わたしとアノコ

レス228 HIT数 5962 あ+ あ-


2025/06/13 00:10(更新日時)

人生生きていればなんとかなる、なんてそう上手くいくわけがない。なんとかなる人は常に理想を追い求め努力し続けた人なのだ。

,,,。人生何も上手くいかない。生きていても死んでもたいして変わらないのなら、死んで地球温暖化を緩めた方が世間の為に成る。そう考えて私は屋上までのぼった。生きていても何も出来ない自分と何でも出来る幼なじみが比べられるのが、辛い。
階段をのぼりきり、ドアノブに手をかける。それと共に甲高い音を出しながら開くドア。嗚呼、やっとだ。そう思ったその時、目を見張った。何とその幼なじみが手すりを越えて遠くを眺めている。
「何してるの」
「,,,。雪ちゃんか。見て判らない?死のうとしているんだよ」
雪ちゃん。それは幼なじみの苺花(いちか)だけが使うあだ名だ。私の名前は小雪だ。そして私は名前の通り小さい存在。
それより何で苺花が死のうとしているのか。自分より余程優れている苺花が。
「何で苺花が死のうとしてるの?」
「『が』って云う事は雪ちゃんも死のうとしてたんだね。,,,。疲れちゃったんだよ。周りからの目が私を潰すの。マ、雪ちゃんには解らないか」
何、それ。いつも苺花は私をバカにする。私が出来ないから。なのに何、それ。今度は羨ましい?ふざけないでよ。解んないよ。苺花の気持ちなんて。解るわけ無いじゃん。私は苺花になんて成れない。だから,,,
「雪ちゃんは良いよね。私は雪ちゃんになりたい」
「何それ,,,。ふざけないでよ!」
思わず声に出してしまった。私より色々と恵まれている苺花が。からかうの、本当に嫌だ。
「ふざけてないよ。私は,,,。私は小さい頃少し頭が良かっただけなのに。周りからそれ以上を求められる。それが苦しかったんだよ!小雪は良いよね。文句だけ言ってさ」
何それ何それ何それ何それ何それ。

24/03/17 22:07 追記
【お願い】
私、実は大学にも入ってないんですよね。浪人とか、高卒とか中卒とかなわけでもなく、ただ入る年齢じゃないんです。
だから、大学とか高校のテストや過ごし方等を教えてもらえないでしょうか?
また、作品投稿は少しずつになる見込みです。
これからもどうぞよろしくお願いします(*-ω人)

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No.4004649 (スレ作成日時)

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No.101

ピンポーン、とインターホンの音で目が覚めた。急いでデートの服に着変え、扉穴を覗く。剛君だ!
すぐに扉を開けて、ちょっと待ってて、と言うと私はバッグとスマホを持ち、すぐに家を出た。
「ぉお!準備はや」
「だって楽しみだったんだもんっ」
「そっか」
剛君は少し照れくさそうにした。

私達はディゼニーまで大分遠いので、一泊二日で行く事になっている。ディゼニーまでは今日の3時頃着く見込みだ。

No.102

>> 101 【なんとなく!】
閲覧回数(?)が1000行ってるわ!嬉しいかぎりです。皆様本当に有り難う御座います!!
多分まだ全然終わらないと思うので、これからも是非ともよろしくお願いいたします!

次は目指せ1500,,,かな?

No.103

そうして私達は舞海駅に行くべく電車に乗った。さすがに電車の中でイチャイチャするほど、マナーをわきまえていない人間ではないから、妊婦さんとそのお子さんに席を譲ってから、ご老人夫婦の荷物を下ろして、最後に携帯電話をマナーモードにして、やっとメールで話すことができた。なんか、秘密の会話みたいで楽しかった。
『ほら、彼処にビッグサンダーマウンテンがある』
と剛君。
『モノレールも走っていったね』
と私。

No.104

ふと彼を見ると彼も此方を見てニコニコしていた。おそろいだ。
気が付けば電車は舞海駅に着いていて人が沢山賑わっていた。でも今日は混んでいない方で、制服ディゼニーの集団も3グループくらいしか居なかった。

剛君に手を繋がれ大きな門のようなものをくぐると、もうそこは大きな楽園だった。目の前には噴水が見えるし、音楽は楽しいし、お花畑も見えるし、すごいや。
私達はトイ・ストーリーマニア(ランドダッケ??)から乗ることにした。結局私が惨敗だったが、その時間は楽しいものとなった。

No.105

それからチュロスを食べたり、スプラッシュマウンテンに乗ったりして気が付けば夜になっていた。まだホテルに行くには早い時間だったが
「見せたいものがあるんだ」
と連れられ部屋の中に入った。荷物を置いて言われるがままベランダに出ると、そこは絶景だった。
最後のパレードは海でやっているし、その奥にはディゼニーシーが見え、その真上にはまん丸お月様があったのだった。すごくきれいだった。

No.106

>> 105 「綺麗,,,」
思わず声に出してしまった。
「そっか、良かった」
「,,,え、まさか計算して此処の部屋取ったの?」
全ての発言と行動が私をそう思わせた。
「うん,,,実はね。引いた?」
なんでそう思うんだろ。
「いや、全然。嬉しかった!」
私がそう言うと剛君はまた「そっか、良かった」と言った。
「俺、彼女に尽くしちゃうタイプだから重いとかってフラレちゃうことが多かったんだけど、告白したのがこ、小雪で良かった。」

No.107

>> 106 いやなんでそこ噛むねん笑
「ふふ、、」
「なんで笑うんだ、」
「いや,,,ね?じゃあ今日のお礼」
そう言って私は初めて自分からキスをした。自分からしたのに、とっても顔が赤くなった。
「俺だって男だよ?そんな可愛い顔してたら襲っちゃうかも,,,なんて冗談冗談。可愛い子に襲うなんて事しないよ」
また顔が赤くなった。それを隠すために必死で剛君をぽこぽこ叩いたけれど、剛君の必殺ローリング防御で防がれてしまった。

そのあとは帰る人達に部屋を暗くしてスマホの光でバイバイして、寝た。

No.108

>> 107 次の日はプーさんのハニーハントとか、ダンボとか、あとはカルビの海賊とか乗った(ソワリンも楽しかった)。間に二人でカチューシャを買って雰囲気作りもした。

あっという間に帰る時間。
「楽しかったね」
「また、今度、ていうか毎年来よう何十年先もね」
こくり、と頷いてから私は言った。
「それ、プロポーズしてるのと一緒」
剛君は気づいた様で頬を赤らめていた。

ふふ、、

No.109

家に帰ると苺花が居た。ふぁ,,,?あ、合鍵は大家さんにもらったんか。
「報告が二点あります」
ぁあ、宗教の話かと思ったらそれは見事に的中した。
「お母さんに一連の流れを説明したら、なんにも言わなかったよ。『もう好きにしたら』以外ね」
娘が自分で自由になったのは嬉しくて誇らしかったろうな,,,。でも自分の大切な場所を壊されたんだよね。かといって味方するつもりはないけれど。
「んで?もう一つは?」
そう聞いたら苺花は待ってましたと言わんばかりの表情をして、語り始めた。

No.110

>> 109 「私多分もうお母さんとかお父さんから相手にされないって言うか、愛されないと思うんだ」
また、苺花の目に涙が浮かんでる。こっちまで泣きたくなってきた。私ばかり愛されないと嘆いていたけれど苺花も同じになってもなんか喜べないな。逆にそのままで居てほしかった。幸せで居てほしかった。まあ、自由になったのは良かったな。
「でね、私彼氏ができちゃいました」
「えっ!?彼氏ぃ?苺花を悲しませるようなやつだったら許さないからね」
「なんか、告白されちゃったから。阿曽美人都(あそびにんと)君なんだけどさ,,,」
あそびにんと,,,て大学一プレイボーイと言われるやつじゃないかぁ!?大丈夫か,,,?

No.111

>> 110 【おやすみなさい】
眠くなりましたので、私私とアノコの作者は眠ります。。

いいなぁ。私も彼氏ほしいぃ,,,

No.112

「これだけだから、お休み!」
「うん、お休み」

翌朝、大学の準備をしているときに男女が口論している声が聞こえた。なんだろう、聞いたこと有る声だ。

No.113

聞こえたことはこうだ。まず、女の方からだった。
『最っ低!』
『別に良いだろ、そんくらい。心が広くない女だなァ』
『誰だって嫌よ!』
『でも天音ちゃんとか心ちゃんはOKくれたけどなァ。あそっか、親が過保護で雪ちゃんってのが心配性だから知らないんだァ、そっかそっか』
『雪ちゃんのこと悪く言わないで!最っ低!』
『つまんねェの。じゃ、いいわ、お前。別れよ』
『そう,,,します』
私の名前が出てきた。しかも、この呼び方、苺花だ!

No.114

>> 113 私はすぐに家を飛び出した。見ると直ぐしたに泣き崩れている苺花が見えた。
「阿曽美のやつだよね,,,」
「うん,,,でも私が悪いの、なんも考えないで付き合うから」
「,,,。でも、さっき苺花が私のことかばってくれたのは、嬉しかったよ」
「そっかぁ。そっか!」
苺花は笑顔に戻った。うん、そっちの方が似合ってる。

No.115

>> 114 【なんとなく】
今hit数が1111だった!!!

面しろーい。

新しいクラスもなんだか楽しそうだったー。新学期も頑張ります\(^-^)/

No.116

「休んでから来な、私先行ってくるから」
「うん、有り難う」
,,,
「苺花泣かせたのだーれだ?❤️」
「ヒィッッ!」
まわりのやつらが一人の男を見る。こいつか。
「だってあいつが悪いんだ、なんで付き合ったのにキスの一つもできやしないんだ」
うーん,,,
「君たち、苺花についてなんとも思ってないでしょ?」

No.117

>> 116 「じ、実はこいつら桃咲と誰が一番早くキスするか競ってたんスよ」
!!!
「うーん、じゃ、これからはそんな浅はかな理由で苺花に近づくやつがいたら教えてよ。そしたら許したげる。」
私は阿曽美に足ドンして言った。気に食わない。苺花みたいな子がこんなやつに騙されるなんて。
「ハッ!お前なんかの脅しが効くとでも?立場分かってんのかァ?」
チッ。
私を阿曽美は殴った。周りのやつらは、、逃げた。よかったね、本気で私に殺されるのは阿曽美だけになったよ。

No.118

>> 117 なんて言ってもさっき殴られて転んだ衝撃で足がズキズキ痛む。
「ォイオイ、さっきまでの威勢はどうしたァ?んじゃもう一発いくかぁ?」
!。ヤバイ、避けきれない。怖い、怖いよ。助けて!

???

怪我してない?見ると阿曽美と黒夏が戦っていた。
すぐに警察に連絡して、事なきを得た。
「ありがと」
「怖がられてた喧嘩の技が役に立った」
「ごめんて」

大学は,,,なんともなかった。

No.119

>> 118 「雪ちゃ~んっ!」
「あ、苺花」
「もうっ、いくらさ、私の為だからていって。怪我してんじゃん」
二次講義目が終わり、苺花が来た。それ、誰に聞いた?
口に出てしまっていたようだ。苺花は阿曽美の友達だと教えてくれた。阿曽美のまわりのやつは悪くないヤツなのか?
いや、ないな、絶対。

ちょっと前の苺花を思い出した許嫁が居るからと、一本線を引かれて、近づかないようにされてた、苺花。
なんだか少しひどいことをした気分だ。

No.120

>> 119 「~ぁん?雪ちゃ~ん?絆創膏消毒して貼っといたから!教授んとこ行ってくるね」
「ありがと、行ってらっしゃい」
「うんっ!」

はい、またサークルっすね。今度は,,,。この前の普津峰のやつもいるわ。

【ごめんなさい】
だんだん雪ちゃんの口調が私の口調になってます。。。
あと、ぜーんぜん、120話でも終わんないわwww

No.121

>> 80 「いいよ、隠すことじゃないし。それに、確かめなきゃだし」 苺花は怯えている様子だったが私にそう呟くと立ち上がりズンズンとおばさんの方へ行っ… 「ア,,,苺花。。」
蜜柑君だった。周りは女の子たちで囲まれている。
「名前、何て言うの?」
「優華知らないの?蜜柑だょ」
「美しいね,,,蜜柑君,,,」
助けた方が良いのか??

No.122

>> 121 これはいわゆる逆ナン!?(逆ナンパ女→男)
話しかけられないで居ると苺花が切り出した。
「もうっ、蜜柑っ!ナンパくらい自分で切り抜けなさいよー」
最近プレイボーイに騙された人の口から出そうにならない台詞だ。
「だって,,,。苺花にたすけてほしくて,,,」
「(きゅん!!)」
なんなのこのいとこら,,,。
蜜柑君の行動の一つ一つがお兄ちゃんに似ている。いちいち手を顔の近くに持ってくるとか、目をクリクリさせるところとか。
もっとも、お兄ちゃんの場合は外では
「お嬢さん、荷物持ちましょうか」
「大切なハンカチを落とされましたよ」
だが。全然私への態度と違う。。
「なんでそんなこと言うの!?お兄ちゃん泣いちゃう」
「小雪、告白されたら告白されたら教えてね❤️お兄ちゃんがぶっ殺しに行ってあげる❤️」
怖っ。

「ちょっと、うちらの蜜柑君取らないでもらいます?」

No.123

>> 122 そうすると蜜柑君の周りの女達が文句を言ってきた。
そしたら、蜜柑君はいつにも増して疲れた表情ではあ、とため息をついてから言った。ものすごく早口で。
「苺花ちゃんにもう一度助けさせる手間取らせないでくれる?第一僕あんたらみたいなブスより遊んでて楽しめる苺花ちゃん達と遊びたいから。勘違いすんな」
いや怖っ。てかそもそも最初からそう言えよ,,,。
「さっ、ナニする?」
切り替え具合も半端なくて怖い,,,。
「実はね、トランプ持ってきてるんだ!」
用意周到,,,!

そうして楽しい夜を過ごすのでした(今回は寝なかった!)

No.124

>> 123 そうして,,,冬休み!!
の前に初日の出、というかお参り。苺花と私と蜜柑君と黒夏君と心配でついてきたお兄ちゃんと一緒に行く事になった。
はあ、嫌な予感。。

No.125

私達は午前3時に集まり、「明けましておめでとう」を言った。なんだかみんな改まっていて、いつもの軽い感じもなかった。なぜなら、お互いの知り合いじゃない人がめっちゃ居るから。なんならお兄ちゃん私しか知らないし。
「あのカッコいい男の人誰?」
「あー、お兄ちゃん。私が心配でついてきたんだって」
苺花は不思議そうにしていた。黒夏は,,,睨んでいた。蜜柑は隠れていたし、ナニがなんだか。
私達はお参りを先にした。この神社は変わっていて、神様の使いだからと24時間交代で神社をやっている。

No.126

>> 125 お賽銭を入れる。
,,,神様、私は人間関係にしぶとく生きます。へこたれないで友達の悩みを解決します。だから、今年は穏やかに生きるのを望むのは罪でしょうか。ご加護を。

他の皆は何を思ったんだろう。そんなことを考えているうちに、日が上ってきていた。
「ほら、太陽綺麗だよ」
「ホントだ!」
「小雪もだよ」
「コロス,,,」
とってもにぎやかな、初日の出でした。

No.127

>> 126 そんなこんなで大学2年生!ちな、冬休みはコロナとインフルと風邪と,,,杉花粉アレルギーで過ごしたよ❤️
ふふ、苦しかったなあ。毎日ベッドで過ごしたなあ。誰にも会えなかったなあ。

2年生からは!!後輩が増える!先輩が減る!つまり!偉くなる!なあんて。大して変わんないよ。毎日サークル行って、飲み会行って,,,?飲み会!?そういや酒が飲めるようになるのか。ふうん。


時の流れはすさまじく、夏になりました。しかもナガイナガイナツヤスミです。

No.128

>> 127 夏と言えば海!
今回はお兄ちゃんが居ない旅です。楽しそう。
まずはビーチバレー!女子と男子チーム。私と苺花が良い連係プレーを見せつけたが、惜しくも惨敗。一点差・
負けた方はかき氷おごり。ああ~。

そんなこんなで楽しい海旅行は終わりだ(江ノ島)。少し惜しい気もする。楽しかったな。

No.129

>> 128 【謝罪】
最近超特急で物語を進めてしまい、申し訳ありません。実は、別の話を書こうかと考えているところでして、しかしこの話を粗末にすることは命に変えてもしません。安心してください!

次は何かって?これが終わったあとにだしますよ。

No.130

まあ今年の冬も一緒にディズニーに行って、普通に終わって、大学3年生になって。
じゃ、無かったんですよ。ディズニーのミナーのリボンが赤かピンクかで黒夏と喧嘩しちゃったんです(中の人は赤派)。苺花と私が赤派で、黒夏と蜜柑君がピンク派だ。これは意外と割れて(きのこたけのこより割れる)、面白いのである。
昨日皆でうちでお酒のんじゃおうパーティーをしたとき、割れたのだ。
酒は(ビール)(主はまだ飲めない、あくまで父の感想です)苦くて、でも少し美味くて、でも好きになるには時間がかかる味だった。

No.131

>> 130 皆で作ってるグループラインはあの日のまま止まってるし。
,,,ん?

『ねね、』
『ん?(黒夏)』
『ミナーのリボン、』
『それがどした?(苺花)』
『調べたら赤とピンク意外にもむっちゃ色あった』
『ホントだ(蜜柑)』
『じゃ、これからも出るだろうし』
『引き分けだね』
『言われちまった笑(黒夏)』

オレンジとかもあった。なあんだ、てか黒夏と付き合うのなんだかんだで続いてるわ(羨ま)

(≧∇≦)

No.132

※だいぶ、、飛びます

四年生冬。サークルも自分がおごることが多くなってきた。
単位も取れたし最後のテストも苺花と並び好成績だった。
問題は就職活動。私は日本全国テレビ局に入り、アナウンサーになる。アナウンサーには幅広い語彙力や滑舌、さらには即興能力が必要になる。それらは全て専用塾に一から通い練習した。
今までは、カフェアルバイターをやってました。お陰で、コーヒーは淹れられます。。

No.133

>> 132 四月から入社する社員募集する試験が来週ある。私はそれを受験するつもりだ。苺花は、もう合格していて、とても喜んでいた。
卒業式はもう終わったよ⭐️

さて、試験の日。緊張する。試験はベテランアナウンサーが直々にやるそうで部屋から出てきた人たち皆涙目になっている。良い意味か悪いのかは分からない。
部屋に入る。ぶわっと強い香水の香りがすると思ったら超有名アナウンサーの女性が「座って」と言った。

No.134

>> 133 「じゃあ、その台本読んでくれる?」
「了解しました。」
いつもの感じ。いつもの感じ。
「群馬県榛重山にある星空宗教団体の理事長が、先週自宅で亡くなっていたことが分かりました。警察は自殺と見て調査を進めています」
!?。嘘,,,。まさか、
「これ、どう思う?」
私、が、殺しちゃったの?
でもおかしくないか?あの人はこんなことになったら,,,。考えすぎか
「む、無責任だと思います。たくさんの人を傷付けてから。しかし、死亡には何らかの別の理由があると、思います。なぜなら,,,」
「いいわ。あなたは声の強弱や抑揚など全てが完璧だった」
「でもね、大概のそういうアナはこうゆーのは『物騒ですよね』とか動こうとしないの。あなたは立派だわ。合格よ」
いや、当事者だから。
よし、安心したぁ

No.136

晴れて日本全国テレビ局に入社!
印牧汐莉(かねまきしおり)さんという方に手取り足取り教えてもらって、今月来月のスケジュールはもう埋まってしまった。
長らく苺花には会っていないけど、きっと上手くやってるだろうね。
「報道フロアからお伝えします。今月十一日港区のアパートで,,,」
「はい、おけ。お疲れ様でしたー」
「お疲れ様でしたー」
んし、終わった。
めちゃ忙しいな。帰ったらビールだ!(虜になってる)

No.137

>> 136 教員って、大変だよね。
いゃ、アナウンサーもだけど。苺花、鬱になったらしい。子供が言うこと聞かなすぎて。

苺花のうちに行ってみた。
「しにたぃ,,,」
細い途切れそうな苺花の声が聞こえた。
「お邪魔しまーす」
「どーぞ,,,」
すす、
「ネ、苺花って普段どんな感じで話してるの?」
「やってみる?」
「うん、お願い」
「はい、みなさん、今日は足し算の勉強をしていきたいと思います。えと、みんな、足し算ってどんなものか分かる?」
あ、、。そっか。
めちゃきゅるっきゅるっのカワイー声だった。
「今のめちゃ良い!でもね、怖くない!」
苺花はキョトンとしていた。

No.138

>> 137 「でも、怖かったら怖がられちゃうよ」
「苺花、素でやってみて」
「はい、皆、今回さんすーやってくけど、足し算って知ってる?,,,知ってる?そっか、じゃあね、十二ページ開いてー」
少し声が低くなり、威厳も感じられるようになった。
うん、
「いーと思う」
「優しい先生じゃなくて?」
「少しくらい怖くて笑う先生の方が良いよ」
「そっかぁ、職場復帰してみようかな」
「最初から担任になるなんて珍しくてすごいんだし、」
「ありがと!」

No.139

>> 138 ところで黒夏はというと。

別れました。私から振りました。本当に申し訳ないです。でも彼もそうした方がいいと思ったのかもしれません。
また会ったら付き合う,,,?位で別れました。
理由は黒夏はTNTデータに入社。お互い仕事で会う時間もなくなって、虚しいだけだからと、それなら新しい恋は、と。新しい恋は無いけれど虚しいのは嫌だから。好きだから。
別れました。
また余裕ができて会えたら付き合う,,,?

少し、悲しいです。

クマチャンのキーホルダー、まだ捨てられません。なんでだろう。今更。今更,,,!振ったのは私。遅い。私が悪いのに。戻れないのにっ,,,。
涙が出てくるよ,,,

No.140

いつか、また、会えたら。
会えたら,,,!

私は東京に引っ越し、ひたすら仕事した。忘れるために。
忘れられますように。
虚しい。何もないみたい。

悲しいことは忘れられない、なのに忘れろって言われる。
忘れられないのは楽しい思い出が合ったからこそ。それを忘れろっていうのは、あまりに残酷じゃありませんか。

でも私はそれを糧に努力できない。だから逃げる。逃げて逃げて、また行き止まり。
虚しい。

世の中って、何?何のためにあるの?幸せを望んじゃいけないの?悲しいよ。
私は、今、会社の屋上に居ます。これしか、思い付きません。

No.141

>> 140 今までは誰かに止められてたけど、
くるっと後ろを見る。誰も居ない。
私、こんな時にも「幸せ」を望んでいるのか。強欲だ。

体を宙にやる。フワッと体が浮き、ものすごいスピードで落ちていく。
そのあとの記憶はない。

No.142

「,,,さん!雪町さん!」
目を開ける。真っ白な天井に、少し固いベッド。
「疲れすぎたんじゃないの?」
あ,,,印牧さん。違うんです、違うんです。アナウンサーの仕事は何も関係無いんで,,,。
いや違う。関係ある。アナウンサーという全国民に信頼されるべき存在なのに。
「ごめんなさい、会見でもなんでもしますから,,,」
「良いわよ、それならもうやってくれているわ」
?。大事件だよ?

No.143

>> 142 「私がやっておいたわ❤️こうゆーのは得意なのよ」
「あ,,,有り難うございます」
「いーのよ」
そうか、私生き延びちゃったんだ。生きちゃったんだ。
さっきよりもずっと罪が重くなった気がする。ずっと、ずっと。
後ろめたいのとほっとしたのと、優しさに触れて泣いてしまった。そこに印牧さんがハンカチを差し出してくれたので余計に泣いてしまった。

No.144

>> 143 印牧さんと約束した。頑張りすぎず、抱え込まず、相談する。

昔の私からしたらピッカピカの綺麗事だったろう。でも今はその言葉に意味がなくとも勝手に解釈して納得して感動している。言ってくれるだけで優しい、と思う。意味はなくても良い。

そして決めたことは、仕事は仕事、プライベートはプライベート。
私、生きてても良いのかなあ。

No.145

そもそも生きるか死ぬかって何か特別テロとか起こさない限り死んで良いよ、とは言われない。世の中には生きたくても生きれない人が居るんだよ。私だって生きたいけれど、生きてちゃいけない気がするの。結局は同じ。やりたいように生きれない。
難しい。
誰かに決めてもらったり、余りにも哀しくて哀しくて仕方がないとき、死を選ぶだろう。
でも、今は何か違う感情がある気がする。筆舌に尽くしがたいのだが、生きたいというのと、何か人間の素晴しさみたいなものが混じった感覚なのだ。最も素晴らしい人間はこの世にそうそういないのだが。いや、そうそう居ないからこそなのかもしれない

No.146

>> 145 まあ結論として、「ポジティブ」に「明るく」人生を生きていこうと思う。

印牧さんには本当に何から何まで、感謝してもしきれないくらい感謝している。印牧は美人で、(32だが26くらいに見える)優しくて仕事もできる。完璧,,,なのかもしれない,,,

そしてまた1月から仕事を再開しようと思う。メンタルカウンセラーに相談したりアナウンサーの修行をしたりした。

今何やってるかな、、苺花と黒夏。。

No.147

>> 146 ,,,。

「ご心配お掛けしてしまい、申し訳ありません。今日から復帰しました、日本全国テレビ局アナウンサー、雪町小雪です。宜しくお願いします。。」
ネットでは安心とか喜びとかそういうあたたかいコメントもあれば、メンタルくそ雑魚とかマジで面倒だからやめてとか批判のコメントもあった。当然だ。命は大切に扱わなければいけない存在だもの。。
復帰一日目の仕事は日曜報道というニュース番組だ。日本の経済、政治、事件などを知らせ、これからの日本を考えていく。

No.148

>> 147 演技番組(ドラマ)みたいに人生何事も上手くいくわけではない。
多分自分が一番理解している。していないかもしれないが。
演技番組(ドラマ)に習って少しはいろいろ練習してきたものの、少し違うと思った。
そうだ!
心残り、があるんだ。
私は京都に戻った(ちゃんと日曜報道の仕事を終わらせた次の日)。

No.149

「お~い雪ちゃ~ん!」
「苺花!」
駅の前で苺花と約束をしたのだ(ライン繋いでた)
さっそく苺花の家に行き二人で話すことになった。実際に会うのは約一年ぶりで、苺花の雰囲気も大分変わった。黄色が似合うふわふわした女の人って感じがする。
「大丈夫?ほら、飛び,,,」
「うん、大丈夫大丈夫。ごめんね」
「大丈夫なら良いんだけど」
そのあと沈黙の時間があったがすぐに仕事の話になった。

No.150

>> 149 「いやさぁ、クラスの子(一年生担任)がさ、面白いこと言ってって云ってくるのよ」
「あ~、面白いことナニ、ていう感じね」
「そうそう、志村けんの物真似とかすれば良いのって話」
「一年生のツボってわかんないよね」
そういう話をした。ビールも柿の種をつまみに飲んだ。美味かった。。

そのあとは苺花んちのベッドで少し話してから泊まらせてもらった。あったかい,,,

【おまけ⭐️】
苺花とゆきちゃん、23を過ぎました。文章中で6年たっています!!

  • << 151 「苺花ぁ。私黒夏とわかれちゃった」 「えっ。なんで?」 「会う機会も減って、私は好きなんだけど私と居て楽しいのかなぁって。苺花も楽しくなかったら言ってね」 「いや、楽しいよ!?,,,。でもそっかあ。また余裕できたら良いね」 「黒夏他に好きな人できてるっしょ」 と知らせもした。 次の日苺花に起こされ準備をし、少し話してから帰った。 また頑張れる気がする。 【帰ると,,,】 飛行機から降りると、そこにはお兄ちゃんが居ました。
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