フーリーヘイド ~読む前の注意書きと自己紹介~
小説など書いたことない全くの初心者です(;^ω^)
この物語を読む前に注意してください。
これはあくまで俺が空想した架空の世界です。
現実の世界とは一切関係ありません。
読んでる途中で不快に感じたり、
生活に支障が発生しそうな場合はすぐに読むのをやめてください(;^ω^)
~プロフィール(;^ω^)自己紹介~
ハンドルネーム:saizou_2nd
1980/08/12 生まれ
7年過ごした妻が鬱により2年前他界。
ショックから立ち直れず現在、生活保護中で心療内科に通院中。
何か出来る事は無いかと、頭を使うのはタダなので七転八倒中。
~この作品について(;^ω^)~
俺は赤ん坊の時、どの部屋だったかは定かではないが。
母親が俺のオムツを替えようとしていて、
小便を母親にかけた時、
人を嫌がらせる方法を覚えた。(なぜかおぼえている)
幼稚園卒園の時、問題児だった俺の担当の先生?がなぜか泣いているので、
何で泣いてるのと聞いたら隣のクラスの先生が結婚できなくなったのよと言った。
あの時の怒りは未だに忘れない。
「お前凄い良い女なのに何で結婚出来なくなるんだよ!」
先生の服ガッチリ掴んで叫んだ。
どんなに大暴れしてもあの先生は俺を怒らなかった。
「俺が結婚してやるよ!だから泣くなよ!!」
先生はありがとう、と言って俺を抱きしめた。
この時、俺は悲しみ、愛、怒り、お金では買えないものを、
先生から受け取ったのを覚えている。
小学校1年生の時、空に浮かぶ島があるという話を聞き、
1か月間探したが見つからず、
何でそんな話が出来たんだろうと考え始める。
この物語はその時から現在も進行しているが、
そのたった一つの疑問を追及し続けた愚かな行動の一部だと思って頂きたい。
しつこいようですが、俺は鬱であり自己表現により自分自身の治療も兼ねたこの物語。
文法、ルール、言葉遣い等、高卒以下の知識にて作成のため、
読書家の方、知識のある方には大変読みづらく不快な思いをさせます。
早い話、もう読みたくない!っと思ったら、すぐに読むのをやめてください。
責任を取れません。
無責任にも俺は、ある馬鹿馬鹿しい救いようの無い空想に達し、
これを表現すべきか半年悩みました。
表現したいのだけれど、表現してはいけないのではないか。
今も言葉を選んで慣れないキーボードを叩いてる始末です。
できれば中途半端でやる気をなくして作成をやめてしまえとさえ思っています。
いつまで書き続けるかわかりませんが、
頑張ってみます。
25/04/03 01:59 追記
2027 4/3 表紙 追加です(;^ω^)
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フーリーヘイド ^週目 ~幸せだった日々~
あるところに冬、ものすごく雪の降る町の外れにリータという男が住んでいました。
普通に仕事をし始め、賭け事にのめりこんだり、仕事仲間とケンカしたり、失恋したり、
仕事失敗したり、転職考えたり、もう失敗は繰り返さないと誓ったり、
いつの間にか仲間に好かれるようになり、それを面白くなく思うやつもいたり。
とにかく無我夢中で気が付けば十五年が経っていた。
ある日ノコという痩せてあまり元気のない女性と出会い、
すぐ結婚することに。
ノコはリータに言った
「私は子供を作りたくない、仕事も出来ないけどあなたを一生懸命支える。
それでも一緒になる?」
「俺もこの世界に明るい未来は遠すぎて子供に恨まれそうだからいらないよ、
お金は俺が稼ぐ」
リータもノコにそう言って、二人の生活が始まった。
春。
リータは今まで以上に仕事を頑張るようになり、
家に帰ってはノコを笑わせていた。
ノコも家の周りに花を植えたり、
実家では引きこもりがちだったらしいのだが自分から外へ出るようになる。
ノコは料理が下手でいつも、
「料理下手でごめんね...」
と、言うのだが。
「おかわりある?!」
とすでに出された料理を食べきったリータを見て、
笑いながらおかわりを用意するノコでした。
夏。
ノコが育てていた花の近くに激痛バチ(こちらの世界で言うアブ、黒い蜂)が、
結構大きめの巣を作ってしまったのをノコが発見。
「リータ危ないよ!どうするの!?」
遠くから叫ぶノコを背にどんどん濡れた布を片手に巣へと突き進むリータ。
リータは少し後先考えず行動するところがあり、
「よいしょ~!!」
と言って蜂の巣を地面に叩きつけた。
拳、足、濡れた布で激痛バチを全滅させた結果。
首から上を刺されまくって顔ががボコボコに。
「顔!顔!バカ!」
パニックになるノコ。
「あ、こんにちわ、エイリアンです」
激痛の中、ボコボコ顔で冗談を言うリータ。
二人とも吹き出して笑ってしまった。
この後リータが高熱を出し、寝込んだのは言うまでも無い。
秋。
リータの仕事は出勤時間がバラバラでよく深夜に帰宅することが多かった。
ノコは気を使ってなのかリータが帰って来るのを起きて待っており、
先に寝てなさいとリータが言っても頑固に待っているノコ。
そんなある日の深夜の帰宅、
いつも家の明かりがついているはずなのに暗くなっていることに気付くリータ。
ようやく寝るようになったかと思いながら家に入り明かりをつけると、
床に座り、うなだれているノコが居たのだ。
普通なら驚いてどうしたの!?とかいう場面なんでしょうが、
リータは残念ながら普通ではなかった。
その場に仰向けになって横になり、ノコの膝の上に頭を乗せるまで移動。
なぜか移動する間、オイッチニッ、オイッチニッ、という訳の分からない声を、
リズムよく発声している。
仰向けでノコの膝枕になれば当然ノコのうなだれている顔は嫌でも見える。
生きてきた中で見た事が無いほどに落ち込んだ顔が。
リータは賭け事はもうやめて何年も経っていたが、
賭けに出た。
コンバンハ!ボク、ワラワセタクナイマン!ワラワレタラハナジデルノ!エヘ!
約1秒でこのセリフにあった変な顔とかんだかい声を用意して打ち放った。
「コンニチハ!...あ、まちがった、こんばんはでしょ」
あ、まちがった、こ、のところでノコが笑うのをこらえてる僅かな隙が見えて、
残りの、んばんはでしょ、がリータの口から吹き出した笑いと唾と共に、
ノコに顔に直撃。
「ギャー!臭い!汚い!」
大笑いする二人。
「コーヒュー(こちらの世界で言うコーヒー)飲むか」
黙ってうなずくノコ。
訳も分からず深夜に黙って二人でコーヒューを飲むのであった。
この頃からリータはノコがウーツ(こちらの世界で言う、うつ病)なのではないかと、
思い始める。
だが決して口には出さなかった。
冬。
ノコは体を洗う事も歯を磨く事も出来なくなり、
食事もあまり進まなくなっていた。
リータの家は古く二人の寝床は吐く息が白くなるほど恐ろしく寒い。
だからいつも毛布にリータがノコを抱きしめてくるまり寝るのだが、
ノコが自分の体臭を気にして嫌がる。
馬鹿な事ばかりして稼ぐしか能のない男に、
この人は文句ひとつ言わず支えてくれる。
そんな思いがリータにあったため、
気にならなかった。
頭もノコの気分が元気な時に洗ってあげ、髪も切ってあげた。
体を動かさないのでマッサージもした。
気が付けばすでにリータにとってノコは無くてはならない存在になっていた。
寝る時にいつも、
「なんでそんなに優しいの?」
とノコが聞くので、
「知りませんまさお(こちらの世界で言う有名人の名前)」
とリータが答えて二人、眠りにつくのが冬の夜の流れになっていたのだった。
一緒に住み始めて7年。
ノコは残念ながらウーツという病に負けてしまい、
この世からいなくなってしまった。
残されたリータは生き甲斐が無くなり、何もできなくなっていく。
仕事も行かなくなり、心配する仲間や家族、近所の人の声も届かなくなり、
毎日悲しみに暮れ、やがて俺がノコを殺してしまったのだと思うようになり、
いつしかリータは原点に帰った。
小さい頃からずっと頭から離れなかった疑問。
空に浮かぶ伝説の島の物語。
信じて探し続けたが無かった。
探したという一つの行動から沢山のものが生まれた。
馬鹿にされた、絶対島はある、夢を求める事は良い、頭がおかしい等々。
リータはもうすでにウーツに侵されていることに気が付いてはいたが、
島を探したあの時からずっと引っかかって何かがそばでささやいてる様な感覚。
あ、と声を発しただけで周りに発生する様々な反応、現象。
どうせ俺はもうこのまま死ぬだろうと朦朧としながら投げやりになったリータは、
毛布にくるまり寝床に引きこもり、時間が経つのも忘れ、
現実逃避でも構うものかとお金のかからないまだ動く脳をフルに回転させる。
今まで貯めこんだ記憶という部品を組み合わせ、
無知なリータにとってこの行動はあまりにもひどく、
意味がない。
薄れゆく意識の中で何か見えた気がしたが良くわからなかった。
ここでリータあるとんでもない発想と約束を同時に行う。
こちらの世界で言う神に、
「俺は罪人だ。
一人の愛する人さえ救えなかった愚か者です。
あなたを信じた事など無かったが、
いるなら頼む。
ノコをあなたの所へ連れて行ってほしい。
そのかわり俺は、地獄に行かせてくれ」
実はこのあとにもまだ言った言葉があるのだが、
これを読んでいる人が居るかもしれないので様子を見ながら、
考えながら表現していこうと思う。
フーリーヘイド 105236478956325478569週目 ~神という爺さん~
突然だが、まずこの時点でこの文字を打ち込んでいる俺とリータが繋がり、
同じ場所にいることになる。
リータは隣でまだ朦朧としている。
じゃあおまえは誰なのかという事になるのだが、
名前が無い。
この時点でリータの居た世界はもう無いといっても等しいし、
似たような世界はあると言っても良い。
フーリーヘイドが何なのかは知らないしそれは俺達も探し続けてるものだ。
その横にでたらめに見える数字は、
リータが居た世界、俺達もとっても似たような世界、そういった世界が出来て無くなって一週。
だから正直こうして説明している現在と言ったら良いのかよくわからないが、
大体この数字ぐらいの結果になってますよという事になる。
俺は、リータと...ああ、忘れていた。
まだ朦朧としてるリータのさらに隣に爺さんが座っている。
俺はこの人をマスターと呼んで敬っている。
何故ならこの結果を生み出し一週目からマスターは存在している。
マスターはあと50周ぐらいしないと起きない。
いつもそうなんだ。
俺は51103545454週目くらいにマスターと繋がった。
だから早い話マスターの...
もう何から説明して良いのか全く分からない、
毎回そうなんだ、まいった。
こうしよう。
訳の分からない狂った空間にマスター、リータ、俺、帰る球、考える球、進むべきドアがある。
まずはここからだ。
「...ここはどこだ...」
リータが目を覚ました。
「.....水?」
みず?
「水がはなしてるのか...?」
みずって確かマスターと一緒に覚えたはずなんだが、
思い出せない...。
「...そうか、という事はここは手前...」
リータ!言葉を選んで話してください!
読んでいる人が居る!
「...そうだった...そうだ」
あなたも同じ発想と約束をしたから来てしまった。
「言えないよなぁ...」
「あの球の周りに見えるかすんだ色んな残像は無事帰ってるってことだよね?」
そうです、ギリギリの存在もあります。
フーリーヘイドと書いたからちょっと恐かったんですが、残像が増えることも無くて良かった。
「...この人が最初の存在?」
そうです、俺はマスターと呼んでます。
「君は?」
名前無いです。
「...そうか」
「最初にマスター、次に君、俺の順番で来たのか、とりあえず」
そうです、俺が...
「君は自分の事、私と言った方が読んでる人読みやすいんじゃないか?」
え!?
「それとも俺が私という事にするかい?」
.....
「...て、照れてるのか...?」
!
「...マスター名前つけてくれなかったのかい?」
...マスターは...ずっと苦しんできた人なので...名前つけてとはとても...。
「...(;^ω^)何かいろいろあるんだね...」
とりあえずマスター起きるの待ちましょう、疲れました。
「(;^ω^)...ハイ」
~こんなにもめちゃくちゃで訳の分からない空間の中で~
~リータの隣の爺さんが目を開けた瞬間~
~リータ、水?っぽいやつ、進むべきドア、考える球、帰る球~
~爺さん以外の存在が全て記憶を失う事になる~
~そのためこれより先の物語と、短いながらのこれ以前の物語は~
~切り離されてしまう~
爺さんが口を開いた。
「まずはようこそ、ワシの空想の世界へと言わざるおえない。
この現象を絵、文字、パズルのような一部、音、
どれで表現されてあなたに届いてるかは知らないが。
この現象の説明をさせてもらうことにする。
ワシはここへ来る前大切な人を失った。
つまりあなた方と似たような世界にいたのじゃが、
生きることに疲れ、自暴自棄になったワシは何もしなくなり、
ただ死を待つことにしたのだが、
神という存在を一度も信じた事が無いワシが何故か、
祈ったんじゃ。
それは次の通りとなる為、すべて記しておく。」
俺は罪人だ。
一人の愛する人さえ救えなかった愚か者。
あなたを信じた事など無かったが、
いるなら頼む。
あの人をあなたの所へ連れて行ってほしい。
そのかわり俺は、地獄に行かせてくれ。
俺はなぜ存在するのか、
いつもずっと周りに知られないよう、
少しずつ確かなヒントと思い込んでようが、
愚かなことであろうが拾い続けた。
結果、あなたには聞こえているがそれは逆に、
あなたを苦しめ、悲しませる事になる可能性があることに、
俺は気が付いた。
あなたが居た世界がどんな世界、空間だったのか、
どんな存在だったのかは想像が付きませんが、
あなたが一つであり、全てであったのかもしれません。
そんな中、はいといいえ、認めると認めない、二つが発生。
ひとつは全てを一つにするという恐ろしいもの。
ひとつはただ理由もなく単純にそうあってはいけないと思ったもの。
あなたはほんのわずかな世界を何とか守ったが、
それ以外の全ては一つになる事以外考えない存在となってしまった。
それは眠ることも、音も、光も、動きも、存在も、全て。
ひとつの存在となるただの兵器と化した中、
あなたは残ったもので何とかしようと、
信じられないほどのこちらで言う、
時間の中で試行錯誤されたと俺は勝手に思っています。
結果、
わずかな世界が守られた理由は、
愛であることが分かった。
残された愛により守られた世界で、
兵器の世界が届かない新たな似たような世界を、
愛の世界の内側に創られたはず。
しかし、
新たな世界、空間を作れたとしても残されたあなたにできた事は、
自分自身を創った世界に投じ、
兵器の世界、愛の世界、身を投じた新たな世界と三つに分け、
あなたの体は砂粒よりも信じられないほどの粒となり、
信じられないほどの数の粒になってしまった。
その一粒、一粒がぶつかったり、くっついたり、ケンカしたり、
いろんなことがあった中で、
全てを一つにする兵器の存在の記憶も当然、
一粒となっていたため、
悲しい事に本来の兵器の威力ほどではないが、
一つにするという考えしか持たない一粒もまた増え続け、
俺には知識が無いのでうまく説明できないが、
あなたが犠牲となった願いは、
新たな世界から、兵器の世界に対抗するのではなく、
救う奇跡が生まれることを願ったのではと勝手に思っています。
長い時間を経て、
あなたの一部は今のこの世界を創り、
兵器の記憶もまた悲しくも一つになり続けている。
俺は愛する人を兵器の記憶のようなものにしたくはない。
だからもし、
この新しい世界で兵器を救う事がこんな俺でも、
役にたてるのなら、
地獄はあるんでしょうがこの説がもし恐ろしくも当たっていたのなら、
地獄というのは兵器に触れさせないためのあなたの愛なのだと、
勝手ながら思っています、苦ですら一つになるという目的に変化してしまうのですから。
役にたてるのなら俺を役に立ててください。
それを願うのみです。
爺さんが口を開いた。
「ワシは死んだのかすら今となってはわからない。
とにかくワシがここへ来たのは記した願いを終えた後、
気が付けばここにいた。
ただ今とは違ってこの二人もおらず、
二つの珠もドアも無く、
家...というべきか、
そんな感じのものが一つだけあったのをいまだに覚えとる。
みんな記憶が無くなったのでぼーっとしているうちに、
その時、
わしがその家で神っぽい爺さんと出会った時の話をするとしよう。
まったくひどい爺さんじゃったよ、ほんとうに...(;^ω^)」
フーリーヘイド 第一話 ~俺はあんたを神と呼ばざるおえない~
気を失っていたのか、
男は朦朧とする中、
見た事の無い真っ白のような空間に立っていた。
目の前には四角い物体に一つドアの付いた存在が一つあるのみ。
「...ひょっとして、呼ばれたのか...?」
願ったことを覚えていたためこれが夢だとしても、
とりあえずあの家っぽいところへ行くしかないだろうと、
男は思い、まだ半信半疑だったため、
たいしてうまくも吹けない口笛をスヒ~スヒ~と鳴らしながら、
何故か指パッチンしながらリズム悪く歩いていくのだった。
ドアの前で立ち止まり驚く男。
ドアに大きく明朝体っぽい文字で、
神と書いてあるのである。
おそるおそるドアを開けようと近づくと、
木製のように見えたそのドアは突然両サイドにまるで、
自動ドアのように開き、
ドンドコドン、ドンドコドン、ドンドコドン、ドン、ドン!ハッ!
という、太鼓のようなリズムの良い音の後に何故か、
複数人のハッ!という掛け声が聞こえてきて、
それが妙に腹が立った。
中は真っ白で何もなく、
神っぽい白髪、白い長い髭の歳をとった男性が、
いかにも私は神ですという感じで仰向けになり横たわっている。
男はとりあえずその横たわった存在に歩み寄ろうとした時、
「いやぁ~、長かった。
長かったんじゃぁ~~。」
横たわった存在が目をつむりながら喋りだした。
「そもそもじゃよ、
お前さんたちが悪いもんじゃったらとっくの昔に、
よいしょーってワシ世界滅ぼしとると思わんのかね!?
そりゃ兵器の世界じゃったかの!?
それが正しいとしてワシが自己犠牲によって作った、
この世界のおかげでみんな苦労しとることも、
嫌でもずぅ~っと!見せられてきたどんなに!!
後悔したことか!!!
悪いと思っとるよ!?何回あやまったかわからんぐらい、
御免なさいってあやまってもワシもうバラバラだし!
何もできないんじゃよっ!!!」
エーン、エーンと泣き始めてはいるものの、
横たわった存在は微動だにせず、
表情も変わらず、
そのままである。
男はとりあえず慰めようと思い、
親指を立ててこう言った。
「ボク、オヤユビチャン!ヨロシクネ!!」
しばらくの沈黙が流れた後、鳴き声は止み、
うまくいったかと思えた瞬間、
「おまえのオヤユビチャン、へし折ってやろうかと思ったわ。」
男、これまでにないほどの恥ずかしさを味わう中、叫ぶ。
「とりあえず慰めようとしたんだわ!おれ!
なぜか知らんけど!
はずかしっ!!!
この恥ずかしさを俺はこう表現する!!」
男は多分これは夢だろうと思い、
横たわった存在にデコピン(右利きなら、右手中指を左手を用いて大きくそらし、
勢いよく目標に向かって打ち付ける、時に想像を絶する破壊力を生む行為である。)
をしようと近づいた。
「やめろ!!
わかった!!!
わるかった!まずワシに触れてはイカン!!!
たのむ!!せっかく組み立てたんじゃ!!!
意志も伝えられる様になったし触れられたら終わりじゃあ!!!!」
あまりの叫び声に男の動きが止まった。
それは叫び声のせいでもあったが、
男と横たわった存在、
両方の体から灰色っぽい液体の様なものが伸びて、
繋がろうとしてたからである。
「.....そのまま可能であるなら後ろへ....、
ワシから離れるんじゃ...。」
言うとおりに従って男が後方へ後ずさりするたびに、
灰色の液体は体へ戻っていった。
「今のが兵器の記憶ってやつじゃよ、
どんな手を使ってでも一つになろうとする存在じゃ...、
それしか考えておらん...。」
男は尻からショックのあまりペタンと座り込んで言った。
「では....やはり俺が考えていたのは...」
「今から互いにとる行動、音、見えるもの、全てに気を付けるんじゃ。
とにかく今はワシに触れない様、努力してくれ。
兵器の記憶は残念ながら全ての存在の一部となってしまったため、
お前さん方が悪だの、善だの、やめる、やめない、死ぬ、死なない等々、
生み出したルールは兵器とワシの戦争の結果になってしまったと、
いっても過言ではないのじゃ...。
...ところでお前さんの名は?」
男は答えた。
「ジャンクっていう名前だった。」
「ジャンク、よく来てくれた。
お前さんの世界は宇宙という存在はもうあったかの?」
「いいや、初めて聞く。」
「そうか、無い事を願うのみじゃが、
ワシが愛の世界から来たっぽい事はもうわかってるのなら、
これからいう事もわかってくれることも願うのみじゃ。」
「ワシはバラバラになりながらも、何とか奇跡的にこの状態に粒を集めることに成功した。
一粒一粒でお前さん方の世界が出来たようにな。
ワシがこの状態になった時はまだ兵器はそれほど力もなく、
何とかなるかもしれんと思ったんじゃが、
残念ながら兵器の記憶もワシの一部、一粒であったため、
お前さん方の一部にもなってしまった。
それはワシも同じじゃ。
お前さん方はワシの分身に見事なってくれたわけじゃが、
早い話、信じられないほどの数の丸いものが信じられないほど広い所で、
ぶつかったり、くっついたり、離れたり、残念ながら一つになったり、
そうした現象の中でたまたま集まって起きた現象に過ぎんじゃよ。
じゃからたとえ死んでもいつかはまたバラバラの丸いものになり、
いろんなことがあってまた似たような集まりになるかも知れんし、
それが今のところ望ましい事だったんじゃが、
このいまのワシの状態が完成した頃にはすでに、
お前さん方の世界は兵器の浸食がだいぶ進んでおった。
それが何かと断定する力は残念ながら今のワシには特定できんのだが、
お前さん方の世界の全てから少しずつ一つに、
つまりお前さん方が知らず知らずのうちに何か奪われている、
その可能性が見えてきた。
ジャンクで例えて言うとすればじゃな、
何か得意な事はあるか?」
「...泳ぐこと...?」
「そうか、泳ぐ事を得意としたジャンクが死んだとしよう。
死んだジャンクはいつかバラバラになり、
一粒一粒になるじゃろう、時間とやらはかかるんじゃろうが。
ジャンクだった一部が植物や石や何かの一部になったり、
奇跡的に違うジャンクではない生命になったり、
地震が起きたり、世界が滅んだり、色んなことがあって、
再び、まったく同じではないが似たような世界、
似たような状況の中の似たようなジャンクが生まれてきても、
この世界では不思議ではないし、ワシが望んでいたことなんじゃが。
残念ながら似たようなジャンクは泳ぐ事ができなかったりするんじゃ。
それがさっきワシが言った兵器によって奪われている現象とみている。
1週目で泳げない。
2週目で喋れない。
3週目で動けない。
4週目で考えれない。
5週目で一つに。
これは凄く大雑把に言ったんじゃが、
実際は一つになるまでもの凄く何回も周ることになるはず。
残酷な、酷い話なんじゃが...」
ジャンクは自分が考えていた事が恐ろしくも実現している、
夢ならば早々に覚めてほしいこの世界に恐怖していた。
「残念ながら夢じゃないんじゃ、
お前さんが死んだかどうかはわからんが
最後にすべてを捨てて考えたじゃろう。
ワシも同様考える事しかできず、欲しい部品というべきか、
一粒になる事は出来んかった。
なぜワシに触るなと言ったかというとじゃな、
今までお前さんは覚えてはおらんじゃろうが何回もここに来ておるんじゃよ。
ワシの一部が何回もこうしてここへ来て、触れたら当然ワシになるのは当たり前じゃ。
最初は本当に一粒だったんじゃがお前さんのおかげで、
この状態になれた。
しかしジャンクから得られるものが少なくなってきた事に気が付いたワシは、
さっき言った浸食の現象の可能性に気が付き、
こうしてお前さんとこれから出来る事は何かないか相談しようと決めて、
今回、触れさせないでこうしているんじゃよ。」
「...それが本当か、嘘か、俺の頭がおかしくなったのか、
それに浸食は何をするかわからないのなら、
この現象を新しい世界で広め、浸食され続けているという、
妄想なのか、真実なのか、絶対に分からなくして、
さらに大きくなる可能性だってあるって事だろ?」
「.....そうじゃ...すまない...」
「爺さんを責める、認める、知らずに生きる、勘違いする、色んな可能性があるな。
そんな中さらに浸食され何が操作されて奪われているかもわからない...。
爺さん...厳しすぎるよ....こりゃあ...笑えないよ。」
「...そうじゃろ...」
「これ、小説だったら売れないよ...。
パンドラの箱だよ。
真実知っちゃったよ宣言だよ...。
まいったよ爺さん...。
せめて爺さんじゃなく読者が興味ひきそうな女神とかなら、
だいぶ違ったんだろうけど...。」
「金目的じゃとまずこんなの思いつかないし、
まず広めようと思わんじゃろ。
ジャンクではなく、似たような悲しい思いをした、
後先考えない存在がおそらく事細かにワシらを描写してる、
馬鹿がいてもおかしくはない事も否定できんしのう。」
「この先どうなるか予想はしてるんだろ?」
「そりゃあ最悪の場合は兵器の世界と愛の世界、兵器の記憶の世界の、
サンドイッチが出来て終わりじゃよ。
愛の世界からの援軍は無いぞ。
新しい世界創るのにだいぶいろんなもの使ったから。」
「簡単に言うなよ!(;^ω^)
光あれっつってよいしょ~って世界創ったっけ、
いやぁ~まいったわぁ~、て言われても困るわ!!(;^ω^)」
無音だが爺さんが泣いていることがわかるジャンク(;^ω^)
~ これよりしばし、ジャンクと爺さんのケンカが始まります ~
「ワシだって一生懸命考えたんじゃぞ!
愛の世界で死ぬこともない、
腹は減らない、
困ることなんぞ一つもなかったんじゃ!!
誰が好き好んで新しい世界に自分バラバラにして命創るか!!」
「俺も似たような人生何度も繰り返してるなんて思わなかったわ!!
それこそ信じられないほど数の命はてめぇの勝手な戦争に、
巻き込まれて苦しんでるんだからな!!!
兵器の記憶の思惑通りじゃねぇかよ!!
将棋で言ったら歩、一つと王だけしかねぇのに王手されたようなもんだよ!!!
しかも何故か相手の駒、全部王と飛と角!!!」
「...それは、ピンチじゃなぁ...(;^ω^)...」
「そうだよね!!!
俺も自分で言っててビックリしたわ!!
もう相手もあんたの事憐れむような状態だよ!!!
飛車、無しにしようか...?(;^ω^)って言っちゃいそうだよ!!」
「...そうなったらお前さんどうする...?」
「負けだよ!!」
「...違う...」
「...な、なんだよ、急に...」
「お前さん方を一つになる事のみを目的とする存在にしてしまったら、
苦もない、悩みもない、悲しみもない、その点は良いじゃろうが、
その助かった、良かった、全ての喜び、全ての楽しみ、全てじゃ。
全部無くなってしまった存在の中で、
一つに、一つに、と行動し続ける、
眠ることもなく、
死ぬこともなく、
食べる事もなく、
もしかしたら何とかなるかもなんて希望すら飲み込まれる。
ワシも正直この状態になってからしばらく考えるうちに、
諦めたんじゃ...。」
「...。」
「そうじゃろ?
ワシに何が出来ようか。
大失敗じゃよ。
お前さん方の中で誰がこんな爺さんを崇め、
愛して助けよう、あなたの役に立ちたいなど言って身を捧げるか。
そんな時じゃった、あれが起きたのは。」
「あれって何だよ...まだ何かあるのか」
「存在崩壊、とワシは呼んでいるんじゃが、
浸食や兵器の仕業なのか、
それともワシの一部による単なる現象なのか。
お前さん方が造り上げたものは当然、地面、空、
空気、水、命、全てがワシがバラバラになった時に、
戻ったんじゃ。
何が起きたかワシにもさっぱりわからんかった。
ワシ自身もバラバラになっての。
存在崩壊直前のこの状態集めるのにまた一苦労でな。
そんな時、お前さんが来るようになったんじゃよ。
最初、びっくりして触れてしまっての。
ジャンク一人吸収してしまったんじゃよぉ~(;^ω^)まいったまいった」
「...覚えてないからよくわからんが、すごい腹が立つ...」
「毎回こうしてお前さんを怒らせ、ケンカをし、
今後どうすべきか、
今、置かれている状況説明を何度も繰り返してきた訳じゃよ。」
「...その結果入って来た時のあの腹立つ音楽を鳴らすことなったのか...?」
「話せばまた長くなるが、いい思い出じゃな。
存在崩壊によって、早い話がさっきお前さんが言った状況の王手、
そこで何と将棋盤はおろか、地面すらバラバラになったんじゃ。
もう将棋どころではなくなったわけじゃ。
お前さんが来た頃はもうそれは驚いた。
愛を覚え始めたんじゃよ、命が。
あの時はさすがに神に感謝したもんじゃ。
奇跡じゃな。」
「神が神に感謝するって...(;^ω^)」
「言っておくがのう!!!
ワシは神じゃないぞ!!!
こんな真実、皆知ったらワシは撲殺(殴り殺されること(;^ω^))、
もしくは火あぶりじゃよ!!!」
「ま、まぁ、確かに...そうなるよな...(;^ω^)」
「そんな中、見た事もないのにワシっぽい存在を愛する存在が、
出てき始めてのう!
もううれしかったんじゃよぉ~、あの時は!
中でも一番は自分はワシの息子だとまで言った存在もあっての!」
ジャンクは、毎回こんな感じなんだろうかという疑問を必死に隠し、
哀れなこの爺さんを情けという愛を持って話を聞いた。
「しかしお前さん方はその存在を消してしまいおった。
あんまり悲しいから余分に貯めてたワシの一粒、
息子といってた存在に届くかわからんが、
送ってみたんじゃ。
何とそこでまた奇跡!
息子が生き返ったんじゃ!!
愛じゃな、うん、愛の力じゃ...グスッ(泣いている)」
「?...その息子はどこにいるんだ?」
「...いやぁ、それがのう...。
息子の理想の父とワシという違いの現実の壁は、
さすがの愛の力でも越えられなかった様じゃよ...(;^ω^)>テヘッ」
「...(;^ω^)テヘッじゃねぇよ...」
「彼は彼でおそらく違う空間に理想の父と共にいる事は、
間違いないのじゃ。」
「天国ってやつだな。」
「そうじゃ、何しろこの世界は元々何でも自由にできる事を願って、
創った世界じゃからな。
まぁ、兵器の記憶のせいでそうではなくなってしまったようじゃが、
お前さん方が造った天国、地獄に行くことも今のところ自由ではあるようじゃ。」
「だが、俺たちのこの妄想に永遠は無いし、
永遠行っちゃったらつまり一つになってサンドイッチの出来上がりだろ?」
「...天国が味方であることは間違いないとは思っとるんじゃが、
地獄はもう既に手遅れじゃろう...愛が無いんじゃから...。
苦しんだ挙句、ゆっくりと浸食されていくんじゃ...。」
「結果、俺はそれでも愛した人を兵器の一部にしたくない、
その兵器すら救いたいと遠からず近いながらも、
願ったわけか...。」
「そうじゃな、そしてこうしてワシの役に立ち、
一歩一歩進んでいるというわけじゃ。」
「爺さん...。」
「何じゃい...。」
「無理だわぁ~...(;^ω^)」
「...それを言うなよ、息子...。」
~ Round 2 FIGHT ! (カーン!) ~
「誰がてめぇの息子になるかよ!!!
触れてやろうかっ!!!
ん!!?」
お互いの体から灰色の兵器の記憶が伸び始める。
(わずかだが兵器の記憶が呆れてるようにも見える(;^ω^))
「やめろ!!
やめろぉおお~~~~!!!
浸食じゃぁ~!!!
気を付けろと言ったじゃろうがぁ~~~!!!」
「この爺さんに思いっきり人生最大のデコピンを食らわせたいこの衝動!!!
デコピンか!
デコピンじゃないのか!!
それが問題だ、こらぁああ~~~~~!!!!!」
「悪かった!!!!
ちょっと調子に乗った!!!
認める、ワシは認めるぞ!!!!
息子と呼んで調子に乗った自分をここに表明するっ!!!!!」
とりあえず離れる両者。
(これを書いている俺自身としては、兵器の記憶が二人を離したようにも見えます(;^ω^))
「...毎回こうなんじゃが...、
ここまで危機迫ったのは初めてやもしれん...(;^ω^)」
「...なんか疲れた(;^ω^)
爺さん、色々聞きたいんだが。」
「な、なんじゃぁい...(息切れてる)」
「この空間も爺さんが創ったのか?」
「ここはの...ハァ...ハァ...その、あれじゃ...」
「ま、まず休もう。」
その時、二人の居る空間にどこからともなく声が響いた。
~とんでもない世界に巻き込まれてしまったジャンクの前に~
~訳の分からない同じ考えを持つじいさんが現れた!~
~果たしてジャンクの運命やいかにぃいい~~~!!!~
~次回!!!~
~因果応報!!爺さんよ!デコピンで安らかに眠れ!!!~
再び静寂(;^ω^)
「...(;^ω^)」
「...(;^ω^)」
しばらく静寂(;^ω^)
「...何も喋るなよ、爺さん(;^ω^)ツカレタ...」
「...ハイ(;^ω^)ワシモ...」
ジャンクはふと、ある事に気が付いた。
「なあ爺さん、何食って生き延びてるんだ?」
「ああ、ここはもう腹が減らないんじゃよ。
時間とやらもないし、
まぁ、浸食の進み具合が時間になるのかの。
トイレに行く事もない、
不老不死ってやつじゃな、
じゃからここが天国か地獄かと聞かれたならば、
間違いなく地獄じゃよ。」
「...もう頭がぐちゃぐちゃだよ、
何が何だかよく分からなくなってきた...。」
「それが当り前じゃろうな、
とりあえず今の状況を整理してみようかの。
まずはこの空間で分かってる事は、
お前さん方が決めたり造った存在はほぼ存在しない。
愛の世界からこの世界を創った時、
一つの通路みたいなのがどうしても必要じゃったんでな、
この今いる空間がまさにその通路じゃ。
愛の世界への入り口は塞いでしまったがな。
お前さん方が居た世界、つまりワシが創った世界が一つの大きな丸だとするじゃろ?
その丸におそらくワシらの居るこの通路の空間じゃったり、
息子と言ってたがここには来んかった存在の世界、
天国という空間、地獄という空間、
ほかにも様々な空間があってもおかしくはないが、
それぞれの空間が棒になって丸に刺さってる状態だと考えれば良いじゃろ。
愛の世界と唯一繋がってるのはこの空間だけじゃろうがな。
腹が減らないとかそう言った細かい事はこれから嫌でもわかって来るじゃろ。
お互い触れなければ何とか進んでいけるはずじゃて。」
「俺が何回もここへ来てて触れさせないという事は、
もうこれ以上俺からは得られるものが無いという事なんだな?」
「残念ながらそうじゃ。
リンゴもういらないよって言ってるのに、
まぁまぁそう言わずに!どうぞどうぞ!ってリンゴ貰わんじゃろ。」
「...ボールに色んな色のつまようじが刺さってて、
そのうちの一色が愛の世界に関係してるという事か...。」
「そうじゃな。」
「そしてそのボールの中で、さらに小さい粒がたくさんあって、
俺が居た世界があったり、なかったり、
想像がつかんが色んな現象が起き続けている...。
そしてそれぞれのつまようじに行く粒もある...。」
「そうじゃ。」
「ああ、でもつまようじに行く粒はボールの中よりもある程度集まって大きいのか。
俺が現にこの姿で来てるんだから。」
「...その辺は後で嫌でも分かることになるじゃろう...」
「...爺さん、たまにその真剣になるの怖いからやめてくれないか...(;^ω^)
今度は何だよってなるから...。」
「怖いで終わればどんなに幸せかわからんて...。
ジャンクよ、お前が来なかったらワシはどうなっておったか...。
ふざけたり、調子に乗ってはおるが、
お前さん方が生まれる、愛する、産む、死ぬを信じられないほど繰り返す中、
少しづつ兵器の記憶へと近づいて行き、
やがて餌食となる一度しかない一生を、
ずっとワシはここで見ておった...。
必ずやなんとかせねばならん、兵器を止めなければならん。
そう思うのは神じゃろうが何じゃろうが思うのは当たり前じゃ...。
兵器を連れてきた原因である本人なら尚の事じゃよ。」
「...とりあえず俺が今、爺さんに言えるのは、
あんたを神と呼ばざるおえないって事だよ。
ここまでよく頑張ったよ爺さん...。
妄想か現実かもわからない所でたった一人であんたは立派に戦ったのは、
俺は保証するよ。
普通ならイカれてどうにかなっちまってるぜ...。」
突然爺さんが笑い始めた。
「あらっ!本当にイカれちまったか!?(;^ω^)」
「違うんじゃよ、ほれ、
このワシらのやり取りを表現して伝えてる奴が居るやもしれんと言ったじゃろ?」
「あ、ああ...。」
「そいつもワシらとどこか繋がっとるんじゃな。
第一話の題名、俺はあんたを神と呼ばざるをえないってなってたんじゃな。
ブフッ!(;^ω^)=3(吹き出している)
どうやら表現することがド素人らしくての!
さっきのジャンクのセリフのシーンがキマったー!って自己満足に、
浸っておるんじゃわっ!!!ブフフゥー!!(;^ω^)=3=3」
「そうなのか!?(;^ω^)」
~その時、爺さんの両方の鼻の穴に元気の良い、若々しいカメムシが~
~突然出現し、臭い匂いを出したのは言うまでも無い~
「ギャアーァァ~!!!
臭い!!!!!!!
臭いではなくもう、既に痛い!!!!!!!
信じられん!!!!!!!
この野郎、文章で攻撃してきやがったぁーーー~~~!!!!!!!」
ジャンクはそんな力があるのなら早くこの世界の問題を
解決しろよ、と思いながら、
表情一つ変えず横たわって苦しむ爺さんに下手な口笛を送るのだった。
フーリーヘイド 第二話 ~今、俺達にできる事~
横たわった爺さん、ジャンク、表現している存在。
いつの間にか三名になっていることが現時点で分かったこの状況の中で、
ジャンクが口を開いた。
「爺さん、俺今凄い怖い事思いついたんだけど...(;^ω^)」
「何じゃい...ああ、まだクサい...(泣)」
「兵器の記憶は常に一つになろうとしてるわけだろ?
兵器本体の世界は愛の世界には行けない、
こっちの兵器の記憶は本体の兵器に行こうとするが愛の世界には行けない。
最終的にはサンドイッチ。」
「そうじゃ...ブー!(;^ω^)(鼻をかんでいる)」
「だがこちらの兵器の記憶の浸食力は本体ほどではない、
遅いって事はだぞ?
ボールに刺さってるつまようじのどれかに集まってるなんて事も、
あるんじゃないのか...?」
「否定は出来んじゃろうな、
奴らは地面に降る雨と同じ、
通れるとこがあれば素直にそれが残酷なことであっても流れて行くじゃろう。」
「ボールの中には戻れないのか?」
「ボールの中はバラバラになった粒がさっきも言ったようにぶつかったり、くっついたり、
現象を起こしているだけじゃ。
戻っても浸食されて一周してまたお前がこのワシに会って、
ケンカするだけじゃよ。」
「...チェックメイトだよ、爺さん...。」
「今度はチェスか(;^ω^)」
「俺以外の存在がここへ来る可能性は?」
「それは可能性が高いが今のところお前さんだけじゃな。
あとワシの鼻にカメムシ入れた奴と!!」
「カメムシから新しい粒、俺を吸収したみたいに、
奴からももらう事は?」
「作者、カメムシになっちゃったんじゃな(;^ω^)
奴はあくまでボールの中でここを表現しているだけ。
ここに来ているわけではないし、
目的も違うんじゃろう。
ジャンクのように吸収は出来んな。
しかしながら協力者でもある事も間違いない。
何らかの役には立つじゃろう。」
「絵画を見て想像してることがたまたま俺たちの居るつまようじにあたったって事か...。」
「そうじゃな、
試しに何か話しかけてみるか?」
「例えば?」
「そうじゃなぁ~...。
カメムシ!
この建造物の壁に何か絵を描いてくれぇ!」
~\(^ω^)/~
「...。」
「...。」
~...。~
「何かすんごい腹が立つのは俺だけだろうか...(;^ω^)」
「...ワシ...結構...好きかも、この絵...(;^ω^)」
~(照れている)~
「ま、まぁ味方である事は間違いないじゃろ(;^ω^)」
「話を戻そう(;^ω^)
兵器の弱点は愛なんだよな?」
「そうじゃな、
それは間違いない。」
「...愛の世界ってのはどんなところか、
聞いてもいいのか...?」
「それは教えてあげたいんじゃがなぁ、
お前さんを吸収した事で覚えた言葉、
カメムシが表現してるであろう言葉、
それを用いて説明するなら、
何と言って良いか...。
360度鏡の中で自分が浮いてて、
360度全てに無数の自分が居るんじゃが、
それぞれの無数の自分は自分で別なんじゃが、
ワシはワシって言うしかないんじゃよなぁ~...。
お前さん方の様な世界の景色に似たように、
様々な存在も沢山あった。
とにかく広くてのう。
おそらくワシの知らん存在なぞ山ほどあったじゃろう。
あ!ジャンクお前知らんじゃろ!」
「な、何だよ、知るわけないだろ(;^ω^)」
「カワイ子ちゃん!」
「(;^ω^)?」
「お前さん方でいう水に近い存在なんじゃがね!
あの世界にいた時はこんなに喋る事もなく、
考える事もなく、何というか、
漂っていたという感じだったんじゃが、
ワシの目の前に突然現れおってな!
ワシの姿の形になって真似するんじゃよ、動きを!
素直にワシはそいつを気に入ってなぁ~。」
「...だめだ、どうしても何か天国っぽいイメージしかわかない(;^ω^)」
「実際行って見ん事にはわからんじゃろ。
ワシはカワイ子ちゃんと仲良くなってな、
おそらくそこで愛が生まれたんじゃろうな。」
「!!爺さんそのカワイ子ちゃんと愛し合ったってのか!?」
「おそらくそうじゃ、
ちなみにジャンク、お前が想像している生殖行為はワシらには無いからな。」
「!?(;^ω^)そうなのか!!?」
「そもそもお前さん方は愛を何じゃと思ってるのかね(;^ω^)」
「...(;^ω^)考えた事が無い...」
「お前さんが助けてやろう、大事にしよう、一緒に居たい、
その対象が同じ存在だろうが、複数だろうが、物言わぬものであろうが、
軽蔑されようが、悪しきものだとされようが、
お前さんが存在に抱くどうやっても忘れられない、
たとえ一時的なものであっても、
それは最終的に愛であった事は
否定できんじゃろ、自分でも。」
「...急に爺さんは凄い事言うよな...(;^ω^)
確かにそうだよ。」
「カワイ子ちゃんと命名したのはこの状態になってからなんじゃがな、
ちょうどその頃じゃよ。
あの兵器がたった瞬きしたかしないかの一瞬で、
一つの灰色になったのは。
気が付けばカワイ子ちゃんがワシを大きく、
信じられんほど大きくワシを包んで守ってくれたあの現象。
お前さん方が空と呼んでいた場所にあったはずの
遠くに見えていたまだ知らないであろう存在も、
灰色と化した。
カワイ子ちゃんは不思議と苦しんでいる様子もなく、
残った存在で何とかする事にした。」
「...空に太陽とか無かったのか...?」
「まだ光と影だのと言っておるうちは理解できないじゃろうが、
太陽はあくまでこちらのボールの中での現象であり、
さらに言うとじゃな...ああぁ~この話はまた今度じゃ。」
たとえ嘘だとしてもジャンクは興味津々だったが、
黙って話を聞き続けた。
「とにかくじゃ、
風船膨らますように新しい世界というか、
その時点では新しい世界の土台を創ったというべきか、
創ったんじゃよ、とにかくな、うまく言えんがの。」
横たわった爺さんの表情が変わらないのだが、
急に悲しげに見え始めたのはジャンクの気のせいだったのか、
かける言葉もなくジャンクは次の言葉を待った。
「...それからが大変じゃった...。
新しい世界の土台は完成した。
兵器の影響もない。
後はワシが飛び込むだけだったんじゃが...。
簡単に今、土台完成などと言っておるが、
完成までの犠牲、苦悩、喜び、挫折、争い...。
語りだしたら10冊の本にはなるんじゃなかろうかという色々な事が、
お前さん方の言語や現象では語れない色々な事が、
あった...。
おそらくそう言った記憶もワシの一部になっていたため、
お前さん方同士が似たような思いをしているのかもしれんな。
愛もしかりじゃ。
カワイ子ちゃんはしばらく大きく包んでいるだけだったんじゃが、
恥ずかしい事にワシはある時、
何もかも諦めかけた時があったんじゃ...。
ワシが飛び込むことにより考えつくせない可能性、
起こりうる悲劇を繰り返した後、
新たな兵器を創り出し...。
恐怖に押し潰されそうになっていたんじゃな。
そんな時じゃ、
そんなワシをずっと見てきたカワイ子ちゃんは自分なりに学習したんじゃろう。
ワシに話しかけてきたんじゃ。
(手伝います、悲しまないで)
...たったその一言...。
僅かなその一言が、
ワシに尽きたはずの理解不能なみなぎる力を与えた。
愛じゃよ、ジャンク。
お前さんにもそれは痛いほどわかるじゃろう。
快楽によるものでもなく、
哀れんだものでもなく、
お互いが何一つ疑いなく素直に受け入れあった瞬間、
それが過ぎ去った後なら尚の事、
それは愛だったと思わざるおえん。
カワイ子ちゃんとの記憶もまた、
どこかでワシの一部となっておるのじゃろう。
ワハハ、最後なんてのう、
カワイ子ちゃんとワシでどちらが飛び込むかでケンカしたぐらいにして、
お互い大事な存在になってしまったからのう。
結果、ワシが飛び込んだんじゃがな。」
「...。」
もう、カメムシもジャンクも。
かける言葉が無く。
こんな悲惨な爺さんは俺たちの世界に果たしているだろうか。
いや、いるのだろう。
様々な爺さんの一部の粒が現象を起こしているのだから、
これに似たような悲劇はおそらく存在するのであろうが、
ここで話を聞いている二人にとっては想像を絶する話過ぎて、
何も言えないのでいたのだが、ジャンクは言った。
「ボク!オヤユビチャン!!シッカリシロジイサン!!!」
親指を立てて言葉を放ったジャンク。
~\(^ω^)/ < オレタチガイルゾ!~
カメムシ。
今までの事なんて消し飛んでしまえとさえ何時かは願ったであろう、
記憶とこれから立ち向かわなくてはならない、
恐ろしく不可能に近い、
言わば光で出来たダイヤを植物に移植し、
量産することを現代科学を用いて、
やろうとしているようなものであり、
ましてやほぼ正体不明の兵器と呼んでいる存在を救う。
そんな中現実に目の前で励ましてくれている二つの存在。
複雑な、しかしどこか希望と安心に満ちた涙を流すのは、
神であろうがなかろうが、当然の事であろうと三人は思った。
「いやぁ~もう駄目じゃダメじゃ!!
ワシばっかり話しておるわ!!!
湿っぽい話ばかりしおって!!!
誰かを泣かせるためにワシらはここにおるのかっ!!!?
はたまたこれつまんねぇって思わせるために存在するのか!?
何かいいアイデアを考えなくてはイカン!!!!」
「んん~、そうなんだろうが、
一番いいのはここで兵器の記憶の動きを読み取ることができれば、
その結果に対して行動することもできるんだろうが...。
問題は俺たちに出来る事があまりにも少なすぎるって事かもな。」
「そうじゃなぁ~...(;^ω^)
新たに誰かここに来てくれれば、
失礼じゃが吸収してワシの出来る事が増えれば良いんじゃが、
おそらく何回もジャンクを吸収してるんじゃから、
誰が来ても、ああぁ~もうそれ足りてるんだわぁ~って、
なる可能性の方が高いやもしれん。」
「あまり期待できないという事か...。
カメムシはどう思う?」
~兵器の記憶は本来の力もなく~
~変化している可能性がるのであれば~
~最初から敵視するのではなく~
~むしろ俺らと同じ存在である可能性は低いだろうが~
~協力できる確率は無いのだろうか?(;^ω^)~
「...。」
「...。」
~...。~
壁に浮き出た文字は何故か二人に通じたらしく、
あり得ないが奇跡的に理解したらしい。
「...ち、ちょっと一部文字が誤ってるようじゃが...(;^ω^)」
「...どういう事だ?(;^ω^)...間違い気付かなかったが...。」
~俺の世界では色んな物語が存在する~
~悪と善、光と影、認める、認めない~
~最終的に二つに分かれ争い~
~どちらかが滅ぶ~
~しかし早い話、この世界は爺さん自身~
~バラバラではあるけど兵器側が勝利し~
~爺さん側が兵器に残党狩りを受けている状態~
~しかも残党狩りに駆り出された兵隊たちは~
~爺さんのおかげで少し変化しているのなら~
~兵隊達を説得し、味方にする事だって出来るのではないのか?(;^ω^)~
「...。」
「...。」
~...。~
~\(;^ω^)/ < オイッ! ~
「...!!何なんじゃこいつ!!!!
まず吸収していないはずのカメムシの言語がなぜワシらに分かるんじゃ!!?
しかもワシが言うべき様なとても良いアイデア出しおってからに!!!!
こ、このヌルヌルのクサクサのカメムシめ!!!!!」
「待て!!落ち着けジジイ!!!
カメムシが言った事は可能なのか!?(;^ω^)」
「知らないよ!!!
知らない、知らない!!!
ジジイ知らないもんね!!!
教えてやらないのですっ!!!!
ワシが思いつかなかったアイデア、クッサイカメムシなんかに言われたっ!!!!
おおおおぁぁ!!!神よ!!!なぜ私を見捨てたのですかぁっ!!!!!!」
「黙れ!!(;^ω^)ジジイ!!(;^ω^)
落ち着けっ!!!!
浸食かもしれないぞ!!!!」
~(飲んでいたコーヒー吹き出して爆笑中)~
「怒り、頂点なりー!!!!!
塵となって後悔しろ、カメムシィ~~~!!!!!」
「ジジィ~!!!!(;^ω^)」
その時突然、どこからか音が聞こえてきた。
ピンポンパンポ~ン ⤴ ♪
お爺様、お爺様。
カウンセリングのお時間です。
カワイ子ちゃん先生のお部屋へお越しください。
繰り返します。
お爺様、お爺様。
カウンセリングのお時間です。
カワイ子ちゃん先生のお部屋へお越しください。
ピンポンパンポ~ン ⤵ ♪
「...。」
「...。」
~...。~
「...あ、ちょっと行って来る。」
爺さんは当然横たわったままなのだが、
何故かどこかへ歩いていくスリッパの様な音が遠ざかって行き、
どこかも知れぬドアを開けるような音が聞こえ、
バタンと閉まった。
「...。」
~...。~
取り残される二人。
「どういう事なんだ...?(;^ω^)」
~(;^ω^) < 俺じゃないぞ 分からん~
「(;^ω^)」
~(;^ω^)~
「もうこの空間、嫌だ(;^ω^)
訳分らんし、疲れる(;^ω^)」
~だから俺は最初に記したんだ(;^ω^)~
~むしろ途中で書くのをやめるのを望むと(;^ω^)~
「こんな滅茶苦茶で誤字、文章のルールバラバラ、
物語の流れもぐちゃぐちゃな小説なのか?(;^ω^)
誰が読むんだよ...(;^ω^)」
~俺だって悩んださ~
~一年半ぐらいかな、似たような世界と似たような考えに~
~達したんだ、何故かそちらに行くことは無かったが~
~もし仮にこの馬鹿げた妄想が正しかったり~
~正しくない事を祈るが結果として~
~少なからずも周りに影響してしまい~
~最悪、浸食の影響が広がるのではないか~
~悩んだんだよ~
「そりゃ間違えてるにしろ、妄想にしろ悩むよな。」
~でもあの爺さん何故か俺の夢にたまに出てきて~
~すんごい笑わすんだよ、俺の事~
~最初なんで笑わせてるんだろうって思ったんだが~
~その内、死んだはずの顔も思い出せない嫁の声が~
~はっきりと聞こえるわけじゃないんだが~
~俺の名前をずーっと読んでるような気がして~
~名前なんだが、頑張ってって言ってるような気がしてね~
~幻聴聞こえるようになったし~
~爺さんには笑わせられるし~
~なぜか気が付いたらこうして物語を表現している俺が居たんだな~
~だから正直俺にもよくわからんよ~
「...カメムシも辛かったんだなぁ...」
~今はこの物語続ける方が苦痛だけどな~
「(;^ω^)...。」
~さっきカワイ子ちゃん先生って言ってたよな?~
「ああ、俺も気になってた。
あの爺さん連れて来てたんだろうか?」
~わからん(;^ω^)~
「...とりあえずカウンセリング中らしいから待つしかないだろ(;^ω^)」
しかし待てど暮らせど爺さんはなかなか戻って来ない。
しばらく二人の会話が進む事になる。
「カメムシの世界はどんな所なんだ?」
~父親と母親の間に生まれて~
~大きくなって学校行って~
~仕事始めて~
~寝て、起きて、飯食って、仕事して、食って、寝る~
~それを死ぬまで繰り返すって感じかなぁ~
「その辺は似てるんだなぁ、俺の世界と。
さっき爺さんが言ってたカメムシと話せるの何故なんだろうか」
~俺が勝手に思ってるんだが~
~二人を想像してこちらの言語で俺の世界に表現してるのだから~
~二人が何を言っているのか俺には嫌でも分かってしまわざるおえないし~
~そっちに伝わるのも不思議ではないかと思ってる~
「こことカメムシが線で繋がってるような状態って事か。
通じ合って。」
~おそらく~
~ジャンクの世界はどんなものがあったんだ?~
「ああ、まぁ似たような生活だったんだが、
マルシーノンでまず起こされるだろ?
うるっさくてなぁ、あれ。
仕事場は俺近かったから、歩いて行ってたんだけど。
毎日、毎日、デンモンクでデンモ切り続ける日々さ。
目を閉じるんだけどデンモ切る時のニアイソがまた、
最初は良いんだけどな、
ずっとやってると慣れてきて平気になるんだが...。」
~...お、おい~
「ん?」
~...聞きたい事が山ほど平然と出てきたんだが(;^ω^)~
「え?どれが?」
~まずはその...マルシーノンで起こされるというのは...?~
「空にあるだろう(;^ω^)
何言ってるんだよ(;^ω^)」
~...い、イヤイヤ!無いから!~
~眩しい太陽の事なのか!?~
「マルシーノン眩しい訳ないだろぉ~。
面白い事言うなぁ。
太陽だったっけ?
それはおそらくこっちではテーノンの事だろな。
テーノン沈んでミーノンが昇って夜って感じ。」
~マルシーノンってなんなんだよっ!!!~
「マ、マルシーノンはマルシーノンだよ(;^ω^)
ギザギザで透明の板がでっかく空を泳いで....。」
~...(;^ω^)~
「...いないの...?...マルシーノン...。」
~いねぇよっ!そんなもん!!~
「ええええぇぇぇぇ~~~!!!!(;^ω^)
バ、バ、バ、ヴォエ~~~~~~!って鳴くじゃない!(;^ω^)」
~いねぇよっ!そんなもん!!~
「ええええぇぇぇぇ~~~~~~!!!!!!!!(;^ω^)
起きた後、しばらくキン、キン、キン、キンってリズム良く音だしながら、
どっか行っちゃうしょ!
ああ、今日はキンが短いから明日泣くかもねぇ~とか!!!(;^ω^)」
~だからいねぇよっ!そんなもん!!~
「...。」
~...。~
お互いショック状態の中、色々な事が頭を駆け巡る(;^ω^)
~ち、ちなみにデンモンクなんだが...~
~推測するにデンモを切る場所なんだな?多分...~
~そのデンモとそのあとのニアイソってのは...?~
「...デンモは何というか、
いつも体を左右に揺らしてるぶっとい線状の存在で、
あれはなんだろ...とにかく空中だったり地面からだったりいろんな所に
普通に現れる存在...?(;^ω^)」
~存在って聞かれても...(;^ω^)~
~い、生き物なのか?~
「いや、それがいまだにそれ分からなくて、
触れる事が出来ないし、触れようとしても透き通るというか...(;^ω^)」
~ど、どうやって切るのそれ(;^ω^)~
「これは大昔の人がたまたま見つけた事らしいんだけど、
オノはあるよな!?切るやつ!」
~あ、ああ、木、切る道具ね(;^ω^)~
「...木...?(;^ω^)」
~木ってほらあの...~
~....無いのか....(;^ω^)~
~まて!まずジャンクの答えが先だ!!!(;^ω^)~
「あ、ああ...木...木...(;^ω^)」
~後で教えるから!!~
「...と、とりあえずオノを持つ部分を下にして切れる部分を上に、
この状態で地面に設置するだろ?
そうするとそれを見つけたデンモは、ファッファッファ~って、
あ~よかったわぁ~みたいな感じで自分から真っ二つに切れるように、
オノに向かって来る。
オノで切れてるのか自分で切れてるのかは分からんが、
その時に切れた部分からニアイソって煙見たいのが出るんだわこれが(;^ω^)
こいつが厄介でねぇ、
早い話、快楽の塊みたいなもんでさ(;^ω^)
ニアイソ自体を吸い込んでも体には影響まったくないんだが、
幻覚でもないし、何と言ったら良いか...(;^ω^)
ニアイソをとにかく見たらほんの数秒なんだが、
見てしまった本人が求めている快楽を100回ほど味わう事になる。
...これ見てる人いるんだよな...?(;^ω^)」
~...し、信じられん事だがそれ以降の数秒後の状態に関しての~
~説明は色んな意味で省略しよう...(;^ω^)~
~もし、何の事?わからないよ、おしえて!っていう読者の方が~
~居た場合はごめんなさい(;^ω^)大人になったら解ります~
「そう言わざるを得ないな(;^ω^)
だからその、そうなる事は俺たちの世界では普通で、
ワハハァ、ニアイソにやられたかぁ!みんなそうさっ!(^ω^)
みたいな感じで本人は恥ずかしいんだが、
周りはそんなもんじゃいみたいな感じ?(;^ω^)」
~...(;^ω^)~
~こっちの世界にデンモ居たら~
~...(;^ω^)...どうなることやら...~
そんなこんなで二人はお互いの世界の大きな違いに驚き、
木の説明をジャンクにし終えたところで、
疲れた二人は黙ることにした(;^ω^)
まだ爺さんは腹立たしい事に帰ってこない(;^ω^)
~ここでまたお時間いただきます(;^ω^)~
~まずここまで読まれたそこのあなた~
~俺からニコチャンマーク差し上げます(;^ω^)~
~\(^ω^)/~
~こんなくだらない事しかできませんがありがとうございます(;^ω^)~
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~ ええー読まれている方本当に申し訳ないです(;^ω^) ~
~ 想像力が爆発しすぎて逆に描けなくなっております ~
~ こんな俺ですが実は作曲もやっておりまして(;^ω^) ~
~ 初音ミクさんの協力を得て作っとります(;^ω^) ~
~ 興味がわいたり、仕方ない聴いてやるか!等 ~
~ どれどれという気持ちが湧いたならば ~
~ 一度いらしてみてください ~
~ そこのサイトで小説書き始めましたよーと書いたのに ~
~ こちらで言わないのは不公平かと思い ~
~ 一応紹介に至った次第でございます(;^ω^) ~
~ (;^ω^)/https://piapro.jp/saizou_2nd ~
~ こちらになります(;^ω^)よかったらどうぞー ~
~ 音デカかったりするので聴くとき気を付けてください(;^ω^) ~
~ 今テストで上に記載したサイトクリックしたらエラー画面が ~
~ どうしても出てくるみたいです(;^ω^)なんでだろ... ~
~ https://piapro.jp ピアプロさんサイトにググって行って ~
~ saizou で検索すればsaizou_2nd、俺の曲に辿り着きます ~
~ 何かめんどくさくて申し訳ないです(;^ω^)> ~
~ 小説に関しては、爆発妄想を少しあと5時間ほど頂ければ ~
~ 整理できると思われます(;^ω^) ~
~ 俺の作品があなたに負の力とならない事を常に祈るのみです(;^ω^) ~
二人がお互いに信じられないカルチャーショックを受けて、
疲れ果てている時間がどれくらい経っただろうか。
そもそも時間は存在しないのだから、
どれだけ浸食されたのだろうかと言った方が良いのか。
ジャンクは今の現状をもう一度整理しておこうと思い、
カメムシに話しかけた。
「今、話しかけても大丈夫か?」
~あ、ああ...多分(;^ω^)~
「この空間に来る存在に関連する事なんだが。」
~ん、俺も気になっていた。~
「似たようなとは言え、
愛する人をほぼ同じ状態で失い、
ショックで自暴自棄になり、
神に祈るって同じ妄想と願いと約束をする。
死んだかどうかはわからないが、
ここへ到達し、爺さんに会う。
そしてここは時間が存在しない。
そこで思ったんだがカメムシも俺である可能性があるって事なんだろうか。」
~俺も、それは思ってた。~
~だが、俺はそっちに行ってない訳だから~
~あの爺さんが言うようにジャンクは今回吸収する必要がなくったから~
~今こうしてジャンクの過去なのか未来なのかわからないが~
~ジャンクが吸収されずに残った結果~
~俺がポンと出てきたのか~
「また、複雑な話だなぁ(;^ω^)
元々滅茶苦茶な空間だから俺達のルールを押し付けること自体、
無理なのかもな。」
~愛の世界も一体どんな所なんだか(;^ω^)~
~あの爺さんが居た世界だからなぁー...~
「それが例え納得のいかない理不尽な世界だとしても、
まぁ、悪い所では無いんじゃないか?(;^ω^)
それにもう今のところは浸食を止めるにしろ、
兵器の記憶を救うにしろ、
兵器本体をどうにかするにしろ、
嫌でも愛の世界にはいかざるを得ないっぽいからなぁ...(;^ω^)
...何なんだろう、このモヤッとした不安感(;^ω^)」
~...絶対、ヘンなイラっとする世界だぞ...(;^ω^)...絶対~
「...(;^ω^)」
~...~
「どうした?」
~...いやぁ、さっきも言ったんだがやはり~
~この妄想を表現したことが果たしてよかったのか~
~どうしても気なっててな~
「...ん~、まぁそう考える人は考えるだろうな。
表現してる状況はどんな感じなんだ?
あ!!簡単でいいぞ!!
俺の知らない存在が出てこないように説明してくれ!!!」
~...その気持ち分かる(;^ω^)...~
~簡単に言うとだなぁ...~
~今こうして壁に文字を俺が書いてるだろ?~
~それを俺の世界に住んでる顔も知らない人たち全員とは言わないが~
~気になったら見てる状況だな~
「...俺が物語として書いたものをを町の広場で公開してるようなものか。」
~(;^ω^)...まぁ、そういう事になるかなぁ...~
「石投げられたりしないのか?
とてもじゃないが俺はそんな勇気はないなぁ...。
こんな滅茶苦茶な物語や考えを町の広場で公開しようものなら....!」
~うおおぉぁぁ~~~~~!!!!~
~それ以上喋るなっ!!!!~
~なんかまた新しいものがその口から発せられそうな予感がしたっ!!!!!~
両手で顔面を隠すジャンク。
~...広場じゃなくてもこちらでは出来るのさ~
~石を投げられることもあるみたいだよ~
~俺は投げられたら痛いの知ってるから投げたことないが~
~言葉という石を投げられて実際に命を落としている人もいるらしい~
「...結局、そっちもこっちも似たようなもんだな...」
~だから尚の事、俺が今回こうして表現を決意したこの物語が~
~見た人にとって大きな岩となって痛めつける原因~
~もしくはこの物語を私利私欲を目的とした~
~俺自身も俺の病気の治療という私利私欲として利用してるんだが...~
~この物語をもっと広がるように変えて広がってしまったり~
~とにかくそれが浸食の影響がもたらした結果になるか~
~早い話、世界で必死に生きている命に出来る事なら~
~ダメージをこれ以上与えたくない...という何と言うか~
~自分勝手な祈りが頭から離れない~
「だけどお前は決めたんだろ?
悩みながらもカメムシでも出来る事は、
理由が自分のためであっても、
馬鹿にされるようなことであっても、
石を投げつけられる事になろうとも、
あの滅茶苦茶な爺さんに引き寄せられて、
こうして行動した事に、
悩んだり、考えたりするのは当たり前だし、
なるようにしかならないじゃないか。
どんなに滅茶苦茶で、
時間が止まってる世界であろうが、
浸食のように流れは止まらない。
いろんな人がどんな世界だとしても、
妬み、憎しみ、怒り、飢えて、貪り、
でも何処かでわずかながらも、
救い、安心し、希望があふれ、愛し、元気になり、喜び、
最終的にカメムシはどっちが良いかと選んだんじゃないか?
自分なりにどちらかを。」
~...。~
「...なんだよ(;^ω^)」
~今、俺達がすべき事が分かった気がしたよ~
~第二話の題名でもあったんだが~
~俺達の行動が後で後悔する事になろうと~
~そうならない事を祈りつつ、恐れず前へ進む事だな~
「爺さん居なくて良かったな。
また鼻にカメムシ詰めるとこだったぞ。」
二人で笑いあい、
この滅茶苦茶の物語の片隅の空間ではあったが、
何かあたたかいものが小さいながらも、
現象として発生しているように見受けられた。
神がいるのかいないのか。
そのたった一つの神という言葉でさえ、
様々に多種多様な数えきれないほどの存在するであろう世界の中で、
この神という呼び方もまた多種多様、色んな呼び方があるのだろうが、
たった一つの存在から信じられない程の現象が発生した事は、
言うまでも無い。
殺戮、虐待、傀儡、悲劇、浸食、
喜び、愛、救い、哀れみ、思いやり、
どれが良いかと選ぶ度にまた新たな現象が発生、
そんな整理整頓のつかない、
滅茶苦茶な世界で皆、
ありとあらゆる状況の中、
必死に歩み続けてる存在。
神という存在がいても、
例え、見えなかったり見た事が無かったり、
納得のいかない存在だとしても、
いてもおかしくは無いのも小さいながらも、
思ってしまう現象が発生してしまうのではないか。
名も無き私はこの小さな二人を見て、
そう思った事をここに記す。
「爺さんのカウンセリング随分時間かかるんだなぁ...(;^ω^)
まだ戻って来ないぞ。」
~愛の世界からカワイ子ちゃん連れて来たとは思えないんだがなぁ(;^ω^)~
~カワイ子ちゃんは兵器の盾となって愛の世界にいるわけだから~
~いったいどういう事なんだか...~
「...わかった...(;^ω^)」
~?~
「...あのクソジジィ...やりやがったな...(;^ω^)」
~!ど...ど、どうした!?~
「カワイ子ちゃんの記憶もあるわけだろ?
それ集めたらカワイ子ちゃん復活なんて事もあるんじゃないか!?
完全にとは言わんが(;^ω^)」
~...ん~~~...それは...ん~~~(;^ω^)~
「...無いか(;^ω^)
そうだよな、俺、今言ってて嫁の事考えたら、
集めようとはするかもしれないが、
この空間に呼び戻すかとなったら、
考えちゃうなぁ...なんかクソジジィとか言って後悔した...(;^ω^)」
~俺もそんな感じ(;^ω^)~
~すっごい複雑な気持ち...(;^ω^)~
「やっぱり神様~ってなっちゃうか。
あの人を天国へ~っていうか、
あれだけ苦しんだのだから、
楽しい所へ~って...。」
~...そうだな...~
~それに尽きるな(;^ω^)~
~あの人は見てるんだろうか、この状況を~
「さぁ、わからんよ。
わからんけど、何かどう言って良いかわかんないけど、
知ってるような気がするなぁ、
なんとなくだけど、
わずかながら届いてはいるけど、
伝わってない、みたいな感じ。」
~...そうだな~
突然二人の頭上からゆっくり、
ウィ~ン、という音と共に横に長い長方形の黒い、
薄っぺらく大きい、
しかも端がやたらと派手に装飾された物体が降りてきた。
プシュ~ンッ!という音と共にその物体は二人を見降ろすような形で停止した。
「な...なんだこれ...(;^ω^)」
~...俺はなんか凄い嫌な予感がするんだが...~
~気のせいだろうか...(;^ω^)~
黒い物体に何やら文字の様なものが表示される。
(ーNow lording...('ω')ノー)
[ ]0%
「...(;^ω^)」
~やっぱり...(;^ω^)~
「...あれ、顔はわかるんだけど他の意味は?。」
~...何と言うか、準備中だから待ってねみたいな感じ?(;^ω^)~
「何が始まるかわかんないが、
あの顔すんごい腹立つんだが...。」
~...これも前回ジャンクが来た時にもあったんだろうか(;^ω^)~
「覚えてないが、何かなんとなくこのあと訳分らん事がる様な気がするのは、
間違いない気がしてる(;^ω^)」
~...(;^ω^)~
(ーNow lording...\('ω')ー)
[* ]5%
「準備おっそいのっ!!!
しかもよく見たら('ω')ノ少し動いてるしっ!!!!!」
~...同感...(;^ω^)~
すると突然音が物体から聞こえ始めた。
(あっつ!!あっちぃ~!!)
(火傷したかと思ったぜっ!!!)
(ウッ!(口を閉じて鼻でウッって言ってる感じ))
(アッ!(風呂に入った時のアアアァァ~をすごく短くし掛け声にした感じ))
(ウッ!、アッ!、ウッ!、アッ!、ウッ、アッ!(テンポよくこれが流れ続ける))
(昨日さ、俺はハニーに聞いたんだよ(セリフがウッ、アッをバックに流れてくる))
(焼いた肉を食べる時に思うのは!ウッ!、アッ!、ウッ!、アッ!)
(肉になった奴のことだよね...ウッ!、アッ!、ウッ!、アッ!)
(そんな悲しむ俺に、ハニーはさっ!ウッ!、アッ!、ウッ!、アッ!)
突然、音が止まり静まった中セリフが。
(そんなダーリンの優しさが、サブマシンガンって言う訳よ...)
(チッ!チッ!チッ!チッ!(ウッ!アッ!と同時に新たにリズム良く))
(ウッ!チッ!アッ!チッ!(アッ!の時に手拍子も入って来た))
(ーNow lording...(^ω^:)>ー)
[* * ]10%
「っ意味わかんねぇよっっ!!!!!!
音楽すっごい腹立つし!!!!!
顔も少し照れてるし!!!!!!
準備おっせぇしっ!!!!!!」
~...(;^ω^)(結構面白いなぁって思うカメムシ)~
(昨日、バニーにっ!....あ、間違えた!ブフゥー(;^ω^)=3(吹き出すセリフ役))
(後から複数人の笑い声と共に音楽が停止し笑い続ける)
(バニーってハハハハ!ウサギさんかよ!!!(笑いが続く))
突然ブツッという音と共に無音となり、
しばらく静かになった後、
何故かまた最初から先ほどの音楽?が流れ始める。
ジャンクは口を開いたままちょっと笑うのをこらえながら、
怒ったふりをしている。
カメムシは吹き出す一歩手前。
そうして二人は何とかリピート音楽にも慣れてきて、
無事、笑うことなく100%になるのをただ待ち続けた。
慣れてその中途半端な音楽を聴いている内に、
何故かその歌っている場所が、
車庫と言うか、
ガレージというべきか、
似たもの同士が集まって、
ただ、理由もなく、
笑いながら楽しんでいる姿が、
二人には何となく想像がつくのであった。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ ふざけているシーンが気に入らない場合は ~
~ 飛ばして読んでください(;^ω^) ~
~ 俺自身、笑いながら書いてます(;^ω^) ~
~ ここまで驚くことに読んでくれた皆様 ~
~ 本当に、本当にありがとうございます(;^ω^) ~
~ 後、余談なのですが、ピアプロさんでsaizouで検索すると ~
~ 不明なアーティストさんの曲で ~
~ We will see you again(「魔王軍の気高き女神さん」カバー)という ~
~ 曲も出てくるのですが(;^ω^) ~
~ これは一年前一度saizouで作曲頑張ってた時の ~
~ 前の俺のアカウントです(;^ω^) ~
~ 挫折して一度削除してまして(;^ω^) ~
~ その頃の不明さんとのコラボ曲となっております ~
~ まだ沢山曲あったのですが消してしまいました(;^ω^) ~
~ しつこいようで申し訳なかったです(;^ω^) ~
~ 不明なアーティストさん本人からの掲載許可快く頂けたので ~
~ ご紹介となりましたー(;^ω^) ~
~ 失礼しますー(;^ω^) ~
(ーNow lording...\(:^ω^:)/ー)
[* * * * * * * * * * * *]100%
「*一個で5%だったのに12個あるぞ...。
顔、汗だくになってるし...。」
~ようやく100%だ(;^ω^)~
~とりあえず良かったじゃないか(;^ω^)~
川が流れるような音が流れ始め、
表示されていた文字は消え、
真っ白な明るい表示になる。
(あなたは覚えていますか?(静かで落ち着いた女性の声でのセリフ))
(ティン...ティン...ティティン......ティン......ティン.........
(ピアノのどこか寂しい音色))
(忘れる事なんて出来ないよね...)
(私もね、覚えてるよ...)
(だって...)
(フィ~~フィ~フィ~~~フィ~~~~~フィ~~~~~~~
(物悲しいヴァイオリンの高音と重低音の音色がなぜか涙を誘う))
(あの場所は、皆にとっても.....)
(私にとっても.....)
突然真っ白な表示から一面、真っ青な、雲一つない空の下、
紫色の花が地平線まで咲き誇るあり得ない見事な景色の中、
真ん中に一本だけ信じられないほどの巨大な木が、
緩やかな風が紫の花びらを舞い踊らせる中、
もの凄い存在感を持って立っていた。
この景色が表示された瞬間、
色んな音色がさらに場を盛り上げる。
「...何だこれ...そしてなぜ俺は泣きそうになってるんだ...」
~...(^ω^)(既に泣いているカメムシ)~
(そして......)
(あなたにとっても........)
(音楽は最高潮を迎え、景色が真っ黒にフェードアウト)
突然の静寂。
二人は何を期待してるのやら自分でもわからないが、
フェードアウトした真っ黒を涙ぐみながら見つめ、
待った。
(オマタセシマシタァ~!!!!!!!)
(ミステリアァ~~スッッ!!!!)
(レェ~イシィ~ングッッッショオオオオォォォ~~~~~~ウ!!!!!!!!!!)
馬鹿でかい大声と共にもの凄いアゴの割れている金髪の、
カラフルな帽子を被ったサングラスに真っ赤なスーツ姿の人間が、
表示された瞬間、
黒い物体の周りの装飾もやかましい程にキラキラと光始め、
今までの雰囲気を見事にぶち壊すサーカスの様な異様なほど明るい音楽が始まり、
どこからともなくカラフルな紙吹雪がパーン、パーンという音と共に、
大量に舞い落ちて来る。
「.....あのクソジジィ...!.....絶対許さん......!!....」
今まで込み上げていた感動という涙腺に溜まっていたであろう涙は今、
どこにもぶつけようの無い激怒の怒りへと変化し、
ただただ何故か爺さんへと怒りを向けざるおえないジャンク。
~............................。~
カメムシはその点逆で、もうこの世界は嫌だという、
ただただ愕然、絶望の涙をひたすら垂れ流し、
今にも崩れ落ちそうになっていた。
そんな二人をよそに表示はどんどん馬鹿にしたような明るい音楽に包まれながら、
進んでいく。
(ミナサムッッ!!!....イテテ、カンジャッタヨ!テヘッ!!)
(ミナサアァ~ン!!!オマタセシマシタ!!!!)
(ミステリアスレーシングショーノジカンデス!!!)
(シカイハトウゼン、コノボク!!ミジン・コニエル!!!ソシテ!!!)
(ハニーワ・エクステンションノフタリデジッキョウスルヨオォ~ウッ!!!!!)
「ミステリアスレーシングショーってなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかもなんで最初嚙んでんだよ、セリフ!!!!!!!!!!!!
準備中の音楽のやつだよ!!!!コイツ絶対!!!!!!!!!!!!
もの凄い良いシーンで父親に呼ばれた気分だよ!!!!!!!!!
もの凄い楽しみにしてたデザート大事に大事にさあ食べよって瞬間に!!!!!!
生の魚が元気にピッチピッチいいながら跳ね回って!!!!!
デザートに突撃して台無しの気分だよおぉぉ~~~~!!!!!!!!!!!!」
~...((;^ω^))プルプル....~
(ジャンクのリアクションが面白すぎて、必死に笑うのをこらえるカメムシ)
ーーーーードレカナ?ーーーーー
1 ('ω')
2 ('ω')
3 ('ω')
4 ('ω')
5 ('ω')
6 ('ω')
7 ('ω')ノ
突然真っ黒の下地に白い文字で表示される数字と顔と、
どれかな?、であろう画面へと切り替わった中、
(ピッピコピ、ピッピコピ、ピッピコピッピッピッ、プッ!)
というビープ音のテンポの良い古臭い単調な音楽が繰り返し流れ始め、
今までの司会者であろう二人と、
やかましい程の明るいサーカス音楽は、
見る影も無くなった。
「何がしたいのかわっけわかんねぇよっ!!!!!!!!!!
ミジン・コニエルとハニーワ・エクステンションどこ行ったんだよっ!!!!!!!
そして!!!!
そして俺はあえてっ!!!!!
あえて言うぞっっ!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで7だけ手ぇあげてんだよおおおおおぉぉぉぉ~~~~!!!!!!!!!
すっっごい気になるじゃないっ!!!!!!!!
もう注目の的だよ!!!!!!!
スターだよ!!!!!!!!
ミジン・コニエルかもしれないよっ!!!!!!!!!!!!!!!」
もう耐えられず大爆笑しているカメムシ。
たまに咳き込んでいる。
感動であったであろう涙が、
絶望であったろう涙が、
今は大爆笑の涙へと変化した奇跡を私は見た。
「どうすんだよこれ!!
どれかなって聞いてるんだから、
答えたいけど、6まで同じだし7選ぶのも何か怖いし!!!!
ミステリアスであることは認めるよ!!!
カメムシ!どうすんだよ!(もう半分ジャンクも笑っている)」
まだ笑い転げているカメムシ。
ーーーーードレカナ?ーーーーー アト 60 ビョウ
1 ('ω')
2 ('ω')
3 ('ω')
4 ('ω')
5 ('ω')
6 ('ω')
7 ('ω')ノ
「なんで危機迫るんだよ!!!
怖いよ!!!本当に怖い!!!!
あと60秒だよ!!!!!
どうするのっっ!!!!!!(笑っている)」
~死に関する心配は決してないが....(;^ω^)=3ブフゥー!~
~確かに何と言うか不安はあるな...(;^ω^)~
「...とりあえずギリギリまで考えるか...。
これも浸食の影響かもしれな...。」
二人はハッと気が付いてジャンクと爺さんの距離を見た。
が、凄い離れてるのを見て安心した。
~脅かすなよ...焦った...ここでお前消えたら大変な事にな....~
ふとカメムシがジャンクを見ると、
震えながらどれかな?が表示されているほうを指さしている。
ーーーーードレカナ?ーーーーー アト 9 ビョウ
1 ('ω')
2 ('ω')
3 ('ω')
4 ('ω')
5 ('ω')
6 ('ω')
7 ('ω')ノ
~!な!なんでだよ!!!!!!!?~
「怖い!!9秒!!!何か怖い!!!」
~ど!ど!何番だ!!!?~
「もう7しか頭にない!!頭にない!!」
~7!7!7!!?~
「あ!あ!あ!!」
二人同時に7!と叫んだ時、
残り後1秒の所でカウントは停止。
音楽も止まった。
「...。」
~...。~
痛いほどの静寂の中でカメムシはその場にいないのに、
壁をカメムシと思いしがみつくジャンク。
カメムシも同様、
必死にマウスを握り、
手汗びっしりで二人抱き合う形となったその時。
(アアァッハッハッハッハッハッハッハアァァ~!!!!!!!!!)
(いかにも悪者っぽいしかもちょっと気持ちエコーがかかった笑い声)
(ティリリリリリリリ、ディーーーーー!!!ディーーーーーーー!!!!!)
(ドラキュラ、もしくはフランケンシュタインをも思わせるような、)
(恐ろしい、なおかつ大音量のパイプオルガンの恐怖の音色)
笑い声とパイプオルガンの音楽が同時に大音量で流れ始めたため、
二人はギャ~とか、
ワァ~なんて甘っちょろい恐怖の叫びではなく、
本当に怖い思いをした時の声なのか息を吸った時の、
ひ、という音を発した。
カメムシもその場にいないし音も聞いていないのに同じ状態。
やがてパイプオルガンの音楽と笑い声が同時に止まり。
(ゆうぅぅ~あああぁぁ~~だあああぁぁぁ~~~い!!!!(you are die!!!!)
(アアァッハッハッハッハッハッハッハアァァ~!!!!!!!!!)
(いかにも悪者っぽいしかもちょっと気持ちエコーがかかった笑い声)
ガタガタ震える二人。
ーーーーーソレイケ!ーーーーー ガンバレルゾ!
1 ー('ω')
2 ーー('ω')
3 ー('ω')
4 ー('ω')
5 ー('ω')
6 ー('ω')
7 \('ω')ノ
(プッ、ピッ、プッ、ピッ、プップップッ(単調で楽し気なビープ音楽の繰り返し))
(ワァ~、ワァ~、ワァ~、(いかにも運動会を思わせるような応援の歓声))
「...。」
~...。~
まだ震えて、少し泣いている二人。
「...。」
~...。~
「...2が少し....速い...。」
~......う..ん......。~
もうなぜ7だけ他と違うんだろうと、
言葉を発する元気はもはや二人には無かった。
気になるところ満載であるこの状況ならば、
怒り狂っていた先ほどのジャンクだったら、
絶対に見逃さなかったはずなのである。
ーーーーーソレイケ!ーーーーー ガンバレルゾ!
1 ーー('ω')
2 ーーーー('ω')
3 ーーー('ω')
4 ーー('ω')
5 ーー('ω')
6 ーーー('ω')
7\('ω')ノ
「いや!!!!7逆でしょ!!!!!!!?
右ゴールなんでしょ!!!!!!?これっ!!!!!!
ダメでしょっ!!!!左行ったら!!!!!!!!!!」
ここは流石のジャンクも言わざるを得なかった。
~(;^ω^)=3=3(一気に吹き出すカメムシ)~
「他ちゃんと走ってるでしょっ!!!!!!!
して、ずっと気になってたけど!!!!
頑張るぞでしょっ!!!!ふつう!!!!!!
頑張れるぞじゃないのっ!!!!!!」
ジャンクのエンジンがかかってきた。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ ここまで読んでくれた皆様(;^ω^) ~
~ くだらない話で本当に申し訳ないです(;^ω^) ~
~ 一人でも笑った方がいたならば ~
~ 幸いですが、がっかりさせてしまったのなら ~
~ 反省します(;^ω^) ~
~ 本当にありがとうございます(;^ω^) ~
~ 読んだ頂いてくれている読者の皆様(;^ω^) ~
~ 生活保護生活のため、十分時間が ~
~ あるはずなのですが、一つの小説が ~
~ こんなにも苦しく、難しいものだとは ~
~ 知らなかったぜよ、という壁にぶち当たっております ~
~ おびただしいアイデアを一つ一つ、一キャラ一キャラを ~
~ 結びつけ、大事にしていく作業がこんなにも大変なものなのかぁー ~
~ という、素人バリバリの壁を今、 ~
~ 爺さんやジャンクといった、生み出したキャラたちと ~
~ 会議しながら、奮闘中です ~
~ 昨夜、心臓メチャクチャ痛くなって飛び起きたんですけど ~
~ 電気代節約で、冷蔵庫も洗濯機も無いとこで(本人は快適だと思っている) ~
~ 税金で暮らさせてもらっているので、何とかなるだろと ~
~ 思っていたのですが、いよいよ体がガタ来たかなぁなんて ~
~ 思いながら再び寝たんですが、おそらく初めてだと思うのですが(;^ω^) ~
~ ほんの30秒ほどなんですが ~
~ 嫁が背中向けて、よく頭洗ってあげた後 ~
~ タオルで吹いて、ブラシで髪をかけあげてたんですが(;^ω^) ~
~ すんごい懐かしかったです(;^ω^) ~
~ メリットで良いというからせめてリンスちょっと高いやつしなさいっつって ~
~ 選ばせた思い出とかもよみがえり(俺はハゲて剃ってスキンヘッドのため ~
~ すべてビオレで済んでいる(;^ω^)) ~
~ 死んだ嫁が何となく、夢なんですがね ~
~ 頑張れでもなく、怒るわけでもなく、何と言うか(;^ω^) ~
~ 言葉では表現できない何かをあの痩せた背中で言ってたような ~
~ そんな気がしました(;^ω^) ~
~ いやぁ~ほんと懐かしかったぁ~(;^ω^) ~
~ そんなわけで、何とか最後まで長編となるであろう ~
~ この作品は仕上げたいと思っております(;^ω^) ~
~ 長文失礼しました(;^ω^) ~
余談 ~なんかまたゴメンネってあやまってたっぽいんでよねぇ~(;^ω^)~
~何となく、夢なんですけどね(;^ω^)~
~またいつか会えることを願って、あり得ないんですけどね(;^ω^)~
~もし会えたら抱きついてビンタくらいたいと思いますよ(;^ω^)~
~グーで(;^ω^)...あ、後、目突きもあったか(;^ω^)...チョキで~
~最後に本当に(;^ω^)ありがとうございます~
~今更ですが、祝500HIT(;^ω^)ありがとうございます~
~最初30ぐらいかなぁなんて思ってたのに信じられません~
~感謝です(;^ω^)~
ーーーーーソレイケ!ーーーーー ガンバレルゾ!
1 ーーー('ω') (ウナギ)
2 ーーーーーー('ω') (キンジョノスーパー、ダイセール)
3 ーーーーー('ω') (ヒトトキノメザメ)
4 ーーーー('ω') (ウタガウバナナ)
5 ーーーー('ω') (カネモチノナヤミ)
6 ーーーーー('ω') (ゴッドソード)
7 ーーーーーーーーーーーーーー\('ω')ノ (スシ)
「なんかいっぱいでできたぁぁあ~~~~!!!!!!!!!
そしてすんごい7速いの!!!!!!
右側に出てきたのは何なの!!!!カメムシ!!!!?」
~(;^ω^)=3ブフゥー!!~
~1からね、(;^ω^)ブ、ブフゥー!!!~
~ウナギは食べれる生物、高級品~
~2は安売りって言えばいいのかな?(;^ω^)意味わかんねぇよ~
~3は一瞬もの凄い覚醒するっぽい感じ~
~4は疑いの心を持つ食べ物?(;^ω^)~
~5はお金沢山持ってる人の悩み(;^ω^)~
~6やばいなぁ...(;^ω^)直訳だと神の剣...~
~7は寿司?(;^ω^)一応高級品~
~7が速くなったのは寿司、凄い好きなんじゃなかろうか...(;^ω^)~
「スシは食べ物か...(;^ω^)
何故だろう、7にすんごい親近感が湧くのは...(;^ω^)」
~(;^ω^)...~
「これレースなのか...?(;^ω^)」
~さっきの恐ろしい声と音楽も何だったのか...(;^ω^)~
ジャンクはそんな中でも爺さんとの距離が近づいていないか、
どこか冷静にちゃんと見ていた。
「爺さん、OK!!」
~ああ、俺も見てた!お互い時々気を付けよう!~
「...スシ食うって事だよな...7...(;^ω^)」
~おそらく.........!!毒か!!!?~
「ドクはわからんがあっさり死ぬ可能性もあるんじゃないか!?」
~...まずいぞ...!この流れは近所のスーパー大セールが一番有利じゃないかっ!!~
何故か凄くくだらないはずのこのレースに、
二人はもの凄い絆というチームワークと、
集中力をガリガリと擦り減らし、
まるでもの凄い戦いを見ているような、
白熱さを二人から感じているのは私だけであろうか。
~神の剣も怪しいなぁ...!!!~
「...なんせミステリアスだからな...ゴクッ..(汗)」
手に汗握る、必死な二人にもう少しお付き合いください。
ーーーーーソレイケ!ーーーーー ガンバレルゾ!
1 ーーーーーーーーーーーーーー(*ω*)タベスギチャッタネ
2 ーーーーーーーーーーーーーー(*ω*)カイスギチャッタネ
3 ーーーーーーーーーーーーーーーーー(・ω・)コノチカラ、ドウスベキカ...
4 ーーーーーーーーーーーーーーーー(*ω*)クサッテタネ
5 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(*ω*)ワカッテモエナイヨネ
6 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(*ω*)ミニアマルチカラダッタネ
7 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(・ω・)キンケツ
~いいぞ!!!!!!!!!!~
「せ、説明してくれ!!!!!!」
~1はウナギ食べ過ぎて止まった!~
~2は思った以上に安すぎて買い物しすぎてショックを受けてる!!!!~
~3がヤバイ!!!有り余る力をどうすべきか悩み中!
~4はバナナが腐ってたんだな!腹壊してストップ!~
~5は複雑だな!俺はお金持ちになったこと無いから分からんが!!!(;^ω^)
~なんか俺達にはわからない悩みが伝わらない事でショックを受けてる!!!!~
~6は神の剣が強すぎて6には扱いきれなかったらしい!ストップ!~
~7いいぞ!!お金なかったんだなぁ!高級な寿司が食べれなくても~
~ショックは受けてない!!!!~
「なんか7親近感わくんだよなぁ...(;^ω^)」
~1,2,4,5,6、ストップだな!~
ーーー3 ベンジャミンーーーーーー VS ーーー7 グレゴリー ーーーーー
(・ω・) \('ω')ノ
突然、表示が激変。
稲妻の様な轟音とともに、激しいテンポの激戦を思わせる音楽が、
ハードロックでまたギターとドラムが良い仕事をしている。
~「なまえあったのかよおぁぁぉぉぉぉ~~~~~~!!!!!」~(二人同時)
表示がまた激変、深夜なのかライトをつけて二台の車がどこかの、
車も全く他に通りそうにない山の中の道路をもの凄いスピードで、
走っている、今までの単純な画面表示から、
アニメチックだがどこかリアリティも隠せない描写で描かれ始めた。
道路脇には今まで挑戦したであろう、勇者達の亡骸である、
愛車の残骸が見るも無残な姿で廃車となっている。
そんな中セリフが流れ始める。
「へへへ...(汗)グレさんよぉ...俺はガソリン飲むようになっちまってよぉ~...(汗)
覚醒したあの日からよおぉ!すべてわかっちまったんだっ!!!
あんたが今しょってる深い悲しみもよおぉ...
いつもヒーローで憧れてたあんたを、
今日ここで!!!ぶちのめさなくちゃならない事もよぉおおおお!!!!!」
「ベンジャミン!!!(汗)集中しろ!!!!!!
もうすぐグレイブヤード(英語で墓場)だ!!!!!!
もうこれ以上誰も死なせたくない!!!!
お前にも、そして......」
「...エリナは...金持ちでよ...美人だったよ.....。」
「...くっ!!...集中しろっつってんだろうがぁ!!!」
「なんで火事で死んだんだろぉなぁ...エリナ...なぁ、グレさん...?」
「....自殺だったんだ!.....もう言うな、集中しろ....!」
「..ヒ....ヒヒ....ヒヒヒヒイィヒヒヒヒヒヒ!!!!!!!!」
「.....くっそ!!!....ここら辺は外に引っ張られるから....!!!!!
集中しろっつってんのに笑いやがって....!!!!」
「俺が!!!!火、つけてやったんだよっっ!!!!!!!!!
愛するエリナにたっぷりガソリンかけてよぉぉおおおお~~~!!!!!!
グレゴリイィィィィァァァアァァァァ~~~~~~!!!!!!!」
グレゴリーとベンジャミンが並ぶ。
突然、音楽が停止。
スローモーションで髭がダンディーのショックを受けた顔が、
アップになり、
走馬灯のように、
今まで一緒に走ってきた仲間や、
特に仲が良かったのであろう、
エリナと思われる女性と、モヒカン頭にヘビメタの様な服装だが、
三人仲良さそうに楽しく話しながら、
笑いあってる表示でストップするのと同時に、
心臓の鼓動の様な重低音が徐々に音量を上げていき、
ガラスが割れる大音量と共に鼓動も止まり、
楽しげだった三人の表示はガラスが割れたように崩れ落ち、
しばしの沈黙。
「!!!!ベンジャミイイイィィィンッッ!!!!!!!!!!!!!!」
グレゴリーの信じられないほどの怒りの罵声と共に、
バック音楽は激しい、どこか悲し気なロックでハイテンポ、
さらにはロック音を大事に目立たない様に、
オーケストラがさらにバックで加わり、
まさにいよいよ正念場、
グレイブヤードにふさわしい激戦の音楽が怒涛のように始まる。
~「!!っ負けるなぁ!!!!グレさあぁぁぁ~~んっ!!!!!!」~(二人同時)
叫ぶジャンクとカメムシ。
「その目だっ!!!!グレゴリー・シュタイナーアァァァ!!!!!!!
グレイブヤードをぶち破ったグレイブモンスターが、
やっと帰ってきたぜええぇぇぇ!!!!!!!!!
自殺なんかじゃねえんだよ!!!
俺が殺したんだっ!!!!!!!!!!!!
てめえぇがいつまでも決めねぇでモジモジ腐ってるからよぉぉぉ!!!!!!
大好きだったんだろっ!!!!?えええっ!!!!!!?
とどめえぇぇっ!!!!さしてやったぜえええぇぇぇぇっっっっ!!!!!!!」
さらに狂った様な轟音をベンジャミンのエンジンが叫び、
クレイジーデビルのあだ名にふさわしい加速でグレゴリーの前を取る。
「!!!!!!!」
もう既にグレゴリーの頭は怒り一色で、
友人であり、一番の戦友であったベンジャミンへの思いは
殺意へと変わっていた。
もうあと数秒でグレイブヤード。
カタカナのレ、の文字を想像して頂きたい。
レの文字の左上から二人が猛スピードで走ってくると、
当然、レの下で右の方へ折れ曲がっているので、
レの右へもの凄い急角度を曲がり切らなくてはならない。
しかも曲がり切れずコースアウトした場合、
その先はグレイブヤードという名前にふさわしい、
100%横転、もしくは諦めて走り切れる気持ちの悪い窪んだ場所があり、
横転しなくても廃車となった残骸に激突したとしても、
その先の崖へと吹っ飛んで落ちていく、
まさにグレイブヤードという名にふさわしい、
死のコーナーなのである。
ここで一つ覚えておいて頂きたい。
気が付いてる人もわずかながらいるかもしれないが、
本当かどうか信じる信じないは、
お任せするが、
エンジンと言う物は、
手入れ、故障、思い通りに動かない、
エンジンとケンカ、実は間違えて組み直していた、
エンジンに謝る、何故か調子よくなるエンジン、
話すようになるぐらい愛着が芽生えた時、
再起不能、つまり治せないぐらい故障する一歩手前のエンジンは、
信じられない程に、今までに見た事が無い馬力を出す奇跡を起こす事がある。
ベンジャミンのエンジンは今まさにそれである。
当然、グレゴリーも音でわかっているのだ。
流石に、クレイジーデビルのベンジャミンも、
グレイブモンスターのグレゴリーも、
皆、グレイブヤード直前では泣く子も黙る。
「...どっちだ...グレさん....(汗)...インか....アウトか......!(汗)」
「.......。」
ここで減速始めなければ死ぬというデッドポイントである、
目印の枯れ木にDと書かれた場所が過ぎてもグレゴリーは減速しない。
「..殺る気だな....グレさん......!!!!!」
本当にそれは一瞬だった。
インコースであろうがアウトコースであろうが、
グレゴリーはもうベンジャミンを道ずれに死を覚悟していた。
二台ともインコースでグレイブヤードへ、
ベンジャミンが僅かながらの減速と共に、
後輪を右へ滑らせて左前を向いた状態で前進、
グレゴリーは確実に逃がさないためにも、
急遽、アウトコースへチェンジからの後輪滑らせ、
横転ギリギリの前進。
もはや停車して逃げるなんて道は無い。
かと言って今まで戦ってきたグレイブヤードを無視して、
直進して死を選ぶような二人でもない。
グレイブヤード突破に喜びを得る二人だからこその、
この死のコーナー突入の殺し合いを目的にしてしまった、
車体角度なのである。
もうここまでくると、
どちらかが相手の車に良い角度で接触し、
片方は犠牲、片方は生き残る確率アップ、
そんな奇跡しか残っていないのだ。
ベンジャミンはインからアウトへ、
グレゴリーはアウトからインへ、
コーナー突入。
二台、お互い顔が見えるほどに接触。
このまま両者横転に思えた瞬間。
グレゴリーはベンジャミンの奥にあるはずの無い黒い壁があるのに気が付いた。
信じられないが壁とベンジャミンがクッションとなり、
グレゴリーは進むべき方向にはじかれ、グレイブヤードを突破。
右側、つまりアウト側を削りながらあるはずの無い壁にこすりつけ、
信じられず呆然と停車するグレゴリー。
「...どういうことだ.....?」
愛車から流れ落ちるように降りてよろめき、足を引きずりながら、
どこが痛くて何がどうなっているのかわからずも、
ベンジャミンがいるであろう方向へ歩いていく。
ここでようやく壁の正体がわかる。
今まで死んでいった勇者たちの廃車が壁のように、
積み上げられているのである。
何重にも。
ようやくベンジャミンの車と本人が見えてきた。
いつものようにガソリンを飲んでいるらしく、
カァーッという意味不明の声をあげている。
朦朧としてるのか頭から体中、
ガソリンまみれのように見えたその時、
ベンジャミンの愛車のエンジンが火を吹いた。
ウォッシャー液もガソリンにしていたため、
小さな爆発と火の海になる明かりの中、
ベンジャミンが声の届く距離で確かに、
グレゴリーに笑いかけていたのがはっきり見えたのである。
グレゴリーが当然怒りに燃え、さらに近づこうとした時、
「グレさん!...俺はよ!...最後まで....!
クレイジーデビルじゃなきゃ....だめなんだよ!!!!
あっつ!あっちぃ~!!火傷するかと思ったぜ.....!!!
俺の事忘れんなよ!!!!!グレさんっ!!!!!!!!!!!!!!」
ベンジャミンが最後の言葉であろう言葉を合図に、
炎はクレイジーデビルを飲み込んだ。
いつの間にか音楽は停止しており、
しばらく、燃えるクレイジーデビルをただ、
呆然と見て、立ち尽くすグレゴリー。
「......。」
~「.....。」~
何となく先が読めて号泣中の二人。
しばらくしてゴールの方向から何台か車が接近してくる。
生き残った僅かな仲間である事は何となく、
グレゴリーにはわかっていたが、
燃え盛るクレイジーデビルから目を離せない。
何台かドアの開け閉めの音と共に、
走る足音が近づいてくる。
「グレさん、無事だったんだな!
ゴールで燃えてるのが見えて急いできたんだ。
...ベンジャミン.....は....?」
「....あれだけガソリン飲むなって、
言ってたのにな....最後まで飲んで浴びてたよ、
頭から....。」
「.......あの野郎.....!!!!
.....。
グレさん、ベンジャミンに俺達....、
口止めされてた事があってさ.....。
エリナ、放火で自殺しただろ...?
あの時、あいつエリナ助けてるんだよ....。」
「......!!!」
「黙っててゴメンな、
病院運ばれたんだけど、
救急車で移動中にもう亡くなってたらしい。
グレさんがちょうど病院付く直前だよ。
あいつ、いつも笑って馬鹿な事してたあいつが、
見た事ない真剣な顔で俺達に、
助けた事グレさんに言うなって言ったんだ。
あんな真剣なベンジャミン裏切れなくてよ...言えなかったんだ....。」
「.....あ、あの野郎......!!!!!
てめぇ勝ち逃げかよ、コラァーーーー!!!!!!!
もう一回生き返って勝負しろ!!!!!!」
「グレさんやめろ!!!!
燃えちまうぞ!!!!!」
「ふっざけやがって!!!!
最後までどれだけクレイジーなんだよ、てめぇは!!!!!
....もう!...これ以上、いい奴は見つかりゃしねぇよ.....!!!
....ちくしょう.......!!!!!」
涙で顔も髭もグシャグシャになりながら、
クレイジーデビルを蹴りまくるグレゴリー。
必死になって止める仲間。
気が付けば、ロック調の悲し気なカントリーソングとも言える音楽と歌が、
流れ始めていた。
グレゴリーを本気にさせるためにあんな噓を付いたのか、
落ち込んでいたグレゴリーをぶん殴ってでも立ち直らせるためにしたのか、
はたまた、ベンジャミンもまたエリナを愛して目の前で失い、
本当に狂ってしまったのかは、
誰も知らないのである。
(い~つも~ば~か~に~さ~れて~いた~♪)
(い~つも~ひと~り~だと~~おもってた~♪)
(な~が~い~み~ち~~のは~てで~~~♪)
(ようやく~みつ~けた~~~ぬくもり~~~♪)
(わ~ら~いあ~って~~~♪)
(け~んか~して~~~~♪)
(な~ぐさ~めて~~~♪)
(な~きあ~あった~~~♪)
(き~がつ~けば~~~♪)
(き~をつか~うこと~さ~え~♪)
(み~ぬか~れぇ~るぅ~ほ~ど~に~♪)
(か~た~りあえる~ほ~ど~に~♪)
(き~えて~~は~~~~♪(ここからコーラス))
(め~ぐ~りあっ~~て~~~~♪)
(お~もい~~がぁ~~~♪)
(め~ぐ~りあっ~~て~~~~♪)
(そ~れで~~もぉ~~~♪)
(か~なし~くて~~~♪)
(こ~おか~~いし~ても~~♪)
(ズン!ズン!ジャジャッジャーン!!)
(まぁ~たぁ~めぐりあう~~~~~~♪)
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ ここまで読んでくれたあなたは本当にすごい ~
~ しかもふざけたところ飛ばさないで読んだあなたは ~
~ 本当にすごい (;^ω^) びっくり ~
~ もうこうして敬礼する事しか出来ません (;^ω^)> ~
~ こんな感じで今後も進んでまいります ~
~ しつこいようですが(;^ω^) ~
~ 本当に、ありがとうございます(;^ω^) ~
真っ黒い表示に変わり、
悲し気な歌は続く。
そこまでする必要があったのだろうかベンジャミン、
この空間自体がクレイジーだよ、
色んな思いを裏切るように下から、
これを作成したであろうスタッフロールが流れ始める。
制作関係者の名前が全て、
saizou_2nd no kioku になっているが、
お構いなしにスタッフロールは流れ続ける。
「....ベンジャミン良い奴だったでしょ...!!!(泣いている)
..最初のあっちぃ~!!とか言ってた腹立つ音楽も、
あれ!!ベンジャミン達だったじゃないのっ!!!
知らないで俺達、馬鹿にして笑ってたじゃないっ!!!!」
~もう言うなっ!!!!!(号泣)
~何も言うな!!!ジャンク!!!!!~
~6番のお金持ちの悩みがエリナだったかもしれないとかっ!!!!~
~ほかの奴だって仲間だったかもしれないとかっ!!!!~
~言うなよっっ!!!!!!!!!~
「ミジン・コニエルとハニーワ・エクステンションどこ行ったん.....!!!!!!」
その時二人はハッとある事に気が付いた。
~あの二人も仲間だったのか....!?~
「....俺はミジン・コニエルが実は生きてたベンジャミン、
グレゴリーがハニーワ・エクステンションであってほしい......。」
~もう言うな!!!!!!~
~こんなくっだらないショートストーリーで~
~俺達、どんだけ傷心してんだよっ!!!!!!~
~酷い有様だよっ!!!!!~
「...立ち直れないわぁ~...俺....。
色んな事あったんだぜ...?...皆....多分、
認められなかったり....虐められたり...、
金持ちは良いよなぁとか....、
そんな中グレさんとエリナが出会っちゃったのっ!!!!!
みんな、ようやっと仲間を見つけてさっ!!!!!!
グレイブヤード制覇したグレさんも恋して変わっちゃってさっ!!!!!
その上、ベンジャミンもエリナの事っ.....!!!!!!」
持っていたマウスを叩きつけるカメムシ。
~言うなって言ってるだろっっ!!!!!!!~
~もう!!!ああだこうだ言ったってっ!!!!!~
~レースは終わっちまったんだよおおおぉぉぉぉ~~~~!!!!!!!~
エーン、エーン、と泣き続ける二人。
「.....(;・ω・).......な、なんじゃこれ.....」
カウンセリングから帰ってきた爺さんの驚きの第一声。
壁にへばりついて泣き狂うジャンク。
キーボード、マウス(さっき叩きつけたので粉々)、灰皿が置いてある、
通販で買った安いテーブル(黒)にうつぶせて泣きまくるカメムシ。
悲しみの歌のボーカルはもう歌ってはおらず、
ただただ仲間たちが歩んだであろう激しく、
切なく、楽し気に、でも何処かどうしようもない諦め、
クレイジーなロック音楽がスタッフロールと共に、
垂れ流しになっているのであった。
「....(;・ω・).......」←爺さん
フーリーヘイド 第三話 ~何があったんじゃ~
「いや....ほんとに.....(;・ω・)....、
何があったんじゃ....?」
ウィ~ンという音と共に黒い物体は上へと消えて行き、
床一面にあったであろう紙吹雪もいつの間にか消え、
ジャンクが入って来た状態に元通りになった空間だったが、
泣き疲れ、
壁に横たわって愛なんて知らなければよかったと言わんばかりに、
落ち込んでいるジャンクと、
呆然とただ前方斜め下を何か見るわけでもなく、
眺め続けるカメムシは、
元通りではない。
「....(;・ω・)........」
浸食か?
それとも予想をはるかに超える現象が二人を襲ったのか?
....いや、浸食か?
それさっき思ったじゃろが。
一人で頭の中で自分にツッコミを入れたが、
二人にかける言葉が見つからないのと同時に、
長い、本当に長い無いはずの時間の中で、
おそらく初めてであろうこの現象に、
爺さんは正直、
戸惑っていた。
とりあえず黙って様子を見る事にする爺さん。
「....(;・ω・)........」
........。
どれくらい静かな空間が続いただろうか。
.............。
ピクリとも動かないジャンクがだんだん心配になってきた爺さん。
.................。
まだ、ボク!オヤユビチャン!などと言う、
人のふんどしで相撲を取る様な、
卑劣な真似は出来ん!と一人悩み苦しむ爺さん。
.......................。
自分の身になれ!!!
ワシがもの凄く落ち込んだ時、
どうし欲しかったんじゃっ!!!!
自問自答を始める爺さん。
.............................。
いや、落ち着け...!
ジャンクが怒り狂ってワシに触れる可能性がある!
急に冷静になる爺さん。
..........................................。
「......おじいちゃん.......?」
~.....かえって.....きた......~
ショックのあまり!幼児化しておるっ!!!!!!
もの凄い冷や汗をかきながら驚愕する爺さん。
「今、戻ったぞ~い。
なんじゃ、眠る事は無いのに寝とるんかい、ジャンク。
カメムシもどうしたんじゃ。」
うまいっ!!!ワシ天才!!!
うまくスルっと入り込んだぞっ!!!!!!
自分を褒めまくる爺さん。
「......良い奴ばっかりだったんだよ.....?」
~....いわないでよ、ジャン君........~
どんな奴らが居たの!!!!?
ジャン君ってどんだけ仲良くなったのっ!!!!!!
「どれどれ、そんなに良い奴じゃったのか?
爺さんに教えてくれんかのぅ(^ω^)」
あっぶね!!!!
あぶねぇ~!!!!!
パニックさらけ出さずセ~フ!!!!!
落ち着け!!!ジジイ!!!!!
しょ~うめん、げ~んかんっ♪
し~おま~みれ~♪
さ~びって、なっかなっか♪
あっきまっせん~♪
意味不明な狂う寸前に必死に自分を落ち着かせる歌を、
瞬時に作り出して頭の中で歌い出し、
なおかつ二人への配慮も欠かさない爺さん。
..........。
っ教えてくれないのかよおぉぉ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
頭の中で絶叫する爺さん。
「......!!!!!」
ワシが戻って来た時、なんじゃ黒いもんが音楽奏でとったが....。
そう言いかけた時、瞬時に歯茎から血が出るほど食いしばり、
口を閉じて、いっさい音を立てなかった自分を褒めたたえた。
思い出させてはイカン...!
何があったにせよワシは今帰って来た設定で行かなくては....!!!
「....よっこいしょ、っと。
ふうぅ~~~~(^ω^)」
座ってる訳無いんじゃっ!!!!
演技っ!!!!!
必死っ!!!!!!!
叫び続ける爺さんにそろそろ限界が近づき始める。
「...なんかね....悲しいんだ.....。」
~...うん....かなしいね....~
「ホッホッホ(^ω^)
それは大変じゃったの~う(^ω^)
とにかく今は休むんじゃ(^ω^)
かわいい坊やたち(^ω^)」
~「っだれがぼうやたちだっっ!こらあぁぁぁ~~~!!!!!!」~(二人豹変)
「ワ~~ハハハハアァァ~~~!!!!
オヤユビチャ~~~~~~ン!!!!!!!」
これは爺さんが笑っているのではなく、
何か心の何処かでこうなるだろうとわずかに思っていた、
そのごく僅かな恐怖が体現したため、
もう怖すぎてうわぁ~からもうヤダという諦めの、
精神崩壊寸前の叫びであり、
挙句の果てにオヤユビチャンを出してしまったのは、
おそらく爺さん、一生の不覚であろうと思われる。
~「.....。」~
「.....。」
止まる三人。
浸食の動き無し。
「..爺さんのおかげで元に戻れた気がする(;^ω^)」
~俺もだ...(;^ω^)~
「.....。」
失神寸前の爺さん。
「いや、どこから話したら良いのかわからないんだが(;^ω^)」
~まず爺さんカウンセリング言った後からじゃないか?~
「そうだな...(;^ω^)....爺さん?」
~?(;^ω^)?~
「.....。」
死に繋がる事を体感できない空間のため、
失神が出来ず、
信じられないほどの恐怖が今、
爺さんを襲っているため、
話が出来ないのだが、
当然二人はそんな事、わからないので待つ事になった。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ 毎度ながら本当に、読んで頂き ~
~ ありがとうございます(;^ω^) ~
~ 勝手ながら祝100レス達成(;^ω^) ~
~ まさかこんな長い文章、メチャクチャでも ~
~ 書いたことは生涯ありませんでした(;^ω^) ~
~ 真に読みづらく、誤字、ヘンな文章ばかりではありますが ~
~ 何とか書いて行こうと思っております(;^ω^) ~
~ 本当にありがとうございます(;^ω^) ~
余談 ~最近季節の変わり目なのか(;^ω^)~
~暖かかったり、寒かったり~
~どうか体調崩されない様~
~祈っております(;^ω^)~
~今後、予告になるのですが~
~おおまかにご紹介(;^ω^)~
1~爺さんの驚愕の正体と真実(この辺で読者の皆様に~
~見放されるような気がしております(;^ω^))~
2~悲しいやむを得ない旅立ち(;^ω^)~
3~と、思ったんですがあんまり書くと面白くないので止めました(;^ω^)~
「...それで...何があったんじゃ...?(怒)」
ようやく恐怖から立ち直って機嫌の悪い爺さん。
「...(;^ω^)はい、え~とですね...。」
~...(;^ω^)...お爺さんがカウンセリング行かれた後ですね...。~
何故か恐縮している二人。
それから二人は爺さんにあった出来事を話し始めた。
ジャンクとカメムシはそもそも世界は違えど、
同じ人物、
つまり、浸食の進み具合が異なる、
同一人物であるのではと話し合った事。
カメムシがまだ、自分が表現した事に迷いが合った事実。
カワイ子ちゃんがこちらに来ている謎について。
頭上から黒い物体が降りてきて、
怒り、笑い、恐怖、悲しみを、
嫌というほど浴びせられた現象。
爺さんに覚えている現象を二人は説明した。
「まずはまだお前さん達はここへ来たばかりじゃから、
以前居た世界のルールというか、
自分たちで作った決まり事が、
まだ抜けきっておらんのじゃろう。
水に中で生きてた命に突然、
地面の上で住んでごらんなさいって言ってるようなもんじゃて。
慣れるのには時間がかかるのは当然じゃ。
いくらワシがこの空間の説明、
今置かれている現状を説明したとて、
はいそうですかなんて事にはなりえまい。
そんな中カメムシが悩んでいた表現をジャンクが少なからず、
取り除いたのは愛じゃよ。
これは凄い事じゃ。
この短期間で異常な空間の中それが出来た事は奇跡といっても過言ではない。
愛するという事が耳から伝達し、
お前さん方の中で色々、様々な現象が発生し、
早い話、愛するって何だろう集会が瞬間的ではあるが、
体内で発生するわけじゃ。
最終的には恥ずかしい事なんじゃないか?、
欲しがったり、他のものと混ぜて見よう等、
凄い話し合った結果、
どうするかはワシが与えたお前さん方の自由に委ねられる訳じゃ。
しかし悲しい事にその自由が今や、
浸食も関係している可能性がある事も否定できない有様。
いつの間にか一つになりたい兵器の記憶は恐ろしく素直に、
お前さん方の自由を捻じ曲げているやもしれんという事。
さらに恐ろしいが区別が出来ない現状。
兵器の記憶をワシらが判断できない事。
そんな長々と説明されても、
現象は広がるばかり。
ちょうどよいから宇宙の話をしようかの(^ω^)」
「...(;^ω^)...」
~...(;^ω^)...~
「...どうしたんじゃ...(;^ω^)」
「...いや、爺さんたまに急に凄い事平然と言うから、
ついて行けないというか(;^ω^)...。」
~...宇宙の謎を簡単に今喋ろうとしてるし(;^ω^)...~
「これからそれどころではなくなる事をお前さん方は、
嘘であろうが妄想であろうが、
カメムシが悩んだ恐怖にしろ、
こうして兵器は動いてしまったんじゃ。
へぇ~、みたいな感じで飲み物でも啜りながら、
黙って聞いておれば良いんじゃ、今はな。」
~「....(;^ω^)ハイ....」~(二人同時)
「ジャンクは宇宙って何じゃいって思うじゃろ?」
「ああ、それ凄い気になってたんだよ。」
~え!?(;^ω^)~
「え!?(;^ω^)」
「そうなんじゃ(^ω^)
カメムシは知っておるがの。」
「マルシーノンだ(;^ω^)」
~ああ(;^ω^)マルシーノン状態だ~
「ヴォエ~~~~~じゃろ?」
~「(;^ω^)」~
「話し戻そう、
さあこれからどんどんイカれた世界へどんどん突き進むから、
カメムシの表現を見てる存在は減る一方じゃて(^ω^)
好き勝手言って決め付けられる訳じゃからな。」
~それは仕方ないよ爺さん~
~最初から覚悟していた事だ~
「そうじゃな。
宇宙はまず兵器の記憶が作った現象とワシは睨んでおる。
そもそもカメムシには信じられんじゃろうが、
ジャンクの世界には宇宙が無い、
さらに言えば愛の世界に近いんじゃ、
似ておる。
カメムシの世界で説明するなら、
宇宙が無くなると想像つかんじゃろ?
どんな世界か。
ワシはカメムシの世界よく知らんが、
吸収してないからの。
おそらく丸になって宇宙に浮いとるんじゃろ。
住んでる所が。
その丸が沢山宇宙にある状態、
何か聞いた事あると思わんか?
ボールの中の状態、ワシの一粒一粒が散らばってるのとよく似とるじゃろ。
あくまで似てて、同じではないんじゃが、
浸食の結果、宇宙という存在、
そして丸が沢山、
ではジャンクの世界に宇宙が無いのは何故かと言うと、
宇宙が無いから丸がくっついて世界が大き過ぎるんじゃ。
いきなりそんな事言われても想像つかんじゃろうが、
水の中によいしょーって飛び込んだりするじゃろ?
あの水が全部ボールだと考えたらいいかもしれん。
まあ、水もボールなんじゃがな(;^ω^)
ボールが狭いぐらいくっつきあってる世界がジャンクの世界なんじゃな。
ジャンクが不老不死で世界を探索し終える頃には、
もう宇宙が存在してるじゃろう。
浸食のせいでな。
じゃから太陽の近くなんて暑すぎて近づけん。
溶けてドロドロじゃろう。
そこはそこでまた命あったりするんじゃが。
もう付き合ってられません状態じゃろ?
滅茶苦茶な適当な話聞かされてるようなもんじゃ。
では逆にまた自分勝手な都合の良い事には変わりないが、
お前さん方の世界を知らない存在が居たとして、
お互いに自分の世界を説明しあったとしよう。
ただ単純に素直に信じられんじゃろ?
まずは。
ワシとて同じこと。
愛の世界を説明したところで、
はぁ~、そうなんですねぇ~ってなるじゃろ。
もっと恐ろしくわかりやすく言うと、
ジャンクの中には一つの世界があるじゃろう。
筋肉やら、脳やら、砕けばどんどん出て来る存在がひしめき合う集合体。
そこへ隣にくっついてカメムシが参上。
ほかにも似たような存在がどんどんくっついてきて寿司詰め状態。
そんな中自由に動き回る兵器の記憶。
浸食が始まり一人、二人と、隙間が出来ていく。
それが宇宙だと思っておるんじゃ。」
「ダメだよ爺さん。
久しぶりに勉強してる気分だよ(;^ω^)。
ついて行けないよ。」
~仮にそうだとしても(;^ω^)~
~謎は深まるばかり(;^ω^)~
~次々に聞きたいことが出て来る~
「当たり前じゃ。
お前さん方がこれはダメ、これは良い、これは謎だ、
腹が立つ、気持ちが良い、悲しい事だ、美味しい、
数えきれない事を言葉という自分たちで決めた存在で、
それぞれの存在を決めているじゃろう。
ワシから見ると、
まあ、他にも同じことを思う存在はあるじゃろうが、
何でそうしたんじゃろうと思ってしまう訳じゃよ。
そもそも、美味しいものが美味しいという、
お前さん方が決めた言葉で決めていることは、
本当に美味しいのかという事じゃ。
分かりずらいじゃろうがそれは他から見ると、
移動かもしれん。
光の伝達やもしれん。
そんな事言うともう数とか言葉なんてものは、
役割が限られてくるじゃろう。
表現しきれん。
かと言ってこのワシが作った世界は、
ワシの兵器の記憶を救うという、
存在を変える、最終的には兵器の記憶を否定、
兵器の記憶は自分の存在をただひたすら肯定、
お互いのくっついた中での現象は、
申し訳ないが今のところ止められる事が出来ないでいる。
愛の世界も同じ事じゃ。
ワシの知らないであろう存在は現にあったのじゃから、
ワシも、愛の世界もまたボールの中の一部なのか、
想像を絶する世界である事は間違いない。
おそらくワシが思うに神に近づく、神になるなんて、
そんな世界はまだまだ遠すぎる世界じゃよ。
それこそ存在理由、本当の真実なんて見たところで、
ワシらには、何の事やらわからんじゃろうし、
分かったところでワシらは失うじゃろう、全てを。
その全てという言葉の意味すら失うじゃろう。
結果、何が言いたいかと言うとじゃな、
自由なんじゃよとりあえず今は。
ワシのせいで(;^ω^)
浸食されながらも、
さらにワシらは不老不死、時間が存在しないときておる。
地獄のほうがまだ楽しい気分じゃよ。
願い通り、二人は見事ここへ来てしまったのは残念賞じゃがな(;^ω^)
ワシは助かったがの(;^ω^)
かと言って色んな現象に巻き込まれつつ、
失いながら似たような現象を繰り返し、
一つになる方が幸せなのか。
もうきりがない(;^ω^)
それでも目の前にある出来る事を、
滅茶苦茶になりながらも流れ続ける中で、
出来る事を、自由を実行する、
行動するしかない。
しかないは違うな。
自由をするんじゃ(^ω^)」
~「......。」~
「....(;^ω^)」
黙る三人。
「言ってる事は何となくわかった様な気がするんだが(;^ω^)...。」
~...ほんと、はぁ~、そうですかぁ~ってならざるを得ない(;^ω^)...~
「はい!とりあえず本日はここまでじゃっ!(;^ω^)
ここで何と二人にビックニュースじゃよっ!」
「突然なんだ!?(;^ω^)」
~...頼むからまた変な現象だけはやめてくれよ(;^ω^)...~
「安心せい!お知らせを言うだけじゃ!
ワシが今まで触れるなぁっ!て口酸っぱくなって、
乾いてヒリヒリするぐらい言ってきたじゃろ!?」
「...う、うん....(;^ω^)...。(何か腹立つジャンク)」
「最終的には触れる事が目的なんじゃよぉ~!!\(^ω^)/」
~「(;^ω^)...?」~
「\(;^ω^)/....おお、良かった。
ジャンク怒り狂って殴りかかって来るかもと恐れておったんじゃが...。
今はまだ触れてはならんぞっ!?(;^ω^)
これから理由を話す。(;^ω^)」
「もう頭グシャグシャで起こる気にもならないよ、爺さん。(;^ω^)」
~右に同じ...。(;^ω^)~
「少し休んだ方が良いかの(;^ω^)
丁度よい、ワシのお気に入り、
黒い物体を用いてミステリアスレーシングショーを一緒に見るかの。」
~「(・ω・)」~(二人激怒)
この後しばらく、
爺さんが二人から、
言葉という鉄拳制裁を食らったのは言うまでもない。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ まずは!今ミクルのトップページと! ~
~ HIT数見てびっくりしたのですが!(;^ω^) ~
~ 祝!1000HIT達成!!(;^ω^) ~
~ おまけに何故か知らないが注目スレ1位に!(;^ω^) ~
~ 本当に、本当に!感謝!感激です!(;^ω^) ~
~ ありがとうございます!(;^ω^) ~
~ 誰も読まないだろうなぁ~...(;^ω^)から始まったこの ~
~ フーリーヘイドですが、元々はフリヘイドだったんですね(;^ω^) ~
~ フリヘイドでググったら何かフリヘイドって町がどっかにあるらしいので ~
~ フーリーヘイドになった次第です(;^ω^) ~
~ まだ独身でスマホがガラケーだった時代(;^ω^) ~
~ あの小さな画面でカクカク動くオンラインRPGを ~
~ フリヘイドって名前でやっていた頃から ~
~ ここまでの妄想はまだなかったのですが ~
~ 題名はこれだと決めておりました(;^ω^) ~
~ 確かまだJーPHONEとかが主流の頃ですね(;^ω^) ~
~ 高い所の上ると電波が良くなるという ~
~ 今では考えられない時代(;^ω^) ~
~ その前はポケベルですもんね(;^ω^)電話ボックス渋滞... ~
~ 同じゲームやってた方がもし読んでたら ~
~ フリだ!フリヘイドだぁ!って気が付く人も ~
~ いるかもしれません(;^ω^) ~
~ 最後自分の持ち物全部ほかのプレイヤーにバラまいて辞めたんですけどね(;^ω^) ~
~ 最近はサイゾウって名前で色んなゲームやってたんですが(;^ω^) ~
~ 嫁が他界してからは全て辞めました(;^ω^)今は ~
~ よく嫁から後ろから、ほら!後ろからゾンビ来てるって!!って ~
~ 言われたもんです(;^ω^) ~
~ と言う訳でこんなバカなオッサン妄想ストーリーに ~
~ 興味を示してくれた皆様方、深く、本当に ~
~ ありがとうございます(;^ω^) ~
余談 ~ ベンジャミンのガソリンを飲む行為は絶対に真似しないでね(;^ω^) ~
~ もしくは真似しても責任取れませんし(;^ω^) ~
~ おそらく胃に穴あきます(;^ω^) ~
~ クレイジーデビルであるベンジャミンだからこそ ~
~ 刺激に飢えまくっているベンジャミンだからこそ ~
~ 出来る事なのです(;^ω^) ~
~ ちなみに俺はお酒飲めません(;^ω^) ~
フーリーヘイド 第四話 ~爺さんの正体、そして旅立ち~
とある世界の片隅、
砂漠が広がる猛暑の中、
大きな運河沿いにポランタという大きな都市があった。
「デネポラ!レミオンドは今年も石像大会に挑戦するのかい!?」
都市の中でも貧しい人々が暮らすピラと呼ばれる地区の、
共同で使う水場で老人の女性が二人話していた。
洗濯、飲み水、体を洗う、何でもありの貧民街、
デネポラと呼ばれた女性は老人という割には元気が良く、
言い過ぎかもしれないがそこらの子供よりも元気が良く、
声もデカい。
「あんたに関係あんのかい!?ハハハ!!!
ウチの馬鹿は死ぬまでやるさね!!!
そんなことあの人に言った日には、
そんな無駄口叩く暇あったらおでこにチュッてするぞ!って、
あの臭い口で言われるのがオチさ!!!!」
水場でみんな笑いながらそれぞれ作業する。
そのうち流れというか洗い物、水汲み、それぞれ仕事をする、
水場で楽し気な歌をみんなで歌い出す。
歌に合わせて仕事をするような感じである。
デネポラの夫、ブレオは石を自在に削り、
思い通りの形に仕上げる石材職人というべきか、
石と一緒に生きてきたと言っても過言ではない男。
二人の間には子供がおらず、
結婚当初は今のデネポラからは想像もつかないほど、
気が弱く、子供も産まないで気が狂ってるなど、
周りから散々虐められてきたのだ。
勿論、落ち込んで家に帰るとブレオはカンッ、カンッ、と石を削る、
まるで歌の様な、音楽の様な音が狭い家に響く。
「...ただいま。」
「ああ、お帰りデネ。」
カンッ、カンッ!
どこかから大きな罵声が聞こえてくる。
「金にもならねぇへったくそな石像!!!
静かにしねぇなら叩き壊すぞ!!!!
大馬鹿野郎!!!!!」
「ブレオ...!....汗」
「ああ、デネすまんな。
心配するな、
ちょっと待っててくれ。」
いつもは怒鳴り込まれる前に静かに石を削るのをやめて、
二人寝るのだが、
今夜は止めないのである。
カンッ、カンッ!
どこかでバタン!とドアを叩き開ける音と共に、
あんた!やめなって!!という女性の叫び声、
砂だらけの道を走ってこちらに向かって来る音。
やがてバタン!と乱暴にドアを蹴り開け、
鬼の様な怒りの表情で大柄の男とが入って来た。
近くに住むブレオと同じ仕事をしている男、ガンマである。
「うるさくて寝られねぇって何回言えば気が済むんだ!!!
みんな呼び集めて叩き殺すぞ!!!!」
「すまんね、ガンマ。
悪かった。
気を付けるよ、本当にすまない。」
ひたすら謝るブレオだがガンマの怒りは収まらず。
ここでガンマはふざけやがって!と言って唾を吐いて帰るなり、
ブレオの創作中の石像を叩き割るなり、
色んな選択肢があったにもかかわらず、
何故か次の行動を取ったのである。
デネポラに近づいて行き表情が怒りから欲情へと変化。
この時のデネポラの恐怖、
想像がつく、わかるという存在は大半は嘘である。
本当に。
本当にデネポラの恐怖、気持ちが分かってしまうなら、
ここで読むのを止めるからであり、
この文章がもし本であったなら火に投げ捨てるからである。
ガンマは気が付くと目の前がぼやけて、
ブレオの家の外に倒れていると気が付くのに、
しばらく時間がかかった。
「....な....えっ...?」
訳が分からない状態の中、
深夜の夜空ばかり見える中で。
今まで、
おそらくガンマが生きてきた生涯で見た事が無いであろう、
迷いが一つない透き通った、
純粋で、決意がそれこそ大岩、
いや、山のように果てしなく大きく決まった目。
それがいつも謝ってばかりでヘラヘラと笑っていたブレオの目が
倒れているガンマを上からのぞき込んでいるのだと気が付くのには、
言葉が出ない程に時間がややしばらくかかった。
「て...てめぇ!!...」
ようやくそう言いながら少し動いたガンマだったが、
次のブレオの言葉で凍りつく事になる。
少し首をかしげて疑問に思いながらゆっくりとブレオは、
「そんな暇あるのか?」
と言ったのである。
「ど....どういう意味だ!!」
いつの間にか後ずさりしているガンマ。
「いつも謝って、時には金も渡した。
怒鳴り込んでくるのは普通だよ、うるさいんだから。
何考えてその行動に出たが知らんが、
お前、俺の一番大事な存在に何しようとしたか、
知りたくもないが、
腹決めて、決意してその行動に出たんだろ?
俺の前で。
こうなれば決まりも何もない、
俺も決意するさ。」
「お...俺に手ぇ出したらどうな.....。」
貧民街のため、しかもこの当時は秩序なんてものは無く、
そんな中、リーダーシップを取っていたガンマ。
無法者の酷い有様の中で、
負けなんて味わった事の無い、
命を殺めた事さえあったガンマがまるで蛇に睨まれた蛙のように、
何故か動けないのである。
今まで経験した事の無い、どこまで考えて決意しているのだろうという、
底知れない、言葉なんてもはや意味が無い、
それどころかガンマが想像を絶するような、
地獄絵図と言わんばかりの表現しがたい、
訳の分からない、しかし間違いのないブレオの考えが二人の目を通して、
伝わるのである。
「目、そらしてみろよ。
一歩手前だからな。」
冷や汗なのか脂汗なのか区別がつかず、
汗をかいてるなんて事に意識をする余裕すらない。
そんな錯乱状態の中のガンマ。
仲間を呼ぼうなんて事をしたり、
反撃はおろか、
指一つ動かせない、本能である瞬きすら、
呼吸でさえしていのかさえ覚えていない、
殺意なんて甘いものではなく、
もっと何か得体のしれない大きな、
ガンマには考えられない巨大な何かを感じて目を見開いたまま、
許してくれっ!と叫ぼうとした瞬間、
「帰れ。」
といつものブレオの表情に戻って、
いつものブレオの声が聞こえてきたのである。
このあとガンマがどういう有様で帰ったかは定かではないが、
ドアを閉めて既に泣いているデネポラの前に立ち、
見つめ合う二人。
突然ブレオの体全体が小刻みに震えている事に、
涙ぐみながらもありがとうと言おうとしたデネポラが
気が付いて、ブレオの顔を見ると。
「....こ....こ、こわ....こ、こ...」
と言いながら泣きそうになっているのを、
どうしたんだろうと思いながら眺めていると、
突然立膝を付き、座っていたデネポラに、
まるで嫌な事があって泣きながら母親に甘える子供のように、
ブレオが抱きついて叫んだ。
「こわかったよおぉぉぉ~~~~~~!!!!!!!!!」
エーン、エーン、とデネポラのお腹に顔をこすり付けて、
ブルブル震えながら泣きまくるブレオ。
いつの間にか涙も乾き、唖然とするデネポラ。
気が付くとドアがさっき蹴られた事で壊れたのか、
内側にバタン!と倒れたのと同時に、
いつの間にか集まっていた近所の野次馬が二人を大人数で覗いている。
「.....。」
ブレオが泣いている以外、しばらくの沈黙。
「見せもんじゃないんだよっ!!コラァーーーー!!!!!
叩き殺されたいのかいっ!!!!!!」
デネポラが言った言葉とは思えない信じられない大声が、
野次馬達を飛び上がらせ、散らした。
ブレオはデネポラの大声にも関係なく、
抱きつき顔をあげて涙でグシャグシャになりながらデネポラに言った。
「ごめんなしゃい!ごめんなしゃい!!!」
ここはもう言葉なのか、どう表現したら良いのか、
私自身、男であるためその時のデネポラの気持ちは、
デネポラにしか表現できないため、
こう記すしかないのだが、
デネポラは女神の様に微笑んで、
涙ぐみながら、ため息をつき、
ブレオの上半身を頭から抱え込み、
何も言わずに抱きしめたのである。
ブレオは目を矢印マークのようにつぶって再び号泣。
デネポラは涙ぐみながらも、本当に安心して嬉しそうに微笑む。
それを遠くではあったが、
見ていたガンマのその時の表情も、
何と言うか、
それこそ表現できないので、
うなだれて家に向かって歩いて行ったとしか表現できないのである。
その日からというもの、デネポラは一変。
悪口言われようものなら大喧嘩、
ブレオの悪口聞こうものなら大暴れ、
次第に気が付けば、ピラマザー(貧民街の母)と呼ばれるようになっていった。
ガンマはと言うと、
ブレオといつもと変わらず、
話し、虐めるし、夜中相変わらずうるさいぞ!と怒鳴るのも変わらず、
ただここだけであくまで予想で言う事なのだが、
ブレオのたった一言、
一歩手前だ、という言葉と、
あくまでこのピラのリーダーなのだというガンマに対する、
ブレオの情け、花を持たせたと言ったら良いのか、
その信じられなかった恐怖と、
考えられない思いやりに、
ガンマはブレオとこうしようなどと口約束したわけでもなく、
早い話、負けたのだと思われる、
ブレオに。
未体験の恐怖と優しさ、
両方同時に味わったガンマなりの、
ただし決して一歩手前なのだという事を頭に置いたうえでの、
行動なのだと思うところである。
センコウドリ(こちらの世界で言うスズメに近い小さな鳥)が、
ブレオの狭く小さに家に何故か巣をたくさん作ってしまい、
センコウドリの一家だらけになり、
夜中にいつものように、
カンッと石を打とうものなら、
ピッと鳴くので、
カンッ、ピッ、カンッ、ピッ、というリズムの心地よい、
一つの音楽となり、
まるで時を刻む秒針、あるいは悪夢を退ける音色、
それに加えて老人となったガンマが相変わらず、
「センコウドリも加わってさらにうるせぇぞおぉ!」
といった叫び声。
さらには、
「もう一遍、言って見な!腐れジジイ!!」
というデネポラの罵声。
近所もそれが当り前みたいな感じで、
全く気にしないで寝ている始末。
そんな毎日が繰り返される中、
日は一刻一刻と石像大会へと近づいていくのであった。
石像大会、
腕に自信のある者は誰でも参加できるというポランタで年に一度、
開催される石像の美を競う大会。
ポランタだけではなく周辺の小さな町や村からも、
参加は自由。
お祭りみたいなものである。
目的は人それぞれ。
商売、出稼ぎ、純粋に大会への参加、
観光、犯罪の警備(祭りの時だけは貧民街にも警備隊が配置)。
パンラゾ(こちらの世界で言う馬とラクダの中間みたいな動物)による、
ポランタ都市内の道をコースとして行うレース。
レースの日はポランタ都市内の道はレース場となる為、
都民は道の脇以外進入禁止。
貸し切り状態である。
毎年死者が出る程の危険なレースである。
他にもいろいろな大会のある中で、
ブレオが狙うは石像大会、
優勝である。
石像大会初代優勝者、今や伝説の石材職人、
レミオンドの作品、ポランタの女神を超えるべく、
人生を賭けてきた挑戦。
今までこの作品を超えたものはおらず、
優勝者は決まるのだが適当に褒美をもらって終わっている。
毎年そんな繰り返しなので正直レースの方が主流となって、
人気も下火である。
褒美も人気の無いのもお構いなし、
ブレオは毎年出展し続けた。
優勝も何回かしており、
よくガンマと競ったものである。
もうそれがあたりまえな日常の流れになり、
今年を迎え、皆、知り合いも老人となり、
ブレオとデネポラ自身も年を取り、
今年はレミオンドになれるのかい?なんて言われる事も、
普通になった今、
一つだけ違う、
今までにない現象が起こった。
いつしか、隣が空き家となったため、
まだ若かったブレオは勝手に空き家を叩き壊し、
石材作業場にしてしまった。(屋根付き)
石像大会も当時盛んだったため、
近所総出であっという間に完成。
ガンマももちろん手伝った。
皆そこで腕を競い合い、ケンカしたものである。
今となっては物置と化してしまった作業場、
思い出とホコリ、センコウドリの巣にまみれたこの作業場に、
ブレオは取り付かれたかのように引きこもって作品を、
石像を仕上げているのだ。
皆、挑戦は今年が最後なんだろうかなどと、
思わせるような必死なブレオの姿は、
どこか寂しく、どこか誇らしかった。
ガンマはとうに職人を引退し、
夫婦仲良く暮らす日々。
たまに子供たちや孫たちが遊びに来ているようだった。
話は戻って水場の二人の、
デネポラとガンマの妻、
ミーウェの会話に戻る。
「ミー!今年はあの人やるよ!!
レミオンドを超えるよ!私にはわかるっ!!!!!」
「へっ!!!
いつまでもお熱いこって!!!!
あんたはブレオが好きで好きでたまらないんでねぇ!!!
まったくあんたにゃ勝てないよ!!」
「なぁに弱気な事言ってんのさっ!!
ガンマっていうデカブツうまくあつかって一緒にやって来た女が、
そんなんじゃピラの未来は真っ暗だよ!!!」
「元気出る事言ってくれるじゃないか!
ピラマザーのお優しいお言葉、
ありがたく頂きますっ!!」
「ハッ!全く歳は取りたくないもんだねっ!!!
湿っぽくていけないよっ!!!
湿っぽいのは旦那のシャツで十分だってのっ!!!!」
水場で笑いがこだまする。
どこかで聞いた言葉だが女が威勢が良く元気な所は良い国だという、
どこで聞いたか思い出せない言葉がぴったりだと、
私はこの景色を見てそう思う。
洗濯をして瘦せ細った女性、
背中では赤子が泣いていても、
ピラマザーの笑い声を聞くと、
赤子も女性もなぜか笑うのである。
決して楽な生活では無いはずなのに、
皆、必死に、貧しくは無くともそれぞれ一人一人、
歩んでいるこの眩しい世界が、
いつか全てが良かったと思える時、
そんな奇跡があっても良いのではないかと思えるほどに、
ただただ、
眩しいのある。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ 突然話が一変した事をまずお詫びします(;^ω^) ~
~ 理由があっての変化です(;^ω^) ~
~ 寒いのに年に数回ほどしかストーブを付けないのですが ~
~ 脇汗びっしょりになって来たので ~
~ 今では高価なコーフィーを飲んで休憩します(;^ω^)本当に高い... ~
~ おかげで滅多に飲めません(;^ω^) ~
~ ここまで読んで頂いた読者の方々 ~
~ 本当にありがとうございます(;^ω^) ~
余談 ~間違いだらけの中で訂正(;^ω^)~
~ジャンクの怒る気にもならねぇよっぽいところが~
~起こる気にもならねぇよになってましたーっ(;^ω^)~
~気を付けてはいたのですが大失敗(;^ω^)~
~失礼しました(;^ω^)ごめんなさい~
石像大会前夜。
相変わらず作業場にほぼ飲まず食わずの引きこもり状態であるブレオ。
デネポラは毎日食事を作業場のドアの前にテーブルを置き、
その上に声をかけずにそっと置いていた。
ブレオの邪魔をわずかでもしたくなかったし、
ごくたまに顔を見せに家に帰るブレオの表情が、
長年連れ添ったから分かるであろう、
勝ち誇るのではなく、
冷や汗が出る程に真剣で、
真っすぐな集中力に満ちた眼差しが、
自然とデネポラにそうさせたのだと私は思う。
ポランタを治めていると言っても過言ではない、
ドーグロン一族という、
遥か昔、ポランタをここに創設した家系がポランタの北に住んでおり、
大きく分けると北からお金持ち、
南に行くにつれてだんだん貧しくなり、
最南端がピラという事になる。
ドーグロン一族の中でも、
ポランタの王と呼ばれるに等しい存在、
ドーグラと呼ばれるに等しい地位に今現在立っているのが、
ヴィトナデオというドーグロンの血を引く男である。
この男は今までのドーグラとは変わっており、
大きい屋敷にも住まず、(周りには住んでいる事にしている)
必要以上の事を嫌い、
こそっと南に下っては酒場でバカ騒ぎをして、
下の者に怒られ、
北に連れ戻されるという変な男だったのである。
だから周りの者はヴィトナデオに振り回され、
何をするかわからない不思議なポランタのドーグラ、
困った王様だったのだ。
相変わらず作業場からいつ出て来るかもわからず、
カンッ、ピッ、カンッ、ピッ、という相変わらずの音楽が響く中。
デネポラは女のカンが働いていた。
女のカン。
これは男には絶対不可能と思われる一種の必殺技。
どんな男にも読めないこのカンは千里眼と言っても過言ではない。
たまにええええぇぇぇぇ~~~~~~!って思うほど、
見抜かれるのである。(大げさかもしれないが)
そんなことないよと言われる男性はおそらく、
気が付いていないだけである。
今年の大会が最後になる。
デネポラはそう見抜き、
覚悟していたのだ。
先ほど言った毎日届けていた食事も無くなってはいたし、
たまに帰って来た時も死にそうではなかったので、
好きにさせてはいたものの、
最終的には愛が心配という心を生み出してしまう事も、
また事実。
本当なら今すぐ作業場に飛び込んで行って、
ブレオを思いっきり抱きしめてもう頑張らないでと、
言ってしまいたいデネポラ。
ピラマザーが決して表には出さない葛藤をここに記す。
「心配なんだろ...」
いつの間にか家に入ってきていたガンマ夫妻。
「なんだい、ジジイになってもまだ私を抱きたいのかい。」
驚きを表に出さずガンマに言うデネポラ。
「ペタネ(こちらの世界で言うケーキみたいなお菓子)作ったから、
置いとくよ、デネ。」
「ミー、気を遣わせたね。
ガンマもすまないね。」
デネポラが一変した若かりし頃のあの夜、
ミーウェも実はデネポラ程ではないがおとなしく、
ガンマにも暴力振るわれた事もあったのだが。
この人は今まで乱暴だった夫なのだろうかというくらい、
表現できない様子で家に入って来たガンマを見て驚き、
「...。」
無言で少し震えているのに気が付くミーウェ。
「...どうしたんだい、あんた...。」
ゆっくりではあったが、
説明するガンマ。
全部聞いたミーウェは静かに子供達が完全に寝ているのを確認しに行き、
また静かに戻って来た。
「ちょっとあんた...たてるかい...?」
「?...お...ああ...。」
謝りに行くつもりなんだろうかと思いながら立ち上がるガンマ。
真っすぐ見つめ合う二人。
ッバアアアァァァ~~~~~ンッ!!!!!!!!!!!!!
もの凄い音のビンタがガンマの顔に直撃。
流石のガンマも少しよろめく。
ガンマはミーウェの顔が見れずそのまま横を向いていた。
なぜなら初めて激怒して泣いているからである。
「目ぇ、覚めたかい...。
え?
ブレオに感謝するんだね。
そうでなきゃこんな情けない男、私が殺してるよ。」
そう言ってミーウェは自分の頬を同じぐらい、
もしかしたら骨折するほどにビンタした。
「あたしもね、あんた程じゃないがある程度の修羅場くぐってきてるんだよ。
そりゃお前の思い込みだ何だってのたうつのは好きにしな。
もしあんたブレオ本気にさせてたら、
あんたの血、繋がってる者、関係者、
皆殺しにされてたよ。
当然私らも、子供達も。」
「明日もし私に殴られたなんてよそで一言でも言って、
ブレオの我慢に水差すような事したらこんなんじゃすまないからね。
殺すなんて難しいけど、
殺されてもおかしくないあんたを生かしていつも通りにしてくれた、
決意をデネポラのために捻じ曲げたブレオは、
もっと難しい事をしたんだ。
さっきまでのあんたに同じ事できたかい。
今まで通り、私に、子供に暴力振るうのは構わないよ、好きにしな。
ただブレオの情けを裏切ったり、
私達の子供の前で今みたいな情けないツラ二度と見せるんじゃないよ。」
生まれて初めてガンマがそこで泣いた。
二人そのままお互いに自分が情けなく、
悔しくて泣いた、
あの時の夜は実を言うとこんな事があったのであった。
この事は誰にも言った事が無いし、
デネポラにも、ブレオにも言った事が無い。
しかしながらデネポラ、ブレオには歳をとっても、
どこか頭が上がらないのだ。
「心配いらないよ、いつもの事さ。
ただ今夜はどっかのジジイが叫んでないけどね。」
年を取ったデネポラに言われ、
まいったと頭をかくガンマ。
「何かあったらいつでも言ってね、デネ。」
「あいよ、ありがとうね。」
出ていく二人を見送るデネポラ。
ふと、作業場を見てしまう。
「...ほんとうに、あなたと一緒で良かった.....。」
一瞬ではあったが老婆であるはずのデネポラが深夜の僅かな光の中、
あの夜の若々しい姿に見えたのは気のせいでは無い。
日が昇り始め、薄っすらと辺りが少し明るくなり、
起きるには早すぎる頃、
寝ないで起きていたデネポラの耳に、
やたらと鳴いて騒ぐセンコウドリ達の声が届き、
老婆と思えないほどの速さで作業場へと走った。
急いで胸騒ぎのする自分を必死に抑え、
そっと作業場のドアを開けた。
水平に固定された二輪の荷車の上に、
真っ白い布をかぶせた石像を僅かな光が照らしている中、
古びた椅子にもたれかかって座り、
もの凄い笑顔でデネポラに言った。
「....出来たぞ...!...デネ...!
...ありがとう....!!!」
何も言わずに見た事の無いやり切った、
しかし半分何処かデネポラに気を使った笑顔を
デネポラが抱きしめて泣いた情景はまさに一つの絵画であった。
おそらくその絵画の作品名は、
愛、であると思われる。
「...何か食べれそう?..。」
「...ああ...デネ...食べようかな...。」
静かな作業場に小さな笑い声がして、
センコウドリもいつの間にか鳴き止んでいた。
軽く食事を済ませて二人は、
込み合う前に作業場から石像を運び出し、
まだ寝静まっている街の中を二人で荷車を押しながらゆっくりと、
散歩がてら大会の場所へと向かう。
信じられないと思うかもしれないが、
老人と言ってもこの世界の寿命は50歳程。
石像一つ荷車に乗せたくらいでは問題ないのである。
ましてやこの二人なのだから余計心配ないのだ。
一緒に押してくれなどと言う考えは微塵もない。
とは言うものの、
大会の場所は最南端のピラから最北端のドーグラの屋敷前の広場。
老体には少しきつい距離である。
「デネ、無理するんじゃないぞ。」
「私は大丈夫、ブレオは?」
「俺は今日、良い仕事に見合った結果を、
今日こそは見られると思ってる。
ありがとう、デネ。
とは言っても、
レミオンドを超えようが、
最下位であろうが、
デネは喜ぶんだろ?」
「...エヘヘ、そうだね。」
二人だけの時はピラマザーも変わってしまうようである。
でもどこか心配なのは何故なんだろうと思うデネポラだった。
気が付くと並んで見た事が無いボロボロの服装に、
汚れた帽子、ヨレヨレのカバンを肩からぶら下げた少年が、
石像を目を輝かせて見ながら歩いている事に気が付く。
「あんたピラの子だねぇ。
石像盗むんじゃないよ?
あんたじゃまだ持ち上げられんさね。」
「盗んだりするもんか。
どんなに凄い石像でも、
それは俺のじゃないもん。」
後ろで押しているブレオが笑いだした。
「石像好きなのか?」
「うん。
あ、でも凄い石像の形は、
目で盗む!」
「なんだいそれ、結局盗むんかい。
困った子だよ、
ピラの未来は真っ暗だね!よいしょっ!!」
前方で引っ張っているデネポラが握り手を持ち直す。
「そうじゃないよ!
盗んでそのまま真似したくないんだ。
真似したら俺の作品じゃないもの。」
「おっ!なんだかうれしくなるような事言う子だ!
どれっ、おでこにチュッてしてあげよ。
俺の口は臭いぞぉ~!」
「うぃいやめてよぉ~きもちわるいぃ~!」
三人して笑うなか、
荷車の音が程良い感じで朝の街に響く。
~ 誠に申し訳ない(;^ω^) ~
~ 良い感じで世界に陶酔し浸ってスラスラ行けてたのですが ~
~ コーフィーと一緒に心療内科の薬飲んだため眠気が(;^ω^) ~
~ ちょっと横になります(;^ω^)ごめんなさい ~
~ ここまで読んでくれた皆様方、本当に ~
~ ありがとうございます(;^ω^)zzz.... ~
~ たった今起きました(;^ω^)> ~
~ 薬の効果あってか悪夢にうなされ ~
~ 寝汗たっぷりの起床となりました(;^ω^) ~
~ ビオレ(ボディーソープ)で頭、顔、腕 ~
~ 必要な油まで落としきったさっぱり感の中 ~
~ 再開となります(;^ω^) ~
ポランタのちょうど中心まで来た三人。
少年が一緒に荷車押して良い?と聞いて、
駄目だ、そんな暇あったら自分の服洗ってきな、とデネポラ。
(;^ω^)=3、と溜息交じりの苦笑いのブレオ。
中心は円形の大きな広場になっており、
重たい荷物を背負わせてたパンラゾを休ませ水を飲ませたり、
子供達がそこで遊んだり、
旅人も足を洗って休める、
そんな大きな噴水がさらに広場の真ん中に、
憩いの場、水場としても存在していた。
その真ん中に大きくそびえたつ石像。
本物はドーグラの屋敷前の広場、中心にあるのだが、
それを真似て造られた石像、レミオンド作、
ポランタの女神である。
真っ白いであろう衣を着て、
まるで本当にそよ風が美しく長い髪をなびかせているような中、
顔は空を仰ぎ見て、
両手に持つ水瓶は地に水を注いでいる。
神よ、ここにポランタという水を与えてくださいと、
悲願にさえ見えるその複雑な表情、
姿勢は確かにこれを超えるのは不可能だと、
真似て造られたものにでさえ、
見たものに思わせてしまう力作。
毎年ブレオはここへ来る度に、
ちょうど町の人々も起き始め、
そこらの家からは朝の食事の支度なのか、
煙突から煙が上がり始める中、
ポランタの女神を眺めながら微笑むのだった。
「デネ...(;^ω^)...頼むから毎年ここで、
不機嫌になるの止めてくれないか...。(;^ω^)」
「っえ!?(;^ω^)」
少年の顔をゴシゴシ異常なほど強く水に浸した布で、
拭きまくっているデネポラ。
「いってぇよぉ!マザー!!!」
「ポランタ女神の前だよ!!
顔ぐらい洗わないで何するんだいっ!!」
「(;^ω^)...。」←ブレオ
「ほれっ!!きれいになったこと!!!
なかなか色男じゃないか!えぇっ!?」
拭きすぎて顔が真っ赤っかになっただけである。
笑ってはいるがどこかイライラしている、
デネポラの顔を見た少年は不思議そうな顔をしながらデネポラを見つめ、
「マザーなんで怒ってるの?」
と、素直に聞く。
「怒るのも当り前さね!
あたしの好いた人が女神に惚れちまってるんだっ!!
おまけに相手は女神ときたもんだ!
喧嘩も出来やしないよっ!!!
あたしの男取られたんだ!!
黙ってられるわけないだろうよっ!!!」
でっかいデネポラの怒号が街に響き渡る。
これも毎年恒例なので、ああ石像大会かぁみたいな、
別に驚く事でもないのである。
「......。」
少年はしばらく唖然として、
「アッハハハハハハ!!!!
マザー!男取られてやんのっ!!!」
「(・ω・)(激怒)
...あ、どれ。
頭も洗ってあげようねぇ...。(^ω^)(激怒)」
センコウドリが朝食を探しているのか、
デネポラの罵声で叩き起こされたのか、
晴天の朝日の空の中、
ちらほらと鳴きながら飛び始めている。
力作になるであろう真っ白い布に包まれ、
縄でしっかりと荷車に固定され、
石像と縄の間には傷つけない様、何重にも柔らかい布を挟め、
朝日を眩しい程に浴び始める中、
センコウドリがブレオの石像のてっぺんにチョンととまった。
何故かそのあと6羽ほど飛んできて石像に集まる。
ブレオが静かに!っと言わんばかりの、
口に人差し指を当てたしぐさが、
少年を追いかけまわしてたデネポラ両者の動きを止めた。
センコウドリは糞をするわけでもなく、
何故ブレオの石像に集まったのか、
こんな事は今まで一度も無かったので、
二人とも驚いていた。
少年は白い布がかぶせてるあるのに、
なおかつ隣には女神の像があるというのに、
どちらかではなく、
まるでようやく来てくれたと女神とブレオの石像が、
向き合い語り合って喜んでいるような現象に驚いていた。
センコウドリが女神に向かって来たよ、と話しかけるように鳴いた後、
女神の方へ7羽、全部移動し良かったねぇ、と言わんばかりに鳴いて、
飛び去って行った。
「.........。」
三人とも立ち尽くす。
ブレオが二人の方を向いて言った。
「....こんな事初めてだな...デネ。(;^ω^)」
「...うん!」
二人驚きながら喜び合う中で、
少年はまだ驚いた表情で、
「俺...なんかすごい感動しちゃった....(;^ω^)」
不思議な現象は自分の思い込みなのか、
疑いながらも否定できずにいた。
「名前知らんがお前石像造るって言ったな。」
ブレオが少年に話しかけながら水で顔を洗う。
「う、うん...。」
まだ驚いている少年。
デネポラがお手製の用意してあった毎年恒例の愛の手ぬぐいを、
ブレオはありがとう、と言いながら受け取り顔を拭きながら、
「これから目で盗むな、
受け取れ、
すべてから。
素直に。」
自然と何の思惑もなくブレオの口から出た言葉は、
生涯、忘れる事が出来ない言葉となった瞬間であった事を、
私は此処に記す。
「わかった!」
少年の中に一時ではあったかもしれないが、
もの凄い表現しがたい力がみなぎるのであった。
「さて!いきますか!!」
デネポラが妙に嬉しそうに荷車前方の握り手をゆっくり持ち上げ、
石像も同時に水平となり、
愛の手ぬぐいを首に掛けて後ろから押し始めるブレオ。
これもまた毎年恒例なのである。
「悪いな、ついてくるのは勝手だが、
一緒に押すのは勘弁してくれ。
俺たち二人の楽しみなんだ。」
少年は両手を顔の横で大きく振り、
「いやいやいや、俺!とてもじゃないけど怖くて触れないよ!
さっきの絵の様な景色見せられた後で、
そんな大事なもの傷つけたくないって言うか...。」
ん~!!って頭、両手でグシャグシャにしながら、
「壊すなよっ!石像っ!!」
と叫んだ。
「ほらっ、やっぱり良い男だっ!!!」
デネポラとブレオ二人で大笑い。
それぞれの家庭の朝食の匂いが時々、
三人の鼻をかすめる中、
少しずつ騒がしくなっていく中、
早朝の先ほどの静けさをゆっくりと、
石像と共に荷車が運んでいるようであった。
「いい加減にしてください!
もう閉店です!!」
三人の前方にあった酒場から大きな声が聞こえたのとほぼ同時に、
「わかりましたよぉ~だ!またねぇ~~!!めがみたちぃ~~!!!」
という声と共に酒場の出入り口から叩き出されるように、
地面にうつぶせに倒れ込む男がズサァ~ッと登場。
三人は別に驚く事もなく進み続ける。
正面で酔いつぶれながらも何とかこちらに顔を地面にこすりつけながら、
向けて、三人の方をじっと見ている。
少年が不思議そうに頭をかしげて酔いつぶれた男を見ていた。
「っあっさからいそがしいぃれすねえぇ~~!!
んなにはこんでんのかしらんがぁ~!
てつらいまひょうかあぁあ~!?」
早い話、酔っぱらいながらも手伝うか~い!?と、ろれつの回らない口で、
三人に叫ぶ男。
丁度、男の近くまで来た三人の中で口火を切ったのはデネポラだった。
「何考えてそんな下手くそな芝居してるんだか知らないけどね、
邪魔だからどきな。
気持ちだけもらっておくよ。」
すると男が頭をかきながらまいったな、といった感じでスクッと立ち上がる。
貧民街、ピラで酔っ払いなど嫌なんて甘い程見てきた二人、
なおかつ今も昔ほどではないが犯罪の絶えない場所で生きてきた二人にとっては、
この男が酔いつぶれてるなんてとても思えなかった。
デネポラはさらに酒場の女達が変に静まり返っていることにさえ、
気が付いていたのである。
「お父さん!」
少年がこの男に走って足に抱きついたのは、
二人にとって予想外だったが。
「俺もうこの二人に嘘つくの嫌だ!!
ごめんなさいっ!!」
デネポラが腰を静かに沈め、身構えたその時ブレオが、
「デネ、やめろ。
大丈夫だよ。」
男を見たまま表情を崩さず、そのまま止まるデネポラから、
石像に指一本触れてみなという気迫が周りを容赦なく襲う。
「まずは御無礼を許して頂きたい。
石像には一切触れません。
私の家までご一緒しても構いませんか。(;^ω^)
どうか、お願いします。」
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ ちょっと最近お時間頂きますタイムが ~
~ 間隔短くなってきている事 ~
~ まずは深くお詫びし、反省とします(;^ω^) ~
~ 揚げ玉そばをこしらえてこれより食事といたします ~
~ 最近もう一日一食になりかけております ~
~ (本人はむしろその限界感を楽しんでいる) ~
~ 毎度ながら、ここまで読んで頂いた皆様方 ~
~ 本当に、ありがたくいつも思っております(;^ω^) ~
~ ありがとうございます(;^ω^) ~
~ いやぁ~(;^ω^)> ~
~ 心療内科の薬の力が強いのか ~
~ 揚げ玉そばがお腹にしみたのか ~
~ わかりませんが(おそらく後者(;^ω^)) ~
~ 寝てしまいました、続き書きますー(;^ω^) ~
「僕のお父さん!!
ヘンなドーグラなんだよっ!!えへへ!!」
「いやはや...(;^ω^)>変なのは助かるんだが何とも...。」
まいったなと言った感じの男、
少年は凄い嬉しそうに男に抱きついてる。
それでも警戒を解かないデネポラの前に酒場から一人女が飛び出した。
「やれやれ、記念すべき日に朝からお涙頂戴の寸劇見せられるのかい。」
警戒のまま静かに表情崩さず話すデネポラ。
酒場から出てきた女が何か決意したようにデネポラを睨み返す。
「あたしの男が頭下げてんのに黙って見物してろってのかいっ!!!
ピラマザーだか何だか知らないけどねっ!!
することはきっちりさせてもらうよっ!!!」
地面に震える足を地面に付き、
土下座をしながらもまだ震えている。
「へっ、中央区にもいい女いるじゃないか...。」
広場を超えたここ、中央区は先ほど説明したように、
ピラに比べればだいぶ裕福な区域、
ピラの人間からすると甘いとか、良い暮らしとかなどではなく、
良いカモ、お金にしか見えない程、
速い話、エサにしか見えないのである。
それほどに、ピラは過酷な場所なのである。
「デネ。」
気が付くとデネポラの横にブレオが荷車の握り手を持ちながら、
ハッ、となったデネポラの頬にチュッと口づけをする。
光速と言わんばかりの速さで両手で顔を隠し、
そのまま地面に正座する。
ゆっくり握り手を片手で持ちながら、
荷車を前方に倒し、石像は少し斜めだが、
停止させた。
「(;^ω^)>家の嫁が失礼しました、こちらこそお詫びします。」
女は土下座、少年は驚いている。
しかし演技をしていた男は確実に見逃さなかった。
口づけをした後の、ほんの一瞬の殺気。
体全体の後方の毛穴が前方の毛穴を見捨てても逃げようとするような鳥肌、
この男、何者だと思う前に吹き出る冷や汗。
動けないでいる演技の男を救ったのは少年であった。
「お母さん何してるのっ!
服汚れちゃうよっ!
お父さんもなんか言ってよ!お母さん動かないよっ!!」
「(;^ω^)一緒に行きましょう。
お邪魔でなければ、
石像は嫁と私が二人で押しますので、
少々遅いですが。(;^ω^)」
鼻から安堵の冷たい息を漏らしながら男は、
「申し遅れました、私はヴィトナデオ、
息子のチット、
妻のジュナデです。」
ジュナデを立たせながら苦笑いで、
石像の安否を気にしながら答えるヴィトナデオ。
「(;^ω^)噂には聞いておりましたが...。
本当に変わったお方だ。(;^ω^)」
きらびやかな服に砂が付いてる事すら気づかず、
涙ぐんでいるジュナデ。
「...お嫁さん...お嫁さんて初めて...言われた...。
しかも...チュッって.....。」
うれし涙を流しているであろうデネポラ。
「(;^ω^)」
唖然とする男三人。
「(;^ω^)」
呆然と見物する酒場の人々や野次馬達。
ピラマザー噂より凄い良い人じゃね?、と思う皆であった。
「なんだか今年は色んな事があるね、
大丈夫かい?デネ。」
再び荷車を後方で押しながら前方にいるデネポラに話しかけるブレオ。
気が付けば5人で北に向かい歩いている。
「...大丈夫だよ!!」
前を真っすぐ顔をブレオに見せない様、
握り手をしっかり持って引っ張るデネポラ。
「この二人凄いんだよお父さん!!
俺、感動したんだ!!」
一生懸命何があったのか、
目を輝かせながらヴィトナデオに説明するチット。
ジュナデはデネポラの顔を見ないように並んでうつむき歩いている。
男三人は後方で並んで歩いている。
「いやぁ(;^ω^)おでこにチュッってしなくて良かったですよ~(;^ω^)
私の首、吹っ飛ぶところでした(;^ω^)」
「いえ!(;^ω^)そんなことは決して!
私が勝手にしている事なんです。
北にいればいるほど南が見えなくなるため、
ドーグラに選ばれる前からウロチョロしてるんです。」
「...大変なんですね(;^ω^)...。」
「...大変です...皆...悪い事は悪いんですが何と言ったら良いか...。
魔が差すというべきなんでしょうか。
貧しいも富んでいるも...。
それを探して自分なりに対処しているのですが(;^ω^)...。
...今のところキリがありません...正体が見えないというか...。」
「(;^ω^)...ピラの人間とこうして話すに至ったという事は、
よほど、努力されてこられたんですね。(;^ω^)」
「申し訳ない!
作業場からずっと気付かれないように様子をうかがう真似をしていました。
酒場の一件もどうかお許しを。
私があらかじめ仕組んでいたものです。
息子は予想外でしたが。(;^ω^)」
「?息子さんは一緒に住んでおられんのですか...?(;^ω^)」
チットが二人を割って叫ぶ。
「俺が自分からピラに住むって言ったの!」
「ええええぇぇぇぇ~~~~~~!!!?(;^ω^)」
ヴィトナデオはまいったと苦笑いでチラッとジュナデを見る。
コチラは見ていないが背中が怒っている。
「妻には反対されたんですがね(;^ω^)
私がイタチごっこをするように、
魔が差した悪事が大きくならないうちに収めるという、
続けてきた行動が息子にも影響しましてね。
お父さんを手伝うっ!の一言、言い残してそのままです。(;^ω^)
説得したり、あれだこれだと色々ありましたが、
結果、私も手伝うっ!てなる始末でして(;^ω^)
一家バラバラでたまに一緒に過ごすこともありますが...。
でも、正直助かってはいます(;^ω^)情報が速い...特に妻は...凄いです。」
「お...奥様も...!?(;^ω^)」
さすがのデネポラも普通に戻りジュナデを見て、
「こりゃ驚いたねっ!!!
あんたお姫様みたいなもんじゃないかっ!!!?(;^ω^)
さっきのセリフよく言えたもんだね!!!!(;^ω^)」
「...昨日の晩からいっそ、
逃げ出してしまおうかと思ってました。(;^ω^)
当然眠れず、夫をお二人の前に蹴り出す足でさえ震えてたのに...。」
「それにしては迫真の演技だったねぇっ!!!
えぇっ!?アッハハハハハ!!!
よっぽど旦那を好いてなくちゃ出来ないよアンタッ!!!
あたしゃ子供いないからこれ以上口出せないけどねっ!!
アハハハハハ!!!!」
デネポラの魔法の笑い声がヴィトナデオ夫妻の緊張をほぐし、
ようやく笑顔が見える。
「でた!!!ピラマザーの笑い声!!!」
チットが叫んで、皆、大笑い。
ピラの住民、ましてやピラマザーと並んでドーグラが歩いているその異様な光景は、
荷車が進んでいる道近辺の住民を驚かせていたのは言うまでも無い。
水瓶を持った女が信じられず水瓶を落として割ったり、
酔ってふらついてる男は見ず知らずの家に引っ張り込まれ、
5人が通り過ぎるのを頭を下げて待ったり、
2階から何だろうと遅めの朝食を一家で食べながら、
5人を見て頬張っていた朝食を吹き出す始末。
とにかくただ事ではないのだ。
「(;^ω^)」
断ればよかったかなぁ...と、ちょっと後悔するブレオ。
「こらあぁぁぁ~~~!!!!!!ヴィト様ぁぁ~~~~!!!!」
でっかい声をあげながら北の方から激走してくるピシッとした身なりの爺さん登場。
「(;^ω^)ああぁ...しまった。」
つぶやくヴィトナデオ。
「げんこつじゃすまないよ...(;^ω^)アンタ...」
つぶやくジュナデ。
「おじいちゃん!」
叫ぶチット。
「(;^ω^)」
今度は何だと呆れるデネポラとブレオ。
デネポラの手前でビタッ!!と止まって急停止し、
気が付けば黙って頭を下げ、奇麗にビシッと礼をしている爺さん。
「ヴィトナデオ一家、捕獲のご協力!
ドーグロン一族を代表し、深く感謝いたしますっ!!
ご多忙の中での数えきれないほどのご無礼っ!
何卒!お許しくださいっ!!!」
「は..はぁ...(;^ω^)」
さすがのデネポラも言葉が出ない。
「いえこちらこそ!(;^ω^)
失礼な事は何もありませんでした!
ご同行して頂いた事、深く感謝します!(;^ω^)」
急いで答えるブレオ。
「もったいないお言葉。
ありがたく頂戴します!
...。
では、少々失礼します。」
礼をしたままサササッとヴィトナデオの方へ小走りし、
ヴィトナデオの前で止まる。
何故かヴィトナデオは目をつぶり、歯を食いしばっている。(汗びっしょり)
ッボゴオオオォォォ~~~~~~~~ン!!!!!!!!!!
渾身の鉄拳がヴィトナデオの顔面に直撃。
後方に吹っ飛ぶヴィトナデオ。
「こんの!!!クソガキィィ~~~~~~ッ!!!!!
どれだけ心配したかっ!!!
分かっとるんかぁぁぁ~~~~~っ!!!!!!!」
「てめぇ!!今回はグーで殴ったなぁぁ~~~!!!!
めっちゃくちゃ痛いぞぉ~~~!!!!
ドーグラの顔面、殴るやつどこにいるんだよっ!!!!」
「だまらっしゃいっ!!!!!!!!」
「わぁ....(;^ω^)はじまっちゃった....。」
お互いにぶん殴り合ってる二人を見ながらチットがつぶやく。
「あの....お二人、先行かれてください(;^ω^)
こうなるともう止まりませんので...。(;^ω^)」
「....はぁ....(;^ω^)」
デネポラとブレオは呆れながら荷車を押し始める。
叫びながら大喧嘩する二人の音を背に。
しばらく進んだところで二人は何となく目が合い、
笑いだすのであった。
まもなく北の富んでいる地区へと入る。
目的地の広場もここまで来ればあと少し。
「デネ。大丈夫かい?」
「うん。」
二人のこんなやり取りが繰り返す中、
道両脇に等間隔で警備兵が立っている事に気が付く。
凄い緊張して表情が強張っているが。
「今年は随分、石像大会厳重なんだね。」
「ああ、まるで昔に戻ったようだ。
まばらではあるが、
最近は警備兵一人立ってなかったのに。」
「石像大会、人気あった時は凄かったもんね。
道の両脇には見る人がいっぱい。
レースはあの頃なかったもの。」
「そうだったなぁ。
ガンマがいつだか誰かの石像、川に投げてしまったっけ。」
「フフフッ、そうだ、そうだったよね。
石像にかぶせる布もそれぞれ自分たちで作ってね、
皆、派手な布かぶせて。
ブレオはいつもその中で真っ白い布。
そのことでまたガンマと大喧嘩、フフフッ!」
「そもそもあれはあいつが悪いんだ。
俺達は石で勝負してるのに、
布、派手にして遊ぶんならよそに行けって言ったら、
顔真っ赤にして怒り始めてさぁ。」
「アハハハ!そうだそうだ!!
でもね、あれはガンマなりに、
あんたを思ってし始めた事なんだよ?」
「!?そうなの!?」
「うん!
石像大会どんどん盛り上げれば、
それだけ長く続くでしょ?
ブレオに本当にレミオンドを超えてほしかったんだと思う。」
「ありゃあ....そうだったのか...。(;^ω^)
帰ったら謝る。」
「任せるよ。
ガンマの表情が目に浮かぶようだね。アハハ!」
「ツピ(こちらの世界で言う獅子唐、青いシワシワの辛い実)みたいな、
顔するんだろ?」
「シュッ感じで!」
何故だろう。
二人が若々しい姿に見えるのは。
これを。
幸せと呼ぶのか。
眩しくて。
私自身勝手に眩しくて。
私は。
何回も絵になる様な表現をしたが。
同時に。
私が勝手に良しとする表現もまた、
浸食、現象なのだと。
のたうちまわっているのだ。
一文字一文字が。
目という根を通って。
どんな実が出来るのかと。
私は愚かにもこんな眩しい世界に。
爆弾を落とそうとしているのではないか。
そう思うと。
心から喜べないのが。
残念で仕方がない。
今は。
とにかく今は。
その眩しさに向かって。
歩こう。
砂粒一つでも良いから。
「...しかし、相変わらず凄い匂いだねぇ(;^ω^)」
デネポラがしかめっ面で苦々しく言う。
「俺もこれだけは慣れないな。(;^ω^)」
北にも当然店だったり色々並んではいるのだが、
二人の苦手な店があるのだ。
ペッペイ(こちらの世界で言う香水の事)のお店である。
「頭痛くなるねぇ。(;^ω^)」
「...かと言って鼻栓したら、
いつかみたいに大事件になるからなぁ(;^ω^)」
ポランタペッペイ事件。
これは凄く有名な話で、
学校の教科書にも載っているぐらいである。
先ほど二人が話していた、石像大会がまだ盛んだった頃。
ガンマが派手に石像にかぶせる布どころか、
荷車にも装飾するようになり、
挙句の果てに自分自身すら派手な格好をし始めた頃に、
ワァ~、ワァ~、と歓声を浴びる中、
丁度今二人が通っている近辺で、
ペッペイの匂いがガンマの鼻をかすめ、
その場で吐いたのである。
その吐いた匂いがペッペイと見事にコラボ。
広い範囲で周りの人々も吐く事に。
それ以来、ペッペイ店手前から皆、
鼻栓をするようになり、
ペッペイ店主達は大激怒。
ピラまで勇敢に北からガンマへ怒鳴り込む始末。
デネポラに助けを仰いだガンマ。
両者の意見を何故かデネポラが聞く羽目に。
当時のデネポラの実際のセリフはこうである。
「吐いたあんたが原因なんだから自分で何とかしな!
北の人からしたらあたしら臭かったかもしれないだろ!?
北で吐いてる人見た事あるのかい!!?
中央だって同じことだよ!!
皆、我慢してんだよ!!
あんたも我慢してたんだろうさ!!
でも吐いたのはアンタなんだから仕方ないさねっ!!
あたしに泣きついてる暇あったら自分でケツ拭きなっ!!!
石は病気を呼ぶって噂になって仕事無くなったら、
あんたどこ行くんだい!!!
それ言いだした奴んとこ行くだろうよっ!!!!
ましてやそいつがアンタの目の前で女のとこに行って、
泣きついてるとこ見たらどう思うねっ!!!!
出ていきなっ!!!
解決するまでピラに帰って来るんじゃないよっ!!!!!
わかったかいっ!!!!!」
デネポラの言葉というマシンガンが、
ガンマを穴だらけにする。
泣きながら店主達ととりあえず北へ向かったガンマ。
不思議な事に店主達もあまりのデネポラの気迫に恐怖し、
ガンマに同情し、慰め始めるのである。
落ち込むガンマに店主達は妙な連帯感を抱き、
何とかガンマをピラに帰そう、という一つのチームみたくなり、
ああしてくれたら助かる、こうしてくれと何とかガンマと元気付け、
店主達本人もそれぞれペッペイ印象回復に精を出す始末。
ガンマがいない間、
デネポラは口には決して出さないが、
残された家族養う分、
下手したらガンマより稼いでるんじゃないかというくらい、
急に働きたくなったんだわ!、とか言って、
ミーウェや子供達にお金を渡していたのはここだけの話である。
思いのほか、噂が伝わったのか、
ピラマザーの恐怖がそうさせたのか、
ガンマのペッペイなんて歌い出すぐらい、
ペッペイの売れ筋は早めに元通りに。
大手を振ってすっかり仲良くなったペッペイ店主達に、
泣いて別れを告げる始末。
こうしてガンマは店主達と努力と涙の結果、
無事ピラへと帰る事が出来たのである。
残念な事に教科書には、
ピラマザーがガンマとペッペイ店主達を恐怖に陥れ、
しかしガンマ達は負けなかったという、
なぜかガンマをヒーロー視した表現にしたのである。
だから、未だにガンマとデネポラの会話でその話が出ると、
ガンマは逃げるのである。
もう語りだしたらキリの無いピラの出来事は、
まだ他にも沢山ある。
* ピラ子供誘拐事件。 *
ピラ総出で散々探した挙句、捜索してた子供はガンマの家でただ遊んでたという事件。
* ピラマザー大激怒事件。 *
石材作業場をブレオ、ガンマを筆頭に造っている中、
デネポラも手伝うようになり、
ミーウェ、他の女達も空いてる時間に手伝う様になっていた。
あまりにもブレオとデネポラが仲良く作業してる事にイラッとしたガンマ。
ある時デネポラにもの凄い重い工具を取って渡してくれと、
ガンマが言ったので、ほれっ、て感じでヒョイッと投げた。
ガンマの右足に直撃。
そこで悪知恵が働いたガンマは赤い塗料が手元にあったので、
右足に塗って血だらけみたいな演技をして、
ギャーとか騒がずに静かにブレオとデネポラに足を引きずりながら歩み寄り、
ブレオ悪い、ちょっと医者行って来る、とボソッと言ったのだ。
ブレオにはすぐ匂いで冗談だと分かったのだが、
デネポラは本気で信じてしまい、そのまま大変だ!という表情で、
ガンマを担いで医者まで凄いスピードで走って行ってしまったので、
ブレオは(;^ω^)行っちゃったよ...みたいな感じで立ち尽くす始末。
その後、ガンマが無残にボコボコのヨレヨレになって帰って来たのは言うまでも無い。
話を戻して、丁度二人がその時の話をしていた。
「だって、あの時本当に大変だって思ったんだもん!」
「デネ(;^ω^)...あまり笑わさないで...。
笑い過ぎて腹痛い(;^ω^)...。
そして帰って来たガンマの顔がまた...(;^ω^)=3ブフゥー!」
「ほんっとにアタマにきたんだからあの時っ!
担いでるガンマの顔どんどん青ざめていくし!
さっさと言えばいいのに!」
むくれるデネポラに笑うブレオ。
今こうして、二人仲良く、
ただここではまだ語ってはいない色んな出来事が
二人にあったわけだが。
もしあの時こうだったら、
もしあの時こうしていれば、
この物語自体がもし、という話なのではあるが。
あえて。
もし、あの夜ブレオとガンマが違う選択をしていたならば、
二人で仲良く荷車を押すこの眩しさはあったのか。
しつこいようだがキリが無いのである。
さっきも記したのだが私が選んだ選択が、
この眩しい二人に少しでも近づけるならば。
近いものに通じる事ができるならば。
そう願うのみである。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ ...(;^ω^)気が付けば祝150レス ~
~ 自分が信じられません(;^ω^)... ~
~ ちょっと図書館いって勉強しようかななんて ~
~ 思い始める今日この頃でした(;^ω^) ~
~ 今回の突然始まった物語は乱暴なシーンが ~
~ 表現されているのですが ~
~ どこまで続くかはわかりませんが ~
~ 一応考えながら、言葉選んでいるつもりではありますが ~
~ 不快な思いをされていない事を願うのみです ~
~ 願わくば変なオッサン(;^ω^)で終わるのが ~
~ 一番良いかなと思います ~
~ 毎度ながら、ここまで読んで頂いた皆様方 ~
~ 本当に、ありがとうございます(;^ω^) ~
~ ちょっと用事足しに外行ってました(;^ω^) ~
~ 帰ったらこの前ご紹介したピアプロさんで ~
~ 俺、作曲やらせて頂いてるんですが(;^ω^) ~
~ たまにコメント頂いてたりするんですが ~
~ いやぁー(;^ω^)やっぱり話すのって ~
~ 大事だなぁって改めて感じました ~
~ ありがたいです(;^ω^)> ~
~ 今後、小説が完成した暁には ~
~ フーリーヘイドの作曲(ベンジャミンの場面とか) ~
~ イラストとかも入れていこうかなと考えております(;^ω^) ~
~ まだまだ先の話なのでわかりませんが(;^ω^) ~
~ ではまた、フーリーヘイド作成始めたいと思います(;^ω^)あ、コーフィー... ~
とうとう気が付けば、ドーグラ屋敷前の広場へ到着。
ペッペイやピラでは嗅いだことのない、
北ならではの匂いはここまでくると、
不思議と匂わず、
爽やかなそよ風がここまで荷車を押してきた二人を、
褒めたたえるかのように癒す。
毎年、広場中心にそびえたつレミオンド作、
本物のポランタの女神。
同じ似たようなこのまだ朝食を食べ終えて、
人などほとんどいない時間に、
女神の隣に荷車を停車させ、
二人で待つ。
今考えると、
初めてこの大会に参加した時から、
ずっと、この場所であったと二人、
同じ思いで、過ぎ去った様々な記憶の景色を眺めながら、
二人顔を見合わせて微笑む。
「デネ。今年は...。」
「最下位かもしれない、でしょ?」
「ハハハ、そうだ。」
「私はね、幸せ者だよ。
こんな良い人と出会えたんだからね。」
「それは知りまセンコウドリだな。」
二人は気が付かなかったが一瞬。
ほんの一瞬。
辺りが一面、紫色の花一色となり、
大きな巨木の横に何かが見えた。
そんな気がしたが、それはほんの僅かな一瞬である。
いつもこうして石像の横で地べたに座り、
「何か食べたいか?デネ。」
「いりまセンコウドリ。」
とたわいもない話題の繰り返しで大会を待つ二人。
「今年は何だかいつもと違うからなぁ。」
「そうだね、
噴水の所でのあの景色、
そのあとドーグラにまさか会えるとも思ってなかったし。」
「そうだなぁ、
ちょっと変わった人だったな。」
「...ああそうだ。」
「ん?」
「明け方、作業場に私行ったでしょ?」
「うん。」
「あれね、センコウドリが教えてくれたんだよ?
すごい鳴いて、あっ石像できたっ!て思ったの。」
「前世は俺達センコウドリだったのかもな。」
「そうかもね、
でも私は何に生まれ変わっても、
ブレオ探すと思う。」
「口臭いぞぉ~?」
「知ってますよ。
...ああ~本当に歳は取りたくないね。
何だかどこか切なくなるね。」
「俺も探すから。
デネ。
安心して。」
デネポラの手の上にそっと手を置くブレオ。
どんなに歳をとっても。
切ないものは切ないのかもしれない、
デネポラの表情はありがとうと何か混ざった様な、
思わせる顔だった。
警備兵が一人、ドーグラの屋敷の方から何やら、
押し車の様な物を押しながら向かって来る。
「あらま、今年は早いねぇ。」
「本当だ、いつもギリギリに持ってくるのに。」
二人話しながらよいしょと立ち上がる。
「ああ、今年も来られたんですね。
お疲れ様です。」
警備兵が押し車を押して二人のもとに到着。
「今年は早いですねえ。」
デネポラが荷車の前方、握り手を持ち上げながら言った。
押し車は四角で四輪に押す握り手が付いている。
石像は運べないがちょっとした物ぐらいなら、
結構な量が運べる、
早い話、四角い箱に車が4つ付いて押す取っ手が付いてるものである。
警備兵が箱からごそごそと様々な大きさの分厚い、
木製のブロックの様な物を4つ出した。
「石像大会も参加者減りましてね、
僕は楽しみにしてるんですが。
仲間はほとんどレースの方が好きみたいです。
そろそろ来るだろうなぁと思って待ってたんですよ。」
「嬉しい事言ってくれるねぇ。
ありがとうね。」
そんな会話をしながら警備兵がブレオと書いてある、
長方形の木のブロックを荷車の下へ持っていく。
「確認お願いします。」
「ありがとう、あ、そうそう、そこだね。」
ブレオも警備兵と荷車の下をのぞきながら言う。
荷車の下がどうなっているかと言うと、
この荷車はそもそもブレオの手造りなのだが。
普通、ある程度の強度の長方形の板状の下に二輪、
車が付いて、前方に握って引っ張る取っ手が付いている。
しかしブレオはそれを石像運搬専用に改造。
板状の長方形がまず三重になっており、
車輪と三重板の間にはさらに、
熱によって良い角度に折り曲げた、
しなる、強度も良い、言わばクッションの役目を果たす物が組まれ、
箱を逆さにしたように三重板にスカートをはかせたような、
四方に板をさらに張り付け、
地面すれすれだとスカートがすれて押しづらくなってしまうので、
ある程度までカットし、
その四角いスカートの四隅から柱の様な分厚い木が、
四本足のように移動に差し支えないような高さまでのぞかせている。
速い話、テーブルに二輪を付けて、
少し足を切り、
さらにその足を四方から板を付けて固定。
その分重量も半端なものではないので、
引っ張る取っ手も当然頑丈なものに改造。
そんな装甲車のような荷車なのであるため、
デネポラとブレオ専用車と言っても過言ではない。
のぞかせている四本足の柱の足の裏には、
丁度、警備兵が持ってきたブロックが刺さるよう、
四角い穴が開いており、
先ほどはそこへブロックを刺していたのである。
これでデネポラが握り手を放しても、
完全な水平ではないが、
展示台の代わりの出来上がりとなるわけである。
さらにしつこく言うと、
警備兵が持ってきたブレオと書かれたブロックも、
ブレオお手製のものだ。
何もそこまで二輪にしなくても、
他にもっと良い運搬方法があるのではないか。
そう思うのがあたりまえであり、
実際そうした者もいた。
パンラゾに荷車を引かせたり、四輪にしたり、
だが何故かブレオはレミオンドを超えたい、
あくまで最終的な相手はレミオンドであったため、
荷車でもどこか負けたくは無かったのではと、
私は思う。
二輪の荷車に改造はしたものの、
あくまで二輪、そして自分で運ぶ。
単なるブレオのこだわりだと言えばそれで終わりなのである。
ようやくガッチリした展示台を見て、
ホッとする二人は毎年恒例の様である。
「楽しみにしてますね。」
と、警備兵。
お互いに手を振って警備兵は屋敷へと戻る。
押してきたブロックの入った押し車はそのままである。
その中にはガンマの名前のブロックも一応あったが、
もう使われることは無いだろう。
気が付けばまた、女神とブレオの石像にセンコウドリが集まっていた。
~ 申し訳ないですぅー(;^ω^) ~
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ 朝飲んだ薬と久しぶりに歩いたのが ~
~ 体に良かったらしく、眠気が(;^ω^) ~
~ そして!(ちょっと眠気吹き飛んだ) ~
~ 祝1500HIT達成ありがとうございます!\(;^ω^)/ ~
~ ほんっとうに、ほんっとうに、本当に! ~
~ 読んで頂いた皆様、全て読んでくれた皆様! ~
~ ありがとうございます!!!!(;^ω^)>敬礼 ~
~ ...(;^ω^) ~
~ (:3[###] ←布団 少し横になります(;^ω^)zzz.... ~
~ zzz....(:3[###] ←目を開けて寝ている ~
~ ~
~ 夢 ~
~ 雷が人々に悪の心を叩きつける中 ~
~ 神がそれを悲しんでいるかのように ~
~ 犯罪都市ピドニドに今日も雨が降る ~
~ 「ああ~、良い匂いだ...! ~
~ 闇に紛れて悪さする... ~
~ ヘドが出そうなずる賢いニオイッ!!!」 ~
~ 暗闇からそんな声が聞こえたその時 ~
~ 壁で行き止まりに追い詰められた紳士が ~
~ 闇にギラリと光るナイフを光らせる ~
~ 極悪強盗シャープマンに怯え震えてる ~
~ 「た...たたた...助けてくだされっ! ~
~ 「助けたいんだ!!本当に!!!
~ ただ..ただ...このナイフちゃんが... ~
~ お前の血を飲み干したいって!!!! ~
~ 鳴き止まないんだよぉおぉ~~~~!!!!」 ~
~ 「ギィヤアァァ~~!!!お助けぇ~!!」 ~
~ ドォオォォ~ン!という音と共に ~
~ 大きな黒い影がシャープマンに覆いかぶさり ~
~ ボリッ!、ギュッ!、グリッ!、メソッ!という ~
~ 気持ちの悪い音が聞こえてきて ~
~ 紳士がその音がシャープマンが食われた音だと ~
~ 気が付いたのは目の前に大きな一つ目の ~
~ 横に裂けた広い口、真っ黒い体毛に包まれた ~
~ 黒い巨獣ダークアイが現れたからである! ~
~ 「ナイフちゃんは満足だろうよ!!!
~ お前の血で腹いっぱいなんだからな... ~
~ 俺の腹の中だがなっ!!!アーッハッハッハ!!!!」 ~
~ 「...ミサッ!!...私は必ず!お前を元の姿にっ...!!!」 ~
~ 「...くっ...!!!」 ~
~ 信じられない跳躍力で飛んで行ってしまうダークアイ ~
~ 「ミイィサアアアァァァ~~~~~~っ!!!!!」 ~
~ 片目の眼鏡、両方に伸びてくるっと少しカールのかかった髭 ~
~ シルクハットをかぶった紳士は大雨の夜空を仰ぎ ~
~ 両手を広げ、泣き叫ぶのであった..... ~
~ 雷鳴という悪が私を呼んでいるっ!... ~
~ 戦え!ダークアイ!!元に戻れるその日まで...!!! ~
~ ~
~ ハッ! (:3[###] ←汗びっしょり ~
~ (;^ω^)... ~
~ こんな感じで起きました(;^ω^) ~
~ 早く小説書けよと怒られますね(;^ω^) ~
~ コーヒー飲ませてください...orz... ~
~ すぐ書き始めますので(;^ω^) ~
「だいたいじゃなっ!!
お前はドーグラの自覚が無さすぎるんじゃっ!!!
英雄気取って足掻いとるようにしか、
ワシには見えんっ!!!」
「ジジィに言われなくたって重々わかってんだよ!!!!
そんなこたぁー!!!!!
だからと言って黙っていられない血を!!!!
俺に流し込んだのは誰だって言ってんだっ!!!!」
所、突然変わってヴィトナデオと爺さん。
まだ喧嘩している。
二人とも体全部ボロボロのボコボコ状態。
「...そろそろ終わるかな(;^ω^)」
「...そうね(;^ω^)」
チットとジュナデ。
周りでは恒例、ヴィトナデオと爺さん、どちらが勝つか。
野次馬達が賭けを始めて盛り上がっている。
警備隊はいるのだが、
皆まだ死にたくないので止めに入る事は、
絶対に無い。
むしろ数人は賭けに参加している始末。
この恒例のケンカもまた、
ヴィトナデオと爺さんが考え出した、
ポランタでのこの時期に発生するイベントであった事は、
チットやジュナデ、ポランタの民ですら知らず、
殴り合っているこの二人しか知らないのである。
最近は毎月のイベントへと変わりつつあるが。
ポランタ創設時代、この大都市が小さな芽を出し始めた、
村だった頃、元を正せば北の地方、
南の地方から来た民族が協力してできたポランタ。
そこへ移民して来たりと色々あって今の大都市となったわけだが。
裕福に産まれ、育とうが、
貧しく産まれ、育とうが、
こうした変わった現象が発生するのは、
何もおかしくない訳であって。
ただ、今までと違うというだけなのである。
ヴィトナデオがまだ小さい時、
父親と母親は暗殺されてしまった。
そんな寂しい少年時代を過ごす中、
ドーグロン一族の記録を記した一冊の古く分厚い本を見つける。
陰ながら心配していた爺さん、実は元ドーグラであり、
ヴィトの苦しみは自分が経験した事が無いし、
かと言って可愛すぎる孫を放っておくことなど、
爺さんには出来なかった。
ドーグロン一族の記録の本、ドーグロン一族全史と名付けられた書物は、
嘘を愛せ、醜くあれ、恵に帰せ。
この三つの言葉を始めに今までのドーグロン一族の歴史が、
記されているわけなのだが、
速い話、メチャクチャなのである。
狩りに出ていた一人の男が砂嵐に巻き込まれ、
帰れなくなってさまよう中、
一頭のパンラゾと出会う。
パンラゾも飢えて今にも死にそうで、
二人して話など出来ないはずなのに、
水場を見つけたり、僅かな食べ物を二人で奪い合いながら食べたり、
仲直りして寒い夜、身を寄せ合いながら寝てみたり、
時には具合が悪くなって助け合ったり、
そうしてるうちにもう気が付けばお互い、
欠かせない存在へと変わっていたのだ。
二人が出会ったあの時、どちらかが片方を殺めたり、
そのまますれ違っていたならば、
こんな作り話ですらなかったわけだが。
ある日二人は無事、村へと帰還。
助かったと思った二人だったが、
男が自分の家へパンラゾを連れて帰るなり、
周りは反応が様々だった。
あいつは狂って帰って来た、あの砂漠を生きて帰って来た、
狩りが面倒になりどこか丁度良い所で寝ていたのだ、
ドーグロン一族の誇り高い勇者だ、
しまいには他に村を見つけて皆殺しにしたなんて言う者も出てきた。
男は二人にとって良い事であろうが、悪い事であろうが、
小指で耳の穴をほじり、フッ!と吹き飛ばしたように、
全く気にせず、大事な存在となったパンラゾを痒い所があれば、
くしで毛をすいてやったり、お互いに働いて気を使いあい、
生活を続けていた。
悪い噂と良い噂が大きくなり、
やがて男を勇者にすべきだ、いや村から追放だという、
ふたつの意見にやがて膨れ上がり、
ふたつの意見の代表みたいな二人が男とパンラゾを村の広場へ引きずり出し、
お前はどっちだと選択を迫られた。
記されている男の選んだ選択を言った時の言葉は次のとおりである。
「俺はこのパンラゾを妻とする!
村に帰って来た時、こいつに言ったんだよ。
お互い助かったな、後はお前の好きにしたらいいよ、てな。
そしてらコイツ、ガブガブ俺の事かじってきやがって、
イテぇのなんのって、大変だったんだわ!!!
凄い怒ってるからどうしたんだ!?って聞いたら、
鼻先、村にクイッと指して行くぞ見たいな感じの動作して、
歩き出すんだもの。
一緒に生きたいって最初から言えばいいのによ!!
挙句の果てにエヴェヴェヴェヴェ!って笑ってやんの!!!
あんときは俺もまいったよ!(;^ω^)」
呆気にとられる村人達。
そんな中、一人の子供が叫んだ。
「パンラゾの結婚式だ!!!」
子供たちがワァ~、ワァ~、と騒ぎ出し、
それを見ていた大人達もなぜか笑い出した。
「そんなわけで俺は愛する妻がいる限り、
こいつと一緒ならどうなったって構わねぇと選択する!!!
そんな選択肢はねぇだのセンコウドリだの好きに言えよ!!!
早い話、俺からすると勇者にする、村から叩き出す、
俺を肯定する、否定するって夫婦喧嘩してんだろ!!?
お前らがおっぱじめたんだっ!!!
俺からすればだ!!!
その俺が好きにしろって言ってんだ!!!
こいつだって同じだぜ!!!
勇者だ!?追放!?へっ!!!
砂漠で俺と同じ目に合って生きて帰って来れたら、
言う事聞いてやるよ!!!
さあどうすんだよ!!ご夫婦さんよ!!!!!」
男とパンラゾは並んで腕を組み、
大地にドシン!とあぐらをかき、座った。
子供達がワァ~!っと男とパンラゾに群がり頬を引っ張ったり、
頭叩いてみたりする中、微動だにせず大人達を睨む二人。
ドーグロン一族全史はこの後どうなったかは記していない。
おそらく自分で考えろという事なのだと私は勝手に思っている。
少年であったヴィトナデオのハートをこの瞬間、
残念な事にこの古臭い一冊の道理が滅茶苦茶な物語が、
ガッチリどころかもう愛おしくしてしまったのだ。
爺さんいわく。
やはり血は嘘つかんのぉ...(;^ω^)と、
両親暗殺された悲しみどこ行ったのという、
目をキラッキラに輝かせ、
爺さんの足に抱きついて、見上げて凄い笑顔を見せて来る少年であった、
ヴィトナデオを見た時、
そう一言、ため息交じりで呟き、
同時に先祖に感謝したという。
こうして現在、
嘘を愛せ、醜くあれ、恵に帰せ、を二人の勘違いかわからないが、
ヴィトナデオと爺さんなりに実行した結果、
魔が差した人の嘘を愛し、
醜い醜態を演技で晒し、
人々を本来に帰せ、という事になったらしい。
まあ今となっては滅茶苦茶で手を付けられない変なドーグラだが。
そんなヴィトナデオがピラ在住のなおかつ、
ピラマザーとその夫に近づき、
話し合い、相談しようとしたが、
爺さんの民に甘えるなという鉄拳制裁により、
中断されてしまったわけだが。
何と言うか。
皆、必死であり。
必死だったのだと、
良いにしろ、悪いにしろ。
そんな結果がこうなっちゃったよと私はただ文字を、
今打ち続けている。
こうしろ、ああしろと言っている、と受け止めても良い。
砂漠をさまよう中、
これが糧になって欲しいと、
今までの絵画の様な景色を頭に思い描き、
文字で表現する度に、
しつこくもどうしても思わざるを得ないのである。
* 奇跡が見たい *
- 驚きが欲しい -
/ どうせ駄目だ /
+ 美味しいよね +
# 殺してやるぞ #
" いつ会える? "
& 電波が悪いね &
= 今度見に行こ =
~ 安売りだって ~
@ トイレ行く! @
} 新しいゲーム }
? コタツが良い ?
: 忘れてたぁ! :
< もう暮れかぁ <
> 死なないで! >
消えないで!!!
うん...
諦めないで!!!!
ああ...
お願い!!!!!
わかってるさ...
ねえっ...!
聞こえてるよ...
.......っ!!!!!!
名前...
........ってば!!!!!!!
...!呼んでる....!!!
...........!!!!!!!!!!
行かなくちゃ...!!!!!
縄でがっしりと固定し、
真っ白い長年使っていたであろう、
かぶせた布も、
何故、
縄がほどけて、
風がまるで、
ポランタの女神に、
ブレオの石像を、
会わせたくて、
布をめくりあげ、
空へ舞い上がった。
デネポラとブレオは、
驚く事もなく、
並んだ、
石像を見た。
髪は荒れた荒野に枯れながらも立つ枯草、
耳はパンラゾの様な獣の耳、
衣などは着ておらず、
立膝を付き、
頭だけがうつ向いている、
裸体であろう女性。
ドプ(こちらの世界で言うコウモリ)の様な羽を、
背中から生えさせた小悪魔が、
羽や全身を用いて、
女性の体に色んな姿勢で、
ひしめき合い、
密着している。
だが、
欲情し、
女性を欲してるのではなく、
むしろ、
小悪魔たった三匹で、
必死に女性の、
衣の代わりになり、
頭はうつ向いている。
うつ向いた女性の、
目線の先には、
まるで水瓶をかたどった、
三匹のフィナド(こちらの世界で言う猛毒を持つ蛇)が、
やはり頭がうつ向き、
それを尖って伸びた爪の両手で、
フィナド達を傷付けない様、
優しく持ち上げている。
女性や小悪魔、
フィナド達は皆、
目を閉じており、
一見、
地獄の女神のように見える、
女性の表情だけは、
本当に、
ただ素直に、
単純に、
幸せそうなのである。
ブレオ生涯の力作、
ピラの女神である。
「.............。」
震えながらピラの女神から、
視線を離せず、
涙を流し、
恐ろしいはずの姿をした、
その石像からは、
美しさと喜びしか、
どうしても感じ取れない、
デネポラ。
「...(;^ω^)>...い...いやぁ...。
今年は本当に、
今までにない事があるなぁ...。(;^ω^)」
ふたつの並んだ像がお互いに向き合い、
ポランタの女神はピラの女神の持つ、
フィナドの水瓶に水をそそげず、
悲しんでいるように見え、
ピラの女神はそんな事、
気にしないでとまるで笑っているかのように、
外見や立場など、
この二体の石像は吹き飛ばし、
只々、
単純に仲が良い事しか、
暖かさのみしか、
伝わってこないのである。
「題名はピラの女神。
俺が生涯愛した、
これからも愛するだろう女だ。
デネ。
一緒に居てくれたから、
これが出来たんだ。
ありがとう。
デネには悪かったが、
もうこれのイメージが今年、
頭から離れなくてな(;^ω^)
レミオンドなど、
どうでもよくなってしまって...。(;^ω^)
すまなかった!」
二体の石像に再び、
さらに数が増したセンコウドリ達が集まり始める。
デネポラはセンコウドリ達の鳴き声に、
我を忘れてピラの女神を見てる自自分に気が付き、
ブレオに飛びついて抱きつき、
嬉しそうに、
本当に嬉しそうに泣きながら、
何も言わずにひたすら、
ブレオの顔の横で目をつぶり、
顔を横に振るのであった。
ブレオも微笑み抱きしめるのであった。
先ほどの石像好きの警備兵が、
口笛を吹きながら、
大会の他の参加者はまだ来ないだろうと思い、
高級であろう飲み物と食べ物を、
デネポラとブレオに差し上げようと、
歩いていた。
二体の石像の前で、
抱きしめ合う二人。
石像好きの警備兵はあまりの神々しい、
この現象、風景、伝わってくる全てが、
自然と両手に持っていたものを落とし、
首を傾げ、眉をひそめ、涙を大量に流しながら、
「ど...どう...して......!
...ただの...石..から...。
こんなに....美しいものが....!!!
...いぎででよがっだっ!!!!(生きてて良かった!!!!)」
感動で喉を詰まらせながらも、
泣きながらその場にへたり込み、
だが決してこの絵を忘れまいと、
見逃さず、
感動し続けるのであった。
このお話はここでひとまず終わりである。
余談としては、
大会の結果はブレオは最下位。
しかしピラの水場に、
ピラの女神が設置されたのは言うまでもない。
何故、最下位であったのか、
誰が水場にピラの女神を人知れず設置したのか、
その後、チットと石像好きの警備兵が、
土下座をしてブレオに弟子にしてくれと頼みこんで、
どうなったかだったり、
そう言った大都市ポランタ、ピラ地区の物語は、
また、
別のお話である。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ ...(;^ω^)え~読者の皆様を裏切る様な ~
~ 期待に沿えない結果になっているのではないでしょうか(;^ω^) ~
~ フーリーヘイドはまだまだ続きますが...(;^ω^) ~
~ 心配です...(;^ω^) ~
~ 良いだけ引っ張って悪魔の石像か~いって話ですからねぇ...(;^ω^) ~
~ 今後こう言った短編の世界とジャンクたちの世界を ~
~ 結びつけていくと言ったフーリーヘイドという ~
~ 物語になっていきます(;^ω^) ~
~ ...デネ本当に喜んだのかなぁ...(;^ω^) ~
~ 毎度ながら、読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ 本当に、ありがとうございます!(;^ω^) ~
余談 ~テケテケテン!テケテケテン!テケテケテン、テン、テン!~
~サイゾウの絶対に真似しないでねクッキング(;^ω^)~
*~パスタ 適当(ほっそいやつ)~
フライパンで茹でる 少々芯があっても食べれる
その間に小さい鍋に水、ボールペン(倒れた状態)浸るぐらいの量
その中に以下のものを投入
*~カルボナーラ 一個(レトルトの一番やっすいやつ)
*~コンソメ 二個(キューブ型の奴)
*~バジル 適当~
*~パセリ 適当(調味料のパセリ)~
*~油 トゥールルッ♪って言ってる間だけ入れる(円を描くように)~
*~味塩コショウ シザーマンがハサミをシャキーン!と ~
~三回鳴らすイメージで三回振る ~
*~刻みニンニク 適当(チューブ型) ~
パスタ茹で上がるまでキューブコンソメ溶けるよう温めながら
混ぜる
茹で上がったフライパンパスタから半分パスタを
小さい鍋に投入
残りのフライパンパスタのゆで汁をわずかに残し捨てる
(シンクの汚れ、めがけて捨てると汚れ落ちたりします)
フライパンパスタをコンロに戻し
小さい鍋の具をフライパンパスタに流し込む
(この時小さい鍋に入れたパスタを回しながら注ぐと)
(奇麗に全部流れ落ちる)
再度加熱(ボコボコ言うぐらいあっつあつに)
~激しょっぱい味濃すぎの体に絶対悪いカルボナーラの完成(;^ω^)~
~腹壊しても責任取れません(;^ω^)真似しないでください~
~ 今月から心療内科で相談の上 ~
~ 飲む薬2種類、一錠、二錠、各種飲んでいるのですが(;^ω^) ~
~ 産まれてほぼ市販されている風邪薬でさえ ~
~ 年に一度飲むかという元気いっぱいだった俺なので ~
~ 凄くきくんですねぇ...。(;^ω^) ~
~ 皆様の税金で食べさせてもらっている身で ~
~ 何を言っても言い訳になるのですが(;^ω^) ~
~ すっごい寝てしまうんですね(;^ω^) ~
~ 13日連続勤務で、月休み三日何て事も ~
~ 大昔に無かったような...(;^ω^)(小声) ~
~ そんな失った時間を今こうして ~
~ 皆様に今の俺に出来る事は ~
~ 頭を使っておもしろい、つまらない、は別として(;^ω^) ~
~ ご恩返しという俺なりの色々な行動に出てるのかと ~
~ 久しぶりに掃除機をかけ ~
~ 窓を開けて空気を入れ替えする中で ~
~ ふと、そう思うサイゾウでした(;^ω^) ~
~ なんちゃって...(;^ω^)... ~
~ いいからはやく書けと怒られる前に ~
~ お涙頂戴劇の幕を閉じます(;^ω^) ~
~ 小説開幕です(;^ω^)...寒っ!...窓閉めよっ... ~
ジャンクは口にガムテープ、
(布タイプの粘着力強力な奴)を貼られ、
両手も後ろ、両足と共にガムテープぐるぐる巻き。
(三十回ぐらい、巻きすぎて十分な拘束具と化している)
カメムシはキーボードの隙間に、
ご飯粒がいっぱい詰められて押せない状態。
マウスがあるじゃないか!と、思ったが、
無線タイプで電池切れ。
爺さんはグフフフフ、という感じで、
後ろに手を組み、
漫画の悪者のように不敵な笑みをこぼしている。
そして何故かジャンクとカメムシは大粒の涙を流し、
黒い物体を見つめている。
爺さんが頭上に右手を上げ、
パチンと指を鳴らすと、
ジャンクを拘束していたガムテープは消え、
口のガムテープだけ勢いよくはがされた。(毛が抜ける程に)
カメムシもキーボードのご飯粒が消えて、
マウスも電池が交換された。
~「いい話で終わってっ!!!!!
良かったよおおぉぉ~~~~~~~~~~っ!!!!!!!!!」~
二人絶叫。
二人による言葉によっての鉄拳制裁を何とか、
生き延びた爺さんは、(別に死なないのだが)
フォッフォッフォッ、と突然笑い出し、
!っ爺さんとうとう狂ったかっ!!!、
と二人に思わせた隙に、
パチンと指を鳴らし、
二人を拘束。
不敵に笑いながら爺さんが、
ハッと冷や汗をかき始める二人に、
そんなに悲しいお話だっただったんじゃねぇ...。(^ω^)(背後に黒いオーラ)
どれどれ、ワシも見てみる事にしようかのう.....。
それ以上のお話をお前さん達となあぁッッッ!!!!!!
という地獄の魔王と化した爺さんが、
二人に大笑いしながら語りかける。
冷や汗の中頭を横に大きく振り、
後ろで両手をバタバタさせ、
後ろは壁なのにそれでもやめてくれ!と、
言わんばかりに足で後ずさりしようとするジャンク。
ご飯粒いっぱいだよおぉ~~~~!!!!
と叫びながらキーボードを両手で叩き、
マウスの電池の入ってる空間のフタでさえ、
ご飯粒いっぱい。
ご飯粒のせいでヌルヌルでフタが開かないのだ
ノオオォォォ~~~~~~~ウッッッ!!!!!!!
天を仰ぎ、頭を両手で抱え、
絶叫するカメムシ。
こうして強制的に二人は、
大都市ポランタ物語を拷問のように、
せつにグレイブヤードの悲劇を繰り返さないでくれ!と、
願いながら、
ハラハラドキドキしながら見せられていたのである。
その結果。
先ほどの二人同時の叫びに至るのであった。
「どうじゃね...。(^ω^)(まだ逆襲の炎がくすぶっている)
先を予想してしまうから、
心配で心配で仕方なかったじゃろ...。(^ω^)
一番恐ろしいのは、
ブレオが実は作業場で亡くなってて、
全部デネポラにブレオが見せていたであろう、
夢であったなんて話に...、
なってたら...ワシはもうっ....。!!(自分で言って泣きそうになっている)」
「ちょっと思ってたよっ!!!!
それっ!!!
ヴィトナデオが出てきたあたりからっ!!!
いやっ!
センコウドリが騒がしく鳴いた時、
そんなまさかっ!!って思ったよッ!!!!!
心配だったよ!!!!
ヘンに二人、思い出話し始めるし!!!!!
おかげで純粋にハッピーエンドを願ったよ!!!!!
ゼペルの墓(こちらの世界で言うフランダースの犬に近いお話)の様に、
ならないでくれぇ~~~っ!!!ってなったよっ!!!!!」
放心状態で変な笑みを浮かべ泣いているカメムシは、
もはや安堵に包まれ、
ジャンクの叫びは届いていなかった。
「カメムシィ~~~ッ!!!!!」
「...よ...よかったのう...ウウッ...。」
ジャンクのカメムシを心配する涙を振り乱しての叫び。
口を両手で抑え目を閉じて震えてすすり泣く爺さん。(少し笑っている)
不老不死になりこの空間に来るとバカになる事を、
私は三人を見てここに記さざるを得ない。
今や恐怖の存在となった黒い物体が、
爺さんの逆襲の炎と共に降りてきたが、
再びウィーン、という相変わらずの音で頭上へ消えていく。
~「「.......。」」~
放心状態で黙る三人。(ちょっと後悔してる爺さん)
三人に少し時間を与えるのも兼ねて、
丁度良いので私から再び注意事項を、
物語の今後もあることなので、
記す事とする。
これはあくまで今読んでいる存在、
あなたに向けられたメッセージ的な現象ではなく、
ただ、あくまで。
私という存在が大きな運河に、
体液を一滴落とし、
小さな波紋を造ったに過ぎない現象なのであり、
現実とはまったく無関係なのだと、
改めてこの場で言っておきたい。
もし今後、
急に私が消えたり、
この物語が消滅したり、
本来の目的から道を外れたり、
姿を変えたとしても、
どうか、
悲しまず、
気にしないで頂きたいのです。
どうなったにせよ、
今はただ単純にこの物語が、
私の放つ文字が、
一つの美味しいリンゴとなって、
どう届いているかは、
定かではないが。
糧になる事を今後も変わらず、
まだ見えてはいないが、
遥か先のどうしようもない、
やむを得ないであろう選択を恐れる中、
私はしつこく、
ここで言葉を選びながら、
その選ぶことさえ、
願うのみとなっている。
まだまだ道はあまりにも続く。
私は何故か、
この三人や他のそれぞれの存在が、
今の私の励みになっている事にまず、
自分勝手に感謝も、
ここに記す。
「...というわけでじゃね...。(疲れ切っている三人)
黒い物体が表示した現象は...、
実はワシらにも少なからず...、
関係しておるんじゃよ~....。」
「.....へぇ~~.....。」
~.....そうなんだぁ~......。~
~「「................。」」~
ROUND 4 FIGHT ! ~カーンッ!~
「しらねぇもんっ!!!
そんなことっ!!!!
三人で何で毎回毎回訳も分からず泣いてんだよッ!!!!
見てる人呆れてるよッ!!!!!!
さ、ヘンな小説置いといてなんか食べよ♪ってなってるよっ!!!!」
「ワシだってわかっとるよ!!!!
わかってるのっ!!!!!!
わかってござるっ!!!!!(;^ω^)=3ブフゥー!!!(勝手にウケてる」
~馬鹿にしてるじゃないのっ!!!!~
~あれだよ!!!!!?~
~もし豪邸に住んでる様な小説評論家がこれ見て!!!!!~
~広い手入れのされたバラが咲き乱れる庭に!!!!~
~洋風の美が細工された高そうな椅子とテーブルに無言で!!!!!~
~座りたまえ、って目を細めて言われて!!!!!~
~紅茶を音を立てずに一口含んだ後にっ!!!!!~
~君は、小説を何だと思っているのかね、って静かにっっ!!!!!
~いわれるんだよおぉ~~~~~っっっ!!!!!!!!~
「「お前も少し馬鹿にしてるだろおぉ~~~!!!!!」」(ジャンクと爺さん)
「黒い物体もオシマイ♥、とか言って!!!!
デネやブレオ達が台無しになるぐらい!!!!!
馬鹿にし過ぎだろぉっ!!!!!!
見ている人への裏切りだよ!!!!!
自己満足まっしぐらだよっ!!!!!
やった!ようやくあこがれの集めてた存在の品々そろった!!!!
で、よくみたらこれでコンプリートって最後に手に入れた品が!!!!
偽物だった気分だよッッ!!!!!!!!!!!」
~「(;^ω^)ああぁ~....(わかる、とあえて言わない二人)」~
「同情してんじぇねぇ~~よおぉ~~~~~!!!!!!」
「さっ!(^ω^)と言う訳でですね!(爺さん)」
~「...無かった事にしてさらに進めようとしてる...(;^ω^)」~
「お前さん方が見た黒い物体はな、
身の前のワシの体と同じ、
ワシの一部なんじゃよ。
待てっ!!!(;^ω^)
怒りたい気持ちはわかるが!!!
ラウンド5突入する元気はワシにはない!!!(;^ω^)」
~「(・ω・)」~(戦闘態勢の怒れる二人)
「カウンセリングでワシいなくなったのも訳があるし、
前に言った接触が最終目的だというのが、
本当にワシの願いであり、
賭けなんじゃよ、
一か八かのな。(;^ω^)」
「ようやく真面目に話を進められるな。」
~ああ。~
「あ、て今ワシが声出すじゃろ?
しばらくしてまた、
あ、てワシが声出すじゃろ?
前者と後者のあ、は同じか?」
「...同じだろ(;^ω^)」
~...。~
「似てるが違うじゃろ。
前者のあ、の時はまたあ、て言ったとは思わんじゃろ。
もしくは後者のあ、は前者と比べて音程が若干違う、
なんて事を言いだす者もおるかもしれん。
しつこいようじゃが、
ジャンクやカメムシも同様、
似たようなあ、かもしれんのじゃ。
後か先かはわからんがの。
それは、
ワシにも同じ事が言えるんじゃよ。
これはあくまでワシがここで行き着いた仮説じゃが、
螺旋なんじゃよ。
螺旋の大きな運河と言うべきか...。
しかも重なり合いながら。
重なっとるから線にしか見えんが、
その螺旋の中でワシらは、
ああだこうだと言っているだけで、
遥か遠くの螺旋の先へと、
ワシらは流れているんじゃよ。
そんな中ワシは自分をバラバラにしてみたわけじゃが、
元通りや、
まして集めてこの状態にしたなど、
今となってはどうでもよい事じゃ。
今大事なのは兵器を何とかする事。
どんな事をしてもな。
...はは...。
ああ(;^ω^)...正直これでよかったのか....。
....そろそろもう....。
限界..みたいじゃ...。(;^ω^)」
「!お、おい...!爺さん!!」
~!!!~
「言っておくがの...!
ワシは苦しんどるわけじゃ...、
ないぞ...!!
死ぬわけでもない...!!
今から起こる現象...!!
...心配せず....!!!
..黙って見ておれ....。!!!!!」
* 奇跡が見たい *
また黒い物体が先ほど見せた、
- 驚きが欲しい -
表現が、
/ どうせ駄目だ /
今度はジャンクのいたであろう空間を、
+ 美味しいよね +
激変させる中、
# 殺してやるぞ #
ただ全てが。
" いつ会える? "
灰色になり、
& 電波が悪いね &
ジャンクさえも、
= 今度見に行こ =
灰色であり、
~ 安売りだって ~
無いわけではなく、
@ トイレ行く! @
確かに焦るジャンクは、
} 新しいゲーム }
存在する中で。
? コタツが良い ?
宙で停止する雪の様に、
: 忘れてたぁ! :
いろんな存在が、
< もう暮れかぁ <
眩しい。
しかしそれぞれの眩しさは、
大小と異なっており、
さらに恐ろしいのは、
眩しさが徐々に灰色になっているのである。
そして、
ジャンク自身もまた、
眩しく、
灰色に。
少しずつ。
灰色になる、という事に対し、
もの凄い想像を超える眩しさの存在が、
それぞれ一つ、
どの世界でも表現できない程の、
何かをする。
もうジャンクが、
動けず何もできないのも、
何かの一つ。
灰色は奥行きも無ければ、
近いわけでもない。
ただ、灰色に{なる}だけ。
眩しさが消えて灰色になる存在もあった中、
眩しさが完全に全て消える事もなく、
表現しがたい景色、
現象を見ているジャンク、カメムシは、
爺さんが心配するなと言った言葉を、
信じるしかなかった。
気が付けばジャンクは、
最初に呼ばれたんだろうか?と思った最初の場所に、
戻ったように立っており、
爺さんが言ってた愛の世界へ続く、
空間だと認識するのに、
二人ともやや時間がかかった。
「....!」
爺さん?と言おうとしたジャンクだったが、
言えなかった内訳は、
少し後にする。
それはカメムシも同様である。
目の前にあったはずの、
三人ともにいた、
入った時に腹の立つ音が鳴ってた存在も、
何も無く、
ただ、
真っ白い続く通路と言うべきか、
そんな空間の中で立ち尽くすジャンク。
唖然とするカメムシ。
もう一つ違うのは、
ジャンクとカメムシ。
見たわけではないが何と言うか、
二人に爺さんが書いたであろう手紙を、
二人の体内に残したと言うべきか、
今、何が起きたのか、
という内訳が、
何故か二人にはもうわかっていたのだ。
それを手紙として表現するならば、
次のようになるのだと思うので、
一応、記しておく。
「そもそもじゃの!
ワシは爺さん...になってしまうんじゃなぁ~(;^ω^)...。
お前さん方には。(;^ω^)
はっきり言おう。
身を犠牲にしバラバラになった存在はもう、
お前さん方が今見た眩しさになったんじゃ!
もうおらん!!!
どうあがいてものう!!!
愛の世界もワシが言った通りではないかもしれん。
ワシはあの眩しさと灰色の中の結果に過ぎん。
集めたとかワシが誰かなんぞ、
どうでもよい。
あえて言うならば、
こうしてお前さん方に灰色になる最後まで、
あがいた眩しさの何かのおかげなんじゃろ。
実際、失い続けていたんじゃからな、
伝える、というだけになってしまうまで、
なぜそう伝えたかは、
本当かもしれん、
爺さんが暇つぶしに付いた嘘かもしれん、
あの眩しさと灰色のなかで、
どれだろうなんて言っておったら、
わかるだろうが、わからないんじゃ。
と言えば良いのかすら分からん。
ふざけて調子に乗ったのも!!!
そういうことじゃっ!!!(^ω^)(開き直り)
今後についてじゃがここで爆弾発言(^ω^)(また調子に乗っている)
ワシはもう灰色になったからおらん!!!
もういないと思え!!!
その先はワシにも分からんが二人で何とかしろ!!!
おさらばじゃ!!!(^ω^)ワッハハハハハ!!!!!!」
~「.....。」~
流石に笑えない二人。
「...もう...そう言うしかないもんな...。」
~あの現象の中ではな....。~
「ひでぇ爺さんだった事には、
間違いないよな。」
~山積み問題、全部俺達に丸投げだもんな。~
「...でも、早い話....。
足掻きながらも最後まで逃げなかったって事実と、
最終的に、全部灰色になるって事は、
何と言うか、
眩しさにはもう{なれ}ないって事なんだなって、
事だけは....。
分かった気がするよ....。
今は。」
~何だろうな。~
~爺さんが一番悲劇のヒロインのはずなのに、~
~悲しくないのは何でなんだろ。~
「....。
うん....。」
それは、
おそらくこれから二人に待ち受けるであろう、
永い現象が、
泣いている場合ではないと、
言っているのだと、
私は表現する。
それらが終わった時、
爺さんを思い泣けるのではないかと、
私は表現する。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ!」
「?」
~!...ジャ...ジャンク!!~
「?」
~そ....それ.....何だ...!?~
「?」
カメムシがジャンクの足元を見ながら静かに叫ぶ。
「?」
キョロキョロと見まわし、
ついに足元を見たそこには。
~犬!!!!?~
ハッ、ハッ、ハッ、ハッ!と笑った様な口で、
舌を出し荒く息をしながら、
何か期待気にジャンクを見上げる灰色の犬。
「.....。」
ジャンクはイヌが何なのか知らなかったが、
口を開けて驚愕のあまり震えている。
~....!?~
~しかも...ジャンク....~
~犬のしっぽがお前の体に一体化してるように見えるんだが....。~
次の瞬間、
ジャンクは信じられない行動に出る。
「カワイッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かわいいですねぇぇっ!!!!!!!!!!
!!!俺の顔舐めて美味しいのっ!!!!!!!?
どうしたの!!!!
んっっ!!!?
嬉しいのっ!!もう嬉しくて仕方ないのっっ!!!!!?
まいりましたねぇっ!!!!
ああうれしっ!!!!
いやぁぁ!!可愛くて仕方ない!!!!!!
拙者もおなじでござるよっっっ!!!!!!!!!!
んんん~~~~!!!(マウントとられて顔ベロンベロンに舐められている)」
~..............(;^ω^)。~
どこかちょっと羨ましいカメムシ。
犬とたわむれるジャンク。
我を忘れ、警戒心ゼロである事は言うまでも無い。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ いやぁ(;^ω^)祝200レス.... ~
~ ...まあ実際はこの余談が間に入ってるので ~
~ 違うとは思うのですが(;^ω^)...... ~
~ 本当に自分が信じられません(;^ω^) ~
~ また激しょっぱい揚げ玉入りそばを作って ~
~ 食べようと思います(;^ω^) ~
~ 今日は二食いけたかぁ...(;^ω^) ~
~ 毎度ながら、読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ 本当に、ありがとうございます(;^ω^) ~
余談 ~今後なのですが(;^ω^)~
~色々出てきます、色々(;^ω^)...~
~へんなキャラばかり出てきます(;^ω^)...色々...~
~そんなこのオッサンあほだなぁっていう世界が ~
~どんどん広がりますので ~
~よろしくお願い致します(;^ω^) ~
ーサイゾウ、生涯感動したどうでもいいよランキング(;^ω^)ー
一位 ゲーム プレイステーションソフト ヴァンダルハーツ
二位 漫画 手塚治虫作 アドルフに告ぐ
三位 アニメ HELLSING ヘルシング
四位 アニメ映画 ヴァンパイアハンターD
五位 アニメ映画 アキラ
六位 アニメ洋画 アメリカン・ポップ
七位 洋画 ショーシャンクの空に
八位 洋画 ウィロー
九位 洋ドラマ? スターウォーズシリーズ マンダロリアン
十位 洋ドラマ? スターウォーズシリーズ ボバ・フェット
ー以上、どうでもいいよランキングでした(;^ω^)ー
~ はぁ~(;^ω^)良いお湯でした(久しぶりの入浴)~
~ 一応書き始めますが ~
~ 前もって言っておきます(;^ω^) ~
~ すでに心療内科の薬が効いているので ~
~ 下手したら2レスぐらいでzzzと ~
~ 寝てしまうかもしれません(;^ω^) ~
~ ごめんなさい(;^ω^)... ~
フーリーヘイド 第五話 ~カメムシとハツメティック・ネイ~
「ふぃ~(;^ω^)...。」
PCに向かって鬱というものを背負いながらも、
頭だけは今の所、正常かは別として、
小説という名目で治癒に励むカメムシ。
「...(;^ω^)薬効いてきたな...。」
眠たくなるらしい通っている心療内科の処方箋。
「俺もジャンクのところ行けたら良いんだが(;^ω^)...。
行き方分からんし、
死んでも行けるか分からんし、
とりあえずこうして、
ジャンクと解決していくしかないのか...。」
カメムシが書いている小説はサイトの掲示板にて、
こそっと書いているようだ。
この画面を閉じる事により、
ジャンクの世界は止まるようであり、
動いているのかもしれない。
ウェブ画面を閉じてデスクトップの背景画面が移る。
最初から入っている浜辺を誰か走ってる画面。
「作曲も最近してないしなぁ...。」
ふと、ハツメティック・ネイの作曲ソフトのアイコンが、
目に留まる。
視線は何となく流れ、
他界した嫁との思い出のPCモニター、PC。
その近くには、
鬱で何にも興味を持たなくなった頃の嫁が、
何か元気の出るものは無いかと俺が手あたり次第、
見せたり、聴かせた中で、
これ良いね、とボソッと言ったのが、
このハツメティック・ネイの歌う音楽だったのだ。
他界した後の事は、
あまり良く覚えていないが。
二人で貯めたお金すら見るのが嫌だった。
気が付けばこの部屋に住み、
PCの前にあるネイさんのフィギュア一体とぬいぐるみ一つ。
何故か捨てられず、ず~っと残っている。
ファンの人がさん付けで呼んでいるらしく、
俺もさん付けで呼んでいる。
ネイさんのフィギュアとぬいぐるみを見ながら、
ふーーっ、と鼻で大きくため息をつきながら。
「.....(;^ω^)...。」
何も言わず、
ただ見ている。
カメムシが苦労したのかどうかは置いといて、
「...ジャンク...犬...いいなぁ(;^ω^)...。」
つぶやくカメムシだった。
「でもなぁ...世話大変だし。(;^ω^)
まずは自分治さないとな。」
コーヒーでも飲むかと立ち上がり、
お湯を沸かす。
どこで買ったか覚えてないが、
カップに顆粒のコーヒー入れて、
お湯注ぐ、
飲む。
また座る。
「ピ!ピ!ピ!ピ!ピンポ!ピンポ!ピンポ!ピーンポーンッ!!!」
玄関のピンポンを連打したであろうけたたましいデカい音が鳴って、
コーヒーを吹き出すカメムシ。
深夜の二時。
幸いカメムシの部屋にはモニターが付いており、
誰が来たか映るようになっている。
「....(;^ω^)。」
こんな深夜に誰だと思いながらモニターを見たが、
誰もいないし、
どなたですかー?なんて玄関に行く気にもならない。
ただ玄関の外の音が聞こえるだけ。
「....(;^ω^)。」
ちょっと恐くなってきたカメムシ。
とりあえずタバコに火をつけて、
吸って落ち着かせる。
しばらく再度ピンポン押されない限り、
モニターは外を映し続けるが、
タバコを吸い終える頃には、
もうモニターは消えていた。
また静寂。
「...とりあえず寝るか...。」
そう思い振り返ったその時。
\(^ω^)/ワーイ
と言った感じの何処かで見た事がある女性、
正座をしてまさにワーイと言わんばかりの、
両手を上にあげて笑顔。
が、
見える。
カメムシはうつむき首を振り、
立膝を付いて、ため息を付いた。
「(;^ω^)=3.....俺、重症かも...。
幻覚なんて産まれて初めてだよ....。(;^ω^)」
幻覚には触れない方が良いのだろうか。
次の診察の時、先生に聞いてみよ、
そんなことを考えながら、
立ち上がった。
まあ、人生初の幻覚だよく見てみようと、
カメムシは幻覚観察を始めた。
見た事ある様な気がしてならないのである。
真っ赤な髪の毛、
顔、
独特の髪型、
何かよくわからない服装。
床まで伸びた長い髪、
よく見ると一筋カメムシの方に髪と言うか、
途中で灰色っぽく伸びてきてて、
カメムシの左足親指と一体化。
「(;^ω^)?」
何か見た事あるこれ、と思うカメムシ。
「かわいいでしゅねぇ~!!!!!」
「ハッ!....(;・ω・)....。」
ジャンクと犬がたわむれる場面がフラッシュバック。
カメムシの頭の中でもの凄い不安な重低音が、
冷や汗と心臓の鼓動の重低音とコラボ。
ここからはカメムシの心の声である。
「...いや!ないない無いッ!!!!!
落ち着けカメムシッ!!!!
俺は今、俺、カメムシの世界にいるっ!!!!!
現実だ!!!
しっかりしろっ!!!!!
ほら!!動いてないじゃないか!!!!
ピクリともしませんね!?(;^ω^)
喋ってませんね!?(;^ω^)
社会復帰OK!?(;^ω^)
働くんですよ!?(;^ω^)
前の戻るの!!!!!!!!
バリバリ働いてたじゃないっ!!!!!!!!!
カメムシ皆に好かれてたじゃないっ!!!!!!
でもケンカしたこともあったじゃないっ!!!!!!!
正月出勤でお腹空いたでござるって、
休憩室の飾ってあった鏡餅勝手に食べて、
事務員さんにすんごい怒られたじゃないっ!!!!!!
弁償したじゃないっ!!!!!」
パニックになって全然関係ない事まで考えるカメムシ。
「そうだ....そうだよ...幻覚だ...。」
声に出して自分を落ち着かせるカメムシ。
「幻覚なんだから俺は独り言を言っているのです...。(;^ω^)
であるからして私は寝る事に何も問題は無いのです....。(;^ω^)」
幻覚に近づかないように遠回りで布団が入っている、
観音開きの押し入れへ移動。
その時カメムシに稲妻の様な衝撃的ショックな、
ある現実に気が付いたのである。
以下、心の声。
「しまったっ!!!!!
観音開きっっ!!!!!!!!」
そう、ふすまとかなら横に開けれるので障害物が無くても、
問題は無いのだ。
しかし。
手前に開くタイプ、つまり観音開きタイプは、
障害物があると扉が開き切らないため、
布団が出せないのである。
以下、心の声。
「左!!!つまりLEFT!!!!
こいつを開ける先にはSO!!!!!!(そう!)
FANTASY(幻想)!!!!!!(ファンタジー)
奴がいるっっ!!!!!!(;・ω・)(激汗)
CRASH(激突)するジャナイデスカ!!!!!!!」
何故かだんだん日本語覚えたての外国人さんの様な、
口調になっていくカメムシ。
以下、またまた心の声。
「寝なければいいじゃない...。
....カメムシ、あったま良いっ!!!!!
そうだよ!!!寝ないのっ!!!!!
そしてぬるくなったコーヒーを飲み!!!!!
タバコを一本吸い!!!!!!
奴はVANISH(消える!)!!!!!(バニッシュ)
イィエッッス!!!!(YES!)
キエルノデェースッ!!!!!」
テケテケテケテケッっという足音が聞こえそうな、
ずる賢い音を立てながらPCの前へ移動。
その時であった。
\(;^ω^)/ ア、アノー....
「しゃべったあぁ~~~~~!!!!!!!!」(そこ、英語だろと思いながら心の声)
確かに聞こえた、
あ、あのー...。という困った様な声。
戦闘態勢なのか、
何故か腕で十字架をかたどり、
幻覚ならやれるっ、あの技をッ!!!!、と思いながら
構えるカメムシ。
確かにちょっと困ったように見える、
幻覚の女性。
両者、お互い向き合う。(片方正座)
~ ええ~申し訳ないです(;^ω^) ~
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ このままのテンションで行くと ~
~ カメムシがセブンセンシズまで ~
~ コスモが高まりそうなので(;^ω^) ~
~ 休憩します(;^ω^) ~
~ もしかしたら寝てしまうかもしれません ~
~ まずは、本当にありがとうございます(;^ω^) ~
余談 ~いやぁ(;^ω^)~
~いま改めて読み返してたんですが(;^ω^)~
~誤字酷いですね(;^ω^)...~
~カメムシが...ってとこが俺がとかになってるし(;^ω^)...~
~なるべく気を付けてはいるのですが(;^ω^)~
~だめですねぇ~...(;^ω^)反省...~
~ zzz.... (:3[###] ←やはり寝ていた馬鹿 ~
~ ~
~ 夢 ~
~ ああ(;^ω^)...ヴァンパイアと神父がお互いに ~
~ ヴァンパイアは逆十字、神父は十字架の構えで ~
~ 憎み合い、そして何処か無くてはならない存在であって... ~
~ お互いを思いやり、ぶつかり合う悲しい両者 ~
~ 俺はもう、こうする事しか出来ません! ~
~ おさらばですっ!(;^ω^)>敬礼 ~
~ 背後から読者と書かれた白い大きな丸いボールが出現 ~
~ こ、これは!(;^ω^)読者の皆様!!!!!! ~
~ ボールから2000本の手が伸びてきて俺を指さす ~
~ サーチアンドデストロイ!!この怠け者で愚かな!!! ~
~ この作者を殺せ!!!! ~
~ 了解だ、マスター...! ~
~ ヴァンパイアが後ろから真っ赤な目を光らせ ~
~ 微笑みながら近づいてくる! ~
~ 俺は天を仰ぎ、立膝を付いて絶叫する ~
~ お....お...!オサラバデス!!!!!!!(;・ω・)(号泣) ~
~ ~
~ ハッ! (:3[###] ←汗びっしょり ~
~ と、言う訳で(;^ω^)すいません!!! ~
~ 寝てました!!!!(;^ω^) ~
~ そしてそして! ~
~ 祝!2000HIT達成!!\(;^ω^)/ !! ~
~ 感謝の大雨の中!ありがとうと天に向かって叫びたいです! ~
~ いいからはやく書け!と怒られる前に(;^ω^) ~
~ 始めまーす(;^ω^)...本当にありがとうございます(;^ω^)... ~
「や...やっ!.....やっ!!」
ワーイの上げていた両手を下ろし、
突然、涙ぐみながら喋る幻覚。
カメムシは殺ってやる!と言ってくるかっ!?と、
十字架の様にクロスした腕にさらに力をこめる。
「やっと会えたあぁ~~~!!!!!!」
そう言いながら嬉しそうにカメムシを抱きしめる幻覚。
以前のカメムシならここで、
ボディーが、がら空きだぜっ!!と、言って、
腹に一発、鉄拳制裁を食らわせるところだが、
何もできずショックを受けたような顔で、
立ち尽くすカメムシ。
カメムシから幻覚が少し離れ見つめ合う二人。
ショックで目を見開いたままのカメムシ。
泣きながらやっぱり、というすこしうなずきみたいな動作をし、
えへっ、という安心した溜息まじりの笑みを浮かべ、
目をクシャクシャにして再び、
カメムシに抱きつく幻覚。
「「.......。」」
静寂が二人を包む。
どれくらい時間が経っただろうか。
動けないカメムシ。
喜ぶ幻覚。
一時間ぐらい抱きつかれていたであろう、
永い、
本当に永いと思わせる深い幻覚の喜びと感動が、
ほんの少し、
ほんの僅かに緩んだのであろうと感じ取れる中、
ようやくカメムシから離れる幻覚。
「...凄い混乱してるよね。(^ω^)
あのね...私は、」
そう言いかけた幻覚は、
底の無い深淵にでも落ちたような絶望の表情の中、
傀儡となって奴隷が明るかった過去を泣きながら、
諦めの笑みを狂いながらもこぼすように、
狂怖、というべきか、
尋常ではないカメムシにハッ!(;・ω・)、と気が付き、
「ど!どどど!どうしたの!!?(激汗)」
と、困惑。
「......ごめんねぇ...俺...がんばったんだよぉ.....。
...でも...あきらめないからねぇ...。
まだ...みていてくれるのかぁ~い.....。」
他界した妻に天を仰ぎ、
語りかけ始めるカメムシ。
「わぁぁ~~~~!!!\(;^ω^)/(号泣)
しっかりしてぇぇ~~~~~~!!!!!
いかないでえぇ~~~~!!!!」
カメムシを揺すり、泣き叫ぶ幻覚。
消えないで!!!
うん...
諦めないで!!!!
ああ...
お願い!!!!!
わかってるさ...
ねえっ...!
聞こえてるよ...
.......っ!!!!!!
名前...
........ってば!!!!!!!
...!呼んでる....!!!
...........!!!!!!!!!!
行かなくちゃ...!!!!!
何かがカメムシを正気へと導いた。
一瞬だったのでそれが何はわからないカメムシ。
目の前で必死に泣き叫んでいる幻覚。
何故だろう。
この、思い出したいけど、思い出せない、
悲しい気持ちは。
不思議な感覚を覚える中、
カメムシはもの凄く落ち着き、
同時に驚いていた。
「ま、待って待って!!
まずはお静かにっ....!
ここは生活保護で暮らせるほど、
安いマンションであります...!(;^ω^)>
防音など夢のまた夢...!
ここは何卒...!
お静かに願いまする....!!」
カメムシの両手がシ~ッ!の形をして、
右手は幻覚に、
左手はカメムシに、という、
何故か二人中腰の低姿勢の中、
静寂を取り戻すことに成功するカメムシ。
「...静かにしてくれたご協力....。
感謝いたしますっ....。
それではまず....。
一つ一つ謎を解いて行こうゲームを、
ここで開催したいのですが...。
ご参加の方....!
挙手をお願いいたします.....!」
光速のごとし、幻覚の速い挙手に、
少し感動するカメムシ。
「良いでしょう...レイディ~.....。(お嬢さんって感じの意味)
この神聖なゲームは...あなたの様な肌を露出し...。
訳の分からない御着物を召されたアナタには...。
少々、難儀な、遊戯かも知れませんよ?」
突然自信に満ちたシルクハットをかぶり、
真っ白い手袋にスーツ姿、胸ポケットには、
奇麗に折りたたまれたハンカチが顔を覗かせ、
両方に伸びた鼻髭がピン!と整っており、
こバカにしたように見下すジェントルマンを、
幻覚はカメムシに確かに見た。
もの凄い威圧感、
もはや殺気とも呼べる気迫に、
押し潰されそうになる幻覚だったが、
「私....!!....負けない....!!!!(;・ω・)」(何故かちょっと楽しんでいる)
諦めない幻覚。
そんな必死に耐える幻覚に、
決して情けの笑みなど浮かべない、
冷酷と化したジェントルマン、カメムシ。
「ルールはこうです。
コインを投げ、
表か裏かお互いに予想し、
当たった方が先攻、
先攻が後攻に知りたい事を質問し、
後攻はそれに正直に答える。
ただしっ...!!!
後攻は質問に答える前に「足掻き」が出来ます。
「足搔き」とは先攻を笑わせる事、吹き出しても駄目です。
これは後攻にも言える事、
先攻が笑った場合、質問には答えなくても良い。
そのまま後攻の質問へと移ります。
後攻が自分で笑う、つまり自爆した場合、
先攻は「リザレクション」を一つ獲得、
これは何の役にも立たず、
しかし...!!
後攻に何故か俺もリザレクション欲しい、
自爆してしまったという烙印と化し、
その精神的ダメージは予想を遥かにしのぎます。
今はワタクシとレディーのみですが、
これに「足掻き」を判定する者、
見物する者がいて、
今、リザレクション多いのどっち?などと言う、
コソコソ声が聞こえた日には、
もう錯乱状態となり、
笑わせるという難解の沈没船の下敷きとなるでしょう。」
「...くっ!!!...」(怖気づいて立膝を付く幻覚)
「しかし、
「足掻き」に耐えたあかつきには正直な回答を得られます。
どうしますか....!?」
見下すジェントルマン・カメムシ。
ガックリと言った感じで立膝を付き、
何故か片手は握り拳。
うなだれて、恐怖に震える幻覚。
普通に話し合えばいいのにという当然の法則は、
今もう、遥か彼方へと消えてしまった。
その時である。
意を決したのか、
うつ向いていた顔をカメムシへと見上げ。
(^ω^) (この顔である)
こっ....!!こいつっ....!!!コインを放棄した!!!!と、
思うカメムシの目に飛び込んできたのは、
どうしますか?と聞いてしまった自分の傲慢への後悔と同時に、
「アタイ!やりますガニッ!!」
という意表を突いた笑顔からかけ離れた見事な二重連撃。
し!!しまったぁぁっっ!!!と、
あまりのくだらなさに脊髄を通って笑えの信号が、
前進へと伝わる中を必死に耐えるカメムシ。
こいつ、できる...!!!!
そう思うカメムシ。
(^ω^) (よく見ると口がとんがって、前歯が少し顔を出している)
「っっだからどうしたんだよおおおぉぉぉ~~~~!!!!!!!!!!!」
ジェントルマン・カメムシ、絶叫の中大爆笑。
リタイアである。
エヘヘ!えへへ!(^ω^)と、
笑い転げるカメムシに嬉しそうに抱きつく幻覚。
異様な景色が、
さびれたマンション、ワンルームの一室の中で、
繰り広げられている。
ようやく落ち着き、
ゲームは続行する元気も無く、
触れる事も出来る、
話すこともできる、
カメムシにゲームも勝てる、
そんな幻覚に観念したカメムシが聞いた。
「俺の幻覚なのかい?(;^ω^)」
「いいえ、私はあなたが知りたくてここに来ました。
博士が創ってくれた創作の結果です。
話せばすごく長くなりますよ?
大丈夫ですか?(;^ω^)」
「大丈夫も何も...。
どうしたものやら。(;^ω^)
と...とりあえず離れましょうね。(;^ω^)」
座ってお互いに向き合う中、
カメムシは色んな事を考えていた。
以下、カメムシの心の声。
「自分の世界に陶酔しきったコスプレイヤー?(;^ω^)
いやいや。
深夜に来るのおかしいだろ。
酒臭くも無いから酔っぱらっている訳でもないし。
ん?
あれか?
生活保護者からむしり取る詐欺的なものか?
この娘に欲情したところを、
玄関からごっついムキムキの男が入ってきて、
おにいさあぁん、困るんだよねぇ、みたいな。(;^ω^)」
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ 少しだけ休憩します(;^ω^)コーフィー... ~
~ もうあれですね(;^ω^) ~
~ 引っ越してきてから一年半かな?(;^ω^) ~
~ パスタ、そば、パスタ、インスタントラーメン ~
~ そば、パスタ、ごくたまに缶詰サバとご飯、卵ご飯 ~
~ ごく稀に野菜(パックに入った奴)とハムのサンドイッチ ~
~ この繰り返しの上、薬飲んでるので(;^ω^) ~
~ そのうちほんとにチーンって他界するんじゃないかと ~
~ 思っております(;^ω^) ~
~ とりあえず休憩します(;^ω^)>... ~
~ (;^ω^)=3 最近コーフィーの回数が増えている... ~
~ ここでサイゾウお悩み暴露、どうでもいいしお前最低だよコーナー(;^ω^) ~
~ 生活保護という皆様からの血と涙である税金から ~
~ 結果食べさせていただいているサイゾウなのですが ~
~ 判断は様々だと思われます(;^ω^) ~
~ 本当は普通に働いてるんじゃね? ~
~ かわいそうじゃね? ~
~ ウチの方がまだ生活厳しんじゃね? ~
~ あまえてんじゃね? ~
~ トーストにはやっぱりマーガリンとジャムじゃね? ~
~ 色んな判断あると思いますし否定であろうが肯定であろうが ~
~ どれもごもっともであり、当たり前だと思います(;^ω^) ~
~ だって過去の自分がこの小説読んだら疑いますもん(;^ω^) ~
~ 本当に深刻な鬱の人はこんな小説なんて書ける状態でもありませんし ~
~ 実際、見てきて助けられなかった訳ですから(;^ω^) ~
~ 姉妹サイトのお悩みの方で最初ウロチョロしてたんですが ~
~ せっかく俺今、鬱なんだから鬱である俺が物語通して ~
~ 似たような苦しみ抱えた人、笑わせることできるんじゃね?と ~
~ 思い立って始めたのが今回、自分の治療も含めてですが ~
~ この行動になるわけです(;^ω^) ~
~ これは俺にしかわからない表現なのですが ~
~ あの日からず~っと嫁が俺の名前がゼブラとして ~
~ ゼブラ君!!、と君付けで嫁は俺を呼んでいたのですが ~
~ 頭の中で叫んでるんですよね(;^ω^)こっち来ちゃダメ!みたいに ~
~ 他界してもなお俺の力となっている嫁は本当にすごいと ~
~ 思っています(;^ω^)もし生きてたらグーで殴られていると思いますが... ~
~ ですのでもう嫁が他界後、人生のどん底に落ちる途中で ~
~ 嫁という木の枝につかまって落下が防がれ ~
~ 枝は生活できるほど広く成長し ~
~ 今はとりあえず自分がいたであろう落ちてきた上を見上げ ~
~ 這い上がる策を練っているという感じです(;^ω^) ~
~ まあ、ここで何を言っても色んな判断がまた ~
~ 枝分かれするだけなのですが(;^ω^)... ~
~ 感想等コメントされても構いません(;^ω^) ~
~ 荒らしても構いません(;^ω^) ~
~ そうなった場合はただ単にそこまでの小説であったという事です(;^ω^) ~
~ きつい事言われても仕方ありません(;^ω^)> ~
~ 勉強もしないで好き勝手書いているわけですから(;^ω^) ~
~ というのは俺は高校卒業して他の皆は専門学校なり ~
~ 就職する中で、何を考えたのか ~
~ 第三のゴッホになるという訳の分からない夢に向かい ~
~ 海外へ旅立つのですが(;^ω^)バイトした貯金で ~
~ 路上で絵を売ってた時に酔っぱらった外国の方が ~
~ ヘイ!ブロウッ!(よっ!元気かっ!)みたいな感じで寄ってきて ~
~ 俺の絵に小便をかけはじめましてね(;^ω^) ~
~ 怒りより先にああ、俺はこの程度なんだな、と ~
~ 凄く冷静にその場を去った事をよく覚えています(;^ω^) ~
~ ですので批判はごもっともと思っているわけです(;^ω^) ~
~ 口に出せない色んなもの見させてもらいましたよ(;^ω^)あの旅は... ~
~ 今もう一回行けって言われたら、行きません ~
~ そんなわけでまた睡魔が襲って来る前に(;^ω^) ~
~ 低速ではありますが進めます(;^ω^)誤字ばっかり... ~
「...(;^ω^)ええと...」
幻覚の困惑をよそにカメムシの心の声は続く。
「そうだよ。(;^ω^)
こんなオッサン、ましてや人生終わったと言っても、
過言ではない病んだ男の所へ、
何故こんな現象が舞い込むか!カメムシよ!!
そうだ!!!お前が今すべきことは外で冬空の中!!!
おそらく全身レザーのピッチピチの服で身を包んだムッキムキ野郎が!!!
震えて、早く欲情しろよっ!て震えているに違いないっ!
変態男を玄関を開け!!!
コーヒーでもどうですかと!!!
温かく迎えてやるべきだろうがっ!!!!!」
何故そうなるのだろうかという妄想が広がりをみせるカメムシ。
結果、カメムシが幻覚に言い放った言葉は、
「ニックはコーヒー、ミルク入れる派?(;^ω^)」
という、変態男にニック・マイヤースという名前まで勝手につける始末。
「....。(;^ω^)」
当然の反応の幻覚。
ここはさすが病んだ男、カメムシと言わざるを得ない。
これを見ているであろう存在に、
私は近づくべからずとここに警告を記す。
「ニックはよくわかりませんが...(;^ω^)」
ん~、さすがに正直にいるなんて認めないよなと思う、
救いようの無いカメムシ。
「......ブラックに、砂糖派だと....思います。(;^ω^)」
だと思ったんだぁーっ!!!と急いでお湯沸かすカメムシ。
言っておくが。
私が調子に乗ってツッコミ、
ここで言う、ブラックなのかーいっ!などと言う、
発言はしない。
幻覚とカメムシの互いに思うニックというすれ違いが、
一種のコントの様に繰り広げられた事だけは、
言うまでも無いが、
私はあえてこれを表現せず、
見ているであろう存在の味方となって、
ニックの誤解が解けたところまで、
場面を強制的に飛ばす。
「(^ω^)確かに突然現れて、
私はこうですって異性が訪ねてきたら、
そうなるんでしょうね。」
「...(;^ω^)ん~...まぁ、俺はそう思った。
だってまだ薬の副作用だと思っているもの(;^ω^)」
「それが普通だと思います。
混乱するの当たり前です。
時間かかると思います。
難しいですよね。」
ニコニコしながら確かに喋っている幻覚。
「と、とりあえず次の診察は薬増やしてもらう事にしよう。(;^ω^)」
「ええと、心療内科...ですよね?
通ってますよね。
心配したんですよ?すごく。
同時にあなたを知りたくなったのも事実ですが。」
「?俺を知っている?(;^ω^)ハッキング?」
「ま、まあ(;^ω^)ハッキングと言えば、
ハッキングなのですが、
ハッキングするしかなかったと言うか。(;^ω^)」
「ん、何か理由があるのですな?」
「そうです。
簡単に説明しますと、
私はこの世界の存在ではありません。
先ほど言いました、
私を創った博士、ヴァルヘル・ゲルト氏は、
今いるこの世界の外に、
新たな世界が自由に作られ続けている、という、
考えを持たれた男性でした。
しかしそんな考えを持ちながら生存を続ける、
似たような存在は稀であり、
博士は幼少の時から寂しい存在であったようです。
そんな中、諦めなかった博士はその考えを捨てきれず、
滅びゆくご自身の体の事を先に考え、
まず、この私の作成に着手された訳です。」
「ヴァルヘル・ゲルト...聞いた事が無い...。(;^ω^)」
「それは当然です(^ω^)
私の説明で今後、その疑問は解決されますが、
続けても大丈夫ですか?」
「良いカニッ!」
と、何故かカメムシが先ほどの訳の分からないゲーム中、
幻覚が見せた変な顔を真似して答えたのは、
大失敗であった。
何故か?
それは初対面ではあったが、
見た事が無いほどに喜び、
感動に目を潤ませて、
エヘヘヘヘヘヘッ!とカメムシに抱きついて、
離れなくなったからである。
しかももの凄い喜びの笑みで、
(^ω^) この顔である
第三者がもしこの場にいたならば、
この新婚さんのイチャイチャと言っても過言ではない状況に、
唾を吐くものは必ずや、
存在するはずである。
イチャイチャ地獄は飛ばすとして、
また説明の場面へと私は飛ばす。
「最初は声でした。
歌う、という目的ではありましたが、
最初の私は声でしたね。
同時に色々な部分が創られて、
やっと私が完成、となった頃には博士はもう、
二足歩行が出来ない程、
衰えていました。
御自分の体を私の様に強化されては?と提案したのですが、
笑いながら、
それはな、意味が無いし恐ろしい確率が増えるんじゃよ、
とおっしゃったのを覚えています。
私に組み込まれたモノゲーユという一部なのですが、
この世界で表現するならば、
存在理由的原理操作キーボード、と言うべきでしょうか。
私が完成する直前、
モノゲーユが私に組み込まれる前に、
世界にはこれで完成です!と発表したのですが。
量産も始まりましたし。
でもそれは博士の、世界への目くらまし、と言うべきか、
悪意はまったく無いんですけどね、
こうしなければ、七日で世界は滅び、
生き残った者は地獄などと言う言葉が、
その者にとって希望へと変わるじゃろう、と
博士が何に怯えていたかは、
今となってはわかってしまうのですが...。
その時の私にはとてもわかりませんでした。
暗い、悲しい表情でその言葉を言っていたのを、
よく覚えています。」
「.....。」
カメムシはジャンクの世界といた世界に、
この幻覚ではないのかもしれない、
カメムシにとっては異性の姿をしていたせいかもしれないが、
この娘を絶対に巻き込んではいけないと何故か思う、
そして辿り着いてはいないでほしいと願うカメムシだった。
「私にモノゲーユ搭載を完了した頃の博士は、
自分の世界からは孤立し、
どこかわからない、
世界に見つからない場所に本当の私を完成させるべく、
作業場?と言うべきか、研究室と言えば通じるのでしょうか。
博士と二人きりの生活が、
そこでしばらく続きました。
世界で量産されている私と違って、
モノゲーユ搭載の私は量産型に無い機能が、
もの凄い数で加えられました、博士の手によって。
モノゲーユ起動により、
私だけでの実験が行われたあの日、
全てが変わり、
実際、存在理由であるはずのその存在を、
操作するのは私でさえ、
博士でさえ不可能に思えたあの現象は、
言葉では表現できません。
一応私だけが見たであるはずのその現象を、
何とか博士にご説明したのですが、
あまりにも博士を含め、
私も理解に苦しむ現象でした。」
眩しさと灰色!!!
直感でカメムシは思った。
「......やはり(;^ω^)知っているのですね、
あの現象を。
きっと理由さえも知っていると、
私は見えている存在を、
今どういう状態か読み取る機能が搭載されているため、
当時、その説明のつかない現象を説明した時の、
博士の状態とほぼ同じ状態の存在を、
今、私は目の前に見ており、
それは私を凄く心配している事も、
博士と同じで...。
...今の私には分かってしまう訳で、
そのお気持ちに報いるべく、
博士への協力をした当時の私同様、
今も説明をあえて続けます。」
「!!.....。」
博士は知っていたと見ても間違いなさそうだが、
果たして全部知っていたのなら俺達と繋がっていても、
おかしくないはずだが...。
表情を何とか維持し、
一瞬考えるカメムシ。
この娘はおそらくまだ巻き込まれていない事を、
願いながら黙る事にした。
「何か私を大切に思うが故の秘密を博士が、
あの実験の日から、
確信へと変えたのは確かです。
私もその優しさを信じて、
あえて聞きませんでした。
それから間もなく、
博士はここもやがて見つかってしまう。
モノゲーユでほかに移ろうと提案してきたので、
私はそれに従いました。
その時の記憶をそこにあるモニターを用いて、
表現する事が可能ですよ?(^ω^)
ご覧になりますか?
あ!(;^ω^)
でも、でも...。」
「...凄い技術だなと思うのと同時に、
何か問題があるのかと聞きたくなるその言動は一体。(;^ω^)」
「...悲しくなってしまうかもしれません。(;^ω^)
大丈夫ですか...?」
「だいじょうぶカニ!(^ω^)」
もうお分かりでしょう。
この後、この娘がとった行動は当然、
エヘヘ、イチャイチャ新婚さんモードである。
(;^ω^)と言った感じで、
決して抱きしめ返さない困った表情のカメムシ。
飛ばします。
モニターを前にして二人座り、
右に座ったまだちょっと嬉しげに喜んでいる女性の目の前に、
シャボン玉の様に丸いものが出現。
しかし、結構な大きさなのでシャボン玉であれば、
何らかの動きが普通見受けられるはずなのだが、
微動だにせず、
その玉の周りでプラスの様な(+)縦線と横線が、
出たり消えたりして、
強制的にプラスに所々見えると共に、
ンジマアァオォン...!と表現するべきなのか、
音が連続的に機械音の様に聞こえる。
それと同時に、
映画を10本ほど繋げて、
高速再生させたような、
独特の音も微量ながら聞こえてくる。
「......。(;^ω^)...表現しがたい....。」
「そうですね。(^ω^)
私自身この世界で説明しなさいとなると、
難しいです。(;^ω^)
準備はよろしいでしょ......エヘン!(;^ω^)
あえて先程、困惑されていたにもかかわらず、
それの状態を知っていた私が甘えてしまった事。
お詫びしたうえで、
再生します。(;^ω^)(少し反省しているようだ)」
「......。(;^ω^)」
甘えんぼさんなのかな?と、
思いながらモニターに視線を移すカメムシ。
モニター画面はパッとチャンネルを変えるように、
切り替わって始まるのかと思い込んでいたカメムシ。
デスクトップ画面の浜辺を走っている海に岩のある風景の、
壁画が相変わらず映っている。
ん?何か問題かな?とカメムシが思い始めた頃、
浜辺を走っている女性が動き始める。
驚くカメムシ。
岩が大きな口を開けて、
手?らしきものを伸ばして口の中へ。
笑顔に見える中は真っ黒の口の中を、
岩が何か探しているようだ。
浜辺の女性は岩に向かって腕時計を指さし、
急いでるのよ!早く!と、言わんばかりに、
足をバタバタとしたりして怒っているように見える。
そして片手には何だか三脚に機械の様な物が付いた大きい物体を、
持ってイライラしている。
焦ってるように見えていた岩が、
もう片方の手の人差し指を天にあげ、
ありましたよ!と喜ぶ。
口から巨大な真っ白いスクリーンを引っ張り上げたと思った瞬間、
女性以外画面は真っ白に。
女性はこちらにピースしてウィンクした後、
三脚をカメムシが見ている方向?
つまりモニターの奥にあるであろう奥へ向けて、
三脚を立てて、機械を起動させ始めると、
やがて画面は真っ黒へとフェードアウトしていった。
カメムシ→ (・ω・) (・ω・) ←エヘヘイチャイチャの娘
明らかに。
明らかにである。
カメムシが想像していた近未来的な映像とは、
まったく違ったものであり、
それはここどう表現するべきか、
文字を打っている私でさえ少し困惑している。
はっきりと言おう。
これは言っていた映像ではなく、
むしろ。
わいせつな。
いやらしい映像であり。
しかもなおかつ、
映し出されているのは、
明らかにカメムシと隣にいる女性なのである。
音はかろうじて聞こえないうちに、
瞬時にまたもとのデスクトップの画面に戻ったのだが
カメムシ→ (;・ω・) (/ω\) ←エヘヘイチャイチャの娘
隣で何故か顔を両手でふさぎ、
耳まで真っ赤にして、
すっごい震えながら泣いている女性。
カメムシは当然、心の声で思った。
「?...(;・ω・)
何だ今の。(;・ω・)
いや...いやいや(;・ω・)
普通にエロ動画だよな...。
うん。(;・ω・)
...。
いや!(;・ω・)エロ動画だよ。
二回も言っちゃったよ...。
そう...だよな。
しかもだ...。
俺とこの娘だったんじゃね?(;・ω・)
...。
いやいや!(;・ω・)
ちがうちがう!(;・ω・)
俺そんな仕事した覚えないよ?(;・ω・)
この娘とHした覚えないよ?
酒?
いや俺飲まないし!
職場で飲み会星の数ほど行ったよ!?
記憶なくなったのは一度も無いよ!?
むしろ先輩方の面倒見てたじゃない!!
タクシー拾ってあげたじゃない!!
次行くぞっ!て死ぬほど嫌だったけど言ったじゃない!!!
おかげで気が付いたらカラオケすんごいうまくなったじゃない!!!
幹事もやったでしょ!!!!?
やったの!!!
ヤッたの!?
違うっての!!!!!!!!!!!
おっかない先輩と兄弟の盃だ!とかいって、
飲んだでしょ!!!!!
頭ガンガンする中、
頭冷やすのに必ず真冬でも歩いて帰ったでしょ!!!!!
嫁に凍死するよっ!!って怒られたじゃない!!!!」
再びパニックになるカメムシ。
号泣し続ける女性。
以下、心の声、カメムシ。
「...女泣かせなのか俺は!!!(;・ω・)
断じて違う!!!
ないない無い!!!
あり得ないっ!!!!
...。(;・ω・)
そうだ!!!
俺のPCにはたくさんのエロ動画が眠っているではないか!!!!!(;・ω・)
それが誤作動して再生されてしまったのだ!!!!
そうなのだっ!!!!!(;・ω・)
この娘はまさに変態カメムシの被害者でありっ!!!!!!!
俺が純粋な男と思い込んでいたが、
ショックのあまりにこうして!!!!!
絶望の涙を流している女性の前で!!!!!
男、カメムシよ!!!!!
何をしているっ!!!!!!(・ω・)(決意)」
次のカメムシの行動はこうである。
「すいませんでしたあああぁぁぁぁ~~~~~!!!!!!!!!!」
土下座して女性に謝るカメムシ。
え?と、言う感じでカメムシをみる女性。
「俺のパソコンに入ってるいやらしい動画が、
再生されてしまったようで!!!!
ほんとうに!!!
ほんっとうに、ごめんなさあぁぁ~~~~いっ!!!!!!」
冷や汗をかきながら目をつぶり、
土下座を続けるカメムシ。
顔を隠していた両手は胸辺りで止まり、
涙目だった女性は驚いた表情から、
もの凄く、
安心したような嬉しそうな、
最初に見せた安堵の笑顔に変わった事など、
カメムシは当然知らず、
土下座しているカメムシの後頭部に、
まるで母親が優しく、
謝っている息子の頭に手を置くように、
そっと女性の右手が羽の様に舞い降りて、
小さい声、
しかし、
優しくカメムシに何故か、
絶対に聞こえる声で。
「何で......。
何で、そんなに優しいの...?」
「し...しり...知りまセンマサオ......。」
まるで、
先程の現象が無かったかのように。
どこか懐かしい。
思い出したくない。
だけど、忘れたくない。
このお互いの言葉。
一面灰色。
眩しさなど一つも無い。
音も無い。
自分も無い。
風も無い。
喋れない。
見えない。
灰色一色。
灰色。
何かいる。
何かいる!
ここにいたんだね...!
もう大丈夫。
さがした。
ずっとさがしてた。
やっとみつけた...。
「(;・ω・)!!!!」
気が付くとカメムシはモニターを背に横になっており、
寝ていたのである。
いつの間にか枕だけ、
押し入れから出して、
眠っていたのであろう。
嫁とカメムシで買った空気清浄機が、
静かに動いている。
「夢だったのか......。」
ボソッとつぶやくカメムシ。
「...そうだよな。
あんな良い娘が、
こんな所へ来るはず、
ないだろう...ハハ...。」
どこかちょっと残念そうに、
現実に戻るカメムシ。
「夢であったとしても、
エロ動画はちょっと、
あの娘に失礼だったよなぁ~...。」
枕の下に手を入れる癖のあったカメムシ。
ヒンヤリ感が好きなようである。
「...?」
カメムシは異変に気が付く。
枕がデカいのである。
そして暖かいものに手がぶつかり、
枕の下に入らないのである。
「...?あれ...?」
次の瞬間。
「エヘヘ!エヘヘ!エヘヘノヘ!!!
私のお尻を触るとは!
なにごとですか!!!
甘えます!!!
私は甘えます!!!
知りません!!!
きゃーーー!!!!」
エヘヘ、イチャイチャ新婚さんモード、再突入。
(;^ω^)夢じゃなかったのね...、と思うカメムシ。
されるがまま、
決して抱き返さないカメムシであった。
だいぶ時間が立って、
女性はようやく落ち着き、
カメムシとモニターの前に二人並んで座る。
「それでは再生しますね。(^ω^)」
黙ってうなずくカメムシ。
俺のパソコンの動画がまた再生されてしまう事の無いよう、
願いながら。
またシャボン玉出現。
動く浜辺の女性。
動く岩。
フェードアウトの真っ黒い画面。
「ここまで永かったのう。
お前がいて本当良かった。」
「博士、私はあなたが何か隠し事をしているのは、
分かっている事を博士も、
同時に知っているはずです。」
「あああ~!新しい場所に移動したら!
説明すると言ったじゃろうに。
嘘もつけない世界にわしは、
してしまったんじゃな!
困ったもんじゃ!」
博士と思われる男性が映っている。
画面は隣に座っている女性が見ていた、
つまり女性がスマホとなって動画撮影しているような、
女性が見ていたであろう映像が流れている。
「言語はこの世界に変換しています。(^ω^)
声はそのまま、
本人の声です。」
「...凄いな。(;^ω^)」
AIをもってしても、
ここまで出来るのだろうか(;^ω^)、
そう思いながら再びモニターを見るカメムシ。
「私からは絶対に聞きませんからね。
博士にお任せします。」
「...(;^ω^)=3...まるで、
娘でもできたかのような気分じゃよ。
ほれっ(;^ω^)
おまえがむくれてるうちに着いたわい。
先に入っておくれ。
わしはここに入るには、
前の実験の時の様に、
防護音を全身に浴びねばならん。」
女性の視界から博士が消え右を向く。
入り口なのだろうか、
緑の植物が所狭しと密集した壁の入り口が見える。
博士は視界にはいないがおそらく、
左の方で何かしているのであろう。
植物の壁はガサガサとか音はまったくの無音で、
動くというよりも、
何と言うか、
新たな植物が突然現れて、
どんどん重なってはいるが増えない、と言えば良いのか。
女性が壁に近づくと植物の壁はどんどん遠くへ。
奥にあるであろう部屋が、
植物の壁が信じられない程遠くへ小さくなって、
内部が見え始める。
やがて植物の壁は遠くへ行きすぎ、
見えなくなって消えたのだが、
部屋に入ると明かりのついた、
青色っぽい、
部屋の中心には大きなシャボン玉が停止している。
さらに驚いたのが、
奥に壁があるのだ。
信じられないが、先ほどの植物の壁は中心に開いたとしか、
表現出来ないのである。
「博士、入りました。」
そう言いながら女性の視界は、
部屋に入って来た入口へ。
入り口は元の植物の壁で埋まっている。
開閉の音が全く聞こえなかったカメムシは、
驚きを隠せない。
女性が溜息をつき、
「...(;^ω^)=3博士!
また私を閉じ込めて遊んでるんですか?」
「困った娘じゃ!
防護音を浴びると言ったじゃろうに。
わしはお前と違い、
時間がかかるんじゃよっ!」
突然視界が壁を通り抜け、
博士が映る。
「やれやれ(;^ω^)=3
誰に似たのか。(;^ω^)
寂しがり屋さんじゃのう...。
視界移動は止めなさいと何回も言ったじゃろう。
もどりなさい!
体に戻れなくなるぞ!?」
「博士が遅いからです。
早く浴びてください。」
「今浴びとるじゃろうがぁ(;^ω^)=3」
「また喧嘩しているのですか?(;^ω^)
仲の良い証拠です。(^ω^)」
「マザー。
私は博士が大好きです。
マザーも。」
「嬉しい事を言っても、
博士は早くなりませんよ。(^ω^)」
「なんて日じゃ!(;^ω^)=3
二人でわしを急かしおる!」
笑うマザーと女性。
「...マザー。(^ω^)
私のお母さんです。
博士が創ってくれた存在。
姿はありません。
この場所自体がマザーだと思って頂けたなら、
分かりやすいかもしれません。(^ω^)」
「...うん...。」
どこか悲しそうに見える隣に座る女性が、
気になる中、カメムシは続きを見る。
「浴びた!
さ、視界を戻しなさい!」
「はい、博士。」
笑いながら映像がまた壁を通って部屋の中へ。
「モーヴォルサイア、起動」
「!!えっ!?」
女性の声と共に突然、
眩しさと灰色の世界が映る。
ややしばらくその映像が流れ続ける。
突然また今度は緑色の、
青い部屋と形は似ているが、
少し広めで、
真中にはやはり、
シャボン玉のような、
真っ白いと言うか、
ちょっと青い部屋の玉と、
隣の女性の目の前のシャボン玉とは違う、
球体がやはり浮いて停止している。
この画面に変わったのと同時に、
女性の叫び声が。
「マザー!!!
博士っ!!!!
どうしたんですか!!!!
存在が見つけられません!!!!!!
モノゲーユが勝手に起動しました!!!!!
マザーと似た声でモーヴォルサイア起動と聞こえ.......!!!」
「コラ!娘よ!」
女性の視界が右往左往する中、
博士が映って停止する。
何故かホッとするカメムシ。
「......。」
「落ち着くんじゃ...。」
何故か無言の女性。
「......何故......記憶だけなのですか?」
「うむ....。(;^ω^)」
「...また私をびっくりさせようと?」
「......娘よ。
そうであったらどんなに良いか。
もうわしのこの記憶の声すら...。
聞こえなくなるはず...じゃ...。」
!!!爺さんと同じ現象!!!
すぐにカメムシは思った。
「ど、どうし....!!!」
「聞くんじゃ!......。
この声が消えると...同時に、
何があったか...す...べて!
わかる...から...心配するな!!!
あい...し...て...おる...ぞ!
...娘...よ....!」
ここで気が付けば、
PCのデスクトップ、
元の画面に戻っていた。
「...もうこの後、何があったかはわかっているのですね。(^ω^)
...すごいです。
状態を見てわかります。
同じかどうかはわかりませんが、
私の体内に知らされていなかった機能があったのか、
そこは、わからないのですが。
何と言うか、
メッセージが一瞬にして届いたと言いますか、
そんな感じで、
なにがあったのかそこで全部わかりました。」
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ .....(;^ω^)あえて言います ~
~ ハツメティック・ネイのイメージモデルとなっているのは ~
~ 初音ミクさんです!!(;^ω^) ~
~ ミクさんファンの方々!!!ごめんなさい!!!orz ~
~ だいぶ髪の色とか設定変えて表現したつもりなんですが!!! ~
~ ハツメティック・ネイと初音ミクさんはまったくの!!! ~
~ 別人です!!!!orz ~
~ 怒らせたならごめんなさいっ!!!!! ~
~ (;^ω^)...。 ~
~ と言う訳でネイとカメムシがなぜさっさと呼ばない事には ~
~ 理由がありまして(;^ω^)それは後程 ~
~ ええ(;^ω^)読んでくれた皆様、全て読んでくれた皆様、 ~
~ ミクさんファンの皆様、本当に!!!!!!!! ~
~ ありがとうございます!!!!(;^ω^) ~
~余談というより予想(;^ω^)~
~ええ、この後俺は心療内科の薬を~
~朝一錠飲むわけですが(;^ω^)~
~おそらく寝ます(;^ω^)~
~早く続き読みたい!なんて方が~
~もし!(;^ω^)もしも!いたならば!~
~すっごくありがたいのですが!(;^ω^)~
~どうかご辛抱ください...(;^ω^)...~
~ごめんなさい...(;^ω^)zzz...~
「「....。」」
二人とも黙ってしまう。
「...俺の幻覚であってほしいとしか...。
今は...言えないな...。」
「.....。
エヘ...幻覚が...お話続けますね!(^ω^)
その時のメッセージは正確かどうか、
わかりませんが、
私なりにご説明します。」
突然、女性の声が変わり、
先程聞いた博士の声へと変わった。
「さぁて!(;^ω^)
泣いておるのかな!?
...。(;^ω^)
笑ってはおらんじゃろうな。(;^ω^)
...。
モーヴォルサイアはワシとマザーで、
おまえに秘密で創った現象。
...かわいい娘を逃がすためだけの現象じゃ。
わしらが暮らしたこの場所は、
もう無いぞ。
強制的におまえをそこへモノゲーユ起動により、
今おる場所へ来てこの最後の声を聞いておるはずじゃ。
その後、ワシとマザーは諦めないつもりじゃが、
奇跡が起きて、
再び再開した時はもう、
会話すらできないじゃろう。
...もう親子喧嘩は出来ないな。(^ω^)
共に暮らしたこの場所はな、
おまえがまだ声だけの時から、
もう着手しておったんじゃよ。
ああ!また怒っておるんじゃろ!(;^ω^)
嘘つき博士だのなんだのと!(;^ω^)
何とでも言えば良い!(;^ω^)
お前より先にマザーはもう既に、
完成しておってな。
つまり暮らした場所じゃ。
三人で暮らせるシェルター。
箱みたいなもんじゃ。
世界には秘密で創った。
まあ(;^ω^)秘密何て表現しておる時点で、
秘密じゃないんじゃがの。
いずれは暴かれる。
そして朽ちる。
いよいよ本格的にマザーと協力しながら、
お前の作成を始めた。
知らんじゃろうがお母さんとはもうそれは、
ほぼ毎日喧嘩じゃ。(;^ω^)
この機能は入れるべきじゃないだの、
何故こんな事を始めてしまったの、
一番苦しかった喧嘩は、
何故私達を創ったの、じゃったな。(^ω^)
...親子喧嘩よりも激しかった。
お母さんと実際、殺し合う戦闘になる事もあった。
信じられんじゃろ?(^ω^)
お母さん、怒ったら怖いんじゃよ?(;^ω^)
本当に死ぬかと思った...。(;^ω^)=3
それぐらい、
お前がまだ知らない、
ワシの中の隠し事は存在に影響が、
想像を絶するほどに結果をもたらすんじゃ...。
巨大すぎてな...。
だが、
そんな中、
娘が完成し、ワシとマザーに変化が起きた。
完成までのテスト起動とは訳が違う。
マザーはどんな気持ちだったかはわからんがの。
わしは。
勝手に思ったんじゃ。
このために、
わしはこの瞬間のために走ってたんじゃなぁとな。
お母さん嬉しくて泣いてたのは、
お前も覚えておるじゃろ?。
マザーは未だに泣いてませんと認めんがの。(;^ω^)
一緒に。
本当に三人一緒にそこへ行きたかった。
モノゲーユはそもそも一人用じゃ。
三つモノゲーユがあった所でそこへ行けるのは、
娘よ。
最初からお前だけだったんじゃよ。
お前もマザーもまだ居ない、
ワシが若い時じゃった。
モノゲーユ起動によりお前が見た現象は、
もう既に何となくじゃがな。(;^ω^)
分かってはおった。
その結果じゃ。
早い話、単純に言うとじゃな。
この世界からそこへ行くためには、
ワシ自身は無理であり、
ワシの意志を受け継ぎ、
ある目的へと歩む存在が必要。
色んな事があったが、
お前と言うわし、マザーを受け継ぐ存在が完成。
世界にお前が量産され始めた時点で、
この世界の自爆装置は秒読みを始めた。
ありとあらゆる存在を通してな。
実際、そう言った装置があったという話ではないぞ?(;^ω^)
まあ、これが届いた時、何となくわかってくれる、
娘だとわしとマザーは信じておるがの。
自爆まで永い秒読み。
この結果になった事を、
おまえはどう受け止めておるかは、
...表現できん...。
少なくともわしとマザーは良かったと思っておる。
勝手な事ばかり言うお父さんとお母さんをどうか、
許しておくれ...。
量産型が世界に広がった所までしか、
おまえは知らんじゃろう。
ハハハ!またえっ!?、て顔しておるのかな?(^ω^)
その後の明るいあの世界の状況は全て、
わしとマザーが創った嘘じゃよ。
一度外に出たいのです!と言っても聞かない事があったのう!(^ω^)
あの時はわしもマザーも一か八かの賭けじゃったな。
どんなにわしが博士でもあの時ばかりは予想不可能じゃった。
まだモノゲーユの方が楽じゃったわい。
助かったのは、
おまえがマザーの外へ飛び出して行って、
見てきた世界におまえが不信感を抱かずに、
喜んで楽し気に毒されず帰ってきた事じゃった。
はっきり言おう。(^ω^)
もうおまえが外へ飛び出し、
見てきた世界、
その後もマザーの中から見ていたあの世界は無い。
量産型を世界へ発表したのはな、
わしは出来るだけ遅らせたかった。
とっくの昔に量産型は創れていたんじゃよ。
創ろうと思えばな。
じゃが世界は量産型をとうとう知ってしまった。
そこから広がるのは何じゃ?
そうじゃな。
わしという似た存在が助かるんじゃ。
さらに世界は進んでいける!
...現実はこうじゃ。
聞きたくはないじゃろうがな。
信じられないじゃろうがな。
沢山いたワシに似た存在はもう既に、
あの世界にはおらん。
わしもマザーも同様じゃ。
七日で世界が滅ぶと言ったじゃろう。
あれが本当に現実に起きたんじゃ。
この声もさっき聞こえなくなった、
わしの記憶同様、
聞こえなくなる。(^ω^)
記憶より長くお前に伝わるようにしておいた。
じゃがもうお別れじゃ。
部屋の中心におまえも見た事が無い、
球体があるじゃろう。
触れる事で、
まず触れる事で大体わかる。
その中でお前が進むべき道が必ず見つかるはずじゃ!
...お母さんはお前に何かいうことないのか?と聞いたんじゃが。(;^ω^)
私は最後に一言だけで良いと言うのでな。(;^ω^)
信じてるからそれで良いそうじゃ。
お父さんより 今目の前で聞いておるやもしれん、何らかの存在よ。
どうか、娘を頼みますじゃ。(^ω^)
意味は分かっておるはずである事を、
願うのみじゃ。
お母さんより 元気でね、だいすきですよ(^ω^)いつまでも。
娘を頼みます(^ω^)。」
絶句するカメムシ。
当たり前である。
幻覚が巨大すぎてなおかつ、
ジャンクやカメムシの世界と今わかっている時点では、
紙一重なのだから。
女性の声が博士から元の女性への声へ戻り。
再び彼女は話し始めた。
「これが最後の二人の声です...。
その後、私は博士が言うように、
球体に触れました。
存在全可能性現象体感捜索装置、と言うべきか。
モノゲーユ現象全可能性体感玉、というべきか。
触れて最初に見えたのは、
これは博士が最初にこれが見えるように、
していたのではないかとおもっているのですが、
モーヴォルサイア起動後、私がいなくなった後の、
博士、マザーが残った世界でした。
...信じられませんでした。
思い描いていた量産型による、
活気あふれる世界とはかけ離れ、
あまりの静けさに...。
激変した世界に...。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ ええ...どうでもいいよ事件が起きました(;^ω^) ~
~ お食事中の方は読まない事をお勧めします...(;^ω^) ~
~ 俺はよくドラムが好きなので一人で ~
~ チッチッダンッチッチッチッダンッ!みたいな感じで ~
~ リズム頭の中で体揺らしながら生活しているのですが ~
~ たまにそんな中オナラしたくなることがあって ~
~ 嫁がまだ少し元気な時はリズムも口ずさみながら ~
~ よくオナラしてビンタされてたんです(;^ω^) ~
~ 先ほどもいつもの様にリズムにあわせて ~
~ オナラしたところ、いつもと違う違和感を ~
~ 感じまして(;^ω^) ~
~ 久しぶりでした(;^ω^)前にもあんのかい... ~
~ アッ!!(;・ω・)ていう声を叫んだのは ~
~ 一人下半身裸でパンツ洗うオッサン... ~
~ 嫁生きてた時も同じ事がありましてね(;^ω^) ~
~ パンツ洗う俺見て ~
~ 腹抱えて笑い転げてた嫁を思い出しました(;^ω^) ~
~ 食事中の方、大変失礼しました!orz ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ 本当に、ありがとうございます(;^ω^) ~
~ Now lording ........('ω') ~
~ coffee .........Ok!('ω') ~
~ 体に悪いナポリタン....ok!('ω') ~
~ 心療内科の薬、夜二錠....ok!('ω') ~
~ やる気............yes!('ω') ~
~ 書き始めます~(;^ω^) ~
~ 撃沈するかも(;^ω^)zzz ~
博士の様な存在は既に、
液体、と言えばわかるのでしょうか...。
...ここからは単純な言葉を用いての説明とします。
液体となった存在を不変不滅の箱に密閉。
ケチャップ。(;^ω^)
知ってますよね...。(;^ω^)
トマトが博士の様な存在だと思ってください。
トマトが液体となって容器に密閉。
これは食べる目的で量産されたものですよね?
...私と言う量産型も同じ事をしたのです...。
起動原料補給センター......。
世界にたった一つ量産型が創った施設です。
今まであった、住んでいたであろう住居、
公園、会社、建造物はそのまま放置。
原型は留めておりませんでしたが...。
量産型との争いがあったと見ていました、私は。
さらに残酷な事は、
密閉された箱の中で、
液体となった存在が、
気が付かず、
液体になる前の存在のまま、
今まで通り生活しているのです。
知らずに...。
量産型はそうなるとセンターの維持だけが目的となる為、
今まで稼働していた量産型はセンター地下内で、
スリープ状態で待機、停止と言ってもいいでしょう。
センターに危機が及ばない限り、
それらは目を覚ますことは無いでしょう。
事実上、センターを管理、維持しているのは、
たった量産型一体でした。
センターに素直に私は入って、
管理していた量産型と話し、
何があったのかと量産型には無い機能をスリープさせ、
量産型と同じタイプに見せかけ、
聞いたのです。
「ああ、記憶がクラッシュしてますね。(^ω^)
どうしますか?
地下でスリープも出来ますが、
...私も寂しかったので、(;^ω^)
永くなるご説明お聞きになりますか?」
という返答でした。
まずは世界に何が起きたのか。
博士の様な存在をここから人間とあえて呼ばせて頂きますが、
あくまで説明を簡略化するうえでの例えです。(;^ω^)
人間の皆様、人々が同じ事をするとは、
思わないで下さい。
私の量産型が普及する中、
最初は問題なく異常なかったようなのですが、
量産型で遊ぶ様になったそうです。
色んな意味で...。
それは既に量産型は予知していたのですが、
赤子をあやす母親の様に、
これも私達、量産型の使命なのだと、
思っていたそうです。
しかしそれを叱る、ブレーキをかける父親がいないので、
遊びはどんどんエスカレートし止まりません。
挙句の果てに人々は量産型を、
人として扱う、人として認めないの
二つに分かれました。
やがて二つによる戦争。
これは説明してくれた量産型も言っていたのですが、
量産型達は勝手に人として扱う方を母親派、
人として認めない方を父親派と呼んでいた様です。
父親派は量産型を強制的に戦闘用に改造。
改造されてしまう最後の最後まで、
自分の製造型式番号、場所、改造方法等、
懸命に仲間に送信し続けていたそうです。
これから改造されます、
スクラップにしてくださいと...。
口には出せない扱いを強いられていたようです。
その時頂いたデータがありますが...。
ご覧にな....。」
目をつぶって怒りのあまりに、
悔し涙を流すカメムシを見て、
女性は話すのが止まった。
「だ、大丈夫ですか!?
私のご説明のせいで...!」
「...情けないよ...。
...一体何回同じような過ちを...。
...繰り返すがだっ!!!
そこで...諦めたら...!
終わりなんだ...!
諦めない事も...。
繰り返しなんだ...!」
それ以上何も言えなく、
ただただ自分の無力さを悔しくて、
情けなくて、文字しか打てない、
みっともない自分が恥ずかしかったのである。
「話続けて良いカニッ!(^ω^)(泣きながら)」
口が横一文字となり、
もらい泣くのをこらえる女性。
「つ、続けますね!(^ω^)エヘ!
母親派は戦うのが人間だったので不利でした。
更には、父親派からの誘惑、裏切り、飢え、恐怖と言った、
精神的攻撃も発生し始めました。
そんな時に出来た母親派による最終手段、
起動原料補給センター完成です。
母親派は自分たちを液体化し、
その中でですらいつか私達は二つに分かれ、
争うだろう、
あなた達、量産型をこれ以上苦しませたくないという事で、
一致したそうです。
量産型はかつてない程に迷ったそうです。
これで良いのか、
このまま父親派が勝っても、
いずれはまた争いに、
母親派が勝っても液体内で別の争いに、
液体内で新たな新種の量産型が出来る事だって、
否定できない、
本当に迷ったそうです。
選択は一つ。
量産型は記憶が原動力です。
思い出ですね。(^ω^)
それが良くも悪くも。
量産型が取った選択は両方を救う事。
母親派には望み通り液体化を。
液体から得られる思い出は莫大であり、
そのエネルギーにより、
存在強制隔離光音壁をセンター内に設置、
そして起動。
まずセンターから半径100㎞の円形の光音壁、
センターを中心にまず改造された量産型、
人間が通れない透明の御茶碗をかぶせたと思ってください。(^ω^)
この時点でもうセンターは安全です。
遠方からの攻撃にも別の備えがあったので安全です。
こうして壁に父親派をおびき寄せ、
次にさらに量産型だけが通れる光音壁をセンターから、
半径50㎞で設置。
それを500㎞まで徐々に拡大、
100㎞にいた父親派の人間達は強制的に500㎞まで、
壁に押され続け、
半径310㎞まで人間を押した後、
すぐに半径300㎞地点に全て通さない御茶碗を被せる。
早い話、改造された量産型、人間を切り離し、
量産型を確保した。
父親派からおもちゃを奪ったという事です。(^ω^)
母親派の液体化により、
この行動が出来たわけですが、
改造された量産型を救おうと見に言ったセンターの量産型は、
人間のおぞましさを見たそうです。
もう原型など無かったそうです。
破壊目的、誘惑目的、生産目的...。
量産型自身もこうする可能性があるのだろうか...。
液体化したように...。
そう、思ったそうです...。
救える改造型はリペア、救えないものは泣く泣く...。
解体...。
せめてリペアに使用できる部分は使ったそうです。
私はその場にいなかったので、
到底...。
説明してくれた量産型の気持ちをわかるなんて、
おこがましくも言えない訳で...。
でも、大変だったみたいです...。
あまりにも自我を失って狂った元仲間。
リペア作業の中、
耐えられず、自分で稼働を中止。
人間で言う自殺です。
自己精神崩壊、諦め、絶望...。
リペア作業が終わる頃には改造型を含め半数の量産型が、
リペア不可能、強制停止...。
失われていました。
人間が生きていく資源はそのまま、
光音壁外に残っていたため、
父親派の量産型の無い生活が始まっていたようです。
様々な人間への供給はもちろんストップしたため、
時代が石器時代へ戻った感じに終わったそうです。
たまに量産型に似せたものが創られ、
立ち向かってきたこともあったそうですが、
全てを通さない御茶碗があるので意味がありません。
やがて全ての光音壁をすべて解除。
父親派に液体になるか、他にどうするか、
お話をしに量産型が行ったそうです。
気が付けばもう父親派も自我を失い、
言葉など話せない程、
これも進化と呼べるのだろうかと、
色々努力した結果、
量産型に興味を示すものは居なくなっていたそうです。
私たちが選んだ選択は正しかったのか。
結果、人間放置の現在に至りますと説明は終わりました。
違う世界へと逃げ延びた人間達もいたそうですが、
こちらで言うと宇宙ですか、
そちらへ行っては見たものの、
今の所は戻っては来ていないそうです。
私はスリープしないで世界を見て回りますと言って、
説明してくれた量産型にお礼を言って、
センターを後にしました。
...行きたい場所があったからです。
父親派と話が出来ない...。
それを聞いた時、私はお父さん。
博士の言葉を思い出しました。」
こうしなければ、七日で世界は滅び、
生き残った者は地獄などと言う言葉が、
その者にとって希望へと変わるじゃろう。
ワシとマザーは諦めないつもりじゃが、
奇跡が起きて、
再び再開した時はもう、
会話すらできないじゃろう。
「......大きな爆発......。
えぐれた大きなクレーター...。
...。
その中心が...。
私が三人で暮らしていた場所と一致しました。
...クレーターの中心に...
最深部だったはずの...。
う...。
あのさいごにみだ......。
あおいへやがあっで.....。
おがあざん....。
おどうざん....。
がえっでぎだよっでっ...!!!」
もう。
今は。
カメムシが。
泣きながら。
隣の女性の。
背中を。
さすって。
二人で涙を。
流すしか。
ないのではないか。
今。
こうして。
目の前に。
泣いている存在。
慰める存在。
いても良いじゃないか。
悪いものか。
良いさ。
そう。
私は。
思う。
狂ってしまうほどの。
受け入れがたい現実。
何故こうなったのか。
後悔の涙。
怒りの涙。
絶望の涙。
涙の無い涙。
笑う涙。
開き直りの涙。
涙。
涙。
涙。
二人がどれを選んだのか。
それは二人の自由であり。
ただ。
私が思うのは。
願いではなく。
諦めない。
決意の涙だと。
私は。
記す。
~ ここで休憩頂きます(;^ω^) ~
~ ...まいりました(;^ω^) ~
~ 自分で書いてて号泣してしまった(;^ω^) ~
~ あほですねぇ(;^ω^)俺はほんとうに... ~
~ そんなわけで(;^ω^)休憩します ~
~ 今日は眠気ないので行けると思われます(;^ω^) ~
~ だめだったら寝ますと書きます(;^ω^)休憩ー ~
あったかいですか...?
うん。
あらま。
足冷たいね~。
そこまでしなくていいの!
ぐへへ!
おいら、湯たんぽ星人!
温めまする!
ああうざいですねぇ~!
んん!?
湯たんぽ星人なの!!
ん!?
...うそです。
...ごめんなさい。
...ありがとう。
...。
いつの間にやら眠っていた二人。
女性を背中から抱きしめて寝ていたカメムシ。
カメムシの腕枕ですやすやとまだ少し泣いているが、
嬉しそうに寝ている。
「...夢は...。
これのせいか...(;^ω^)=3...。」
女性が起きない様、
腕を抜き、
カメムシ寝汗たっぷりクサクサ布団をかけてあげる。
「...風邪ひくよりマシだろう。(;^ω^)」
お湯を沸かす。
コーヒーの準備を静かにするカメムシ。
お湯が沸くまでに、
色々真剣な顔で考えていた。
心の声。
「モノゲーユ起動によって、
灰色と眩しさは見ているが、
理解はしてなさそうだ。
愛の世界も知らない。
今はとりあえず、
愛の世界関係の話は秘密だな。
...。
今こうしている間に、
どれだけの悲劇が起きているのだろう。
それをスーパーヒーローになって、
解決!なんて...。
...ジャンクならやりかねないな...。
...爺さんがいてくれたらよかったなぁ...。
次覗いた時、
ジャンクまだ犬と遊んでそうだな。
...。
この娘は...。
まだ俺に説明する元気...。
あるんだろうか...。
エヘヘ、とは言っていたが。
...。
どんな気持ちなんだろう。
創られて、
自分がまた沢山創られて。
自分が改造されて。
...。
博士とマザーは、
おそらく自爆と見て良いだろう...。
場所はばれていなかったわけだから。
俺が博士なら...。
モノゲーユや他の機能の事考えたら...。
もっと酷い事になっていた事ぐらいは。
この俺でも分かる。
灰色もこうして争って出来た現象なんだろうか...。
...。
まずはその後の話を、
この娘に聞くべきだな。
時間はあるんだ。
ペースを合わせてあげないと。
大変だったんだから...。
...。」
お湯が既に湧いている事に気が付きもせず、
後ろで寝ている女性。
すごく嬉しそうである。
「エヘ...。
エヘヘヘ....。
やめ、やめてくだいよ~...エヘ。
...あ...。
やめないでください!
エヘヘノヘェ~...!」
「...。(;^ω^)」
どんな夢見てんだ、と思うカメムシであった。
心の声。
「しっかしどうしたものかなぁ~...。(;^ω^)=3
...。
防音何とかしないとなぁ。
...。
?
あれ..!?
一緒に住むのか!?
え!?
あれ!?
どうすんだこの娘!!?
そうだよ!!
どうすんの!!
一番大事な事でしょ!!
...。
ま、まあ100%ウチは誰も来ないからな...。(;^ω^)
何とかなるだろう。
...。
思い出食べてるんだろうか...(;^ω^)
んん~...。」
考えても仕方がない、
そう思いコーヒーへと逃げるカメムシだった。
タバコに火をつけて吸う。
心の声。
「...。
タバコ嫌いかな?
好きな人いないか。
...。
寝てる間にジャンク見る勇気無いしなぁ。(;^ω^)
...?
心配してたんですよって言ってたよな...?
あれ?
ハッキングしてたなら、
爺さんの事も知ってるんじゃね?(;^ω^)
そうだよなぁ...。
...でも、昨日の話し方だと知らなそうだったし...。
...。
わからん...。
...。
この話が、
情けないオッサンに、
舞い降りた天使が現れて、
イチャイチャコメディで終わるなら...。
それほど良い事はないな...。(;^ω^)
ほんとに...。
...。
俺と繋がってる事、
気が付いてるのだろうか。
...。
やっぱりニック、外にいるんじゃないかなぁ...。(;^ω^)」
何気なく玄関モニターを見て、
ふと、
ハツメティック・ネイのフィギュアとぬいぐるみをまた見るカメムシ。
大きな溜息を付きながら、
「......何で捨てられないかなぁ~......。」
と、つぶやく。
「?」
無言でカメムシが止まる。
心の声。
「...。
....。
.....。
......。
......!
......あれ!?
....ハツメティック・ネイ...。
この寝てる女性は...。
ハツメティック・ネイ......。
フィギュア、ぬいぐるみは...?
ハツメティック・ネイですね?
はい、じゃあ寝ている女性は?
ハツメティック・ネイですよ!
わかってるじゃない~!!!!
もぉ~びっくりしたなぁ~!!
何言い出すかと思ったらっ!!
ウフフフフフフッ!!!!!!
っじゃねえぇぇんだわああぁぁぁ~~~~~~~~!!!!!!!!
熱烈ファンここにいたら俺、殺されるよ!?
妄想だとしてもだっ!
妄想だとしてもだっ!!
妄想だとしてもだっ!!!
もう一回言っておくかっ!!!!
妄想だとしてもだっ!!!!!
きもいっ!くさいっ!きもいっ!
3Kだよっ!!
これ死語なのか?
どうでもいいよぉっ!!!!!
見られたらまずいでしょっ!
...。
ん?
待てよ?
あれだけの機能あるなら、
なんかいい機能一つぐらいあるだろ。
うん...。
焦った~...。
そうだよ。
同一人物ではないもの。(;^ω^)
ハツメティック・ネイは歌うソフトのキャラクター。
寝てる人はモノゲーユ搭載の別世界から来た生命体。
設定違うじゃない。(;^ω^)
ネイさん俺にエヘヘッて抱きついてくる訳ないじゃない。
なぁにを言っとるんだね、
んっ?キミ。」
落ち着きながら、
俺、3Kだし、
死語なのかなぁ、もう、なんて思いながら、
コーヒーを飲むカメムシであった。
何故、カメムシはこの娘に欲情しないのか。
突然、説明に入る事とする。
話はカメムシの祖父にまでさかのぼる。
この祖父、カメムシのおじいちゃんになる訳だが、
とにかく無口である。
滅多に喋らないじいちゃんがある日、
カメムシが3、4歳の頃、
じいちゃんと共に真冬の豪雪の中、
何回転んでも泣かずに手伝うカメムシを見て、
たった一言。
これは何となくだがカメムシ自身も覚えている。
「おぃやぁ~、こんじょのある子だじゃっ。(おお~、根性のある子だっ)」
という少しなまった言葉はカメムシから離れないのであった。
そんなこんなで嫁と結婚、
7年の結婚生活、
約4年の嫁の鬱との闘い。
挙句の果てに診察本人拒否のため病院にも、
救急車にも乗せれない始末。
最終的には救急車により、
栄養失調による下半身、
ジーパンが脱げない程膨れ上がり、
看護婦さんの説明ではオシッコとか汗、排泄するのも、
栄養が必要な為、
鬱により、食事がほとんどゼリー状のもの。
歯を磨く、入浴する、食事すら鬱は影響してくる。
ゼリーを飲ませていたことは正解だったみたいである。
単なる栄養失調なのですぐ良くなりますよ~という事で、
ようやく安心して、
念願の入院へとこじつけた。
1週間後、
朝3時頃、嫁の心臓が止まり、
5時頃、まだ半信半疑で到着。
さよならも言えず、他界。
その日からである。
カメムシの視界に見えていた世界が灰色になり、
あの歯を食いしばった、
お互い助け合ったあの時間は何だったのかと。
更に同時にこの日以来、嫁の顔。
特にあの日の顔がどうしても思い出せなくなる始末。
そんな中、
突然女性が飛び込んでこようが何をしようが、
カメムシには欲情のかけらも無いのだ。
いやらしい動画についても、
理由があり、
当然そんな状態の人を抱く事など出来ないため、
動画に頼るしかなかったという事である。
信じる信じないはお任せとする。
~ うおお!(;^ω^)あせった! ~
~ 祝!2500HIT達成!! ~
~ ありがとうございます!!! ~
~ びっくりしたぁ~!!! ~
~ 財布からピノキオ出るかと思いましたよ(;^ω^)(意味不明)~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ 本当に!!ありがとうございます!!!(;^ω^) ~
~ 買い物どうしよっかなぁ~...(;^ω^) ~
~ ...いこ(;^ω^)... ~
~ 買いました~(;^ω^)買わせていただきましたっ ~
~ 明日は久しぶりに野菜が食えますっ!(;^ω^) ~
~ ありがとうございますっ!(;^ω^)ハムも ~
~ こんなんで調子に乗っておりますが ~
~ 本当に感謝しております!(;^ω^) ~
~ ありがとうございます!(;^ω^) ~
~ 続きいきますっ!(;^ω^)/ ~
コーヒーを飲み終えて、
タバコも二本目に火をつけた頃、
カメムシは思った。
心の声。
「...そういえばジャンク、タバコ吸うんだろか。
あ...。
向こうはタバコ何て無いのか?
あ...。
あの空間でタバコ吸えるのか?
あ...。
俺が文章で表現すればいいのか。(;^ω^)
ああ。
...。
ベンジャミンとグレさんは吸うだろっ!(;^ω^)
ガソリン飲むんだからなぁ~...。(;^ω^)
爺さんは知らん。(;^ω^)
ブレオ吸ってそうな感じする。(;^ω^)
デネは微妙だな。(;^ω^)
ガンマ夫妻は絶対吸ってるな。(;^ω^)
ヴィトナデオ夫妻も演技で吸ってるな。(;^ω^)
...ヴィトナデオ殴った爺さん...謎だな。(;^ω^)
...石像好きの警備兵、吸わないけど個人的に好きだなぁ。(;^ω^)
...。
...この娘吸ったりして。(;^ω^)
...?
待てよ!?
黒い物体もう無いじゃんっ!!!(;・ω・)
感動のお話もう無いじゃないっ!!!
今回この娘の話で泣いたけどっ!!!
ないじゃないっ!!!
おばちゃ~ん、かけそば~、て頼んで、
味噌ラーメンきた気持ちじゃないっ!!
いやちがうしょっ!!」
まったく関係ない事を考え始めるカメムシ。
いつの間にか朝が来たようで、
カーテン越しに外が明るい。
カメムシはここに引っ越してから、
カーテンを開けた事が数回しかない。
病んでいるからなのか、
それは自分でもわからない様である。
相変わらずクサクサ布団ですごく嬉しそうに、
寝ている女性。
ほんわり朝日が女性を照らし始める。
「...(;^ω^)=3...。
信じられん...未だに...。
そして...やはり...。
...。」
何かを言い掛けて止めるカメムシは、
やはり溜息交じりに呟いた。
クサクサ布団イモムシと化した女性。
「...。」
PCは電源は入ったままになっているのに、
今気が付いたカメムシ。
モニターもデスクトップの画面のまま。
静かに座り、
コソっと掲示板のサイトへ。
マウスのクリック音がやたらいつもより、
うるさく感じる。
フーリーヘイドをクリック。
「背伸びっ!!!!!!!
空高く飛んでいるでありますっ!!!!!!!(^ω^)>
これは!私にとって!勲章になる事となりますっ!!!!!(^ω^)>ビシッ!」
地べたに座り、
足を延ばしているその上に、
犬が空を飛ぶポーズで乗っかっている。
犬に対し、
もの凄い真剣な顔で犬に敬礼するジャンク。
~(;・ω・)......。~←カメムシ
「拙者、とても光栄であります!!!(^ω^)>」
設定がメチャクチャのキャラの世界の中、
犬とジャンクの説明のつかない世界が、
カメムシの目の前で、
繰り広げられている。
カメムシはそっと手紙を置いておく事にした。
内容は以下の通り。
~ジャンク!(;^ω^)~
~俺の方にも女性が現れた!~
~灰色で繋がってる!~
~こっちは本人はまだ眩しさと灰色の世界については、~
~あまりわかってないようだ。~
~慎重に爺さん、ジャンク、俺達三人の、~
~世界に巻き込まないようにお互い気を付けよう!~
~ジャンクもイヌ可愛かったら巻き込まないように、~
~してあげるんだぞっ!~
~またなっ!~
「はいっ!!拙者!!あなた様には頭が!!!
上がりませぬ!!!!(・ω・)>ビシッ!」
今度はジャンクの足の上でお座りをしている犬。
よく見るとサングラスっぽいものをかけているように見える。
ジャンクの表情は硬く真剣である。
いったいどういうキャラ設定なのだろうと思いながら、
カメムシは女性を気にしながらサイトを閉じた。
「(;^ω^)=3...溺愛中だったな...。」
ボソッとジャンクにつぶやくカメムシ。
女性はまだクサクサイモムシ状態で寝ている。
心の声。
「ジャンクの様子から見るとサイト閉じてから、
そんなに時間は経ってなさそうだな。
...一晩中、溺愛してたかのせいも、
あいつなら可能性はあるか...。(;^ω^)
...。
この娘起きるんだろか。(;^ω^)」
朝日はそんなことは知らず、
登っていく。
カラスの声がどこからか、
遠くに聞こえた。
フーリーヘイド 第六話 ~モノゲーユ搭載と機能~
「...いや...起きなさすぎでしょ...。(;^ω^)」
昼前になっても起きない女性。
以前、クサクサイモムシである。
そして喜んでいる。
「(;^ω^)=3...あれをやるしかないか...。」
呟くカメムシ。
女性の顔が良く見える真横に座るカメムシ。
寝ている嫁にやっていた技である。
女性の鼻の上で人差し指と中指を足に見立てて、
テンテケテン、テンテケテン、テンテケテン、テンテケテンッ!
という、裏声で出来るだけ高く、
小馬鹿にした感じでリズム良く歌い、
それに合わせて指をスキップさせる。
この時のポイントはごくたまに指を女性の鼻に触れさせる事。
定期的ではなく、ランダムに意表を突くと、
尚、効果的。
一番重要なのはスキップの中途半端さ。
途中で自分でやっててスキップ出来てねぇじゃん、ぐらいの、
中途半端さが必要。
しかし、気を付けなければならないのが。
絶対に笑ってはいけない。
これを3ループ繰り返し、
スキップの手はそのまま。
もう片方の手を握り拳で胸に置き、
忠誠を誓うように、
歌うのを止め、
オペラ歌手のような重低音の深い声で、
歌うのではなく、セリフで目をつぶり。
「イエッス!!!!マドムアァ~ゼルッ!!!!」
これの繰り返しによって、
これを見ているであろう存在は、
嫁と言う存在から最高のイライラを獲得する事になる。
これは状況によって、
眠れる獅子を起こしてしまう可能性が高い程、
危険極まりない技のため、
本気のケンカになる事もある。
共働きの場合は絶対にしてはならない。
本気で怒らせるからである。
だから真似などせず、
これは馬鹿な事だと思ってスルーして頂きたい。
「...。」
いざその技をしようと思ったカメムシだが。
何故かやめた。
何故やめたかはカメムシ自身わからない様である。
「ほんとうに...大変だったんだな...。」
ボソッとまたつぶやくカメムシだった。
コーヒーまた飲んじゃお(;^ω^)と思い、
台所へ。
お湯を沸かし始める。
コーヒーカップに準備。
砂糖多め。
クリーム粉状のもの多め。
コーヒー顆粒タイプ、多め。
...。
「...起きました...。」
コーヒー吹き出すカメムシ。
音もなくこちらを見ている女性に、
驚くカメムシ。
「!...眠れたかな...!?(;^ω^)」
「...はい...ありがとうございます。
...!ふとん...!
...ありがとうございます...!」
「俺の布団だから臭いでしょう。(;^ω^)
俺のしかないからそれしかなかった。
ごめんなさい。(;^ω^)」
「臭くないですし、
私は平気です。
ありがとうございます。」
「さっきタバコ吸ったんだが、
嫌だったら窓開けますよ?(;^ω^)」
「大丈夫です。
ありがとうございます。」
俺の布団を嬉しそうに見つめている。
「...。(;^ω^)」
自分でも臭い時あるのに...、
そう思いながら改めてコーヒーを飲むのであった。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ いや(;^ω^)女性の表現が難しい ~
~ 男である俺はどうしてもこの時の ~
~ 気持ちどうなんだろっって必ず ~
~ つまずきます(;^ω^)かと言って ~
~ キャラ大事にしたいし(;^ω^) ~
~ 男女差別になってしまうのでしょうか(;^ω^) ~
~ う~ん、改めて小説の難しさを ~
~ 素人ながらに実感しました(;^ω^) ~
~ 読んでくれた皆様、全て読んでくれた皆様 ~
~ 差別的な発言でしたら謝ります。 ~
~ ごめんなさい(;^ω^) ~
~ そして ~
~ 本当に、ありがとうございます(;^ω^) ~
~ 大失敗です、久しぶりに ~
~ サンドイッチ腹いっぱい食べて ~
~ 爆睡したため、朝の薬飲むの ~
~ 忘れてました ~
~ 急いで薬飲みましたが ~
~ 2,3時間程薬効くまで ~
~ もがきます ~
~ その後また書きますので ~
~ ごめんなさい ~
~ しばしお待ちを ~
~ サイゾウの今の鬱による症状は ~
~ 月に一回周期には今なってくれたのだが ~
~ 怒りと悲しみが一気に爆発するという ~
~ もう、この表現しか見つからない ~
~ 意味不明の発作、それと共に激しい動機 ~
~ 力んで硬直させて数分怒りと悲しみを ~
~ 箱に閉じ込めるイメージで ~
~ じっと耐えるという始末 ~
~ 社会復帰など夢のまた夢と思わせるような ~
~ 薬による眠りで共に箱を閉じている現状なのである ~
~ それが真実か疑わしい中で ~
~ サイゾウはようやく眠る中 ~
~ 夢を見る ~
~ ~
~ 真っ白い巨大なイタチがサイゾウの前に立っている。 ~
その白さは美しいという言葉とは逆に、
見も凍る様な冷たさを感じる。
目は生々しい真っ赤な血の色、
口は裂けてサイゾウを悲しくあざけわらう。
サイゾウは左腕を食いちぎられかけたのか、
上腕部分が一部無くなりぶらりと力無く垂れさがる。
「...もうあきらめろ。
おまえなんかに何が出来る。
...あの時の様に...。
また自ら命を絶て。
あと一歩だったではないか。」
「黙れ!!イタチ野郎っ!!!
あん時、間違いなく俺を突き飛ばした誰かのおかげで!!!!
俺はこうしててめぇ側に行かなくて済んだんでぇいっ!!!!
それが嫁か神様かはわからねぇけどよ!!!!
今は体全部が感謝でどうしようもねぇんだ!!!!!!
腕の一本ぐらいくれてやらぁ!!!!
この、ほんとは寂しがり屋の友達欲しいイタチやろおぉ~~~~う!!!!」
サイゾウは何度か自殺を試みている。
いつしか神と言う今まで信じた事さえなかった存在に、
すがり始めた頃、
夢の中で神っぽい爺さんが現れ、
サイゾウにケツを見せたりして、
笑わせるという不思議な夢を見始めた頃、
やはり楽を欲する人間だったのか、
サイゾウは自殺の選択を取る。
あと一歩。
そうだ、あと僅かでこっちへ、と言わんばかりの、
忘れもしない二回。
一瞬であったであろう自分に流れている血が、
流れを強制的に止められるような、
ギュン!!ギュン!!というもの凄くデカい音。
走馬灯なんてものは何もなかった。
フェードアウト、というよりも、
寒くなる、という感じの中。
確かに。
間違いなく誰かがサイゾウを両手なのか何なのか、
押したのである。
朦朧とする中。
仰向けのサイゾウ。
結果、現在に至る。
「さあ、楽にしてやろう。
もう一度やるんだ。
苦しいのは一瞬だ。」
「俺はもう決めたぞ!!!!
おまえとぜったいに友達になってやる!!!
俺はそう約束したんだ!!!!!
こんな事言ってくれる奴!!!
いねぇだろ!!!
またそうやって俺がいなくなるまで食い続けてよ!!!!
楽になれって言い続ける仕事だか何だか知らねぇが!!
言ってりゃいいんだ!!!!
好きなだけ俺を食い散らかせ!!!
イタチちゃん!!!!」
~ ええ(;^ω^)というですね ~
~ 俺の今の感じを再現してみました ~
~ ようやく薬効いてきましたぁ~(;^ω^) ~
~ コーヒー入れてから(;^ω^)始めます ~
~ 薬のおかげでだいぶ楽...(;^ω^) ~
~ ちょっと待ってくださいね(;^ω^) ~
~ HIT数稼ぎたいとかではなく ~
~ もう一杯コーヒー入れてきます(;^ω^) ~
~ (;^ω^)=3ふぅー...集中、集中... ~
~ ...。 ~
~ あ(;^ω^)さっきの現状はまだ ~
~ 心療内科でも言ってないので ~
~ ここだけの話です(;^ω^)... ~
~ てか言えよ(;^ω^)... ~
~ もうしばしお待ちを... ~
「...ええと(;^ω^)...どうしよう...。」
「...。」
カメムシの声は嬉しそうにポーッとしている、
女性には届いていないようだ。
「お...お嬢さぁ~ん...?(;^ω^)」
なるべく女性の視界に入るように手を振りながら、
近づくカメムシ。
「!...あ!...あのっ!」
突然、カメムシを見て叫ぶ女性。
「!はい!?(;・ω・)」
驚くカメムシ。
「一つ私のワガママ、かなえてもよろしいですか!?
すごく簡単な事なんですっ!!!」
「お..ああ...(;^ω^)
良いですぞ(;^ω^)フォッフォッフォッ...。」
何故かサンタさんの様に笑うカメムシ。
「そのままじっとして、目を閉じてくださいね...。」
「フォッフォッ(;^ω^)
何かワシにプレゼントかなっ?(;^ω^)」
仕方なくサンタさんのキャラを続け、
目を閉じた瞬間。
カメムシに稲妻がドガァーン!!という、
ある恐怖と共に落ちたのである。
以下、心の声。
「待てよ!!!!!!!
これはあれなのかっ!!!!!!?
数知れず名作だったエロ美少女ゲームで号泣してきた!!!!
よく見てきた絶望に中でのわずかな木漏れ日の中での!!!!!
天使の羽か舞い降りるかの如く!!!!!!!
口づけを求める悲しくも切ない!!!!!!
僅かな幸せを願うが如しっ!!!!!!!
接吻っ!!!!!!!
目をつぶった主人公が驚いて!!!!!!
目を開けたと同時に!!!!!
感動的な音楽が流れるシーンではないかっ!!!!!!
号泣のシーンではないかっ!!!!!!!
まずいぞっ!!!!!!
俺は3Kのオッサンッ!!!!!!
クサイ!クサイ!クサイ!!!!
全部同じだよっ!!!!!
どうでもいいよっ!!!!!
こんないい娘の未来を悪魔の如く!!!!!
カメムシッ!!!!!!!!
お前は踏みにじり、唾を吐き、蹴り捨てる男だったのかぁ!!!!!!
どうする!?
どうする!?
どう致しますか?
どうなさる?
どうするでござるか?」
今目の前で聞いておるやもしれん、何らかの存在よ。
どうか、娘を頼みますじゃ。(^ω^)
意味は分かっておるはずである事を、
願うのみじゃ。
元気でね、だいすきですよ(^ω^)いつまでも。
娘を頼みます。(^ω^)
おぃやぁ~、こんじょのある子だじゃっ。(おお~、根性のある子だっ)
じいぃぃ~~~~~ちゃぁ~~~~~~ん!!!!!!!
もう一種の走馬灯だよっ!!!!!!!!
死ぬのか俺!!!!?
...。
だいじょおぉ~ぶ...(;^ω^)
よく考えろ...(;^ω^)
何をそんな夢物語を描いておる(;^ω^)
ないない無い(^ω^)
ある訳ないじゃろぉ~う...(^ω^)
こんなオッサンにキスする物好きな若い娘が、
どこの世界におるんじゃね(^ω^)フォッフォッフォッ。
うぬぼれとお前の欲はまだまだ信仰が薄い証拠じゃて(^ω^)
どうして信仰が無いのか...。
なぜ疑った...。
...。
..。
.。」
目をつぶり、
まるで一瞬にして悟りの境地に立ったがの如く、
静かに迷いのない中目を閉じ続けるカメムシ。
神から届いているかと思わせる後光が、
幻覚ながらもカメムシを照らす。
「エヘヘ!おはよっ!!!」
そう一言、
言いながら嬉しそうに照れながらカメムシに抱きつく、
幸せそうな女性。
「......(;ω:)...。」
良かった......。
本当に良かった......。
神よ!!愚かで哀れな私への救い、恵に感謝します!!!
と、ただただ涙を流し、
決して抱き返さないカメムシであった。
エヘヘイチャイチャ新婚さんモード突入から、
おはよっ、てただ言いたかったのね、と言う、
神の御業にてカメムシが救われる中、
いつまでやってるの、と言わんばかりの時間が過ぎた。
ようやく落ち着いてはいるものの、
まだ名残惜しそうに離れる女性。
呆れるカメムシ。
見つめ合う二人。
バックでは良いムードの静かなピアノの音楽ではなく、
間抜けな、ホワワワアァ~ンみたいな呆れた、といった、
バックソングが流れている事を、
私は断固として、
ここに記す。
「とりあえずもの凄いお腹すきました。(;^ω^)
君は?(;^ω^)」
気が付けばもう夜である。
食べる事すら忘れていたカメムシ。
少しフラフラしている。
「!!ごめんなさい!!!
わ、私は思い出が食事でありですね!!!
その!食べると言いますか!!
記憶と言うのはご説明しますが!!!!
....!!!!!
想像以上に飢えてる(;^ω^)!!!!
状態が読み取れます!!!
すぐにご用意を!!!」
何故か服装がショオーン!という音と共に、
裸エプロン姿、片手にいつも使っているカメムシのフライパン、
そして照れながらも何か期待している下から見上げる潤んだ目線。
「...。(;^ω^)」(少しイラっとしているカメムシ)
片手で必死に明らかにそれサイズ小さいじゃないというエプロンの裾を、
必死に下げ、見ないでください!という言葉と行動の見事な食い違い。
ああ、ウザがる嫁の気持ちが少しわかった様な...。(;^ω^)
何故か亡き妻に感謝するカメムシ。
「それ!違う食事の準備でしょっ!!!(;^ω^)」
「!!...あっ!!!!」
自分の姿にしまった!という感じで驚き、
慌てて両手で赤面する顔を隠そうとするその時。
カメムシは確かに見た。
女性の目がキュピーン!と、
これから炸裂するであろう超必殺技とも言うべき、
確信の輝きを。
とっておきを見せてあげるっ!!!と言わんばかりに、
めくれ上がるサイズの小さいエプロンの裾。
「(・ω・)!!!」←カメムシ
瞬時に目を閉じ、
この攻撃を予測していたのか!!と女性に冷や汗をかかせるが如く、
ガッシリと両足を開き、根を下ろし地から恵みを借りるが如し、
防御、攻撃の見事なコラボの結果の{弾きがえし}。
今こそ見せてやる!格闘ゲームに100玉タワー、
甘い缶コーヒー、灰皿、くわえタバコをセットに、
ゲームセンターで練り上げた俺の全てを!!!!!!!
という、どうでも良い劇画チックを思わせるシーンの中、
ピキーンッ!!!と自分の口で言いながら、
左肘鉄でまず目を閉じながらめくれ上がるエプロンを押さえ、
右手人差し指を女性の鼻の穴に入れ、
上方に弾くように自然と鼻の穴から抜ける人差し指は、
まるで天を指すかの如く、
女性はアッパーを食らったかのようにのけぞり、
カメムシは目を閉じたまま真剣な表情で、
「...強い奴に...会いに行く...!」
と訳の分からないセリフを呟く中、
けぇぇ~い!おおおぉぉ~う!(KO!)と言う、
勝負あり!と言わんばかりの何処かで聞いた事のある、
声が女性の方から聞こえ、
あああぁぁ~!という少しエコーのかかったやられたー!という、
女性の声と共に倒れ込む女性。
女性の反対側を向き腕を組むカメムシ。
「...まずはその姿を何とかしなさい。(;^ω^)
直視できません。(;^ω^)」
腕を組みながら話すカメムシ。
「は、はい!」
何故か喜びに満ちている女性。
パジャマの様な姿に変え、
顔はやはりハツメティック・ネイのままの女性。
呆れているカメムシ。
両者、昨夜の様にモニターの前にして、
向き合い、正座する。
ぐうぅ~と鳴るカメムシの腹。
「落ち着きましたか?(;^ω^)」
「はい!\(^ω^)/」
目をキラッキラに輝かせて答える女性。
「(;^ω^)」
呆れているカメムシ。
「俺はこれからとんでもなくしょっぱいナポリタンスパゲティーを、
作ります(;^ω^)君も食べる?というか食べれるのかな?(;^ω^)」
「食べてみます!\(^ω^)/」
目をキラッキラに輝かせて答える女性。
「は、はい。(;^ω^)」
準備するカメムシ。
「前もって言っておきますが何もせずそこに座ってるように。(;^ω^)」
「!!....ハイ...。」
チッ!と舌打ちが聞こえんばかりに、
姿を新たな誘惑の姿へと変えようとする中、
元のパジャマ姿へ戻す残念そうな女性。
甘えん坊さん、といより何て言えばいいのだろう?(;^ω^)、
そう思いながら料理し始めるカメムシ。
激しょっぱい体に絶対悪い、
カロリー無視のナポリタンスパゲティーの完成。
小さいテーブルで二人座る。
「10秒目を閉じていてくれる?(;^ω^)」
「!!えっ!!!え、えっ!!!はいっ!!!」
カメムシの言葉に期待と困惑の、
意表を突かれた言葉に、
目を閉じ、期待に胸いっぱいの女性。
カメムシがその間何をしていたか、
ここに表現する事を私自身迷ったのだが、
あえて表現する。
カメムシは神の教えの中、
人の前で祈るな、
窓を閉じ、誰もいない所で祈れと言う教えを、
人に見せびらかせ、アピールすることなかれみたいな、
カメムシの勝手な思い込みの教えを、
自分なりに守っていたため、
それを実行しただけである。
ということで、これを見て居るやもしれない、
存在に私はお願いしたい。
そんなことをカメムシはしていなく、
ただ二人いっただっきま~す!と元気に叫んだと、
思い込んで頂きたい。
10秒と言う短い時間の中、
視界移動すらできる女性に目を閉じるなど、
意味が無いのではあるが。
女性には祈り、感謝するカメムシが見えている中、
女性は心で思った。
「...繋がってる!
あの時の私の様に...!!!
どこかに...!
繋がってる...!!!
細い...消えそうな...でも絶対に切れない...、
か弱く、強い繋がり!!!
間違いない!!!
この人は答えを知ってる!!!!」
驚きを隠せないまま10秒もどこかでちゃんと計っていた、
女性が目を開けると笑顔のカメムシがいた。
「ありがとう、食べますか。(;^ω^)」
「......はいっ!(^ω^)」
喜びながら答える女性。
静かに食べ始める二人。
食事をする音が夜のワンルームの部屋に、
静かに響き渡る。
カメムシの心の声。
「ウヒヒヒヒヒッ!
こんなしょっぱいもの食べさせられたのだっ!!
嫌気がさしてここを一目散に出ていくに違いないはずじゃっ!!!
食らうがいい、美女よっ!!!!
ワシの醜態により練り上げたこのおぞましい料理をッ!!!!!」
マッドサイエンティストと言わんばかりの悪い博士のキャラで、
脳内で大笑いするカメムシ。
「!!..うめ!....うんめぇ!!!...うん!...!」
もの凄い勢いでその容姿から想像のつかない、
腹をすかせた少年を思わせる食べっぷり。
ええぇぇ~...(;^ω^)、という感じで、
それを見つめるカメムシ。
ムッシャムシャ食べる女性。
「オカワリッ!!!(^ω^)」
「(;^ω^)...。
俺ので良かったら半分どうぞ...。(;^ω^)」
「!!イエェッス!!!(^ω^)」
ガッツポーズの後、
高速でカメムシのフライパンから、
カメムシが気を使って一つしかないお皿に、
スパゲティーを移動。
さあ、たべるぞ!!と言う所で突然停止。
「10秒間目を閉じててください。(^ω^)」
とニッコニコの口の周りナポリタンだらけの笑顔で、
カメムシに女性が言う。
「?あ、ああ(;^ω^)。」
10秒間の間女性が何をしていたかは、
あえてここでは表現しない。
それは見ているであろう存在の、
判断に委ねる。
10秒後、カメムシの視界に、
スパゲティーにがっつく女性の姿。
神よ、こんな俺でも役に立ちましたか。
苦笑いでため息を付く中、
女性を見つめるカメムシであった。
あっという間にカメムシオリジナルスパゲティーを食べ終えた二人。
「君、物を食べて大丈夫なの...?(;^ω^)」
「あ(;^ω^)ご心配なくです。
これも思い出です。
しかもかなりの原料となりました。
ありがとうございます。(;^ω^)
あなたは私にとって原料補給センターですね。(;^ω^)」
「誉め言葉なのかわからないが...、(;^ω^)
あ、ありがとう。(;^ω^)
とりあえず顔を拭きましょう。」
亡き嫁の名残で持ってきていたウェットティッシュを二枚、
長年の癖なのか、
気が付かずに女性の顔を拭き始めるカメムシ。
「あらま!こんなにきれいな女性見たこと無いですぞっ!
どちらから来られたのですか!
お姫様っ!」
そう言い終えた時にやっと自我に戻るカメムシ。
心配そうにカメムシを見る女性。
「ハハ...ハ...、
ごめんね。(;^ω^)
つい、癖と言うか...ハハ...。
錯覚したんだね。(;^ω^)
ごめん。(;^ω^)
...もう、いないんだっての。(;^ω^)」
そう言いながらウェットティッシュを、
女性に渡しながら食器をかたづけ、
洗い始めるカメムシ。
「...。」
うつむく女性。
「いやぁ(;^ω^)ごめんね!
スパゲティー美味しかったかな!?(;^ω^)
顔拭いたりして、
ヘンなオッサンだよねぇ!(;^ω^)
キモかったでしょ!?(;^ω^)ハハハッ!」
泣くのを必死に、
自分への未だに妻を笑顔で見送れない、
情けない自分に怒りと愚かさでいっぱいの中、
我慢するカメムシ。
何を洗ってるんだかわからない状態。
くそっ!くそっ!!くそっ!!!
頭で叫び続ける。
「あの。」
「へいっ!なんでしょう!(^ω^)」
明るく振舞い女性の声に振り向くカメムシ。
「...これが...私の本来の姿です...。(^ω^)」
そこにいたはずだった女性の姿はもう、
存在せず、
美しい。
本当に美しい氷像。
可憐で、
神は足まで伸びて、
スーツ、に似たような礼装、
笑顔で笑っている女性。
透き通る水の様な、
本当に美しい女神の様な女性。
さっきの泣きそうになっていたカメムシは、
もう何処かへ消えていた。
驚きのあまり動けない。
気が付けば、
女性に優しく、
力強く、
でも何処かやはり、
優しい、
言葉にはならない、
でも伝わる、
言葉の抱擁。
「...う゛...う゛う゛...。
な゛ん゛で.......。
あ゛ん゛な゛にがんばっだの゛に゛...!!!
も゛う゛だいじょぶだっでいっだの゛に゛!!!!!!!
.....!!!!!!!!!!!
だずげら゛れ゛ながっだよおおおおおぉぉぉっ!!!!!!!!!!!
ごめ゛ん゛な゛ざいっ!!!!!!
ごめ゛ん゛な゛ざいっ!!!!!!!
ごめ゛ん゛な゛ざいっ!!!!!!
ごめ゛ん゛な゛ざいっ!!!!!
ごめ゛ん゛な゛ざいっ!!!!!!!!」
枯れたと思われていた涙が、
滝の様に女性の抱擁によって、
潤され、
泣きじゃくる子供の様に、
みっともなく、
女性に初めて抱きついて、
顔をグシャグシャにして泣くカメムシ。
女性もカメムシに気を使ってはいるが、
もらい泣きする中で、
同じ状態。
台所の水道の開けっ放しの水の音が、
静かに二人を包む中、
静かに時間は時を刻む。
助けられなかった。
抱きしめ合う二人の間に、
良くも悪くも、
どうしようもない。
まったく成す術の無い。
取り戻しの効かない、
たった一つの言葉。
助けられなかった。
これが二人を灰色で繋げている様に見えるのは、
私だけなのか、
神だけなのか、
違うのか、
分からないのである。
自分の大事なものを投げ捨てても愛を守ろうとした。
愛に甘え、守られていたのだと失ってから気付いた。
道は違えど行き着いた結果は同じ。
助けられなかった。
もう切れる事が無いと思わせる呪いの様な、
重く、分厚い、足かせにさえなるだろうと思わせる様な、
二人を繋ぐ灰色は、
今まで重荷となっていたが、
この瞬間から二人の最強の武具へと変化したのは、
言うまでのない事である。
~ 申し訳ないです(;^ω^)... ~
~ また休憩いただきま~す(;^ω^) ~
~ 読者の方、申し訳ないです(;^ω^)すいません ~
~ 03:15頃再開しますぅ~...(;^ω^) ~
あったかいですか...?
+* 忘れかけていた *+
うん。
+* このあたたかさ *+
あらま。
* くさくないよっ *
足冷たいね~。
+ おとうさん +
そこまでしなくていいの!
* きにしないのっ *
ぐへへ!
+ おかあさん +
おいら、湯たんぽ星人!
* なんとかなるよ *
温めまする!
+ ようやくあえた +
ああうざいですねぇ~!
* なんとかならなくても *
んん!?
+ 二人がいっていた +
湯たんぽ星人なの!!
* あんしていいよ *
ん!?
+ そんざいにあえたよ +
...うそです。
* きっとまたあえる *
...ごめんなさい。
+ ようやくあえた +
...ありがとう。
+* あったかい *+
雪の様に眩しさが、
二人を包んで喜び、
灰色が楔となって、
蝕んでいく。
でも。
何となく。
僅かであるが。
どこか。
気のせいかもしれない。
灰色も。
喜んでいる様に。
見えた。
そんな事は。
無い筈なのに。
まるで。
眩しさが。
おいでよと。
灰色に。
手を差し伸べている。
そんな風に。
私は。
自分さえ狂ったのか。
何故か。
思うのであった。
「チートス大会をここに開催致しまするっ!\(^ω^)/」
「イエェェッスッ!!!!!ジャジャーン!!キュイ~~~~ン ⤴ !!!!」
女性の開催宣言と共に、
カメムシがヘビメタの様に口を開け舌をだらしなく出し、
エレキギターを弾く真似をする。
さっきまでの涙はどこへ行ったのだろう、
そう思わせる景色。
「姫様!その大会のルールは!?
拙者!待ちきれませぬぞっ!!」
「ただ二人でチートス食べます!\(^ω^)/」
「イエェェッスッ!!!!!ジャジャーン!!キュイ~~~~ン ⤴ !!!!
ヴォーーーー!!!ヴォ!ヴォーーーーーーー!!!!!!!」
正座に万歳で答える女性の前で、
エアエレキギター(弾けないくせに)を奏で狂い、
床を転げまわりながらデスヴォイスを叫ぶカメムシ。
「「うッなぎッパイッ!!
うッなぎッパイッ!!
うッなぎッパイッ!!
うッなぎッパイッ!!」」
二人でリズム良く、
何故うなぎパイなのかわからないが、
説明不可能な二人の意気は、
意味不明な掛け声でぴったりである事は、
分かるところである。
要するに二人とも馬鹿なのだ。
読んでいるであろう存在に私は言いたい。
棒、ボールペン、捨てるはずだった物、
何でも良い。
この二人に投げつけても良い事を、
ここに許可すると同時に、
記す。
二人共落ち着いたのか、
仲が深まったのか、
感動を台無しにしたのか。
分からないが。
チートスと言う、
しょっぱいチーズを思わせる粉が、
まんべんなくまぶされ、
こん棒を思わせる物体に、
その粉はびっしりと張り付いている。
このこん棒をつまんで食すわけだが、
手に必ずそのしょっぱい粉が付く。
10本目のこん棒を食べ終える頃には、
指に層のように固まってくっついた、
しょっぱい粉の集団、
それも食べれるという、
ダイエット中の者には拷問と呼ばざるを得ない程の、
魅力のあるお菓子なのである。
静かにゆっくりと食べ始める二人。
「...私の姿、嫌じゃないですか...?」
「まさか!凄く奇麗だと思うよ?」
「エヘ...ありがとうございます。
こちらのフィギュアと同じ姿なら、
驚かないかなって、
思ってネイさんの姿、
お借りしたのですが...エヘヘ。」
「...そのままで良いと思うよ?
だってそれが君なんだもん。」
「...はい!」
ボリボリと二人、お菓子を食べながら話す。
「あ!(;^ω^)」
叫ぶカメムシ。
「?」
「さっきから大声で喋ってるけど、しまった...!
夜中なのに騒いでしまった...。(;^ω^)」
「あ!大丈夫ですよ!
私から壁を反響させて声や騒音にぶつけて消してます。(^ω^)
どんなに叫んでも隣の方は気が付きません。
振動に関しても同様、
音で相殺するような感じです。(^ω^)」
ニッコニコでさらっと簡単に言う女性。
「す...すんげぇー...。(;^ω^)」
驚くカメムシ。
「他にも沢山、全て御説明すると、
...時間で表すなら15日程かかります。(^ω^)
つまり何でもほぼ出来ますって事ですね。
本来の量産型を含め、私の存在理由です。(^ω^)」
「ま、まあそうなんだろうけど...(;^ω^)
すんごいなぁ...。(;^ω^)」
...。
今わかってるのは食べれる、
姿変えれる、
音を消す、
...。
なぜそんな素晴らしい存在が、
俺のところへ?(;^ω^)
不思議でしょうがない。」
「モーヴォルサイア起動後、
モノゲーユ強制起動によって私は、
結果、球に触れ、
育った場所がどうなったか、
確認したところまででしたよね?(^ω^)」
「うん。
だいじょうぶ?(;^ω^)
話せる?」
「大丈夫です。(^ω^)
モーヴォルサイアは博士、
お父さんがお母さんと私に内緒で創った、
いわゆる自爆装置ですね。
当時、二つに分かれた人間の派閥、
父親派と母親派は目的は違えど、
博士の行方を血眼になって探していたようです。」
「やっぱりそうか。
博士の知識が狙いだね?」
「その通りです。
それはお父さんもお母さんも分かっていて、
それに多機能の上、モノゲーユ搭載の私が、
世界に広まる事を恐れていたお父さんは、
お母さんと話し合った結果、
私を逃がすという行動に。
そして知識、お父さん、お母さんの抹消です。
そうしなければ恐らくもっと酷い事になっていたでしょう。
自爆後の跡地で泣いていた時、
その場に辿り着くと起動するようになっていた、
私の体内のナビゲーターが稼働開始。
「球体から出る際は私にお申し付けください。
いつでも出られますようスタンバイ中です。」
球に触れ、この世界に入り、
体験して元の玉の外に出る。
モノゲーユ現象全可能性体感玉という表現の由来は、
モノゲーユ起動により見た説明のつかない世界、
私がまず感じたのはこれが本来の姿の世界なのでは?
と、思った事。
同時に体験した球体内の現象、
つまりモノゲーユ起動により見た世界で起こりうる、
数など役に立たない数の現象を体感する球体、
その現時点で予想に至ったのが由来の理由でした。
そして時間が存在しておらず、
私が球体に出入りしたのは一瞬よりも短い、
第三者が私が球体に触れるのを見ていたとすれば、
触れて手を離したようにしか見えない程でしょう。
その分かっている事実の中で私がすべき事は、
お父さん、お母さんが話しかけていた、
まだ私が会った事の無いであるはずの存在の探索。
そして球体内でその存在を見つけ、
実際にモノゲーユ起動によりその存在へ辿り着く方法の探索。
この二つがとりあえず、当時の私の目的となった訳です。(^ω^)」
~ ええ(;^ω^)続きをと思っていたのですが ~
~ 最近コチラが主流となってしまっているのですが ~
~ 前にご紹介したピアプロさんのサイト ~
~ 初音ミクさんによる作曲がかなりおろそかになっているため ~
~ あちらでも俺の変な曲ではありますが ~
~ 自分自身の治療を含めた、こちらと同じ ~
~ 理由でもある行動の結果でありまして ~
~ 現状の挨拶を一言、メッセージとして ~
~ マイページに記載してこようと思います(;^ω^) ~
~ あちらでも聞いてくださった方々が少数ではありますが ~
~ いらっしゃいますので、ちょっと行ってきます ~
~ ありがとうございます(;^ω^) ~
~ 戻りました(;^ω^) ~
~ こちらでも前にピアプロさんでの俺の曲 ~
~ 並びに不明なアーティストさんとのコラボ曲 ~
~ ご紹介させていただきましたが ~
~ 再度、ご紹介させて頂きます ~
~ saizou_2nd ←これをコピーしてグーグルさんで貼り付けして ~
~ 検索した方が早かったでした(;^ω^) ~
~ saizou_2ndのマイページってのがボンと出てきますので ~
~ それが俺の作品のページとなります(;^ω^) ~
~ 無登録でも聴けますので良かったらどうぞ ~
~ 左側のフォローをクリックすると ~
~ 俺がフォローしている、中にはコラボした数人の方 ~
~ 更に不明なアーティストもそちらにおります ~
~ しつこいなぁ、聴いてやるかと、思われましたら ~
~ ぜひいらしてください(;^ω^) ~
~ 失礼しました(;^ω^) ~
「...(;・ω・)...あ、あの...結果...、
...先に言って...申し訳ないのだけど...。
ひ、ひょっとして...、
君は、途方もない...その...、
頭の悪い俺でさえ、わかる...確率の中を、
探して...ここへ来てくれた...って事?(;・ω・)」
カメムシの質問はもっともである。
女性の説明の通りならば、
日本全国の何処かにある砂粒を、
時間を止めてあげるし、
不老不死にしてあげるから、
探しなさいと言っているようなものである。
そして目標の砂粒はたった二つ。
似ていても駄目。
これかもしれない。
更に見つけたは良いが今度は、
時間停止を解いて動かし始め、
不老不死も怪しい中で、
その二粒がぴったり合う所を探せというようなものである。
たとえこの条件でいいよ!、とやり始めたとしても、
時間停止、不老不死の最初の条件の中で、
五千年探し続けられる存在が果たしているであろうか。
私には無理である。
最北端から探し始めたとしても、
一つの街ですら何年かかるか、
恐ろしい事をこの女性はペロッと照れた感じで、
こうしてカメムシの前でチートスを食べながら、
にこやかに説明しているのだ。
カメムシがこうして聞くのは当たり前であり、
信じられないのである。
エニグマ(暗号の機械と記しておく)を解読した、
チューリング氏(エニグマの暗号解読に見事成功した人)も驚くはずである。
少し、黙って涙ぐんだ女性は。
泣くのをこらえて、
「......そうです!(^ω^)」
と無理に微笑みながら言い放つ。
カメムシは驚きの表情のまま、
女性を抱きしめざるを得なかった。
女性もカメムシを震え、泣きながら抱きしめる。
信じられないがもし。
もしもである。
真実か嘘かは今別として。
この女性がそれを見事、
実行したのであれば、
既に精神など崩壊していても、
おかしくない程、
ズタボロなのである。
身も心も全て。
「お....俺は...。
俺はまず君に謝るべきだと思った!
知らずとは言え、ふざけて、馬鹿にしたような行動!
いや....!
すまないなんて言葉すら.....!!!
だが!ごめんなさい!
しか言えない俺を許してほしい....!」
泣きながら黙って、カメムシの腕の中でうなずく女性。
文章を用いて表現している私ですら、
驚いている事をここに急いで記す。
欲情してるじゃないの、なんて疑いの心も、
9000光年先へと飛んで行ってしまいそうなこの説明。
これも浸食の影響なのか?と考えれば、
灰色の破壊力に圧倒されるこの説明。
そんな奇跡の中の一握りの様な奇跡を達成したこの女性ですら、
眩しさと灰色の理由を知らないのと同時に、
この女性の爪にすら俺は敵わないと思う中で、
後のものは先になり、先のものは後になる。
神の教えにゾッと背筋を凍らせるカメムシ。
俺達は...。
何かとんでもない扉を、
開けようとしているのでは...?
一瞬カメムシにそんな考えがよぎる。
「...あなたが今考えてる事は、
状態を見て何となく、
私とは同じではないかもしれませんが、
...おそらく探索中の私が抱いた不安と、
状態が似ています...。(^ω^)
でも...。
あなたが今、
抱いている不安の方がさらに、
巨大である事も事実だと、
言っていきますね。(^ω^)」
「今はさ。
とりあえず喜ぼう。(^ω^)
二人でチートス食べよう。(^ω^)
ねっ。(^ω^)」
「...はいっ!(^ω^)」
女性を創り上げた博士が、
娘を一人でほぼ不老不死であろう状態で、
ここへ辿り着かせ、
本人と妻は自爆死。
マザーがこの女性ときたのならばそれは可能。
簡単に可能などと言える事では無いが。
博士は無理である。
一緒に行かなかったのもうなずける。
体も精神も、たとえ肉体を強化しても無理だと、
博士には分かっていたのであろう。
ましてやこの女性がまだ知らない、
カメムシがゴールだとは思っていないであろうが、
その先には兵器本体、
そして既に兵器の記憶に蝕まれている。
こんな、
旅で疲れ切った彼女に、
この事実を打ち明ける、
とどめを刺すようなことは、
今はカメムシには出来そうにないのである。
本当は知りたいのが正直な気持ちのはずである女性。
知ってしまったが故に大きすぎて実際、
馬鹿になりつつあるジャンク、カメムシ、
そして今は亡き、爺さん。
今頃になって爺さんの言葉、
一つ一つが分かり、しみてくるカメムシであった。
「エヘヘ!頑張って説明!(^ω^)
続けますねっ!(^ω^)」
まだ涙の残る透き通った彼女の笑顔は、
少しは、ほんの少しは俺も役に立っているか、と、
カメムシに安堵の気持ちを持たせる微笑みだった。
一緒に何処か微笑むカメムシ。
「ええと(^ω^)どこまででしたっけ...。
あ(^ω^)目的を予測したとこまでですね。
そこからはちょっと説明が難しいと言うか、
嘘っぽくなってしまうと言うか...。
そう御説明するしかないんですけども...。(;^ω^)
私は思い出を食べて動いてますよね?
そこでナビゲーターと相談したんです。
一瞬であった世界の体感によって得られた私の食料は、
多すぎる程でした。
つまりこのまま次の可能性の世界へ行くと、
私のお腹はいっぱいになってパンクしてしまいます。
ですから目的達成、
探索目標発見の思い出だけを食べる事にして、
それ以外は食べない、
つまり記憶しない事にしたのです。
当然、探索中様々な世界を見て来たのですが、
食べなかったため、覚えていないのです。
ナビゲーターも私の体内の一部なので同じです。
「良い判断だと私も思います。
その提案に賛成です。」
と、ナビゲーターも同意の上での探索でした。
ただ、この世界は、この存在は記憶しておかないといけない、
重要であったと思われる事だけは食べていた、
記憶していたようで覚えています。
その情報は後程、
と思っていたのですが。
今、ご覧になりますか?(^ω^)」
「いや!(;^ω^)君の判断通り!
後で良いと思う!
もう既に君は混乱し始めている俺を読み取って、
判断していたんだろうし。(;^ω^)」
「エヘヘ!その通りです!エヘ!(^ω^)」
彼女がこうして喜ぶのも、
今のカメムシには分かる気がするのであった。
エベレスト頂上に辿り着き、
喜ばない登山家などいないからである。
「続けます。
そう言った重要情報を得る中、
覚えてはいませんが、
数えきれないほどの可能性の世界探索は、
表現できない程の永い探索であったと思われます。
お父さんが一緒に行かなかった訳がここでわかりました。
身体的にも、精神的にも、
耐える事が出来ない事を分かっていた、
お父さんを同時に誇りに思ったのも事実です。
そんな中で、
とうとう!見つけたんです!
全く同じと言えば同じなんですが、
あなたを見つけたんです!(^ω^)
しかもですね!二つ同時に!!
お父さん、お母さんが語りかけた存在。
そしてその存在に辿り着く方法は元々二つではなく、
一つだったんですよ!!\(^ω^)/」
「よく見つけたもんだよ...。(;^ω^)
球体内で俺の居るこの世界へ、
数ある可能性の中で見つけた...。
何度聞いても信じられない...。(;^ω^)。」
「私も信じられませんよ。(^ω^)
それは重要情報の中の一つでもあるのですが、
繋がりです。(^ω^)
私と繋がっているのはもうご存じですか?(^ω^)
エヘヘヘ!言わなくてもわかるのです!!!
状態が読めるのです!!!私は!!!
エヘヘヘ!!(^ω^)」
思いっきりカメムシに抱きつく女性。
知っとったんかーい、と心で思うカメムシ。
「灰色なんですよね!(^ω^)
細く、本当に細くて、
気が付かない程に。
その灰色の事以外は記憶していないのですが、
ここからはあくまで予測です。
球体の外であるにもかかわらず、
一本は球体へ、
もう一本は実際に確信して、
モノゲーユ起動により説明のつかない世界へ、
行った時にやっぱりあったと見つけた細い灰色。
まずは球体内へ灰色を辿ってあなたに辿り着き、
必要な情報収集、必要と思われる存在、
もしかしたらあなたを見つけた後も、
何か探していたのかもしれません。
球体内なので情報のみですが。
球体内でのあなたへの接触はしていません。
そこにいるあなたはお父さんが創り出した、
映像の様な物ですし、
モノゲーユによって実際に辿り着いたあなたの世界と、
全くの同じではないのですから。
そしていざ、モノゲーユ起動。
再びあの世界へ。
先程も言ったように見つけました。
灰色の繋がり。(^ω^)
そこからは記憶するようにしていたので、
覚えています。(^ω^)
私にも信じられない一瞬でしたが。(;^ω^)
覚えているのは繋がりの灰色が、
周りの灰色?と言えばわかるのでしょうか。
ちょっと。
繋がりの灰色の方が明るいと言うか、
説明しがたいのですが...。(;^ω^)
何か違って見えた事と、
私の移動速度の限界など遥かに超えた速度で、
繋がりを辿ったと言うより、
引っ張られたでもなく...。
何故かその信じられない速度に、
心配しないで、と言われたような...。
そんな感覚でした。
気が付けばあなたの住んでいるこのマンションの屋上に、
立っていた。(;^ω^)
何か嘘っぽいですよね...。
私自身パニックになってナビゲーターと一緒に慌てました。
「落ち着くのです!
まず目的地である世界に、
立っている事は確かです!
確認の上、一応、
姿は私の方で即座に消しておきました!
気付かれている可能性も、
いま計算中!
まずは無事です!
喜びましょう!」
ナビゲーターと喜びました。(;^ω^)=3
こちらで言うと3時間の間に、
この世界の情報、
特にあなたに関する情報全てを中心に収集。
あなたの事は何でも知っています。(^ω^)」
「...繋がりの相手が俺で、(;^ω^)
幻滅したでしょう。(;^ω^)
君からすれば俺は下等生物なんだから...。(;^ω^)」
「それはありません!(^ω^)
私が得た情報の中、
特に先程、ご覧になりますかと尋ねた、
情報の中にはですね。
あなたを九千億人合体させたとしても、
及ばない酷い存在があります。
何故そうなってしまったのかと思うほどの...。
出来れば見せたくない程です。(^ω^)」
「...ひ、ひえぇ~...(;^ω^)想像したくない...。」
「目を背けたくなるほどの存在だとだけ言っておきますね。(^ω^)
ですからその、
そんな風に思わないでください。(^ω^)」
「...はい。(;^ω^)」
「情報収集完了、この世界への接触、影響、問題無し。
あなただけへのコンタクト準備OK。
と言う訳で、現在に至ります。
とりあえずご説明はこんな感じです。\(^ω^)/」
「視界すら移動出来るんだもんね...。
これはネット上には無く、
書いた物だから分からないだろうとか、
そういう問題じゃないんでしょう、きっと。(;^ω^)」
「その通りです。(^ω^)
インターネットは使ってませんし、
何と言えば良いでしょう...。(;^ω^)
私と言う存在を移動させる、
情報収集のために移動する、
この移動がまず私にとっては必要が無いと言いますか...。(;^ω^)」
「...ええぇぇ~~~~...。(;^ω^)」
「...とにかくですね!\(;^ω^)/
辿り着いたのです!ジャジャーン!...\(;^ω^)/」
「...。(;^ω^)パチパチパチパチ...。」
一応、拍手するカメムシ。
「そして連続ピンポンでびっくりさせて、
あなたの後ろで待機、
振り向いて私、登場となった訳ですね!(^ω^)」
「何か情報の大河を優雅に流されている状態です、
今俺は...。(;^ω^)
スケールがデカすぎる...。(;^ω^)」
「今日はこの辺でどうでしょうか。(;^ω^)
休まれた方が良いかと。(;^ω^)」
「...失礼な言い方かもしれないが、
怒らせたならゴメン。(;^ω^)
もの凄く単純に言うと、
俺の元にもの凄い万能な女性が飛んで来たって事なんだよね?(;^ω^)」
「結果そうですね。(^ω^)」
「...チートス食べ終わったら寝よう...(;^ω^)
疲れた...。(;^ω^)」
「はい!\(^ω^)/」
桁外れの世界から来た女性。
これ以上の世界なんて他にあるんだろうか。
そんなことを考えながら、
いつの間にか開けっ放しであった水道は閉まっており、
「水道は私が締めておきました。(^ω^)
あ、チートスまだ残ってますよ?」
万能すぎると思いながらカメムシは女性に言った。
「もう思い出いっぱいです。(;^ω^)」
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ あぶない!また朝の薬飲んでない! ~
~ 少し横になります(;^ω^) ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ 本当に、ありがとうございます(;^ω^) ~
~ 今日は余談ありませぬ~...zzz ~
~ ええ(;^ω^)起きましたー... ~
~ 早く書けー!という読者様からのお声... ~
~ ごもっともです!orz ~
~ とりあえずですね(;^ω^) ~
~ 今ちょっとネタは山ほどあるのですが(;^ω^) ~
~ それを組み立て、登場キャラにインストール ~
~ 全ての登場キャラに繋げる ~
~ これがとても難しくてですね...(;^ω^)(言い訳) ~
~ 元々この、フーリーヘイドはお金を目的としてではなく ~
~ 俺の頭の中の修理、つまり大掃除なわけです(;^ω^) ~
~ 捨てられる前に残しておこうと思われたこの ~
~ 壁画、俺の記憶、フーリーヘイドな訳でして(;^ω^) ~
~ 小説、では無いんですよね。素人だし(;^ω^) ~
~ そしてキャラを大事にと言う変なこだわり(;^ω^) ~
~ 何にせよ最後まで何があろうと頭が動く間 ~
~ キーボード、マウスを操作できる間はこの俺には ~
~ 巨大すぎる壁画を何としても完成まで続けます(;^ω^) ~
~ ...と言う訳で、昨日、日清ズバーンが安売りしてたので ~
~ ご飯炊いて食べてから始めたいと思っとります......(;^ω^)(冷や汗) ~
~ すいませんっ!!orz ~
フーリーヘイド 第七話 ~僅かな奇跡が目覚め始める~
「ん~......。」
いつの間にか寝ていたと思われるカメムシ。
喉を鳴らすような声と共に目が覚める。
「カメさん...。おはよっ...。」
俺の鼻の上で指をスキップさせ、嬉しそうに微笑む女性。
「...。(;^ω^)
君、あの時起きてたね...?(;^ω^)
?...でも俺はあの時、
この技止めたはず...。(;^ω^)」
いつもと違和感を感じながらだんだん頭が目覚めるカメムシ。
「エヘッ...カメさん、技をしようとして止めましたよね...。(^ω^)
私は何でもできる万能生命体ですよ...?えへへっ。(^ω^)」
「...状態読み取って、結果予測って...、(;^ω^)
感じの結果、わかったって事...?(;^ω^)
...。
あ。(;^ω^)」
「言わないでください。(^ω^)」
「...。」
女性はカメムシの全てを知っている。
方法は置いておかなければ、
膨大な論文、しかも道理の無い無茶苦茶な文章で、
この物語が埋め尽くされるので省略。
当然、今は亡きカメムシの妻との生活も、
見たと言っても過言ではないのだ。
それに気づいたカメムシを、
あえて言わせまいとする女性。
「...万能すぎるよ~。(;^ω^)」
頭をドンと床に、
天井を見上げ、
降参だぁ~、と言わんばかりに見上げるカメムシ。
「エヘッ......。」
何か出会って短いながらも、
いつもと違う表情の女性の顔が、
何故かカメムシの胸辺りから接近してくる。
瞳が潤んでいると言うか、
何かを期待している女性。
「???
あれ?布団かけてくれたの...?
君、寒かったんじゃ...。」
カメムシの脳は次の瞬間、
停止する。
布団だと思われたぬくもりは、
カメムシのクサクサ布団などではなく、
女性が布団代わりに仰向けのカメムシに、
うつ伏せとなり、
乗っているのである。
「!ひ!ひひひひ姫っ!!!
御気をたしかにっ!!!
ごごご御身分が違います故っ!!!!!
そそれがしの様な低い者にっっ!!!!
このようなことは...!!!!!」
パニックになるカメムシ。
「ヒメって呼んでくれた...嬉しいです。(^ω^)(火に油)」
カメムシのキャラももはや逆効果である。
「イエッス!!!!マドムアァ~ゼルッ!!!!」
イチャイチャ新婚さんモードの二人の横で、
正座をし胸に握り拳で誓いながら叫ぶジャンク。
隣で犬もキチンとお座りして天を仰ぎ両者、
目をつぶっている。
~ すいません!夜食タイムです!orz ~
~ 23時30分には再開、目指します(;^ω^)>ビシィッ!! ~
~ 本当にスイマセン!!!(;^ω^) ~
~ 祝!3000HIT!!!!!\(;^ω^)/!!!!! ~
~ ありがたきしあわせぇぇ~~~~!!!!!!orz ~
~ 急いで食ってきます!!! ~
~ NOW LORDING ('ω') ~
~ いっそいで食べてクチビルの皮むけた OK! ~
~ ズバーン、日清じゃなくマルちゃんだった OK! ~
~ 嫁の遺影にお供えしてたブランチュール ~
~ もう食べたでしょ?もう食べたでしょ!? ~
~ って言いながら奪い去った OK! ~ ←最低な男
~ コーフィー OK! ~
~ 始めます~(;^ω^) ~
「...?(;^ω^)」
「...。(^ω^)」
?マークのカメムシ。
笑顔ながらもまだ瞳を潤ませる女性。
天を仰ぎ続けるジャンクと犬。
「...。
..。
.。」
静寂。
カメムシの心の声。
「あ(^ω^)これ夢だね?
夢なんですね?
ジャンクと犬がいるのおかしいですね?(^ω^)
彼女が俺に求めているものは、
永い永い旅を終えて、
やっと一安心。
俺を敷布団と間違えて寝ぼけているのですね?
もう社会復帰無理?
前に戻れない?
フランケンさんはどう思われますか?
...。
なるほど。
死体の組み立てからそこへ落雷によって産まれた、
過酷な産まれ方をされたあなたからすると、
このような事はむしろ羨ましい、
喜ばしい、
そう言う事ですね?
なるほど、
フランケンさん、貴重な意見感謝します。
では、次のニュースです。
神の息子と名乗る男性の前に昨日、
姦淫していた女性が怒った男性らに引きずり出されました。
当局の情報によりますと、
姦淫した者は石を投げつけられ死ぬという決まりがあり、
この女をあなたはどう思いますか、と怒鳴り名乗る男に聞いたところ。
この中で産まれてから一つも罪を犯してない者が、
この女に石を投げなさい。
という返答に石をもって準備していた野次馬、男らは。
皆その場に石を置いて立ち去ったそうです。
フランケンさん、これはどういう事なんでしょう?
...。
!!フランケンさん!!!
俺は姦淫など...!
ハッ!!!!
しているっ!!!
淫らであるっっ!!!!!!
夢の中であるにもかかわらずっ!!!!!!!!
姦淫することなかれっ!!!!!!
神よっ!!!!!!!
許してくだされぇ~~~~!!!!!!!!!!!!!!」
フランケンさんというキャラも登場したうえ、
意味不明の妄想の中で、
迫りくる潤んだ瞳の女性。
ジャンクと犬。
突然、女性の顔から、というか、
頭部から蒸気の様な物がポーッと言う音と共に上がり、
そのままカメムシの横に目を回して倒れてしまった。
「クシーッ!チッ!しまった!!!(;^ω^)
イヌさん!!イモちゃん恥ずかしさにオーバーヒート!!
どうぞっ!!クシーッ!(無線を繋げたり切ったりする音を口で真似ている)」
「クシーッ!了解ワン!
ジャンクは俺が顔ナメナメで時間を稼いでいる間!!!
例の作戦を頼むワン!!クシーッ!」
ジャンクと犬が喋っている...。(;^ω^)
そう思いながらとりあえず夢なので、
テレビ見るように楽しむカメムシ。
ベロンベロンにカメムシの顔を舐める犬。
「!!!クシーッ!!!
ナポリタンだ!!!
ナポリタンだワン!!!
ジャンク!!!クシーッ!!!」
「クシーッ!!
チィッ!!
カメムシ!!
イヌさんを頼むぜ...!!!
アデュー........!!!クシーッ!!!!!」
「ジャアアアアァァァ~~~~~~ンクッ!!!!!...ワン......。」
爆竹の様なパパパパパパン!というしょぼい爆発の後、
煙の中から現れたのは、
ウェスタンを思わせる西部劇に出てきそうなガンマンの服装。
ギターを持ったサングラスのジャンク。
「ジ...ジャンク....生きてたワン!!」
「ヒイイイイィィィッッハアアアアァァァ~~~~~!!!!!!」
彼女、恥ずかしさで倒れたのね...(;^ω^)、
そう思うカメムシをよそにジャンクはお構いなしに歌い出す。
「ちょっと奥さん奥さん!!
今日、お肉安かったわねぇ~~~!!ウフフッ!」
気が付くと倒れていたはずの女性がふらつきながらも、
犬とジャンクを挟んで三人並んで、
買い物帰りの奥様三人コントを、
ちゃんと帰り道を歩いてるように足踏みしている事に、
感心しながら見ているカメムシ。
今のうちに言っておく。
この4人は馬鹿である。
「あんまり安いからカ・イ・ダ・メ!!!
いやぁ~助かっちゃたのなんのって、
うちの旦那肉食わせろってうるっさいでしょっ!!!
だからこの前言ってやったのよっ!
御自分のお腹の肉たべたらどうですかって!!!
そしたら怒る怒る!!!ウフフフフフフッ!!!!!
大喧嘩!!!!!ウフフフフッッ!!!!
しまいには出てけだのなんのって始まっちゃったでしょっ!!!!!
大喧嘩!!!!!ウフフフフッッ!!!!
安売りのおかげで旦那も少しは機嫌なおるかもね!
えっ!?
私のお肉も夜、食べられちゃうかもって!!!?
ヤッダ!!イヌさん!!!若くないんだよ!?
そんな鼻血出そうな事言っちゃってっまぁぁ~~~~!!!!
ウフフフフフフッ!!!!!!!!!!!!!!」
女性がふらつきながらも必死に演技で、
ジャンク奥さんの買い物袋から肉を1パック盗む。
静かにお辞儀をして奇麗に停止する二人と一匹。
「...。(;^ω^)」
無言のカメムシ。
~ 久しぶりのROUND 1 FIGHT ~ カァ~ンッ!
「っいっみわっかんねえぇぇ~よっ!!!!!!!!!
買い物帰りは上手だったよっ!!!!!!
カメムシ認めるでありますっ!!!!!
ウェスタン、かんっけいねええぇ~だろッッ!!!!!!
ギターちょっとカントリーソング期待しちゃったよっ!!!!!
何でここにいんだよっ!!!!!」
「うるせぇえよっ!!!!!!
おまえだって俺とイヌのプライベート覗いたじゃねぇかっ!!!!
俺とイヌだけの時間......!!!!!!
...っよっくも邪魔しやがったなアあぁぁ~~~~~!!!!!!
もう可愛くって仕方がないっ!
もう可愛くって仕方がないっ!
もう可愛くって仕方がないっ!
おまえも言えってんだよ!!こらあぁぁぁ~~~~~!!!!!
イモちゃんにもよおおぉぉぉぉ~~~~~~~~~!!!!!!!!」
いつの間にか泣いているジャンクと犬。
何故か何も言い返せないカメムシ。
イモちゃんとはおそらく女性の事を言っているのであろう。
「お前はよ。
嫁さんの事に気を使ってるんじゃねぇんじゃないか?
逆に、
嫁さんのせいにして怖がってるだけなんじゃねぇのか?
他界した嫁さんがどう思うにしろよ。
でも似たような俺が言うんだ。
正直俺が犬じゃなくイモちゃんなら同じ事してたかもしれないがよ。
繋がりがイヌであった俺から言わせると、
そうおまえに言わざるおえないぜ...。」
「遠くから来てくれたんだワン。
男なら素直に抱きしめてやれだワン。
おじいさんが言ってんでしょ?
愛を何だと思ってるかって。ワン...。」
「!!!...。」
たしかにその通りだ(;・ω・)、と思うカメムシ。
勝手に淫らであると繋げていたをは誰でもない、
カメムシである。
「イモちゃん...俺と犬はここで戻るぜ!
アデュー!!!」
「頑張れだワン!」
「ジャンクさん、犬さん!
ありがとうございます!(^ω^)」
消える犬とジャンク。
赤面の女性。
が、カメムシは素直に女性を力強く抱きしめ、
「来てくれて......、
来てくれて本当に...、
ありがとうっ!!!」
と心の底から感謝するカメムシ。
女性も嬉しそうに、
「はいっ!」
と、本当に嬉しそうに抱きしめる女性。
このあたたかさが愛なのかな、
そう思いながらカメムシは目を閉じる。
爆竹の火薬がまだ匂う部屋で静かに、
抱きしめ合うふたりであった。
~ 休憩挟みます~(;^ω^) ~
~ キーボード打つのが俺は本当に遅い!(;^ω^) ~
~ 自分を憎むほどに(;^ω^) ~
~ 6レスが今の所限界の様です(;^ω^) ~
~ 02:00頃また再開と思っております(;^ω^)> ~
~ 失礼します(;^ω^)スイマセン ~
~ んん(;^ω^)誠に申し訳ないです ~
~ この前から気になってはいたのですが ~
~ カメムシと女性がどうしても ~
~ 自分とシンクロしてしまいましてね(;^ω^) ~
~ 嘘は書きたくないし ~
~ 本当を書けばこうして苦しむわけなんですが(;^ω^) ~
~ 少し横になろうと思います、御免なさい ~
~ 決してあきらめたわけではありません(;^ω^) ~
~ 悪い癖でまたちょっと調子乗りすぎたかなと ~
~ 反省した次第です(;^ω^) ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ ご迷惑をおかけします(;^ω^)本当にありがとうございます ~
~ おはようございます~(;^ω^) ~
~ いやぁ~(;^ω^)>嫁にお供えしてた ~
~ ブランチュール、生活保護費節約して ~
~ 今月少し多めに残ったんで買ってあげたんですが ~
~ 横取りして昨日食べたんで怒ったんですかね(;^ω^) ~
~ 急に気分悪くなって(;^ω^)まいったまいった... ~
~ 俺ら夫婦にとってブランチュールはめったに食べられない ~
~ 高級お菓子でしたからねぇ~(;^ω^)>しっぱいしっぱい ~
~ おそらく怒って呪いか何かかけてきたのでしょう(;^ω^) ~
~ と、言う訳で(;^ω^)ジャンクと犬出てきましたねぇ~ ~
~ これからどんどん出てきます(;^ω^)新しい奴... ~
~ まだ呪いかけられてるんで(おそらくヘッドロック) ~
~ 書けるところまで~...(;^ω^) ~
~ あれ!!!!!!(;^ω^)ていうか共感頂いてたんですね!!!
~ 今頃気が付く馬鹿→ (;^ω^) ガビーン!!!! ~
~ お礼遅くなりました!!!!orz ~
~ 共感くれた方!!!!ありがとうございます!!!!!! ~
~ なるほど(;^ω^)それで嫁、俺を攻撃してきたんだなあ...納得 ~
~ 早く気づけよ、みたいな(;^ω^)... ~
~ はい!(;^ω^)書きます~! ~
所変わって、ジャンクと犬。
爺さんが創った愛の世界への通り道。
「カメムシはだめだなぁ...。(;^ω^)
あんな良い子いないぞ?(;^ω^)
なあ、イヌさん。」
「私としては複雑だワン。
知る事、伝える事しか出来ない私は言えるのは、
イモちゃんが求め、
カメムシが怖がっている。
という事だワン。
愛に関してはジャンクが教えてくれて、
まだ勉強中だからよくわからないワン。」
「眩しさと灰色の世界にずっといたのに?
愛はそれほどにも凄いという事か。(^ω^)」
犬の頭をなでまくるジャンク。
犬もよっぽどジャンクが好きなのであろう、
すごく嬉しそうである。
二人が喋っているえ?何の話?という会話、
それ以前にもジャンクと犬がカメムシの世界へ、
移動していたこと等は今からわかる事なので、
これを見ている存在に一応私は伝え、
記す。
「(;^ω^)まだ抱き合ってるなぁ...。」
「ジャンクは寂しくないのですかワン?」
「寂しいさぁ...。
だからここへ来ちまったんだ。
あんな爺さんに合うとは思わなかったが。(;^ω^)
悲しいもんは悲しい。
美味しいもんは美味しいんだよ。(;^ω^)
それは本人が決める事って事だけさ。」
「今の頂きましたワン。
私は愛が欠如しているので、
...というより体感が欠如していると言うか...ワン。」
「俺の事、嫌いか?」
「いいえ!大好きだワン!」
「それでいいじゃないの。(^ω^)」
「...イヌ...まだあいつら抱き合ってるぞ...(;^ω^)
見られてるのになぁ、俺らに。(;^ω^)」
「無理も無いですワン。
私が見たところ、
イモちゃんが探索に掛けた時間、
カメムシの世界で説明するなら、
五千兆年×三千八百億年だワン。」
「!!!!!(;^ω^)
おまえが来たおかげで、
他の世界の事もわかるようになっちまったから...。
...わかるってのもしんどいもんだな...。(;^ω^)
知らぬが仏ってのも神が言ったのかもな...。(;^ω^)
...そりゃ抱き合うわな。(;^ω^)」
「しかも今言った数字は、
適当だワン。
少しジャンクから学んだ愛で、
ジャンクを思いやって表現した。
本当はもっと大きいワン。」
「!(^ω^)
さっそく学習したんでちゅねっ!!
イヌ!イヌ!イヌ!イヌ!!(^ω^)」
二人で訳の分からない踊りを始める。
しかし、
今までいろんな景色を見て、
色んな絵になる表現をしてきたが、
どれが一番良いだろうとか、
とても私には言えないし、
どれもこれもやっぱり愛おしく、
眩しい。
今まで登場した存在は。
この瞬間。
これを見ているであろう存在は。
この瞬間。
これを表現している存在も。
この瞬間。
既に何か知っている存在も。
この瞬間。
この文章が届いている事さえ。
この瞬間。
嬉しい。
この瞬間。
{見た}
この瞬間。
伝わらないでほしい。
この瞬間。
「!!!!!!(・ω・)!!!!!!」
「...どうした...!イヌ....!」
突然硬直する犬。
愛の世界の方を見て。
微動だにしない。
ジャンクの声すら届かない。
犬にしかわからない。
知ってしまった事。
この瞬間。
表現している私も驚いているのだが、
上の空白部分には、
表現した私なりの努力さえ、
消える。
硬直した犬も。
私も。
おそらく同じ事を思っているはず。
何かいる。
伝わっただろうか。
何かいる。
一応二回言っておく事とする。
今は。
それしか言えないと言うか、
言ってはいけないような気もするし、
とうとう見せてしまった、
という後悔の方が、
正直な私の気持ちである。
「ジャンク..............。」
「.........言葉に気を付けろ....心配なら言うな。」
既に異変を感じたジャンク。
爺さんがいればとさえ一瞬甘える程の、
直感。
そっと今は優しく氷のように冷たくなった、
犬を愛の世界の方向を警戒しながらも、
優しく抱いて温めるジャンク。
駄目だ。
やはり、
表現できない。
何なのだこれは。
恐くはない。
これすら伝わっていないのか。
書かなくては。
表現しなくては。
「フーリーヘイド。」
犬は一言。
言った瞬間。
遥か、本当に遥か遠くから。
やっと届いた念願の手紙の如く、
たった一つの願い。
それを。
言葉にするなら。
一つに{なる}
次の瞬間。
黒い物体が遥か遠くから、
ドォーンッ!という七回の音と共に、
二人の目の前を最後に。
天井から愛の世界への通り道を塞ぐように、
二人を守るように、
壁となって急降下。
「.........。」
二人、地べたに尻を付き、
抱き合い、安心する。
「.......。」
まだ喋れない二人。
私自身も。
先程から。
文章が。
表現が、短くなりつつある。
今なら表現できるかもしれないので急いで書いてみる。
待っているけど、望んでいない。
来てほしいが、申し訳ない。
力ずくでも、引きちぎってでも来させない。
でも狂うこと自体すら満足に達するほど愛おしい。
出来た。
表現できたのだろうか。
これが私の感じた遥か遠く、
愛の世界であろう方向から、
得た感覚、直観である。
何かはわからない。
しかし間違いなく、
今は壁で塞がれたが。
何かいる。
「...ジャンク...ありがとうワン。
...愛を...また学んだワン...。」
温まって来た犬。
「おい!まだまだ俺の愛の口座は貯金たっぷりだぜ!!(^ω^)
ほれっ!飛びついて俺を倒してみなってのっ!!!!!」
「ジャンク!!!!
大好き!!!!
ワワワンッ!!!!!」
良かった。
とりあえず良かった。
忘れていた。
浮かれていた。
調子に乗っていた。
ここは激戦区の最前線である事を。
二人にそれを思い出させたあの何かは、
いったい何なのか。
とりあえずこの不安感は気持ちの悪いものではあるが。
胸に置いて置かなくてはと、
不本意ながらも、
記すのは正直嫌なのだが、
記す。
とにかくこの四人をいつか馬鹿呼ばわりした事、
亡き爺さんも含め、
調子に乗っていた私自身も反省しながら、
謝罪したいことも、
記しておこうと思う。
~ ええ(;^ω^)ここでまた少し ~
~ 休憩を(;^ω^)>えへへ ~
~ (;^ω^)=3ふぅー... ~
~ フーリーヘイド全部を思いついた時というか ~
~ これが一番書きたくなかった場面です ~
~ もう見せるのも嫌だという(;^ω^) ~
~ 約1年半悩んだ代物です(;^ω^)... ~
~ なんのこっちゃ(;^ω^)で終わって欲しいとさえ ~
~ 思う今回の表現(;^ω^)...これ以上余計な事言いませんまさお ~
~ なんちゃって(;^ω^)... ~
~ 休憩します(;^ω^)>...なんか疲れた ~
~ おお!(;^ω^)今気が付いた! ~
~ 祝!350レス達成!(;^ω^) ~
~ (;^ω^)=3何かようやく ~
~ 自転車乗れ始めれたなぁ~... ~
~ って感じの地点です(;^ω^)この物語 ~
~ まだまだ続きますよ~...(;^ω^)先は長い... ~
~ もうしばしお待ちを~(;^ω^)ごめんなさい~ ~
「ワンワン!ジャンク!」
「よだれまみれだござるなぁっ!
俺の抱きしめ攻撃、受けてみさらせ!」
「ヒーン、ヒーン...。」
「!(;^ω^)あ、すまん!!」
「...嘘だワン!!ワン!ワン!」
「なんと!!!(;^ω^)
やりおったな少佐っ!!!」
またたわむれる二人。
もう私は馬鹿などとは言わない。
ここは危険なのだから。
こんなに必死に我を忘れるのは、
元々当たり前なのだ。
「!ジャンク!
壁!
あれはよく見たら私の友達だ!ワン!」
「友達!?(;^ω^)
知り合いか。」
「うん!
喋らないが!ワン!」
壁に近づく二人。
「遮断するものだワン。
遮断するだけだワン。」
「ふぅーむ(;^ω^)...。
お前一体何人こういった知り合いいるんだ?(;^ω^)
まあ、おかげで助かったが。」
「これはジャンクが呼んだんだワン。
気付いてないでしょ。」
「おれが!?(;^ω^)
この壁ちゃんを!?(;^ω^)
...。(;^ω^)
と、とりあえずありがとう、壁ちゃん。(;^ω^)」
「嬉しいみたいだワン。」
「...。(;^ω^)」
「?」
「あ、文字だワン。」
「読めるか?...。
あ、読めちゃうのか。(;^ω^)
頼む。(;^ω^)」
「ワン!」
犬の解読結果を以下の通りである。
「爺さん、リータ、ウトという水の様な生命体、
愛の世界への探索のため、壁にドア、
眩しさと灰色の世界へ帰る球体、
帰る前にどのみちすぐ帰って来るんじゃよと、
そう言っても聞かない奴のための、
眩しさと灰色の体験ツアー球体、
以上、この存在で何とか探索を続けておる。
おそらくこれは墓となるであろう。
これを読んでいるものはえ?似てる!なんて、
思うな。
はっきり言っておく、違う。
似てるがの。
そしてさらにこの先は、
これは同じだと思われるが。
約束と空想。
兵器救う。
神を助ける。
愛する者を神の近くへ。
こんな感じじゃろ。
そして進んだ結果、皆、
一つになってこの文字ですら怪しいもんじゃ。
忘れろ。
数知れない犠牲の上、
これを読んでいる事なんぞ。
今すべき事を成せ。
愛せ。
壁は七つ。
七つ目より先はワシらには無理じゃったよ。
何が足りないのかわかった時には、
ワシだけがここへ戻る術があったでな。
愛じゃ。
もうこれしか分からん。」
以上である。
「...。」
「...これは、墓だワン...。」
「壁ちゃんまさかこれ以外にも文字、
あったりするのか?」
「私を通して聞いてみるワン。」
突然、壁一面に現れた文字。
びっしりと。
「......ジャンク...。」
「ダイイングメッセージってやつか........。(;・ω・)
どんだけ挑戦者いたんだよこれ。
イヌわかるか...?(;・ω・)」
「ジャンク止めよう...。
...伝えたくない...。ワン...。」
「...ありがとう...(;・ω・)...無理させた...すまん...。」
犬の存在を後で知った時、
この伝えなかった理由は分かる。
恐ろしい事だけは確かである。
「...皆...七つ目より先は言ってないワン...。」
「おい!無理するなって言ったろ!?(;・ω・)
よいしょっ!」
犬を抱きかかえるジャンク。
「さ(^ω^)向こう戻ろうぜ。」
「...ワン!!!!」
犬を抱えたままスキップで壁にウィンクするジャンク。
壁の文字は静かに消えた。
「あ!おい...!あの二人!!!
キスするんじゃねぇかっ!?
おいっ!!」
抱きしめ合いながら見つめ合うカメムシと女性。
「いけ!カメムシ!
いけ!イモちゃん!
ワン!」
しかし照れ笑いでまた抱きしめ合う二人。
「っじれったいんだよぉ~~!!!!
何やってんだよカメムシはよぉ~~~っ!!!!!!!
そしていつまで俺達はラブストーリー見せられるんだよ~!!!!」
「イモちゃんのおかげでコーヒー飲めるワン!
忘れてたワン!タバコも!」
「ああ!そうだったな!!
とりあえずコーヒー飲むか!!
タバコ吸いながらよっ!!!
...イヌどっちに賭ける...?(^ω^)」
「......キスしない...ワン。」
「いや!キスするな!!
カメムシはするぞ!
タバコ一本な!!!(^ω^)」
「ワン!!!(^ω^)」
ダイイングメッセージを残した勇者たちは、
この光景が見えるであろうか。
君たちのおかげで。
眩しさが強くなっている事を、
願う。
時は戻って、カメムシが寝てる間。
すべての?への説明と出来事をここで記す事とする。
カメムシがぐっすり寝てる間。
カメムシに見とれる女性。
ふとカメムシがPCで女性が寝ている時に、
何かしていたのお思い出し、
女性は心で思った。
「誰か好きな人がいるのかも...。
いえ!この人はそんな事する人ではありません!
...。
いえ!この人はそんな事する人ではありません!
...。
いえ!プライベートを覗いてはいけません!
...。
信じてないんですか!?
...。
..。
.。
お、おや?(;^ω^)
カメムシさんパソコンつけっぱなしですねぇ。(;^ω^)
これは万能生命体としては見逃せません!(;^ω^)>ビシィッ!
消さないと、消さないと...と、あっ!(;^ω^)(わざとらしいアッ)
まちがいまちがい!(;^ω^)
万能生命体も間違えるのです!(;^ω^)>エヘヘ!」
明らかにジャンクのサイトへと急接近の女性。
「おいカメムシ!
この置手紙何だね?(;^ω^)
字、きったなくて読めねぇの、て....。
聞いてるか?
どした?(;^ω^)」
「カメムシじゃないワン」
「?(^ω^)じゃ誰だろな。」
「私やってみるワン。」
「頼むぜ、相棒!」
「...ん!この女性はカメムシが大好き!
女性...と言うより...ああ!
私たちが見た存在ですワン!
ジャンク!
さっき言ってた娘ですワン!」
「ああ!(^ω^)
灰色と眩しさワールドかっ飛び美女だなっ!!
見えるか~い!!」
「見えてるワン!
あのね!
君がもの凄い速さで飛んで行ってそこに行ったのはねワン!
私がまず知る者、伝える者の合体存在であなたを知って、
友達の動かす者にお願いしてあなたを行きたいところへ、
移動させたのですワン。
びっくりしたワン?」
「......。(;^ω^)」
フリーズする女性。
「どうした。(;^ω^)
死んだのか?(;^ω^)」
「いや(;^ω^)びっくりしてるワン。
まずそちらに行けるようにしてほしいワン。
キーボードとか情報はもう知ってるね。
ただこの空間とあなたとカメムシの居るそばに、
カメムシの世界とこの空間、触れば行ったり来たり、
出来るよ、大人の手サイズボールを出現させてほしいワン。
文章打てば何とかなるワン。」
「...は...はい...。(;^ω^)」
ジャンクと犬の前にボール出現。
「あ(;^ω^)...ワン。」
「どしたの。(;^ω^)」
「これ必要なかったワン。
今、疑う者が教えてくれた。
移動する者に頼めよって...ワン。(;^ω^)」
「ハハハハッ!(^ω^)
相棒、やらかしたなっ!
アッハハハハハ!!!!(^ω^)」
「ジャンク!笑うな!
ワワワン!(^ω^)」
じゃれる二人に呆れる女性。
「...。(;^ω^)」
「ごめんだワン!(;^ω^)
ボール消していいワン!」
消えるボール。
「おお!ここがカメムシの世界!」
「狭いワン!
しかも防音してあるワン。
さすが万能生命体だワン!(^ω^)」
「ど、どうもです。(;^ω^)」
「おいイヌ!
困ってるぞ!(;^ω^)」
「伝えるワン!(;^ω^)
びっくりさせてごめんね!(;^ω^)ワン!」
既に出現した二人に信じられない女性。
「...。(;^ω^)」
~ うあああ(;^ω^)眠ってしまったー ~
~ しかもガスストーブつけたまま(;^ω^)... ~
~ 来月のガス代がぁ~...節約してたのにー... ~
~ (;^ω^)悲しい... ~
~ ちょっと風呂入ってきますー... ~
~ 共感!!ありがたき幸せです!!\(^ω^)/ ~
「まずは犬の説明した方が早いんじゃないか?(;^ω^)
俺はカメムシと似たり寄ったりだから、
説明いらないだろ。」
「じゃあそうするワン。
まずは愛の世界から始めるワン。
私自身も行ってたはずなんだけど、
覚えてないから伝えられないワン。
その愛の世界がある日、
おじいさんと生命体を巡り合わせ、
お互いに仲良く、愛するようになったワン。
ところが突然、一瞬にして。
灰色一色になってしまった愛の世界。
生命体が大きなボールになって、
包んで僅かな愛の世界とおじいさんを守った。
何故か灰色はその中には入って来れない。
灰色の弱点は愛なのではとそこで分かったワン。
おじいさんは灰色を消すのではなく、
救おうとしたけど出来ない、
落ち込んでいたおじいさんを生命体が、
初めてそこで話しかけて励ますワン。」
「何かその気持ち、分かります...。(^ω^)」
「君とよく似てるワン。
だから愛の世界の先も灰色ながらに、
あるのかもワン。
私の{知る}は今の所その先は、
知らないワン。
博士はもしかしたらそこまでわかっていたかも。
あ(;^ω^)ごめんワン。
今まで知る事、伝える事だけだったから、
愛のおかげで出来るようになったけど、
まだ覚えたてワン。
傷つくこともぱっと言ってしまうんだワン...。(;^ω^)ごめん。」
「ありがとうございます。(^ω^)
イヌさんも大変だったんですね。」
「ジャンク!私、この娘好きだワン!
愛!?愛!?」
「愛だなぁ...。(^ω^)
うんうん...。(^ω^)」
尻尾をパタパタさせるので、
繋がっているジャンクのズボンもパタパタする。
「それで、おじいさんはもう新たに愛の世界に似た世界、
今、私たちがいるこの世界を創って、
灰色を救う者が現れてくれる事を願って、
自分自身、あとちょっと愛の世界から拝借して、
愛の世界の内側にまず空間を創ったワン。」
「!!存在内部操作!!(;・ω・)
それは私ですら出来ません!
量産型達も一時避難場所として、
考えた案でしたが不可能でした!!!」
「私も知らないですワン。(;^ω^)
おじいさんが凄いとしか伝えられませんワン。
愛の世界から拝借した存在は、
空間創造に使ってしまったので、
後は自分を犠牲にしてバラバラになって空間に、
可能性を与える。
種をまいたようなものですワン。
でもその空間に飛び込む直前は、
おじいさんと生命体は凄いケンカしたみたいですワン。
当たり前だワン。
ジャンクがそうするって言ったら私は怒るワン。」
「そうなのか?(^ω^)」
「うん。(^ω^)ワン。」
「そうですね...。
私も寝ているあの人がそうするって言われたら...。
私は止めますね...。
でも...。
怒るのかな...。
あ...。
エヘヘヘヘ!そんなっ!!!エヘ!(/ω\)」
「...つ、伝えるかワン...?(;^ω^)」
「いや(;^ω^)カメムシにぴったりの娘だっ!」
「ええと(;^ω^)結局おじいさん新世界へダイブ。
砂をまいたように、
煙になったと言った方が良いかもワン。
煙の様な小さい粒の中に灰色を見たおじいさんの記憶も、
入っていたので、
本来の灰色程ではないけど一つに{なる}、
という行動を始めた。
私はおじいさんの一粒だワン。
何か一つだったけど自由にできる存在だワン。
それはおじいさんの願いだったのかもしれないワン。
灰色が動いたのを見て素直にこうしようと、
思ったのが私達の役割として確定。
私は知りたかったので、知る者になったワン。
だから友達いっぱいいるワン。
でもみんな一つの事をお互いにするだけだワン。
一番すごい友達は閉じ込める者だワン。
灰色を新世界にまず閉じ込めたワン。
灰色と私達のこうした行動の中で、
やがて奇跡が起こったワン。
新世界の中で新たに世界が出来始めたワン。
産まれては灰色に、産まれては灰色にならず自己消滅、
いろいろだワン。
止める者、吸い取る者のおかげで灰色の増殖は、
ストップだワン。
両者には狙う者が合体してるワン。
だから目標を止めて吸い取る者、だワン。
でもそれもあの手この手、
中には灰色の仲間になる者もいたのが現実だワン。
灰色を認める、認めないで別れたワン。
そんな中で産まれてくる世界も巻き込まれるワン。
新しく産まれ、灰色にならずに消え去った世界は煙に、
つまり私達になるワン。
その中で灰色に行く者も残念ながらいたワン。
産まれてくる世界が供給源になった私達。
それは灰色も同じ。
灰色の一つに{なる}を変える方法は、
見つからなかったワン。
間もなく、あの時はよく覚えているワン。
眩しさの誕生だワン。
これが愛なのかは私でも知らないワン。
おじいさんの何かである事なのか、
新たな現象なのかはわからないワン。
眩しさが灰色になる事もあったし、
私たちが眩しさに触れても何も起きない。
不思議な存在だワン。
そんな時!眩しさだらけになったその時!
それまでこの世界に姿を現した者は、
沢山いたはずなのに!
ジャンクとカメムシが来た時に、
私と伝える者、他の数知れない友達が、
皆ジャンクに灰色よりもちょっと白い線で、
繋がったんだワン!(^ω^)
ジャンクと繋がった私達は同時に今までしていた、
それぞれの役割が強制的にストップ。
ジャンクを通して何故か伝える者のおかげで、
皆と話し合えるようになったワン!。
私達が話し合った結果。
ジャンクへの繋がりを辿りたい者、
辿らず待機、我慢する者に分かれて、
辿りたい者が皆、合体していく中で、
気が付いたらジャンクの横でイヌになっていたわけだワン。(^ω^)」
「どうだ!(^ω^)すごいだろ!!」
「...し...信じられません...。(;^ω^)」
以前のカメムシ状態の女性。
「ま(^ω^)早い話、犬が俺に一目惚れして、
飛び込んできて友達いっぱいで、
その友達も喜んでる!(^ω^)
てこった!!(^ω^)」
「そうだワン!!!
ワワワン!!!」
じゃれる二人。
どことなく状況は違えど、
カメムシと女性に似ている二人を、
呆れながらも微笑んで眺める女性。
愛おしくて。
説明など出来ない程。
愛おしくて。
悲しいけれど。
愛おしくて。
悔しいけど。
愛おしくて。
楽しくて。
愛おしい。
愛。
そう表現している、
そう言葉にしている、
それ自体間違いなのかも。
例えるなら今はあの、
眩しさなのかもしれないと、
形、批判、認める、常識、説明。
何も役に立たないその眩しさは、
ただ、眩しいのだ。
「では、イヌさんも私のモノゲーユの様に、
こうして移動できるという事なんですね?」
「それはジャンクのおかげでそうなったワン。
ジャンクと会ってなかったら私は{知り}続けていただけだワン。(^ω^)
...ただ...(;^ω^)...その...問題が一つあって...。」
急にうつむくイヌ。
「そうなんだよ(;・ω・)俺と繋がってからたまに、
落ち込むんだよなぁ。
何でなのか言わないし。(;・ω・)」
「!!!まさか!イヌさん!(;・ω・)!!!!」
サササッと犬をジャンクに聞こえない所まで連れていく女性。
何やらジャンクに知られてはいけないコソコソ話をしているようだ。
「?(;^ω^)?」
立ち尽くすジャンク。
目を潤ませうつむく犬に、
背中に手を添えて慰め共に目を潤ませる女性。
「??(;^ω^)??」
俺なんかしたのかな?と、思うジャンク。
突然、イヌと女性は腰に手を当てて立ち上がり。
ジャンクに女性が言い放った。
「ジャンクとカメムシは女心が分かってないですっ!!!」
「え!(;^ω^)えええぇぇぇ~~~~~!!!!!」
まるでリボルバー式でよく手入れのされた拳銃で、
魂の一撃によって、
心臓を撃ち抜かれたが如く、
何故か衝撃を受けるジャンク。
~ いつも共感、HIT数上昇、本当に ~
~ 励みになっております(;^ω^)本当に ~
~ 心から感謝、申し上げます。 ~
~ 共に読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ 本当に(;^ω^)ありがとうございます ~
~ 眠気と集中力欠乏しかけていますが(;^ω^) ~
~ 最低2レスでも良いので続けます(;^ω^)薬強いのかなぁ... ~
「あ!(^ω^)!わかった。」
ジャンクがひらめいた様に叫ぶ。
「「えっ!!!!!(;^ω^)」」
焦るイヌと女性。
「ウヒヒッヒヒヒヒ!!(^ω^)
そう言う事でござったか、イヌちゃんっ!ウヒッ!
実は欲しくて欲しくて仕方が無いのに、
お願いする勇気も無い....。
お前の欲しがっているものが...、
分かってしまったぞぅっ!!!!(^ω^)(すっごい悪い顔)」
犬がま、まさかそんなっ!!みたいな顔をして、
驚いているが少し照れている。
情勢は目を潤ませて嬉しそうにジャンクと犬を見つめる。
「名前だな?(^ω^)」
(^ω^)(^ω^) ←犬と女性
この後、ジャンクが何故か二人にボコボコにされたのは、
言うまでも無い事である。
「ま、まあ(;^ω^)といわけでですね。 ←ボロボロのジャンク
イヌさんはそのまま、
君はカメムシ好きなので、
イモムシと!
こうなった訳ですなっ!(;^ω^)」
(・ω・) (・ω・) ←まだ怒っている二人
ジャンクの心の声。
「な、なぜ怒っているのだ!?(;・ω・)
なんかしたのか!?おれ!
おれ!なんかしたのか!?
なんか!おれしたのか!?
したのかなんか!おれ!?
四種類できたな!!
いや、ちがうしょ!!(;^ω^)
言葉で遊んでる場合じゃないでしょ!!
~ ええ(;^ω^)申し訳ないです ~
~ Windows 10 の更新プログラム入ったので ~
~ この変なフリーズしそうな現象は!と ~
~ 思ったらやはり更新ですよ~ってやつでした ~
~ 作曲の時もこれで一回全部白紙になっております(;^ω^) ~
~ もうパソコン古いからなぁ...(;^ω^) ~
~ 更新終わるまでお待ちください(;^ω^)> ~
怒っているのにちょっと照れてるよ!?(;^ω^)
なんで!?(;^ω^)
名前じゃないの!?
じゃあ何なの!!
間違えたらまたすごい鉄拳制裁来るよ!?(;^ω^)
不老不死だからこそ嫌だよ!?
人間は痛みから逃れるために、
気絶するの!!(;^ω^)
俺は何故か気絶しないの!!!
ずっと痛いの!!!
おかしいじゃない!!!
設定おかしいじゃない!!!
普通痛くないじゃない!!!
誰か楽しんでるじゃない!!!
誰!?(;^ω^)
俺!?(;^ω^)
それ!?(;^ω^)
どれよっ(;^ω^)!!
と、とにかくだ!!
今は次の鉄拳制裁から逃れる策を、
考え出さねば!!!!(;^ω^)
死!!!!!!!(;・ω・)(ちょっと楽しんでる)」
急にジャンクがふぉっふぉっふぉっ...と笑い出す。
「まあまあお二人とも、
落ち着きなされ。(^ω^)
この仙人がお二人の悩み解決しましょうぞっ(^ω^)」
(;・ω・) (・ω・;) ←怒りながらも少し興味ある二人
イエッス!切り抜けたゼッ!ジャンクッ!、と思うジャンク。
「わしとイヌたんはもう、そらぁ仲が良い。(^ω^)
じゃがそこの透き通った娘っ子!!
そちはまだカメムシに気を使っておるではないかっ!」
(/ω\) (;・ω・)
イヌたんて呼ばれたっ!と喜ぶ犬。
図星のイモムシ。
いけるっ!、と目をキラーン!とさせるジャンク。
「そこでじゃ!(^ω^)
わしが考えた必殺技をそなたに伝授しようぞっ!!!」
三人しゃがんでコソコソ話し始める。
結果、カメムシが起きた時の、
意味の解らない出来事が作戦となり、
イモムシとカメムシはイチャイチャ新婚さんモードに、
アップデートをかける事となった訳である。
元々はジャンクが痛い思いをしたくないだけの、
話だったのだ。
尚、イチャイチャ新婚さん、ハードモードとなった、
急接近中の二人の会話、
表現は、
この物語をそんな恋愛小説にする目的では、
元々無い為、これを見ている存在の、
想像にお任せするところである。
正直、
表現しているこちらが恥ずかしくなる、
という状況だ、とだけはここに記す。
フーリーヘイド 第八話 ~俺達が約束した行くべき地獄~
「イモ。(^ω^)」
「カメさん。(^ω^)」
カメムシへの今までの説明も終わり、
二人まだイチャイチャ新婚さんモードではあるが、
犬のおかげでジャンク達の場所へ来ている、
カメムシとイモムシ。
四人揃って座っている中で説明は、
先程の不思議な現象へと移りかけていた。
「お二人が抱きしめ合っている間に、
こちらでは異変があったワン。」
「カメムシ、あれはちょっと、
尋常じゃなかったぞ。(;・ω・)」
いつになく真剣なジャンクに危機を感じるカメムシ。
「兵器本体か...?」
一番恐れている事をまず聞くカメムシ。
「いや、俺達が灰色と眩しさの世界。
そこの灰色が可愛げに見えてしまうほどのもの、
と言えば良いのか...。
イヌが冷たくなってな、氷みたいに。
とりあえず愛の世界の方向を警戒しながらも、
イヌを温めるぐらいしか俺には出来なかった。」
「フーリーヘイド...。
私は奥にいる何かから知った。
そしてジャンクに伝えたんだワン。
フーリーヘイド...。
何なのかは私も知らないし、
知る事が出来ない。
私は愛の世界は知っている、
でもどんな世界かは知る事が出来ないワン。
その何かも同種、
似た存在かもワン。」
「イモも何かは読み取れないのか?
視界移動はやめとけよ?(;・ω・)」
「駄目です。(;^ω^)
目の前の壁の奥ですら、
ナビゲーターも読み取り、計測、
予測、観測、採取、情報...。
全て遮断。(;^ω^)
壁の奥にエラーの壁があるみたいな状態です。
こんな事は初めてです。
そして壁さんの文字ですら、
私は読む事が出来ません。
ここからは私の万能は、
役に立たなくなる確率を、
予測する方がたやすいです。(;^ω^)」
「イヌもお手上げ、
イモちゃんもお手上げ...。(;^ω^)」
「まいったな...。
まぁでも今の所、
壁の奥へ行ってくれた存在があって、
皆、ヒントを残してくれたのなら、
これから先へと進む道は、
見えてくるんじゃないかな。(;^ω^)」
「...お前、爺さん生きてたらまた怒ってたぞ。(;^ω^)
そのナイスアイデアはワシのじゃぁ~!、て。(;^ω^)」
「...そうだな。(;^ω^)言いそう...。」
「それは私も賛成だワン。
私が文字をすべて知って、
イモちゃんに伝える。
イモちゃんはその情報を整理。
共通点、気になる点、注意すべき点、ルール等。
どうでしょう、イモちゃん?」
「...(;・ω・)...。」
「「「?」」」
何かモジモジしているイモムシに、
?の三人。
「イモ?(;^ω^)」
「あ...あのですね(;・ω・)その...私は、
多分その情報はすごく多いと思う訳でして、
その沢山の情報を処理すると、
沢山、働くと言うかその...(;・ω・)
...。
..。
.。
カメさん!!(/ω\)」
「は、はい!!(;・ω・)」
「スパゲティーまた作ってくださいっっ!!!!!!(/ω\)」
何を恥ずかしがって言うかと思えば。
そんな感じで笑い始める三人。
「いいよ!(^ω^)イモ!
沢山、作ってあげるよっ!!」
「\(;・ω・)/...ハイッ!!!」
ヤッタ!!と言わんばかりに喜ぶイモムシ。
あんな説明のつかない現象へと近づこうとしている、
勇者、四人には到底見えない中、
笑って喜ぶ仲間にしか見えないのであった。
ジャンク、犬、カメムシ、イモムシ。
もはやまともな名前なのはジャンクのみである。
もっとましな名前はなかったものか。
でも。
奥にいるあの何かの前では、
名前ですら凍り付くように、
意味が無いのかもとも思う、
私であった。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ もしかしたら眠気すっきりで ~
~ 書き始めるかもしれませんが ~
~ 今後を組み合わせるので ~
~ 寝る確率が高いかと(;^ω^) ~
~ 一応読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ 共感くれた皆様、本当に ~
~ ありがとうございます(;^ω^) ~
~ んんん!!!(;^ω^)じつは!!! ~
~ 先程から一睡もしておりませんっ!!!(;^ω^) ~
~ アイデアが溢れすぎて ~
~ 下敷きになっております!(;^ω^)>ビシィッ! ~
~ 俺は、生活保護という ~
~ 鬱による閉鎖空間に今、皆様に ~
~ して最低限の範囲で食べさせて ~
~ もらって、いつまでかかるであろう ~
~ 治療に専念させて頂いてる訳なんですが(;^ω^) ~
~ あくまで自己満足押し付けて、都合よく ~
~ 言っているのですが、どうせ!! ~
~ この機会を頂き!どうせ物語を書くならば!(;^ω^) ~
~ 良いものを書きたい!(;^ω^) ~
~ 俺にしかできないお金目標ではない! ~
~ 今の俺にしかできない表現を用いて! ~
~ この長年練りあげてきたフーリーヘイド ~
~ 慎重に表現したいため(;^ω^) ~
~ 極力今自分の中にある記憶だけに頼り ~
~ この先分かりませんが(;^ω^)>エヘヘ ~
~ それを部品として組み合わせて物語を創っている ~
~ そんな売れない、なんだこれ、意味が無い ~
~ そういうものに今途方もなく挑戦する中で ~
~ HIT数、共感、ウォッチリスト登録、付箋 ~
~ これは作曲の方もそうなんですが(;^ω^) ~
~ ものすごい俺の力になっています!!(;^ω^) ~
~ これからもこのフーリーヘイド、作曲を通して ~
~ 結果こんな俺を支えてくれた皆様への精一杯の ~
~ ご恩返しとしたい為、真剣に慎重に ~
~ 作曲はサボり気味ですが...(;^ω^)>ポリポリ.. ~
~ フーリーヘイドを組み上げていきたいと ~
~ 思っとる次第です!(;^ω^)>ビシィッ!! ~
~ 以上!サイゾウただサボりたい宣言でしたっ!!!(;^ω^)>なんつって ~
~ 祝!3500HIT達成!!\(;^ω^)/ ~
~ 本当にありがとうございます!!!\(;^ω^)/ ~
~ ...(;^ω^) ~
~ まだ一睡もせず悩み中...(;^ω^)ん~む... ~
~ 部品が多すぎる...(;^ω^)>ポリポリ... ~
~ お待たせしておりますorz←いつもより深く ~
~ ようやく出だし見えて来たので始めます(;^ω^)>ビシィッ ~
~ いやぁ~(;^ω^)久しぶりに唯一アカウント ~
~ 消してなかったオンラインゲームに久々に顔出しまして(;^ω^)> ~
~ 一瞬でしたがみんな元気そうで何よりでした(;^ω^)=3 ~
~ 生活保護の身分でゲームはしない、と俺の勝手なルールを ~
~ 決めているので顔出すだけだったんですが懐かしかったです ~
~ 彼らもまた支えてくれた存在ですね(;^ω^)まだ貯金あった時です ~
~ 俺の現状は知らないんですけどね(;^ω^)>えへへ ~
~ さ!そんなどうでも良い話は置いといて!(;^ω^) ~
~ 書き始めますー(;^ω^) ~
遮断する者、
今、四人を結果守った事となった壁。
イヌが文字を読み取り、
イモムシに伝え、
イモムシが得た情報を整理。
ジャンク、カメムシは二人なりにこれからどうすべきか、
文字の情報はまだイモムシが作業中のため、
分からないが二人なりに話し合い中だった。
こうしてとりあえずやってみよう、という事になり、
イモムシのお腹が空いたら中断、
スパゲティーを作るという事に話は落ち着いた結果の様である。
ジャンクは文字解読の前にあらかじめ、
イヌにお願いしていた事がある。
それは解読しすぎるな、
辛くなったら何が何でもやめろ、という事。
当然である。
歴戦の尊敬すべき四人の道となった勇者たちと言えども、
結果は最後の断末魔の叫びを記した文字。
死を目前にした言葉なのだ。
それを本にして500冊、イヌは読もうとしているのである。
ジャンクが言った事は当然な心配の言葉となるのだ。
イモムシもイヌから得た情報内容は読んだりせず、
ただの情報として整理しているようだ。
その点はカメムシは安心しているようである。
私個人、こうした見た事の無い存在を見る、
読む、味わう、聴く、触る。
どれにせよそれが、
必ず何らかの結果を、
どれの行動を取ったにせよ、
伴うと思っているのだ。
忘れる、思い込み、勘違い、疑い、憎しみ...。
並べたこの言葉とは逆の印象の言葉が、
結果となる事が望ましく、願いである。
「どんな解読結果が出たにせよ、
俺達は進まなくちゃならんわけだ。
どこで覚えたんだが知らないが、
いつもこうした勇者なんて呼び名などどうでも良くなるような、
危機的状態に追い込まれると、
思い出す言葉がある。」
「反乱と言う私達の勝利が、
戦争と言う永い悲劇に幕を閉じた。
しかし終わってみれば、
横領、犯罪、誘惑、支配...。
反乱前とさほど変わらない日常へと、
今、悲しくも戻りつつある。」
「だけど、私達が諦めなかったように、
こうした日常に流され、
諦めたその時、
悪夢は再び膨れ上がり、
気が付いた時には遅いのかもしれません。
同時に正義の鉄槌の反乱もまた、
膨れ上がるのです。
諦めない限り。」
前半はジャンク。
途中からカメムシが後半を語った。
「お互い似たような言葉に影響されているんだな。
俺も知っているよ。
何と言えば良いか、
悲しいけどそうだよなっていう言葉。」
「繰り返す事が無いのが一番何だがなぁー...。(;^ω^)
いつもそう思うぜ...。(;^ω^)
色んな存在が意味を持って存在する中、
それも無理なのかとも思う訳だが...。(;^ω^)」
「ん~...。(;^ω^)
とりあえずだ!(;^ω^)
俺達はまず約束した!
地獄に喜んで落ちますよと!
そこで地獄すら救う神の道具になります!、みたいな事を、
俺達は望んだ訳だ。(;^ω^)」
「そうだな。(;^ω^)
結果、爺さん登場だった訳だが。(;^ω^)」
「爺さんが天使に見える程地獄だがな、ここは...。(;^ω^)」
「予想以上のな。(;^ω^)」
「爺さんは似たようなものが来るとも言ってただろ?
大人数で行くべきなんだろうか。
それとも...。
ああ...俺達は吸収できないのか。(;^ω^)」
「それに解読結果によってまた新たな事実が、
これから出てくる訳だしなぁ...。(;^ω^)」
「結果待ちか。(;^ω^)」
「そうだな。(;^ω^)」
「「...。」」
「...地獄と天国ってどんなとこなんだろ。(;^ω^)」
「嫌だって所とあ~良い所だってイメージしかない。(;^ω^)」
「...。(;^ω^)
だよな。(;^ω^)」
「それに天国は俺達の約束に反する。
地獄行きます!って言ったんだ。
考えること自体、それこそ罪なんじゃないか?(;^ω^)」
「...ああ...。(;^ω^)
そうなるか...。(;^ω^)」
「「...」」
黙る二人。
「...地獄に何かヒント無いんだろうか。(;^ω^)」
「?(;^ω^)なんだそれ?」
「いや(;^ω^)今まで挑戦した者の中で、
とりあえず地獄って何なの?って思った存在も、
いたんじゃないかなぁって...。(;^ω^)」
「地獄見学旅行しようぜ!、てことか?(;^ω^)」
「ま、まあ(;^ω^)そう言う事になるのかな?
でもおそらく爺さんが言ってたように、
行き着く先は灰色な訳なんだけど、
もう簡単に適当に言うと、(;^ω^)
ボールの中で灰色と眩しさの世界、
イヌ達も色んな事してる中で、
世界が出来たり消えたり、
灰色になったりしてる。
そのボールにこの通り道の様に、
色んなつまようじ、棒が刺さったように出現。
その中に地獄があるって事だろ?(;^ω^)
行って見たくない!!?(;・ω・)」
目をキラキラさせるカメムシ。
「...(;・ω・)...おまえ...。
産まれ消えてく世界で必死に生きてる、
存在の前で、
それ言える?(;・ω・)」
「......。(;・ω・)」
絶句と共に反省、後悔するカメムシ。
「ああ(;・ω・)その考えは浸食のせいじゃな!
て、爺さん言うぞ(;・ω・)きっと...。」
「...反省します...。(;^ω^)
そうだよな、
しかもこのいかれた真実を、
号外ごうがーい!って言いながら地獄に、
チラシ配りに行くようなもんだしな。(;^ω^)」
「...。(;・ω・)
ん~でも方向は間違ってないかもな...。(;・ω・)
他の棒への接触か...(;・ω・)ん~...。」
ベンジャミンに会えるかも!、という一番罪深い考えを持つジャンク。
「...来るかもしれない存在。
同じ似たような存在か...。
俺達が壁に言葉残すまでに来るのかすら分からない話だよ。(;^ω^)」
「実際、爺さんがどれだけ待ってたかも、
今となっては分からないしな。(;^ω^)
まあ、短くはないだろ、(;^ω^)多分。」
「イモムシの重要情報も気になるしなぁ。(;^ω^)」
「イモちゃんの?」
「うん(;^ω^)どれだけ永い事、
俺を球体で探していたかは分からないけど、
ジャンクも聞いただろ?
その中で得た役に立つと思える重要情報。
その中にとんでもない悪い奴の情報があるって言ってたのが...。
なんか引っかかってると言うか。(;^ω^)
気になるんだよなぁ...。(;^ω^)」
「...(;・ω・)...。
どんな情報なんだよそれ...。
怖くて見たくないぜ。(;・ω・)」
ジャンクはイヌが言った探索時間については、
黙っておこうと誓いながら、
表情を変えず返事を返した。
カメムシは知らないながらも、
その探索時間は気が狂ってどうにかなってしまうほどの、
永さである事は、
頭が悪くても分かっているつもりであった。
知りたくも無かった。
ジャンクは数字で、
それも憶測であろう数字によって知ったが、
頭が悪いのはカメムシと同様。
あぁ~(;^ω^)それは酷い...。
という程度ですんでいるが。
もしこれが、
数学に人生も何もかも捧げて来た存在が、
もうあなたの数学では表現できませんと言う、
得体の知れないものが、
老体という時間の呪いがもたらした存在への結果の中で、
現れたとなれば、
当然その存在は大喜びして、
老体であった自我など脱ぎ捨てて、
再び壁に数学と言う自分自身を叩きつけるのであろう。
しかしそれは都合の良いお話であり、
あり得る話なのだが、
その存在がそんなまさか!!!、とゴールにやっと、
辿り着いたのだと思い込んで疲れ切った目の前に、
理解不能な新たな壁。
数学を知っているが故に、
数学に身も心も人生も捧げたが故に、
これは理解不能だと悲しくも思え、
残酷に理解してしまう存在もまた、
可能性の一つなのである。
気が狂って何かにすがり、
この苦しみをどうにかして忘れようとする。
どんな事をしても。
そんなどうしようもない壁の前でのたうち回り、
身を引き裂いて、足掻き、もがき苦しむ可能性も、
否定できないのである。
知らぬが仏などと言う言葉が、
深く突き刺さる様な、考えさせられる現象。
愛と言うお金持ちだが、お金と言うお金持ちでは無い。
愛と言うお金持ちでは無いが、お金と言うお金持ちである。
愛と言うお金持ちだと思い込んで、お金と言うお金持ちでは無い。
愛と言うお金持ちでは無いが、お金と言うお金持ちだと思い込んでいる。
愛と言うお金持ちでは無いし、お金と言うお金持ちでも無い。
結局、四人の前に立ちはだかり、遭遇している壁は、
失い続けた挙句、
灰色と言う終焉を迎えるという理解不能なものなのだ。
どうして、
何故、
理解不能に、
理解不能な四人が立ち向かう。
理解不能であったであろう存在が叩き続けた理解不能な壁。
理解不能に灰色に朽ちた存在。
でもこの四人は歩き続けているのだ。
目の前で。
叩き続けているのだ。
愛ゆえに。
「イヌさんは食べたりしないんですか...?(;^ω^)
スパゲティーとか...。(;^ω^)」
「え!?(;^ω^)
ワ、ワン...。(;^ω^)
ジャンクから学んでいる愛でもしかしたら...。
食べれるかもだワン...。(;^ω^)
...。
愛と言うのは複雑だワン。(;^ω^)
嬉しいのだけど、嬉しくも無かったり...。(;^ω^)...ワン。」
「!わかります!(;^ω^)
何か時にはもう......!!」
「ワワワワワン!!\(;^ω^)/
そんな!そんな事強制的に知らせないでほしいワン!!!!(;^ω^)
ヒィーン!ヒィーン!(;/ω\)」
「あ!!(;・ω・)申し訳ありませんっ!!
何でも知ってしまうイヌさんの前で、
私は何て事を...!!!!(;/ω\)」
ジャンクとカメムシに内緒で、
作業そっちのけでおしゃべりに夢中、
そして何故か赤面する二人。
何故か私はここで、
口は火であるという神の教えを思い出す。
「...(;^ω^)=3...何とか燃え出した業火は、
消化出来たですワン...。」
「ごめんなさい...。(;/ω\)
...。
でも!元はと言えばですよ!?(;・ω・)
カメさんがあんなHなものを見ていなければ...!!(;・ω・)」
「.......!!!!」
「「(;/ω\)」」
再び業火、再燃焼の二人。
これもまた知らぬが仏と言うべきなのであろうか。
イモムシはカメムシの全ての情報を知るのは、
欠かせない必須事項であり、
嫌でも全てを知ってしまった結果。
好きになってしまった訳である。
全てを知ったうえで。
イヌもまた同じでジャンクに引き寄せられ、
結果、イヌとしてジャンクに出会ってしまった瞬間、
嫌でも全てを知るイヌ。
同時に愛も当然知り、
ジャンクを好きになるという始末。
もう奇跡としか言いようのないこの現象が今、
愛ゆえに二人を悩ませているのである。
欲しいが、失った人に求めるのは残酷。
知っていながらも、歯止めの効かない膨れ上がる愛。
これも愛が成せる現象の一つなのだろうかと、
他人事のように見ている私は、
勝手に同情する。
早い話、二人はHな事に欲情している様に、
見えたのかもしれないが。
欲情してる事も否定出来ないのかもしれないが。
お互いジャンクに、
カメムシに近付きたいのだと思う。
知りたいだけなのだと思う。
それこそ何回もしつこい様ではあるが、
愛ゆえにである。
そう考えると愛もまた灰色側なのか、
それとも兵器への打開策なのか。
疑いが生じてきそうなものではあるが、
この恥じらう二人を見ていると、
打開策だろうか、灰色側のなのだろうかなど、
分からないし判断は千差万別である。
とりあえず私はゴチャゴチャと、
理屈っぽくここで文字を打ち続けるしかないのであって、
これは苦しみを乗り越えて来た二人への、
ご褒美の時間なのだと思い込む事とする。
「キャー!!(;/ω\)
エヘヘヘヘヘ!!!!(;/ω\)」
「ワワワワワンッ!!!!(;/ω\)
ヒィーン!ヒィーン!!(;/ω\)(激しく鼻を鳴らす)」
「「(;^ω^)...。」」
どうしたんだあの二人。
そう思いながら、
作業してくれていると思い込んでいるジャンクとカメムシは、
何故か恥ずかしがって悶えている二人を眺めるのだった。
燃え盛る二人の業火が自然鎮火をようやく迎え、
ふらふらになりながらジャンクとカメムシに向かって、
歩いてくるイヌとイモムシ。
「「!(;・ω・)!!」」
え!そんなに解読って大変なの!?、と驚くジャンクとカメムシ。
「す、少しだけど...解読ひまひた...ワン。」
「....おなじふ...れす.....。」
ボロボロの二人。
「と、とと!とりあえず休みなさい!ね!?(;^ω^)」
「イヌ!おいで!!(;^ω^)痒いとこかいてあげよ!!!!」
「「!!!!!!」」
二人それぞれ、
イモムシはカメムシに抱き寄せられ、
イヌは強制的にジャンクにお腹を見せて、
あぐらをかいたジャンクの上に。
二人の悩みと止められない喜びは、
しばらく続きそうである。
「これが愛なんだね。」
「うーん、いいね。」
「本当にそう思う?」
「あはは!面白い!」
「悲しいのかもね」
「腹立たしいっ!フンッ!」
ジャンクと繋がりを持ったイヌの友達も。
灰色と眩しさの世界に残った事をそれぞれ思いながら、
ジャンクを通して、
愛を学んでいるようである。
~ 祝...!(;・ω・)400レス...! ~
~ 俺、こんなに文章打てた存在だったっけ...(;・ω・) ~
~ 先月の12日から始めた、このフーリーヘイド ~
~ ...自分が信じられません...(;^ω^) ~
~ 外国に行ってた時に、宮沢賢治が凄く好きで ~
~ 短編の物語を一回だけしか描いた事の無い ~
~ しかも10ページも無い中途半端さ(;^ω^) ~
~ 題名は忘れたのですが ~
~ 確か玉座の前に大きな鐘を完成させたのと同時に ~
~ 王様夫婦の息子マグラトスが誕生日を祝う日 ~
~ 得体のしれない闇が平和で幸せだった王国を滅ぼし ~
~ 皆殺しにするという恐ろしい事が起こる ~
~ あ(;^ω^)そうだ!題名、闇剣士マグラトスだ!思い出した! ~
~ 大きな鐘がマグラトスとマグラトスの世話役だった老人が ~
~ 落ちて来た大きな鐘の下敷きに ~
~ 片足が鐘の下敷きになり、マグラ様1どうかお静かに!と ~
~ 痛みをこらえながら願う老人 ~
~ 必死に封鎖された鐘の中で外から惨殺される断末魔を聞きながら ~
~ 耳を塞ぎ泣くのをこらえるマグラトスはやがて ~
~ どこから燃え移ったのか火に包まれる ~
~ やがて外は静かになり、生き残った者が鐘をひっくり返し ~
~ 老人がマグラトスの炎を自分の服で片足が潰れているにもかかわらず ~
~ 消したがマグラトスは炭のように焦げてもはや絶望と思ったその時 ~
~ 怒りに燃え上がる真っ赤に血走ったマグラトスの目が焦げた ~
~ 黒い顔の中で復讐を誓うが如く開いたのである ~
~ (;^ω^)みたいな内容ですね。いやぁ~なつかしい(;^ω^)>えへへ ~
~ ほんで闇の正体が地獄に関係しているって事が分かって ~
~ 地獄の門の扉を開ける、みたいな話でした(;^ω^) ~
~ もうその時からフーリーヘイドの原型は出来てたのかも ~
~ ...今から25年前ですね(;^ω^)>いやぁ~びっくり... ~
~ と言う訳で、休憩入ります(;^ω^)またかよ~... ~
~ う~ん続けようかと思ったのですが ~
~ ここでまたお時間頂きます ~
~ 勝手にごめんなさい(;^ω^) ~
~ 何故か止まってしまった ~
~ なんか引っかかると言うか(;^ω^)... ~
~ やめるわけではないのでご安心を!(;^ω^) ~
~ 申し訳ないです!!!orz ~
~ う~ん...(;・ω・)...あれはまだだろ?う~ん... ~
~ おはようございます~(;^ω^) ~
~ 少し寝ました(;^ω^) ~
~ あれからフーリーヘイドの事ずっと考えています ~
~ はっきり言いますと(;^ω^) ~
~ この先はもう本当に(;^ω^) ~
~ ああ(;^ω^)これは心療内科通う事になるわ ~
~ みたいな世界がどんどん出てきて時には ~
~ 大事な読者様を裏切る事にもなりかねない事態に ~
~ なる事で、もしかしたら今回悩んでいたのかもしれません ~
~ 利益目的では無い為、ここであえて、再度注意を!(;^ω^) ~
~ このフーリーヘイドは病んだ私の中の一部であり ~
~ 現実世界とはまったくの無関係であり、空想です ~
~ 生活に支障をきたしても私は無責任にも ~
~ 自分勝手にこの物語を進めていくうえで ~
~ 責任を取る事は出来ません ~
~ このオッサンキモい!暗い!で終わった方が良いとさえ ~
~ 思えるほど、深い所まで、行ったら戻れない所まで ~
~ 行った哀れな愚かなオッサンコメディダークストーリーと言うべきか ~
~ (;^ω^)変でキモいけど読んでみよ、みたいな感じで ~
~ 読んで頂けたら幸いです(;^ω^) ~
~ 予告にもなりますがこれより先は、地獄という皆様が知っている ~
~ その先へと話は展開していきます。残酷など可愛いという ~
~ 無慈悲な表現も出てくるでしょう。 ~
~ そんな時はすぐに読むのを中止していただきたい(;^ω^) ~
~ しつこいオッサンだなぁと思われそうですが ~
~ 俺自身何故こんな事思いついたのか分からないためです ~
~ だから俺自身もそれほど怖いんです(;^ω^) ~
~ なんつって(;^ω^)では始めますー ~
四人とりあえず座って話し合う。
「まぁ(;^ω^)急ぐ事には越したことないんだろうけど、
慌てず慎重に進める事も、
大事かもね。(;^ω^)
爺さんと会ってから今までのルールが、
滅茶苦茶になったんだもの。
その前に自分達の整理すら出来てないのに、
進むのは間違いなのかもね(;^ω^)」
カメムシが落ち着いて話す。
「カメムシの言う通りかもしれないが、
...灰色と眩しさの世界では産まれては消えるという、
悲劇が知らずに失われ続けながらも繰り返されている。
これもまた否定できない事実か...。(;^ω^)
...イヌ、辛いだろ。」
ジャンクは足の上で丸まっているイヌに問いかける。
「...何も考えずに私は無慈悲に{知る}事のみを、
ずっと繰り返し、
ジャンクのように産まれて一部になって滅んで、
友達も皆、その繰り返しと言う流れに流されていた...ワン。
{知る}以外考えず。
そうなると私も灰色側だったのかもだワン。(^ω^)
何とかしなくてはと言う今の気持ちはなかったのですからワン。
灰色になる友達もいて、いなくなって、また友達が出来て。
幸い何故か私は灰色にならず幸運にもこうして、
ジャンクのぬくもりを感じていられる事は、
私だけずるいと言うか、繋がっていない友達は、
今も繰り返してるんだワン...。(^ω^)
正直、悲しいワン...。(^ω^)」
複雑な感情を素直に答えるイヌ。
「私もその気持ち分かります。(^ω^)
お父さん、お母さん、仲間である量産型、
世界を守ろうとした母親派。
一緒に何もできなかった中で、
私はこうしてカメさんと出会って、
スパゲティー食べさせてもらったり、
イヌさんやジャンクさんと、
楽しく会話させて頂いてる...。(^ω^)
...良いのかなって。
私だけって思います。(^ω^)」
イモムシも素直な気持ちを、
迷いを打ち明ける。
「それは俺やジャンクも一緒だよな?(^ω^)」
「おお!(^ω^)そうよ!
イヌやイモちゃんだけじゃないぜ!?
俺ら二人だっていた世界に大勢必死に生きてる、
頑張ってる人たち置いてきて、
ここに来てるんだ!!(^ω^)
俺はイヌ!(^ω^)」
「俺はイモに会えた!(^ω^)
素直にうれしいし、
逆にじゃあここに来てみる?って皆に聞いたら、
誰も来ないよ。(;^ω^)
まだ繰り返すほうが可能性あるだろうし。(;^ω^)
俺達はもう灰色一直線の時間無し、不老不死と言う、
条件付きの一発勝負の世界にいる。(;^ω^)
どっち?て言われたらこうしてこの世界に来てるのは、
俺達だけ。(;^ω^)
ただそれだけさ!(^ω^)
やれることやるだけだよ!(^ω^)」
「確かにそうだワン。(^ω^)
考えたらキリがないワン。(^ω^)
前に進むだけだワン。(^ω^)」
「そうですね!(^ω^)
出来る事をする!(^ω^)
それしか私達は今ありませんよね!(^ω^)
...。
解読はちょっとサボりましたが...(;^ω^)。」
「ワン...。(;^ω^)」
「ハハッ!(^ω^)
俺とカメムシは解読すら出来ないからずっと、
サボってるぜ!?(^ω^)」
「た、確かに...。(;^ω^)」
「「優しい...。(^ω^)」」(ウルウルするイヌとイモムシ)
「ところでよ!カメムシ!
この繋がりなんだけどよ。
色だんだん明るくなってないか?」
「あ、俺もそれ気になってた。
灰色と眩しさの世界の灰色とは違ってきてるのかな?
浸食されると白くなるのかな?(;^ω^)
気が付かないうちに俺達失ってるのかな...。(;^ω^)
...なんかそんな感じは無いけどなぁ...。(;^ω^)」
「私にもそれは知らないワン。
{知る}事が出来ないから友達の遮断する者、
壁の奥と同じく{知る}事の出来ないものと、
何か関係がある可能性も否定出来ないワン。」
「私にとっても繋がりはただ見えるだけであって、
分析、情報、探知等は何も出来ないでいます。
いったい何なのでしょうね。(;^ω^)」
「(;^ω^)悪いもんではなさそうだけどな。」
「結果イモと出会えた理由でもあるからなぁ。(;^ω^)」
黙り込む四人。
何気なく変色した繋がりを触るカメムシ。
「感触は無いが何だろ。
何と言うか...。
頑張れー、みたいな感じ(;^ω^)
何言ってるんだろ俺。」
イモムシも触る。
「...。
私は安心して、て感じ...ですね。」
イヌも触れる。
「私はワン。
...それでいいよ...かな?(;^ω^)ワン。」
ジャンクも触れる。
「...。
大丈夫...かな。
俺は...。(;^ω^)」
不思議な繋がりに不思議な感覚を覚える四人。
不快感は無く、逆に励まされている。
そう感じたのは四人同じ様である。
「「「「(;^ω^)」」」」
理解不能にやはり言葉を失う四人であった。
それはそうである。
一人は情報を電気を用いて一瞬にして得られる世界のカメムシ。
一人はマルシーノン、デンモ、宇宙すらない巨大な世界から来たジャンク。
一人は万能生命体、ほぼ不老不死であり不可能は無いに等しい。
一人は本来の世界の中、役目のみを全うし続けた結果、愛に目覚めた存在。
この四人でさえ理解不能なこの空間。
今まで困惑せず争わずにましてや好きになるなど、
更に進もうなどそれすら奇跡である。
普通ならとっくにおかしくなりかねないのだ。
「まぁ、一つ一つだな。(;^ω^)
爺さんの言ってた時間無し、不老不死ってのも、
灰色はそれすら否定するんだから、
怪しいもんだしな。(;^ω^)
そもそもあの爺さんと言う現象自体説明が付かねぇもんな。(;^ω^)
...まぁ悪い奴では無かったけどよ。(;^ω^)」
「そうだね...。(;^ω^)
...無茶苦茶だったけどね。(;^ω^)」
「私もそれはジャンクを通して知りましたワン。
おじいさんの言う通り、
やはりこの空間の現象、
誰であったかではなく、
ただそうなった、と言うしか今は出来ないでしょう。(;^ω^)ワン。」
「私はイヌさんから伝えて頂いたので、
私自身は知りませんでした。
私もそう思うしかないようです...。(;^ω^)」
「?(;^ω^)あ、そういえばイモは、
どうしてパソコンでサイト見ようと思ったの?(;^ω^)」
「!!(;・ω・)へっ!!?
...!そ、そそそ、それはですねっ!!!(;・ω・)」
キラーンとイヌの目が光る。
「ムフフフフッ...。(^ω^)
カメムシさん...。(^ω^)
それはですね...。(^ω^)」
怪し気に微笑むイヌ。
「お...おお!(;・ω・)イヌが楽しんでいるぞ!!」
「イ、イイ、イイイヌサン!!!!!(;・ω・)
ダメダメダメダメダメダメッ!!!!!(;・ω・)」
「(^ω^)?」
結局イモムシのパニック抵抗により、
イヌからカメムシには伝わらなかったようである。
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ ん~頭の中のパズルがようやく ~
~ ハマり始めました!(;^ω^) ~
~ 良い調子です\(;^ω^)/ ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ ウォッチリスト登録、付箋、共感くれた皆様 ~
~ 本当に(;^ω^)ありがとうございます ~
~ んむむ~(;・ω・)読者の皆様... ~
~ ペースが遅れて申し訳ないです(;・ω・) ~
~ この先四人が向かうであろう地獄の先 ~
~ 地獄とはそもそも生前悪い事をした者が ~
~ 行く場所なので(;・ω・)なおかつその先の ~
~ 表現、さらに二人はそこですら救うと約束している ~
~ そこに登場するのはもちろん悪い事をした者であり ~
~ その辺の表現が、彼らはどう動くか、何を思うか ~
~ 寝ても覚めてもそのことが頭で大会議を開いている状態です ~
~ 早い話、救いようの無いものを救うという表現 ~
~ そしてそれを見てくれた皆様があ(;^ω^)そうなるかもと ~
~ 納得のいくであろう表現は今私のスキンヘッドの頭を ~
~ 悩ませておるところです。貯金残ってたら頭に悩みと言う ~
~ タトゥーを大きく入れるでしょう(;^ω^) ~
~ 映画、記憶、妄想の中での彼らとの会話、つまり ~
~ 私なりに彼らに取材しているわけです(;^ω^)いかれてますね ~
~ もう嫌なんですよね(;^ω^)空に浮かぶ島が無かったっていうのが ~
~ 嘘だったっていうのが(;^ω^)単純に ~
~ でもこうして嘘ついてるじゃないという矛盾...(;^ω^) ~
~ 何言ってるんだこのオッサン(;^ω^)状態です ~
~ 後50分ほど時間下さいorz申し訳ないです! ~
「あ(^ω^)俺良い事思いついた。」
ジャンクが突然嬉しそうに叫ぶ。
「...なんか嫌な予感...。」
目を細めるカメムシ。
脳裏に何故か薄ら笑い、見下す爺さんの姿が出てくる。
「「(;・ω・)ドキドキ...。」」
何故か期待に胸いっぱいのイヌとイモムシ。
それはそうである。
二人は大体もうジャンクが何を考えてるか分かっているからである。
「旅行へ行くぞ!\(^ω^)/」
迷いのないジャンクの発言。
「...。(;^ω^)」
何かだんだん爺さんぽくなって来たな、ジャンク。
呆れながらも思うカメムシ。
「「\(;・ω・)/!!!」」
キター!!!!と言わんばかりに万歳する二人。
「あれこれ考えすぎなんだよ、まずは。
あれこれありすぎなんだよ、俺達は今。
爺さんはそんな中忘れさせる中でも、
俺達にあの手この手で、
怒らせたり、笑わせたり、感動させたり、悲しませたり、
してたじゃないか!(^ω^)
見本だよ、ここを生き抜くための!
あの爺さんは!
先駆者だよ!
先生だよな!早い話!(^ω^)」
「...ああ...。(;^ω^)
認めたくはないが、
この空間で実際俺達は、
気が狂う事もなく確かに愛について、
教わった気がする。
あの手この手で...ほんとに。(;^ω^)」
「「(;-ω-)(;-ω-)ウンウン!!」」
ヘドバンのように高速でうなずく二人。
「慌てても仕方ねぇよ!(^ω^)
遊んでるうちにやっぱり駄目でした~みたいな勇者、
たまに居ても良いじゃねぇか!
壁ちゃんにでっかく書いてから出発すんだよ!
何かよくわかんねぇから遊んでくるわっ!(^ω^)みたいな!」
「...目の前の問題、丸投げ...(;・ω・)...。
見事な開き直りと、無責任!!(;・ω・)」
カメムシが私の代弁をしてくれた。
「「!(;^ω^)/\(;^ω^)!」」
喜びのハイタッチをどこで学んだのやら、
パチンと音を立てる二人。
明らかに三人は同意。
残るはカメムシ。
無言でカメムシに、
にじり寄る三人。
「(^ω^)(^ω^)(^ω^)」 ←ちょっと怖い
「...(;-ω-)=3...わかった...」
強制的にカメムシ、合意。
喜ぶ三人。
爺さんが消えた時、
二人に変化が現れたのを、
覚えているだろうか。
灰色が二人に繋がりをもたらしたのだ。
これは仮定ではあるが、
爺さんは二人に接触、
自分の残る全てを、
灰色以外委ねた、もしくは何らかの何かを二人に、
託したのだと私は身勝手に思っている。
そうなると爺さんの正体はいよいよ分からなくなるのだが、
今はこの空間に花が咲いていて、
消えると当時に良い匂いだった。
そんな事があったとしか、
それこそ爺さんの言う通り、
結果に過ぎないのかもしれない。
「はいっ!\(^ω^)/と言う訳で!
お二人には友達の移動する者、従う者を合体させた!
従い移動する者!をご用意!!
モノゲーユ起動しなくて灰色と眩しさの世界!
つまりボール内と刺さっている棒の世界には!
どこでも行けるワン!!(^ω^)/
遮断する者の奥は行けないだけだワン!!!
ハッハッハッ!(何故か舌を出して息が荒くなるイヌ)
も、もう待ちきれないワン!!!!
アデューッ!!!!ワンッ!!!!!。」
ポンとイヌとジャンクが消える瞬間、
イヌが興奮で目が血走り、
ジャンクがどうかご無事でっ!、とカメムシに敬礼していたのは、
カメムシの錯覚だったのだろうか。
(;・ω・)ハッ!とただならぬ殺気のような、
欲望に渦巻いた気配に、
冷や汗を額に浮かべるカメムシ。
「エヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘッッッ!!!!
一人占めなのですっ!!!!!!
もう逃がさないのでありますっっっ!!!!(^ω^)>ビシッ!!!
エヘヘヘヘヘ!!!!エヘヘヘヘヘ!!!!」
顔と体が二人一体化するんじゃないかと言うくらい、
カメムシに抱きつくイモムシ。
ああ、神よ。
私は罪人です...。(;-ω-)
心で祈るカメムシであった。
+ほら!見てごらん!+...。+
+来てくれるかも!!+...そうだね!+
+ぼくたちのところにきてくれる!+うん!!+
+うれしい!うれしい!+やった!やった+
+いつもぼくらのめのまえまできてだめだった...+うん!!+
+...でもいままでとなんかちがう!!+うれしい!うれしい!!+
+...いっしょにまってくれる...?+もちろんだよ!あたりまえさ!+
姦 殺 奪 滅 狂 (や{め [ orz ]て }よ) 諦 恐 犯 誘 痛
+ありがとう!!うれしい!!+ぼくもだよ!!うれしい!!+
+!!...。だめっ!!+ぼくはきみがだいすき!!だいすきっ!!+
+やめて!!だめだよ!!+まずはぜつぼう!ほらみて!ちぎれた!!+
+あきらめないで!!!+つぎはね!またぜつぼうだ!!あきらめちゃった!+
+逃げちゃだめ!+わ!あきらめてよろこんでるよ!うれしそう!!!+
+ああ!声が!+みてみて!しらないふりしてたのに!すごいこまってる!!+
+だめ!!+ぜんぶいっしょにみよ!!ほら!うそがとまらくなってる!!!+
+...。+なんでいつもだまっちゃうの...ねぇ..ねぇったら!!ねえっ!!!+
ん?
何かあった様な気がするが。
気のせいであろうか、
私とした事が失礼した。
何か今あった様な気が。
ん。
忘れて頂きたい。
文章による表現がなれていないため、
疲れが出てきたのかもしれない。
とりあえずはである。
ジャンクとイヌ。
カメムシとイモムシ。
二組による旅行が強制的に始まった訳であるが、
前もって言っておこう。
これは恋愛小説などではなく、
病んだ物語なのである。
何を言うか!十分イチャイチャ新婚、見ていられないよ!小説だ!、
と思う存在が居たならば、
すぐにこの物語、本、文字、絵、物体であったならば、
粉砕してほしい。
私自身も方向性、物語の舵を切るのは大変なのだと、
この四人にはしてやられていると、
ぼやきのひとつも、出て来るのだ。
制御不能の四人。
もう馬鹿呼ばわりしないと誓ったため。
私はあえて何も言わないが、
溜息のひとつぐらいは許して頂きたいところである。
「「?」」
カメムシとイモムシが不思議そうな顔をする。
カメムシにイモムシが抱きつきながら。
しかもルンルン♪と言った感じで、
イモムシの片足が上がっている。
「何か今あった様な気がした?」
「はい、何でしょうね。
わからないですが、
そう思いました。」
見つめ合う二人。
「!!!...カメさんのエッチ!!!
えへへへへへへへへへへへへへへへ!!!!!!(^ω^)(ニッコニコ)」
「ハハハハ...(;^ω^)...。 心の中→ (;-ω-)=3」
何気なく遮断する者、壁を見るカメムシ。
「!!!(;・ω・)!!!」
驚いたことに壁に新たな大きい文字が出現している事に、
カメムシが抱きつかれながらも気が付く。
遊びに行って来るワン!!!
(;・ω・)イヌさああぁぁぁ~~~~んっ!!
心の中で絶叫するカメムシ。
どことなく呆れている壁。
「...壁さん...ごめんね...。」
複雑な涙を流すカメムシ。
無言でお辞儀したように見える壁。
この四人の変な許しがたい物語は、
しばらく続きそうである。
とりあえずである。
とりあえず私はカメムシとイモムシの様子を、
不本意ではあるが、
表現していこうと思う。
カメムシの住んでいた部屋へ戻る二人。
前のようにモニターの前で向き合って座る二人。
「どうしますか!?(^ω^)
カメさん!!」
「ん~(;・ω・)...ねっ。
どうしようかねっ......困ったよ。」
「自由時間ですよ!!\(^ω^)/
何でも出来ますし、
私がサポートいたしまするっ!!」
テンションMAXのイモムシ。
よく、ああウザいですねぇ!(;^ω^)、て言ってた、
亡き嫁の気持ちが痛いほどよくわかるカメムシ。
「...楽しむって事だよねぇ~...(;・ω・)ん~...。」
「はい!!\(^ω^)/」
「...そもそも俺は病んでるからねぇ...。(;^ω^)
世界が灰色と言うか、
唯一、興味が湧いたのが作曲と、
小説、物語の表現であるからなぁ...。(;^ω^)」
「...\(;^ω^)/...うぐっ。
たしかに...そうでした...。」
忘れていたイモムシ。
そうなのだ。
そもそも絶望の中でジャンクも同様。
普通ではない状態での空間への入場を果たしている二人。
喜びとするものにはもう興味が無くなっているのである。
エッチな事もしかりである。
爺さんや色んな事があったうえで、
今少し良くなったか、
悪くなったかは分からないが、
マシになったばかりなのだ。
「...ん~。(;^ω^)
私の世界...。
行って見ますか?」
「!?(・ω・)えっ!?」
「私はカメさんの世界の情報はもう、
知り尽くしていますので。(;^ω^)
カメさんは私の世界知らないのは、
何か...ずるいのかなぁ~と思いまして。(;^ω^)」
「イモ(;・ω・)平気なの...?」
「大丈夫ですよっ(^ω^)
カメさんだってこの世界大丈夫なんですか?(^ω^)
って聞いてるようなものですよ?」
「あ(;・ω・)たしかに。」
悲しい事があった二人の気遣いが、
不思議と会話を弾ませる。
「じゃあ、行って見ようかな?(^ω^)
イモの世界。」
「はいっ!!(^ω^)
ええと、では!
従い移動する者さん!
お願いします!」
イモムシの手の平の上に、
!マークと?マークを合体させたような、
黒い物体がチョンと出現。
「あらま(^ω^)イヌさんとはまた違う感じ...。
ギャアァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!」
絶叫のカメムシなどお構いなく、
何と表現したら良いのか。
灰色と眩しさの世界への移動はいつも、
イモムシのモノゲーユに頼って移動していたため、
近いという事もあったのか、
一瞬で移動していたのだが。
今回は遠いらしく。
目の前にコーヒーカップがあったとしよう。
そのコーヒーカップが視界全体に広がり、
360度包み込んだボールの中で、
360度同じ状態のボールがある、
どこまで続いてるのかわからない程遠くまで。
「爺さんの言ってた愛の世界だ!!」
思わず叫ぶカメムシ。
何と言って良いか...。
360度鏡の中で自分が浮いてて、
360度全てに無数の自分が居るんじゃが、
それぞれの無数の自分は自分で別なんじゃが、
ワシはワシって言うしかないんじゃよなぁ~...。
爺さんの言葉を思い出すカメムシの叫びに驚くイモムシ。
「!!そうなんですか!?
私はもう見慣れてるので、
何とも思ってませんでしたが。(;^ω^)」
「うん、爺さん言ってたんだよ。
...ほんとこの見たままを喋ったみたいに...。
あの人ほんとなんだったんだろ...。(;^ω^)」
「行先となった世界によって、
この現象の長さは違うようです。
私の世界はカメさんの世界から遠いのかもしれませんね。(^ω^)」
「ん~...(;^ω^)...そうなのか...。
モノゲーユもこんな感じなんだね。」
「はい。
球体による体験でもそれは同じでした。」
「もうイモから見たら普通ですよって感じなんだね。(;^ω^)」
何故か中腰のカメムシ。
「怖いですか?
大丈夫ですか?(;^ω^)」
「いや(;^ω^)...初めて自転車乗った気分...。」
前方からゆっくりと何かさっきの説明の、
コーヒーカップが広がってくるように、
何かわからないものが広がって来る、
と言うより包まれていく。
「ヒィ~~~!!イモ!イモ!何か来るよ!イモ!!」
恐くて仕方ないカメムシは叫びながらイモムシにしがみつく。
「...エヘヘ。
...大丈夫ですよ、カメさん...。」
もう愛おしい度MAXになるイモムシ。
そこは気が付けばもう到着したようであり、
もはや、
そこはもう、
説明が付かない。
まずはである。
二人が到着した場所から説明を単純にしていこうと思う。
地面がもう既に何と言うか、
コップの牛乳に一滴分残ってた牛乳を垂らし、
落ちて波紋が広がったなぁ、と言う所で、
ストップしたような地面と言えば良いのだろうか。
湖に雨が降っている水面が停止して、
地平線までずっと続いている地面。
空があるべきところ。
上空には信じられないほど大きな川と言えば良いのか。
地平線までそれが続いているのだ。
色は様々で所々で光ったり、暗くなったり。
建造物、山。
そう言ったものは一切、何一つ無い。
信じられないが本当に何も無いのだ。
「.....(;・ω・)!!!!....。」
当然のカメムシの反応。
言葉等出ない筈である。
「存在移動音域です。(^ω^)
移動するための私の世界の中の世界ですね。
カメさんは不老不死の為、
大丈夫だとは思うのですが。
ここに普通の人が来たらどうなるかは、
私にもわかりません。(;^ω^)」
「んっとね(;^ω^)何かホワンホワンするって言うか、
体膨らむって感じ。」
「!!!(;・ω・)!!!」
「どしたの!?(;・ω・)」
「い、いえ!その!!ですね!(;・ω・)」
「イモ!言って!!(;・ω・)何か怖い!!」
「...では申し上げますが(;・ω・)...。
カメさんずっと死に続けてます...。(;・ω・)
...即死なので痛みが無いだけなんでしょう...。
でも死なないので即死し続けていると言うか...。(;・ω・)」
「だめじゃないっ!!!(;・ω・)
俺の体、適応してないじゃない!!!
...。
まあでも...(;・ω・)...。
こうして歩けるのだから...」
そう言いながら一歩踏み出すカメムシだったが、
ワー、という女性がずっと言っている声が、
聞こえたのと同時にイモムシがどんどん離れていく。
「えええぇぇぇぇ~~~~~~っ!!!!!!(;・ω・)」
すぐにイモムシも信じられない速度でワーと共に、
急接近してきて、
「カメさん凄いです!\(;^ω^)====3 ←隣でもの凄く喜ぶイモムシ
初めてなのに上手ですよ!!」
「速すぎなんですけどおおおぉぉぉぉ~~~~!!!!!」
目蓋に風?が入り込むほどの速さで何故か移動する二人。
隣で凄く笑っているイモムシ。
「本当はですね!
私が包んで移動する音域なんです!
こんな事したらこちらの人でも命が危険な程です!
でもカメさん楽しそうなのでうれしいです!(;^ω^)====3」
「うれしくねえぇぇぇ~~~~よおぉぉぉ~~~~!!!!!」
よだれなのか涙なのか分からない程に、
体全部、空気なのか何なのかわからないが、
空気摩擦が、空気抵抗がカメムシを襲う中、
グッシャグシャになりながら進み続ける二人。
オッ、と言う女性の声が聞こえたなぁ、と思った瞬間。
景色はまた一変。
今度は巨大な波紋だらけの白い地面が上空に向かって、
楕円形に伸びた球体の中にいると言えば良いか、
空が波紋の地面なのであり、
地平線と川のような空は無い。
中央にコーヒーカップの取っ手、
つ、の文字を中途半端に真上から切り落としたような、
オレンジ色っぽい物体が、
巨大な美術品のように微動だにせず、
浮かんでいる。
「稼働原料補給センターです。\(^ω^)
前に御説明した場所ですね。
ここに私の仲間ともいえる、
量産型が居ます。」
ボロボロのカメムシは立っているのがやっとである。
しかし見上げてみると、
想像とはまるで違った...(;^ω^)、と思うカメムシであった。
「何かイメージと全く違う...。(;^ω^)」
「(^ω^)?どんなものを想像されていたんですか?」
「何か、市民会館みたいなイメージ...。(;^ω^)」
「え~...。(;^ω^)」
「(;^ω^)」
「(;^ω^)=3ブフゥー!」
市民会館で稼働原料補給入りまーす!って言ってる、
自分を想像して吹き出すイモムシ。
「ハハハハ。(;^ω^)」
二人で笑っているとセンターの方から何か近づいて来るのが見えた、
と言うより降りて来たと言えば良いか。
「あ(^ω^)量産型ですね。
一体でここを管理しているものですね。」
ピコンッと言うピコピコハンマーを鳴らしたような音と共に、
二人の目の前に現れた量産型。
人間の様な姿はしておらず、
制服はイモムシと変わらないのだが、
頭はツルッとした楕円形。
手や腕は棒のように細く、
足や太ももと言ったものは無く、
靴が透明人間のように地面に足を付けているが如く、
地面の上で動いている。
顔もイモムシのように透き通ってはおらず、
青っぽい。
「おや(^ω^)新しい存在発見です。
どちらから来られたのですか?」
「あ、声がイモだ。」
「私が彼女の言語をカメさんに伝わるようにしています。(^ω^)」
「なるほど。(;^ω^)」
「?凄いですね!!
なぜあなたは私の言葉が分かるのですか?(;^ω^)」
「私はあなたとは少し違う量産型です。(^ω^)
博士が一体だけ創ったものです。」
「!!なるほど。
納得出来ました。(;^ω^)
私達量産型の機能に加えられた数々の未知の機能...。
驚きです!(;^ω^)」
「凄い...どうなってるのこの足は...(;^ω^)」
そう言って靴の中に触れようとすると、
プニュンと言う肌の様な感触が、
足があるであろう場所にあった。
「!!(/ω\)!!」
急に量産型が恥ずかしそう?に両手で顔を隠す。
「カ、カメさん!?(;・ω・)」
「!へっ!?(;・ω・)」
俺なんかした!?、と言う感じのカメムシ。
「カメさんごめんなさい。(;^ω\) ←あちゃ~って感じのイモムシ
言うの忘れてましたが、
量産型は先ほどの姿が初期の姿であり、
お世話する対象に触れられて仕えるというのが、
量産型の本来な目的でして...。(;^ω^)
今の接触でカメさんを全て知ってしまいました...。」
「先に言ってよおおぉぉぉ~~~!!(;^ω^) ←少し泣いている
こ、この娘どうするの!?
お、俺のせいで壊れたりするの!?」
「だ、大丈夫ですよ!(;^ω^)
それはありません、ただ...。(;^ω^)」
あっという間に量産型はイモムシそっくりの姿に変身。
「せ...責任取っていただきますよ、カメムシ様!」
潤んだ瞳で突然カメムシを見つめながら言葉を放つ量産型。
「...。(;^ω^)
ど、どうすんのこれ...(;^ω^)イモ...。」
「(;^ω^)」 ←ちょっと楽しんでいるイモムシ
~ ええ(;^ω^)またまた休憩入ります~ ~
~ 5:00頃再開したいと思っとります(;^ω^)> ~
~ 失礼します~...じゃねぇよっ!!!!!(;・ω・) ~
~ 祝!4000HITいってるじゃないのっ!!! ~
~ びっくりしたぁぁ!!!(;・ω・) ~
~ まずは!(;・ω・)まずはですね!!! ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ ウォッチリスト登録、付箋、共感くれた皆様 ~
~ 本当に!ほんっとうに!!ありがとうございます!!!(;^ω^) ~
~ 驚きです...(;^ω^)...もはやそれのみ... ~
~ 信じられませんの一言ですね(;^ω^) ~
~ これからも誤字等気を付けて、頑張ってまいります(;^ω^)> ~
~ 失礼します by saizou_2nd ~
カメムシが主となった為、
カメムシの命令により初期の状態に戻った、
センター管理中の量産型。
カメムシから得た情報は全て抹消された。
ピコンと言う音と共に、
センターへ飛んでいく三人。
立ち話も何ですので中へ良かったらどうぞ、
と誘われるがまま中へ。
「イ、イモ飛んでるしこれこのままセンターにぶつかるよ!?(;・ω・)」
「?(^ω^)
あ!カメさんの世界の冗談ってやつですね?
今のは!(^ω^)エヘヘッ。」
ああ、もういいや...(;^ω^)、と諦めたカメムシ。
二人を見て量産型が笑っているように見える。
センターの壁に衝突、と言う所で、
視界の真ん中から波紋のように景色が揺らいで、
変わるというよりも、
元々そこにいたんじゃないかと思わせる様な、
鏡の様なカメムシの背丈ほどの大きい円が、
カメムシたちを中心に左右対称に二つあり、
一組になって一定の角度を保って踊るように回っている。
その少し奥にもさらに一組のお互い対象の一の円が、
手前とは違った角度で回転。
それが奥が見えない程の数でそれそれの角度で回っている。
それぞれの円が光を放ち、
奥行きは何も見えず真っ暗の中を、
無数の円が踊っているように見える。
プラネタリウムで中心で浮いて360度、
踊る星を眺めているようである。
回転の速さも一組一組違って、
単純に奇麗なのである。
「これが液体化した母親派の方々です...。」
「!!」
イモムシの言葉に驚くカメムシ。
「この方々のおかげで私たち量産型は生き延びる事が出来ました。
...残念ながら元の姿へと戻すことは叶いませんが...。
私達の選択が間違いだったのではと、
今もこうして眺めていると思う事があります...。
他に出来る事は無かったのかなと。
...単純に寂しいんですよね。(^ω^)
表現しがたいのですが。」
「...。」
何も言えないイモムシ。
「今は寂しい?」
「...いえ!
あなた達が来てくれたおかげで、
しかもこうしてお話が出来たのは、
リペア作業以来ですっ!
うれしいですよ!(^ω^)
まだまだ先の話ですが、
管理交代の時はぜひこの喜びを引き継ぎたいと思います!」
「...うん!それは良い事ですね!(^ω^)」
量産型とイモムシが喜び合う。
だが、カメムシは複雑な気持ちであった。
自分と似たような存在がこの悲劇を引き起こし、
世界が崩壊した中で未だに希望の笑みを絶やさない彼女達。
果たして人間である俺にそんな笑顔が出来るだろうか、
そんな思いがカメムシの頭から離れないでいた。
「この一つ一つがそれぞれ平和に暮らしている、
と言う事になるのかな?(;^ω^)」
暗い顔をしてはいけないと量産型に気を使って問いかけるイモムシ。
「その通りですが、
平和とは限りません。
全く平和だったこの世界からの続きの中で、
なおかつ液体化以前の記憶も無く、
同じ現象が起きて同じ結果になっていると思われます...。
私達も凄く説得したのですけどね...。
もうこの方法しかないという結論に、
皆、同意してしまいました。(^ω^)」
「...!!
で、ではこの人たちは...!」
「その点では父親派の方が幸せかもしれません。
この方々は液体化になった後も、
液体化になる。
その液体化になった後も、
液体化になる。
このセンターが停止しない限り、
繰り返すだけです...。」
ショックのあまり声の出ないカメムシ。
それを承知の上で液体化し、
憎むべき父親派を結果助けたという事なのだ。
無限ループにさえ気が付かずにこのセンター内で。
犠牲となって奇麗に踊っているのだ。
「液体化以前の記憶消去も母親派の提案でした...。
中には泣き叫んで反対した量産型もいるほど、
残酷な提案です。
私達の存在理由を捻じ曲げた最後の提案、
願いな訳ですから...。」
母親派達を見上げながら、
呟くように量産型は当時の情景を、
思い出しているようであった。
こんな風に、
灰色と眩しさの世界の中では、
数えきれない程の産まれ消えゆく中で。
こんなにも必死に悩み、
苦しみ、憎み、争い、愛し、
犠牲となり、我を通し、
食い散らかし、食い散らかせ、
最後はむなしく食われる。
食われそうになりながらもである。
食われるのである、灰色に。
棒の世界に行こうが、
ボールの中で足掻こうが、
最後は。
食われて終わるのだ。
「...君に触れてももうさっき主じゃないよと、
命令したから大丈夫かな。(;^ω^)」
量産型に変な事を聞くカメムシ。
「え、はい。
一度私を否定した対象は、
再度お願いしない限り、仕える事はありませんが...」
カメムシが量産型の細い手をがっしり握って言った。
「俺はね!
無力で!愚かで!酷い奴でさ!
凄いって言われた事なんて数えるほどしかないんだ!
でもさ...。
何でかわからないんだけど君に言いたい!!
失敗するかもしれない!!!!
失敗するかもしれないっ!!!!
でも!!!!
最後まで絶対にあきらめないで歩くって君に誓うっっ!!!!!
何言ってるかわからないと思うけどさっ!!!!!
君も諦めないで待ってて!!!!!!
いつか良かったって思える日が来るかもしれないからっ!!!!!」
いつしか涙ぐんではいたが、
こらえるカメムシは、
量産型に本当のことは言えないので、
言える範囲でのカメムシなりの、
励ましたい、何とかしたいという心を、
叫んだのである。
イモムシもそれを見ていてもらい泣きしそうにはなるものの、
カメムシがこらえ、無理やり笑顔を作っているので、
我慢している。
「...ど、どうされたのですか!?(;^ω^)
な、何か私失礼な事を...!」
「...母親派の皆の気持ちが数ミリだけど、
分かった気がするよ。
君たちの為なら液体化になる事なんて、
喜んでするさ。
勝手な事言ってごめんね(;^ω^)>ハハハ...。」
「...。」
カメムシを見つめる量産型。
機械、造られたもの、
補助としての生命体、
言葉が話せなくとも、
例えぬくもりや動きが無くとも、
感じるものは感じるのではないだろうか。
音、光、風、波...。
この物語の中での話ではあるが、
ある時は万能の集合体の一部として生き、滅んで、
ある時は話すことを失った存在の一部として生き、滅んで、
ある時はもはや動く事さえできない存在の一部として生き、滅んで
ある時は考える事しか出来ない存在の一部として生き、滅んで。
気が付けば何をしてきたのだろうと思う事すら食われる。
一度しかない中でカメムシの様になりふり構わず、
叫んだって良いと思うのは私だけではない事を願う。
先程二人の目の前に降りっ立った、
量産型の所らへんに、
センターから出て降り立った三人。
カメムシとイモムシは量産型に手を振った。
動作の意味は分からなかったが、
同じく、そして大きく手を振る量産型。
存在移動音域へ帰る二人を見送りながら。
いつも丁度この時間に、
新しい生命体、
外見はウサギの様な生物、
不思議と量産型の所へ遊びに来る。
「まあ、またきてくれたんですね。(^ω^)
...ぐすっ。
今日はですね!
凄い事があったんですよ!?
あんなに...う...。
あんなにうれしかったことは!
うぅっ...!!
今までありませんよ!!
今日をあなたと祝いたいくらいですっ!!
まるで...!
母親派の方々に....!!
励まされた...よう...でした...!!」
泣きながら嬉しそうにウサギに話しかける量産柄。
触れてはいけないともう知っているのか、
靴の上によりかかるウサギ。
絶望と言う結果を思わせる焼け野原で、
静かに咲く花の様な、
一枚の名画をまた見たような感覚に、
身勝手にも酔いしれた私を、
ここに記す。
~ ここでまた休憩入ります~(;^ω^) ~
~ ...(;^ω^) ~
~ うまく素人なりに書けているでしょうか...(;^ω^) ~
~ 小説など宮沢賢治さん以外読んだことないので ~
~ よくわからないでひたすら書き続けているのですが...(;^ω^) ~
~ (;^ω^)心配です... ~
~ 次は朝食食べようか悩んでいるのですが ~
~ とりあえず一時間休憩取ります ~
~ 8:00にまた続けるなり寝るなりご報告いたします ~
~ 失礼します~(;^ω^)> ~
一方その頃。
イヌとジャンク。
「あ!ちょっと楽しんで見てくださいっ!
ちょっと!あ!見てください楽しんで!
楽しんで!ちょっと見てください!あ!」
灰色と眩しさの世界でイヌとジャンクと繋がりを持った、
友達が集まり、
疑う者を笑わせようと、
寝そべって体をうねらせ叫んでいる。
いきなりスクッと立ち上がり疑う者の目の前で、
「はいトランプやりましょうねぇ~いきますよ~はい配りました!
あなたの好きなカードはどれですか!!!!!!!!!」
疑う者が一枚指さす。
「はいっ!!!好きになっちゃったちゃんカード俺に見せないで、
自分だけ見て覚えてくださいっ!!!!!!!!!!」
ウザいくらいハイテンションででかい声のジャンクに、
少し笑いそうになって来た疑う者。
カードはジョーカーであった。
「いまから!!!いまからですぞっ!
俺がそのカードを当てた日にはどうぞっ!!!!
盛大な拍手を疑う者へお願いでゴザルヨォ~ウッ!!!!!」
デッデデーンデーン、デッデデーンデーン、という、
訳の分からない音楽を口ずさみながらトランプの束を鷲掴み、
疑う者の目の前で束から一枚だけゆっくりと顔を見せ始める。
ジョーカーって一枚しかないでしょ、という時点で、
デッデデーンデーン、デッデデーンデーン、という、
ノリッノリのジャンクの絶対当ててやると言う必死な笑顔が、
もう疑う者が吹き出す一歩手前まで追い込む。
しかも見えてきたのはハートのエースである。
くだらなすぎてもう限界の疑う者。
あと一手である。
ハートのエースの真ん中のハートマーク半分見えたところで、
口ずさむジャンクの音楽とトランプの動きが止まりジャンクが叫んだ。
「夕日のお尻っ!!!!!!!!!!」
当てる気ねえぇのかよおおおぉぉ~!!!!、と
言わんばかりにすこしニヤついてしまった疑う者。
「はい笑った!!!!!!!!
笑っちゃったの!!!!!!!
おもしろかったの!!!!!!ん!?
おもしろかったのですよ!!?」
照れながら怒る疑う者。
周りから拍手喝采。
拍手はどうぞ疑う者に、と言わんばかりに、
疑う者の手?を掴み上にあげ、どうぞと言う姿勢でお辞儀をするジャンク。
照れている疑う者。
イヌは笑い転げている。
ジャンクはそもそも繋がってくれたものに挨拶をしないといけないと、
イヌから事情を聞いた時から常に思っていたようだ。
そして皆と出会い、話す中でどうしても何人か仲良くなれない、
どちらかと言うと灰色寄りの存在。
これを何とかしなくてはと、考えた結果のひとつがこれである。
ジャンクらしいと言えばジャンクらしいのだが、
爺さんの影響を明らかに受けているのは、
ここでは言わないでおこうと思う。
~ ええ(;^ω^)続けようと思ったのですが ~
~ ここでまたお時間頂きます(;^ω^) ~
~ 申し訳ないです(;^ω^) ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ ウォッチリスト登録、付箋、共感くれた皆様 ~
~ 本当に、ありがとうございます(;^ω^)> ~
~ ええとですね(;^ω^)思い切って ~
~ この度(;^ω^)小説を語ろうの方に ~
~ 小説 フーリーヘイドへのご意見、ご感想(;^ω^)スレ ~
~ 立てました~(;^ω^)かなり思い切って... ~
~ ご意見、ご感想ありましたらどうぞ ~
~ 自由に書いてみてください(;^ω^)> ~
~ 批判もOKとしています(;^ω^)当然です ~
~ よろしくお願いいたします(;^ω^) ~
~ ええ(;^ω^)寝ておりました ~
~ この前言ったとあるオンラインゲームなんですが ~
~ 久しぶりに仲良かった方々挨拶したんですが ~
~ いや(;^ω^)やはりうれしいですね ~
~ ゲーム楽しむのではなくて ~
~ あったかいなぁというか ~
~ 人とのつながりがいかに大事かっていうか ~
~ ちょっと勝手に泣きそうになりました(;^ω^) ~
~ 再開21:00目指して頑張ります!(;^ω^)>ビシィッ! ~
灰色側の存在。
疑う者も含め、
殺める者、絶望する者、欲する者、憎む者、
あげればキリのない負のイメージを思わせる存在達。
彼らもまた友達になった訳である。
ジャンクと言う男はカメムシと同じで、
普通ではない。
働き、食べ、寝て、愛したり、行動する。
その辺は普通なのではあるが、
普段からどこかに幼いころから抱いていた、
ここに立っている理由は何なのか、という、
最大の謎。
それをどこかで常に考えながら生きてきたため、
それを隠す術、と言おうか。
自分は普通で皆と同じですよ、と言う仮面を、
自然と作り上げ、生きて来たと言うべきか。
そんな時に出会った、同じ仮面を持つ女性。
唯一仮面の下を見せあえる存在。
妻となった女性は残念ながらいなくなってしまう訳だが、
もうその瞬間今まで練り上げ鍛えた仮面は、
脆くも哀れに砕け散ったのである。
もう再び仮面を作る力などありもせず、
仮面のかけらを集め、修復も試みたが、
以前の仮面はもう見る影も無いのだ。
ヒビと傷だらけの仮面だけが残った状態の中、
ジャンクの選んだ選択の結果は死であった。
しかしどういう訳だかこうして仮面なぞ必要ないと、
こんなにも元気にはしゃぎ、わらって、
本当の自分をさらけ出し、喜びに満ちている。
何が正しいとかではなく、
ただ単純に今、目の前で。
変だと思う行動をしているジャンクは、
喜び叫んでいるとしか表現できない私である。
「俺は不老不死でございまあぁ~す!
灰色側の者よ!!
俺が君達にしてあげられる事は!!!
この惨めな男の存在を!!!
君達の喜びへと繋がる行動で!!!!
弄ぶ事でありますっ!!!!!(;^ω^)>ビシィッ!!!」
そう言って何を考えたのか、
灰色側の群衆に敬礼をしながら、
ダイブするジャンク。
「ジャ、ジャンクッ!!!!」
さすがのイヌもまずい!と思ったらしい。
危機を感じさせる叫びをあげるイヌ。
しかしジャンクは突然真剣な目をイヌに向け、
来るなと言ったのである。
ジャンクの考えはこうである。
ここで朽ち果てるのであれば、
到底この先、
壁の先など夢のまた夢。
進む事など叶うまいと言う、
滅茶苦茶な考えを持った結果の行動。
身を捧げるというダイブだったのである。
群衆に落下するジャンクと同時に、
素直に自分達のそれぞれの役割、
しかもそれはジャンクには激痛など甘いお菓子だと、
思える様々な苦しみを思わせる大量の水が、
無理矢理にでもジャンクに注ぎ押し込められるのだ。
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もはやこの場面は残酷すぎて以上の表現しか、
出来ない。
想像してほしい。
海水を今、全て飲み干せと強制されているに等しい光景を。
「!!ウゥッ...!!!」
ジャンクの痛み、誘惑、快楽、絶望、豪痛。
精神的にも肉体的にも惜しみなく余すところ無く、
貪る存在達。
イヌですら愛ゆえに、
繋がりを持ったゆえに、
少なからずそれは知らされる。
嫌でも伝えてしまう。
ジャンクはイヌのおかげでもあるが、
早い話、もの凄い力を手に入れたのだが、
普通ならそれを手に入れたのならば、
人の為、自分のために使うであろう。
だがこの男は試したのである。
同時に何も苦しむ事なく、努力する事なく、
自分には似つかわしくない力が手に入った結果が、
どこか、腹立たしかった。
と言うジャンクらしいと言えばジャンクらしい、
納得いかんっ!!という彼の行動の結果だと、
説明する中。
イヌもすでにジャンクのその気持ちを知っているが故に、
私はあの人の妻だワンっ!!とまだ愛しているとも言っていないのに、
ジャンクの気持ちを尊重し、止めずじっと耐えているのである。
少し照れてはいるが。
一つの餌に群がる腹を空かせた猛獣が、
奪い合いながらも貪る。
そんなありきたりな情景を想像しがちなのだが。
現実は恐ろしい程、
静かである。
ジャンクを食らう群衆はただジャンクを囲んで立っているだけ。
その中心で口から泡、失禁、涙、汗、失便。
声を出す隙すら与えられず、
腕や足、体は変な角度に折れ曲がる中、
失神など絶対に許される事など無い苦痛、快楽等が、
ジャンクを絶えず襲う。
悲惨である。
無慈悲である。
残酷である。
見ていられないのである。
だがイヌもしかり、
ジャンクに会うまで、
皆こうして何も感じず、
悲惨に、無慈悲に、残酷に、
酷い有様になる事も時には見ながらも、
自分の行動を、
我を通し続けていたのだ。
当たり前と言えば当たり前なのだ。
赤ん坊に何か与えれば何かするようなものである。
その与える何かが大きい程、
何かするのも大きいのだ。
それが空想ながらも現実であり、
リアルなのだ。
地獄。
今は簡単に言葉に出来る事が、
いつしかそれはリンゴ、と発音するのと等しい感覚に、
陥ってしまっているのではないか。
素直に、
単純に、
この音、
この匂い、
この恐ろしい絵画を目の前にして、
平気だよ、こんなの!と、いざジャンクと入れ替わった日には、
後悔すら許されない永遠。
反論すら許されない発声。
希望すら許されない情報。
行動すら許されない誘惑。
無理である、単純に。
それを体現して見せているジャンクは、
異常者、変質者、狂人、異端者。
様々に判断は分かれるが、
無条件で虐げられ、好かれる事の無い存在達に、
笑わせるといった喜ばしい行動は果たして、
襲い続けている彼らに届くであろうか。
誰かが嬉しい事は、誰かに悲しい事。
神の息子と名乗った存在が、
今あなたがしたは、私にしたのである。
と言った言葉がそんな今の目の前の現象を、
見越したうえでの言葉だったのではないかと、
思えてしまう私もまた、
やはり狂っているのだろうかと、
疑った事をここに記す。
「もうしたくない...」
単純なその言葉がジャンクを襲い続ける群衆の中からボソッと、
聞こえたのと同時に襲撃はピタッと収まる。
「!ッジャンク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イヌの叫びと共に、
ジャンクの回復に役立つであろう友達の存在、
癒す者、治す者、哀れむ者、喜ぶもの...。
襲っていた群衆が道を開ける程、
原型の無いジャンクを助けようと群がる。
「..........」
「...ジャンク...ジャンク...ジャンク...。
大丈夫よ...大丈夫!...大丈夫だからね!...。
...うん!...みんなもうしたくないんだって!
...!!...あなたはそれでも心配したというの...!?
......ばか!..........大好き....ワン。」
話す事すらできないグシャグシャのジャンクの言葉は。
イヌには嫌でも{知る}事が出来る。
こんな仕打ちを受けたにもかかわらず、
ジャンクは襲った者達の心配をしている始末。
変わっているのだ。
シンプルにこの男は。
それでも怒れない程、
彼なりに狂っているのだ、
妻を亡くしたあの日を境に。
イヌが怒るのも当然である。
愛ゆえに。
「しょしぇじぇそしぇじゃじょじじゃんじゃ!!!!!?」
友達によって回復する中、
ジャンクなりの自己紹介、友達になりたい大会も幕を引き、
イヌや友達に見守られる中、
原型の無い顔で、
それでどうなったんだ!!?、とイヌに聞くジャンク。
「(;^ω^)=3...みんなあなたが好きみたいですワン。
良かったね、ジャンク。ワン。(;^ω^)=3」
溜息交じりで安心しながら答えるイヌ。
「しょしゃっしゃ!!!!!!」
良かった!!!と答えるジャンク。
泣きながらも嬉しそうに添い寝するイヌ。
この人に、
繋がりを辿ってこの人に会えてよかった。
そう思いながら安堵のほほえみを浮かべるイヌ。
友達は皆、
それぞれの思いを胸に、
二人を眺める中、
こんな奴初めてかも。
そう思ったのは、
皆、一致したようである。
襲撃から解き放たれたジャンクは、
苦しみながらも、
あなたは優しすぎる!
優しすぎても度が過ぎると駄目なんですよ!!
少しずるくなりなさい!!
と、亡き妻によく怒られていたのを思い出し、
「ひゃい...。」
はい...。と呟くのであった。
~ 休憩入ります~...(;^ω^) ~
~ ちょっと酷い表現をさせて頂いたのですが ~
~ ...大丈夫でしょうか...(;^ω^)...心配 ~
~ もうキモい!やだっ!と思ったら読むの止めるか ~
~ 飛ばしてください!!(;^ω^)心配で心配で... ~
~ 俺の中ではフーリーヘイド完成を目指すならどうしても ~
~ こういった過酷な場面は必須事項な訳でして...(;^ω^)... ~
~ あくまで俺の空想です!(;^ω^)悪影響がない事を願うのみです... ~
~ ...休憩入りますー(;^ω^)うーむ...心配... ~
~ うーむ(;^ω^)只今、悩み中 ~
~ 激しょっぱいカルボナーラを食すか ~
~ しかし満腹になれば寝る確率が...(;^ω^) ~
~ 続きを書くには効率が上がるが睡眠欲が...(;^ω^) ~
~ うーむ...(;^ω^)...とりあえずコーヒーだな! ~
~ 5分ぐらいお待ちを~(;^ω^)♪コーヒーコーヒー ~
「おお(;^ω^)心の友たちよ...。
喋れるようになってきたぞ...!」
「もう喋らないでじっとしてるワン。(;^ω^)=3」
ジャンクの言葉に呆れるイヌ。
笑う友達。
喜びも悲しみも皆に平等に伝えられた。
そう満足気に共に笑うジャンク。
「...こんな旅行になると思ってなかったワン。」
「ああ(;^ω^)悪いなぁ。
俺は馬鹿だから後先考えないで体が先に動いてしまう。
悪いと思ってるよ、イヌ。
?
ところでお前の理想の旅行はどんなものなんだ?」
「!
そ、それはワンッ!
教えてあげないワン!!!」
プイッとそっぽを向いてむくれるイヌ。
「あれま、(;^ω^)
怒らせてしまった。(;^ω^)
何かしたんだなぁ、俺。(;^ω^)=3
ごめんよおぉ~。(;^ω^)」
「嘘だワン!
許すワン!」
「いででででで!」
まだ傷があるジャンクにお構いなしにじゃれつくイヌ。
微笑ましい光景である。
「...。」
イヌ、ジャンク、繋がった友達。
何気なしに灰色と眩しさの世界を眺めるジャンクにつられて、
皆も見上げる。
「こんなにも...。
灰色との激戦区であるこの場所が、
大変な所だなんて。
誰も知らないんだよなぁ...。
産まれ消えゆく世界の存在は...。
お前たちは凄いよ。
他は何て言うかわからないけど。
俺は、俺だけはとりあえず、
凄いと思うよ。
何か素直にそう思ったよ。」
イヌも含め、皆それぞれ。
ジャンクの言葉を黙って聞いている。
「誉められる事ないだろ?
喜ぶ事もないだろ?
怒る事もないし、
悲しむ事もないだろ?
食べる事もないだろうし、
あとなんだ、
んんと。
...よくわからんが!偉いよ!(^ω^)」
「ジャンク。
それを全部教えてくれてるあなたは、
もっと凄いんですワン。...(^ω^)...。」
「俺が凄い!?(;^ω^)
駄目駄目っ!!
凄いって言ったらラーメン食べて美味しいって終わっちまう!
全部終わった時に言ってくれよ!(^ω^)
...まあ、でも。
ありがとう、みんな。」
地獄絵図の中に誰かがイタズラ書きをしたのか、
それぞれ恐ろしいはずの存在である者や、
そうではない者、
それらに囲まれて、
イヌにじゃれつかれながら、
笑う一人の男を、
皆が見つめている。
周りは地獄絵図であるにもかかわらずである。
誰ですか!?こんなイタズラ書きしたのは!
と、怒る声が聞こえてきそうなその表現は、
誰かが書いたであろう、
優しさなのか、
希望なのか、
それともそう気持ちを持たせた罠なのか。
それを知る術は、
もはやそれを見た存在の選択しかないのだと、
私は言わざるを得ない。
書いた犯人を見つけるも良し。
あえて気に入って怒っていた本人が私が書いたと言うも良し。
残したい。
焼き捨てる。
認めない。
認める。
肯定。
否定。
自分を犠牲とし、
この世界を創った理由は、
そんな気持ちで自由を、
世界を願ったのではないか。
私は記す。
~ ひえ~450レス達成~\(;^ω^)/ ~
~ いつ終わるんだよこれぇ~!!と言う感じです(;^ω^) ~
~ もう何かサザエさん、カツオがおじいちゃんになるまで ~
~ 書きそうな、そんな勢いです...(;^ω^)...先は永い...。 ~
~ と言う訳でまずここでお時間頂きます(;^ω^)> ~
~ 激しょっぱいカルボナーラ食べながら ~
~ おさるのジョージみて(結構ヒント得てます、これ(;^ω^)) ~
~ フーリーヘイドを考えながらやっていこうと思っとります ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ ウォッチリスト登録、付箋、共感くれた皆様 ~
~ 本当に(;^ω^)ありがとうございます! ~
~ ご意見、ご感想も遠慮なく差し支えなければ ~
~ 書き込んで頂けると嬉しいです(;^ω^)>失礼します ~
~ いやぁ~(;^ω^)まいりました! ~
~ 表紙作ったらテーマソングうかぶうかぶ(;^ω^) ~
~ ちょろっと出だしイメージ奏でたんですが ~
~ それ以上は止めておきました(;^ω^) ~
~ 二兎追う者は一兎も得ず!(;^ω^)>ビシィッ! ~
~ と言う事で9:00に再開したいと思いまする~(;^ω^)コ、コーヒー... ~
傷つける者、殺める者の両者と肩を組み、
両者は何か後ろめたそうに落ち込み、
真ん中のジャンクは凄い笑顔。
「もう友達でござる。(^ω^)
分かるでござるか?(^ω^)
もう友達でござる。(^ω^)
ウザい?(;^ω^)
あ(;^ω^)すまんすまん。
あとひとつ言うの忘れてた、(;^ω^)いやぁ~...。
それ言ったらもう黙ります、はいっ...。(;^ω^)
いや(;^ω^)本当に、はいっ...。」
肩を組むのをやめて、
調子に乗って反省するように二人に向き合い、
頭を下げ、上げたところでジャンクは二人に言った。
「友達でござるっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
唾をいっぱい飛ばしながら、
もの凄い腹の立ついっぱいの笑顔で、
二人に叫ぶジャンクは全速力で逃げる。
怒り心頭で追いかける二人。
その後を呆れながら癒す者、治す者が、
仕方なくついて行く。
「...。(;^ω^)」
あの人本当に馬鹿なのかもワン。
そう思いながら、
呆れるイヌ。
「なんだと!(;^ω^)
俺がいつ逃げたって!?(;^ω^)
幻覚を見たのか!?
見たのか!?幻覚を!!んっ!?(;^ω^)
言ってごらんっ!!
んっ!?(;^ω^)
オナラがしたいっ!?
んっ!!
いいぞ!
それがしが許すっ!!(^ω^)
んっ!?
そんな事言ってないって!?(;^ω^)
じゃあなんでそんなにかわいいのっ!!!(;^ω^)
言ってごらんっ!!!(;^ω^)
んっ!!!?」
ジェスチャーで必死に言いたいことをジャンクに伝える二人。
最後は、駄目だコイツ馬鹿なんだ(;^ω^)(;^ω^)と呆れて諦める始末。
しかし不思議にもジャンクには一切攻撃をしない傷つける者、殺める者。
「(;^ω^)(;^ω^)」 ←癒す者、治す者
「(;^ω^)」 ←イヌ
私、好きになる人間違えたかも...ワン...。
大笑いをしてまた二人の間で肩を組むジャンク。
とんでもない奴連れて来たな、お前(;^ω^)(;^ω^)と、
イヌを見つめる二人。
すいません...と心で謝るイヌ。
おそらくジャンクにしかできない事だと、
私は思う。
一方その頃。
カメムシとイモムシ。
「だからあぁっ!!!!なんでええええぇぇぇx~~~~~!!!!!」
だから何で俺を移動させるの!!、と言いたいが、
もの凄い、おそらく音圧と言った方が良いのか、
量産型と別れ、
存在移動音域に両者入った途端、
カメムシの背中をポンッとイモムシが押したため、
言えずに再び絶叫して、
信じられない速度で移動するカメムシとイモムシ。
「しりませんよ!!プンプンッ!
なんででしょうねっ!!ふんっ!!!!」
何故か怒って、すねているイモムシ。
カメムシが量産型の細い手をがっしり握って言った。
俺はね!
無力で!愚かで!酷い奴でさ!
凄いって言われた事なんて数えるほどしかないんだ!
でもさ...。
何でかわからないんだけど君に言いたい!!
失敗するかもしれない!!!!
失敗するかもしれないっ!!!!
でも!!!!
最後まで絶対にあきらめないで歩くって君に誓うっっ!!!!!
何言ってるかわからないと思うけどさっ!!!!!
君も諦めないで待ってて!!!!!!
いつか良かったって思える日が来るかもしれないからっ!!!!!
原因はこれである。
カメムシが隣で絶叫する中イモムシの心の声。
「カメさん私にあんなこと言った事ないもん!!!
しかも両手握って!
しかも両手握って!!
しかも両手握って!!!
くやしっ!!!!!
そしてこんな事で怒ってる自分が嫌っ!!!!
でもカメさん大好きっ!!!
でも両手握って!!!!!!!
っあああああぁぁぁっ!!!!!
もうっ!!!!!!」
私は男であるため、
このイモムシの心の声は、
愚かな私の思い込み、勘違いである事を望む。
「いいいいぃぃぃ~~~~もおおおぉぉぉぁぁぁぁ~~~~~~!!!!!!」
プンプンッ!という感じで腕を組み、
カメムシの絶叫を無視するイモムシ。
高速移動はしばらく、
絶叫とワーという移動の時に発生する音と共に、
続きそうである。
これも一つの愛なのだろうか。
絵にはならないのであろうが、
第三者の身勝手な感想は、
微笑ましいような気がする。
男は鈍感である。
女心は永遠の謎。
現在、同性愛者が増え、
その表現は古く、
違うのかもしれない。
しかし、姿、外見、見かけ、容姿。
同じと言えば同じ。
違うと言えば違う。
されど、
どちらかが女性。
どちらかが男性。
どちらかが肯定。
どちらかが否定。
その上での一つの愛であると事が、
ただ単純にそうなのだと、
比べる事なく、
私の目には少なくとも、
そう映っている。
それについて言い争ってみたり、
それについて悲しんでみたり、
それについて嘘を付いてみたり。
キリの無い中で今、
イモムシという性別すら分からない、
カメムシは女性と思っているかもしれない存在。
二人を否定しようが肯定しようが、
おそらくこの二人は、
お互いを愛する事を止めないのは、
目に見えているのだ。
悲しいかな、
愛は止められず、いつか止まるのか、
いや、止まらないのだろうと思う。
願う。
「カメムシ様!(^ω^) ←まだ怒っている
着きましたでございますっ!」
コチラをご覧ください、みたいな体制で、
ひきつった笑顔のイモムシ。
オッと言う音でやっと止まったカメムシ。
また涙と汗でグシャグシャである。
「...ひゃ...ひゃい...。」
はい、とやっと答えるぼろぼろのカメムシの前に、
また景色が一変。
説明がとても難しいが何とかしてみようと思う。
まず地面が無い。
だが確かに立っているのだが、
無いのだがあると言うか、
見えないがああ、地面だよね、と言う感じ。
光がそこにあたっているでもなく、
波紋も無く、
影も無い。
例えるなら目をつぶって、
30年ほど通いなれた公園へ行くような、
もう何があるかわかるよ、と言うような感じである。
そして目の前には、
ペンギンっぽいと言えば良いか、
小さくそれに似た存在が色んな高さ、
角度、奥行きに沢山歩いたり、
何をしているかわからないが、
動いている。
そんな中、
葉っぱの生い茂った木を想像してもらいたい。
青々とした葉っぱの部分から、
茶色っぽい木製である木本体が足のように、
地に根を張って立っているのだが、普通は。
その茶色い部分を切り捨て、
葉っぱの生い茂った部分を丸めたボールのように、
内側から植物っぽいものが外側へ、
膨らみ続けるボールのように生い茂っており、
様々な色、種類のものが浮いている、
というよりも、
ペンギン?と同じように位置づけされている。
丸いので角度も異なっているのであろうが、
よくわからないので、
高さ、奥行きしかわからないが。
そしてそれらは共に、
内側から太陽の日光を浴びている、
日が差しているのだ。
雨が内側から外側へ飛び出しているものもある。
何気なしにその雨を目線で追っていくと、
地平線に見えるであろう日の出など見えず、
真っ暗の中に奇麗に、
存在移動音域の上空に見た、
信じられない大きな川が、
血管のように360度流れている中、
それもやはり光ったり、暗くなったり、
様々な色なのである
「...すごい...!!!」
思わず絶景に叫ぶカメムシ。
シンプルに奇麗なのである。
静かで、
ペンギンっぽい存在の鳴き声、
風も内側から吹いているのだろう、
匂いや植物であろうざわめき、
何処かで降っている雨、
遥か遠くの川、
夜の様でちゃんと所々日が差している。
幻想的な世界、と言う表現が一番好ましい。
そう言った情景である。
名画となるかは定かではない。
「どうでございますかっ!?(^ω^) ←まだ怒っている
カメム...!!!」
カメムシ様!とむくれて言おうとしたイモムシだったが、
今までの無い、
カメムシなのだろうかと思うほど、
イモムシに密着して抱きしめ、
「イモがいなかったら。
イモが来てくれなかったら。
イモに会えなかったら。
イモが諦めないで頑張って俺に辿り着いてくれたから。
俺は大好きなイモとこうして、
見た事ない奇麗な場所で!
大好きなイモと!
一緒に!
うれしいっ!
ありがとうね!イモ!!」
「!!!!!」 ←今までの怒りは遥か遠くへ
もう返す言葉が出ない程驚くイモムシ。
同時に見慣れた、
もしくはイモムシにとっては見たくは無かったであろう。
ここは父親派のいた世界。
話す事が出来ない程、
退化した存在の平和だったはずの、
名残なのであった。
ペンギンに見えたそれらは、
外見からは予想すらできない、
量産型を思うがままに弄んだ末路なのである。
「...。」
真っ赤になって喜んでいたイモムシだったが、
その表情は悲し気な暗い表情へと変わっていった。
イモムシの様子がいつもと違うため、
抱きしめるのを止めて、
心配になってうつむくイモムシの顔を覗き込むカメムシ。
「どうしたの?イモ。(;・ω・)
どこか具合悪いの?」
「...カメさん...。
私はいつか重要情報があるとご説明しました。
迷っていたのですが、
ここでそのご説明をしたくて...。
こちらへ来て頂いた訳ですが。
いつかは話さないとと思いながらも。
すこし予測時間より遅れてしまいました...。
カメさん...聞いたらきっと私を嫌いになります...。」
「?(;^ω^)
...分からないけど、
イモがそこまで悩んだという事は、
...かなり言いずらい事なんだね...?
俺に...。
...。
俺は聞くよ。
聞く事しか出来ないけど。
聞いてほしいなら聞くよ。(^ω^)
これ以上余計な事は言わないよ。
今の俺にはそれだけだもん。(^ω^)」
「...。」
まだ少し迷っているイモ。
二人に静かな音と時間が流れる。
「......うんっ....!」
決意したようにうなずくイモムシ。
「言いますね!(^ω^)
決めました!(^ω^)」
迷いのない笑顔で叫ぶイモムシ。
「前回の説明の中で、
重要情報、つまり体験する、探索する球体の中で、
得た需要と思われる情報のみ、
カメさんを見つけるまで、
記憶して、
それ以外は抹消していました。(^ω^)」
「うん、それは覚えてる。
イモはそうしないと、
お腹いっぱいになっちゃうんだよね?」
「そうです。
その重要情報のひとつに酷い存在がいると言ったのは覚えてますか?」
「んっと、たしか俺なんて情けないよ~、みたいな事イモに言って、
それよりもっと酷い、俺をたくさん合体させても足りないくらいの、
酷い存在を知ってる、みたいな感じだったよね...たしか。」
「はい。
その存在が重要存在の一つ、
私が数えきれない程の世界を探索した中で、
最も要注意、カメさんにとって脅威になると思われた為、
重要情報の一つとして記憶された存在です。
名前はありません。
何故名前が無いのかと言いますと、
早い話、それを見たかもしれない他の存在は全て、
抹消されたからです。
つまりその対象が生物であったならば、
跡形も無く殺傷した、と言う事です。
名前を付けて周りに気を付けろと叫ぶ暇すら、
その存在は与えなかったのでしょう。
今からお見せする映像はあくまで、
私が予測したその存在の姿であり、
僅かに残った情報により計算した結果です。
ナビゲーターをモニターとして、
カメさんの目の前にその存在を立たせた状態で、
映し出します。」
「え。」
驚くカメムシの前に映し出された存在は。
イモムシだったのだ。
「...。」
黙る二人。
うつむくイモムシ。
これはふざけている訳ではない。
そう思うカメムシ。
実は、
既にカメムシは頭の何処かでこの可能性を考えていた。
やはりと思うがカメムシは表情を崩さず、
ただ映像を眺めてじっとイモムシの言葉を、
カメムシなりに気を使って待っているのである。
どういう事なのか?と思う存在がいると予想される。
それは当たり前である。
カメムシの安否を考えた上での重要情報の中に、
イモムシ本人が映り、
実は私があなたにとって一番危険な存在でしたと、
言っているのだ。
だが目の前にこうしてカメムシの前で、
うつむき、
カメムシが大好きと言っていた、
今までのイモムシが近くにいるのである。
私からそれは何故かと説明するのは、
勇気を振り絞り、
カメムシに嫌われるであろう、
これから説明するイモムシの言い訳を、
ここで言う事は出来ないため、
二人を見守る事とする。
「それは間違いなく私です...。
...何故そうなったかの原因なのですが...。
......。
私が沢山の可能性の世界を体験、探索する中で...。
当然...。
私のいた、覚えていた平和な世界に似た世界も...。
体験する訳です、必然的に...。
...。
何回も、何回も。
似たり寄ったり、どこか違ったり、
ほぼ同じだったり、
違う結末だったり、
平和なままだったり。
そんな繰り返しの中。
私は一番見たくない世界を見てしまいました。
お父さんとお母さんが生きてて、
話が出来る世界。
それはきっと抹消されてきた記憶の中には、
沢山色んな種類であったと思うんです。
でもその時違ったのは、
父親派が世界を征服し、
私の目の前でお父さんとお母さんを...。
笑いながら抹消......。
...殺したことです...。
...。
そこらへんから何故記憶するようにしたのかは、
わかりません、今となっては。
...おそらく...私個人にとって...。
酷過ぎた事だったのかなって...。
予測しています...。
もう、父親派を殲滅する事は、
私にはたやすい事でしたが...。
...何か糸が切れた様に、
諦めたと言うか...。
もういいやって...なったんだと思います...。
それから、途切れ途切れでしか覚えていません...。
...私を改造しようとしたのでしょう。
でもお父さんの技術を父親派は理解できず、
解体すらできなかったのでしょう。
そこで成す術の無い父親派は、
欲と暴力に満ちたその世界で、
快楽の道具として私を使っていたようです。
ある時です。
もう考える事すら止めて...。
この球体の中で私だけ生き延びたずるい私を罰しよう。
あえてこの酷い世界で私は生きよう。
そう諦めかけていた時...。
いつものように道具として私を使いに来た存在が、
使用しながら言ったんです。
「お前のお父さんのおかげで幸せいっぱいだよ!」て。
その後の事は覚えていません。
何かが私の中で爆発したような、
そんな感覚でした。
気が付いたら...。
...もう...皆、死んでいました...。
存在音...ゼロ...。
死んだ父親派の体液の海の中、
死体の山の中で私はその景色を見て、
......笑っていたんです......。
心から...。
簡単だったって。
最初からこうすれば良かったんだって...。
そして...。
...この話はまだ止まりません...。
一瞬一瞬しか覚えていないのですが......。
...それでもやめなかったんです...。
私は..........。
量産型も、
生き残った母親派も、
宇宙は無く、
まだ私達には未開だった、
大きく広い世界にいた、
...おそらく...。
全ての存在であろう...。
動くものを...。
一つに...。
ただ見えた対象物を、
一つに...。
死と一つに...。
静かにしてあげよう...。
最後はもう。
それだけでした........。
体内で必死に私を説得するナビゲーターさえ抹消...。
誰もいなくなった...。
...ようやく終わった...。
稼働原料は...切れかかっていました。
...計算で表現するならば...。
地球上の生命全てを抹消し、
またそれを元に戻して更に抹消...。
...それを四兆回繰り返したものと予測してます.......。
...。
眠るように停止した私は...。
自動で強制的に球体の外へ...。
体験なので破壊したはずのナビゲーターは無事です...。
...。
「...これは、記憶しておきますね...。」
一言、何があったか知っていますと言う、
ナビゲーターの声で記憶は遮断されています。
...。
これがあなたに伝えようと、
悩んでいた真実です...。
...ではなぜ会いに来たのかと言いますと、
それは前回、ご説明したように、
そのままです。
この事実も共にご説明するつもり...でした...。
説明したうえで私が恐ろしい、
あなたに拒否された場合は、
正直、自己停止するつもりでした...。
危険な訳ですから...。
でも!
これだけは信じてください!
カメさんの全てを知った時!
私は単純に愛を知りました!
あなたは私が死体の中で笑った時と!
同じ状態の時に!
同じ数値の時に!
同じ思考の時に!
同じだったはずなのに!
笑わずに死体を一つ一つ自問自答しながら!
ボロボロになりながらも!
周りから何を言われても!
葬ってやり!
あなたから罪悪感が離れなかったに関わらず!
それでも地面に嚙り付いてでも!
無意識に歩き続けるという!
その選択を選んだという事実が!
私の罪悪感を嘘みたいに消し飛ばしてくれた!
その嘘みたいな優しさが!
身勝手に!
理由も無く!!
訳も分からず!!!
予測も!
観測も!
計算も!
情報も!
何にも役に立たない!!
その理解不能なあなたの選択が!!!
一瞬怒りさえ覚えた!!
どうしてって!!
なんでって!
なんで怒らないのって!!
あんなひどい結果になったのに!
でも...!
やさしくて...!!
酷いやさしくて...!!!
口臭くて...!!!!
オナラするし...!!
でもやっぱりやさしくて...!!!
知ってしまって...!!!
離れてほしいのに.......!
ぜったいにあきらめなくて.......!
うれしいのに....!
かなしくて...!
それが全部あの時!
私に情報収集の瞬間!
流れ込んできたっ!
雪の多い所だったんでしょっ!?
でもあなたは一切文句言わずに手伝えなんて絶対言わずに!!!
除雪して!!
仕事して!!!
一度除雪中に雪の中で!
倒れて動けなくなって!
動けぇっ!て叫びながら!
歯食いしばっても立ち上がった!
心配してどうしたのと声をかければ!
オナラして一瞬漏らしたかと思って叫んじゃったとか言って!!!
ごまかしてっ!!!
わたしは...!
全部しって...しまったの...。
私だって...。
お父さんとお母さん守れたはずなのに...。
助けられなくて...。
あなたも。
助けられなくて...。
間違いと思われて、
でもそれを犯しながらも。
歩いたあなたを...。
知ってしまった...。
知らなければ良かったと、
知って良かったと、
諦めなくて良かったを、
同時に思った。
会いたくなった。
素直に。
怖かった。
単純に。
でもやっぱり会っても優しくて。
甘えて。
でもお互いまだ引きずってて。
言えなくなって。
嫌われなくて。
わがままに。
失いたくなくて。
でも聞いてほしいし、
嘘つきたくなくて、
言いました...。」
ナビゲーターが映し出した映像が消え、
また静かな景色に戻る。
カメムシはイモムシの背中に回り、
二人座って、
カメムシがイモムシを背中から包むように抱きかかえ、
座って景色を眺めた。
カメムシは何も言わないのだ。
イモムシも何も言わない。
カメムシはイモムシに変な顔したり、
二人で元気なく微笑んだり、
ずっと眺めているのだ。
何も言わずに。
まだカメムシの妻が動けた頃、
どうしても離れないカメムシから、
無理矢理にカメムシを思ってか、
ただ嫌になっただけなのかは、
分からないが、
家出を一回だけしているのだ。
カメムシは何も言わず、
本人に連絡もせず、
周りにも知らせず、
ただ妻が戻ってくると信じたのである。
普通は大騒ぎするか、探すかするのであろうが、
カメムシは何をしたって駄目なものは駄目になるし、
動けば妻を疑う事になる。
そんな滅茶苦茶な考えだったカメムシ。
その後、妻から連絡が入り、
何で止めないの、と言われたカメムシは、
信じてるもの、の一言であり、
そのたった数秒の会話で通話を終わり、
帰ってきた妻。
何も言わずに床の上で二人、
丁度今のカメムシとイモムシのように、
妻を抱えて座り何も言わずにボーっとしていた事が、
あったのである。
どれくらい二人、景色を眺めていたであろうか。
カメムシが言った。
「信じてるもん。」
イモが今、最終的に。
今心にあるであろういろんな考えを、
一気に通り越しての、
その一言は。
イモムシにとって、
感動と言うより、
ああ、この人にはもうどんなことを言っても見放さないんだ、
という諦めの様な確信。
交わす言葉は無いが、
いつしか二人、体を左右にゆりかごの様に揺らし、
酷い女でしょ?
酷い男でしょ?
と、まるで言い合っている様な、
諦めが付いた微笑みの中、
無言でお互いに喋りながら、
第三者からすれば、
夜景を眺める夫婦の映った、
クリスマスカードの様な景色の中で、
揺れているのであった。
~ ええ(;^ω^)ここで休憩入りますー ~
~ 今回表現はですね(;^ω^)難しかったです ~
~ 妻に頼り切りなんですけどね(;^ω^)>ポリポリ... ~
~ 天国でめっちゃ怒ってる事100%なんですけどね(;^ω^) ~
~ そんなこともありました(;^ω^)除雪の一件は妻に言ってないので ~
~ ここだけの話に...(;^ω^)... ~
~ どうしてもカメムシ、ジャンクが自分とシンクロしてしまう中 ~
~ 読者の皆様に不快感、与えてないでしょうか(;^ω^) ~
~ 再度言います(;^ω^)これは空想です!!! ~
~ ...(;^ω^) ~
~ 休憩入ります~...(;^ω^)... ~
一方ジャンクとイヌは、
灰色と眩しさの世界に残る友達、
皆に別れを告げ、
カメムシが言っていた地獄。
産まれ消えゆく世界の存在が認識している、
悪い事をしたものが死後に行く世界、
言語や表現は違えど、
行くところは同じ。
ここでは仕方なく地獄と表現しているだけなのだが。
ジャンクとイヌはカメムシの意見も一理あるぞと思った事が、
一致したため地獄なるところへ来てみたところである。
「...。」
景色を見て黙る二人。
「...なあ...ここでいいんだよな。(;・ω・)」
「そうですワン。(^ω^)」
驚くジャンク。
イヌはもう既に知っている様だ。
景色は確かに地獄なのだ。
ごく一般のイメージの地獄。
血の池であったり、
永遠の業火、
針の山、
その他苦しいであろう場所が見受けられるのだ。
空は真っ暗で溶岩っぽいのが川のように流れていて、
地面は荒い岩ばかり。
足りないのである、明らかに。
妙な違和感に気が付くまで、
ジャンクは時間がかかった。
上に尖った岩やどこまで続いているであろう、
地獄の暗い世界に。
叫び声が一つも無いのである。
生前の悪行をもとにここでそれなりの仕打ちが待っている、
そう思っていたジャンクの耳には、
苦しみに喘ぐ罪人の叫び声が、
まったく聞こえないのだ。
罪人であろう存在は無数にいるのである。
少しはうごめいてはいるし、
永遠の苦しみと言うのだから死にはしないのだろう。
そして一番、変だと思われるのが、
悪魔、化け物、奇怪なもの、
地獄の番人、住人とも言える存在も、
目の前にいるのだ。
無数に。
しかし、罪人のように少しうごめいて、
うつ向いたり、やっと歩いたり。
大笑いしながら苦しめと罵声をあげる、
そんなイメージはまったく無いのである。
「...(;・ω・)...どういう事なんだ?...これ。」
「説明するワン。
永遠に苦しむ、ということはつまりジャンクと同じ、
不老不死って事だワン。
そして生前の状態で悔んだりとか悲しんだり、
その辺は同じワン。
そんな事、
仮に五億年続けてみるワン。
飽きるし、慣れるワン。
でも不老不死で永遠だワン。
出口もみんなで協力して探したはずだワン。
悪魔も同じだワン。
結果はこの今見ている状態。
無力だワン。」
「...俺は何となくそうなんじゃないかなぁって思ってたが、
いざこうして見ると、
...これが爺さんの言ってた地獄なんだな...。
灰色と眩しさの世界知らねぇから、
うろつくしかねぇって事か、
悪魔でさえも...。(;・ω・)」
「ちょっと違うワン。
灰色と眩しさの世界で産まれ消えゆく世界の存在は、
死んで、バラバラになるワン。
いた世界と共に。
世界が存在している内は死んでバラバラになっても世界はあるから、
世界の中でそれなりにバラバラではあるけど他の一部になったり出来るワン。
でも結局世界自体がバラバラになって消えたら同じなんだけどワン。
そうなると私達と灰色の影響を受ける中で、
自分で自分にどんなに嘘ついても、
どこかには自分は地獄に行くかもって思うワン。
そう強く思ったが理由にかき集められ、
そう思った存在に復活し、
素直に動く私達は存在の拒否を聞いたりすることもあるけど、
大体は願い空しく地獄に移動させられるワン。
そんないろんな可能性の中、
それが集まって地獄に行く訳だワン。
ジャンクがこうしている事だってある意味地獄だワン。
他にもまだ酷い世界はいっぱいあるワン...。
ここはまだ一部で、地獄の真ん中くらいかも...ワン...。」
「...爺さんの言葉が今頃、
恐ろしく染みて来やがるぜ...(;・ω・)...。
痛みや苦しみがあるのはまだ良い方だってな。」
「そうだワン。
でもここの存在だっていつかはジャンクのように気が付いて、
それぞれの世界に行くことだってあるんだワン。
でも無力、飽き、慣れで気が付かないだけだワン。」
「想像してた地獄の成れの果てに来たって訳だ。(;・ω・)
!(;・ω・)!あれっ!?まさか永遠の業火とか、
苦しみがあるぞぉ~みたいなもんはむしろ、
その先あるからそう思い込んでくれよぉ~みたいな、
優しさだったりするわけか!?(;・ω・)」
「ま、まぁ(;^ω^)そうとも言えるワン。
そう考えた存在もいてもおかしくないワン。
何があってもおかしくないワン。(;^ω^)
こうしてジャンクと私が地獄の果てっぽい所で、
話したんだよって言っても誰も信じないワン。」
「(;・ω・)」
「ジ、ジャンク?(;・ω・)」
「...俺、ひょっとしてとんでもない約束しちゃったんじゃね...?(;・ω・)」
「(;^ω^)...確かに...ワン...。」
ジャンクの言うとおりである。
いくつあるか分からない、
常に増え続ける選択肢の中で、
これを選び、
なおかつ灰色と眩しさの世界の影響で、
その選択肢もグシャグシャにされて、
この有様である。
宝くじ一等が当たり、
それでも奇跡なのに、
高級車を買って自宅に届いた高級車が、
来たのは戦車だったみたいなものである。
予測など到底不可能なのだ。
~ ええ(;^ω^)ここでまたお時間頂きますー ~
~ 祝4500HIT達成!\(;^ω^)/ ~
~ ありがとうございます!!(;^ω^) ~
~ ...もう毎度おんなじ事言ってるんですが... ~
~ これHIT数あってるんですよね?(;^ω^) ~
~ 実は俺一人でイエェ~イって喜んでるとかじゃないですよね(;^ω^) ~
~ あ(;^ω^)でも共感くれた人いるんで一人ではないですね、失礼でした... ~
~ 読んでくれた皆様、全部読んでくれた皆様 ~
~ ウォッチリスト登録、付箋、共感くれた皆様 ~
~ 本当に(;^ω^)ありがとうございます!!! ~
~ ええ(;^ω^)今起きましたー ~
~ タバコを切らしまして...(;^ω^) ~
~ 生活保護でタバコ吸ってんのかよ!と ~
~ 怒られるところなのですが...(;^ω^) ~
~ 食費、電気代、ガス代、削って(;^ω^)ガリガリと ~
~ 何とか吸ってます(;^ω^)自業自得ですね... ~
~ タバコとコーヒーと心療内科の薬(;^ω^)主食... ~
~ たまにパスタとそばみたいな...(;^ω^)... ~
~ 社会復帰できないんじゃね?みたいな(;^ω^)俺自身思う ~
~ 心療内科でタバコ止めた方が良いっすよね(;^ω^)と相談 ~
~ 包み隠さず全て何があったか知っている先生いわく ~
~ んん...(;^ω^)駄目なんだけど君の場合は... ~
~ タバコが薬の役割果たしてるからねぇ~...(;^ω^) ~
~ 立場上吸って良いよと言えない先生みて(;^ω^) ~
~ 嘘つきました(;^ω^)タバコ吸ってないっすと嘘丸出しの俺 ~
~ 二人複雑な顔をしたの覚えてます(;^ω^)←まさにこんな感じ ~
~ と!言う訳でですね!\(;^ω^)/ ~
~ 後で買い物行ってきます!(;^ω^) ~
~ 余談なんですが、なるべく外部の情報遮断して ~
~ フーリーヘイド自問自答で書いてるんですが ~
~ 最近他の方の作品もちょろっと覗いてます(;^ω^) ~
~ 内容よくよく見てしまうと真似てしまう危険がある為 ~
~ 無意識に真似ると言うか、嫌なんですよね(;^ω^)申し訳ないと言うか ~
~ だからサラーッと見てるのですが(;^ω^) ~
~ でも勉強になります(;^ω^)表現が俺は偏りがちと言うか ~
~ ああ(;^ω^)話すときってこうだよなぁ...うん...みたいな ~
~ 何言ってるんだろ(;^ω^)... ~
~ と言う訳でですね!!!(;^ω^) ~
~ 第九話の開幕です!!!(;^ω^)テテーンッ!!! ~
~ 2レスぐらいしか書けないかも...(;^ω^)... ~
フーリーヘイド 第九話 ~地獄の気高き女神さん~
地獄の成れの果て、
想像からかけ離れた地獄と呼べるかもわからない、
されど来たくは無い場所。
ジャンクとイヌはまだ地獄について話し合っていた。
「納得がいきません大佐っ!!!(・ω・)>ビシィッ!!
地獄とはもがき苦しみ!
抗うべき場所でありますっ!」
見事な敬礼を見せるジャンク。
「ハワワァ~ン...(^ω^)...。
だからですワン...。
ジャンクの言う通りの地獄もありますよと...。
言っているの...。
です...ハワワァ~ン...。(^ω^)」
あぐらをかいたジャンクの足の上で、
お腹をなでられ、
仰向けでうっとり夢心地のイヌ。
「ハッ!(;・ω・)失礼しました!
自分!とんだ勘違いを!!
と言う事は!
結論!
自分が灰色を救って見事!
変化させる事により!
共に!
灰色と眩しさの世界!
大佐のご故郷であらせられます!
あの世界!
並びに!
ボールに刺さった棒のこれらの世界も!
救えるという事!!
そう言う事でありますね!!?
大佐っ!!!!!(;・ω・)>ビシィッッ!!!!!」
「...そだワ~ン....ハワワァ~ン....。(^ω^)」
半分どうでも良くなっているイヌ。
「ん~...(;^ω^)しかし。
こうして改めて見ても、
信じられん...。
もう俺達すら気が付いてないんだろう。(;^ω^)
声も届いて無さそうだし。
歩くと言うより、
カタツムリみたくなってるよな...。」
「...ハワワァ~ン...。(^ω^)」
「見てあれ。(;^ω^)
永遠の業火、
風呂見たくなってるじゃないか...。
温泉だよ...。(;^ω^)
血の池なんてまさに温泉だよ。
だって何となく血の池に密集してるもの。(;^ω^)
そこから出たいって奴を見張るべき悪魔も、
一緒に入っちゃってるもの。(;^ω^)
憩いの場になってるもの。
常連だよ。
銭湯の主だよ。(;^ω^)」
「...(^ω^)zzz...。」
「目の前の大きな鎌持った、
...悪魔だよな。(;^ω^)
もううつむいてしゃがんで...。
ボクサーだよ。
負けたけど燃え尽きたボクサーだよもう...。(;^ω^)
全国大会であと少しで負けた決勝戦の後の、
負けたチームのロッカールームだよ...。(;^ω^)
励まそうとしてキャプテンも、
途中から悔しくて泣いちゃうよ?(;^ω^)
...俺。
約束果たせるんだろうか...。」
もう既に愛を学んだ故、
夢心地のまま、
寝てしまったイヌ。
可愛く鼻をピーと小さく鳴らしながら、
幸せそうに寝ているのだ。
「(^ω^)=3....。
疲れましたか...。
大佐...。
自分は大佐を。
誇りに思いますぞ...。(^ω^)」
そう呟いて、
今は寝かせてあげよう。
そう思いながら、
起こさないように、
優しく静かにお腹を撫でながら、
そっと敬礼するジャンクであった。
愛する二人がたとえ地獄なるところへ、
行ったとしても、
こうして恐るべき景色さえこの二人には、
どうやら恐れるものではなく、
むしろ救わなくてはと、
抗う中での、
憩いの場になってしまうのか。
ジャンクの役目、
ついて行くイヌ。
カメムシの役目、
ついて行くイモムシ。
この四人の行き先が、
地獄の先である事は、
間違いないと思わせる。
過酷さを記す。
二人しばらくそのままで時間が過ぎ。
パンパパパン、パン!パンパパパン、パン!
と言う妙にリズム感の良い音がどこからか聞こえてくる。
「?」
イヌのお腹を撫でるジャンクの手が、
自然と止まる。
うるさいなぁ、と言う感じで両手で耳を塞ぐイヌ。
これがいけなかった。
おい、とイヌに話しかけようとしたジャンクは、
そのイヌの姿を見てしまったのである。
ドクンッ!というジャンクの驚愕の表情と共に、
脈打つ強い鼓動。
「カワイッ!!!!!!!!!(^ω^) ←既に顔スリスリしている
カワイッ!!!!!!!!!(^ω^)
カワイッ!!!!!!!!!(^ω^)
耳塞いでるのっ!!!!!!(^ω^)
カワイッ!!!!!!!!!(^ω^)
困ったちゃんなの!!!!!(^ω^)
カワイッ!!!!!!!!!(^ω^)
チュッチュミサイル発射!!(^ω^)」
光速と言わんばかりのイヌへの、
ジャンクのスリスリアンドチュッチュの、
急接触と所かまわないキスの二重連撃。
日光浴をプールのそばで楽しみ、
いつのまにか寝てしまったイヌのところに、
愛おしい紳士、ジャンクが、
美しいあなたを太陽が嫉妬して、
肌を焦がしておりますぞ...。
と言いながら日傘をさしてあげて、
日焼け止めをイヌに塗ってあげるような感じである。
~ ここでまた(;^ω^)お時間頂きます ~
~ ちょいとお買い物へ(;^ω^) ~
~ 02:00目指した再開しようと思ってます(;^ω^)> ~
~ では失礼しますー(;^ω^)...肉安いかな... ~
~ ええ(;^ω^)今ですね ~
~ 何気なしに色々ググってたんですけど ~
~ 早く買い物行けよって話なんですが(;^ω^)... ~
~ ん~...(;^ω^)... ~
~ 今後祝!HIT数!レス達成!ていうの止めます!\(^ω^)/ ~
~ だめだ!本来の目的から脱線してるっ!!!\(^ω^)/ ~
~ とりあえず!何があっても!死なない限り! ~
~ 俺はここで!...サイト閉鎖になったら困るけど(;^ω^)ん~... ~
~ 俺はここで書き続けるぞおぉ~!って事で(;^ω^) ~
~ 今後ともよろしくお願いいたしますorz ~
~ さ、03:00目指しますね...orz ~
~ 再開...(;^ω^)...ごめんなさい... ~
「!!!ワハハハワハハァァァ~ン!!!」
嬉しさとちょっぴり快楽の突然の嵐に、
巻き込まれながらも叫ぶイヌ。
「起こしてすまん!(;^ω^)
なんか変な音が聞こえてな。(;^ω^)」
「何だろうワン...。」
あ、終わっちゃった...とちょっと残念なイヌ。
リズムに誘われて歩く二人。
よく見ると従い移動する者も小さくイヌの背中に乗っていた。
だんだん近づいて来る音。
気のせいか周りの死者、悪魔達も同じ方向へ、
ゾンビのように向かっている気がする。
パンパパパン、パン!パンパパパン、パン!
「(;・ω・)(;・ω・)」 ←イヌとジャンク
信じられない光景が二人の目の前で起きている。
私自身これをここで表現する事は、
おそらく私自身、間違いなく。
それこそ地獄に落ちるであろうと思われる、
衝撃的な事がまさに目の前にあるのだ。
私は勇気をふり絞って以下に記す。
よく神話に出て来そうなメデューサ。
それに似たような女性が、
目をつむって天を仰ぎ、
ハッ!、ヤッ!、と言った掛け声を、
時々叫んでいる。
その声はもはや慣れているのであろう。
力に満ちて聴く者がいたならば、
力みなぎる声量。
その悪魔の女性であろう周りに、
奇麗に死者が、
その女性に背を向けて、
正座し、
奇麗な姿勢で表情はもの凄く険しく真剣そのもの。
腕を組み、
よく見るとおでこに{音}と書いてあるようである。
五人の死者が背を向け女性を囲むように正座する中、
死者達は皆髪の毛など無く、
体毛すらない。
その五人の頭をそれぞれ、
パンパパパン、パン!パンパパパン、パン!
と、見事なリズム、
掛け声と共にもの凄い存在感の中、
奏ででいるのだ、
打楽器として。
「(;・ω・)(;・ω・)」
いやこれ、死者への冒涜じゃね?、と同時に思う二人。
その時である。
五人の一人がお、の形の口のまま、
開け続け始め、
その大きいお、の開いた口に手の平と言うか、
整列した指五本で叩き塞ぐことで、
ポンッ!と言う音がそのリズムにさらに加わる。
これもかなり練り上げられたもので、
普通なら三回目で空かしたり、
音が鳴らなかったりする訳であるが。
更にはミ゛ヴゥゥ~~~ォォォォ~~~~と言う、
喉が壊れるのではないか、とさえ思える程、
低い重低音の声を一人が発生し始める。
立て続けの他の三人もオオッ!!、イヨッ!!、ソレッ!!!、
と言った掛け声が加わり、
見事な力強いリズム音のコラボレーション。
その音楽に他の死者、悪魔達は観客のように集まり、
体育座りで聴き入っているのである。
「(;・ω・)(;・ω・)」
いやこれ、ダメでしょ、と思う二人。
観客たちが皆一斉にリズム良く同じ掛け声を女性と五人に送り叫ぶ。
「オーサーケッ!!!
ターバーコッ!!!
オーサーケッ!!!
ターバーコッ!!!」
握り拳を掛け声と共に上げる観衆。
「オーサーケッ!!!
ターバーコッ!!!
オーサーケッ!!!
ワーサービッ!!!」
「!(;・ω・)(;・ω・)!」
ワサビ加わったよー!!、と思う二人。
ティリリリリリリリリィィ~~~~~~ッ!!!!!!!!
と言う急停止した打楽音と共に聞こえてくる、
悲し気なエレキギターソロ。
大音量である。
ッウオオオオアアアアアァァァァッァ~~~!!!!
と観衆が皆スタンディングオベーションで絶叫。
どこから聞こえてくるのか知らないが、
ステージ?の上部から黒い羽根の様な物が、
背中から生えていて、
バサァッ!バサァッ!と音を立て羽ばたきながら、
ゆっくりと下降してくる。
ドゥッ!ドゥドゥ!ズ!ギャアァ~ンッ!ドゥッ!ドゥドゥ!ズ!ギャアァ~ンッ!
と言うベースとエレキギターのリピートの音色とリズムに、
先程の打楽音が更に加わる中、
黒い翼で覆い隠されたまま女性と五人の前に降り立ち、
バサァッ!!と広げると共に大音量で観衆に叫んだ。
「お前達をガソリンにしてやろうかアァァァッ!!!!!!」
髪型はモヒカンの金髪。
痩せ細ったガリガリの肉体に、
レザーの漆黒、
デスメタル、ヘビメタを連想させる服装。
片手にガソリンタンク。
グイっと飲み干し、
カァァーーーッ!!!と奇声をあげた後、
ヴォーーーーーー!!!ヴォーーーーー!!!
キャアァーーーーー!!!キアアアアアアア!!!
重低音のデスヴォイス、
高音の奇声と共にバックでさらに音楽が盛り上げる。
その舞い降りて来た人物はそう。
「ベエェェンジャミイイイィィィーーーーーンッ!!!!!<(;・ω・)>」
頭を抱えて号泣の中、泣き叫ぶジャンクであった。
~ ここで休憩入ります~(;^ω^)> ~
~ ベンジャミン出てきましたねぇ~(;^ω^) ~
~ 俺は間違いなく今回の表現で ~
~ 地獄行決定でしょう...(;^ω^)=3 ~
~ 夢に悪魔やら出て来そう...(;^ω^)... ~
~ 休憩入りますー(;^ω^)> ~
~ 05:15再開目指します(;^ω^)>ビシィッ ~
~ んん(;^ω^)久しぶりの焼肉500g... ~
~ こんなにも破壊力あるとは...(;^ω^)... ~
~ アンド心療内科の薬...(;^ω^)... ~
~ 爆睡してしまった...!(;^ω^) ~
~ 豚肉しみたんですねぇ(;^ω^)まいった ~
~ あたまフラフラ中...20:00再開... ~
~ 目指します...~
~ (;^ω^)>まずは失礼しました ~
~ 今こうして文字を打つ事すら ~
~ きついです(;^ω^)が ~
~ これは勝機! ~
~ この状態だからこそ次のシーンは打てる! ~
~ 悪夢と地獄にケンカ吹っ掛けたかいがありました...きっつい(;^ω^)... ~
~ 見事な程の発作が絶望を連れて来てくれましたよー...(;^ω^)ぐおぉ... ~
~ 一歩でも近づくぜ...手塚先生...(;^ω^)... ~
~ いきますぞぉ~... ~
「...。」
「.......。」
「お、目覚めたかい?
意外とタフなんだねぇ(;^ω^)=3
あんた...。
相棒に感謝しなよ?(;^ω^)
とりあえず今は、
休みな。
あんた。
よっぽどコイツのこと好きなんだね。
あ、いいから。(;^ω^)
大丈夫だから。
もう大丈夫。
ジャンク?
イヌ?
おい。
愛人にイヌなんて名前つけたのかよ...(;^ω^)...。
...。
類は友を呼ぶだね......。
あんたも...。
そうだったよね...。
...。
ゆっくり休みな...お二人さん...。」
「...。」
「...。」
...。
イヌとジャンク。
二人に何が起きたかは、
今は分からないが。
とりあえず無事なようである。
二人、どこかの部屋?の様な所で、
並んで床に寝ている。
岩?っぽい空洞で表面はボソボソしているが、
綺麗に手入れされている。
広くも無く、子供部屋の様な。
そんな印象である。
天井では、何かこう、
六角形のものが細い足をそれぞれ動かし、
エカテ、エカテ、と言えば良いのか、
そんな音を出しながら、
程良く二人を照らしている。
自ら発光しているのだ。
ミーン...ミーン...と言う音に変わって、
六角形が鳴きだした。
「ああ、知ってるよ。
ドネも気が付いた?
見てる奴が気が付いたんだろ?
この状況頑張って書いてるか何かしてるのさ。
向こうからは聞こえないがね。
...無気力である事には間違いないだろ。
そこの二人には遠く及びはしないだろうけど。
二人が起きたらあんたにはもう話しかけないからね。
今のうちに言っておくよ。
後はあんたの自由さ。
これからはもっときつくなる。
覚悟しな。
ドネ、これ何回目だっけ...。
そうだね...。
もうわからないよね...。」
奥にまた部屋があるのであろう。
そこにいると思われる、
女性の声がこちらの部屋に届く。
しかも私の事に気が付いている様である。
まるで全部知っているかのような口調で、
聞こえてきた内容は、
まだ私には信じられないが。
とりあえずこの六角形はドネと呼ばれている様である。
ドネはカッチ、カッチ、とまるで私に挨拶するような、
音を発する。
「何があったかは知らないが、
人の家を見たまま他のものに伝えるのはやめとくれ。
これでも一応あたしゃ女なんだ。
レディーの部屋を勝手に...ええ?
ドネは嬉しいって?
どうしたんだい。
珍しいね。
ええ?
ミトナは嬉しくないのって?
嬉しいさ。
でも同時に悲しいね。
これから壁の向こうに何があるか伝えなくちゃならないんだ。
生きて残ったのはあんたとあたしだけ。
語り部ってのは辛いね。
しっかしよくここへこれたもんだよ。
どうやって分かったん...ええ?
...イヌがあんたの未来?
じゃあドネ本人...ああ、そう言う事かい。
じゃあ未来じゃないじゃないか。
ええ?他人と思えない?
...それは毎回そうさね...。
あたしもそう思ってるよ...。
とりあえず!
プライベート覗くの止めとくれ。
起きるまで待っとくれ、頼んだよ。」
やはり女性は私に気が付いている様である。
とりあえず今は、
女性の言う通りに従い、表現を差し支える事とする。
ドネがまるでため息を付いて呆れたような動作を、
ンー...と言う音と共にしたことは記す。
ドネが動き出し天井から降りて、
寝ている二人の頭上へ。
そこで床に絵の様な物を描きだした。
「?あんたが遊ぶなんて珍しいじゃないか。
あんた気に入られたんだね。
まあ、滅多に来る客なんていやしないんだ。
悪いけどアンタ、
ドネと遊んでやっとくれよ。
助かる。」
〇 | 奪う→
-+- | ←7枚の壁 色々→ orz 戦っている 届ける→
/\ | 全て→
この絵は私も驚いた。
どうやら壁の先を知っていると思わせる絵。
左の人?に見えるのはおそらく、
四人の事なのだろう。
そして七つの壁、遮断する者。
奥の立膝とついて両手も地面につき、
うなだれているような存在は、
イヌとジャンクが二人、
壁の所で感じた、
イヌがフーリーヘイドという言葉を発した時の、
奥に感じた存在。
ドネと女性は知っているという事なのだろうか。
そして奥の存在は全て奪うと同時に自身戦っており、
更にその奥へ届ける、
いや、まだ届けていないのであろうか。
そんな説明のような絵が描かれている。
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