最後の対話

静かな夜道を独り歩く寂しさ。

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こんなにも寂しいのに、独りでひっそりと死んでしまわなければならないのか。

こんなにも心が愛に焦がれているのに、独りで苦しい思いをして死んでしまわなければならないのか。

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誰か死後の幸せを確約してくれ。安らかに死なせておくれ。

幸せだった子供時代のことを思い出す。
あの日のような幸せな日々を、死後にも確約してくれ。どうか、どうか、後生の頼みです。

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生きる世の悲しさときたら。心が苦しくて苦しくて堪らない。ああ、どうしても自分自身を愛せなかった。とうとう自分を殺すところまで来てしまった。

夜空は美しい。風は心地いい。花は綺麗だし、自然は癒される。人生は類いなく素晴らしいものだけれども、私の心はそうではなかった。地獄に等しかった。

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恥は救いようがない。私の心は歪んでいる。だからこんなにも苦しんだ。けど、どうしようもない。分かってはいるけど、どうしようもない。自分自身の心が手に負えない。

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ただ行動に移せばいい。そうしてたらすぐにでも死ねるから。勇気が欲しい。
私は死んだら幸せな場所へ行けるだろうか。神様は私を赦して下さるだろうか。

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頭を垂れて、平伏して、子が母を求めるように私は泣きじゃくり、赦しを乞う。

もう苦しいのは嫌だ、もう苦しいのは嫌だ。私を楽にして下さい。私を幸せにして下さい。臆病な私を赦して下さい。

あなたにすがれば、私は救われますか。

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>> 7 惰性に生きる気力もなければ、変われる勇気もない。ただ生きていることに嫌気が差した。自分自身が心の底から嫌になった。

世に幸せはたくさんあるけれど、私には無理だなと思った。私の幸せは死後にしかない。希望は潰えた。

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