売春劇 #2

レス5 HIT数 454 あ+ あ-


2022/10/09 00:11(更新日時)

続きです
前回は
売春劇 と調べて見てください
遅れました





「この神社で起きた事件なんですが

数年前
神社に大量の血液がばらまかれて
いたと言う事がありまして
死体も凶器も犯人も目的も未だ不明でして」

待って

「ここら辺では死体の神隠しとか
何とか」

「それで」
待って待って待って
「その件についての」
ほんとに
「事でして」
ちょっと
「実は先日」
聞きたくなっ
ねぇ待って
言わないで「それに関連する__」

ダンッ!

荒い息遣いを一瞬かき消して
でかい音が響く
無意識的に壁を叩きつけていた
音と手に走る痛覚で分かる

俺が悪いのは百も承知だ
相手にとってはキチガイだろう
でも
でもさ
頼む お願いだからさ
「…黙れ それ以上口を開くな」
俺の前で言わないでくれ

「…?」
先程まで眠気に襲われていたくせに
今は不思議そうな顔でこちらを見つめている
申し訳ないけど
我儘を1回だけ聞いてもらいたいんだ
…1回どころじゃない

昔っから俺は
よく物を壊した
壊したくないものでも時々何故かやってしまうのだ
大きくなればなるほど
それは悪化した

幼稚園の頃はカナブン
小一の頃は蛙
小3の時がカラス
その来年位が猫

なんというか我慢できない
普段はそんなことないんだけど
急にフッと強い衝動がくる
というか支配される
感情も理性も全部それになる
破壊衝動と言うべきか?

それはいい方向になる訳もなく
ついに大事を起こした

多分
人を殺した

気づいた時には
血が飛び散ってた
死体は無かった
でもすぐに分かった

やってしまったと

あの神社でだ
焦って逃げた
すぐ周りに広まったけど
バレなかった 被害者も見つからなかった

それで蓋をして
目を背けた結果また目の前に来た
分かってる
「あの」
全部分かってる
謝んなきゃいけないのも
償うことが出来ないのも
「おい」
やるべき事も
全部全部全部全部全部全部


「怖いんだよ」
自分のつま先が歪む
溢れてきた

「その」
声に思わず見上げた
明らかに驚いているが
多分分かっていないだろう
顔がそうだから
「えと、その、
あー、…すみませんでした」
カンペを読み上げているのか。
練習を何回もしたのか。
「それで

もしかしてこれに関係あるんすか?」
すか
急に口調が変わった
「あ、まあ、はい」
口の中から溢れ出る様にでた
「!俺今これの犯人探してて
それでなんか知ってることとか」

俯いてしまった
地面すら俺を責めているみたいだ

「俺

やったの、俺です」
ずっと言いたかったのかもしれない
ほんの少しだけ口角が上がる

「!!本当ですか!?
あ、えっと、色々聞きたいことがあって」
興味深々と言ったところか
さっきから少し興奮気味に聞いてくる
終わったな
「あ、その理由とかそういうのは」
「なんすか?」
「いや、あ、じゃあ、あの
怖がったりーとかはしないんですか?」
「??なんでですか?」
「あの、その」
「…人殺しだから…」
思わず小声になった
「?なんでっすか?」

…は?
「いや、その殺されるーとか
そういう」
「!!!
それです!」
大声。
運動部位の。

「殺して貰いたいんでここに来ました!!」

To be continued

22/08/20 12:34 追記
すみません
本文スレのしたに前スレあるの知りませんでした
そこからとべます

No.3608625 (スレ作成日時)

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付箋

No.1

続きです



大声が響く
いや、頭に響く

しばらく動かなかったと思う
硬直。
多分口は横に伸びてたし
目は見開いてた

俺の前にたっている男はと言うと
興奮気味、というか
ワクワク、というか。
ピシッと胸を張っている

「は?」
「?」
「は??」
「なんすか?さっきから」
「それは、なんでそう、「だと思いました」
そう言われるって予測できてましたよと言わんばかりの顔
冷静になっている
「まあ」

「上を見てもらえれば分かります」




どういう事か分からなかった
というか飲み込めなかった

何かいるのだ
数十匹
人型もいるし猫っぽいのもいる
そいつらは俺達を囲むかのように
木の上に立っていた

なんだアレは
大量の冷や汗が出るのが分かる
開いた口の中まで乾いてきた
この世はフィクションなのか

そんな事も浮かんでき
バチュッ

遮るかのように液体が飛んできた
ダメだ
驚きが隠せない
「 失礼します」
強い力で引っ張られた
首が絞まる
持ち上げられた俺には
走り出したそいつから逃げるのは不可能だった


しばらく経つと少し離れた
駐車場に着いた
まだ驚きが収まらなかった
未だ受け入れられない
「大丈夫すか」
「大丈夫すかじゃねぇよ!?
なんだよお前!?てか誰だよ!
人1人持ち上げられるってどんだけ力あんだよ!!」
「いや、チビだからいけるかと」
「誰がチビだ!」
「だってチビじゃねぇか
最初見た時女かと思ったぞ」
「っ!...っ〜!」
「ま、まあいいですけどそういえば
あいつらなんなんですか?」
「あ、あいつらすか
なんか、正式な名前知らないっすけど 最近は怪物人間だとか…」
その時
ちょうどその『怪物人間』が
たった1匹男の後ろにいた
言葉が出ない
ただ驚いて ただ恐怖を感じていた
「え、あ、」
牙をむきだした
「後ろ!」
「は」
轟音と共に吹き飛んだ
自動販売機に目をやると
男が血を流して倒れていた
「痛ってぇな」
不機嫌そうに立ち上がり
頭をぐしゃぐしゃにかいている
「すんませ…ん」
「右!」
「あ、はい!」
もう何が何だか
指示を受け避けたが
当然、怪物人間?避けるだけではどうにもならない
「…あ、パイプ!!」
ここら辺は不良のたまり場で
この前もボヤ騒ぎを起こした
それの片鱗だろう
ガバッと大きく空いた口を狙って
1番大きな牙を叩きつけた

No.2

>> 1 鈍い音が響く
鈍いけど高めの音
怪物人間は少し怯んだが
直ぐに襲ってきた
すぐさま横にずれ込みパイプを振るう
パイプはつっかえ棒の役割を果たし
口を閉じれなくなっていた
「っし!」
軽く手を握る
すると
じたばた暴れる怪物人間の向こうに男が立っていた
「殺さないのか」
「あ、えっと、その…」
血を雑に拭いて聞いてくる
そうだ 怪我してたんだ!
慌てて思い出した
「あのっ!怪我大丈夫ですか!?」
「軽く血ぃ流しただけだ
それに全部かすり傷とか切り傷だ」
あれだけの迫力なのにこんな怪我で済むのかと言うくらいに男は怪我が軽かった
男自身が痛くなさそうなのもある
…いや、打撲などはしている
怪物人間は完全に大人しくなった
しゃがんで
背中っぽい所を撫でて見ると
少しベタついていた
「なんか事情があったかもしれないし、別に殺す必要ないし、あと…
殺、したく、ないし」
「じゃあ俺が」
「あ、えと、なんで殺すんですか?」
「なんでも良くないすか」
「あ、えと、えと、野蛮!
それと、あ、回答になってない!
単細胞!馬鹿!ドアホ!」
思いつく限りの罵詈雑言を浴びせる
「んだと…!」
「そもそもお前が居なければ俺は怪我をしなかった!!お前を持って走ったから体力が、その、消費されて!
たまたまパイプがあったから良かったけどお前死んでたぞ! つーかお前重ぇんだよ!」
「やっぱ怪我してんのかよ
! お前が持たなかったら俺が1人で走ってたわ!俺ぐらい持てなきゃ運動神経終わってんぞ!」
……To be continued

No.3

>> 2 「~!てめっ!」
「うおっ」
思いっきり胸ぐらを掴まれる
思わず声が出てしまう程強い力で
「俺はっ!
俺はっ!運動神経終わってなんかっ!ねぇ!それにっ!そういう所は感謝だろーがっ!
あと怪物人間にだってお前が早く言えばこんなことにならなかった!
何より俺は怪我なんかしてねぇ!!」
めちゃくちゃ頭を振られ、どんな表情なのか見えないし気持ち悪くなったが
すぐさま反抗する
「確かにありがたかったけど
ありがた迷惑なんだよ!!
分かる!?ありがた迷惑!
それにあんな状況ですぐさま
いるって言えるかよっ!
なんだよ怪我してないって!明らかだろ!
あ、もしかしてそんなのも分からない
残念な頭じゃありがた迷惑なんて
単語分からないですかぁ!?」
「てめぇ!!」
「うっ」
胸ぐらを掴まれたまま
投げ飛ばされかけたが
相手もそこまでできない上
体力が尽きかけなのか
ちょっと乱暴な形で地面に置かれた

荒い呼吸が聞こえる
あの男が息を上げていた

……To be continued

No.4

しばらく男の姿を見つめていると
呼吸が整ってきたのか
息が聞こえなくなってきた

「...大丈夫?」
「大丈夫もくそも余裕だ」
顔を下に向けたまま答えてくれた
男のすぐ隣に行くと、呼吸が完全に戻っていた
どうしようか
まず何を聞くべきか
というか聞きたいことが多すぎる
色々な質問が頭を巡ったがとりあえずまとめて出てきたのは
「お前名前なに?」
普通こういうのは会ってすぐに聞くものだ
聞かないのなら最後まで 男 と呼ぶものなのだろうか
「...仇山」
「えっ?」
「仇山 雪...」
「雪?なんか可愛い名前だな」
「そうか?」
雪はしゃがみこちらを向いた
仏頂面と言うかなんというか...
とても雪、と可愛らしい名前が似つかない
ただ、白い肌や全体的な容姿から見るとお似合いな名前かもしれない
「てか怪物人間ってそもそもなんなの?」
「知らねぇ」
「なんで襲ってくんの?」
「知んねぇ。敵にでも見えんじゃねえか?」
「じゃあ和解出来るんじゃね?」
「言葉通じてなかったろうがよ」
雪は立ち上がって軽く土を払うと
大人しく座っている先程の怪物人間に近ずいた
「んで
こいつどうすんだよ
殺さないんだろ この棒とったら暴れるかもしれねぇしここにいたらいつか殺されるぞ」
目線から読み取ろうとしたが
そもそも怪物人間には目がないのか、
こいつだけ目がないのかは分からないが
とりあえず目がなかった
「移動させる?色々雪に聞きたいことあるし」
コロコロって移動させられるやつがあればいいが、当然あるわけないが
幸い誰も管理していない山の近くに
置いておけばそのうち帰るだろう
多分の話だが

No.5


とてつもない焦りと不安で何も頭が支配され
冷や汗の垂れる音が聞こえるレベルに
辺りは静かだった
こんな状況になったのはほんの5分前

とりあえず
丸っこい形状だったため、
大玉転がしの時見たく転がして近くの山まで行った
バッタバッタ暴れることも無く、
何事も起きず山に着いた

しかし、1つ問題があったのだ
それは

門限をとっくに過ぎていた

その瞬間から焦りが募りまくった
気づいたらこんな時間ってレベルじゃない程に時間を過ぎ、
辺りは暗くなっていた
今家に帰ってもどうなるかは決まってる
怒鳴られた上での夏休み前の外出禁止
そして行動は他にも制限がかかるはずだ

……To be continued

中途半端ですみません
現実の都合が立て込んで少しスマホを使えない状況なので中途半端に終わらせます
まだ続きますのでそちらで頑張って取り戻します
申し訳ありません

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