専属神ラル篇　第三話「パトとラルの世界【天園】」

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小説家さん（ 20代 ♀ ）
2025/02/27 20:38(更新日時)

ー【ラル視点　２月３日　エウレカ帝国】ー
ラル「は？ないの？本当に？」
リエル「ふっふーん！何せ、ラル様の今の技術力がその証拠、だってここ【天園】はラル様の技術力がそれなりにないといけないんだよ。」
ラル「ちょっと、待って、ちょっとパト様呼んできていいかしら？」
リエル「いいですけど、何したいの？パト様呼んで？」
ラル「いや、この件についてはパト様とリエルと私でしっかり話し合わないとじゃない？」
リエル「そっか〜、でもさ、呼んでくる必要あるかな？」
ラル「え？」
神籟「パト様、なぜ私を護衛においたのですか？ここは正真正銘れっきとしたパト様の世界なのですから、気にする必要はないのでは？」
パト「いや、だってここ、ラルの世界でしょ？ラルの世界なら、クソ強いのにモブキャラとして扱われている世界にとっては雑魚キャラ最強キャラが突然襲って来る訳でしょ？それなのに安心して入れると思うか？神籟？」
神籟「いや、あの、モブキャラだの雑魚キャラだの最強キャラだのって言っていますが、来る訳ないでしょう？ここはパト様の世界ですよ？勿論、ラルの世界でもありますが、半分はパト様の世界なのはわかっていらっしゃるのですよね？」
パト「だって！ネルに言われたんだもん！ネルに言われたら信憑性それなりにはあるだろ？！」
神籟（本当あの子は全く懲りてないわね、帰ったらきっちりしからなければ）
リエル（神籟様、きっちりしかるのは良いんだけど、それが相手の狙いだっていうことは気づいてないのかな・・・・）

ラル「っていう話なのよ、それでどうすれば良いと思うかしら？」
パト「技術力とかって戦闘力や経験面でカバーできない物なのか？神籟？」
リエル「質問を質問で返すとか、パト様って本当見てて笑える、そのくらいベジータでもできるよ？パト様？」
パト「ベジータネタで返すな！気持ち悪い！てかお前現実世界のアニメとか漫画とかも読んでんのかよ！」
リエル「うん、だって私は現実世界に自由に出て来れるからさ！おかげでラル様に見つからずにエロ漫画とかエロゲーとかもできるんだよ！自由って最高だよね！」
パト「それを今ラルの前で堂々と！てかエロ漫画にエロゲー！何それ至高のお時間じゃん！俺もやりた！」
ラル「パト様？やめなさい？また隠れてやるつもりかしら？今度はソルテとアリシアとフリムと私をパト様の側近に置いて監視させて頂きますがよろしくて？」
パト「ごめんなさい！どうかお慈悲を！」
ラル「何を言っているのかしら？私は峻厳の天使神よ？慈悲なんて与える訳ないじゃない。」
パト「ひえー！すみませんでしたー！」
神籟「【絶言　先程はあのようなことを言ってしまい申し訳ありませんでした】」
ラル「先程はあのようなことを言ってしまい申し訳ありませんでした・・・」
パト「え？」
神籟「いえ、何でも、私はただ、ラル・ロゼデエス、貴女の言葉を正したまで、今度からはしっかり身の程を弁えなさい、パト様にとってもストレリチア様にとっても。」
パト「ストレリチアって？」
リエル「え、まさか知らないの、パト様、ストレリチア様は私や【帝園】のミールですらお目にかかれないまさに全世界の統括者であり支配者という絶対的地位にいる、パト様の世界の王だよ、もしかして知らなかった？」
パト「ああ、誰だかサッパリ・・・」