専属神琴歌篇 第一話「テンヘコな世界王と幸せな歌姫」

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2025/02/22 23:25(更新日時)

ー【琴歌視点 2月1日 想園】ー
パト「お待たせ琴歌、もう琴歌の世界の王とは会ったか?」
ソラリア「ようこそ【想園】へ、ご存じの通り、月詠琴歌様とパト・ディカイオス・エウレカ様、そして【想園】の世界王である私、ソラリア・ウトピア・ファウンダーの正真正銘3人だけの世界でございます。」
パト「え?そうなのか?」
琴歌「はい、ソラリアさんに色々と教えて貰ったのですが、ここから生命が誕生することは絶対にないらしくて、だからソラリアさんと私とパト君だけの世界が、ここ【想園】だそうです。」
パト「随分と詳しいね、あの短時間で覚えたんでしょ?」
琴歌「いえいえ、全部ソラリアさんの教え方が上手かっただけでしたので、私の記憶力の問題ではありませんよ。」
ソラリア「歌姫、お褒め頂きご光栄と言いたいのだけれど、ここにパト様を連れてきた意味は何でしょう?」
琴歌「確かパト君の世界【万園】のナビゲーターの神籟さんに教えて貰ったのですが、ここは何と温泉や泉がある神秘的な世界だから、ぜひパト君といくことを勧められたのですよ。それに何か不都合でもありましたか?」
ソラリア(あの写す価値なし王だけかと思ったら、次は神籟様か!無断で私の湖の情報を流さないでほしいって何度言ったら!)
琴歌「ん?ソラリアさん?どうしましたか?」
ソラリア「いえ、何でもありませんよ、歌姫。」
琴歌「あの、ソラリアさん、言いにくいのですが・・・」
ソラリア「お気に召さなかったのなら申し訳ありません、琴歌様、今度からはちゃんとお名前でお呼び致しますから、ご安心を。」
琴歌「あ、はい、では私とパト君はここの湖をしばらく眺めていますね。」
ソラリア「お気を遣わせてしまってすみません、わかりました、何かあればご連絡を。」
ソラリア(どこまでも気に食わないわね!【万園】!今度こそ覚えていなさい!)
パト「おい、ソラリア、どうした?そんなに気に食わなさそうにして。」
ソラリア「何でもございませんよ、パト様、私は今日のお夕飯どうしようかと。」
パト(いや、もはや隠す気ないじゃん}
ソラリア「いえいえ、本当に何もございませんからね?」
パト「そうか、何もないようでよかったよ。」
パト(俺にとっては良くないが)
ソラリア「そういえばパト様、琴歌様はどちらにいらっしゃるのですか?」
パト「ああ、琴歌なら泉に入っていたが?」
ソラリア「え・・・琴歌様がいるのって【第一区 援泉】じゃないですか。」
パト「え、何か問題でもあるの?」
ソラリア「はい、【援泉】は琴歌様の【援歌】の熟練度を上げ、欲情心も満たされる泉です、ですので今の琴歌様がお入りになれると・・・」

パト「あぁ、大変だった、琴歌、いきなり暴れ散らかして・・・」
琴歌「すみません、ご迷惑をおかけして。」
ソラリア「まさか琴歌様が暴走してしまうなんて、思いもしませんでした、今回は私の不注意です、大変誠に申し訳ございませんでした。」
琴歌「いいですよ、それにソラリアさんにはこの数時間の間、沢山お世話になりましたから。」
琴歌&ソラリア「ふふふ。」
パト(何だ、あの二人、随分仲が良さそうじゃないか、何でなのかは知らないが、主として素直に受け取っておこうか)
琴歌(ソラリアさんは私のパト君との恋愛事情を聞いてくれた恩人・・・大切にしなきゃ)







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