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小包が届いて…

レス2 HIT数 239 あ+ あ-

怖がりさん（ ORSbob ）
22/09/25 20:21(更新日時)

そう、はじまりはあの小包だった。
ある日僕は家で留守番をしていた。
妻はパートに行っている。
ここは喫茶店ロノ、僕はここの店主で今日は定休日である。
定休日といってもやることはたくさんなので、いつも家(喫茶店)にいるのだ。
するとチャイムがなり「宅配便でーす」と声がした。
外に出ると小包を持ち帽子を深くかぶった女が立っていた。
「宅配便です。○○さん(僕)でお間違えないでしょうか。」
「はい、間違いないですよ。」
と会話をしてサインをする。
女が去った後に違和感に気づいた。
中からカチカチと音がしているのだ。
確かにキッチンタイマーが壊れたから買ったけど…。
そして僕はふと思い出した。
「あ、買い出しに行かなきゃダメなんだ！」
と。
すぐに小包を机に置いて買い出しに出かけた。
今思うと本当に買い出しに行って本当によかった…。
今はまた独りでこじんまりしたカフェをやっているのだった…。