~ 夢物語はもう終わりって感じになりましたが ~
~ 第十二話から更にひどくなる中(;^ω^) ~
~ 希望があったり変なやつ出てきたり ~
~ びっくりしたりっていう展開です ~
~ これはですね、言い忘れてたんですが ~
~ 阿部公房さんの砂の女っていう小説 ~
~ 読んだことありましてね(;^ω^) ~
~ 高校生だった俺は衝撃受けましたねぇー(;^ω^) ~
~ こんな単純な事で残酷になれるのかっていう ~
~ 凄いショック(;^ω^)未だに忘れません... ~
~ 休憩しますー...(;^ω^)... ~
ジャンクが身を投じて、
灰色側の繋がった存在達に、
原型が無くなるほどに、
痛めつけ、弄ばせ、慰めさせ、落とし入れさせ、
だからと言って、
やり返したり、憎んだり、恨むことなく、
受け入れる事が出来るからこそやってみせた。
どう足掻いても、
その者達ができる事、
今できる事はジャンクにとって、
喜びとはかけ離れた行動しか、
できないのだから、
ましてや不老不死という大きな可能性を、
持ったジャンクにとっては、
それを通して愛を教えるしかなかったのだ。
結果。
彼らはジャンクを気に入り、
もうジャンクには嫌がる事はしたくないと、
見事学んだ矢先であるにもかかわらず、
地獄に行った後に浸食があったのか。
それとも石像が見せていた語りだったのか。
どちらにせよ、
あの出来事はジャンクにとって単純に、
素直に嬉しかったことに他ならないのだ。
それが今となってはこのざまである。
かける言葉等、
あるはずが無いのである。
あるとするならば、
消えた友達が、
どうしたの?、と言って、
全て勘違いだったという、
結末ぐらいのものであるが、
それは無い。
「わかんねぇだろおがよ!!!!
奥の奴がただ見えなくしてるだけかもしれねぇだろうが!!!!!
勝手にてめぇで決めつけて!!!!!
ここで泣いてりゃ前に進めんのかっ!!?
それこそっ!!!!!
奥の奴の思い通りになるだけだろうがっ!!!
あああぁっ!?」
ドネがジャンクを思いっきりぶん殴る。
「.....。」
そのまま倒れ込み動かないジャンク。
馬乗りになって泣きながらジャンクの顔面を、
殴り続けるドネ。
もう、殴りすぎてドネの拳は、
血だらけの上、骨が見えている。
ジャンクも立ち上がり、
ドネをぶん殴る。
涙なのか、歯なのか、鼻水なのか、よだれなのか、
もうわからないまま、
言葉にならない叫びをあげながら、
お互いに殴り続ける。
ドネの腕はやがて変形し、
ジャンクの首は折れ、
周りは血の海の中に、
骨と歯が飛び散っている。
それでも止めないのだ。
気を失う事が出来ないためでもあるが、
それ以上に、
素直に、
悔しいのだ。
自分が。
許せないのである。
それをこうして分かり合えるのは、
ジャンクとドネ。
お互いしかいないのだ。
よく考えてほしい。
ここですらこんな状態なのだ。
いつか説明した、
今いる灰色と眩しさの世界で、
産まれ消えゆく世界や、
ジャンクと繋がった者達や、
他の存在が無いという事は、
当然。
ミトナの音と光の世界、
ドネの住んでいた部屋のある世界、
ジャンクの住んでいた世界。
そして地獄の成れの果ての世界。
それらも既に無くなっているという事である。
ジャンクに部屋へ行こうとしてそもそも、
ここへ来てしまったのだ。
たしかにドネの言う通りかもしれない。
これもまやかしであり、
じつは皆無事なのかもしれない。
かもしれない。
だが。
...。
これはもうその場にいるこの、
六人しか分からない事なのだろう。
肌で、匂いで、目で、耳で、本能で。
分かる事なのだろう。
ミイですら泣いているのだから。
ミトナですら泣いている。
ビックとクエスも。
それなら最初から、
遠回しにせず、
この現状から言ってほしかったとさえ、
思えてしまう。
でも、
産まれたばかりの子猫を、
乳も飲ませず、
ネズミを捕まえて来いと言う、
親猫はいないのだ。
きっと考え抜いて、
練りに練った末の、
語り部なりの、
最善の方法だったに、
違いないのだ。
もう既に、
殴り合うのを止めて、
顔面がグシャグシャになりながら、
もう泣いてるのかすら分からない状態で、
倒れている二人。
それを涙して、
眺める事しか出来ない四人もまた、
辛いのである。
この絶望という名の絵を、
買い取って部屋に飾ろうものなら、
その家や、
血の繋がった者はきっと、
いともたやすく、
消え失せるであろう。
この絵と共に。
それぐらい、
今見えている景色は、
眩しさが僅かなのである。
いつも記すが、
もういい。
石像の元へ帰って来た六人。
不思議な事に、
ジャンクとドネが石像の涙に触れたとたん、
少しずつ傷が癒えているのである。
無言ではあったが、
ミイがジャンクの治療、
ミトナがドネの治療、
ビックとクエスもその手伝いを、
六人黙々と続ける事にした。
さっきまでここでふざけて笑っていた、
六人とは思えない姿である。
石像もどこか悲しげに見えるのは、
気のせいであってほしい。
...。
..。
.。
どれくらい時間が経ったのだろう。
ジャンクとドネもすっかり元通りにはなったが、
元気、と言うより精神は元に戻っていないようだ。
それは他の四人も同じ事である。
ヒタッ、ヒタッ、ヒタッ。
何かがこちらに歩いてくるような音が聞こえる。
六人が何気にそちらを向いた時、
さらに驚くことがあった。
壁、遮断する者がいないのである。
進むべき方角が丸見えなのだ。
元々、壁など無かったのか。
それとも。
とにかく無いのである。
お互いの顔を見合う六人。
フーリーヘイド 第十二話 ~ここは約束した通りの地獄だった~
以前の愛の世界へと繋がった通り道と思っていたこの通路は、
以前と違い、
薄暗い洞窟で結構な広さのごつごつとした、
岩肌っぽい地下の空洞を思わせる景色の中、
六人は石像の近くで集まっていた。
「アトナ、アトナ。」
そう言って現れたのは、
真っ白いローブを着た、
子供のように背の低い、
フードを被ってはいるが、
顔が真っ白というか、発光しており、
目が逆に暗い。
右手?にランタン?の様な物を持っており、
それもまた光るのではなく、
逆に暗いと言う、
何とも想像しがたい姿をしたものが、
六人に向かって二言喋った、
と言うよりもそう聞こえる音が、
聞こえたと言った方が良いのかもしれない。
「今、アトナって...。」
「あ、ああ。
俺も聞こえた...。」
ジャンクとドネが久しく喋り、
その言葉に他の四人もそうだと言わんばかりに、
頷いている。
するとこちらを気にしながら背を向けていこうとする、
発光する者。
止まってはこちらを見ている。
「ついて来て欲しいのでしょうか...?」
ミトナが立ち上がりながら言う。
「どちらにせよ進むしかないワン...。」
他の皆も立ち上がり進み始める。
やはりそれを見て発行する者も進み始めた。
発光する者と六人。
お互い距離を取りながら歩いて行く。
こうしてとうとう奥へと向かい始めた六人。
第一歩を踏み出した訳である。
ややしばらく歩き続けた。
突然、発光する者が、
今まで歩いて来た洞窟の左壁に、
ドアがあり、そこでアトナ、アトナ、と言い始めた。
そのドアがまた特殊であり、
ドアノブがあるべき場所に、
白い発光体があり、
丸くぼんやりと明るいのだが、
ドアは何と言うべきか、
学校にあるグランド。
野球なりサッカーをする場所に、
フェンスが学校外へボールが行かない様、
立っているのは知っていると思うが、
漆黒の中に白いフェンスの様な物が、
一つ一つ均等なひし形ではなく、
オッ、モッ、コッ、ソッ、と言う音と共に、
一つ一つが大きかったり、形が変わったり、
似たような画像をその音と共に切り替え、
スライドショーを見ているような、
そんなドアである。
急に気味の悪い画像が出て来そうな、
そんな気持ちの良いものではない事は確かである。
距離は取っていたものの、
やはり発行する者はアトナと言うとドアが開き、
明かりが中から外を照らしている中、
こちらを見て待っている。
「...。(;^ω^)
罠なのか?」
「可能性はあるワン...。」
ジャンクとミイ。
「(;^ω^)(^ω^;)...。」
顔を見合わせるミトナとドネ。
気が付くとビックとクエスがもうドアの前に行き、
発光する者を見上げている。
「!!!(;・ω・)...おい!」
思わず叫ぶジャンク。
「...!ジャンク、違うワン!!(;・ω・)
...急いで中に入れって言ってるワン!!!」
飛び跳ねて早くとアピールするビックとクエス。
「いくぞ!」
全員ドアの中へ急いで入る。
発光する者が全員入った事を確認し、
自分も中へ入りまたアトナと言うと、
さっきとは違う外見の真っ白い、
普通のどこにでもありそうなドアがぱたんと閉まる。
顔を見合わせる四人。
ビックとクエスは発光する者に、
ひたすら頭を下げてお礼を言っているように見える。
しばらくそれを眺めていた発光する者は何も言わず、
また歩き始めた。
六人が入ったそこは、
広い部屋で全部真っ白。
四角い箱の中、と言った感じで家具とかは一切無く、
部屋の中央にやたらと高い四角い、
テーブルにしては立って食事を強いられるような、
そんなものがある。
発光する者はそこへ歩いて行き、
こちらを見る。
相変わらず六人もそれに従い、
四角を全員で囲むような状態に。
発光する者が持っていたランタン?を、
テーブルに置いた途端、
音も無くそれは四角く黒い、
薄い板となってしまった。
するといろんな角度から、
白い薄い紙のような物が飛んできて、
板に集まり、
気が付けば本になっていた。
発光する者がアトナと言いながら、
開かれたページを指さす。
ビックとクエスも、
見たいと言った感じで飛び跳ねているので、
ジャンクとドネが抱えようとしたが、
気が付けば発行する者が二人を抱え、
テーブルの上に立たせていた。
皆それに驚きながらも本を見てみる。
「赤は、グジュジュが残ったのが通る。」
たった一言それが書いてあった。
「?」
お互い顔を見合わせる六人。
パッといきなり部屋が赤くなるまでは。
「ん!?(・ω・)」
ジャンクが思わず声をあげた時、
発光する者が人差し指を自分の口?に当てて、
静かに、と言った感じの動作の後に、
他の皆にも動かないでと言った仕草を見せる。
「...。」
黙って言われたとおりにする六人。
すると何人の足音であろうか、
もの凄い数の存在が、
何かが歩く様々な音が、
外から聞こえてくる。
やがてそれはどんどん近づいてきて、
ドアの外をとうとう通り始めたのだ。
そして他にも聞こえてきたものが、
酷いのである。
なぜか何を言っているのかわかってしまうし、
表現したくない程の言葉を叫んだり、
呟いていたり、普通に喋ったりしており、
しかもそれら全て、
独り言のように聞こえるのだ。
ここで表現できそうなものを、
何点か以下に記す。
「今度はあれを盗もう」
「明日で何人目かな?」
「裏切るのはやめられない!!」
「いつ見ても、本当にいつ見ても興奮するよ、あの表情...。」
「さてと、まだ足りないな。」
「何で助けてあげてるのに皆、泣くのかなぁ...。」
六人も黙って動かないではいるが、
同じ事を考えているはず。
恐ろしい程に、
情けのかけらも感じられない、
考え方の基本。
原点はもう既に悪とされる事を、
空気を吸うように成し遂げてしまう者達。
そう言った者たちが今、あのドア一枚の外を、
もの凄い人数で、しかも、
話し方から察するに、
お互いに気が付いてはおらず、
大行進をしているのである。
やがて、
その大行進が過ぎ去り、
部屋は白一色に戻った。
何だったんだ今のは!と叫びそうなジャンクを横目に、
発光する者がまた本を指さす。
今度は一言ではないようだ。
以下にそれを記す。
「彼は眩しいものが嫌い。
眩しくないものが大好き。
眩しいのが嫌いなので、
眩しくないものを見せて、
喜びを見せる。
僕は説得する。
でも彼は嫌がる。
でも僕が彼に触れた時、
嫌じゃなかったでしょと言うと、
凄く怒る。
でもその後に謝る。
そして泣くんだ。
僕は彼を慰める。
彼が嬉しそうに、
泣きながら、
抱きついてくる。
悲しそうに、
自分が嫌いになる。
抱きついてくる。
僕は彼を慰める。
知らないうちに、
僕と彼は友達になった。
彼も喜んだ。
僕も喜んだ。
彼が喜ぶと思って、
僕がする事は、
何でもあげる事。
僕が喜ぶと思って、
彼がする事は、
何でももらう事。
僕は君達にもあげる。
その子は僕の一部。
君たちの中にも、
僕と彼の一部があるから、
ケンカしないでね。」
「これは...。
アトナ...?
こいつも...
アトナ...?」
ここで信じられないと言う思いは、
俺達の中の{彼}がしているのか?
そんな事を思いながらつぶやくジャンク。
「もう信じるしかないワン。
たとえこれも罠や偽り、
もしかしたら語り部がまだ語っているのかも。
どれにせよこれは信じて進むしかないワン。」
「私も賛成です。
先程の赤い集団...。
認識できる存在もいれば、
できない存在、
未知の存在もいました。
しかもあの大行進、
大人数の中で、
誰一人、
隣にいる者にすら気が付いていない...。
一人だと思って歩いていた...。
これより先は、
このアトナさんに頼るしか道はありません。
どんなに計算しても予測しても、
このままアトナを信じないで進んだ私達を待つのは死です。」
ミイとミトナが意見を述べた。
ビックとクエスも既にアトナ?と遊んでじゃれている。
「君は...。」
そう言い掛けたドネに、
アトナが片手にビックとクエスを乗せながら、
もう片方の手で本を指さす。
「ミトナとドネを連れて来てくれて、
ありがとう。
すごく嬉しいよ。
でもねあまり喜ぶと、
彼は怒るんだ。
ごめんね。
僕にとって彼も、
友達で、
大事なんだ。
しばらくここで休んで。
そして考えて。
僕らが奥へ進んだように、
君達にも出来るよ。」
「(;^ω^)=3...。
とりあえず、
旅支度の宿...。
て感じなのかな?(;^ω^)」
ドネの言葉に皆の緊張の糸がほぐれ、
微笑ませた。
どうやらここはひとまず安全な様である。
聞きたいことが山ほどあったが、
皆それよりも、
正直、
今は精神的なダメージが大きく、
休むのが優先の様である。
すると突然、
本当にパッと一瞬であった。
いつの間にか高かったテーブルが低くなり、
気が付けばなかったはずの椅子に座り、
小さいビックとクエスもちゃんと座れる椅子に、
座っていて、
上座にアトナが立っており、
目の前には料理が一品、
皆、一人ずつ用意されている。
アトナがどうぞ食べてと言うような仕草をする。
ビックとクエスは何やら虹色の様なアンモナイトを、
パンのように顔に近付け食べている様である。
口は見えないがアンモナイトが削れていくのが良く見える。
余程気に入ったらしく凄い勢いで食べるビックとクエス。
ミイの前にもアンモナイトが見える。
「こ...これは...ワン....!(;^ω^)
な...何でこれがここに!!?(;・ω・)」
アトナはニコニコして(;^ω^)良いから食べなさい、
と言った感じで促す。
凄い勢いで食べ始めるミイ。
嬉しさのあまり少し涙ぐんでいる。
ジャンクも目の前の料理様に見えるものに、
驚愕している。
ミトナはもう既に何皿食べたのだろう、
と言う程のスパゲティーをまだ凄い勢いで、
食べている。
もう喋るのも惜しんで。
(;^ω^)うあぁ...、と少し引いているアトナ。
ドネの前には。
山ほどの様々な料理。
味が濃くてしょっぱいピーマンの肉詰め。
ごくたまに出てくるプレミア鶏肉のから揚げ。
味付けの下手なカレーライス。
失敗した味噌汁。
べちゃべちゃの炊き方間違えたご飯。
いっしょに食べたもんじゃ焼き。
彼女が喜ぶのでたまに買ってた安いケーキ。
塩加減を間違えた豚汁。
いつしか彼女が動けなくなり、
ドネが作ったチャーハン。
噛めないので味付けしたおかゆ。
元気の良い時はホットケーキ。
最後は栄養がたくさん入ったゼリー。
一品だった料理はどんどん増えていく。
なかなか食べないドネ。
でも口を付けていないのに、
既にそれらのおいしさは知っているかのように、
泣いているのだ。
ようやっとの思いで食べ始めるドネ。
もう涙がが止まらない様である。
今は亡き妻の手料理。
そして動けなくなった妻へ作った、
ドネの手料理や品物。
懐かしくて、
嬉しくて、
もう食べられないと思っていた。
もう二度と食べられないと思っていた、
あの味。
全てがあの時と同じなのだろう。
そこにたとえ妻がいなくても。
もうドネには一緒にいる様な気がして、
ならないのである。
見えないし、
いないのだが、
明らかにいるのだ。
それは、
ジャンクも同様であり、
大粒の涙と共に、
笑いながら食べている。
きっとその本人が求めている、
もっとも今必要であるはずのものが、
皆に与えられているのだろう。
そのそれぞれの眩しさを、
見て喜ぶアトナもまた、
それをゆっくり食べているように見えた。
私自身、今笑いながら、
微笑んでしまいながら、
このもう説明のつかない、
闇の中の一粒の光を描いた、
なぜか心温まる晩餐の絵を、
おこがましくも飾ろうとは思わず、
多くの人と分かち合いたいものであると、
ここに記す。
皆、食べ過ぎたのか、
泣き疲れたのか。
寝ているジャンクのお腹の上で、
ミイとビックが寝て三人、
いびきをかいている。
ミトナ、ドネはクエスを挟んで三人寝ている。
まるで親子のように。
アトナは。
テーブルに座って、
オルゴールの様な音を出している。
暖かい音色だが、
どこか寂しげである、
心休まる調べは、
どこまでも響くようで、
優しく奏でられている。
「ドネだよ!
君は今日からドネ!!
わかりましたか!!\(^ω^)/」
「ミッミー!\(^ω^)/」
「(;^ω^)=3本当にこの子は、
誰でも友達にしてしまうのね。」
「頭撫でたら嫌?
じゃあなんでそんなに可愛いのさ!
言ってごらん!
ん?\(^ω^)/」
「ミッミッミー。\(^ω^)/」
「フフフフフッ!(^ω^)
さぁ、捕まえますよっ!(^ω^)
二人ともっ!\(^ω^)/」
「(;^ω^)(;^ω^)ええぇっっ!!!」
......。
オルゴールが鳴っている。
......。
「アトナ!!!
駄目!!!
それはお友達になれないです!!!!」
「ミィーーーー!!!!!」
「僕はね!!
信じるの!!
出来ることするの!!!
もう黙ってなんかいられないんだよ!!!」
「アトナ!それ以上近付いては駄目!!!」
「ミ゛ィーーーー!!!!」
「......え。」
「ほら!!!
こんなに寂しかったんだよ!?
こんなにも苦しかったんだよっ!!?
どうして!信じてあげないのっ!!?」
「アトナ.......。」
皆が眠っている中で、
アトナは思い出しているようだ。
...。
皆、頑張っているのだ。
皆、くじけそうなのだ。
皆、必死なのだ。
アトナでさえ、
同じなのだ。
オルゴールは鳴り続ける。
思い出が激痛と特効薬になり、
傷は絶対に癒えないのだろう。
アトナでさえ、
同じなのだ。
後悔と感謝。
勇気に絶望。
来る日も来る日も。
アトナでさえ、
同じなのだ。
犠牲の上で得た結果。
共に逃げるべきであっただろうか。
二人へのせめてもの、
鎮魂歌(レクイエム)なのだ。
お互いを思えば思う程、
その距離は縮まらず、
近付けない事に、
やがて苛立ち、
何かに頼ったり、
狂ってみたり、
失ったり、
それらが全て、
歌詞となった歌なのである。
...。
オルゴールはやがて止まった。
~ ええ(;^ω^)読者の皆様 ~
~ お待たせしており大変申し訳ありません ~
~ 今非常に悩んでおりまして ~
~ これより先を面白おかしくしてしまうのか ~
~ それとも本来考えていた世界観で行くべきか ~
~ もの凄く悩んでいます(;^ω^) ~
~ オンラインゲームで久しぶりに出会えた人がいましてね ~
~ もの凄く大変だったみたいです ~
~ うまく言えないのですが ~
~ 鬱ではないんですよ(;^ω^)悪いのは ~
~ おそらく素人である俺の経験不足 ~
~ 何とも歯がゆく苦い思いです(;^ω^) ~
~ もうしばしお時間下さい ~
~ ピカソの当時の映像でピカソ特集みたいのやってた事ありましてね ~
~ ピカソが白黒の映像で言うんですよカメラに ~
~ 君たちが求めるものは何だ、もっと凄い絵が見たい? ~
~ では描いてあげよう、といって適当に描くんですが ~
~ みてごらん、君たちが見たかった絵だよ? ~
~ ちがう?じゃあもう少し書き加えようって言って ~
~ みてみろ、どんどん酷くなる ~
~ これのどこが凄いんだい? ~
~ て感じの映像なんですが ~
~ 要は何が描きたいのかって事を ~
~ 本質まで悩んだりしないでカメラ回しただけでしょ?って ~
~ 言いたかったんだと思います ~
~ 悩む時間を期待せず俺に頂けたら幸いですorz ~
~ 身勝手なオッサンで申し訳ないです(;^ω^) ~
~ いよおぉ~し!(;^ω^)もう書くっ!!!! ~
~ 自分で舐めた人差し指!(;^ω^) ~
~ 俺の鬱ちゃんの耳に入れてやりましたわっ!!!(;^ω^) ~
~ うぎゃあぁ!!クサイクサイッ!!!!言ってましたわ!!!(;^ω^) ~
~ その後二人してトランポリン対決して思いっきり!!!! ~
~ 天井に頭、強打!!!!(;^ω^) ~
~ もうそれっくらい悩みましたわっ!(;^ω^) ~
~ くるしいのなんのってもう(;^ω^)たいへん ~
~ ペース激遅ですが再開しますっ!!!(;^ω^)>ビシィッッ!!!!! ~
~ ...(;^ω^) ~
~ その前に作ったカルボナーラ食ってから始めます...(;^ω^) ~
~ 13:00再開...(;^ω^) ~
~ すいません... ~
深い睡眠から目を覚ました六人。
ジャンク、ミイ、ビックはまだ少し寝ぼけている。
「ミイ...。
それはリンゴみたいな味かい...?
ビックに教えてやってくれ...zzz。」
そう言うジャンクの顔をひたすら寝ぼけながら舐め続けるミイ。
ビックはミイの背中で横になっている。
「なんか親子みたいだね(;^ω^)俺達」
「(/ω\)(/ω\)」
ドネの言葉にミトナとクエスも赤面。
「(;^ω^)」 ←アトナ
はーい、起きる時間ですよ~、と言わんばかりに、
鈴のようなチリーン、チリーン、と音を鳴らすアトナ。
この六人はおそらくどこへ行っても生きていけそうだと思うのは、
私だけであろうか。
何とか体を起こしてまた高くなったテーブルに集まる。
アトナが本をまた指さす。
「彼は僕にもっと凄いものを見せたいって、
凄くはしゃいでる。
僕には彼を止める事が出来ない。
それが彼にとって喜びなんだ。
君たちにとっては、
嫌な事だと思う。
この先で僕は待ってる。
君達とあまり一緒にいると、
彼は怒る。
そしてまた泣くんだ。
それが僕の一部であっても。
辛いんだ、彼は。
地獄の終点が君達を待っている。
それを越えたらまた、
僕の一部がいるよ。」
そこで文字が止まった。
次の一言が六人を凍てつかせた。
「めずらしい、彼が来た。」
アトナが部屋のドアの方角、
右の隅っこを指さす。
orz
寒い。
とにかく寒い。
真っ白だった部屋も、
一変。
360度、
星の数など赤子であろうと言う、
あまたの存在の数が{彼}へとゆっくり向かっている。
痛い程の静寂。
無音。
すぐ近くにいるはずの{彼}が、
なゆた先にいるように思える。
アトナは指を指したまま、
普通であるが、
六人は何と言うか、
お金や交換と言った事で得られないものでさえ、
少しずつ強制的に川へ投げ捨てているような、
寒さ。
言いようの無い純粋すぎる程の冷たさに、
ただ耐えるのみ。
ただこれだけは言える。
たしかに六人は見たのだ。
とうとう{彼}を。
「リグジョドゥネ」
{彼}が発した音。
言語なのだろうか。
たった一言。
それだけでアトナ、{彼}以外、
全ての存在が激痛、嘔吐、失明、怪我、病、狂気、火照り。
様々な症状の猛攻撃を食らう。
たった一言である。
無音の中で。
気が付けば六人。
元の白い部屋でアトナの指さす本を眺めている。
{彼}はもういない。
「彼は喜んでいる。
今日は機嫌がいい。
僕も嬉しい。
もう帰っちゃった。
僕も帰る。
またね。」
そう言ってアトナはにじんで徐々に見えなくなった。
...。
絶句する六人。
「...もう不老不死とか関係ねぇな。
あいつの前で動く事すらできなかった...。」
「...あの数...。
皆、何もなかった...ワン...。
一つに...それだけ...ワン。」
「音が無いのに、
音があった...。
光が無いのに、
光があった...。
私は...何も出来なかった...。」
三人が見た光景に愕然とする中、
ボソボソと呟く。
ビックとクエスも同様である。
「でも彼は僕らに見せたよ?
自分を。
まず第一歩じゃないか?(;^ω^)」
ドネの言葉に、
再び目に光を戻す五人。
「そうだな...!
そうだよ!
落ち込むのはえぇっての!(;^ω^)」
「ワワワワワン!(;^ω^)
わかっていた事だワン!」
「そうですね!(;^ω^)
ここで落ち込んでいてはもう進めません!(;^ω^)」
ぴょんぴょん跳ねるビックとクエス。
「(;^ω^)=3...とにかく進もう!
怖いけど、
嫌だけど、
辛いけど、
俺には仲間がいるから平気!(;^ω^)」
ようやく皆に微笑みが戻る。
そうだ。
もう行くしかないのだ。
戻っても石像は温かく迎えてくれるかもしれないが、
そうではなく、
{彼}が珍しく見せた姿。
それは恐ろしい程の予想を打ち砕いたものではあったが、
同時に不思議と六人を更に先へと進ませる理由にもなった。
それが罠かもしれない、
偽りかもしれないが、
進むしかないのだ。
この先に待つのは、
地獄の終点。
ドネ、ジャンク。
二人が交わした神との約束に、
繋がって導かれた四人、
ミトナ、ミイ、ビックとクエス。
六人はドアを開けて白い部屋を後にした。
部屋を出るとそこは元の通り道の洞窟。
振り返るともうドアは無かった。
アトナがいないのに何故かぼんやり洞窟内が明るい。
最初とは少し様子が変わっているようだ。
「ジャンク...!」
「!!!!!」
ミイの悲痛な声に皆、
驚いて、ミイの視線の先に
さらに驚くものを見た。
硬貨、紙幣、歯、淫らな道具、拷問に使用すると思われる器具、
骨、肉片、腕、血、様々な軍服?、勲章、トロフィー、
宝石、奇麗な物、食器、衣類、食べ物、排泄物、
人形、置物、道具、剣、鎧、旗、槍、
銃、鉱石、貴重な水、貴重な木、何かの機械、
爆弾、戦車、動物...。
洞窟の岩の壁、天井、地面にそれぞれ、
全てめり込んで顔を出し、
ほの明るく、青白く燃えているのである。
そして更にあの赤い大行進は、
歩いていたのではなく、
排水管を流れるが如く、
彼らは強制的に流れていたのかもしれないと言う、
恐ろしい予想をさせるこの光景。
その品々は更に恐ろしくも、
恨みの炎を青白く燃やしているのである。
ミイはそれを知ったので声をあげたのだ。
異様な想像を超える光景に、
再び絶句する六人。
これは確かに地獄の終点なのかもと、
思わせる光景である。
恨みの炎に照らされながら、
先へと進む六人。
見た事の無い巨大な機械のような物が、
目の前で恨みの炎を燃え盛らせている。
「こいつ乗り越えないと先に行けねぇなっと!(^ω^)」
ジャンクは抵抗なく機械にヒョイッとよじ登った。
「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)」
相変わらずだなぁ...ジャンク、そう思う五人。
「お!\(^ω^)/
熱くねぇっ!」
ジャンクの言う通り、
恨みの炎はジャンクを避けているのだ。
むしろこうして進みなさいと言わんばかりに、
ほのをが避けて道が出来ているのだ。
「良い奴だ、こいつは!\(^ω^)/」
「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)」
そうですねと思う五人も機械を登り始める。
「お礼にチュッてしてあげよ!ん!?」
そう言って足元の機械にチュッとするジャンク。
恨みの炎が少し赤くなったように見えた。
「一体何の機械なんだろ...。」
「説明は出来ます。
私の機能で情報は得られましたが...。
聞かない方が良いかもです...。(;^ω^)
この機械さんの為にも...。」
「同感だワン...。(;^ω^)
この存在だけじゃない。
ここのあるもの全部そうなんだワン...。
赤い者達が捨てて行った物だワン。」
「...聞かない事にするよ。(;^ω^)」
「こいつも良い奴なんだ。(^ω^)
ほかの奴も良い奴だぜ。
何があったにせよ、きっとな。(^ω^)」
「そうだな。」
ドネはそう言いながらビックとクエスを眺める。
飛び跳ねて機械と遊んでいるようなビックとクエス。
大きな機械の頂上に達した頃、
炎の避けられた道が無くなり、
行き止まりとなった。
「お!機械ちゃん俺達を逃がさない気だな?(^ω^)」
(;^ω^)機械が呆れているように見えた。
目の前の恨みの炎による行き止まりの壁に、
六つの穴が出来ている。
「?」
不思議な光景に思わず首をかしげる五人。
「お!何か見せたいんだな!?(^ω^)
わかったぜ!機械ちゃん!」
「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)」
ああ、なるほどと思う五人。
たしかにビックとクエス用に穴が二つ、
低い所にある。
穴から覗いた先に見えた光景はこうであったと、
以下に記す。
赤い集団がここに流れ着いた様に、
空が全て漆黒、
真っ白な満月、
灰色の七色の虹、
地面は黒光りする漆黒の砂漠、
洞窟など忘れてしまう程の、
空間と言うよりももはや、
世界である。
後見えるのは醜くも流れ着いた赤い集団がゆっくりと、
砂漠に塊が徐々に重力で平たくなるように、
広がって行く。
そんな中でも未だにお互いの存在には気が付いてはいないようで、
まだ欲望にまみれた言葉を呟いているようだ。
「あいつらは悪い奴だってのは、
わかるんだけどよ...。
ミイ、伝えれるか?(;^ω^)
無理するなよ?」
「...この、足元の機械は、
全てを知る為に創られた物体だワン。
あまたの犠牲によって。
これを創った者があの赤い中におそらく、
いるワン。」
「...という事は、
俺達のいた産まれ消えゆく世界、
灰色と眩しさの世界にあった様々な、
数えきれない世界、可能性の中から来た者達って訳?(;^ω^)」
「...そう予測するのが最良かと思います。
そして無くなってしまったかもしれないそれらの世界すら、
こうして生き残った悪。
想像を絶する者達という事になります。
私がドネにいつか話した、
可能性の中で犯した罪など、
この集団に比べたなら、
天と海底程の差があるでしょう...。
可能性の球体にすらなかった可能性の悪です。
...それを聞くだけで罪となるでしょう。」
「...なんか、
それも...惨い話だぜ...。
なぁ、機械ちゃん......。」
ビックとクエスもジャンクと一緒に機械を撫でる。
「...そうか。
だからそれを恨む者もこうして来てしまったと言う訳か。
恨むが故に。」
類が友を呼ぶとはよく言ったものだ、
ドネはそう思った。
ビックとクエスが穴を指さして飛び跳ねだした。
皆、穴を再び覗き見る。
赤い集団、一人一人がようやく周りの現象に、
気が付き、
普通ならこの光景が突然見えたのなら、
戸惑い、隣の者と話しそうなものだが、
彼らは最後の欲。
食欲の者は近い者を食べ、
性欲の者は乱れ、
物欲の者は盗み、
力欲の者は殺め、
知欲の者は観察、
探欲の者は進み、
悪欲の者は喜ぶ。
地獄の祭典。
これがふさわしい光景である。
さらに驚いたのが、
灰色の七色の虹。
内側?の一色が漆黒となり消えたように見える。
すると祭典に変化が。
何をどうやって選別されているかは分からないのだが、
乱れ狂う集団の中で苦しみ喘ぐ者が発生。
それも尋常ではない状態で。
「!!!!!...ジャンク...!!!」
叫ぶミイを抱きしめるジャンク、ビック。
「ドネ...!ドネッ!!!
因果応報です!!!!!...助けて.....!!!」
「ミトナ!!もう見るな!!!!!」
そう言いながらミトナを抱きしめるドネ、クエス。
因果応報。
ミトナやミイが見た、得た情報が何だったかは、
知りたくも無いが二人が助けを求める程、
それは壮絶なものなのだろうと私は推測する。
そんな中、発せられた四文字。
因果応報。
これより先は私も見ているこの光景と、
この四文字から得た予想である。
あの虹、七色にはそれぞれ。
何らかの繋がりがあると見る。
一色目、一番内側が漆黒となった瞬間、
もがき苦しむ者が発生。
ただでさえ地平線まで見える漆黒の砂漠の上に、
同時に赤い集団も地平線まで見える数の中、
苦しむ者はあまりの速さ故、
移動している、つまり動きが見えず、
止まっているのだ。
ではなぜ苦しんでいると分かるのか。
地球を想像してほしい。
世界で毎日様々な日常がある中、
たった一人虹の影響を受けたとしよう。
その瞬間、影響の受けたもの近辺の者は、
その者が性欲者であったならば、
その者の半径500キロ周辺の他の存在全てに、
欲をさらした姿が停止して目の前に現れる。
更に距離が延びれば伸びる程、
その停止した者の姿が変わっていく。
順に、欲から疑いへ。
疑いから恐れ。
恐れから確信へ。
確信から狂気へ。
狂気から足掻きへ。
足掻きから諦め。
諦めから絶望。
絶望から無力。
無力から悲願。
悲願から信仰。
たった一色消えた色に関した者は、
一瞬と言う時間ではもう例えられない、
体験を信じられない速度で、
地球上、
いや、
下手をすれば全宇宙なのかもしれない。
選ばれし生き残った悪の中の悪と言っても過言ではない一人が、
神に救いを求める程の時間が経過して、
全存在の前に姿を現すのだ。
速過ぎて止まっているようにしか見えないのだ。
それを全宇宙の存在にアピール。
海を越えるのに船も作ったであろう。
空を飛ぶために何か作ったのだろう。
宇宙船さえ作ったであろう。
その本人が体感している時間はもう終わったのかすら分からない。
第二色目の漆黒開始。
もはや表現できない。
一つできるのは一色目と二色目の者が三色目を待っている姿。
残った者もこうなるとさすがに恐れ始める。
第三色目漆黒開始。
今度は残った者に逃げろ!と言う仕草をする虹の該当者。
残った者が無言で全力疾走を始める。
第四色目漆黒開始。
頭を抱える該当者達。
第五色目漆黒開始。
だんだん静かになっていくと同時に、
叫び声は止まない。
第六色目漆黒開始。
もはやうなだれ絶望の該当者ばかりの中、
生き残りが狂ったように泣き叫ぶ。
地面の砂を食う者、
諦める者、
それぞれである。
第七色目漆黒開始。
数えきれないうなだれた停止該当者。
痛い程の静寂。
虹の消失。
該当者が全て、ヒュウッと真っ白い満月に吸い込まれる。
あっさりと。
何も無かったかのように。
無音。
無風。
無臭。
気が付けば六人が乗っていた機械は無くなり、
漆黒の砂へと変化し、
恨みの炎はすでに消えていた。
砂は音も無く砂漠へと向かう。
六人もそれにつられて砂漠へ。
よく見ると一人、
たった一人砂漠に生き残り、
呆然と失禁、失便、涙、冷や汗を垂れ流し、
あまりの恐怖に狂いかけている悪がいた。
その目の前で一つの恨みの炎が小さく燃えている。
生き残りはもう既にそれを認識できる状態ではなく笑っている。
よく見ると遠くにも似たような存在が何人か見える。
これも私の推測なのだが七色に該当しなかったこの者達は、
全色漆黒に該当し、
もはや先であろう満月にすら行けないのではないか、
と言う私の予想である。
それはこの先のさらなる恐怖から逃れた、
幸運であるのか、
取り残された絶望なのかはまだ分からない。
更に絶望しているのは、
この地獄を救うなどと約束し、
来てしまった六人である事は、
それだけは確かであると、
私はここに記す。
フーリーヘイド 第十三話 ~後の者は先になり、先の者は後になる~
今、六人の目の前に残されたものは、
恨みを終えた漆黒の砂漠、
漆黒の空、
真っ白い満月、
全色漆黒により残された者、
恨み張らせず燃える恨み。
これをどう救えと言うのか。
これすら救えないなら先へなど到底進めない、
そう思う六人の眼前に広がる光景は、
あまりにも無慈悲であった。
「こいつら...。
何とかしてやれねぇのかな。」
砂漠の砂を手に取って眺め、
呟くジャンク。
ビックとクエスも砂を掴んでは見たものの、
サラサラと言う音すら無いのだ。
「何かあるはずだワン。
ここにこうして何も無さそうに見えるけど、
この世界があるという事は、
何か意味があるはずだワン。」
必死に知ろうとしているが、
なかなか掴めないミイ。
「私の情報だと残った存在は、
四体の生命体だった者、
そしてそれを恨む者も四体。
一応私の機能でも対処できる存在ではありそうです。」
早速、情報収集を始めていたミトナ。
「...俺思ったんだよね。
既に俺達が見た時、砂漠あったでしょ?
という事は、
ここでずっと同じ事が繰り返されてたって事だよね?
砂漠になるほどの恨みがこうしてあるんだから。
でももう俺達の世界はもう無いって事は、
今のが最後だったという可能性は無いのかな。」
ドネがもっともらしい事を言うとミトナが、
「ドネの言う通りかも。
...でも、砂漠になる程の恨みが溜まった中で、
残されたものがたった四体...。
...信じられませんが否定は出来ませんね。
先程の虹も私には分析できませんでしたし...。」
「虹に関しては私も知る事は出来なかったワン。
ミトナと同じで四体の生存者、
恨みの四体は知る事が出来るワン。
悪者の面影すら今は無いけど...ワン...。」
「まぁ、何とかなるだろ。(^ω^)
出来る事ないか考えようぜ、なあ!ビック、クエス。(^ω^)」
ぴょんぴょん跳ねる二人。
「わかんねぇぞ?(;^ω^)
もしかしたら砂漠じゃねぇかもよ?(;^ω^)
じつは全部、音かも知れねぇよ?(;^ω^)」
「?(^ω^)?」
ん?と言う顔のミトナ。
「この砂、音しないだろ?
サラサラーって普通音するけど、
なんちゅうんだろ。(;^ω^)
お前らも触ったらわかるぞ?(;^ω^)
なんか説明がつかん。(;^ω^)」
うんうんとうなずくビックとクエス。
「?(;^ω^)?」
ミトナ、ドネ、ミイが砂を掴んでみる。
たしかにザクッ、とかサラサラといった音はまるでしない。
それよりも先に素直に感じ取ったもの、
それは恨み終えた虚しさ、後悔。
驚いたことに砂になってさえも、
生きているのだ。
「こ、これ。(;^ω^)」
「な?(;^ω^)
生きてるような気がしないか?」
ドネに答えるジャンク。
「...知る事が出来ないワン...。
どうして...。」
「わ、私もです...。」
驚くミイとミトナ。
触れて集中しない限り、
それが感じれない程の恨みの果てた思い。
六人はそんな彼らやそれらの上に立っているのだ。
その時更に驚く現象が眼前に。
正気を失った生存者から細い漆黒の糸が黒光りして、
月明かりの中、伸び始めたのだ。
赤子のようにそれを追いかける生存者。
共に移動する恨む者。
糸の先を月が照らす。
そこにはやはり漆黒の砂。
その照らされた部分の前に膝を付き、
照らされた部分の砂を食べ始める生存者。
すると月明りはまた別の場所を照らし、
糸もそちらへ伸びていく。
また移動する両者。
食べる。
移動。
繰り返し。
他の三組も同じである。
「...謝罪だワン...。
あ、謝っているワン...。
そして恨む者が少しずつ....。
ほんの少しずつ砂になっている...ワン...。」
ミイとミトナが感じたであろう結果に、
絶句する四人。
謝罪、になるのであろうか。
たしかに恨みの炎は砂に変わっているのだから、
納得しているという事なのだろう。
月はおそらくアトナによるもの。
アトナが来る前は一体どんな状態だったのだろう。
考えたくない事である。
これでもマシになったという事なのだろうか。
そしてあの細い糸は、
ジャンクとミイとビックとクエス。
ミトナとドネを結ぶ繋がりによく似ている。
今はもうほぼ白くなり、
気持ち太くなった繋がり。
果たして同じものなのか。
それを知る術は無く、
ただ黙々と四組の存在が繰り返す行動は、
絵にすら描きたくない代物である。
「どうする?(;^ω^)
とりあえず俺達は無事だぜ?(;^ω^)」
「そ、そうだね。(;^ω^)
...。
とりあえず座る?(;^ω^)」
「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)」
さんせーい...と言った感じの残り四人。
「わるいな。(^ω^)
ちょっとお尻乗っけさせてもらうよ。(^ω^)
六人ほど。(^ω^)」
一応ジャンクが砂に話しかけ、
皆、座る。
痛い程の静けさ。
何も音がしない。
よくよく耳を澄まし、
集中すると、
虚しさと後悔。
それだけが感じ取れる。
月が四か所を照らし、
共に移動する生存者、恨む者。
重労働を課せられた囚人の様である。
何をしてきたかすらもう本人は分からず、
砂を食い続ける。
食う本人、食われる砂、恨みの炎から感じるのは共通して、
謝罪の二文字。
「天国はどうなったんだろうか。」
そんな光景を眺めながらつぶやくドネ。
「天国は遥か先なんじゃねぇか?(;^ω^)
爺さん...じゃなかった石像も言ってたじゃねぇか。
それっぽい事。(;^ω^)
想像を絶する世界の先じゃよ~みたいな。(;^ω^)」
「ああ(;^ω^)そういやそうだったね。
言ってた言ってた。(;^ω^)
あれほんとにミトナさんだったのかな...。(;^ω^)」
「似てたじゃねぇか。(^ω^)
俺とミイはすぐピンと来たぜ?な?(^ω^)」
「ワン!
すぐわかったワン!
知り合いっぽいなって感じワン!(^ω^)
?
あ!ビックとクエスもそうだって!ワン!」
ジャンクとミイの間で腕を組む二人。
笑う六人。
「私はドネにあの時、
真っ白いさらに遠くへ繋がる糸を見た。
あれはもしかしたら...。」
ミトナは心の中でミイにも知られない様に思った。
覚えているであろうか。
ミトナとドネがスパゲティーを食べた時の事を。
あの時確かにミトナは灰色の繋がり先がドネで、
ドネから白い細い糸がどこかへ繋がっているのを、
見たのである。
あれは今考えるとアトナと繋がっていたのかもと思う、
ミトナであった。
六人が囲んで座る中、
黒い人影が突然姿を現すまでは、
笑っていた。
「!!!」
本能で飛び退く六人。
それは黒いローブを着た、
フードを深く被り、
顔は真っ黒で見えず、
体は大きいが、
腰が曲がり、
人間の老人の様な印象を持つ存在。
黙って一点を見つめている。
六人には我関せずと言った様子である。
ミトナが今までに見た事の無い、
険しい顔で、
いつか見せてくれたンジマオオォォン!と言う音と共に、
出現した球体。
それが突如現れた者に右拳を向け、
左手でそれを支える。
球体が変形し、
丁度、選挙の人が付けているタスキのような形となって、
ミトナを包む。
「鼓膜破れるかもしれませんが我慢してください!」
険しい顔のまま皆に叫ぶミトナ。
ミトナの行動は間違いではない。
ここはアトナの手の届く場所と同時に、
{彼}の手の届く場所でもあるのだ。
見るからにアトナの一部の正反対。
{彼}の一部である可能性は大である。
それが今こうして目の前で起きているのだ。
ミトナの攻撃準備の形態は当然と言えば当然なのだが、
「失明も覚悟してください!!」
タスキからガンッ!シィィン!オオォォム...と言う音が、
繰り返され始める。
ジャンク、ミイ、ビックは既に移動回避準備OK。
ミトナにクエスが触れ、
後はドネなのだが、
「ミトナッ!!!!!!!!」
と、ミトナの拳の前に両手を広げ、
立ち塞がるドネ。
「!!!なっ(;・ω・)ドネ!!!
早くこっちへ.....。」
「攻撃するなああああぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!」
ミトナの言葉を遮るように、
今まで見た事の無い激怒のドネの怒号。
気が付くと卵は消えており、
ドネも元通りになっている。
「ミトナ..!(;・ω・)
どうしたんだよ..!?
おいってよ!」
ジャンクの声ももうミトナには届いていない。
ドネの怒った顔を初めて見たからであるが、
理由はそれだけではないだろう。
「...よかった...。
...ミトナ、ごめんね。(;^ω^)
大声出して...。」
いつもの笑顔に戻るドネ。
ミトナに背を向けて突如現れた者の方へ向かう。
「ど...ドネッ!
危ないです!
危険です!」
「ドネッ!
ワンッ!!!」
ミトナとミイの忠告の叫びは、
ドネには届かず、
そのまま現れた者に触れる。
緊張の静寂。
触れられても動かない、
現れた者。
突然ジャンクがまさかと言う表情で、
ドネと同じく触れてしまう。
二人を見守るミイ、ミトナ、ビック、クエス。
すると涙しながら、
二人とも笑い出したのである。
まるでやっぱりと言う顔でお互いを見ながら。
「ミトナ、おめぇ!
ドネに感謝するんだな!
ミイ、ビック、クエス!
皆、こいつに触れて見ろよ!!
ええ!?
懐かしいって言ったらおかしいけどよっ!」
ミイ、ビック、クエスがジャンクに従い触れ、
やはり嬉しそうな、懐かしさのあまり涙している。
「...ミトナ?」
へたり込むミトナにしゃがんで顔を覗くドネ。
「...ドネ...凄い...。
...怖かったの...。
私、びっくりして......。
...凄く怖い顔してた...。
...ごめんなさい...。
守ろうとしたの...大好きだから。
ただそれだけなの...。
ごめんなさい...。」
泣いてしまったミトナの手を握って、
「俺もごめん...。
...ごめんね...。
止めるのに必死で...。
ミトナが攻撃してたらもっと泣いてたと思うし。
そんな思いさせたくなくて...。
ごめんなさい。」
黙って泣いたまま頷くミトナ。
反省しながらミトナを立たせるドネ。
二人で微動だにしない、
現れた者に触れた。
驚いた事に、
現れた者はよくよく見ると砂であり、
触れて感じた虚しさと後悔ではあったがそれは、
知っている者であった。
ジャンクに繋がっていた友達らだったのだ。
無意識に集まって来たのだろう。
それがたまたまそのような形になったのか、
あるいは{彼}の仕業により、
ミトナに攻撃させるためだったのかは定かではない。
「...!
ドネ!
これは...!」
驚くミトナの反応は当たり前である。
同時にそれらを攻撃したとしても、
砂の彼らは痛くも痒くも無いであろうが、
仲間であったであろう者を攻撃した事実は、
ミトナを苦しめたはずなのである。
「だから...。
必死だったんだよ...。
本当にごめんね...。」
「ミイッ!!!
ちっきしょう!こいつら死んだのかと!
思っちまったじゃねぇかよっ!!!!
後悔と虚しさと俺に気づいてねぇのが残念だけどよ!
俺は嬉しいぞっ!!!!」
「ワワワン....!!!
よ、良かったワン....!!!!
ビック...クエス...。
良かったワン...!!!」
ビックとクエスも泣いているようだ。
~ はい!(;^ω^)すいません! ~
~ 絶対にやめません!!! ~
~ 最近この時獄篇、書き始めてですね(;^ω^) ~
~ やはり地獄と向き合うっていうのは ~
~ 病んでいる俺にとってはきついっすね(;^ω^) ~
~ 想像以上に(;^ω^) ~
~ これからペースちょっと遅くなったり ~
~ 早くなったりするかもしれませんが(;^ω^) ~
~ コツコツとゆっくり書いて行きたいと思っとります ~
~ はぁ~...しんどい...(;^ω^)... ~
~ もう少しお時間頂きます(;^ω^)> ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ ウォッチリスト登録、付箋、共感くれた皆様 ~
~ 今後ともよろしくお願いいたしますと同時に ~
~ 本当にありがとうございます!(;^ω^) ~
漆黒の空。
星などは無く、
アトナであろう満月一つ。
その下で照らされながらも、
恨みの炎が監視して、
黒い糸を狂いながらも辿り、
移動するスポットライトの黒光りする、
漆黒の砂を食い続ける生存者。
音などは一切なく、
聞こえてもいないのだろう。
ただここに一つだけ聞こえるものがあった。
ジャンク、ミイ、ミトナ、ドネ、ビックとクエス。
六人が泣きながら触れている、
ローブを羽織った老人の様な砂の群れ。
そこに集まるは恨み晴らしたが故に、
恨みにかられたが故に、
ここへ来てしまった虚しさ、後悔、達成感、終点という玉座。
もはや六人が思う、知っている者ではないかもしれないが、
こうして再び彼らを感じられるだけでも、
六人にとっては嬉しいのだ。
その姿が腐りかけた林檎であっても。
愛おしいのである。
これも罠なのかもしれない。
アトナによるものかもしれない。
それとも無意識に六人を認識し、
集まって来たのかもしれない。
今はそんな押し問答はどこかへ飛んでいき、
只々、良かった。
その一言に尽きるのだ。
安堵と言う自己満足だとしても、
その一言に尽きるのだ。
おそらくこの恐ろしい絵は、
売れないであろう、決して。
でも誰が何と言おうと、
私には眩しい程の希望の絵であると、
ここに記す。
「うぅ...ちきしょう!!\(^ω^)/
グス!!
これも{彼}による攻撃なのかってんだっ!!!!
嬉しいことしてくれるじゃねぇか!!
こいつらが消えていなくなるよりもよぉ!!
よっぽどマシだってんだ!!!!\(:ω;)/」
号泣のジャンク。
当然である。
あの激痛や欲情、裏切り、絶望の嵐の中、
原型を無くした末に、
産まれた友情。
楽しく笑いあった友。
皆、平等に仲良くなれた奇跡。
「\(:ω;)/ \(:ω;)/ \(:ω;)/」
ミイ、ビックとクエスもそれは同じである。
灰色側ではなかったにしても、
結局はジャンクと出会うまでは、
灰色側もそうではない側もヘチマも無いのだ。
ただ、役目を全うしていた彼らは、
残酷な程に素直に行動していた。
愛を知ったが故に、
その得たものは良いものばかりではないのだ。
それをジャンクを中心に分かち合った友らが、
腐りかけながらも今、
目の前にいるのだ。
嬉しいはずであると願う。
「ミトナ...。
大丈夫。
もう大丈夫だよ?
ね?」
彼らに触れながら片腕で、
罪悪感で一杯のミトナを抱き寄せる。
「う゛ああぁぁっ!!
わ、わだし...!!
私!
ま゛だお゛んなじごどじようどしでだあぁぁ!!!!
ひとづに゛!!!!
ひとづに゛っで!!!!
.....う!!!!!
ドネェェッ!!!!!
ドネエエエェェ!!!!!!」
狂ったようにドネの胸で泣き叫ぶミトナ。
これも当然である。
どちらも当然であるのだ。
球体による可能性の世界でのあの体験。
重要情報であると自分を戒めるが故に残したであろう、
あの残酷な記憶。
皆誰しも可能なのだ。
たった一つの嫌な思いから生まれ出た闇は、
時として全てを飲み込みかねない力を発揮する。
それを現に仮想だったとはいえ、
実行した者、ミトナ。
更にそれを忘れさせ、
愛と言う繋がり故に出会ってしまい、
もう狂おしい程に愛おしいくなってしまったが故に、
ドネを。
ともである皆を守るのも当然なのだ。
そして、
それが結果として、
ドネの直感により救われ、
大切なものすら傷つけかねなかった、
また残酷な、
回避された可能性。
ミトナが号泣など甘い程、
心を痛めるのは当たり前なのだ。
先程、
私が記した、
これは眩しい希望の絵であると断言した理由は、
このためである。
不老不死、地獄へと進む、空想の世界、
否定、肯定に変わりはない現実。
恵まれていようが、
恵まれていまいが、
こうして誰もが欲する不老不死を手にする六人を、
うらやむ者がいるだろうかと同時に、
こうなりたいかと言われたならば、
それは絶対に無理なのである。
やって見ても似たようなことで終わるのだ。
だから私達は、
ごく稀に、
理由なく他人が変だと思うのに、
感動したり、
笑ったり、
怒ったり、
思いやるのではないか。
そんな大げさな事さえ思えてしまうのだ。
この六人を見ていると。
進め。
とんでもない約束をした者達よ。
もがけ。
情けなく泣けばいいのだ。
足掻け。
間違いなど星の数ほどある、止まるな。
転がれ。
たとえ倒れる事になろうとも。
行け。
勇者達よ。
集まった砂の群れを囲んで座る六人。
込み上げる涙が収まった頃、
「ここの世界全部友達に出来ねぇかな?(;^ω^)」
と、とんでもない事を言い出すジャンク。
「方法が思いつかないワン。(;^ω^)
不可能ではないかも...ワン...。」
「......。
あの!
私だけさっき見えたのですが...。」
ミイの言葉に、
何か決心したようにようやく落ち着いたミトナが答えた。
「先程、私は攻撃態勢を取りました...。
ドネが止めてくれたので助かりましたが......。
その時見えたんです。
ドネが今まで見た事ない、
黒い顔に蛍のような小さい一つ目。
その背後の頭上には眩しい程輝く、
卵に見えたのですが。
ドネは気が付きましたか?」
「えっ!!?(;・ω・)
俺!?」
「ハイ。(;^ω^)
凄く怖かったけど、
どこか優しいと言うか、
もう...。
エヘヘノヘ。\(^ω^)/」
「いやいやいや!(;・ω・)
そこ抱きつかないのっ!
ミトナ!(;・ω・)
俺がそんなふうに見えて!
なおかつ頭上にタマゴ!?(;・ω・)」
「そうです!エヘヘ!\(^ω^)/
もうそれは真剣でしたのです!!
私が大事なのですね!?ネッ!!?\(^ω^)/
エヘヘヘヘヘヘヘヘッ!!!\(^ω^)/」 ←やめられないとまらないである
「わかった!(;・ω・)
わかったから話聞いてんぷら!!!(;・ω・) ←まんざらでもない
結局それがミトナを止めたって事だね!?」
「そうですよ!?\(^ω^)/
悪いですか!?\(^ω^)/
可愛いですね?\(^ω^)/
私の事......。\(^ω^)/
可愛いちゃんと思った訳ですねっ!?\(^ω^)/=\(^ω^)/」←嬉しくて残像発生
「残像になる程、騒がないのっ!!!(;^ω^)
ねっ!?わかる!?(;^ω^)
わかってるの!?ん!?
ハイ、分かった人ー!!!(;^ω^)/」
「(^ω^)」 ←そしてこの顔である
「てえぇあげねえぇのかよおおおぉぉぉいっ!!!!_(:3\)_」
「(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)」 ←また新婚さん始まったと思う四人
「しかもね!\(^ω^)/
ドネ!聞いて!\(^ω^)/
あのね!\(^ω^)/
繋がりが変形して卵になってたんだよ!?\(^ω^)/」
「(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)!!!!」
これには驚いた四人。
「なるほど...。
これはミトナと俺が繋がっている{これ}が、
変色して太くなっていたのと関係があるかも...。(;・ω・)」
「それじゃあれかい?(;^ω^)
俺達もそうなるかもしれねぇって事かい...?(;^ω^)
...って事だよな?(;^ω^)...。」
「...そうだワン...(;・ω・)...。
でも私達の繋がりは細いままで、
白くはなっていますが...。
ん?
どうしたワン?
ビック、クエス。」
ビックとクエスが飛び跳ねながら、
一生懸命、ミイに説明している。
「!!なるほどワン!!\(^ω^)/
ジャンク!!\(^ω^)/
私に怒るワン!\(^ω^)/」 ←先程からちょっとミトナが羨ましかった
「ええぇぇぇえっ!?(;^ω^)
...まぁ、やるだけやってみるか!!\(^ω^)/
いくぞ!!!!!(・ω・)
お前ら泣いても知らねぇからなっ!!!(・ω・)
言ってごらん!!!
泣いてもお前ら知らねぇかもなっ!!!(・ω・)
喋ってごらん!!!
知らねぇからなお前ら泣いてもっ!!!(・ω・)
食べてごらん!!!
お前ら知らねぇからなあげいもっ!!!(・ω・)=3 ←吹き出してしまった
アランゴラン!!!」
「(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)」
アランゴランは調子に乗ったね、と思うミイ、ビックとクエス。
「いくぞっおいっ!!!!!(・ω・)
俺の怒りちゃんマーク見せてやっるっ!!!!(・ω・)」
「\(・ω・)/=3 ブッ!」
「(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)」
あれ!?屁ぇこいただけじゃね!?、と思う三人。
「\(・ω・)~ 彡 ~(・ω・)/
マッシュマ~ロちゃん?♪
マッシュマ~ロちゃん?♪
マッシュポ~テトォ~はひっとちぃ~がいっ?♪」
「! (;・ω・)(・ω・;)(・ω・;) !」
あっぶねぇ!いきなり笑わそうとするもんなぁ~...!と、
ちょっとあまりのくだらなさに興味を持つ三人。
しかもなんで日本舞踊っぽいんだろとも思っている。
「わらえよっ!!!!!(・ω・)」
「...おおぉ~...(;・ω・)(・ω・;)(・ω・;)」
たしかに怒ったわ、と思う三人。
「(*'ω'*) デンキノタベカタオシエテクダサイッ!」
「(・ω・)(・ω・)(・ω・)」
「\(・ω・)~ 彡 ~(・ω・)/
マッシュマ~ロちゃん?♪
マッシュマ~ロちゃん?♪
マッシュポ~テトォ~はひっとちぃ~がいっ?♪」
「(;・ω・)=3 (;・ω・)=3 (;・ω・)=3 ブフゥ~ッ!!!!!」
三人、KO。
「ジャンクずるいワン!!!!(;・ω・)
日本舞踊に逃げた感があるワン!(;・ω・)
最後の連撃!!!(;・ω・)」
(;・ω・)(;・ω・)そうだ!そうだ!とビックとクエス。
「うるっさいのっ!!!!!(;・ω・)
なんかこう...やっちゃったの!!!!(;・ω・)
わかるでしょ!この切なさ!!!(;・ω・)
んんっ!!!?」
地獄でこんな事を出来るのはジャンクだけであろうと、
私は思うだけで記さない。
彼らはそうやって笑い、
楽しんでいるのだが、
まだ気が付いていなかったのだ。
砂となった群れからも、
ミイやビックとクエスからも、
白く繋がった細く、
今はもう気が付かない程に細くなり、
ジャンクに集まって手前で変形し、
それはもう繋がっているのだろうかと言う程に細く、
それはどんどんと頭上真上、
漆黒の空へと延びて、
形を成していたのだ。
ツバメの様に体はそのまま小さく、
羽はこれで斬れぬものは無いと思える程の、
ジャベリンと言うべきか、
曲がった刃の様な大きな羽。
見方によると蝶に見えるかもしれない、
その眩しい羽ばたく存在は、
何故か、
微笑んでいるように見えた。
下で騒いでいる六人を眺めながら。
恐ろしい笑みでは絶対なく、
心から素直に喜び、
笑っていると分かるのだ。
しかしジャンクの顔は変わっていないので、
どうしたものかとも思うのだが、
今はとりあえず、
この六人に二つ、
卵と鳥が味方になったと確信して良いのではないかと、
私は思う。
これは私の気のせいかもしれないが、
鳥は何故か、
デネポラとブレオの世界の、
センコウドリに似ている気がする。
ミイの{伝える}事すら凍っているのか、
六人との間の情報は断たれた。
アトナの言葉に従う方法を各自探す。
ミトナは全機能が、
と言うより、
機能を動かしているであろう信号さえ、
凍っている。
ジャンクはふざけて踊っていたため、
右腕がドネに近い。
動かそうとするが、
目すら動かない。
五感すら遮断、凍結。
ミイは伝えるのが無理なら、
丁度幸運にも視界に{彼}と、
それを包んでいるのか、
アトナらしき光が見える。
{知る}事に、
生き残った事を願ったうえでの必須行動。
ビックとクエスは{従う}がもう既に、
皆、止まっているため遮断。
移動できるかどうかは望みが薄いが、
{彼}の言葉から予想するに、
決してこれから良い事が起こるとは思えないため、
いざとなったら二人合わせて移動し、
身代わりになる覚悟。
ドネだけが違った。
安心しているのだ。
{彼}が自分に何かしようとしていると、
感じる訳でもなく、
分かるらしい。
それがいけなかったのは先に言っておく。
私のこの場の役目は。
今見ているであろう存在に、
伝え、見せ、感じさせる事であると、
勝手に思っている。
まず{彼}のいきなりの登場。
普通はである。
普通はあの手この手で彼ら六人を苦しめ、
六人は見事それを切り抜け、
最後は{彼}を何らかの方法で救い、
ハッピーエンドになるのがオチである。
...。
だが。
私は思わないし、
現実。
そんな巨大な力を持ったもの。
つまり{彼}の様な存在という言葉すら、
危うい{彼}。
苦しみをアトナにとりあえず見せたいような言葉。
そう予想されるような言葉。
憎たらしい言葉。
何でそうしてしまうのかと思える言葉。
色々、先ほどの言葉から解釈は別れるであろう。
私の解釈は。
光よりも光を見たである。
もう言葉なんぞ何も役に立たないのだ。
{彼}の言葉の語尾がおかしくなった理由は、
もう、
もう言いたくない。
これだけは言える。
{彼}をどうにかする{何か}がいる。
伝える努力だ。
伝える努力を今見せないでいつ見せるのか!
書く。
書くのだ、私よ。
五人の姿は変わりがない。
変化はない。
アトナは止めようとしている。
{彼}を、
では無い。
ドネだけが、
光まばゆい卵に包まれて、
中で叫んでいる。
内側から卵を叩いている。
口、目、耳、尻の穴、鼻の穴、尿道、毛穴。
穴と言う穴から血を吹き出しながら。
それでもアトナ同様止めようとしている。
「アーソン、アーソン、アーソン」
{彼}の様子がおかしい。
アーソン、という言葉を繰り返し、
地面に手を付きうなだれた姿勢のまま、
今初めて思えたが、
{彼}は漆黒なのだと分かった姿のまま、
動かない。
まるで操られている様に。
その{彼}の目の前で必死に守ろうとしているような、
光?のようなアトナが止めて!と叫んでいる。
問題はそのアトナとドネが止めようとしている者。
漆黒の炎を思わせる揺らめきが、
ドネに似たような姿をかたどり、
顔?には蛍の様な一つの目の様な明かり。
ミトナが見たものに似ている。
ここまでは確かに似ている。
これからが違い過ぎる。
私は先ほど普通はと言う話をした。
一般のごく普通の物語の流れ。
実際、
そんなすごい力を持ったものが、
ハラハラドキドキと言った場面を作り、
最後には倒される、救われるなど。
無いのだ。
あるなら弱肉強食などという言葉は存在しないだろうし、
ごく稀にそのような流れも五万とあったのだろう。
私が今から表現するものはもうしたくないのだ。
なぜならそんなものどうでも良くなるからだ。
ルールを、決まりを、努力を、熱意を、涙を、
色んなもの全て、捻じ曲げるからだ。
いっその事、
{彼}がしようとしたように、
手下なり配下なりまどろっこしい事などせず、
ターゲットを苦しめ葬って頂きたいとすら、
{彼}にこれから起こる気が狂った表現に、
思う訳であり、
私なりの表現したくない抵抗をこうして、
愚かにも書き綴って、
断頭の時間をひきのばしている、
だけの話を今しているのだ!
...。
なぜさっさと六人を始末しなかったのかとさえ!
思える程なのだ!!
...。
意味が分からないが、
書くしかないのだ。
記す事が私であり、
私が記すと決めたのだ。
記す。
それはもう{怒り}。
それのみ。
それだけ。
これは私の憶測であるが、
{彼}はドネの大切なもの、
ミトナを苦しめようとしたのだろう。
それに単純にドネが怒りを覚えたのだろう。
ただそれだけなのだ、おそらく。
だが実際は、
卵がドネを包み、
{怒り}なるものがアトナの静止に立ち止まり、
アーソン、と言い続ける{彼}に何かしようとしているのは、
憶測ではなく見えている事?なのかどうか怪しい。
と言うのは。
光景?といえば光景なのだ。
見えているのだから。
私は狂った訳ではなさそうだが、
そう願いたい。
そう思えてしまうのだ。
砂や月や漆黒の空なぞとっくのとうに無く。
記憶、全部の記憶、現象、全て。
同時に見えている光景、
奥行きすら見えないので実際に見たものはまず、
吐くであろう。
飲食店の光景、工事現場、研究室、母親と子が歩いてたり、
大きい生物が横切って何か食べたり、
乗り物?が遠くへ行ってしまったり、
もう滅茶苦茶なのだ。
音は無い、恐ろしい程に。
そして何故か皆、早送りの様なスピードの動画の様な、
速度。
見た事がない説明不可能なものの方が多い気がする。
そんな空間の中で先程の現象は起きている。
砂粒に新幹線を入れたような、
時間なんてものがどこかへ消し飛んだ空間。
アトナが強制的にどこか一部{彼}にくっつきながらも、
{怒り}がアトナを{彼}から剥がす。
{怒り}が{彼}に触れた瞬間、
「あれ?
見てる?
アトナ!
ちぎれたよ?
ほら!
あの娘の足!!!
あはは!
泣いてるよ!!」
実際にはミトナは無事である。
{彼}は{怒り}に触れられたままで、
一人で喋っているのだと思った次の瞬間、
「千」
{怒り}がポツリとドネの声で言った。
「アトナ!!!!!
どこなの!!!!??
ここにいるみんなは違うよ!?
ちぎっても何しても笑ってるんだもん!!!!!!
ねぇ!!!!!!!!」
泣き始める{彼}
「載」
{怒り}はどうやら数の桁を言っている様だ。
{彼}はもう動かないし何も言わない。
「彼が決心して決めた選択肢を、
君の前でしてしまった上に、
君の大事なものに手を出そうとした選択肢は、
どんな代償を払っても変えられない。
同時に君が彼にしている選択肢も変えられない...。
繰り返すと言う怒りの選択肢は...。」
アトナが泣きながらまだ必死に{怒り}を止めようとしながら、
言う。
私は以前、
こう書いた。
漆黒の砂漠に来た六人が見た、
灰色の虹により、
速過ぎる時間を該当者は経験したと。
それですら時間など疑わしいこの世界で、
計算して編み出された数値が出たとしても、
当の本人達はもうアトナであったろう月に吸い込まれたのだ。
もうこれ以上の苦しみは無いとさえ思えていたあの現象は、
たった今挫かれ、粉々になり、
無残にもその破片に覆いかぶさった。
四次元、五次元、五億次元であろうがなかろうが、
今こうして起こりうる全てであろう現象が見える中、
それすらもう既に桁違いで嘘だと言って、
逃げるしかない道しかないと言うのに、
{怒り}は{彼}強いているのだ。
{彼}がしようとした事を。
何回も。
何回も。
自分で凍り付かせたので、
誰も動かず、
千、と言った時の{彼}の言葉から察するに、
アトナですら返事はしないのだろう。
もうどこがスタートでゴールなのか。
100m走を一人でスタートし、
ゴールするとまたスタート地点。
それをまず千回しているのだ。
載などもう地獄など通り越し、
地獄の長ですら逃げ出すであろう数。
人間で例えるなら三千回あたりで死に、
死体は朽ちてバラバラ、粉になり風化、
世界は周り続けている間、
スタートとゴールはカウントされていない。
やがて地球も朽ちて爆発なり何なりし、
バラバラに。
飛んで行った破片は色んな可能性があるだろう。
だが、
同じではないが似たような現象が同じ場所に、
同じスタートラインに立ったとするならば、
そこで初めてカウントが始まるのだ。
もう頭がおかしいとしか思えないこの現象。
こうして表現できている事にすら感謝する事態。
唯一の救いは{彼}不死であり、
不死ゆえに、
自分の選んだ選択肢を実行し続けなくてはいけない事を、
無条件で{怒り}は強いているのだ。
アトナと話せるなどの意識や感情がある中でである。
{彼}と言えども、
あまりに酷く見え、
かわいそうと思えてしまう、
残虐をアトナに見せ続けたであろう{彼}。
まさか{怒り}という存在にここで打ちのめされるなど、
いや、
打ちのめし過ぎである。
夢にも思わなかったはず。
だが起きているのだこうして現に。
自業自得、因果応報。
そう表現してしまえば終わる話なのだが、
それらの言葉はもう既に万あたりで過ぎているだろう。
億、超、この辺になるともう動いていなく、
神にすら祈ったのではないだろうかとさえ思う。
もう何回ミトナの足をもいだり、
ちぎったであろう。
想像がつかないのだ。
噓八百なのだ。
納得がいかないのだ。
あまりにも遠すぎるゴール。
初めて希望を抱いたかもしれない。
初めて心から後悔もしたであろう。
初めて自分を弄んだかもしれない。
初めて謝ったかもしれないだろう。
永遠の100m走。
死がどれほど恋しかった事か。
バラバラになり、
風化出来る事がどんなに羨ましかった事か。
それがたった一言で。
載、のたった一言で他の者達には終わってしまったのだ。
一瞬で。
馬鹿馬鹿しいにも程がある。
表現の自由にも程があるではないか。
ドーバー海峡を先程言った回数泳ぎ切った者は、
何を思うだろうか。
もう既に表彰などどうでも良くなり、
泳ぐ事しか頭にないであろう。
表彰台でもまだ泳いでいるだろう。
言葉などもう届かないだろう。
それだけの回数を泳いだのだから。
表彰式すら怪しいものだ。
誰ももういないかもしれない。
そんな馬鹿げた現象を{彼}にぶつけられると言う、
表現をした私を少しでも罵倒し、
{彼}への手向けとしたいと、
無力な自分に情けなく願い、
記さざるを得ない。
ジャンク達の繋がりが形を成して鳥になり、
ミトナとドネを繋ぎ、
ドネを閉じ込めている卵を、
鳥が触れている。
と言うよりも羽で卵をくすぐっているように見える。
何となく卵が震えたように見えたその瞬間であった。
卵の中で大出血を起こし、
もう真っ赤になっていた卵から、
卵内部に皮膚、肉を脱ぎ捨て、
ほぼ内臓と僅かな筋肉のみの姿で真っ赤な蒸気をあげ、
無理矢理出て来たと思われるドネであろう存在。
{怒り}がドネに気が付いて{彼}に強いるのを止めた。
{怒り}は何故か嬉しそうにドネに子供の様に歩み寄ったが、
ドネがほぼ頭蓋骨の顔を{怒り}の目の前に近付け、
表情など分からないはずのドネの頭蓋骨は、
鼻の先の{怒り}の恐ろしさなど更に小さく見えたと思ったその時。
以下、ドネであろう者の怒号!!!!!!!
「俺にも同じ事すれっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{怒り}が恐怖で震えている。
ドネであろう者の怒号、叫びにより凍り付く{怒り}
やっとの思いで震えながら{怒り}が首を横に振ろうとした瞬間。
以下、再び怒号。
「今更嫌だってぇのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
何故、{怒り}がドネに怯えているのか。
何故、ドネはこんなにも怒っているのか。
これは私が勝手に思い、
おそらくそうであろうと言う憶測になるのだが、
ドネはまずミトナと繋がり、
二人の間で繋がりは成長したのか、
進化したのか、
ミイやビックとクエスの様に学んだかは定かではないし、
そんなもの確かめる方法なぞ無い。
とにかく形を成し、
ドネからはミトナを止める怒りを用いた静止、
ミトナからは見た事が無いドネの怒りの姿、
この二つを知ったのではないか?と言う事なのだ。
そして二人から同時にお互いを守りたいという行動、
相手を傷つけても守ると言う行動も同時に知り、
ドネを卵に収め、
ミトナも守り、
{彼}に自分なりの攻撃をした。
まるで二人から生まれた赤子の様に。
では、今までの大切な事は学ばなかったのか。
それは私にも分からないが結果はこの有様。
{怒り}は漆黒の炎の体を出来るだけドネから遠ざけ、
へたり込んで震えて動けず、
炎なのだが失禁、失便をして泣いているように見えるのだ。
産まれて初めて知るその恐怖は、
凄いものであったに違いない。
声が出ないのか、
ボッボッ!っと炎が口のあたりから情けなく噴き出るばかり。
そしてなおかつ恐怖のあまりドネから目を背ける事が出来ない。
ドネが怒ったのはミトナと自分の繋がりが、
救うべくして目指していた{彼}に、
自分たち二人が生み出したであろう{怒り}が、
救うどころか再起不能にしてしまった可能性と、
それを止めてあげられなかった自分に悔しく、
ミトナに申し訳なく、
同時に{怒り}にも申し訳なかったうえでの、
どうしようもない、
とにかく{怒り}を止めると言う野生の本能。
それがドネをこうして動かしたと私は見る。
ドネが急に(;^ω^)=3と言ういつもの優しい顔?になり、
{怒り}ほぼ骨のまま強く抱きしめ言った。
「俺が悪かった。
怒鳴ってごめんな?。」
{怒り}は驚いて一瞬泣き?止んで、
安心したかのようにまた泣き始めた。
それはまるでドネに泣きつくミトナの様であった。
~ ええ(;^ω^)休憩入ります ~
~ ...もう凄いですね(;^ω^) ~
~ おまえ書いてんだろって話なんですけどね(;^ω^) ~
~ ドネ凄いですね(;^ω^)俺無理ですよ、絶対 ~
~ 骨丸見えなんですもん(;^ω^)不老不死とは言え...無理無理 ~
~ ちょっと山越えたかなって思ってます(;^ω^)勝手に... ~
~ こんな小説売れませんよ、ほんとに(;^ω^) ~
~ 教育に悪い悪い...(;^ω^)...学生さんがもし読んでいたなら ~
~ 絶対に真似しないように!!(;^ω^) ~
~ 休憩入ります(;^ω^)...いつもマイペースですいません... ~
気が付けば、
辺りはもう漆黒の砂漠へと戻っていた。
何も無かったかのように、
いつものと言うとおかしな表現ではあるが、
砂を食い、恨みの炎が監視。
満月は変わらず。
漆黒の空もそのまま。
集まった砂の群れもそのまま、
ローブを被った老人の姿のまま。
「...。」
もう。
絶句は目の前で起きた事を、
体験したこの者達だけに、
今は許されている。
言葉など出ないのが当たり前である。
誰が信じようか。
わかるよ、などと言う者がいるなら、
それは目的が違うのだろう。
それらはこの漆黒の砂にすら及ばず、
こうして表現している私は更に、
それらにも及ばず。
只々、書き記すのみ。
ただ、書き記すのみである私が情けなくさえ思える。
彼らを今、
癒せるのはこの静寂だけである。
信じがたい現象の中を、
ジャンク、ミイ、ビック、クエス、
友であった集まった砂の群れ。
彼らを繋ぐものが鳥となり、
卵に触れ、
卵は震え、
自らの血で溺れながらも、
出られなかったドネが外へ出られたという奇跡。
{怒り}と言う{彼}やアトナでさえ予想しなかった、
出現と圧倒的力の差という強襲もまた奇跡であったのだろう。
自らの皮や肉を脱ぎ捨てたのは、
卵がそれを許さなかったのだろう。
割れる気配は全くない卵から、
まるで水面から出てきたように、
ドネはその変貌した骨と僅かな筋肉、
内臓のみを携え、
{怒り}を止めるべく、
文字通り、
本来の目的通り、
もはやどうなったか分かりしえない{彼}を救うため。
ミトナを止めた時と同じ事を、
本気で、
激痛のさなかで、
本能のみが頼りと言うか細い糸を辿り、
これはミトナと自分が生み出したものであるならば、
たとえここで朽ちようとも、
{怒り}でさえ救わねばと思った矢先の、
これも奇跡としか言いようのない、
大激怒の怒号による静止。
結果、今の様である。
「ごめんな。」
ようやく静寂を切り開いた泣きじゃくる{怒り}への謝罪のドネの声。
それを号令に皆少しづつ動き出す。
「...ドネ!
大丈夫なのか...!?」
「...大丈夫みたいだワン(;^ω^)=3...。」
ジャンクの声に反応したドネを知ったのだろう、
ミイが安心して伝える。
横でビックとクエスも安心している様だ。
ミトナ。
既にドネへの治癒機能発動と共に、
{怒り}をドネと一緒に抱きしめていた。
何故かひどく泣いている。
それもそのはずである。
目の前でドネが必死になってたいたのに、
何もできず、
今こうして動けるようになって、
泣ける事さえもドネやジャンク達の繋がりの鳥、
卵のおかげでも少しはあるかもしれない。
アトナもそうである。
必死に止めようとしていたのだ。
ジャンク達やミトナも決して何もしていなかった訳では無いのだ。
皆必死だった結果、
正気を保つだけでも困難なあの現象の中で、
必死に考える事さえあの奇跡には、
全てが繋がっていたのかもしれないのだと、
私は思う。
どうやらドネの回復には時間がかかりそうである。
「ミトナ、何か手伝いかワン?」
「う゛う゛、だいじょぶでず...グス...。(´;ω;`)
アトナさんや鳥さん、卵さんをお願いじま゛ず!ううっ!(´;ω;`)」
「(^ω^)=3分かったワン!」
ミイに話しかけられてもどうやらミトナは涙が止まらないようだ。
まだ赤い湯気をあげて{怒り}寄り添うように抱きしめるドネ。
{怒り}とミトナはまるで双子の様に泣きじゃくっているのを見て、
とりあえずミイは安心したようである。
「ジャンクは鳥さんと卵さんお願いだワン(^ω^)」
「お、おお!(;^ω^)
任せとけ!(;^ω^)
ビックとクエスはミイと行ってやってくれ!」
ジャンクに二人敬礼してミイの元へ走る。
俺の敬礼(;^ω^)覚えたな、あいつら...と思いながら、
ジャンクは鳥と卵の元へ。
アトナ。
{彼}。
まるで石である。
ミイとビックとクエスは{彼}の状態を、
見てわかる事など無いはずなのに、
それは残酷にもわかってしまい、
絶句である。
もう石なのだ。
喋っていたあの恐ろしい凍てつきはもう見る影も無い。
動かない{彼}の周りを、
光?であるようなアトナが必死に飛び回っている。
「これは僕にも分からない。
彼に何が起きたかはわかるんだ。
でもどうしても彼は答えない。
大丈夫。
僕がいるよ。
絶対に離れないからね。」
今はアトナですら{彼}に繋がる事のみが、
彼への治癒であると信じるしかない様である。
何か出来ないものか。
ミイ、ビック、クエスはそれを眺め、
声もかけられず、
ジャンクから学んだ愛を用いて、
考えを、
{彼}とアトナを救える方法を、
頭で巡らせる事しか出来ないのであった。
この状況でそれを出来る事だけでも、
三人、そして脅威であった{彼}、
アトナは勇敢であると、
{彼}の餌食となった者達には、
間違っても言えない私の気持ちである。
「おおお...(;^ω^)
お前...鳥?(;^ω^)
卵?(;^ω^)
こんにちわとありがとうだよ、まったく。(;^ω^)=3」
鳥は嬉しそうにジャンクの肩に止まり、
やたら顔をこすり付けている。
卵はちょっと怒っているように見えた。
?(;^ω^)俺、口臭いからかな?と相変わらずのジャンクは思った。
そこへ音も無く砂の群がローブ姿のままジャンクのそばへ。
鳥は人見知りの様でジャンクの頭の陰に隠れる。
「俺の頭臭いだろ!(^ω^)鳥!
ん!?
どうなの!
この砂は良い奴らなんだぞ?
なんで怖がるの!
そして卵!(;^ω^)
怒ってるじゃない!(;^ω^)
言ってごらん!(;^ω^)
...いやっ!!!!!
俺が当てる!!!(・ω・) ←また始まったジャンク」
(;^ω^)何となく呆れている卵。
「はい!電車来ますよ~!(・ω・)
白線まで下がってくださ~い!!(・ω・)
足出てますよ~!!(・ω・)」
そう言いながら卵に近寄るジャンク。
(;・ω・)ちょっと恐がる卵。
「はい!そこの卵の方!(・ω・)
白線から出てますよ~!!(・ω・)
こっち来てくださ~い!!!(・ω・)」
(;・ω・)何故か言われるがままに近付く卵。
「はい!!!!チュッ!!!!!!(/・ω・)/」
と言って卵にキスしまくるジャンクと鳥。
何故か鳥もキスしまくっている。
(;・ω・)キスされまくる卵。
(・ω・)それを眺めるローブの砂の群れ。
もうこんな事出来るのはジャンクだけである事を、
私は笑いながら記す。
ドネ。
もう抱き合う力などは無く、
砂の上に横たわり、
仰向けのまま何とか、
息をしている肺が、
心臓が動いているのが見える。
普通は考えられない光景である。
ミトナはナビゲータを出現させ、
それを通して音を出しているのだが、
表現が難しい。
良く晴れた草原の風に揺らめく音と言えば良いだろうか。
そしてドネの前でナビゲーターと共に心配そうに、
まだ目に涙を残したままみつめるミトナ。
ドネの体からやはりンジマオオォォン、というよく見たら、
光の線なのかもしれない。
周りが漆黒なので眩しく見えるのかもしれないが、
縦線と横線がランダムにドネを包む。
ボッボッ、とまだ膝を抱えてドネを心配そうに、
申し訳なさそうに肩を揺らして泣いている{怒り}。
「ほら、泣かないで?
ドネは大丈夫だから。
ね?(^ω^)」
ボッボッボッ!とミトナにだって!だって!と言っているように見える。
「あなたは私に似てるかも。(;^ω^)
そう言うところ。(^ω^)
わかるよ?
謝りたいんだもんね?」
ボッ、とうなずく{怒り}。
「(^ω^)」 ←そしてこの顔であるミトナ
何故かわからないがこれは説明が付かない。
{怒り}が急に喜んでミトナに抱きつく。
足などバタバタさせてまるで母に甘える子供である。
「炎なのに熱くないですね。(^ω^)」
先程の恐ろしい存在とは思えぬ光景である。
単純に甘えているのだ。
~ 大変(;^ω^)失礼しました ~
~ 鬱による体調不良かと思いきや ~
~ ただお腹すきすぎて具合悪くなっただけでした(;^ω^)... ~
~ マイ鬱ちゃんに怒られましたわぁ(;^ω^)... ~
~ 「何でも俺のせいにするな~!」って...(;^ω^)... ~
~ ごもっともでした...(;^ω^)... ~
~ 白身フライ二枚セット210円買っちゃいまして(;^ω^) ~
~ 久しぶりの日光が体に良かったのとフライちゃんによる ~
~ 急激な栄養補給...(;^ω^)...爆睡です ~
~ まだちょっと頭フラフラするのでもうしばしお待ちを...すいません... ~
ドネが{怒り}に対して怒号の大激怒をしたのは、
私の都合の良い想像であるが、
この三人を見て、
どうしてもそう思えるので記す。
ドネは激痛にさいなまれながらも、
卵内に肉体の表面を脱ぎ捨て、
もう{怒り}を止める事だけを考えていたに違いないのだ。
同時に{怒り}を含め、
皆、救わなくちゃと思ったに違いないのだ。
欲張りだろうかとさえ思ったに違いない、
必死。
何故自分だけが動けたのか、
暴力による{怒り}の静止はしたくない、
動けるのは自分だけ、
どうする、
声だ、
声がある!
そんな事を思ったのではないだろうかと、
思っているのだ、
私は。
{怒り}が{彼}に強いた事は、
ただ、単純にしてはいけない事。
ドネは自分に嬉しそうによって来る{怒り}に、
それはしてはいけない事だよ?ではなく。
同じ事俺にもしてみろ、と言葉ではなく、
体に叩きこんだのだ、心と言う体に。
出来るはずがない。
褒めてくれるとさえ思っていただろう{怒り}に。
ショックの中、否定。
なぜ今出来た事が俺に出来ないと二重連撃。
これは。
{怒り}にとってはもう知らなかったとはいえ、
二度と忘れられないものとなるだろう。
一生懸命ドネにすがって泣きながら謝る{怒り}。
その{怒り}の頭を撫でながら、
ドネを治癒するミトナ。
「あなたはもうあの球体の重要情報には該当しません。
再度、過ちを犯す確率はもうゼロに等しいと私は推測します。
消去しますか?」
ナビゲーターがミトナに質問する。
博士の創った球体での恐ろしい体験。
宇宙すら虐殺したであろうミトナの怒り。
「...いいえ。(^ω^)
あれがあったから私はこの人に会えた。
あれがあったから私はこの子に会えた。
そうでしょう?
ナビゲーター。(^ω^)
私は消しません。
きっと消したらドネは怒りますよ。
何で消したの!って(;^ω^)
...。
ありがとう、ナビゲーター。」
もはや、
血の海に立ち、
冷たく笑うミトナは、
どうやらもういなくなったのではなく、
変わったようだ。
その悲しいどうしようもない記憶と言う荷を背負う、
ドネ、{怒り}。
そして他の皆と共に先へ進む勇敢な、
同じ荷を背負いあう者に。
先に散っていった似たような勇者達が、
目指した{彼}。
それが今、
噓のように撃滅されたのが事実であり、
後から来た彼らが、
時間すら危ういこの世界の中で、
こうして先人たちの先へと今、
歩もうとしている。
{彼}。
もう説明が付かない程の打撃、損傷、そして初めての敗北。
その苦しみなどという言葉が砂糖にも値しない程甘くはない、
いわば奈落。
アトナ。
{彼}と信じられない程の時間を、
説得し続けて来た少年。
それはアトナにしか出来なかったであろう、
勇気、思いやり、優しさ、
それらの言葉すら投げ捨てた説得だったに違いない。
分かるなどと言う者はいたら言葉など発せられる状態ではないだろう。
{怒り}と卵。
ミトナとドネの繋がりから生まれた存在。
卵はおそらくジャンク達の繋がりの鳥と、
何らかの関係があると見て良いだろう。
ドネが中で血だらけになり出られなかったのは、
まだ不明である。
{怒り}は単純に{彼}を敵とみなし、
ミトナ、ドネを守った。
ドネに結果、怒られてしまった訳だが。
その力は今の所、
最強である。
語る事すら恐ろしい程に。
鳥。
センコウドリによく似ているこの存在は、
何故かもう既にジャンクになついている。
卵に触れる事によりドネは外へと出られたようであるが、
詳細は今のところ不明。
敵ではない事には間違いはなさそうである、
卵も共に。
あまりの出来事の多さに私は混乱していないだろうか。
そんな不安さえ漏らしてしまう程、
ショックが大きいのだ。
元々、滅茶苦茶な世界であったこの物語は、
もはや普通の流れではないのだ。
ごく一般の物語のように、
ある程度のごく普通の流れ。
音楽で言い表すなら静かに始まり、
予想させる更なる曲調。
そこへショッキングな激変の調べ。
予想だにしない結末を思わせる悲しい音色。
しかしながらも最後は大団円のような、
良かったと叫ぶが如くのフィナーレ。
鳴りやまない喝采。
これが普通である。
ある音楽家が聞いているものを失神、
途中で聞くのを止めさせてしまう、
帰らせてしまう、
意地でも最後まで聴くぞという者さえ現れる、
酷い音楽を作曲したものがいる。
私のこうして文字を打たせて表現させているものはおそらく、
有名な教会に描かれた、
永遠に残るとされる壁画や、
観光客が止まない美術館に飾られ、
保管されている名画になりたくないのではとさえ、
最近私は思う。
たとえ有名にならなくても一瞬でいいのだ。
一瞬でも強烈な光を放ち、
誰にも真似できないその大打撃の様な力作。
ただ単純にそう願って私を動かしている。
最近の私はそう思うようになった。
そしてそれが、
今まで見て来たこの物語を通して、
洗脳されてしまったのかもと、
少し微笑んでしまう私自身を、
不思議に思う。
どこに自分たち二人から生まれた、
もの凄い力を持つ、
この物語のラストに登場するであろう{彼}を、
アリを見つけた赤ん坊がそれを叩き潰すが如く、
あっという間に再起不能にしてしまい、
なおかつその赤ん坊をあやしてしまった。
そんな馬鹿な物語は聞いた事は私は無い。
しかも今その赤ん坊は泣き狂って後悔している有様。
これ以上、
この先もはや恐れるものなど無いではないかと言う話なのだ。
...。
そうであって欲しいと言う私のわがままなのだろうか。
これよりも酷い事があるのだろうか。
それを恐怖すること自体間違いなのだろうか。
そう。
まだ終わっていないのだ。
いっそここで黒い物体が出てきて、
オシマイ、と言って欲しいとすら思える。
ある。
あるのだまだこの先が。
アトナは言っていたこの先で待っていると。
だがこうして{彼}を止められず、
ここへ来てしまっただけの事。
単刀直入に言う。
もう彼らを苦しませないで欲しいと。
ただ、他の苦しんでいる存在を差し置いて、
私はわがままにもそう願ってしまう愚か者であると、
ここに記す。
フーリーヘイド 第十四話 ~最後の一粒~
「ほれ!(・ω・)
見てみそしるっ!!
{彼}こんなんなっちゃったでしょ!!(・ω・)
わかってるの!?(・ω・)
ん!?
言ってごらん!(・ω・)
ん!
コショウがいまいちっ!?(・ω・)
こんちきしょっ!!!!!\(・ω・)/
さすがのジャンク様も怒ったぞっ!おいっ!!\(・ω・)/
今から怒るからな俺!(・ω・)
なっ!(・ω・)
これから怒るかもな俺!(・ω・)
ん!?(・ω・)
さすれば怒るかもよ!(・ω・)
ブッ!(・ω・)=3
煮汁は捨てちゃだめだからね!(;・ω・)」 ←オチのオナラしてしまった
(;^ω^){彼}の目の前に連れてこられ、
申し訳ないと思っているのに、
コショウがいまいちとは思っていないと、
伝えたい卵。
(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)
ミイ、ビック、クエス、アトナが呆れている。
ついでにもう途中でオチのオナラしちゃってるしと思う四人。
アトナもすっかりジャンクの空気に飲まれ始めている。
その時である。
これは私は別の意味で記したくないのだ。
これもある意味酷くて書きたくないのだ。
もうこれを見ている存在の中では、
気付いてる存在もいるであろう。
あまりにも馬鹿げていて嫌になるのだ。
今回だけは許してほしい。
ジャンクは馬鹿である。
それ故に奇跡が起きたのである。
動かなかった{彼}が少し笑ったのだ。
「おもしろいの!!!!!!!\(^ω^)/
はい!笑いましたでござるっ!!!!!(^ω^)
もうだめねっ!撤回無しねっ!(^ω^)」
この一瞬を見逃さなかった、
さすがのジャンク。
ウザさはどこの世界へ行っても一番である。
「う!うるさいな!!
笑ってなんかいないよっ!
笑ってないもん!!!
あっち行けよ!!!」
{彼}が喋ったのだ(;^ω^)。
今の呆れた汗の顔文字は私である。
この物語を記し始めて初めて使った。
こんな人を馬鹿にした物語は即、
燃やしてしまえと、
先程この私を動かし記させている存在を、
火あぶりにしてやろうとさえ思う。
「鳥殿。(・ω・)
こちらの方は笑ってはおらんと仰せです!(・ω・)>
かくなる上はそれがしっ!(・ω・)
ここで切腹を!!!!(・ω・)>
おさらばでござる!!!!(・ω・)>」
どこから持ち出したのか短刀を腹に当て、
敬礼しながら天を仰ぎ泣くジャンク。
「ピッピッピッ!ピッピッピッ!」
突然ジャンクの肩でリズム良く鳴き始め、
それと共に左右に首を振る鳥。
それに合わせジャンクも腰を振り始める。
もの凄く腹の立つ光景である。
~ ええ...休憩入ります(;^ω^)... ~
~ ............えええとですね(;^ω^)... ~
~ ジャンクの名前の由来(;^ω^) ~
~ もう彼は何でも壊すんですね(;^ω^) ~
~ 馬鹿は死ぬまで治らないと言いますが(;^ω^) ~
~ 彼の場合は死んでも治りません(;^ω^)> ~
~ 読者の皆様、呆れる顔が見えております!汗 ~
~ 本当に申し訳ないと思っております!汗 ~
~ ふざけんな!とどうか石をぶつけないでください!(;^ω^) ~
~ 仕方ないんですよ!(;^ω^)もう馬鹿なんですもん! ~
~ 俺も呆れて今笑ってますもん(;^ω^)腹抱えて! ~
~ 休憩入ります(;^ω^)... ~
泣く事など無いではないか。
何を言っているのだと、
思うだろうか。
本当に。
{彼}はもう動かないのだ。
良いではないか。
そうなのだ。
良いのだ。
終わりである。
私達にとっては。
第三者からすれば良かったとかたずけて終わりなのだ。
この先何も恐れる事はない。
ただ残された世界へ向かえば良いのだから。
簡単な話である。
良かった良かった。
そう思ったのならこの物語を即破り捨て、
本でないのであるならば、
消せば良い。
私は喜んで待つ。
ここで終われるのだから。
良かった良かった。
さあ、もうおしまいだ。
終わりである。
早く読むのを止めてしまいなさい。
?
ジャンクが泣いている?
泣いているものなどどこにでも居よう。
放っておけばいいのだ。
人間らしき二人、
犬、一匹、
得体の知れないもの三つ。
卵?
鳥?
アトナに{彼}、{怒り}?
そんなもの放っておきなさい。
さ、終わりです。
ここから先は笑いもあるだろう。
でも書き始めの様なジャンクのおふざけは、
もう力無く微笑む程度のものに成り下がる事を、
覚悟の上で読み進みたまえ。
私を罵倒するならそれの方が、
よっぽど嬉しいからである。
おそらくこの先は、
あなた方の歯が欠けたり、
突然、
視力が悪くなる。
鼻が意味不明に腫れあがり、
誰も分かってくれず、
むしろそれを笑って楽しむかもしれない。
耳はある日突然溶けてなくなり、
外に出られなくなるかもしれない。
それすらこれで済んで良かったと言う、
事が起こりえない未知の領域。
脅しているのかと私を訴えればよいのだ。
喜んで牢獄へ入ろう。
心配なのだ。
度が過ぎ始めているからである。
先に散った勇者達は今、
後から来た目的をほぼ壊滅状態ではあるが、
姿だけは奇跡的に残り、
新たな仲間であろう存在も共に、
亡き勇者たちとこの先へ、
今まで無かったであろう、
今回の現象も含め、
残された世界、
愛の世界、
{彼}を救うと神に誓ったが、
おそらく駄目だったのだと思いながらも、
更なる重い荷を背負い、
進むのだ。
詫びたいのか、
悔しいのか、
もう疲れてしまったのか。
もう、ジャンクの泣き叫ぶ声は声ではなく、
...。
いや。
悔しいのだろう。
自分の無力さに。
浅はかさに。
もう結果は出てしまった。
まるであの日のように。
もう大丈夫ですよと、
良かった、妻は助かると、
あんなに喜んだ日は無いだろう。
妻の納得いかないあの顔が、
むくれた顔が、
最後となってしまった、
あの日の妻の死に顔が、
産まれて初めて見た、
後悔の顔。
こんなはずじゃなかった!と叫んでいる顔。
世界が灰色になった瞬間のあの日が、
努力などくれてやるから、
妻を返せと叫ぶ事なく、
黙って妻の目を閉じさせたあの日の事を。
またか!
もう二度とないとさえ思っていた!
まただ!
神に誓っても俺はこの有様だ!
ふざけていただけじゃないか!
笑わせてどうなった!
この有様だ!
もう、
ジャンクの叫びは血である。
泣き叫ぶ事さえもう悔しいのだ。
愚かしいのだ。
自分が。
ギリィッ!!ともの凄い歯を食いしばる、
信じられない音を立てながら、
突然{彼}を背負うジャンク。
「行くんだ!!!!!
進むんだ!!!!!
笑え!!!!!
ほざけ!!!!!
恨め!!!!!
ちぎれ!!!!!
好きにしろっ!!!!!
俺はな...!
...!
俺達はお前を救いに来たんだぞっ!!!!!
ほら!!!!!
笑えってんだ!!!!!
絶対!
置いて行ったりしねぇからなっ!!!!!
ごめんなぁ......!!!!!」
アトナが、
ジャンクの涙でグシャグシャの顔を見て、
安心したように見えた。
それはミイやビック、クエスも手伝っているから、
と言うのもあったかもしれない。
アトナにとってはこれだけでも、
{彼}が自分以外に背負われるなど、
これだけでも奇跡なのに、
残念ながらもうアトナに流す涙はもう、
{彼}に見せられたものによって枯れてしまっていたため、
オルゴールは鳴り続けるのだ。
ジャンクを更に悲しませるのは、
{彼}が空気のように軽いのだ。
まだ、チリ紙のほうがマシであろうとさえ、
思える程に。
卵はそんなジャンク達を眺めた後、
気になってドネ達の元へ。
丁度頭にジャンク達の繋がりの鳥が止まっている。
頭を打つ向かせ。
卵もどこか、
元気なさそうに砂の上を滑るように、
移動するのだった。
「ピッ.....。」
「(';').............(._.)......。」
どんなに捻くれた者や、
どんなにあくどい者でも、
この卵と鳥を捕まえようなどとは、
思わないだろうと、
二人に背中を見て思った私である。
彼らは一体そもそも何なのだろうか!?
その正体は!?
そんなありふれたものは今だけは、
消し飛んでしまえとさえ思った。
味方であろうが敵であろうが、
この絵は悲しみに満ちた空想画である。
漆黒の砂漠に黒い少年を背負い、
泣き叫ぶ男、
それを手伝うが如く、
犬と、小さな存在二体。
背負われた黒い少年を心配そうに飛び回る光。
絵の真ん中にはうつむく卵と鳥。
奥では砂をひたすら食うもの、
それを見張る様な青い炎。
漆黒の空には満月。
左奥にはほぼ骨になり横たわった人間を、
泣いてすがる黒い人型の炎、
同時に治癒する女性の様な存在。
この絵を前にしてお金目的に、
これらの正体は!?等と言ってしまった日には、
きっとその瞬間から何か失った様な、
気持ち悪さを覚えるだろう。
私は放っておけと言った。
当たり前だ。
水がもう無く、
干からびて砂漠で死を迎える方が良いのではないか。
不謹慎にも大げさにそう思うのだ。
彼らは今だけは放っておいてあげて欲しいのだ。
せめて。
現に。
目の前で。
私の頭がおかしいと。
それで片付けて頂きたいほ程に、
苦しんでいるのだ。
例えドネが回復したからとて、
状況は変わらない。
進むしかないのだ。
進めるかすら分からない。
おそらくそれはアトナに頼るしかないのだろう。
ジャンクも悲しんでいるが、
それはきっとドネもそうであり、
ミトナ、{怒り}、ナビゲーターは既にそれを、
知っているものとしている私であるが、
哀しくも間違いはなさそうである。
体は癒えるだろう。
過去の過ち、ついさっきの奇跡の恐怖の過ち。
ミトナの血の海、{怒り}の勘違いの防衛。
両者がこれに苦しんでいるのに、
どうしてドネの心を癒せようか。
愛なのだろうか。
あまりにも久しぶりに記した文字、
愛。
私自身も忘れかけていた。
ただこうして書き記している私でさえもだ。
爺さんが、
石像が見せた爺さんの言葉が、
今になって染みてくる事を記す。
~ ええ(;^ω^)休憩入ります ~
~ 読者の皆様(;^ω^)振り回して申し訳ないです ~
~ 実際(;^ω^)あんな桁違いのリピートの世界を ~
~ 駆け抜けた{彼}が笑うはず無いんですよね ~
~ 前回、何回か俺が読者さん減るなぁ~...と ~
~ ぼやいてたと思うんですが...(;^ω^)... ~
~ ...(;^ω^)... ~
~ 正直迷ってます(;^ω^) ~
~ 一番最初に書いた、こんなもの途中で諦めて投げ捨ててしまえと ~
~ 書いたあの気持ちは今も変わりません(;^ω^) ~
~ やめませんよ!?(;^ω^)それはダイジョブなんですが... ~
~ 悩みます...次の行き先がまた...orz ~
~ 何でこんな事思いついちまったんだろうって最近思ってたら(;^ω^) ~
~ また夢にあの神っぽい髭じじい出てきて ~
~ 死んだ嫁と俺指さしてゲラゲラ笑ってるんですよね(;^ω^) ~
~ まぁ、笑ってるから良いかと思ったんすけど(;^ω^)いいんかい! ~
~ とりあえず!\(;^ω^)/そんな感じっす!!!! ~
~ 改めて、読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ ウォッチリスト、付箋、共感くれた皆様 ~
~ 本当に感謝です!(;^ω^)>ビシィッ!敬礼! ~
~ 我が鬱ちゃんは良い方向へ向いてます! ~
~ マイペースではありますがよろしくお願いいたします ~
~ ええ(;^ω^)読者の皆様 ~
~ 大変お持たせして申し訳ありません ~
~ ちょっとまだこの先を書くべきか悩んでおります ~
~ 自問自答の毎日、オンラインゲームで遊んでるんですが ~
~ ほとんど会話です(;^ω^)めっちゃ叫んでます ~
~ はっきり言うとこの先の展開は暗いんです、凄く ~
~ いつもそう言ってだましてきた訳なんですが(;^ω^)すいません ~
~ 俺が1年半悩み続けた構想がいざ目の前に来てしまうと ~
~ 買い物しても、妻を思い出しても、飯食っても ~
~ ゲームやっても変わりません...良いのかと、本当に ~
~ やめるわけでは決してないのでご安心ください(;^ω^) ~
~ 今もはあはあ言いながら苦しんで書いとるわけですが ~
~ もう1日お時間下さい、本当に申し訳ないです ~
~ 余談なんですが昨日市役所行ってきましてね(;^ω^) ~
~ 今月で担当変わりますよサイゾウさーんって言われて ~
~ あらま、って事でとりあえず今こうしてるよーと ~
~ プレゼンテーションしてきたんですが(;^ω^) ~
~ 担当の人なんか凄い嬉しそうでした(;^ω^) ~
~ 書いてよかったなぁって思いましたよ ~
~ 二人で笑いました ~
~ 支えてくれた全ての皆様、もうしばしお時間下さいorz ~
~ フーリーヘイド、完成させることをここに記す ~
光った砂が頂点の見えない四角い立方体、
丁度、
柱の様な、
黒など通り越した漆黒の空に消えていく程の、
巨大な柱を、
硬いなど通り越し、
冷たいなど思い出になる程の、
漆黒の床?の上を、
光った砂が、
カタツムリのように柱を運ぶ。
その光った砂はきっと、
何故か分からないが、
大事なものに見えるのだ。
本来、
自分の墓にだけ持ち帰る様な、
何か大事なものに。
床と柱は容赦なくそれを挟める。
阻む。
それは砂とは真逆で、
キリの無い、
漆黒がふさわしい欲望。
砂はだからどうしたのだと言わんばかりに、
向かっていくのだ。
フーリーヘイドへ。
これが何かは分からないが、
分かるのだ。
遠足の前の日、
プレゼントをもらう前日、
おそらく祝うであろう二人だけの前夜。
そんな、
楽しみなのだ。
単純に。
だから砂は進めるのだ。
きっと。
「ドネエエエェェ!!!!!!!
やめてえぇ!!!!!!
やめてよぉーーーーっ!!!!!!!!」
卵に包まれたジャンク、ミイ、ビック、クエス、
ミトナ、{彼}、アトナ、{怒り}。
泣き叫ぶはミトナの悲しみ。
ボッボッ!と泣き叫ぶは{怒り}の学習と後悔。
ピッ!と卵の外で叫ぶはジャンク達の祈り。
無言で叫ぶは卵の死守。
ドネ。
そのあまりにも変わり果てた{怒り}によく似た、
業火。
聞こえるのでもなく、
聞こえないでもなく、
そのドネの巨大化した業火は、
真っ黒く燃え盛り叫ぶのだ。
激怒を。
常日頃、簡単に怒りを表せるは幸い。
その真逆は爆発させた時の抑制が効かない煉獄。
単純に、
我慢していた事を目の前のものが簡単にしているのが、
許せないを通り越え、
先をも考える事すらもったいない程に、
ターゲットへの打撃、苦痛、慈悲、傀儡、無謀、制裁。
表現はもう役に立たない程のドネの漆黒の柱への接続。
漆黒の柱は光る砂への誘惑、嫌悪、妬み、嫉妬を囁き、
漆黒の床は光る砂に諦め、絶望、休止、遮断、逃避を囁く。
そしてドネは床に囁く。
次はお前だと。
絶対零度など役に立たない凍てつき。
柱はドネの接続に苦しみ、崩れ続ける。
どうしてこうなったのだと私ですら思っている。
正義の味方が巨大怪獣をやっつける。
それを卵の中から鑑賞。
それならばよかったのに。
逆に皆、正義の味方を止めているのだ。
やり過ぎだと。
滅殺、虐殺、謀殺、悲殺、喜殺...。
声をあげる事すら喜びとされる程の柱の叫びは、
もはや泣いていない。
気を失っている事すら許されない傀儡。
ドネの左手による接続により、
まず第一手。
質問。
たった一言である。
「名前は」
まだこの苦しみは左手で触れただけの効果、
結果である。
柱が必死に数え切れぬ答えを言うのだが、
ドネは微動だにせず、
じっとしている。
先程、私が記した{怒り}が{彼}に強いた攻撃は、
これに比ぶれば、
一つの塵であろう。
もう表現など不可能。
どんな方法をもってしてもこれは、
伝える事は出来ない。
百聞は一見に如かずとはよく言ったものであるが、
私は素直にこれを見ない事を願う。
見たなら死ぬであろう、
呆気なく。
話は戻る。
ドネの治癒にまだ時間がかかっている頃にである。
相変わらずミトナの治癒は続いており、
皮膚はだいぶ元に戻って来た。
それを見て{怒り}がミトナに抱きついて喜ぶ。
「私に似て甘えんぼさんなんですね?(;^ω^)
わかりますよ。(^ω^)
心配なんですもんね。(^ω^)」
「...イ...モ......。
来...てく...れて...あ...りが...とう...。」
このミトナの旧名、イモムシを寝言で、
なおかつ感謝をするドネの寝言はまずかった。
もう治癒などどうでも良くなり、
ただ必死にドネに抱きついて大泣きするミトナ。
複雑である。
私が来たからこんな事に?
私が来なければこの人は幸せだったかも。
私があんな虐殺をしなければこうはならなかった。
私が...私が...。
そんな思いの末の涙なのだろう。
{怒り}は後ろで嬉しそうに万歳?を
どこで覚えたのかしている。
「カメ...!
カメ....!!
大好き.....!!!」
旧名でドネを呼ぶミトナ。
必死だった。
危険だったとか、
危機一髪であったとか、
そうではなく。
不老不死ならではの苦しみのみ。
普通なら何を捧げてさえも欲するが如く、
手に入れたいものだろうが、
私はお断りしたいものだ。
この前まで仲良くスパゲティを食べ、
ドネに一目惚れをし沢山甘えていたミトナが、
今、
この有様なのだ。
私には到底無理だろう。
何度も私は似たような事を言っているのだが、
出来るよ!などと言ったものは正解であり、
それはきっと何度も生まれ変わり、
いつしか抑制する何かが兵器に奪われ、
その言葉、選択肢を悲しくも選んでしまったのだろうと、
私は考える。
奪われたのだから仕方ないのだ。
出来ると思って飛び込むのは当たり前だ。
火に飛び込む蛾のように。
やがて一つになる。
むしろその方が彼らより幸せかもしれない。
一つになる事を否定するよりも。
簡単なのだから。
だが彼らはちがうのだ、悲しくも。
神に誓った約束と言うか細い糸を、
辿り、
もう自我など思い出となる程のこの世界?を、
進む訳なのだから。
それが正しい事なのか、
馬鹿げた事なのかすら分からないのに、
ただ必死に進む彼らはやはり、
私にはどうしようもなく、
眩しいとしか思えない。
目が眩むほどに、
暖かい程に。
ドネは少し喋れるようになったので、
ミトナはドネを背負うために起こそうとしたが、
{怒り}がそれを駄々をこねるように止める。
「うん!わかったよ。(^ω^)」
嬉しそうにミトナの声と同時にひょいとドネを背負う{怒り}。
まだ泣きながらドネに顔をこすり付け甘える{怒り}
「(;^ω^)...。
ミトナにそっくりだなぁ...(;^ω^)...。」
「(;・ω・)!
そ!そんな事ありませんよ!(;・ω・)
わ、私はこんなに甘えたりしないよ!?(;・ω・)」
「あ(;^ω^)ああ...。
ごめんね、ミトナ。
わるかったよ、ごめん。(;^ω^)
俺、うぬぼれ屋さんでしたんこぶ。(;^ω^)」
この語尾のたんこぶがいけなかった。
「エヘヘヘヘヘヘヘヘ!!!!!!!!(^ω^)
たんこぶしゃんなんですかっ!!!?(^ω^)
エヘヘヘ!たいへんですねぇーーー!(^ω^)」
ドネにたくさん甘えて抱きつくミトナ。
(;^ω^)(;^ω^)甘えてんじゃね?と思うドネと{怒り}
とりあえずジャンク達の方へ向かう三人。
そこへ卵と鳥が心配そうに近寄って来た。
「お前凄いねぇ(;^ω^)
滑って移動するんだね。
守ってくれてありがとう。
鳥もね。
俺は大丈夫だから。
ね?」
なんだか卵はシャキッと立ち、
その頭の上で敬礼する鳥。(^ω^)>
(;^ω^)...ジャンクとミイに似たのかな?
そうおもうドネだった。
「おお...生き返ったかい(;^ω^)
行けんのか?ドネ。(;^ω^)」
「ああ、とりあえず進みたいけど...
ずっと砂漠だしなぁ...(;^ω^)...。」
ジャンクに答えるドネ。
ビックとクエスが何やらミイの横で飛び跳ねている。
「??
ここで話し合うワン?
作戦会議ですワン?(^ω^)
なるほど!
そうですワン!
状況があまりにも変わったので、
ここで整理するのは良い事だワン!(^ω^)」
ミイの言うとおりである。
一歩先へ行くだけでも正直、
不安と精神的疲労は嘘を付いてはいない。
その提案を聞いて皆もほっとしたようである。
「こんな事は今までに無かった事。
彼も僕も知らない事だから、
この先にあったはずの、
僕が創った部屋も無いかもしれない。
動かないにしても進んでも、
何があるか分からないけど、
話し合うのは僕は好きだ。」
一体アトナはどれほどの時間を{彼}と過ごしたのだろう。
普通に喋っているように私は記しているが、
その声は実際、
予想とは違うと言っておきたい。
嬉しさしか伝わらない声と言うべきか、
普通の声ではない。
動かなくなった{彼}を包みながら、
アトナは悲しみを微塵も見せず、
そうして話すのだ。
とりあえずいつものように、
皆、丸を書くように座り、
向き合う。
石像の前にいた頃とはまるで違い、
皆、不老不死のはずが故に、
不老不死であるが故に、
単純に疲れていた。
あまりの状況の激変に。
もしもと言う話をすれば嘘のように聞こえるのであろうが、
これを表現するのはもはやその嘘臭い方法しかないのだ。
もしこれを見ている存在の指が、
突然、人差し指だけウロコが生えてきたり、
変色し、青色になっただけでも、
大騒ぎしないだろうか。
またエンジンの話になるのだが、
このエンジンと言うのは不思議なもので、
たった一つの小さな部品が無くなったり、
壊れたりしただけで動かなくなったりするのだ。
それが今や彼らは、
指やエンジンだけではなく、
その言葉すら意味が無くなったのだ。
大騒ぎしても誰も答えてくれないこの状況。
私なら三日もたないだろう。
正常ではいられなくなるに違いない。
よくありふれた色んな物語には納得のゆく、
ちゃんと学んだうえでの物語が描かれ、
それを称賛し、
制作者にお礼をする。
この物語はまったく別である。
意味が無いのだ。
何故こんなものを表現する必要があるのかとさえ、
私は思う。
「なんだか...。
あれだな。
こうして砂に座っている事ももう、
わからないな。(;^ω^)
何がどうでどれが何なのか...(;^ω^)
...。」
ジャンクがつぶやくように話す。
他の皆ももう前のように笑う余裕は無い。
ただ、
哀し気に微笑む。
もう、
過去の楽しかった出来事は、
気が付かぬうちに奪われているとさえ、
信じてしまえるのだ。
今の状況は。
こうして私を動かし、
書かせている何かでさえ、
もう嫌気が指しているに違いない。
ただ単純に、
この疲れた者達を連れて来ては、
後悔してしまっているというような。
浅はかさ。
同時に、
それもきっと戦っているのだろうと言う、
かすかな希望。
私が今、
彼らを目の前にし、
書き記せる言葉は、
これくらいのものである。
~ すいません(;^ω^)散々待たせてたった1レス... ~
~ 情けないです...(;^ω^)... ~
~ 正直に言いますと ~
~ あ、やめませんよ?(;^ω^)ぜったい ~
~ 彼らの気持ちに少しでも近づきたいんです ~
~ 無理だろって話なんですがね(;^ω^) ~
~ 本当にう~わっていうのを書きたい ~
~ そして彼らに報いたいと思っているです(;^ω^) ~
~ あえてキリの無いゲームをし ~
~ チャットでケンカしたり大騒ぎ ~
~ 食事は蕎麦とパスタのみ ~
~ ジュースも止めました ~
~ タバコとコーヒーだけはちょっとまだ甘えてます(;^ω^)> ~
~ どうせ書くなら、そして書かれる彼らを納得させられるよう ~
~ 慎重に今、考えてます ~
「やめだやめだっ!!!!\(^ω^)/
俺達が暗くなってどうするんだ!\(;^ω^)/
振り返ってももう帰れないんだ!!!
帰れるかもしれないけど!!!
もう帰れないよ!きっと!!!\(^ω^;)/
俺達が苦しんでる!?
当たり前だよ!!!
すべてが苦しいって大地の上に!
土の上に立ってるんだもの!!!!
笑お!(^ω^)
この瞬間、この場所で笑う事でさえ前進だ!!!!」
話し合おうと円陣を組み、
座ったが皆正直、
元気など無かったのだが、
突然ドネが皆にふらつきながら叫んだのだ。
「ドネ...!」
ミトナは状態が読めるので、
悲しくもドネが叫んだ理由は分かってしまうのだ。
思い出が。
先立った、
何よりも愛してやまなかった、
妻が、
思い出と言う手段を用いてドネを動かしている。
頑張って!
頑張って!と。
脳内に思い出があふれ出る。
涙などもう枯れてしまった。
しかしどこか声が震えているドネはやはり、
何処かで泣いているのだろう。
そんなドネを見て、
ミトナはこうするしかなかった。
「私はついて行きますよ!\(^ω^)/
たとえ失敗したとしても!\(^ω^)/
私はこの人と居たい!
わがままです!
もう仕方ありません!
ドネが約束するから悪いんだよ!?\(^ω^;)/
してなかったらまだ一緒にスパゲティ食べれてたかも!
困った人ですね?\(^ω^)/エヘヘ!」
もう。
これしかないのだ。
私は思った。
自分で立ち上がるしかないのだ。
その立ち上がった姿が、
眩しく見えたなら。
釣られてではなく。
私も、
俺も、
僕も、
わしも、
拙者も。
理由など必要ないのだ。
決めて立ち上がるのだ。
きっかけ、それがあったから、あの人のおかげ。
沢山の様々な可能性はあるだろう。
ただ最後に気が付けばこうして、
声をあげ、
立っているのだ。
この二人のように。
先の事など考えずに。
今出来る事をとか、
思いやるとか、
そうではなく、
空気を吸うように、
気が付けばもう済んでいるのだ。
この二人のように。
もう言葉など意味が無いのだ。
進むのか、
進まないのか。
肯定か、
否定か。
気が付けばもうこうして、
二人の姿に決意し、
皆、昔のようにこの地獄で笑っているのだ。
私は勝手に、
本当に素直に。
それだけでも凄いと思う。
どんなに叫んでも彼らには届かないだろうが、
私は凄いと思うのだ。
ただ単に。
単純にである。
微笑みながらこうして彼らの様子を書き記す私もまた、
いつしか決心したようである。
きっとそうなのだ。
願う。
「久しぶりに笑ったじゃないか。(^ω^)
ありがとよドネ、ミトナ。
ミイ!(;^ω^)
泣くなよ!(;^ω^)
ビックとクエスは笑ってるぞ?(;^ω^)」
ジャンクがミイを心配して声をかける。
「...ワン!(^ω^)
...なんだかうれしくて...!
皆に会えてよかったワン!!\(^ω^)/
元気いっぱいだワン!!!!」
喜ぶミイの横で精一杯飛び跳ねるビックとクエス。
良かったとしか思えない光景であり、
言葉であった。
「しかしお前は本当に甘えんぼさんだなぁ。(;^ω^)」
{怒り}はまだドネに絡まるようにくっついている。
「名前付けようかな?(;^ω^)
ね、ミトナ。(;^ω^)」
「そうだね!(^ω^)
マックロちゃんはどうですか!?\(^ω^)/」
「...それはジャンクと同レベルだなぁ...(;^ω^)...。」
ドネとミトナが{怒り}の名前を考え始めた。
本来ならそんな心の余裕など無いはずなのだ。
「俺はセンスねぇって言われたからだめだな。(;^ω^)
それに二人の繋がりから生まれたんなら尚更だ。(^ω^)
ミイ、俺達もこいつに名前考えるか。(^ω^)」
ミイの背中に立つ鳥がピャッ、といった感じで返事をする。
「そうだワン。
でも名前はジャンクが決めるワン。(^ω^)
みんなジャンクがくれた名前を嫌わないワン!(^ω^)」
よくよく考えるとミイ、ビックとクエスもジャンクが考えたのだ。
たしかにミイの言う通りかもしれない。
だが、
前のようにふざけながら決める余裕はまだ無いのも、
事実であった。
「僕も彼に名前を付けてもらいたい。
君達に名前を決めてもらいたいな。
彼がもし動けるようになったら、
怒るかもしれないけど、
僕はそうして欲しい。」
アトナも{彼}に名前を求め始めた。
そうなると当然、
納得のいかない卵はドネに体当たりをする。
「わかってるよ!(;^ω^)
大丈夫!
忘れてないよ!(;^ω^)」
無表情?だが怒っているのが何故かわかる。
~ 何とかいい感じで進んだかなと(;^ω^) ~
~ 勝手に思っています!(;^ω^)>ビシィッ! ~
~ 支えてくれた皆様、大変お待たせしてます ~
~ また、ご迷惑おかけしてますが ~
~ すいませんと詫びる事しか出来ません(;^ω^)ほんとに ~
~ 悩んだ末のたった5レスなんですが ~
~ 俺には大きな5レスだった気がします ~
~ これは今、オンラインゲームやっているのですが ~
~ その仲間のおかげであるとさえ思っています(;^ω^) ~
~ ほんとに人生何があるか分かりません(;^ω^) ~
~ ただ一つ言えるのは、生きてて良かったと ~
~ あの時、とめてくれた妻、だったと思うんですよね(;^ω^) ~
~ あの押し方は(;^ω^) ~
~ 俺の勘違いかもしれないのですが ~
~ とりあえず今は自殺なんてするもんじゃないと思います(;^ω^) ~
~ さ!今度は名前ですなぁ!!!<(;^ω^)>困った! ~
~ マイペースながらも続けていきます! ~
~ よろしくお願いいたします!(;^ω^)>ビシィッ! ~
もはや、
今までの名づけとは訳が違う。
彼らは決して、
公園で敷物の上で朝早くから準備したであろう、
料理を、
会話を、
雰囲気を、
楽しんでいる訳では無い。
ましてや、
そこへ一羽の鳥がやってきて、
料理の中のゆで卵を無邪気につつき始め、
それを笑って名前を付けようなどと言う、
楽し気な幻想ならばさえよかったのだと、
救いなのだと私は思う。
だが現に、
彼らは不老不死であり、
既にそう言った楽しみは出来るであろうが、
味は違うのだと、
私は勝手に考えている。
もう既にその時点で不幸なのだ。
語れたものでは無いはずなのだ。
だからと言って幸せに思えとも言えないのだ。
彼らが優しいからである。
見習えとも言えないのだ。
彼らが怒るからである。
悲しめと言えないのだ。
彼らが笑うからである。
彼らがとても眩しい中、
私は勝手に彼らに感動さえ覚えていた。
これはただのお芝居なのかもしれないのだから。
それでも彼らは歩き続けるのだ。
この背中が眩しくないならもう、
何が眩しいのか。
ドネが卵を撫でる。
ミトナと{怒り}も撫でる。
卵は直立不動。
「ん~。(;^ω^)
ツルツルだと思ったんだけど、
違うんだな。(;^ω^)
何と言うか...。(;^ω^)」
「ドネの世界で言うサラサラ!(^ω^)
私はとっても気に入ったよ!?(^ω^)
サラサラちゃんで決まりですね!\(^ω^)/」
ミトナの意見に同じ万歳の姿勢で、
ボッボッ!と賛成を表現する{怒り}。
「...(;^ω^)...。
だからそれじゃあジャンクと同じだろう...。(;^ω^)
お前は何て呼ばれたいの?(^ω^)」
ドネが卵に聞いてみる。
「フーリーヘイド」
たしかにそう言った。
「!」
ミトナとドネが驚くのは当たり前である。
{怒り}は不思議そうな感じだ。
「お、お前今、フーリーヘイドって...。
知ってるのかい?
それが何かを。」
体?全体で頷く卵。
お互い顔を見合わせるミトナとドネ。
「ドネ。
今の音はどの可能性、
つまり私の知らない音です。
石像のミトナの音とも違う...。」
{怒り}がボッボッ、と言いながら砂に何か書いている。
卵がそれを見て頷く。
四つの丸に囲まれた一つの大きな円。
四つの円は線で繋がっており、
真ん中の大きな円が孤立している。
{怒り}がドネの手を引っ張って、
四つの内の一つの円を指さしている。
「?(;^ω^)
なんだか、
古代壁画みたいな絵だね。」
そうなのだ。
円、一つ一つに何やら外側に文字の様な、
飾り模様にも見えるものが、
五つすべての円を囲んでいる。
私はとりあえず見たままを書き記す。
四つの円はそれぞれ、
柔らかい模様、
尖った模様、
花が咲いたような模様、
踊っているような模様、
この四つである。
そして問題は真ん中である。
単純なのだ。
大きな円に左から、
同じ大きさの円を切ったものがくっついた。
そんな模様なのだ。
ドネを引っ張って指さした円の模様は、
尖った模様の円。
「?(;^ω^)
俺に似てるのかな?(;^ω^)」
ボッボッ!とうなずいて抱きつく{怒り}。
「怒りちゃん!(;・ω・)
ドネにくっつき過ぎですよっ!
病み上がりなんだからっ!!(;・ω・)」
ぜんぜん言う事を聞かない{怒り}。
ドネが卵に聞いた。
「これがフーリーヘイドなのかな?」
頷く卵。
すると不思議な事が起こった。
卵の丁度、
お腹のあたりと言うべきか、
そのあたりから丸い殻が一個、
ポンと飛び出したのだ。
「!(;^ω^)
なんだ!?(;^ω^)」
思わず叫ぶドネ。
その明るい丸は形が変わり、
人型となって浮きながら、
ドネの前で踊り始めたのだ。
「...。(;^ω^)
ミトナ、これはいったい。(;^ω^)」
「わかりません!\(^ω^)/
光でも音でもありません!\(^ω^)/
楽しそう!\(^ω^)/
サラサラちゃん!\(^ω^)/」
ミトナも{怒り}も踊り出す始末。
(;^ω^)いや、踊ってる場合じゃなくね?
そう思うドネであったが、
(^ω^)=3と、何に安心したか分からないような、
深いため息もつくドネであった。
どんなに過酷でも、
命あるものは求めるのかもしれない。
こうしたものを。
そしてやがてそれに飽き足り、
憎み、悲しみ、欲し、愛し。
気が付けばこうしてまた求めているのかもしれないと、
私はドネの溜息を見てそう思った事を記す。
「いやっ!!!!(;・ω・)
こいつの名前!
絶対カトリーヌだって!!!!(;・ω・)
なんでよっ!?(;・ω・)
俺に任せるって言ったでしょ!!!(;・ω・)
ん!?
言ってごらん!!!!
その言葉によってはそれがし!!!
そなたにお腹なでなでの刑に処する事を!!!(・ω・)
ここに固く誓うでありますっ!!!!(・ω・)>←鳥と一緒に敬礼」
「駄目だワン!!!(;・ω・)
な、何かうまく言えないけど...。(;・ω・)
納得いかないワンっ!!!(;・ω・)
ミイよりなんかかわいいワン!!!」
(;^ω^)(;^ω^)...どゆこと?、と思うビックとクエス。
「(;・ω・)ハッ!....。
ミミミ、ミイ!!!
まままさか、おまえっ!!!!(;・ω・)
お、俺の事....!!!!」
「(*ノωノ)!」
(;^ω^)(;^ω^)...おお~...二人の背後にバラが咲いた...。
とうとう内なる心のヒントをさらけ出してしまったミイ。
「俺の事!!!
馬鹿だと思っているのか!?(;・ω・)」
(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)...ああ、もういいやと思う三人。
そんなジャンクの頭の上で上手によだれを垂らして寝る鳥。
しかももの凄いいびきである。
「うるっさいの!!!(;・ω・)
イビキちゃん!!!(;・ω・)
...。(;・ω・)
?(;・ω・)
あ、(;・ω・)
イビキちゃん、よくね?(;・ω・)」
(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)...。
絶句する三人。
こうしてなんだかんだ言って、
地獄であろうがなかろうが、
ジャンクはいつも変わらずに、
ミイ、ビック、クエス、イビキにじゃれつかれながらも、
ジャンクはやはりジャンクなんだなと、
私は思った。
先が過酷であろうがなかろうが、
激流の大河であろうがなかろうが、
ジャンクなのだ。
私はいらぬ心配をしていたのかもしれない。
書き記す者の定めなのかもしれない。
こうしていらぬ心配をし、
余計な事を考えてしまうのは。
なぜならこうして卵と踊り、
鳥とじゃれ合っているのだ。
私がいくら心配したところで、
彼らは進むだろう。
よかった。
この一言に尽きる。
さて、鳥はイビキという何とも適当ではあるが、
決まってしまった。
鳥もイビキと言う名前が気に入っている様である。
前にも書いたが、
名前などどうでも良いのだろう。
喜びがあればそれで十分であり、
どんな名前でも既に気が付けば、
受け入れているのだ。
空気を吸い、呼吸するように。
ミトナ達はまだ卵のかけらと踊っている様だ。
なんとも激変激変の光景。
先程まで血だらけになっていたとは、
到底思えない有様である。
「はいはい!\(;^ω^)/
わかったわかった!!
踊り中止!!!!\(;^ω^)/
名前つけるんでしょ~!?
踊ってる場合じゃないの!
わかった!?\(;^ω^)/」
(;・ω・)チッ!、舌打ちする卵。
(;^ω^)何を企むのか、そう思うドネ。
(;・ω・)(;・ω・)...ちょっと反省するミトナと怒りちゃん。
「ていうか君(;・ω・)
殻、開けれたんじゃね...?(;・ω・)」
たしかにドネの言うとおりである。
今こうして体の一部を躍らせている間も、
そこには穴が開いているのだ。
(・ω・)?そうだよ?、みたいな顔をする卵。
「だったらさっき開けてよ~。(;^ω^)=3
俺、自分の皮、服みたいに脱いじゃったしょ~、も~。(;^ω^)=3」
(;・ω・)あ、みたいに今気が付く卵。
「まあまあ。(;^ω^)
サラサラちゃんもまだわからなかったんだよね?(;^ω^)
仕方ない仕方ない、よしよし。(^ω^)」
何故か卵とミトナと怒りは抱き合い、
(^ω^)(^ω^)(^ω^)ドネを見る。
(;^ω^)これが父親の気持ちなのだろうか...いや!否!
そう思うドネであった。
怒りがボッボッ!とお話してと言っている様である。
今まで私は都合よくわかるはずのない怒りや卵の言葉が、
二人に伝わっているように表現していたのだが。
これはもはや説明が出来ない。
強いて言うならば、
二人の繋がりから生まれたから。
そうとしか言えないのだ。
そして二人から学んでいる事も現実である。
「お話ですか。(^ω^)
ん~~。
じゃ、私と.....!
...!(;/ω\)
お....おとうさんが!!!!(;/ω\)
出会ったお話をしましょっ!!!!(;/ω\)ヒーッ」
(;^ω^)何を想像したのかな?、と思うドネ。
卵と怒りは子供のようにミトナの話を聞いた。
カメムシの元へイモムシが来た時の事。
二人で自己紹介?をした事。
いっしょにスパゲティを食べた事。
ドネの過去、そしてミトナの過去。
いっしょにミトナの世界へ行った事。
量産型へのドネの誓い、そしてミトナの嫉妬。
ドネに隠していた重要情報、思い出したくない記憶。
ジャンク達と出会った事も忘れていたので話す。
ミトナ、ドネとの出会い、そして別れ。
名前を受け継いだ事。
そしてここへ。
よくよく考えれば。
ここまでくる間に色んな事があったのだと、
気が付けばあったのだと、
ミトナの話は思い出させてくれる。
こんな風に思い出にふけるのは、
まだ早いのだろうかと、
思ってしまう程、
色んな事がありすぎた。
元を正せば、
ただ単にドネとジャンクが、
地獄なるとこへ行き、
救うという神へのこちらからの一方的な約束から始まった、
この物語。
記している私ですら、
未だに後悔している。
想像していた地獄ではなくそこはもはや、
その言葉が砂糖菓子になるほどに甘く糧となりえる場所。
そうなのだ。
簡単に言うとこの物語は核兵器なのだと私は思っている。
未来にはうちゅ旅行が出来るかもと言っている横で、
私は既に、
我々はもう宇宙を散々旅行しているのだと、
狂ったように述べているのだ。
さらに言えば、
その宇宙の存在理由とさえ言える妄想をここで披露。
普通なら死刑である。
社会のルールどころか宇宙の法則なるものを簡単に嘘を付いて、
捻じ曲げ、人を騙そうとしているのだから。
しかし、
何故かそう思いながらも私はこうして書き記し、
体が動くままに委ねている。
それが兵器の影響では無い事を切に願うのみである。
ただの妄想であれ。
ただの戯言であれ。
きっと私を動かすものは迷ったに違いない。
血もにじむような努力で作り上げられた、
研究、美術、化学、学問、知識、成果。
そういったものをすべて否定する、
もしくは肯定するやもしれず、
あらぬ方向へと向かうのではないか。
きっと恐れたに違いないのだ。
それに気が付いた事さえ呪い、苦しんだはず。
もう神しか頼れない程に。
もしかすると、
ジャンクやドネと似ているのかもしれないと最近、
何となく私は思うのだ。
今まで記した事を読む度に。
だからと言って核兵器を落として良いと言う事にはならない訳だが。
私は勝手に思う。
アダムとイブが禁断であろうがなかろうが、
果実はいずれ食べただろうと。
蛇もそれは分かっていたのではないのだろうかと。
むしろその先を考えていたのではないだろうか。
ただ単にわがままなのだ。
行動したのだと思う。
赤子がハイハイして進むように。
それを否定し肯定する。
当然なのだ。
そして同時に、
歩くことを止められないのだ。
どうしようもなく。
十字架を背負い、
血だらけになっても。
歩くのだ。
卵と怒りはいつの間にか眠ってしまっていた。
ミトナに寄り添い、
そしてミトナも眠ってしまっていた。
怒りと卵に挟まれてミトナの口がう、の形になっている。
(;^ω^)寝てる場合じゃないんですけど...。
ドネはそう思い怒りが描いた絵を何となく見た。
「それがフーリーヘイドなんだろ?
イビキが言ってたよ。」
ジャンクの方もミイ達はじゃれ疲れて眠ったようだ。
「彼らには休息が必要。
眠っている訳じゃないけど、
休息。
これくらいしか出来ないよ、
僕は。」
アトナも彼を連れて?こちらへ。
「カナはどうだ?
アトナ。
彼の名前。
悲しいのカナ。
センスねぇか?」
アトナはジャンクの言葉に驚いていた。
「うん。
いいんじゃないか?
ジャンクにしては上出来だよ。(^ω^)」
「そうかそうか。(^ω^)
どうだ?アトナ。」
この二人は忘れていなかったのだ。
酷い事をしようとした元凶、
今はその見る影も無い姿。
それが素直にアトナは嬉しかった。
「良いと思う。
カナは怒るだろうか。
きっと怒るだろうね。
怒れるのかな。
もう。」
微動だにしないカナ。
やはりその姿は三人を後悔させる要因となるらしい。
黙ってしまう。
もしあの時...。
いや、やめておくことにする。
三人の気持ちを思い黙る。
「卵ちゃんと怒りの名前は決まったのかい?」
「あ、ああミトナが卵をサラサラちゃんと言っていたが、
やめようと思う。
起きたら聞いてみるよ。
卵はポット。
怒りはアグラ。
どう?」
「...何か微妙だな...。」
「僕は好きだな」
「まあ、とりあえず起きたら聞いてみるよ。」
三人を見ていると、
もう元気が正直ないのだ。
当たり前と言えば当たり前なのだが。
これも奪われ続ける浸食の効果なのか、
そのせいにしているのか、
分かるのはこの絵のみ。
三人が何故かそれを見つめる。
見つめる。
見つめただけなのだ。
何気なく。
たったそれだけなのだ。
何がきっかけだったのだろう。
これより以下は常識など通じず、
私が勝手に解釈し、
見たまま、
聞こえたままを書き記す。
まずカナが四つの丸の内の一つを指さし、
気が付けば三人も残りの三つの丸に指を指している。
「ブトディガルネ、セロディアナフラグネイド。」
誰が言った訳でもない、
むしろあのフーリーヘイドと聞こえた時と同じ感じで、
たしかに皆聞こえたはず。
そしてカナが動いている事に驚く暇はなかった。
四人の指先からまばゆい程の光る線が、
中央の大きい丸へと延びていく。
それは真っすぐではなく、
木が根を大地に這わすように広がり、
隣同士、絡まったり、邪魔してしまったり、
それでも真ん中へと延びていく。
やがて同時に根の一つが中央の丸に触れた瞬間。
気が付けば元の絵を見つめていた三人と、
動かぬカナに戻っていたのである。
「僕はこんな事初めてだ。
カナも知らない。
ブトディガルネ、セロディアナフラグネイド。
これは聞いた事があるよ。
カナとケンカしてたり。
仲良くなったりしてた時だ。
聞こえたんだ。
今みたいに。
何回も。
カナは怒りながらいつも言ってた。
「僕らは鍵じゃない!助けにもいかないぞ!」、て言ってた。」
「!...カナは言葉が分かってたのか...!」
アトナの言葉に思わず驚くジャンク。
「鍵...助ける...。
だめだ。
わからないよ。」
ドネの言うとおりだ。
それだけでは何もわからない。
ただし、今見たものには必ず何か意味がある事だけは、
三人言わずも分かっている様だ。
「僕も分からない。
カナも教えてくれないんだ。
いつもその話になると、
泣いて僕に甘えてくる。
知っていたんだと思う。
だから酷い事をしてたんだと思う。
これは僕が一緒にいて思った事なんだ。
酷い目に合った存在には申し訳ないけど、
きっとそのほうがずっと、
楽なんだと思える程の、
{何か}を。」
「じゃあカナはわざと、
いやむしろ悪者になってでも、
守ろうとしてたって事なのか?」
「...納得いかないのは分かるよジャンク。
僕らの世界が無くなった可能性があるんだから...。
僕らだけじゃない、
みんな...。
全部嘘ならいいのにな。
嘘じゃよ~んとかいって爺さん出て来てくれれば...。
...。
ないよな。」
「今わかった事は、
四つの丸が僕ら四人に関係してると言う事。
そして真ん中の大きい丸を目指すように見えた。
それで間違いないかな。」
アトナの言葉にうなずく二人。
「これだけでも大収穫なんじゃねぇのか?
やっぱ進まないで正解だったかもな。」
「そうだね。
ただ気になる事がある。」
ドネの言葉に顔を見合わせるアトナとジャンク。
「カナは一度僕らの前に姿を現した。
でもあの白い部屋で何もしなかった。
どうして急に気が変わったかのように、
襲って来たんだろう。
それがどうも気になる。」
たしかにドネの言うとおりである。
その気になればあの部屋で始末できたのだ。
それをせずわざわざここまで来させて、
襲って来たのだから。
「確かにそうだな。
アトナ。
カナの様子が変だったとか無いのか?」
「うん。
僕もそれを考えていたんだけど。
特に何も。
楽しそうに君達をどう苦しめるか考えてたみたい。
僕にはいつものカナにしか見えなかった。
でも違うと言えば、
真っ先にここまで来て、
君達を攻撃するとは思っていなかった。
いつもは僕に見せるために色んな事をするんだ。」
「...その色んな事に関しては、
聞かない事にしておくぜ...。
...。
なにかがいつもと違ったのは、
結局それだけか...。」
「...急いだんだ。
アトナにも気付かせないように。
俺はそう思う。
...。
早とちりだろうか...?」
「ううん。
それはあってると思う。
だってびっくりしたんだもん、
僕。」
「ん~(;^ω^)やめだやめだ!
今日はここまでだっ!(;^ω^)
とりあえずわかる事わかって良かったじゃねぇか!
なっ!?(;^ω^)」
(;^ω^)(;^ω^)...う...う~ん...、と納得いかない二人。
「それにこれ書いたアグラだってまだ何か知ってるかもしれねぇだろ?(;^ω^)
焦るな焦るな!(;^ω^)
休む時は休む!!!(;^ω^)
な!?(;^ω^)」
(;^ω^)(^ω^;)...そ...そうしますか...と諦める二人。
なんだかジャンクにうまく丸め込まれたように、
二人ともジャンクに肩を組まれて、
皆休んでいる方へ向かう。
私はとうとう、
パンドラの箱が空いてしまった様な、
そんな不安の夜霧のような気持ちで、
この三人を見送る事とする。
それが気のせいであって欲しいと、
願いながら。
~ いや~!(;^ω^)どう頑張っても12レスで ~
~ 半日かかる!(;^ω^)キーボードもっと早く打てないのかなと ~
~ 歯がゆい気持ちでいっぱいです!!(;^ω^) ~
~ 今日は天気がいいのでカーテンを久しぶりに開けて ~
~ 書いてみました(;^ω^)日光、おひさしぶり! ~
~ 最近こうしてようやくカーテン開けれるようになったのも ~
~ 皆様のおかげです(;^ω^)> ~
~ 正直、一年半閉めっぱなしでした ~
~ やっぱりこうして書くのは良いですね!(;^ω^) ~
~ 悩みぬいた後なら余計に気持ちが良いです(;^ω^)> ~
~ 気持ちが明るいからなのか分かりませんが ~
~ とりあえずマイペースで書き続ける所存であります!(;^ω^)>ビシィッ ~
~ 支えてくれた皆様、本当にありがとうございます ~
フーリーヘイド 第十五話 ~最後の一粒 真実と言うもの~
ドネが光る砂を救うべくしておそらく暴れまわっていたシーン。
これからこの先どうなっていくのかと言う事に関してだが。
まず私は誰なのかと言う事に関して述べておく事に、
いや、記しておく事にしようと思うのだ。
ここまで数知れず、
こうして記し続けてきた訳であるが、
名前などとうに忘れてしまったのだ。
それが正直な話である。
これから話す事は、
その、
作り話なのだ。
そう。
ずっと待ってはいるのだが、
もう何を待っているのかすら思い出せない。
そしてそれがあっているのかすら分からないのだ。
ただ。
今こうして書き始めた私に関しての情報?なのだが、
何故か自分でも不思議で仕方ないのだが、
記し始めている。
多分、
その理由はもう薄っすらと分かってはいるのだ。
ただそれが正解であると確かめる術がないのだ。
一体何の話をしているのだと言われないうちに、
本題へと入ろうと思う。
{彼}。
カナと名付けられた存在はおそらく私である。
これを見ている存在は何を言ってるんだと思うだろう。
説明になるかどうかわからないが、
もう、
ずっとここにいるのだ。
私は。
どうしてこうなったかにも何度考えたか。
今思って記す事はやはり作り話なのか、
本当なのか、
知る事は出来ないが、
とりあえず記す。
今、
私はとりあえず漆黒の砂に記し続けている。
たしかに砂を食うもの、
それを見張る恨みの炎、
満月、
漆黒の空、
ミトナ、ドネ、ジャンク、ミイ、ビック、クエス。
集まった砂の集合体、卵のポット、鳥のイビキ。
アトナ。
そして、怒りのアグラの前にはカナ。
カナは何かと繋がっている。
その繋がりから私は生まれたと推測しているのだ。
現にこうして彼らに似たものが、
似た光景が目の前で停止しずっと、
そのままなのだ。
つまり。
信じがたいのだが。
カナも皆と同じ勇者の一員であると私は思っている。
ではなぜ今まで知らないふりをしてきたのか、と言う事になる訳だが。
カナの繋がった相手が関係していると思っている。
私も会った事が無いのか、
それとも覚えていないのか、
とにかく今の時点では知らないのだ。
ここで嘘を付いても特になる訳でも無し。
あえて言うならこれを見ている存在を騙した、
けなした、あざけた、そんな一時的な陳腐な感情を得るぐらいだろう。
そして同時に私は止まっているこの景色と、
勇みよく進んで行く彼らを見ている。
何とも説明のしがたい状態である。
おそらくかなと繋がった者にこれから彼らは出会うだろう。
それが良い事なのか悪い事なのかはわからないが。
願わくば良い事であって欲しいと思うばかりである。
アグラが強いたカナへの桁外れのリピート世界。
私はその世界で産まれたのだと思っている。
もう滅茶苦茶である。
だから今まで記した事も、
もしかしたら現実ではなく、
私が見た幻覚に過ぎないのかもしれないのを否定できない。
ずっと、こうしてきたのだ。
誰に会う訳でもなく。
動く者もおらず。
泣き叫んだのだろうか。
怒り狂ったのか。
なんにせよ覚えてはいない。
ただ一つだけ。
カナはたまに動く。
ミトナだと思われる女性の足をちぎるのだ。
無表情で。
するとまたアグラの前に戻る。
だからここで動いているのはカナだけなのだろう。
私も動いてはいるのだが、
カナはまったく気が付かない。
ああ。
何だかすっきりした。
ようやくこれが言えたのだ。
だがまだ言えてない事があるのかもしれない事も認めざるを得ない。
それはきっとこの先にあるのだろう。
これをもしも見ているものよ。
どうかここにだけは来ないで欲しい。
...。
もしかしたらそれが一番の願いであり、
私が記し続ける理由なのかもしれないし、
同時にカナの無意識の願いなのかもしれないと、
私は新たにここに記すとしよう。
彼らの今までを記した事はおそらく本当である。
見ていたのだから。
それは嘘偽りなく言えるのだ。
見ていたのだ。
この停止した世界に飽きて、
まるで紙芝居を見る子供のように、
目をキラキラさせて見ている訳では無い。
ただ単純に羨ましいのだ。
その歩き続ける姿が。
私には出来ない事だからなのだろう。
カナが彼女の足をちぎり続け、
終わりが来ても、
彼は足を探し続けて終わってしまうだろう。
それともそれは私の思い違いなのだろうか。
いや。
何度同じ事を考えただろう。
ない。
彼を救う方法があるとするならやはり、
繋がっているものが知っているに違いないのだ。
もうそれに今は頼っている。
神に救いを求めるように。
それに近付いた事でこうして私はいま語っているのかもしれない。
リンゴを食べて、
初めて感想が言えるような感じなんだろうか。
正常では無いのだろう。
単純に私が。
だから最初に記したのだ。
作り話だと。
でももし、
彼らが進み続けて、
これらすべてを救ってくれるなら、
私は喜んで書き記すのだ。
こうして。
フーリーヘイド。
未だ謎の言葉。
シンプルにこれを追い求める事となっているこの物語。
神への約束と言う糸を辿りそこへ向かう彼ら。
爺さんがいつか言っていた。
それはミトナとドネの石像が見せていた、
幻覚だった、
語りたかった事ではあったのだが言っていた。
存在崩壊。
私はこの先にそれが待っているような気がしているのだ。
むしろ願いである。
正直な話、
カナを救えるならば何でも良いのだ。
この繰り返す世界から彼を解放できるならば。
ただ単純にそう思う。
納得いかないと叫ぶ者もいるだろう。
当然である。
だが叫ぶ前に試してほしい。
水道の蛇口を開けるだけで良い。
流れ出る水に説得してみてくれ。
止まれと。
生きている間ずっと。
無理なのだ。
でももしかしたら奇跡が起こるかもしれない。
そんな途方もない事を私は今ここで期待しているのだ。
水が止まる事を。
75年間それを続けた者がどうやって、
時代の波に乗れようか。
可能かもしれない。
そんな馬鹿げた奇跡でさえ願う事も、
ここでは大きな希望と言う眩しい光へと変わる。
誰がそんなところへ来いなどと言えようか。
決して言えないのだ。
決して。
彼らに眩しさを、
羨ましいと思ったのは、
当然の世界なのだ。
何故ここにいるかすら分からないし、
記す事しか出来ないのだ。
いわばここら辺は私の愚痴と言う、
見ているものにとっては読みたくない、
見たくないものになっている事だろう。
もしかすると未だに、
私は迷っているのかもしれない。
この先の結末を記す事に。
何故か知らずとそう思う。
心配だ。
何故こうして記してしまったのか。
改めて悔やまれる。
だが同時に信じたいのだ。
欲張ってでも彼を救いたい。
これはきっとカナと繋がったものも同じ気持ちであろうと、
今は願うのみであるが。
それも信じたい。
どうか、
どうかこの物語を忘れ、
見てしまっても、
読んでしまっても、
その後はどうか忘れてほしい。
こんなひどい世界を書き記した私の事など、
どうか、
忘れてほしいと。
切に願い。
ここに記す。
~ いや(;^ω^)かなり読者さんを ~
~ 裏切り始めたのではないでしょうか(;^ω^) ~
~ 心配していながらも(;^ω^)残念ながら ~
~ これは止まりません(;^ω^)... ~
~ とうとう書き始めました俺の妄想の結果(;^ω^) ~
~ 何回もしつこく言いますが(;^ω^) ~
~ 生活に支障をきたす場合はすぐに読むのを止めてください ~
~ マジで本当にこれはお願いしたい(;^ω^) ~
~ 暗くなるだけですから(;^ω^)ホントに ~
~ あくまでこれは俺の妄想であり作り話です!(;^ω^)>ビシィッ! ~
~ ...(;^ω^)...読者さん減るなぁ...きっと... ~
~ でもですね!続けます!(;^ω^) ~
~ 支えてくれた皆様、本当にありがとうございます! ~
~ 休憩の後、書けたら書きますが(;^ω^) ~
~ あまり期待せぬよう...(;^ω^)...ではでは...オオカミ少年だなぁ ~
記していた砂が稀に、
思うように記す事が出来ず、
何故なのだろうと私自身、
不思議に思う事が何回もある。
例えばあ、と言う文字を記すと、
第三者は、それはあ、じゃないと指摘するほどに、
乱れるのだ。
この記した文字に関して述べたいのだが、
早い話、誰でも読める、
分かるように記しているのだが、
事細かに説明しようものなら、
もうこの物語の進行は忘れ去られ、
説明が終わる頃には見ていた存在は滅んでいるに違いない。
どうして間違えるのだろう。
いつも不思議に思う。
私は何気なくわざとあえて、
間違えて記してみた。
...。
私は馬鹿であった。
何故こんな簡単な事に気が付かなかったのだろう。
こんな単純な事に。
辺りを見渡した。
止まった世界に広がるいつもの漆黒の砂漠に、
自ら記し続けた模様とも言える、
数知れない文字。
一体私はこれに気が付くまでどれほどの時間を、
費やしたのか。
私は砂に触れるではないか。
変形させられるではないか。
記す以外に出来るではないか。
何故こんな簡単な事に今まで気が付かなかったのだ。
早速、私はミトナやドネ。
ジャンク達など、
砂と満月とそれ以外を、
砂で埋めて隠してみた。
カナと私のみである。
カナは動けないようだ。
私はカナの前で座り、
動くことを待つ事にする。
私の足をちぎろうとするだろうか。
何気なく自分の体を見たが、
私は漆黒の影みたいな体をしていて、
その辺はカナに似たのかもしれない。
痛みも感じた事が無い。
不老不死なのだろうか、私も。
...。
不老である事は間違いなさそうである。
...。
何故こうして決めつけてしまうのか。
何故何時もこうして答えを探そうとするのだろう。
もういいではないか。
私はこの導きとも言える思いつきに、
従い行動する。
正直、
記し疲れたのか、
飽きたのだろう。
悩んでいる事にも飽きたのだ。
結果、私はこうしてカナの前に座っている。
いつかジャンクを馬鹿呼ばわりした私だが、
その、なんというか。
わるくないと思っている、今は。
馬鹿をするのも良いものだと思っている。
何を期待してこうしたのか私にも分からないのだから。
もしかしたらあっさりとカナに食いちぎられるかもしれないのに。
こちらに気が付かないでいてくれたライオンに、
わざわざ餌を隠し、
私を食べなさいと、
眠っているライオンの前で待っているのだから。
これほど馬鹿げた事はないのだ。
自分でも笑ってしまう。
これもジャンクの影響なのだろうか。
まさか自分が記し、
見えていたものに救われるとは。
いやはや、それとも最後となるのか。
これはもはや賭けである。
...。
動かないカナを見つめ続けているうちに、
いつもの何気ない疑問が頭をよぎる。
石像のミトナが言っていた、
たった一言の言葉なのだ。
それが私にはずっと、
何と言うか、
引っかかっているのだ。
腑に落ちないと言うべきか。
納得いかないと言うべきか。
気になる。
ただ単純に思うのだ。
それは何の事だろうと。
「ドネ。
あまり教えるんじゃないよ?
同調したら大変だ。
取られちまうよ。」
同調。
何故かずっと気になっていた。
浸食ならわかるのだ。
このなにか、
光と言い表していたものに安心しきって、
よくよく調べると全く違うものだったという、
今まで何をしてきたのだと後悔しそうな不安。
石像のミトナとドネは実際、
石像であり、
幻覚であったことを隠していた。
それを裏切りと呼ぶ者もいるであろうが、
おそらく私も含め、
彼らの中にはそう思うものは居ない。
まだ隠している優しさ、
思いやりがあるのではないかと、
私は勝手に思っている。
もしかしたら、
フーリーヘイド。
存在崩壊。
愛の世界、残された世界なるもの。
この先に何があるのかさえ、
分かったうえでの、
石像に触れ、
カナからの脱出と言う、
実際にそれはあったのかもしれないが、
今はもはや嘘になってしまったのだ。
説明していた世界とはかけ離れた様にさえ思えるこの世界。
それを知っていたが故の、
思いやりの嘘だったのではないか。
...。
そんな馬鹿げた事を考えながら、
私はカナが動くのを待っている。
こんな気の狂った世界にも、
光はあるのだなと、
何となくも思った。
「そうだ。
まずは謝らなくちゃ。
アトナ。
ごめんね。
カナをこんなにしてしまった...。」
まだミトナ達が眠っている中で、
ドネとアトナはまだ話をしていた。
ジャンクは寝てしまっている。
いびきがイビキと全く同じタイミングなのが面白い。
カナは私の前にいるのだが、
見えている彼らの中のカナは相変わらず動かない。
こちらも動かないのだが。
「きっと、
いずれはこうなるよって言ってたんだ。
カナもそれは分かっていたんだ。
なぜ酷い事をするの?って聞いた事がある。
でも教えてくれないし、
理由なんて無いって怒るんだ。
君たちの世界が無くなった方が僕は悲しい。
でも僕は彼から離れられない。
僕がごめんねと謝りたいんだ。」
「...。
どっちが大事なんだろう。
数の多い俺達の世界を悲しむのか、
それとも、
それを...。
...やっぱりカナなのかなぁ。
僕らの世界を消してしまったのは。
何だか俺はそう思えないよ。
その話を聞くとね。
消された存在は凄く怒ったり、
泣いたり、
色々だと思うけど...。
俺に似た思いを持つ存在もあるんじゃないかなって...。
...どうしても思っちゃうね。」
「僕もそれは分からない。
でも、
カナが消してあの赤い塊をここへ呼び寄せ、
君達や僕に{虹}を見せたのは事実だよ。
止めたんだ。
今までにないくらい。
止まらなかった。
今までにないくらい。
カナとずっと一緒にいるから分かるんだ。
今回は何か違うって。
本気だって。
全部終わっちゃうって思った。
怖いと言うより説得で必死だった。」
寝ているジャンクに砂の集合体が、
まるで布団をかけるように優しく包む。
後悔、罪悪...。
そうなってさえもジャンクをいたわる彼ら。
今の私はその気持ちが痛いほどわかる気がする。
私もこうしてカナの前で待っているのだから。
「...。
みんな必死だった。
それぞれの思い思いに向かって、
必死だった結果がこの有様なんだ。
どうしようもないと逃げてしまいがちだけどさ。
アトナ。
まずは助けてくれてありがとう。
俺達みんな消されてたとしても、
きっとそう言うと思う。
だって君は一生懸命だったんだもの。
...。
皆が皆、
そうは思わないんだろうけどね...。」
ドネは漆黒の砂をひとすくいしながらそれを眺め、
そう呟いた。
悲しそうに。
「ああ。
そうだ。
ちゃんと自己紹介をしてなかったよね。
僕はアトナ。
ミトナと繋がっていた少年だったはずだよ。
正直もう覚えていないんだ。
ずっとカナと一緒にいるから。
思い出ももう何となくしか分からない。
覚えているのは一つだけ。
ミトナとドネが大好きだったんだ。
それは覚えてる。
カナはそれが気に入らなくてね。
いつもやきもちを妬いていた。
カナにもそういう人がいたらよかったのにね。」
「もういるよ。
アトナがそうなっているじゃないか。
俺はそう思うよ。」
「僕はそう思わないんだ。
なんだかちょっと違うんだ。
きっと何か理由があるんだったろうけど、
教えてくれないんだ。
{約束}があるみたい。」
「{約束}?」
「うん。
それしかいつも言わないの。
「{約束}なの!」っていつも怒るんだよ。」
「...カナの過去についても、
アトナは何か知っているの?」
「ううん。
それも{約束}なんだって。
いつもそう言ってごまかすんだ。
本当は言いたくて仕方ないのに。
だから大抵その言葉を口にした後は、
僕に思い切り抱きついて泣き叫ぶんだよ。」
「...。
アトナ。
実はね。
俺はこの先、
とんでもない事が起こりそうな気がするんだ。
その{約束}の言葉を聞いて確信したよ。
色んな今までの現象も含めてね。
何か、
何て言ったら良いのかなぁ。
...。
知るべきではない事を、
見てしまうような。
ここまで来ても、
更にそれを恐れているよ、
正直。」
「それは当たり前だと思う。
僕もそう思う。
今までにない事が起きているんだ。
今までにない程のカナの行動だった。
これからは本当に、
僕にも分からない。
いつもなら更にこの砂漠を進んで、
僕の創った満月へと、
向かっていくはずなのに、
階段が消えているんだもん。
せっかく創ったのに。
光と砂のサンドイッチの階段。
一粒一粒にお願いしたんだよ?
階段になってくれますかって。」
ドネは驚きを隠せなかった。
当たり前を通り越している。
アトナは笑顔で楽しそうに語っているが、
その作業の苦労や労力は、
知識が無くても分かるからだ。
光を操っている事に関しては、
説明が付かないが。
アトナは砂の一粒一粒に話しかけて、
同意を得たうえで光の上に置き、
ある程度集まったら、
光で挟む。
一段出来上がった訳だが。
その一段創るのもかなりの時間を要する。
それをあの漆黒の空に浮かぶ月まで、
創り続けると、
同時に、
それを創ったと確かに言ったのだ。
今。
笑顔で。
私は言えないし無理である。
しかもそれはもう消えており、
無くなっているのだ。
ドネが言葉を失うのは当然である。
月まで木でも何でも良いので階段を創れるものがいるだろうか。
例え不老不死であってもお断りである。
「...君は一体どれだけの時間を...。」
ドネはそう言いかけて口を閉じた。
思いやったのだ。
アトナを。
聞いたところでその時間が、
アトナの気持ちが救われるはずなど無いからである。
「それ以外にも何か創ったの?」
ドネは笑顔で聞き直した。
「うん!
沢山創った!
聞いてくれる!?(^ω^)」
「うん。(^ω^)」
慰めなどもう届かないのだ。
出来る事があるならばこうして、
聞いてあげる事が一番の慰めなのだろうと、
私は思った。
私は少しながらも目の前のカナを見てそう思った。
いつか、
石像のミトナとドネが見せた幻覚の中で、
黒い物体を用いてのミトナの過去の映像を覚えているだろうか。
どうやら楽しげにドネに話すアトナのその姿は、
あの怪物の姿であったミトナの背に乗って、
はしゃぐ少年にそっくりなのだ。
同一人物と見てまず間違いはないと、
見たものにしか語れないその思いは、
文字ではそう簡単には表現できない。
話の内容は背筋の凍るような事ばかりであった。
まるで無邪気な少年が口にするとは思えない程に。
満月を抜けるとそこは漆黒とは真逆で、
純白の光の世界。
そこで待つのは{虹}によって選ばれた者達が、
とにかく喜んでいるらしい。
天国と勘違いしているのかもとアトナは言う。
やがて喜びが止まらず、
苦しくなってもその喜びは止まらない。
これより先はあえて表現しない。
一言で言うならこうである。
それを見たものはまず嗚咽、
もしくは吐血するほど嘔吐するだろう。
助けてとも言えないのだ。
嬉しくて。
ドネはそれを黙って聞くしかなかった。
呪文、という言葉がある。
それを唱え、
魔法なるもので敵に何らかの影響を与える。
私はこれも一つの呪文であり、
一つの魔法なのではないかと思うのだ。
聞いたものを生きていたくないと思わせる。
そんな恐ろしい魔法なのだと。
~ ええ(;^ω^)完璧にこの先と繋がりました ~
~ これで少しは進みそうです(;^ω^)よかった ~
~ 感謝!(;^ω^)俺の鬱ちゃん! ~
~ 鬱が無かったらこのフーリーヘイドはありませんからね(;^ω^) ~
~ なんだか不思議な気持ちですが(;^ω^) ~
~ 何とか一日6レス目指して頑張ります(;^ω^)>ビシィッ! ~
~ (;^ω^)=3フイィ~あと少しでようやく半分かな... ~
~ いやぁ!(;^ω^)きいてください!あっ... ~
~ それは独り言と化したご意見・ご感想に書きましょう(;^ω^) ~
~ んだ!(;^ω^)そうするべ! ~
~ 今まで支えてくれた皆様!本当にありがとうございます! ~
~ こうして何もできなかった私にこうして光を当ててくれた皆様に ~
~ 改めて感謝申し上げます!(;^ω^)>敬礼! ~
相手を気遣い、
言葉を選びぬいた表現でさえも、
時にはそれが見えない刃となって、
相手の心を傷つけてしまう事があるのだが。
アトナは素直なので、
その言葉は直球なのだ。
真っすぐなストレート。
伝えたい気持ちも素直なのでそれは良い事であり、
切れぬものが無いほどの鋭利な剣。
時には相手を救い、
時にはどうしようもなく切り刻む。
更にアトナは素直なので、
罪悪感が無いのだ。
むしろそれを信じて話す。
これが剣に更なる加速、
そして何人斬ったであろう殺人狂と歌われるほどの、
達人が加わる。
カナはアトナと同じ、
私から見たら酷い事をする子供である。
同時に素直なのだ。
だからお互い甘え、
ケンカをしながらでも、
一緒にいられたのだろう。
ドネは違う。
何処かに何と言うか、
カナとは違うものがあり、
カナではないのだ。
だが優しい為に聞いてしまう。
相手を甘えさせてしまうのだ。
こうしてドネはおそらく貯めていくのだと思う。
{怒り}。
アグラの誕生はおそらくミトナだけではなく、
ドネにも責任があるのだと私は見ているのだ。
それをさらけ出す相手。
それをわかってくれる存在が生きていた妻であり、
亡くなった後に現れたミトナなのだろうと、
私は見ている。
優しい事が良い事だ。
たしかにそうである。
しかしどんな世界でも一つの行動からは、
数えきれない反応が良まれる。
悲しいくも嬉しくも。
結果、ドネなのだ。
アトナを思いやり、
少しでも永く苦しんできたアトナを思いやり、
ただその笑顔が見たくて話を聞く。
得ると失い、
失うと得る。
持ちつ持たれつと言ってしまえば、
簡単に片付くわけであるが。
それもまた悲しくも反応が発生。
愛の世界、残された世界から身を投げ出し、
自分を犠牲にしてバラバラとなった時、
こうした事が起きたのではないだろうか。
一粒一粒がお互いに反応し、
自由に結果を成し、
その結果は他の結果と反応し、
また結果を成す。
それは一瞬であり、
時間などという言葉では測れない程の、
永いものだったかもしれない。
結果、こうして不老不死同士、
訳の分からない世界で二人語り合っていても、
全く不思議ではないと思うのだ。
アトナが素直であれ、
ドネが優しかろうが、
これは結果なのだ。
どう足掻いても。
何故私が今、
長々とまたこんな難しく、
理解しがたい事を言っているのかと思うだろう。
それは今、
きっとわかる。
この物語を最初から読んだり、
見たり感じたり味わったりした時に、
今私が思うのは、
わざと遠ざけるがために、
つまらなく、
そして読むなと最初から何度も言っていて理由が、
私には何となくわかり始めている。
単純なのだ。
行きたくないのだ。
/*-+フーリーヘイドに/*-+
何故そう思うのかは、
おそらく今見えている目の前のうごかないカナと、
繋がっている{何か}が私に気付かせ始めているとしか思えない。
例えるなら以下になる。
休日の朝、
目が覚めた目の前に巨大なスズメバチの巣があったなら、
どうするだろうか。
多分大抵は言葉が出ないだろう。
しかしもっと多い反応は、
そんなことはあり得ないと言う事である。
たしかにその通りだと思う。
一夜にしてそんな巨大なハチの巣が出来るわけがないのだ。
前兆がるのだ。
最近部屋にハチがいるとか、
ブンブンと音がするとか、
何かヒントがあるに違いないのだ。
そして、
私を動かしていたであろう、
それがカナなのか、
{何か}なのかは知る事が今は出来ないが、
私を通して何回も記し、
そして拒んできた。
読むなと。
ただ単純に。
ハチの羽音が聞こえるのと同じく、
只々、単純に。
何回も。
だがここまで来てしまった。
これはもう行くしかない訳であり、
記すしかないのだと、
もはや記してはおらず、
伝えているのだが。
焦らすな、書けよと罵倒されて終わる方が、
よっぽど良いのだと思う。
そんな悩む中、
ドネとアトナの話はまだ続いている様である。
「カナはね、
何故かは分からないんだけど、
喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、
この四つに分けたんだ。
{虹}の後の話なんだけど。
もしかしたら砂を食べてるか、
恨み続けてる方が幸せなのかなとも思う。
その先を知らないんだもん。
僕とカナも四つの先を知らないんだけど。
カナは知っていたかも。」
「俺は驚いているよ。
カナに向かう旅路がそんなに大変だったとは...。
カナがこうならなければ、
俺達は当然四つの世界を越えて、
石像を探していたと言う事なんだよね?」
「うん。
ミトナとドネと僕、
三人で四つを越えて、
カナの場所に辿り着いた時は、
そうだったよ。
凄い数でさ。
ミトナとドネが凄い顔して見てたの覚えてる。
僕は何となくすぐ見つけられたんだけど。
ミトナが泣きながら必死に探してたんだぁ。
思い出すと笑ってしまう。
あ...僕まだ覚えてたんだな...嬉しい。
でも...。
一番覚えているのはね、
ミトナがやっと自分の石像を見つけて、
僕がカナの顔を見た時。
あの時のカナの表情は今も忘れられない。
どうしてきたの?って顔。
でも来て欲しいって顔。
あの時どうしてミトナとドネに、
逃げてと叫んだのかは今でも分からないんだ。
...。
もしかしたらカナと二人きりになりたかったのかも。
ミトナとドネにさえ嫉妬するぐらい。
カナに触れた瞬間そう思った。
凄く泣いて喜んでさ、カナ。
沢山、頭撫でてあげたんだ、僕。
その時すぐわかったよ。
カナも僕たちと同じ、
勇者の一員だったんだって。
その時にね、
現れたんだ、
ドネと繋がっているものが。
真っ黒い凄く長い髪の大きな男の人。
両手と体が真っ黒い鎖で繋がれていて、
体がとにかく大きいの。
カナと話す事なく、目も合わせずに。
ミトナとドネを最初の場所まで連れて行ってくれたみたい。
カナが教えてくれた。
「もうあの二人は大丈夫だよ。」って。
どうして石像になったのかは分からない。
でもまだ繋がってるって感じるんだ。」
あまりの話にまた言葉を失うドネ。
まず思っただろう。
カナと繋がった者は何者なのだろうと。
私もそう思う。
私と繋がっている者でもあるからだ。
「く、鎖につながれているのに動けたの?
その男の人。」
「う~ん。
何て言えば良いんだろう。
繋がれている先がぼやけてると言うか。
別の所に縛られてるっていう感じだった。
この世界では別に大丈夫っていう感じがしたよ。
みたらすぐわかると思うよ。
凄く哀しい顔してるんだ。
背中にね、大きな十字架の火傷の跡があるの。
よく覚えてる。」
嬉しそうに相変わらず語るアトナ。
ドネは本能でその男が何か知っていると分かった。
私も同じであり、
これから出会うであろうと直感した。
むしろ呼ばれているような気がしないでもないのだ。
今までの事が戯言に思える程に。
「話は全部聞かせてもらったぜ...。」
ジャンクがいつの間にか起きて、
あぐらをかいて腕を組んで座り、
イビキもジャンクの頭の上で座っていた。
(;^ω^)(;^ω^)...もう仲良しだね、と思うドネとアトナ。
「要するにだ。(・ω・)
カナと繋がっている者が何か知っている。
カナはこの通りの有様だ...。
そいつに謝りに行くのも筋ってもんじゃねぇのかい?(・ω・)」
(;^ω^)(;^ω^)...そうだね、そうだよね、と思う二人。
「ハワワワン....zzz。」
そこへ寝ぼけながらジャンクのあぐらの上に、
奇麗に丸くなってまた眠りだすミイ。
その上にはビックとクエスも寝ている。
イビキもいつのまにか寝ている。
ジャンクは真剣な顔で二人を見ている。
(;^ω^)(;^ω^)...なんだこれ...な...なんだこれ...、と思う二人。
「...絶対に起こすなよ...。(・ω・)
マジだからな俺...。(・ω・)
シーッ...だぞ?(・ω・)
オシッコじゃないからな...。(・ω・)
言っておくけど...。(・ω・)」
(;^ω^)(;^ω^)...いや、絶対オナラするでしょ、と思う二人。
「(・ω・)=3 ブッ!」
その瞬間であった。
ミイ、ビックとクエス、イビキ、ジャンク。
皆、もの凄くわざとらしく慌ててびっくりしている。
「あ!おいっ!あぶねって!!!(・ω・;)
だれよっ!?(;・ω・)
びっくりして火傷するかと思ったじゃねぇかっ!!(・ω・)」
「フォー、スリー、トゥー、ワン。
フォー、スリー、トゥー、ワン。」
ミイが凄くリズム良く、
まずフォーで右両足を少し右へ。
スリーで元の位置に。
トゥーで左両足を少し左。
ワンで元に戻る。
更のもっと凄いのが顔、胴体はまったく動いていないのだ。
まるでロボットダンスのような見事なステップに輪をかけて、
ビックとクエスもミイの左右で同じ動きをしている。
この見事なくだらなく、
決して馬鹿には出来ない真剣な三人のステップを、
ジャンクはいつの間にかどこから持ち出したのか、
メガホンと片手にサングラスをかけてじっと見ている。
イビキもサングラスをかけている。
(;^ω^)(・ω・;)...アトナ用意してあげたの?サングラス...。
と、アトナに聞くドネ。
そこへなんと寝ていたはずのミトナ、アグラ、ポットが、
恥ずかしそうに登場。
「...やっぱりできません!!!(;/ω\)
監督っ!!!!!」
叫びながらその場にへたり込むミトナ。
アグラとポットがミトナを心配する。
「はいっ!!!
カアアァ~~~~~~ット!!!!!」
ジャンクの怒号があたりに響き渡る。
「オタク初めてじゃないでしょう?(・ω・)
何やってるの。(・ω・)
だめでしょっ!(・ω・)
女優だよっっ!(・ω・)
花形だよっっ!(・ω・)
恥ずかしがってたら、
そりゃあ、桜も恥ずかしがるよっ!(;・ω・)」
(・ω・)...ちょっと最後意味わかんなかったなぁ...。
ちょっとがっかりする二人。
「面白くないの!?(・ω・)
んっ!?(・ω・)
面白くないのっての!?(・ω・)
アッタマきた!!!!(・ω・)
っすっごいのお見舞いしてやるぞなもしっ!!!!!(・ω・)≣(・ω・)」
(;・ω・)(;・ω・)お!いいぞ!もう左右に動き始めたもの!
と、思う二人。
「大聖堂の照れ屋さん (^ω^)>」
(;・ω・)(;・ω・)もうひとこえっ!、と思う二人。
「照れ屋さんの大聖堂 (^ω^)>」
「いや!!!!(;・ω・)
意義あり!!!(;・ω・)=3ブフォー! ←吹き出している
毎回言葉を逆にしたりするのは!!!!(;・ω・)
反則だと思うっ!!!!(;・ω・)」
「う、うんっ!!!!(;・ω・)」
ドネの反対意義にアトナも賛同。
たしかに反則かもしれないが、
前者と後者ではまるでとらえ方が違うのだ。
前者はどこにでもいそうな照れ屋さん。
後者は大聖堂が照れているのだからこれは珍しく、
どこか可愛いのである。
残念ながらこれはジャンクの勝ちとなるだろう。
私は何を言っているのか。
「だって!!!!
大聖堂、照れてるんだぞ!?(;・ω・)
もう可愛くって仕方ないしょっ!!!!!(・ω・)
どうするのこれっ!!!!(・ω・)」
ジャンクが吹き出して笑った途端に、
皆一斉に笑い出した。
更にジャンクは笑いながら腰を振って踊り出す始末。
そうなのだ。
もう笑うしかないのだ。
私は思う。
地獄であろうが、
天国であろうが、
こうして集まれば、
喧嘩もし、
喜び、
哀しみ、
楽しむのだ。
只々、
単純に。
それを見ている私ですら、
こうして反応しているのだ。
心が。
これが前進なのだと分かるのだ。
これがきっと、
眩しいと思っていたものなのかもしれない。
言い尽くせない程の可能性。
考え尽くせない理論。
解決しきれない争い。
忘れられない思い出。
大きく分けて喜怒哀楽となって、
どこか、
私ですら知りえない世界では、
喜怒哀楽を{ぜんしん}と読む事さえあるんじゃないかと、
今、こうして彼らを見て、
私は大げさにも思う訳である。
そして、望んでしまうのだ。
彼らに。
どうしようもなく。
「私もう演技するの嫌です!(;・ω・)
なんかもう嫌っ!」
泣きそうになるミトナをアグラとポットが一生懸命に慰める。
(;^ω^)=3ため息を付きながらドネがミトナの頭を撫でて、
「凄く演技上手だったよ?(;^ω^)」
(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)いや...そう言う事じゃなくて、と思う三人。
「いやぁ、まいったですね!?大佐!!(;・ω・)
あのダンスはきっと敵機を30...いや!!
50機は大破させたでしょうぞ!!(;・ω・)
それがし!!ますますの忠誠を誓うでありますっ!!(;・ω・)>ビシィッ!」
お腹をたくさん撫でられてもはや声すら出ないミイ。
すこし痙攣している様である。
ビックとクエスとイビキもその周りで踊っている。
ジャンクの踊りを真似ている様だ。
アトナはカナにくるまりながら、
そんな彼らを眺めていた。
とても嬉しそうに。
「カナ。
僕にはわかるよ。
君はこの日を待っていたんだね。
なんか、
僕はそう思う。
だってさ、
いつも酷いことする君はどこか、
寂しそうだった。
それはずっと変わらない。
あの出会った時から。
君ほどは分からないんだ。
ただ、
僕だけが君に会いに来たから、
僕が一番わかるに近いと思う。
カナ。
もう心配しなくても良いと思うよ。
僕は勝手にそう思うよ。」
アトナの目から、
涙がこぼれだした。
「あれ?
僕、
どうしたんだろう。
目から変なものが出て来た。
カナ。
見える?
まだ見えないかなぁ。
見えるようになったらいいのに。
ああ、でもこんな事を言ったら、
カナに怒られるね。」
私の目の前でカナが震えている。
私は。
とんでもない事が分かってしまった気がした。
こんな、
こんなに、
残酷な事があるだろうか。
私は今泣いている。
泣かずにはいられないのだ。
この二人は。
一緒に過ごした時間が、
あまりにも多すぎて、
もう、
一卵性双生児の、
桁外れの倍数。
もはや、
一心同体なのではないかと、
犠牲者なのだと、
分かった気がしてならないのだ。
カナの涙がアトナの目から流れ出て、
それに気が付かないアトナの優しさが、
カナを癒す。
どんなに永い間、
一緒にいたのか。
この二人は。
あまりにも簡単に、
他人事に考えていた自分に、
私は今、
悔し涙を流している。
動くまで待つ?
砂で隠した?
この二人は既にそれすらやり終えているのかもしれなかったのだ。
もうそんな分かって欲しいなどと言うレベルではないのだ。
私達が考えられるという事柄ではないのだ。
それ自体、愚かなのだ。
そして、
だからと言って、
楽し気にしている彼らを羨ましくも思わず、
共に喜んでいる。
私は打ちのめされた。
少し、
怒りさえ覚える程だ。
この光景を絵にするならば、
私は喜怒哀楽と書いて、
{ぜんしん}と呼ぶことを、
ここに記す。
誰が何と言おうと私は、
ここに記すのだ。
先程、
カナと私は繋がっているため、
何か見えた。
それはメデューサの様な女性、
化け物と少年が、
普通なら恐ろしい場面になりそうなものだが、
楽し気に少年が一生懸命に、
化け物に言葉を教えているのだ。
そう。
いつか黒い物体で見たアトナとミトナの過去。
あの様子だとミトナはアトナを食べなかったのだろう。
記憶が残っているのだ。
カナに。
いや、
もうどこにあるのかさえ分からない。
でもこうして残っているのだ。
最後の一粒のように。
それは小さくも大きく。
そして絶対不可欠の存在。
悲しくも、
喜ばしくも、
楽しくも、
怒りでも。
きっとそれを本当は時間と言うべきなのではないかとさえ、
私は勝手に思った。
だがここでそんな論文を発表したところで、
相手にも、
周りにも、
そして、
私にも、
何の得があるのか。
そんな事を思いながらまだ私は癖で、
記し続けているのだった。
「で。(;^ω^)
これからどうするよ。(;^ω^)」
ジャンクの声に皆が止まる。
そうなのだ。
格好良く言ったり、
笑って楽しむのは良い事なのだろうが、
進まなければならない。
たった一言。
どうするなのだ。
「アトナも分からないんだよね?(;^ω^)」
ドネがアトナに聞く。
「うん。
わからない。
カナもきっとわからないと思う。
知ってはいるのだろうけど。」
(;^ω^)=3ん~お手上げ、とため息を付くドネ。
「歩きますか?(;^ω^)」
「そうだワン。(;^ω^)」
「じゃ、歩くか?(;^ω^)」
「う、うん...(;^ω^)」
ミトナ、ミイ、ジャンク、ドネの順に発声。
それを真似て、ポットが少しジャンプ。
アグラがボッボッ。
イビキがピッ。
ビックとクエスもピョンピョン。
「童話の世界かよ。(;^ω^)」
ジャンクが思わず突っ込むのも無理はない。
「こいつら連れて行けないのかな。(;^ω^)」
ジャンクは砂の集合体、
食い続けるもの、
恨みの炎を眺めながら言った。
「連れては行けると思う。
どうなるかは分からないけど。」
アトナの素直な残酷の返答。
これにはさすがのジャンクも黙る。
「そうですね...。
この方達ばかりじゃありません。
あの月の向こうにもまだいる可能性があります。
先程、盗み聞きしてしまいました...。(;^ω^)」
「ミトナ、起きてくれてたのか。
それともうるさかったかな?(;^ω^)」
「そ!そんなことないよ!?(;・ω・)
...。
エヘヘヘヘヘヘヘヘ(*´∀`*)!!!」 ← 結局これがしたかった
(;^ω^)\(*´∀`\*)= ドネに甘えるミトナ。
久しぶりのイチャイチャ新婚さんモードである。
ところがその瞬間。
いつものそのモードに変化が訪れた。
ボッボッ!
ジャンプ!
そう。
このモードに更なる新キャラ。
アグラとポットが加わるのである。
もはや新婚ではない。
新米パパさん困ったよモードに進化。
...。
まあ、どちらにせよ喜ばしい光景であるので良いだろうと、
私は目を閉じた。
(;^ω^)(^ω^;)あ、相変わらずだね、と思うジャンクとミイ。
ジャンクの頭の上でイビキが丸くなり、
ミイの背中ではビックとクエスが横になって寝ていた。
これは私が突っ込むべきなのか。
二つの家族かよ、と。
公園かよ、と。
私は見ているだけ。
記すだけだ。
突っ込まない事を腕に記す。
そう考えると、
私もカナに{甘える}べきなのだろうか。
そんな事をふと、
私は思った。
何故だろう。
きっと彼らの影響だと思う。
どんなに苦しい事があっても、
結局こうして歩き始めるのだ。
影響を受けてもおかしくはない。
だが...さて。
{甘える}とはどうすれば良いのか。
ミトナのようにカナに抱きつけばいいのだろうか。
今まで触れた事は何度もあったが意味は無かった。
では眺めれば良いのか、ジャンクやミイのように。
今こうして眺めているが何もない。
{甘える}。
簡単に口にする言葉ではあるが、
今の私には大問題だ。
もうどれが{甘える}事なのか分からないからだ。
まるでリンゴに飛べと言い続けている様である。
...。
困ってしまった。
...。
...?
今、
何か見えたような気がした。
見えたと言うか...。
聞こえた。
いや。
見えたのか?
~#~ その刻 来たれり ~#~
二つは 一つに
神は見ている
見ていないと思うならば
それでいい
あちこちで家屋?がとぐろを巻いて燃え上っている中、
少年を押さえつけていた兵士、
並びに下半身裸の兵士は、
紙のようにちぎれた。
おびただしい血が少年にかかる。
「戻ってきて!!!!!!!
大丈夫!!!!!
僕がいるよ!!!!!」
血だらけの少年の肩を大きく揺さぶって、
叫び続けるアトナ。
次第に少年の目に光が戻る。
「お!おおお!
おどうざんが!!!!!
おどうざんがああぁぁ!!!!!!!!」
泣き叫ぶ少年はもう目線がどこを見ているのかわからず、
ただ泣き続けている。
アトナが少年を必死に抱きしめ、
背中をさする。
「オ...オソカッタ...。
ゴメン...アトナ...。」
「謝らないで!ねっ!?
ミトナ!!(^ω^)」
オルゴールの音が聞こえる......。
一瞬見えた。
一瞬だったのだろうか。
確かに見えた。
気が付けばこの通り、
元の光景であるが、
酷いものを見た。
おそらく似たような可能性など、
今まで幾多とあったのではあろうが、
今、
確かに私はその一部を見た。
そしてそれは。
目の前のカナの過去である事もわかった。
何かが変わり始めている。
今までに無い事が次々に起こり始めている。
私をこうして未だに記し続けさせている、
{何か}による身勝手な行動の結果なのだろうか。
はたまた、私達を救おうとしているのか。
肯定なのか、否定なのか。
それを知る術はないのだが。
とにかく何かが起こっている。
恐ろしくも期待せざるを得ない、
複雑な思いである。
現に今までこんな事は無かったのだから。
あったのだろうか。
いや、無い。
記憶などではなく、
体がそう思っている。
かと言って私はやはり記すか、
彼らに知らせる事も出来ず、
ただ眺める事しか出来ないのだが、
とりあえず、
先ほど見た光景のせいか分からないが、
出来る事をしようと思う。
~ ああ...(;^ω^)書きたくなかった... ~
~ アトナの過去は...(;^ω^)... ~
~ カナ...あ、余計な事は言わない事にしましょう(;^ω^)>ポリポリ ~
~ ちょっと強烈なんですよねぇ(;^ω^)アトナの過去は ~
~ もっと酷くなります(;^ω^)いずれは書かなくてはならないとは ~
~ 覚悟してはいたのですが...(;^ω^)... ~
~ どんなに空想であれ、異世界であれ ~
~ 酷いものは酷いです(;^ω^)これは不変です ~
~ 可愛かろうが、醜かろうが ~
~ 酷いものは酷いです(;^ω^)これは慈悲です ~
~ その酷い事からまた反応が生まれるのですよ ~
~ 残念なんですが(;^ω^)本当に... ~
~ 良いものも悪いものも...(;^ω^)... ~
~ さ!暗い話してても自己満足に陥っても ~
~ フーリーヘイドは辞めませんし止まりませんまさお!\(;^ω^)/ ~
~ いっつも思いますわ!(;^ω^)なんで俺こんなこと始めちゃったんだろって! ~
~ 迷惑でしょって!(;^ω^) ~
~ そんな自問自答と戦いながら ~
~ 進めていきたいと思います!(;^ω^)>ビシィッ! ~
~ 最後に今回の過激なシーンで傷心された方がもしいらっしゃてならば ~
~ 本気でこの通り謝罪いたします ~
~ 支えてくれた皆様、続けられる限りフーリーヘイド ~
~ どうぞよろしくお願いいたします ~
~ しつこいようですが、日常生活に支障が出そうな場合は ~
~ すぐに読むのを止めてください(;^ω^) ~
~ あくまでこれは私の妄想であり ~
~ 現実ではありません ~
「お~い!(;^ω^)
砂食ってばかりいないで行くぞ!\(;^ω^)/
お前も恨んでても良いから一緒に行くぞ!\(;^ω^)/
砂も行くぞ!\(^ω^;)/
いいか!?」
(^ω^)(^ω^)(^ω^)ん?、という感じの呼ばれた者達。
砂を食う者は食べるのを止めた。
恨む者は食う者から目?をそらした。
砂の集合体は万歳?をしている。
ミイはその光景を見て思っている。
以下、ミイの心の声。
「この人は、いつもこうだワン。(^ω^)
言葉じゃないんだワン。
通じないはずなのに、
簡単に呼びかける。
そして答える。
通りや決まりなんて、
ジャンクには関係ないんだワン。(^ω^)
だから皆、一緒に行くんだワン。
不思議だから?
分からないから?
違う。
違わないけど違う。
私はこの人が大好き。(^ω^)
もうそれだけだワン。(^ω^)」
背中にビックとクエスを眠らせたまま、
嬉しそうに笑うミイ。
イビキはジャンクの頭の上で少し明るくなってはいるが、
丸くなっていびきをかいている。
こういう時のジャンクは本当に最強である。
ミトナ、ドネ、アトナ。
カナは強制的にそう出来るのであろうが、
これはもはや、
ジャンクにしか出来ない事であると、
私は思う。
ジャンクが営業マンになったならば、
成績はビリだろう、
落ちこぼれである。
だが、決してクビにはならず、
不思議とその仲間や上司を支える様な気がする。
評価など気にせずに、
金など気にせずに。
困っているお客がいれば自腹を切ってでも励まし、
怒っているお客がいればおさまるまで待ち、
時には殴られもしただろう。
仲間からはどうしてそこまでするのかと、
見限られ、
上司にも呆れられ、
そんな時に助けてくれるのだ。
以前助けたお客が。
心に火がつくのだ。
ジャンクは。
それが嬉しいのだ。
生きてて良かったと、
何度実感しても止められない心の麻薬。
気が付けば、お客も仲間も上司もジャンクに、
一目置くようにさえなるこのジャンクの性格は、
神が与えた御業なのかもしれないとさえ思うのだ。
大げさに私は。
ジャンクさんには敵わないよ、
ジャンクさんなら買ってあげる、
ジャンさん、そこまでしなくてもいいんだって!
いつも背負ってもらって悪いねぇ...グスッ...。
だってこれジャンクさんの昼飯でしょ?汗。
アンタだけだよ、こんな事してくれるの。
いつもこれらに答える言葉はきっと、
「知りませんまさお。」
なのである。
考えるより体が先に動くジャンクはきっと、
そんな営業マンになるに違いない。
単純に第三者から見るとやはり馬鹿なのだ。
それでいいのだ。
私からすれば、
救われたものからすれば、
彼は決して馬鹿ではないのだから。
馬鹿と言わせている事すらジャンクは嬉しいのだ。
それですっきりしていると思い込む馬鹿だからであり、
それがアホみたいに眩しいのだ。
「ほれ!口砂だらけでしょっ!(;^ω^)
お前は恨みに燃え過ぎだなっ!(;^ω^)
砂は喜んでいるから良しっ!(;^ω^)」
不思議な事が起こった。
イビキが突然起き上がって羽?を広げて立ち上がり、
集まった食い続ける者、恨む者、砂の集合体の中心へ飛んで行き、
涙を一粒垂らしたのだ。
その小さな一粒は、
とても眩しく、
か弱くも強烈であり、
決して目を離せない中、
彼らに落ちて行く。
まるで極寒の山で遭難した登山家に、
暖かいコーヒーを与えるように。
彼らは間違いなくそれを見上げ、
何故か今まで?にない程に、
そうだった、と言うべきか、
何か思い出したようにすごく嬉しそうな表情?を見せ、
目を閉じる。
失ったものを、
まるでずぶ濡れで帰宅し、
熱いシャワーを浴びた時のように、
浴びている様だ。
眩しい涙は砂漠までは落ちず、
彼らを照らすように止まる。
声が聞こえた気がした。
悲しいものではない。
仲直りをする声。
笑い声。
とにかく笑っているのだ。
楽し気なのだ。
それらの声を聴こえただけ以下に記す。
「だからあの時言ったのにっ!ねっ?(^ω^)」
「まいったよ、(^ω^)忘れてたんだなぁ~。」
「ほらあなた、またこぼしてるわよ?(^ω^)」
「重いんだけど、重いんだよな(^ω^)この荷物」
「あ~あの人また傘忘れて行ったわぁ~(;^ω^)」
「売れ残りが飯で、いつも悪いなぁ~(;^ω^)...。」
「腕無くなったけど...あなたに会えたもん。(^ω^)」
「周りがどう言おうと俺はお前が好きなんだもの(^ω^)」
「ほれ、ばあさん、肩貸してやる!降りる時気を付けろよ(^ω^)」
「いいから早く行けよ、運転手。」
「もう一遍この人に同じ事言ったら杖でひっぱたくよ!(;・ω・)」
「わかったわかった!(;^ω^)そう怒るなよ、なっ?ばあさん(^ω^)」
「はい、発車しま~す(^ω^)」
「何、所長(;^ω^)
俺またなんかした?(;^ω^)始末書?」
「いや、おまえに嬉しかったって感謝の手紙と柿届いてんだわ。(;^ω^)
今度は何したのよ?(;^ω^)」
「知りませんまさお。(;^ω^)
やったね!所長柿食おうぜ!(;^ω^)」
「...まったくお前は...。(;^ω^)=3」
楽し気なのだ。
どれも。
これも。
反応はそれぞれだろう。
私はそう思った。
楽しげで仕方ないと。
見て欲しいが残念ながら見せられないのが本当に残念である。
あの楽しそうに飛び回るイビキを。
眩しい涙に集まる彼ら。
不思議な事に楽しそうにお互いが、
食う者と恨む者、
恨む者と砂、
砂と食う者、
それぞれがお互いに失ったものを得るように、
一つになっている。
これは見たものにしか分からないのだが、
これだけは言える。
浸食ではないと。
決して別のものであると。
間違いなく、理由なく。
悪い事ではないと。
何かこう、
(;^ω^)=3...仕方ないよな...と溜息交じりの微笑み。
心がどうしようもなく踊るのだ。
その声はいつしか音楽にさえ聴こえたような心地よい気持ち。
一つになる事が目的ではなく、
ただ、楽しいのだ。
はかなくも。
かなしくも。
どうしようもなく。
彼らはやがて、
人巣の集合体となり、
眩しい涙がいよいよといった感じで、
集合体へと落ちて染みた。
漆黒はたちまち目も眩むほどの、
だが決して目をそらす事の出来ない光、
発光体となり、
漆黒から楽し気な眩しい光へ。
その姿は何故か見覚えのある姿へと変化していく。
「...!
お!....おま゛え゛っ!!!!
....。
...ぅう゛うぅ!
グスッ!!
...(;^ω^)=3...いつまで経っても....、
困ったちゃんだぜ....ううぅっ!!」
死んだはずのジャンクの妻が、
すごく嬉しそうに微笑んでいるのだ。
これにはさすがのジャンクも、
他の皆も、
そして私も、
涙せずにはいられないのだ。
一瞬だった。
その姿はまた変化し始める。
それはまた見覚えのある姿。
犬?の姿なのだ。
その犬が片足をあげ、
まるで指をさすように、
ミイにそれを向けた。
ジャンクは涙するミイを見た後、
再び妻であったはずのイヌの発光体に目を向ける。
発光体は微笑みながら、
嬉しそうに首を傾げ、
風化するが如く、
蛍の群れのように、
風も無いのに風に吹かれて行ったしまった。
立ち尽くすジャンク。
「.......!!!!!!!!!!!!!」
声にならない叫びとはこの事である。
表現できない体の形とはこの事である。
ただ言える事は、
足元にあったはずの砂漠は既に無く、
恐ろしい程の漆黒の床。
そこに跪き、
天なのかすら分からない所を仰ぎ、
よだれ、鼻水、涙を大きな口を開けて、
震えながら何かを求めてはいるのだが、
もういいじゃないか、という感じ見える両手の形。
目はもう開けてなどいられず、
先程の見えていたものが永遠に焼き付いてしまえと言わんばかりに、
シワシワになるくらい閉じられている。
気が付けば必死にミイがジャンクに寄り添い、
共に泣いていた。
発光体はいなくなり、
残ったのはおかしな形の漆黒の卵。
普通なら気になるものだ。
卵がまた増えたのだから。
しかも頭に一輪の花が白く眩しく咲いているのだ。
まるでひまわりのように、
されど小さく。
左右にリズム良く体を揺らし、
まるでジャンクとミイを慰めている様である。
ジャンクがなんとか、
やっとの思いでという感じで、
ミイと卵を抱き寄せる。
ジャンクの頭には当然イビキ。
ミイの背中にはビックとクエスであった。
私は勝手に思った。
神が決して姿を現さないのは、
意地悪でも無ければ、
都合が悪い訳では無いのだ。
姿を現したら現したで、
きっと、
ジャンクのようになってしまうからだと。
見たくて見たくてどうしようもない程会いたくて、
そもそもこの地獄?へ来た理由でさえ、
亡き妻をいい所へなどとは言っているが、
ただ単に忘れられず、
会いたいのだ。
本当は。
だから、
もうここまでくるともはや言葉など、
意味など無いのだ。
求めていた者が一瞬、
たった一瞬、姿を現しただけでジャンクはこの有様である。
後悔、許してほしい、戻ってきて、大好き、休んで欲しい。
色んな思いがジャンクを打ちのめす。
私は勝手に涙しながらそう思う。
だから今は、
もう何もできない。
たとえ卵だろうが何だろうが。
目の前に現れたところで、
今のジャンクには泣く事しか出来ない。
ミイ達も寄り添う事しか出来ない。
どうしてこう残酷であり、
素晴らしくもあり、
過酷なのだ。
神よ。
不思議で仕方ないのです。
きっとあるものは恨むでしょう。
きっとあるものは愛すでしょう。
きっとあるものは肯定でしょう。
きっとあるものは否定でしょう。
自分の身を犠牲にし、
この世界を創った存在をどうか、
お導きください。
御赦しください。
御守りください。
エイメン。
今はただ、
ジャンク達をそっとしておくしか出来ないので、
私は祈った。
これが兵器なるものの{元凶}にかすり傷でもいい。
一矢報いる一撃となろうなら、
私はいくらでも祈ろう。
出来る事をするのだ。
記す。
~ いやはや(;^ω^)まいりました ~
~ このシ~ンはまだ早いかなぁなんて思いながら(;^ω^) ~
~ 涙ぼろぼろ出しながら書きました(;^ω^)情けなや ~
~ 勢いで書きたい気もするんですが...(;^ω^)=3ん~... ~
~ ジャンクをちょっと、そっとしてあげようかと思い ~
~ ここでいったん切りました(;^ω^) ~
~ ...嫌でもどんどんあのシーンに近づいて行きますね...(;^ω^) ~
~ 怒り狂うドネ(;^ω^)止めるミトナ ~
~ 正直言ってもう書きたくねぇ~(;^ω^)言っちゃったよ ~
~ やめませんよ?(;^ω^)これは約束ですから!(;^ω^)>敬礼 ~
~ 良い事もあれば悪い事もあるっす(;^ω^) ~
~ 分かっちゃいるがやめられないフーリーヘイドなんですが(;^ω^) ~
~ 独り言と化したフーリーヘイド、ご意見、ご感想スレに ~
~ 今月の俺の節約結果を記す!!(;^ω^)>ビシィッ! ~
それがどんなに感動的でも、
それがどんなに待ちわびていたものでも、
期待通りの奇跡であっても。
闇は休む事が無い。
光がこうして眩しいのだから。
肯定と否定。
現実。
幸福。
残酷。
表裏一体の中。
私達はこうもあなたに向かって歩くべきなのかとさえ、
迷う事があるのだ。
だからこうしてあなたは、
姿を見せず、見せられず、
ヒントをくれているのでしょうと、
勝手に私は思った。
目の前のジャンクがいい例である。
嬉しさと後悔。
否定と肯定。
迷う本人。
残酷にもまだ決めなくてはならない。
どっちにしよう、と。
「まいったなっ!!!!!!!
まいっちまったよっ!!!!!!
なっ!!!ミイッ!!!!!
う゛ぐっ...!!!!
....!!!!
俺にはお前がいるものっ!!!!!!
こんな大事な奴、
もう二度と失う゛も゛の゛がっ!!!!!!!!!」
もう、
抱き寄せられるミイも、
ビックとクエス、イビキ。
卵ももう。
言葉にならないのだ。
言葉に出来ないのだ。
ミイが伝える者でも伝わらないのだ。
その時、私はふと思った。
これがフーリーヘイドなのではないかと。
もう説明のつかない表現。
言葉にならない言葉。
何故か引き寄せられ、
何故か怒り、
何故か楽しく、
そして、
何故か悲しい。
言葉ではない新たな言葉。
時間のかかる言葉。
ミトナ、ドネ、アグラ、ポット。
4人も身を寄せ合い、
ジャンク達を眺めていた。
以下、ミトナの心の声。
「...ドネにも奥さん、見えたかな...。
...見えたなら、うれしいな。
...。
だってこの人は、
それぐらい...。
一目見るぐらい許されても良いと思うもん。
私にはジャンクの奥さんには見えなかった。
何故なら...。
あれは間違いなくドネ...。
いえ、カメの奥さんだった。
カメ...辛いかな...。
嬉しいのかな...。
状態を読み取る勇気が出ない...。
私を指さしてた...。
...。
...ドネ...。」
そうなのだ。
ドネ達には発光体がジャンクの妻には見えなかったのだ。
どう見てもドネの亡き妻の姿であった。
そしてミトナの姿へと変わり、
ミトナを指さした。
まるで、もう私を見つけてくれたね、と言わんばかりに。
ジャンクもドネも。
言いたい事は痛いほど分かるのだ。
だが、
そうですかと簡単には受け入れられない。
また失うじゃないか。
また苦しむじゃないか。
恐れが、恐怖が、
どうしても阻む。
失った有様を知っているが故に。
次へ行けない愚かな自分を知っているが故に。
「俺は行くぞっ!!!
あいつは精一杯生きた!!!!!!!
俺と!!!!
精一杯生きたのを俺が一番知ってんだっ!!!!!!!
誰が何と言おうと俺しか知らねぇんだものっ!!!!!!
そいつが俺に今、
教えてくれたんだっ!!!!!
歯ぁ、食いしばって砕けても先に行けってよ!!!!!!
俺は行くぞジャンク!!!!
ミトナ!アグラ!ポット!
お前ら、ジャンク達もみんなだ!!!!
前に!!!!
前に少しでも進むんだっ!!!!!!
なんだってやってやるっ!!!!!!!!」
ドネの叫びに近い大声が響いた。
ドネはまるで、
亡き妻に尻を叩かれた思いだったようだ。
泣いてないで早く行きなさいと。
もう居るでしょ(^ω^)
その人が、と。
これもまた、
喜びでもなければ、
悲しくも無い、
表現しがたいフーリーヘイド、{言葉}である。
「ちきしょうっ!!!!!\(;ω;)/
俺達も行くぞっ!!!!!!
終わらせてやるっ!!!!!!
もう二度とこんな事が無いようにっ!!!!!」
泣き叫ぶジャンクはようやくいつものジャンクに戻ったようだ。
私も含め、
皆、ほっとして笑みを漏らす。
こうして何があるか分からないこの先。
おそらくカナと繋がった者を探索するであろう、
この先は何故か途方もないものに思えて仕方が無いが、
それを乗り越えなくてはならない。
今こうして乗り越えた様に。
少しずつなのだ。
焦らずに、
ゆっくりと。
だからここには時間なんぞと言うものが無いのが、
私は今、納得行く気がしている。
勝手に。
そうでなければ、
こんな現象にはならないからだ。
縛れないのだ。
そもそもが。
彼らも同様。
縛れないのだ。
「おい!!!(;^ω^)
みろ!!!(;^ω^)
俺達にも卵ちゃん!!!(;^ω^)
どうすんだこれっ!!!」
「(/ω\)」
喜ぶジャンクの横で、
二度と失わないと言ってもらえて嬉しすぎるミイ。
早速、漆黒の卵に飛びつくビックとクエス。
頭の花の明かりで落ち着いて眠りにつくイビキ。
困る卵。
「おい!!!(;^ω^)
みろ!!!(;^ω^)
俺達にも卵ちゃん!!!(;^ω^)
どうすんだこれっ!!!」
「(/ω\)」
「お前ら聞いてないかと思ってもう一回言ったわっ!!!(;^ω^)」
...。
喜ぶジャンクの横で、
二度と失わないと言ってもらえて嬉しすぎるミイ。
早速、漆黒の卵に飛びつくビックとクエス。
頭の花の明かりで落ち着いて眠りにつくイビキ。
困る卵。
「聞けってのっ!!!!(;・ω・)
困ってるでしょ!!!
んっ!?(;・ω・)
もうあれだよ!?
これ、転校生だったら泣いてるぞっ!?(;・ω・)
なっ!?(;・ω・)」
...。
怒るジャンクの横で、
二度と失わないと言ってもらえて嬉しすぎるミイ。
早速、漆黒の卵に飛びつくビックとクエス。
頭の花の明かりで落ち着いて眠りにつくイビキ。
困る卵。
もういいだろう。
何がいいのだ。
わーわーと騒ぐいつものジャンク達。
それを眺め、微笑むミトナ達。
アトナとカナも何となく嬉しそうに見える。
あの発光体は何だったのか...。
それは何となくだが、
後で分かってしまう気がしている。
何故か、
そう思う。
この冷たすぎる程の漆黒の床が、
それを予感させる。
もう地獄などという言葉が、
ここでは甘いお菓子にさえ思えてしまう中、
やはり私はどうあれ、
彼らに進んでもらいたいし、
期待したい。
シンプルに。
しつこいように思う。
単純に。
心臓が元気よくリズムを刻むように。
心が躍るのだ。
どうしようもなく。
ならば私も続けなくては。
出来る事をするのだ。
またこのような話をしていると思った。
彼らの目から正体不明の毛?が大量に生え始めるまでは。
目から溢れんばかりの長髪?なのか。
それは、
私を含め、
全員そうである事を、
何とか記す。
~ お久しぶりです(;^ω^)>ポリポリ ~
~ だいぶお待たせしましたorz ~
~ 支えてくれた皆様、本当に申し訳ありませんでした ~
~ 俺が鬱悪化したというのもありますが ~
~ 俺の決意がまだ甘かったというのが一番の理由です ~
~ 好き勝手書いてきましたがいよいよ正念場です(;^ω^) ~
~ これ書いたらもう本当に止められませんと ~
~ 勝手に思いあがっていますし(;^ω^) ~
~ 後悔もしています(;^ω^) ~
~ 今もこうして悩んでます、今更(;^ω^) ~
~ なんだ、大げさな事言って大したことないわ(;^ω^) ~
~ それで終わる事を祈ります(;^ω^) ~
~ 今日はここまでとします(;^ω^) ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ええとですね(;^ω^)結論から言います
フーリーヘイドは辞めません(;^ω^)
ですが!!!(;^ω^)ここからが重要
フーリーヘイド 説明書編 とあえてこれまで書いた物語に、
名前を付けさせていただきます(;^ω^)>ポリポリ
はっきり言いますと、
フーリーヘイドはまだ始まってもいません(;^ω^)
今までのは説明です(;^ω^)
いやぁ(;^ω^)悩みましたよ
楽しみにしてる人いるんじゃないかとか(;^ω^)
支えてくれた方々には本当に申し訳ないのですが(;^ω^)
これより先は読む人に悪影響しか及ばないと判断いたしました(;^ω^)
本当にこのサイトではこれ読んでバカだなぁと元気になってもらいたくて、
自己治療の為でもあったんですが、
書かせて頂いた訳なんですが(;^ω^)
これ以上は本当に酷いんです(;^ω^)
俺は腐ったリンゴ、自分で食う事は出来ますが、
人にはちゃんと美味しいリンゴ食べさせたいのです(;^ω^)
単純に(;^ω^)
と言う事で、これはマジです(;^ω^)
フーリーヘイド 説明書編 はこのサイトではここまでとします(;^ω^)
支えてくれた皆様、本当にありがとうございます(;^ω^)
ましたとは絶対に言いません(;^ω^)
なぜならフーリーヘイドは辞めないからです(;^ω^)
またどこかで会いましょう(;^ω^)
ちなみにたまに覗きに来ます(;^ω^)>ポリポリ
遠慮なくコメントください(;^ω^)
どこかでひっそりと本編を書くことを、
ここに記す。
2025年 6/6 夕方 saizou_2nd サイゾウ (;^ω^)
~~~~~~~~~~
と(;^ω^)思ったんですけどね
しばらく小説から離れては見たものの
ジャンクやドネ達が頭の中でケンカするんですねぇ(;^ω^)まいった
オンラインゲーム、前にやってると言ったんですが(;^ω^)
そこでお世話になっている恩師がいるんですよ(;^ω^)
未だに頭が上がらない(;^ω^)
最近ディスコードってやつをはじめましてね(;^ω^)
そこで色々、交流させて頂いてるんですが、
アニメ進められたり、飯ちゃんと食べなさいと言ってくれたり、
そんな中で、こんな形でここを去ってもいいのだろうか(;^ω^)
アニメは嫁が生きていた時に、
おっはよ~!アンクルグランパ、アドベンチャータイム(;^ω^)
どちらも外国のアニメなんですけどね(;^ω^)
それぐらいしか見た事なかったので、
最近のアニメ見てて、「あ、俺の小説の書き方、間違いでは無かったのか(;^ω^)」
と、思った訳ですよ(;^ω^)まぁ、勝手になんですが
これくらいの{残酷さ}なら、俺の書こうとしている本編は、
...そのずっと先を行ってるんだよなぁ...orz
だがしかし!(;^ω^)逆に!
俺が心配していた酷いと思われるシーンはある程度、
どのアニメでも出てたので少し安心(;^ω^)あ、これは書いていいのかみたいな
やっぱり情報は得るべきだなぁと思いました(;^ω^)
見てしまうと無意識にそれが小説に出てしまうのが嫌だったので、
外部の情報はなるべくシャットアウトしていたわけなんですが(;^ω^)
すこしまた一歩前進した気持ちです(;^ω^)>ポリポリ
~~~~~~~
https://mikle.jp/viewthread/4312829/
本編 レスです(;^ω^)
おそらく、前回よりペース遅いです(;^ω^)>ポリポリ
改めて、支えてくれた皆様、本当にありがとうございます。サイゾウ
(;^ω^)...。
本編、いよいよ踏み込んではならないとこへ行こうとしています(;^ω^)
俺が1年半、自殺をもすら実行4回。
それでも肯定した結果です(;^ω^)
きっと第三者は言うと思います。(;^ω^)
頭おかしいと(;^ω^)
俺自身そう思っています(;^ω^)
現にこうしてフーリーヘイドという物語を書くなんて、
夢にも思っていなかったわけですから(;^ω^)
だからあくまでこれは俺の病んだ自分勝手な妄想なんです。(;^ω^)
しいて言うならあの夢に出てきた不思議な爺さん(;^ω^)
凄かったんですよ、ほんとに(;^ω^)
神だったら姿現してみやがれって思いながら気が付いたら、
寝るじゃないですか(;^ω^)
出てくるんですもん(;^ω^)夢に
まず俺がその爺さんにしようとした事は酷い事なんですが...(;^ω^)>ポリポリ
ぶん殴ろうとしたんですよね(;^ω^)かすり傷でもいいからこいつぶちのめすぐらいの
叫ぶのも惜しんで殴る蹴るを繰り返しましたよ(;^ω^)
死んでも殺すぐらいの、
例え地獄に落ちてもいいぐらいの、
浅はかな事だとしても、
単純に馬鹿なんですよね(;^ω^)俺は
爺さん血だらけになっても腹抱えて笑ってるんですよ(;^ω^)
そこで初めて俺、大声で泣き叫んだんですよね(;^ω^)
何にも言わないで爺さん、なんていうのかな(;^ω^)
うん(;^ω^)笑ってるんですよ、とにかく
それから毎晩しばらく出てきたっけなぁ(;^ω^)
今日はワシのおむつ変えろとか、
今日はワシの体洗えとか、
今日はワシにキスしてみろとか(;^ω^)
キスが一番きつかった(;^ω^)爺さん、すんごい臭いんですよ
すれっ!て怒るから仕方なくしたんすけどね(;^ω^)
今でもはっきり覚えてますね(;^ω^)臭かった~
他にもいろいろあるんですがキリないんでやめときます(;^ω^)
何でしょうね(;^ω^)
気が付いたらフーリヘイドの基盤になってるんですよ(;^ω^)
あの爺さんの思惑通りと言うか(;^ω^)
(;^ω^)=3って感じです。
一番覚えて今もそれが引っかかってる言葉があるんですよ(;^ω^)
「そもそもお前さんは、愛を何だと思っとるんじゃ。」
これなんですよね(;^ω^)
何にも言えなくなったの覚えてます(;^ω^)
神だったんだろか(;^ω^)
ん~...(;^ω^)
まぁ、実際こうして自殺する事を止めて、
嘘みたいに妻の死に向き合って、
社会復帰を目指す事になっている訳ですから...(;^ω^)
御業なのかなぁ...(;^ω^)
神様なんて信じた事ないのに、
毎日祈るようになったし(;^ω^)
不思議なもんですよホント(;^ω^)よくわからん
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