新 平和主義者物語 第1話

レス1 HIT数 586 あ+ あ-


2022/03/29 21:17(更新日時)

第1話 中央区ヘドロ

中央区―
もう一つの世界
此処は人間なんて居ない
様々な形の怪物のような生命が仲睦まじく暮らしている
朝は来ず夕日の後に真夜中になって世界が回っている

今日も何の変哲もないこの商店街に入る。
大きな不規則に生え揃った歯を剥き出しにして笑っていたり、大量の腕を使ってペンキ塗りしたり、角を折られて泣いていたり、大きな一つ目でこっちを見たり。
そんなわちゃわちゃとした商店街の真ん中を下に俯きながら通る。切りそろえた前髪が前を隠す。
腐敗した様な甘ったるい匂いが立ち込めている商店街からぬけ、小洒落た広場を進みメトロな住宅街に着く。
パン屋からいい匂いがする
廃棄のような無駄にデカい図書館に入る
今日も客は俺だけか。
黒いバックを隣にほおって本を手に取る。
ん?こいつさっきこう言ってたけどこ
の時間は警備があったから犯人こいつ
か? よっし当たり ニタア
____おっと、結構居座ったな 長時間床にしゃがんでいた為か足が痛い。
放り投げたバックをからい、外に出る
さっきの商店街に着くとなにやら騒がしい 野次馬が大量に集まっている
「おい なんだよこれ…」
「気持ち悪い…」
そんな声が聞こえ野次馬の中心を見ると
なにやら目のような物が大量に付いた黒いドロドロのなにか。液体と言うよりヘドロの方が近いかもしれない。
正直引いた。引いてしばらく見ていると
ギョロリとこちらに目線が向いた。
「!?」目を見開いた。今まで複数の目が別の方向を見ていたはずが一気にこちらに来たからだ。すると
「ニンゲン」
「!?!?!?」
地を這うようなどす黒い声。
ドバッ
そんな音がした直後目の前に黒いヘドロ 咄嗟に右に下がった。冷たい物が頬をかすった 周りは一斉に逃げ出した。転けそうになる人も何人もいた
もう状況が分からない 飲み込めない
ハッとして逃げ出した。意外と足が速かった事にもちょっと驚いた
後ろはまだ黒い奴が居る手のような物を作って這いながら追ってくる
曲がって下ってまた走って
裏路地に入って抜けて
行き止まり 荒い息が聞こえる
後ろを見た 黒い壁が
一気に辺りが暗くなる 詰んだ
グッ !?辺りが一気に明るくなった
強い力で引っ張られてる
裏路地で止まって聞かれる
「大丈夫かな」
「ありがとうございます…誰ですか」
「そんな鋭い目で見ないでくれよ」
優しい声だった
「俺、菅崎 瑛太 よろしくな〜!」
太眉と大きな口ちょっと癖っ毛なクラフト 色の髪の毛 笑顔で手を伸ばされた
5秒後位に手を合わせると凄い嬉しそうな顔をしていた
菅崎「早速だけど本題! 君は人間だぞ!俺も人間 そんであの黒いのはレクトルの作った人間殺戮兵器ってやつ」
えっとどう言う事だ
菅崎「まあそんな顔になるよな〜
そんな顔になる様に言ってるんだけど。
平和主義者物語 って読んだ事ない か?」
「うろ覚えだけど最初だけ」
菅崎「それな 本当にあったやつなんだぞ〜 信じられるか〜?」
あ 思い出した
小さい頃読んだ事ある

___昔々 この世界は仲睦まじく暮らしている平和な世界でした。
そして人間と言う種族もいたのです
しかし人間はレクトルと名乗る物の部下に連れ去られ皆資源とされてしまいました

to be continued…

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