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精霊魔道士と白い恋　第1章〜出会い〜

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藤堂あかね（ 10代 ♀ j0Xbob ）
22/08/15 17:06(更新日時)

「今私、すごくドキドキしています…」
私は精霊召喚を中心とした精霊魔導士。「ルミナス・胡桃（くるみ）・エーデルフェルト」最近冒険者になったばかりで、冒険者集団＝パーティにまだ所属できていない。
（胡桃）「とりあえず、レベルを上げないと」
そう思った胡桃は、王都の「ベネッサ」に行くことにした。
（胡桃）「ここでも冒険者登録が必要なのね」
そう言って冒険者ギルドの受付の人に登録用紙を渡した。すると、
（受付の人）「せ、精霊魔導士様ですか⁉」
（胡桃）「えぇ、そうだけど。このあたりでも珍しいのかしら？」
（受付の人）「あっ、はい。そうですね。そもそも精霊魔導士様がこの国には少なく、王宮の魔道士団に所属している方がほとんどで…」
（胡桃）「そうなのね」
気づけば、この会話を聞いていた冒険者たちから「うちのパーティに入ってくれないかな」などと話していた。予想通りパーティへの誘いを受けたがほとんどが年上のおっさんばかりで胡桃が入りたいと思えるパーティがなかった。すると、奥の方から少女が走ってきて、
（少女1）「ねぇ、あなた精霊魔道士なの」
そう話しかけてきた。その後ろから、少女がもう1人と少年が3人歩いてきた。
（少女2）「いっ、いきなりガンガン行くと、怖がられちゃうよ」
（少年1）「1人で突っ走んなよ。あぁ、いきなりで悪いな。まずは自己紹介をさせてもらう。俺は、タイガ・アルドナート。このパーティのリーダーをやっている。職業は剣士だ」
（少女1）「さっきはいきなりでごめんね。私は、シャル・ベルセルク、アーチャーだよ」
（少年2）「俺は、カイト・フォゲット、槍使いだ」
（少女2）「私は、フォーチュン・柚葉（ゆずは）・アルテミスです。神官をやってます」
（少年3）「僕は、フィーネ・綾人・ランスロット、魔道士をやってる」
5人はそう自己紹介をしてくれた。なので胡桃も、
（胡桃）「私は、ルミナス・胡桃・エーデルフェルト、精霊魔道士よ」
と自己紹介をした。
（シャル）「ねぇ、よかったら私たちのパティに入らない」
（タイガ）「無理に入らなくていい。だが、俺たちとしては入ってもらいたいのが本性だ」
（柚葉）「一緒に楽しく冒険しませんか」
彼らの誘いにくるみは…。
（胡桃）「もちろんよ。あなたたちといると退屈しなさそうだもの。これからよろしくね」
（タイガ）「あぁ、よろしく頼む」
そして胡桃は、自ら選んだこのパーティで冒険をしていくこととなる。