わたしとアノコ

レス228 HIT数 5966 あ+ あ-


2025/06/13 00:10(更新日時)

人生生きていればなんとかなる、なんてそう上手くいくわけがない。なんとかなる人は常に理想を追い求め努力し続けた人なのだ。

,,,。人生何も上手くいかない。生きていても死んでもたいして変わらないのなら、死んで地球温暖化を緩めた方が世間の為に成る。そう考えて私は屋上までのぼった。生きていても何も出来ない自分と何でも出来る幼なじみが比べられるのが、辛い。
階段をのぼりきり、ドアノブに手をかける。それと共に甲高い音を出しながら開くドア。嗚呼、やっとだ。そう思ったその時、目を見張った。何とその幼なじみが手すりを越えて遠くを眺めている。
「何してるの」
「,,,。雪ちゃんか。見て判らない?死のうとしているんだよ」
雪ちゃん。それは幼なじみの苺花(いちか)だけが使うあだ名だ。私の名前は小雪だ。そして私は名前の通り小さい存在。
それより何で苺花が死のうとしているのか。自分より余程優れている苺花が。
「何で苺花が死のうとしてるの?」
「『が』って云う事は雪ちゃんも死のうとしてたんだね。,,,。疲れちゃったんだよ。周りからの目が私を潰すの。マ、雪ちゃんには解らないか」
何、それ。いつも苺花は私をバカにする。私が出来ないから。なのに何、それ。今度は羨ましい?ふざけないでよ。解んないよ。苺花の気持ちなんて。解るわけ無いじゃん。私は苺花になんて成れない。だから,,,
「雪ちゃんは良いよね。私は雪ちゃんになりたい」
「何それ,,,。ふざけないでよ!」
思わず声に出してしまった。私より色々と恵まれている苺花が。からかうの、本当に嫌だ。
「ふざけてないよ。私は,,,。私は小さい頃少し頭が良かっただけなのに。周りからそれ以上を求められる。それが苦しかったんだよ!小雪は良いよね。文句だけ言ってさ」
何それ何それ何それ何それ何それ。

24/03/17 22:07 追記
【お願い】
私、実は大学にも入ってないんですよね。浪人とか、高卒とか中卒とかなわけでもなく、ただ入る年齢じゃないんです。
だから、大学とか高校のテストや過ごし方等を教えてもらえないでしょうか?
また、作品投稿は少しずつになる見込みです。
これからもどうぞよろしくお願いします(*-ω人)

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No.4004649 (スレ作成日時)

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No.51

「大丈夫だよ。家からは毎月手紙を送ってくれれば良いって言われてるし」
今この時代に、手紙。苺花によると字に気分が現れるというから親が指定しているそうだ。過保護にもほどが有るのかもしれない。
少し悲しそうな表情を見て感じ取ったのか
「雪ちゃん。無理しなくて良いからね。吹っ切れてるのに、とか思ってても全然大丈夫じゃないから、それ。」
苺花の表情が
おっとり→真面目
に変わる。

No.52

「大体ね、私が愛されてる?ナイナイないない。私は御曹司と結婚,,,戦略結婚する為に生まれてきたただの駒!どうせ結婚しても愛の言葉一つ囁かれずにこきつかわれるんだよ。それで親が過保護なのは私が許嫁として結婚したら大金が貰える。だからそれまで、価値が落ちないようにする為!」
苺花。
今までたまっていたイライラがどんどん零れ落ちる。私はそれを止めていた門の鍵を開けてしまった。また、前みたいに喧嘩してしまうのか。

No.53

>> 52 いや、そんなんじゃない。自分勝手な大人の欲望に振り回される若者の,,,私達のかっとうなのだ!
「相手がイケメン?優しい?その時だけ。見せかけだよ。中身は真っ黒で。仕事のことしかない。私だって、ちょっと大きな使える手札。親もバカよね。こんなのに便乗してから。親が子供を想ってない一番の証拠!」
確かにその通りだ。何も間違ってない。

そうしたら私は苺花からしたら「羨ましく」なるし私からしたら「哀れ」になる。何もできないから。同情も共感もできないから。

No.54

でも、逆戻り?此処まで来たのに?ふざけんな!
「それで私が『羨ましい』わけでしょ?」
けんか腰になる癖は直したいが苺花の為に。
「そうだよ,,,そうだよ。何?悪い?」
「吹っ切れてないのは苺花もじゃん!解決したかのように言ったけど何一つ解決できてない」
すぅ、、と息を吸う。そうしたら、木がそれに答えたように葉を落とした。
「私が羨ましい?まあそうだよね。今まで何で押し潰してたの?何で相談,,,しなかったの?」

No.55

>> 54 でも私が言えることでもない。だって、同じだもん。皆、心の中で必死に小さくしてる感情がある。解ってるよ。多分、解ってるよ,,,
「今、それを言ったら前に戻っちゃう。でも解決しないと,,,」
苺花が涙を拭き、鼻をすすりながら言う。
「さきにすすめなぃ,,,」
最後、聞こえなかったな。でもやっぱり普通の苺花だ、って思った。
「私も苺花と同じだったよ。むしろ言ってくれてスッキリしたというか。結局私達似た者同士だね。」
「入れ替われちゃえばいいのにね」
名案だ、それ、と思った。

No.56

>> 55 【⭐️エイプリルフール企画⭐️】
皆さん、知っていますか。エイプリルフールに一番通じる「嘘」。それは、、、なんだろ。
「いーちか!」
まずは自然な感じを作る。大事大事。
そしたら苺花は深刻な表情で言った。
「あ、雪ちゃん!,,,ねぇ先週大学一日教授の都合で行かなきゃなんなかったんだけど、来なかったけど大丈夫?」
え!そうなの!?どうしよう。最近レポートの提出期限迫ってるし鍵無くすし!
「嘘だよ、もう、めっちゃ騙されるんだから」
「だ、ダマサレテナンカナイヨ,,,ハハ,,,」

私が言おうとした奴は「佐藤教授の頭はかつらだった!(佐藤教授が実際居るかは知りません)」地味にありそうな奴でした!

No.57

>> 56 「で、結局どうするの?」
私は今、壁ドンをされています。なぜこんなことになっているかというと。

先日、黒夏に告白されました
→すっぽかしていました

ということです。
「えっとぉ、、黒夏,,,君?此処は皆見てるからさあ、ちょっと,,,」
「悪い。で、どうすんの?」
あわわわわわわわわ。苺花に相談したら、つきあっちゃえなんて言ってたけども?企んでたりしないかなあ。
まあ本気っぽいっちゃぽいんだけど。。
Σ(´Д` )!なんて偉そうな考え方してるんだ私!

No.58

>> 57 「つ、付き合うとかよく分かんないけれど、よ、ょろしくお願いします,,,」
とっさに出た言葉がそれだった。私の脳内は真っ白、顔は真っ赤になってしまった。もう、私には耐えきれないよ!
「ん。」
黒夏はそう言い笑うと私に、キ、キスをしたぁ!!?
私のファーストキスがぁ~!

「え、小雪何してんの?」
ふと階段の下(二人はアパートの自部屋の前でいちゃついておられます)に目をやると、お兄ちゃんが居た!!!
/////////

No.59

>> 58 「で?コチラの黒夏君がうちの小雪の彼氏さんと,,,?」
もうお兄ちゃんの後ろに不満オーラが見えるんですけど。てかお兄ちゃんこれまでシスコン発言多くね?そうでもないか?
「はい。以前から気になって居て、本日告白したら了承してくれたので。」
そして何故黒夏も強気なん!?
「脅されてるだけなんだヨネー?小雪ー?,,,。あと急に家出てっちゃって悲しかったなーお兄ちゃーん。そして何?見に来たらいちゃついてる?,,,。お兄ちゃん死んじゃうよ?」

No.60

>> 59 「この事はお母さんにも報告だよ。あと、けして認めた訳じゃないから。」
よく見たら、お兄ちゃんもまつげ長くて肌綺麗でイケメン,,,だな。確かにお兄ちゃんが高校生の頃(今24.カフェの店長やってる)は通学バッグパンパンにチョコが入っていたような?
じゃなくて!
「お兄ちゃん、別に脅されてる訳じゃなくて、好きとかもよく分かんなくて、でも黒夏だけは信用してもいいかなって思ったの!」

兄ちゃんの顔↓
!!(゜ロ゜ノ)ノ!!

No.61

>> 60 「え,,,?」
お兄ちゃんが驚いている。まあ無理もないか。お兄ちゃんを突き放したこと私全然してなかったから。
「彼氏彼女なのに名字で呼ぶの,,,?」
え,,,そこ?まあでもそれで慣れてるしなあ。
「黒夏,,,クンが小雪のことを呼ぶのは許せないけど、彼女として!恥をかかせないために!黒夏君?下の名前なんだっけ」
「剛,,,ですけど」
黒夏は困り果てていた。
お兄ちゃん熱血教師になるとこあるからなあ。この前は私がいじめられてた時。あの時は7時間正座だった,,,

No.62

「剛くぅん、ねむたくなってきちゃったぁ。ふぁあ~ん(あくび)」
なんじゃこの可愛い声。喉どこにあるん?そしてそれがお兄ちゃん!意味わからん。
「解ったか!小雪!」
「うん、、」
「そうか!サラバ!」
そうしてお兄ちゃんは光のように去っていった。
「く,,,じゃなくて剛,,,クン?これでいいかな?」

【剛目線】
なんだ!これは、天使か?マジ可愛すぎ死ぬわ。急に名前呼びはズルいよ,,,
そして小雪のアニキナイス!

No.63

>> 62 【◇★おまけ☆◆】
私多分一番小雪の兄ちゃんが好きかもです。星宮は嫌い!うちの苺花になんてことを!

100話くらいで終わりにします。長すぎると読みにくいでしょうし。

最近令和5年の五百円だまゲットした!

No.64

>> 63 【小雪目線】
意外と呼ぶと照れるな,,,。あれ、剛君失神してる?どうしよう。とりあえずベッドに寝かせておくか。
ピンポーン、と鳴ったのに気付けば苺花が立っていた。ドア開けっ放しだったか。苺花は気まずそうに家に上がった。
「邪魔しちゃったかな,,,?」
「ううん、大丈夫。これからのこと、話し合お」
「そうだね。ごめんね」
苺花は元気が無い様子だった。いつもセットしている筈の沢山のみつあみはポニーテールになっているし、第一目にくまが出来ていた。それどころじゃなく少し会っていないうち、とてもやつれていた。

No.65

>> 64 「何か、あった?苺花、元気ないからさ」
苺花はこう答えた。
「実はね、蜜柑に好きな人ができたって,,,」
はにゃ?
「まあ仲良かったもんねー」
「それだけじゃないの。その好きな人が,,,」
ゴクリ、と唾を呑み込み真剣に耳を傾ける。好きな人って誰!?意外と自分(小雪)恋バナ好きなんよなあ。
「ゲームの中の人だったの!好きになった理由がね、
『いっつも武器とか装備強いのくれるしハイパードラゴンダンジョンで、極ポーションくれて助けてくれる人だったから』
だって」

No.66

「それでね、その人Elizabethっていう名前だったから、調べたらね」
Elizabethがどうしたの?焦らさないで教えて、苺花!
「ゲーム開始時から一人一人に付与っていうか、なんかついてくるサポーターの名前だったの」
「つまりはコンピューターってこと?」
「そうなんだよ。蜜柑に言っていいのか悪いのか」
ハハ,,,。そらあそうなるわな。 うん、難しいわ。
Elizabeth。恐ろしや。苺花が言うには普通の人のように会話できるから分からないらしい。

No.67

>> 66 「で、でも蜜柑君はゲームやりこんでるんじゃないの?ほら、フォ○ナとかス○ラとか7000時間はやってたでしょ?」
「多分現実逃避,,,?」
蜜柑君って前から思ってたけど変わってるよね。でも苺花と同じでお兄ちゃんみたいにイケメンって訳じゃないけど、美少年って感じがする。

その時、くr,,,剛君がパチッと目を開けた。起きちゃったみた。
「あ、起きちゃった?じゃあ私帰るね。お休みー」
あ、もうそんな時間か。

No.68

>> 67 「あ,,,。ごめん,,,。てか小雪のベッドで寝てたの!?」
「うんそうだよ。失神するからびっくりしちゃった」
剛君の顔が真っ赤になった。誰か男の人を家に連れ込むのお兄ちゃん以外初めてかも。
「今日は悪かった。あ、俺京大の経済学部(実際有るかどうかは分かんないΘωΘ)だから、いつでも会えるから,,,会おう今度オソロのなんか買お。」
そうして色々あった大騒ぎな1日も、終わりましたとさ。


まだ続きまっせ( ☆∀☆)!!

No.69

***************************
このままじゃ100話で終わらない!!ということで、、
・終わりを120話くらいにする
・クリスマスに入っちゃう
まだまだ続きまっせ(何回言うんだろ,,,?)!
***************************
あと一週間でクリスマス!教授からは
「順調に進めていますね。レポートも上手くできています」
って言われてるし、良い感じ!そして何よりクリスマスの日で剛君と付き合って3ヶ月記念!ちなみにオソロで熊ちゃんのキーホルダー買ったよ。

大分(おおいた、ではありませぬ)私人生が楽しくなってきた気がする。もっと、苺花とも、楽しめたら良いな。

No.70

>> 69 苺花の件は勿の論忘れていない。だから、先週末苺花の家に二人で直談判しに行った。
苺花の家はとっても広くて、玄関だけで12畳あるうちのリビングダイニングの広さがある。さらに和室や壁一面の本棚、ヨギボー等お金持ち感満載のものもある。
久しぶりに緊張してきた。私なんか、この場に居て良いのかな?
カメラ付きの真っ黒なピカピカのインターホンのボタンを押すとそこに付いているマイクから「いらっしゃい」と聞こえたかと思ったら、大きな門の鍵がガチャリと開いた。わ、すごい近未来的!それはそれはほんとに凄かった。青緑色の長棒が門の後ろに刺さっているのだけど、ガチャリとしたらそれが外れて地面の凹みに綺麗にハマったの!

No.71

>> 70 まあそれは良いとして、苺花のおばさん(苺花のお母さん)は温かく出迎えてくれた。
「あらまあ、小雪ちゃんも居るのね!随分大きくなっちゃってからぁ、もう。お茶用意してこなくちゃ」
そうして苺花のおばさんは慌ただしく厨房に向かった。

別に、苺花を御曹司に売らなくたってこれだけお金があるなら良いじゃない、とも思ってしまう広さだ。なんだろう、この違和感。ずうっと苺花に会ったときから覚えてきたこの違和感。

No.72

>> 71 そう言えば前、苺花や苺花のおばさんが言っていたことがある。
「わたしね、にじゅーさんまでおーきくなったらね、とってもえらいひとのためになれるんだって。だれだろー、、」
「苺花は23歳まで傷付かず綺麗でいなくちゃいけないのよ」
「わたし、えらいひとにあってきた。なんか、動かなかったゃ」
「私、偉い人ていうか、許嫁に会ってきたんよ?そしたらめちゃイケメンで優しかったー!」

途中でえらい人(許嫁)が変わっている?いいや違う、最初から同じ。最後のと最後から二番目とのは13年離れている。忘れた頃に違う記憶を,,,?最後の頃は結婚に反対していたから?
だとしたら!

No.73

>> 72 「おばさーん、おばさん(苺花のお母さん)とおじさん(苺花のお父さん)ってどう出会ったんですか?恋バナ聞かせてください!」
「え?気になる?ある人が私達を繋ぎあわせてくれたのよ。幸せになれるって、心から思ったわ」
ふーん、と言い残して私は苺花の部屋に行った。そして見にくいベッドの下を照らした。
やっぱり!
そこには大きな「Ж」の字が書かれていた。これは星空宗教団体のマークだ。最近ニュースで聞いたのだ。星空宗教団体が勢力を増していると。

No.74

>> 73 ※フィクションですが、宗教等によりお辛い思いをされた方は無理して閲覧しない方が良いと思われます(もちろん皆無理しないでね)

星空宗教団体は、苦しむ信者達の心を軽くするためにできた宗教団体である。,,,だから、人の心に付け入りやすいのだ。噂では、信者に寄付を名乗り安いとは言えない金額を定期的に回収したり、それが払えなかったら消される,,,とかなんとか。でも、信者達は苦しんでいるため、それすら光というか、希望に見えてしまうのだ。なんとも悪徳商売なことか。
星空宗教団体は寝るときに、悪い空気、すなわち「邪悪」がやってくると信者達に教え、それでベッドの下にЖのマークをいれているのだ。

No.75

>> 74 そして恐らく、苺花のおばさんおじさんは「ある人」=「偉い人」=「教祖」によって出会わされた。でもこの出会いは二人が望んだものなのだから私達がどうこう言えるものでもない。だが、問題は苺花。私達の世代まで宗教が侵食してこようとしているのだ。別に宗教を全否定する訳じゃない。それによって楽になる人もいる。でも苺花はどうだ。苺花は許嫁が居るからと皆から一本線を引かれて自由になれなくて。これから先もずっと苦しむ。
そんなのおかしいじゃないか。そんなのだったら宗教なんて要らない。

  • << 77 「雪ちゃん,,,何してるの?」 「あ、ごめん。一旦外出て話そう。」 「うん,,,?別に良いけど」 私達は誰もいない木漏れ日だけが射し込む公園で、ふたり黙りこんだ。 私達は大人達の大きな渦に巻き込まれた。私もけして他人じゃない。知ったからには助けになりたい。,,,まあ、そんな綺麗事だけじゃ助けられないけれど。 「よく分かったね。あのマーク、全然気付かなかった」 「まあ、誰も見ないしね」 「雪ちゃん、私どうしよう」 そんな苺花の目からは涙が溢れていた。

No.77

>> 75 そして恐らく、苺花のおばさんおじさんは「ある人」=「偉い人」=「教祖」によって出会わされた。でもこの出会いは二人が望んだものなのだから私達が… 「雪ちゃん,,,何してるの?」
「あ、ごめん。一旦外出て話そう。」
「うん,,,?別に良いけど」

私達は誰もいない木漏れ日だけが射し込む公園で、ふたり黙りこんだ。
私達は大人達の大きな渦に巻き込まれた。私もけして他人じゃない。知ったからには助けになりたい。,,,まあ、そんな綺麗事だけじゃ助けられないけれど。
「よく分かったね。あのマーク、全然気付かなかった」
「まあ、誰も見ないしね」
「雪ちゃん、私どうしよう」
そんな苺花の目からは涙が溢れていた。

No.78

>> 77 「私、これからも縛られたまま生きてくのかなぁ?」
ポツポツと落ちていた涙は次第に地面に水溜まりを作った。
私、無責任だ。解決するなんて言っておいてこんな風に苺花を傷つけちゃった。
「宗教とかなんて、、。パパとママみたいにならなくても別に、雪ちゃんさえ居れば今良いし。,,,これからも」
「苺花,,,」
でも、それは「今」なんだよね。これから先分からないし。でも、なんか少し嬉し。

No.79

>> 78 「あら、二人とも、こんなところで。秘密話かしら?折角、うちに来たんだから、ほら,,,」苺花のおばさん!!!
「『星空宗教団体』とかなんとか?、うちで話せば良いじゃない」
聞かれてた!?
今までで一番苺花のおばさんが恐ろしく見えた。何よりも。
「教祖」のために苺花が傷付かず綺麗で無くちゃならないとかの気持ち悪い愛情とか、隠し聞きとか、いろんなことが重なって、何よりも怖く見えた。
悪魔、みたいに見えた。

苺花が結婚するのも、おばさんのためなの?

No.80

>> 79 「いいよ、隠すことじゃないし。それに、確かめなきゃだし」
苺花は怯えている様子だったが私にそう呟くと立ち上がりズンズンとおばさんの方へ行った。そして少しばかりおばさんを睨み付けるとおばさんは
「あら苺花ったら、怖い顔しないで」
と上から見下すような形で言った。その歪んだ顔と心が一番怖いのだけど。

そのあと、また先程近未来的な門を通りお茶(ジャスミンティだった)を頂きながら話をすることになった。

  • << 121 「ア,,,苺花。。」 蜜柑君だった。周りは女の子たちで囲まれている。 「名前、何て言うの?」 「優華知らないの?蜜柑だょ」 「美しいね,,,蜜柑君,,,」 助けた方が良いのか??

No.81

「何処から話せば良いかしら、、」
「全部だよ」
苺花はピリピリとした空気を作っている。唯一和めるのはテレビの横にあるなんかパンダの腕が上下に動く時計。可愛い。あ、上野々動物園だった。
「そうねぇ。じゃあ教祖様の話からかしら、教祖様はね、20年前の私が30歳の時に出会ったのよ。正直教祖様と結婚しても良いっていうくらいイケメンだったのよ❤️」
は,,,はあ,,,?
「それでね、私『恋』が好きだったのだけどね、」

No.82

>> 81 「他の恋をしなくても良いって思うくらいの人と出会って10年付き合っていたの。でも『色が落ちた』って言われて浮気されて」
意外と真面目そう,,,?
そして苺花のおばさんは言った。
それでこの宗教に出会ったの。それでね、案内係の人にアンケート紙を渡されて答えたら、おじさん(苺花のお父さん)に会わされたのよ。で、デートを重ねるうちラブラブってわけ。でもね条件付き。娘を一つ教祖様に会わせてくれって。

「じゃあ、この前会った人は?」
「監視員」
なんのために?コワイコワイ。でも、お金は払っていなかった?
「月6700円の会員費はあるけど、自分から買わない意外は全然お金無くならないわよ」
うう、ん?ますますややこしくなってきた。じゃ、デマだったのかな

No.83

>> 82 【覚えておいてね⭐️】
苺花のお母さんの名前は桃咲祐子で、苺花のお父さんの名前は桃咲慎吾です。

【なんとなく】
見てたアニメ2つ終わっちゃった,,,。ヒントはそれぞれ
①美味しそうな名前の入ってる二人組が歌っているのがダンスバズってた!
②主人公が長生き。ドイツ語が関係してる
だよ。分かる??
私眠くなると文を短くする癖があるそうです。

,,,お休み!!

No.84

>> 83 【なんとなく】
寝れなかった!そして気ぢいたら860行ってた!目指1000?かな?いつめ見てくれて有り難う🐤なんか120話じゃおわんない気がするから150に延長!グダグダだね。

,,,今度こそお休み!!

,,,あとこれ作品になんの関係もなうよ

No.85

>> 84 「あの話は嘘と言ったら違うけれど本当っていっても違うのよね」
「というと?」
「あの団体にはなんこか種類があってね、私みたいな恋愛のと仕事や学校、それから自分に自信の無い人達がいるのよ。それで、自分に自信が無い人達に自分磨き用のものを買わせてたっていうのはあるかしらね。ありがた迷惑?かしら」
少し星空宗教団体のことがわかった。でも少しよくわからない。

「有り難うございました。」
「あなた達、これから何処に行くの?」

No.86

帰り際に苺花のおばさんが聞いてきた。そりゃあ、此処東京から京都までは遠いから、この為だけに来るなんて考えにくいだろう。
「秘密ですっ!」
口に人差し指を当てて答えた。おばさんは、「そう。元気そうで良かったわ。苺花もね」と微笑んだ。苺花もにっこり笑った。
「最後に1つ良いかしら。私はあの団体のこと、恨んでないからね。嫌いじゃないわ。」
それはつまり。横を見ると苺花が悲しそうな顔でそうなんだ、と微笑んだ。

No.87

まあそうだろう、と思った。苺花のおばさんが団体に感謝しているのは解る気もする。だが、意図の解らない団体に娘を捧げるのはどうか、と感じた。まるで大切にしていないようじゃないか。
この表面だけ大切にしている謎を解くために私達は団体の本拠地に行く!

No.88

>> 87 ということで私達は4時36分発の新幹線に乗って、群馬県榛重山(現実に無いはりがさねやま)にある榛重山駅に行く事になった。新幹線だったのもあって40分程度で着くことができた。
駅を出たら大きくゴシック体で「星空宗教団体」と書かれた看板があった。分かりやすい。何人かは、胸元にЖの字がプリントされている白シャツを来て、その建物を出入りしていた。また、分かりやすいと思った。

さあ、どう来るか?星空宗教団体!

No.89

>> 88 私達が看板の前で立ち尽くしていると、白シャツを着た信者らしき人に話しかけられた。
「ぉお、二代目教祖様!どうしましたか、何かありましたか?」
ん、、?教祖様?でも確か教祖は男の人だったよね?うーん,,,。そこで私は聞いた。
「えと、最初の教祖様って,,,」
「嗚呼、その方はもう随分前に、56というお若いまま亡くなられましたよ。それで、その愛人というと人聞きが悪いですけれど、桃咲祐子さんの娘さんが二代目教祖様になったのです」

No.90

>> 89 つ、つまり苺花のおばさんは教祖様と不倫関係にあったってこと!?まあたしかに恋愛は好きってってたけどサア。マジかよ。でも苺花は苺花のおじさんとの子供だったしぃ?なんなんだろ。ただいちゃついてただけか。
(空想)
『さいきんしんごさんがいってらっしゃいのチューしてくれないのぉ』
↑お兄ちゃんに影響されすぎ
『そうか、そうか。じゃあ代わりに寂しかった分私がしてあげよう』
『あらもう、やだぁ』
『ハッハッハッハ』

なんてね。

No.91

>> 90 ちょいまっち。んじゃ、許嫁って誰?というか教祖様が会いたいって言ってたけれど,,,
「幸神(さちがみ,,,幸運をもたらすとされるこの話での神様)様もきっとお待ちされていますよ」
思わず苺花が聞き返す。
「幸神様?」
「おや、何もお知りになりませんか。」
なんか悪い予感がする。私の悪い予感センサーが心の中でビンビンに立って大変だ大変だって騒いでるもん。

ていうかこの信者めちゃ情報くれるな。なんでやろ。逆に怖いわ。
(´д`)

No.92

「男性の教祖様は亡くなった後、女性の教祖様は23というお若い時に幸神様に捧げます。女性の場合は結婚するとか、男性の場合は苦労が報われるとか言ったりしますがね。」
ぇえ。なあにそれ、勝手に嫁にされて?勝手に捧げられます?なあにそれ、意味がわからない。その信者によると教祖様が捧げられることで次の教祖様が捧げられるまでは安全なのだそうです。しかし期限を守らないと、幸神様は邪悪を振り撒くらしい。
「ちなみに、捧げ方って言うのは,,,?」
恐る恐る聞いてみた。

No.93

>> 92 「ほんとうに何もご存知無いのですね」
「此処に来る時に滝が在ったでしょう?あそこの上から棺に教祖様を入れて流すのです」
!!いゃこっわ。。コワスギヤロガイ
「まあ詳しいことは理事長の琴柳(ことやなぎ)さんに聞いてみては?」
そう言われて謎の信者らしき人とは別れた。

私達は館内を回ることにした。なんか美術館みたいな感じだった。体験談とか、何を買ったら、とか在った。
「興味を持って頂き大変嬉しゅう御座います。私(わたくし),,,」

No.94

>> 93 「興味を持って頂き大変嬉しゅう御座います。私(わたくし)、理事長こと琴柳龍一郎と申します」
理事長さんは何処からともなく現れた。まるで、風の方に,,,
「!。ご友人もいらっしゃいましたか。これはこれは。私(わたくし)、理事長こと琴柳龍一郎と申します」
いや何回やるねん、知っとるわ。そして事あるごとに頭を膝下まで下げてくんのが、礼儀正しすぎてなんか嫌。かも。

「御二人共、此方にいらっしゃって下さい」

No.95

理事長さんにおいでおいで(正式名称なんだろう)されて向かったのは、プロジェクターと椅子が二個だけある無駄に広い暗い部屋だった。
私達は椅子に座り、投影される動画を見た。
『私達、星空宗教団体は幸神様の名の元に、信者達の幸せを願って日々,,,』
これがどうしたのさ。
「このように、信者達はこう有ることで幸せになれるものだと足りない脳ミソで考えているのです。ですから、どうか邪魔をしないでくださいね?」
,,,あ、クズだ、、、

No.96

>> 95 「そうだ貴女、貴女が協力してくだされば利益の2割をあげます」
何言ってんの?頭おかしいんじゃないか。大事な幼なじみが、親友が居なくなるというのに、金で解決?何言ってんの?
私が黙っているとそいつは話を変えた。
「あいつらもバカですよねぇ、言葉を発しているだけなのに、それを信じてお金を払うんです。本当な訳無いでしょう。なのにお金がガッポガッポ入ってきます」
「ふうん、みぃんなバカって言いたいの?」
「ご名答」

No.97

「じゃああんたは大バカだね」
「何故です」
「後に判るよ」

私達は帰った。無事、帰った。いえいっ!仕上げにポチっとパソコンのenterを押して完成!よくやったよ、私達。

【おまけ~琴柳さんの秘密~】
身長,,,178(センチメートル)
体重,,,59(キログラム)
年齢,,,51
誕生日,,,1122(良い夫婦の日)
家,,,群馬(現実に居ないよ?)
夢,,,金でできた家に住む

No.98

翌日には、「それ」はもう広まっていた。
『興味を持って頂き大変嬉しゅう御座います。私(わたくし)、理事長こと琴柳龍一郎と,,,』
そう、私達は録音していたのだ。これによって、いろんなことが世界に広まった。
・教祖様は死なされる(教祖様は自分が教祖だということを自覚していなかった)
・全て琴柳が仕組んだことだった
・騙していた
あと、信者への侮辱の発言で炎上していた。
これでいろいろ一件落着!と大事件が起こっていたのでした,,,

No.99

>> 98 さて、現実に戻りますが、私来週クリスマス、マッキーがいるディゼニーランドに行く事になったのです!みなさんどちら派ですか?(自分ユニバ行ったことなくてシー派だな)
あぁあ~幸せ。あっ、お伝えするの忘れてました。ディゼニーランド、剛君と行きます。デートなのです。あぁあ~楽しみ。

【おまけ~苺花と雪ちゃん~】
身長苺花,,,159
  小雪,,,164
体重は乙女の秘密っ!
年齢苺花,,,19
  小雪,,,18
誕生日苺花,,,0423(4月23日)
   小雪,,,0202(2月2日)
家,,,どちらも京都
夢苺花,,,???
 小雪,,,裏社会で悪の女王に   なること(?)※厨二病時

No.100

そんなこんなで明日がデート!?
どうしよう、、服が無い!今までののほほん時間はなんだった!?
ん?いい服あんじゃん。私は最近流行りの少し腕が透けて見えるのにした。上がそれの水色だったから、薄桃色のスカートを合わせてはくことにした。
かわよ。
バッグは,,,ミッキーのがあるんだよね、可愛いのがっ!まあ私(小雪)はドナルド推しですけれども。
スイカ(🍉じゃなくて🐧)は入れたし、カギも、ハンカチも、財布も入れた。スマホの充電もした!おけっ、寝るわ。

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