わたしとアノコ

レス228 HIT数 5965 あ+ あ-


2025/06/13 00:10(更新日時)

人生生きていればなんとかなる、なんてそう上手くいくわけがない。なんとかなる人は常に理想を追い求め努力し続けた人なのだ。

,,,。人生何も上手くいかない。生きていても死んでもたいして変わらないのなら、死んで地球温暖化を緩めた方が世間の為に成る。そう考えて私は屋上までのぼった。生きていても何も出来ない自分と何でも出来る幼なじみが比べられるのが、辛い。
階段をのぼりきり、ドアノブに手をかける。それと共に甲高い音を出しながら開くドア。嗚呼、やっとだ。そう思ったその時、目を見張った。何とその幼なじみが手すりを越えて遠くを眺めている。
「何してるの」
「,,,。雪ちゃんか。見て判らない?死のうとしているんだよ」
雪ちゃん。それは幼なじみの苺花(いちか)だけが使うあだ名だ。私の名前は小雪だ。そして私は名前の通り小さい存在。
それより何で苺花が死のうとしているのか。自分より余程優れている苺花が。
「何で苺花が死のうとしてるの?」
「『が』って云う事は雪ちゃんも死のうとしてたんだね。,,,。疲れちゃったんだよ。周りからの目が私を潰すの。マ、雪ちゃんには解らないか」
何、それ。いつも苺花は私をバカにする。私が出来ないから。なのに何、それ。今度は羨ましい?ふざけないでよ。解んないよ。苺花の気持ちなんて。解るわけ無いじゃん。私は苺花になんて成れない。だから,,,
「雪ちゃんは良いよね。私は雪ちゃんになりたい」
「何それ,,,。ふざけないでよ!」
思わず声に出してしまった。私より色々と恵まれている苺花が。からかうの、本当に嫌だ。
「ふざけてないよ。私は,,,。私は小さい頃少し頭が良かっただけなのに。周りからそれ以上を求められる。それが苦しかったんだよ!小雪は良いよね。文句だけ言ってさ」
何それ何それ何それ何それ何それ。

24/03/17 22:07 追記
【お願い】
私、実は大学にも入ってないんですよね。浪人とか、高卒とか中卒とかなわけでもなく、ただ入る年齢じゃないんです。
だから、大学とか高校のテストや過ごし方等を教えてもらえないでしょうか?
また、作品投稿は少しずつになる見込みです。
これからもどうぞよろしくお願いします(*-ω人)

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No.4004649 (スレ作成日時)

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No.201

>> 200 「大会は9月25日。ランクが15以上であることが条件だって。」
「ヨユー。俺89だから。日本1。」

え。。。そんな、、、。スゴすぎない!?

苺花の顔を見た限り苺花にも初めて言ったようだった。
そしたら苺花は考えることを諦めて
「ユキチャン、ヨクミツケタネ」
と言った。

No.202

>> 201 しかし今回難しいのはそこじゃない。
―チーム―
を今回組まなければならないのだ。

つまり、団体戦で協力が求められるが基本一匹狼でコミュ症の蜜柑にとっては
〰️最悪〰️
なのだ。

「、、、。やっぱり、なんで僕がやんなくちゃいけないの。」
「家事食事作りお金全部苺花が、、、。」
「ありがと。

No.203

>> 202 でもいいの。
まあ確かにね、私より年上のくせに私の家に居座る自宅警備員でなにやってんだろなとか、コーディネートのセンスが子供だなとか、メーワクだなって思ったけど、大丈夫だよ♡💢?」

苺花、、、。

大体蜜柑くんも可愛かったのに生意気になっちゃって、なんかなあって私も思ってた。

やっぱり私と苺花は一心同体だね。

「分かったよ。仲間、二人集めといて。僕がやると陰キャ認定を勝手にされちゃうから。勝手に。」

No.204

>> 203 まそうだよね。

蜜柑くんがやるとAiが書いたみたいになるからね(DM送るとき)。

でもそれは甘いな、蜜柑クン。
蜜柑クンは強すぎていくら相手が強いやつらを集めたチームであっても一人で倒してしまうのだ。
でもそれだと味方が足手まといになることが多い。
だから、味方はいないほうが良いのだ。

で、スリートナイトの操作方法を知らない苺花とあたしが仲間になって、棒立ちする、ってわけ。

蜜柑クンに説明してみたら、手でgoodを作ってくれた。

  • << 206 「でもアカウントすら持ってない二人はどうやって出るつもりなの」 「あ、確かに、、、。」 私と苺花の声が揃う。 「そんなこともあろうかとなんて考えてなかったけど暇潰しにやってたアカウントがあるから、二人とも使いな」 見るとその暇潰しアカウントもランクは70代。 どちらも防御に能力を全ふりしてある。 ※ランクは40越えてる時点でヤバすぎだと思ってください 💬お久です(*´ω`)人(´ω`*)オヒサー♪ 最近書かなさすぎてメンゴです。 ヒロアカを見ておりました。これからはちゃんと書きます。多分。頑張ります( ☆∀☆)( ☆∀☆)

No.205

>> 204 【蜜柑くんのAi文章】
初めまして。ゲーマーの桃太郎(アカウント名)と申します。この度はサッツー様に御願いが御座いましてDMを送らせていただきました。今度行われるスリートナイトの大会で同じチームを組んで頂きたく存じます。ご検討よろしくお願いいたします。

No.206

>> 204 まそうだよね。 蜜柑くんがやるとAiが書いたみたいになるからね(DM送るとき)。 でもそれは甘いな、蜜柑クン。 蜜柑クンは強す… 「でもアカウントすら持ってない二人はどうやって出るつもりなの」
「あ、確かに、、、。」
私と苺花の声が揃う。

「そんなこともあろうかとなんて考えてなかったけど暇潰しにやってたアカウントがあるから、二人とも使いな」
見るとその暇潰しアカウントもランクは70代。

どちらも防御に能力を全ふりしてある。

※ランクは40越えてる時点でヤバすぎだと思ってください

💬お久です(*´ω`)人(´ω`*)オヒサー♪
最近書かなさすぎてメンゴです。
ヒロアカを見ておりました。これからはちゃんと書きます。多分。頑張ります( ☆∀☆)( ☆∀☆)

No.207

>> 206 「やっば!暇人糞ニートナードから暇人ニートにレベルアップだね!」

苺花が言う。
辛口なとこも可愛い。

「,,,。はあ。」

蜜柑くんがめんどう臭そうに答える。
すると蜜柑くんは私達を椅子に座らせて、不気味に笑った。

「じゃ、避ける練習しようか、」

エッ

「まさか棒立ちだけでいいと思ってんの?まさかね。こいつはHP1230、普通攻撃60、ダメージ40%カット、他のキャラは大体HP960、普通攻撃100、ダメージ5%カットだよ?
分かる?」

アッ

No.208

>> 207 「至らない点ばかりで申し訳ありません」
「ま家が見つかるまでだから」

蜜柑くんはすぐに鬼のような形相をやめ、いつものふてぶてしい顔になった。
まるで六歳の子供みたいだ。
だけれども私達よりゲームの知識はあるってゆー、、、。

まあムカつくやつだ。

スリートナイトがわからないだけでスブラトゥーンとかミイクラとかスミブラとかなら分かるんですけど。

「ん、じゃ操作教えて」

私はため息をつきながら言った。

No.209

《おわびとか》
最近忙しすぎて全然投稿できてなくてごめんなさいっ!!


そしていつの間にかhit数が5000を越えている!!
まぢ感謝です♪

サボってたおわびと感謝の気持ちを込めて。
↓↓
【運命って(苺花が主役っす)】
あーあ、雪ちゃんに彼氏ができて大分経ったよね。
でも私、まだ彼氏居ない24歳。

変な男の人には良くナンパされるから、その人たちと遊ぼうかしら。
綺麗な恋は諦めようかしら。
なんて。

みんなの目が怖かった。
雪ちゃんが羨ましかった。
最近それが無くなったと思ったら恋愛のほうに嫉妬が溜まってきて、
ほんと、自分に嫌気が差す。

「桃咲先生、悩み事ですか。」

あ、いけない、仕事中だった。
全然ノート見終わってないよ。

残業確定ハイ死んだ☆
なんて。でも私には疲れよりも夢のほうが大きいからさ。
今まで我慢してきたぶん叶えたいの。
その思いは雪ちゃんをも越えていると思う。

「桃咲先生、疲れたまってるなら俺がやっときますよ。俺今日遅刻しそうになったんで。お礼です。」

1組の来栖先生、、、。私とおんなじ同期。

「いやいいよ。申し訳ない。ありがとね。みんなに言っときな、その感謝の気持ちは。じゃ、お疲れ様した。鍵閉めときますよ。」

もう仕事が終わってる先生方は続々と帰り始めている。
あと3秒で定時だ。
***
終わったあ。

あたりを見回すともう誰もいなかった。
静かで暗い職員室はちょっと恐ろしい。
これから鍵閉めにいかなきゃいけないんだ。

そのとき、職員室の扉が勢いよくあいた。

キャァッ!!!!幽霊!?

咄嗟に頭を手で覆い顔を沈める。

「驚きすぎですよ、鍵、閉めときましたんで、一緒に帰りましょ」

来栖先生だ。

「うん,,,」

私はゆっくり返事をした。
***
「てかタメですし、名前で呼びましょうよ。」

駅までの道で来栖先生に言われた。

「私だけだったら恥ずかしいです,,,。」
「苺花?」

カァッ、と頬が熱くなる。
苺花、なんてお父さんにしか言われたことない。
でもお父さんに言われるのとは違う気持ちが私を渦巻いている。

「ほら、苺花も。」

、、、



「凌

で良いです?」

恥ずかしすぎ


そこでく,,,凌が口を開く。

「うん、かわい」




は???










続く

No.210

>> 209 自分の頬が熱くなるのが分かる。

可愛い、なんて大人になってから異性に言われたこと無かった。
また、変な男じゃない?
信じても良い?

「すぐ顔赤くなるんすね。こんな可愛い女の子誰がほっとくんだろ。」

慣れたように車道側を歩き、慣れたように疲れたときには休ませてくれ、慣れたように荷物を持ってくれる。
そう、「慣れたように」なのだ。
今までの私の勘が言っている。
あぶねえ、こいつは。

そんな気持ちを感じたのか、くr,,,凌が口を開く。

「ストーカーとかチャラ男とかじゃないすよ。桃咲さんには一目惚れです。
一年前、桃咲さんが、迷子の子どもがいて、俺が話しかけるよりも先に動いてて。なんて心の綺麗な人なんだろうって。だって、その日教員試験の日だったじゃないすか。
この学校でまた会ってその事思い出して、好きだ、アプローチするしかないって思いましたけど、駄目でしたね笑」

凌が笑う。
そんなこともあったか。
凌はそのとき迷子の子と私に飲み物買ってきてくれたっけ。

「フラれたら諦めます。てか彼氏居ますよね。ごめんなさい。ありがとうございました。明日からも気にしないで普通に接してください。」

言い逃げかよ。かっこわりいよ。


気付けば立ち去ろうとした凌の手を掴んでいた。

「彼氏、居ない。募集中。あて、あんたの家に行く電車の駅こっちっしょ。」

もう駅だ。

「それって。OKてこと?」

、、、。

「私、あんたが初カレじゃないの。二人目。」
「え?」
「でもこんな可愛げ無くて、キスの一つも出来なかったからフラれちゃった。
中身を好きだ、て言ってくれた凌を信じたい。
あと、雪ちゃんも紹介したい!」

電車が走っている。

「なに?諭吉ちゃん?一万円札?」

聞こえなかったか。なら

「来栖凌が好きだ!」

これも聞こえないだろ。
凌がキョドっている。ほらね。

「ふっっ!!」

久し振りに笑った。これから顔動かなくなるんじゃないくらい表情筋を使った。

凌の顔が今度は赤い。



たぶん、雪ちゃんの愛にも負けないくらいの恋だ。
いきなり、好きになるの?
なんて言われるかもね。錯覚かもね。でも私は何より凌と居るのが安心なの。
守ってくれる、大好きな凌。。。

終(薄かったのでまたやります)

No.211

>> 210 ミスってました!!

「あて、」→「あと、」

No.212

「まず、このwと,,,」

アー,むぢぃ(※むずい)
苺花も方針状態だ。

「聞いてるの、ねぇ、、、

そこで私のスマホから着信音がなった。
見ると、お母さん。なに。

No.213

>> 212 「お父さんが、、、危篤。なの。お願い、来て。」


震えた声だった。

お父さんなんて、高校生のとき以来話してない。どうして急に危篤状態になったの?

「分かった。瑞穂大学付属病院でいい?」
「うん。お兄ちゃんも居るから、、、。」

No.214

>> 213 病院に駆けつけると、廊下のソファに二人は座っていた。
いつもシスコンでふざけているお兄ちゃんも真剣な面持ちだ。


「どうして、こんな状態なの。何が起きているの。」

(前に設定書いたか覚えてないけど単身赴任っていう設定っていうことにしておいてください)

「ぉ,,,さ,,,も、、、から、、、なぃ」
「お母さんも分からないだってさ。頭ん中真っ白なんだろうけど、俺から言わせてもらうと、交通事故で轢かれた,,,って感じかな。」

お父さんの顔も知らない。どんな人かも知らない。ただ、私とお兄ちゃんのお義父さんと云うだけしか。

何を思ってるかも知らない。
知りたいとも思わなかった。
ありがたいとしか。
このままで良いの?

胸がきゅうってなる。ズキズキってなる。ドクドク鳴る。速く鳴る。



「別のところで話そう。」

お兄ちゃんの静かな声だけが静かな病院内に響き渡る。





《めんご》
テスト期間で全然書けなかったぁ!!!申し訳ない。
これからはボリュミーにしていくよq(^-^q)

No.215

>> 214 「顔も知らない。どんな人かも知らない。」→「顔も覚えてない。どんな人かも覚えてない。」


さすがに知らないはヤバすぎだwwwwww

No.216

「お兄ちゃんは、どう思った?」

「,,,。お父さん、いつも家に居なかったから、あー、轢かれたんだ、って感じ。」

「お兄ちゃんは、お父さんのこと好きだった?」

「そうでもないけど、まあうん、小雪と一緒に引き取ってくれて、育ててくれたことには感謝はしてる。」

「もし死んだらどうする?」

「お葬式しなきゃね。」

「もし死んで、お母さんがおかしくなったら?」

「うーん,,,。俺も小雪みたいに一人暮らししたいかなあ。」


ひたすらに、静かだった。いや、静かじゃなかったのかもしれない。私には何も聞こえなかった。だから、聞きたいという願望を抱きお兄ちゃんに縋ったのだろう。

No.217

>> 216 不思議だ。全然、大切な人じゃないのに、喪失感がある。

涙が溢れてくる。自分でも理由が分からなかった。でもどうしてか泣き止むことができなかった。腐っても、お義父さんだから。その呪縛からは逃れたいと思うことも、逃れることも何もできないのだった。




🤔どうして小雪は泣いているの?
大切な人でもないのに喪失感を覚え泣き崩れている理由は、お兄ちゃんへの質問&お兄ちゃんからのアンサーに現れています。
もし死んだらどうなるのか分からない、という不安と自分を育ててくれた(お金を送ってくれていた)人だから、ということにあるだろうと思います(うまく説明できない,,,)。

そもそも、「腐っても」なんて言っても、お義父さんは良い人じゃん、恨む理由なんて無いじゃん、なんて思われるかもしれませんが、お義母さんとは言えるけど、会うことがほとんど無かったので、実感できなかったというか、お義父さんということを理解し難かったというか、「家族との時間を大事にしようよ」と、思っていたんです。
お義母さんのことは好きにはなれないけど、家族だから、。


苦しい,,,。

No.218

>> 217 「お母さんのとこ行こうか。」

そう言われると自然に涙が引っ込んだので、「うん。」と返事をすることができた。お義母さんの結婚相手はお義父さんなんだから、自分だけくよくよしてはいけないと、勝手に思い込んでいたからだ。

お兄ちゃんは優しく手を引っ張っていってくれた。いい年して、手繋ぐとか、ちょっと不思議な感覚だった。


さっきのところへ戻ると、お母さんは泣く涙も無くなったのかじっと下を向いていた。

No.219

>> 218 「大丈夫?」


なんて聞いたら、どういわれるだろうか。怖くはないが、なんとなく苦手な母への話しかけかたが分からない。
お兄ちゃんがお母さんと私の間に座ってくれた。助かった。出てこない言葉を出す必要がなくなった。

それから、お母さんは一点を見つめ続け、私は好きな小説の続きを読み、お兄ちゃんはスマホをずっといじって2時間半くらいが経ったころ、お医者さんが部屋から出てきた。

No.220

>> 219 「雪町さんの状態ですが,,,。」

お母さんの手が震えていた。しかし、それほど重い怪我ではなかったらしく、あと何週間かしたら退院できるそうな旨を伝えられた。
ほっとした。何に安心したかも解らないけれど、兎にも角にもほっとした。

一旦家に帰り、お父さんの入院の支度をし、再び病院へ行くことになった。

No.221

>> 220 お兄ちゃんはこれからアルバイトの面接があり外せないため、お母さんと二人きり。

久しぶりの実家の匂い。息が詰まるような、懐かしいような。なんとも言えない感じだ。

本当はお父さんの単身赴任先の近く(埼玉)の病院に搬送される予定だったのだが、夜遅くで忙しかったためもあり、私が住んでいる近くの病院まで送られることになったのだ。
だから、お父さんの家まで戻るわけにも行かないから、うちで用意できるものはうちで用意していかなくちゃならない。

No.222

>> 221 無言が怖い。また、何か、苺花について言われるのではないか。また、何か、一つ隠し事があるのではないか。また、何か、思い出してしまうのではないか。

「・・・」

その沈黙さえ聞こえぬよう、必死に咳をしたり独り言を喋ったり、出来る限りのことをした。私は昔お父さんが使っていたという、お父さんの大事なゲームとやらを探していた。お父さんがずっと前に、入院することになったらこれだけは持ってきてくれって言っていたそうだ。ゲームボーイ。私がギリギリ知っているゲーム機器。
私が生まれてからはDS(3DSなどいろいろな種類がありますがここではまとめさせて頂きます)、スイッチ、プレステとかに変わったから、私はそれに何の気持ちが込められているのかも知らない。

第一、古くてもう使えないのではないか。観賞用ゲームボーイ??お父さんの荷物がほとんど無くなっている棚を探しては、ほこりに悩まされていた。もう、掃除くらいしておけばいいのに。
結婚している大事な人なら、掃除くらい。

  • << 224 そんなことを考えているとゲームボーイが見つかった。きれいに箱に入れてしまわれてあった。ほこりを被っていた棚に入っていたとは思えないくらいのきれいさだった。新品くらいだった。 でも、それでも使っていた跡はちゃんとあった。使いふるしてから、掃除したみたいな感じ。きっと大切なものなんだろう。 (※小雪の家は2階立ての一軒家で、今小雪は2階にある物置に居ます) 一階でたくさんの荷物が用意しているお母さんのもとへ行く。階段を降りる足取りが重い。一応、ここまで育ててはくれたし、お義母さんであっても大事にしてくれたから良い人なんではあるんだろう。でも其れが故に、勝手に出ていったことから何か言われるのではという不安や、苺花とのことを言われる恐怖が消えないのだ。 しっかり向き合おうとしなかった私も悪い。そう、悪いのだ。 お母さんもここへ来る途中何も言ってこなかった。 階段を降りきってしまった。 「お母さん、見つかったよ、ゲームボーイ。」

No.224

>> 222 無言が怖い。また、何か、苺花について言われるのではないか。また、何か、一つ隠し事があるのではないか。また、何か、思い出してしまうのではないか… そんなことを考えているとゲームボーイが見つかった。きれいに箱に入れてしまわれてあった。ほこりを被っていた棚に入っていたとは思えないくらいのきれいさだった。新品くらいだった。

でも、それでも使っていた跡はちゃんとあった。使いふるしてから、掃除したみたいな感じ。きっと大切なものなんだろう。


(※小雪の家は2階立ての一軒家で、今小雪は2階にある物置に居ます)


一階でたくさんの荷物が用意しているお母さんのもとへ行く。階段を降りる足取りが重い。一応、ここまで育ててはくれたし、お義母さんであっても大事にしてくれたから良い人なんではあるんだろう。でも其れが故に、勝手に出ていったことから何か言われるのではという不安や、苺花とのことを言われる恐怖が消えないのだ。
しっかり向き合おうとしなかった私も悪い。そう、悪いのだ。

お母さんもここへ来る途中何も言ってこなかった。

階段を降りきってしまった。


「お母さん、見つかったよ、ゲームボーイ。」

No.225

>> 224 お母さんは静かに、私の方を見ないで、本当に独り言のように呟いた。表情は無かった。笑っても、怒っても無かった。ただ、


「ありがとう。玄関で待ってて。」

と。

No.226

>> 225 危篤というのは、病気や怪我のために命の危機に接している状態で、危篤から戻る(元気になる)のは、あるにはある、あることもある、程度だそうで意外と稀なのかもしれない。アナウンサーをやっている都合上もあり、「死」は手に取るように程では無いが、結構解る。頻度だったり、そうなった理由だったり、解ろうとはする努力はしている。うん。してる。

「危篤です。危ないです。」
「危篤でしたけど、大丈夫でしたー。」
「でも入院はしておきましょう。」
「入院するために必要なものを用意しておいてください。」
「ゲームボーイがほしいな、入院するときは。よろしくね。」

情報過多。そして、死なないか恐いという気持ち。「大丈夫」って言うのは簡単だけれど、信じられなくなってしまうのだ、こういうときは。これを見ている人たちだって、きっと人生で5回は言ったり言われたりしてる。


・注射うつとき ・受験するとき ・出かけるために雨降らないか聞いたとき
・友達を心配したとき ・心配されたとき ・何か手伝われそうになったとき 等

もっとあるだろうけど、まあとりあえず「大丈夫」って便利な言葉だということだ。

No.227

>> 226 5分くらいした頃、大きな荷物を持ったお母さんがやってきた。このまま無言で病院に行くのかと思いきや、お母さんが少し喋りだした。私が中学生だったときみたいに。いつもみたいに。

喋ったことはごく普通のことだった。普通の親が言うようなことだった。

「入院とか初めてだから、このくらいあって良いよね、着替え。」

でも、普通じゃないのかもしれない。入院って、自分が子どもを産むときとかにするよね。でもうちはそれがない。
けど、うだうだ言っちゃったけど、「私」とまた話してくれることが嬉しくて、何よりそうで、涙があふれた。

No.228

>> 227 【弁明】
何ヵ月も休ませて頂き申し訳のしようが御座いません。

メンタルがやばくなってきてて。大変すみませんした

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