✴️子供革命記!✴️

レス13 HIT数 238 あ+ あ-


2024/04/24 22:49(更新日時)

子供たち(主に15の中3)の悩みや恋愛などを書いていきます!

自由奔放な子供たちの話を、どうぞ最後まで😄🙏

投稿頻度は一日に3本くらいを目指しています💪

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No.4034712 (スレ作成日時)

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No.1

「おい、凌。野球は好きかよ」
「決まってんじゃん、好きだよ」
「ふうん、そうか」
セミが五月蝿く泣く季節。
汗と土にまみれたユニフォームを来た子供が二人、大木の下に佇んでいる。

No.2

>> 1 「俺、野球できなくなっちまった」
「なんでや」
ミーンミーンとセミは二人を邪魔するようだ。
「うち、貧乏だから」
「上手かったのに。勿体ない」

No.3

そこに、学校のマドンナの莉子が来る。
キラキラしたアクセも本人のキラキラには勝てないようで彼女が一番輝いて見える。
「よぉ、莉子」
暑いのか恋をしているのか判らないが二人の顔が赤くなる。

No.4

「圭太、野球やめちゃダメだよ」
「うるさいなぁ。うちには金がないんよ」
「何円あれば良いのか、教えろっちゃ!」
莉子のうちは金持ちだった。普通の家の15倍くらいの金はある。

No.5

「お前の助けなんかいらないっつーの」
無言の時が流れる。
「もう知らない」

莉子は泣き虫だった。でもそのぶん優しくて、そのぶん莉子を嫌いなやつもいた。
圭太は嫌いではないものの「プライド」を理由に莉子につんと接していた😒。

No.6

>> 5 遠くへ走っていってしまってもけして追いかけなかった。「プライド」があるからだ。
「良いのかよ」
「,,,」
「俺はもう帰るけど、お前は?」
「一緒に帰る」
圭太は怒るとこうなるため、凌からしても大変迷惑であった。

No.7

「おい、圭太。莉子は好きかよ」
「す,,,って何言わせようとしてんだよ」
「いやな、あいつのとおちゃん社長じゃん?めっちゃ厳しくて家族のなか悪いんだって」
「へえ」
から返事をしながら頭の中では心配の意をとなえている。

No.8

>> 7 「ぼくらの七日間戦争」みたいにできれば良いのに、とも思うが此処は都会なので古学校など無いのである。
別に莉子のためだけじゃない。自分のため。あと、悩みを持つみんなのために。
いやそれ、自己満か。

No.9

「母ちゃん、帰った」
返事は来ない。もう慣れたことだ。今日もずっと無言で仏壇の前にいる。

もう居ないのに、兄ちゃんは。

父ちゃんは他に女をつくって出ていった。最低な男。最低な父親だ。
「母ちゃん、今日テスト満点だったんだよ」

No.10

>> 9 「あら,,,そう。正樹は偉いのね」
正樹は兄ちゃんの名前だ。
兄ちゃんが交通事故で死んでから母ちゃんはおかしくなってしまった。もともと母ちゃんは兄ちゃんの方が好いていたけれど、加速したような感じだ。

No.11

「俺、正樹じゃないって」
「分かっているのよ、正樹。誉めてほしいんでしょう?」
きっとこんな母ちゃんだから父ちゃんも愛想を尽かしたのだろう。
でももう慣れた。別に俺は,,,
「凌と遊んでくる」

No.12

>> 11 ほんとは凌だけじゃなくて、久留美と総一と,,,莉子も居る。

大体このメンバーで遊ぶときはかくれんぼや鬼ごっこをする。だけど今回は「子供革命記」を作る作戦をたてる。

No.13

>> 12 「儚辺浜森林公園(はかべはましんりんこうえん)にしよーよ」
と凌が云うと総一がすぐ見つかるから無し、と即効却下した。
「あ,,,。私達の学校は?なんでもあるよ」
確かに立て籠りやすいし、目も避けられはする。良いじゃないか!

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