虐待されていた私

自分が虐待を受けているなんて思ってなかった

別に普通だと思ってた

でもなんだか息苦しかったのは今でも覚えている

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>> 1 ある日テレビで見た私よりも小さな女の子

親がご飯を何日もあげなかったから死んでしまった

酷いな、と他人事に聞いていた

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>> 2 母は

「良かったねえ、貴女はそうゆう家に生まれなくて。ご飯も出してもらえるし」

小学校低学年だった私は素直に、そうだなあ、と思った

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>> 3 でも今思えばそこから洗脳で、虐待は其れだけが全てではないことを教えてあげたい

心が痛み出したのは塾に通いはじめてから

私はお金が高いけど賢いSAPIXに二年生から入った

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>> 4 入ったときは６クラス中の上から二番目のクラスだった

「次は一番上になってね」

母から言われた最初の虐待の言葉だった

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>> 5 SAPIXの授業は難しくて、長かった

そして次のテストも頑張ってみたけれど同じクラスだった

「ちゃんと授業受けてる？宿題してる？勉強の仕方が間違ってるんじゃないの？ねえ、プリント出して。早く。早く。ねえ、ねえ、、、、。」

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>> 6 母には質問攻めされた

私は泣いていた

怒られたからじゃなかった

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>> 7 上から二番目だよ？別に良くない？なんでそんなに答えられないくらい質問してくるの？しつこい。やだ。この問題解いてみてよ。無理なものは無理なんだよ。一番上でなんなのさ。完璧人間なんていないんだよ。全教科８割超えは無理だよ。そこまで良い大学行ってないくせに。お姉ちゃんは落ちましたけど？貴女の反省点も無いんですか？学校の成績見なよ。◎の数二桁なのに。どうして媚ばっか売る気持ち悪い人間を贔屓するの。だるい。疲れた。消えたい。

↑読まなくても結構です

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>> 8 という気持ちが強かった。

「なんか言いなさいよ。」
と言われても黙っていた私は頭を叩かれた

「出ていけ」
と言われた

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>> 9 私は保育園のころのことを思い出した

理不尽を思い出した

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>> 10 母は昔、「やられたらやり返すんだよ」と私に教えた

ある日保育園で絵を描いている最中隣の女の子が絵を消してきた

私はやめて、と云った


----------今日は終わり-また次回----------

• << 16 母から教えられたことは間違っているんじゃないかと思ったから その子(以下朱音｛あかね｝ちゃん)は私の云ったことが聞こえなかったかのように、また絵を書き始めた 私の絵はもうぐしゃぐしゃなのに

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心理テストしますね

ゆめかさんの理想の家族とはどう言った家族ですか？
アニメとかであの家族いいなーって思うのありますか？

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>> 12 参りました入間くんのクララっていうキャラのおうちですかね。

みんな仲良しで楽しそうでうらやましいです。。。


逆に僕のヒーローアカデミアの轟くんちは地獄,,,だと思います、、、。

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>> 13 虐待されてた子は大家族仲良い風景を羨ましがる傾向がありますね。

そういうのを好む子はひとりぼっちだった記憶が強いでしょう

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>> 14 そうなんですね

たしかに最初はサザエさんとかの家族も想像しましたが、私にとって祖父は昔ながらの考えを持っていて怖いという印象だったので除外しました(これからお話しますね)



心理テストありがとうございました♪
自分のこと少し知れたような気がします、

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>> 11 母は昔、「やられたらやり返すんだよ」と私に教えた ある日保育園で絵を描いている最中隣の女の子が絵を消してきた 私はやめて、と云っ… 母から教えられたことは間違っているんじゃないかと思ったから

その子(以下朱音｛あかね｝ちゃん)は私の云ったことが聞こえなかったかのように、また絵を書き始めた

私の絵はもうぐしゃぐしゃなのに

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>> 16 私はもう一度絵を書き始めた

すると朱音ちゃんはまた私の絵を消した(上から鉛筆で書き消した)

「いい加減にしてよ！！」

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>> 17 私が勢いよく立つのと同時に、机上のものは床に落ち、朱音ちゃんのお気に入りのペンも無くなった

朱音ちゃんは泣き出し、すぐに先生がやってきた

私は先生に「他の場所で遊んでいてね」と言われたので仕方無く折り紙で遊び始めた

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>> 18 家に帰って、私は母にこのことを話した

「いやな感じね、朱音ちゃん。しばきたおそうかな。」

私は遠慮した

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>> 19 次の日のお昼ご飯前に、先生に呼び出された

そこには朱音ちゃんが居た

「先生ね、朱音ちゃんにお話聞いたら、夢花ちゃんが朱音ちゃんのお気に入りのペン取っちゃったって言われたんだけど、あってるかな？
なんでそんなことしたの？」

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>> 20 私は何も言えなかった

だってそれは本当と違うから

少し朱音ちゃんが私を見てあざ笑うかのように、笑っていたのは今でも記憶に残っている

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>> 21 「、、、。ごめんなさいするまでご飯無しだよ。」
と言い残して先生は居なくなった

私は謝らない

推しの子の黒川あかねちゃんと一緒だよ。
悪いことしてないのに謝ると認めてることになるからね。
あ、同じ「あかね」ちゃん。
皮肉かよ。
今でも私はあの時を正しいと思ってる

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>> 22 朱音ちゃんは沈黙を打ち破り
「ごめんね」
と言った


イイコちゃんぶってんの
いや、何に対してごめんなのか分かんないか

なんて私は思った

あと私が謝れば、私さえ二人ともご飯食べれるんだよね
じゃあ道連れで食べさしてやんね

なんても思った

-------------今日は終わり-また次回-------------

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>> 23 だいぶひねくれている

もう五分くらい経ったかそのくらいのときに先生がやってきた

「もう良いです。はやくご飯食べなさい」

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>> 24 と言われたので私はこのあとの恐怖なんか想像せずに、ご飯を食べ始めた

お迎えの時間が来た

先生とお母さんが何か話している

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>> 25 「どうしたの？」

私が聞くとお母さんは怒っていた

「昨日の話と違うじゃん！嘘つきはだいっきらい、帰ってくんな！」

お母さんはみんなの前で怒鳴りだした

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ああ、信じてもらえないってこんなかんじなんだ

帰っていく母に私は泣きながらノロノロついていった

家に帰るとご飯を食べる気分にもなれずベッドで寝転んでいた

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>> 29 弁解する気もない,,,どうせ信じてもらえないし

大体二時間ほど経って怒りが混じった声で「ご飯食べろ返事しろよ死ねよ」と言われたので死ぬのもやだしご飯を食べることにした

死ねよと言われるのもなれている(もう100回は聞いた)

-------------今日は終わり-また次回-------------

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>> 30 そのあと、お母さんが家から出るのを見計らって風呂に入り寝た

次の日になるとすっかり母の機嫌は直っていた

心底安心した

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>> 31 というものだ。

私はとにかくこの家から出られればそれで良かったので、お母さんの云う通り家出した。

多分、一駅分くらい歩いたと思う
知らないところだったから

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>> 32 元の道なんか覚えていないし戻りたく無かったから死んでしまおうかと思った

そのとき


「あれ、山下(私の名字)さん、、、。こんなとこで何してるの？」

同じクラスの女の子だった。
その子は母親と一緒だった。

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>> 33 「散歩してたら、迷子になっちゃって。」

そういえばお母さん、嘘つきはだいっきらいなんだっけ。

「あ、そうなの？心配だね。学校まで送っていこうか。」
「お言葉に甘えさせて貰っても良いですか,,,？。すみません、ほんと、ありがとうございます」

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>> 34 親切なお母様が送ってくれた

ありがたい

今の私があるのは名前のわからない親切なその人のお陰だ

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>> 35 私はとりあえず時間潰しに学校横の小さい公園で遊んだ

鉄棒をした
逆上がりができた
嬉しかった
でも何か満たされなかった

ギコギコ揺れるブランコをした
外をたまに通る自転車と
目の前のマイバスケットだけをひたすら
見た

20分くらい経った
家出してから一時間くらい

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>> 36 お腹が空いたから、

少しの気の迷いで持っていたティッシュをも食べようとしていた


・・・そういえば

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