専属神月花篇　第二話「【帝王神候補】の雑談」

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小説家さん（ 20代 ♀ ）
2025/03/12 16:44(更新日時)

ー【月花視点　２月１日　メルトリア総本山？】ー
月花「あの、トア様、ここはどこなのですか？見た限り、メルトリア総本山なのには変わりないみたいですが、何か変ですよね？何というか、この空間そのものが邪悪な雰囲気を漂わせているような、そんなような気がしてならないのですが・・・」
トア「良く気付いた、ここは光世界の罪神が元々いた空間だからな、光を好む母上は心底メルトリア総本山に置くのをためらっていた、何せ、ここは母上に消されるべき空間そのものだったのだ、母上か消さなかった理由はわかるか？」
メリア（これは罠ですね、わざと雑談をして、月花ちゃんと仲をより深めて恩を売ろうとする、メアトル兄様やメルリア姉様を除く私達メルトリアが良く使っている方法、当然ですがメアトルも平和を好むといってもメルトリアはメルトリアですからね、メアトルの場合、一見優しそうでいい人だなと思った人を自然に、ゆっくりと、慎重に騙していく、それがメルトリアでも特殊と言えるメアトルのやり方だから）
メリア（逆にメルリア姉様は何もしない、普通に純粋でいい人だから、吐かなければいけない嘘は仕方なく、と思っているようですが、帝王神候補やお母様のお人形のままでいいのかは知らないけど、私はその方法も嫌いではありませんからね、好ましい訳でもありませんが）
メルリア「トアお兄様！その方々をどうするおつもりなのですか！？」
アリル「メルリア、まさか本当に言うつもりなのか？相手はトアだぞ、メリアはともかくトアを敵に回したら、どうなるかわかっているのか！？」
メルリア「わかっています！ですがアリル、ここで言わないのもないでしょう、私は正直に言うつもりですよ。」
トア「何だ、所詮は１１位と９位が、出しゃばるな、そして無許可に余の前に立ち塞がるな。」
アリル「メルリア、アーは何もしないぞ？もしトアが怒ってやり合いにでもなったら、トアには絶対にアーは勝てないぞ、それでもいいのか？」
メリア「何をするつもりですか、メルリア姉様、トア兄様がそんなに怖いのであれば、私も付き合いますよ。」
メルリア「ええ！本当ですか、ありがとうございます、メリア、このご恩は一生忘れません！」
メリア「いえいえ！メルリア姉様と私の仲ですから、当たり前ですよ、逆にアリル姉様は手伝わないのですね、少しは見直したと思ったのですが、残念です、まぁいいですよ、手伝ってくれないのであればそこの月花ちゃんにもお願いしますから。」
アリル「はぁ！？ふざけた真似をするな！メリア！ただでさえ神王ですら、神王が１００人いてやっと帝王神候補にかすり傷を与えられるレベル、そこの中級神クラスにも満たない奴をトアと戦わせるなんて、流石のメリアでもやらないことだろう？頭のネジでも吹き飛んだのか！！」
トア＆月花＆メルリア（とっくの昔に）
ルトア「何をやっているんだ、８位程度の雑魚が２位の足を引っ張ってたらごめんだけど、僕も参加させて貰ってもいいかい？」
トア「ルトアか・・・８位程度が出しゃばるな、と言いたい所だが、何しにきたんだ？」
ルトア「何もしにきてないよ、ただ暇だったから来ただけ、って言ったらどうする？兄様は。」
トア「何も言わない、何もしにきてないなら尚更の話だ、当然だろう？」
ルトア「そう、なら僕は観戦するよ、じゃあね、兄様。」