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三重大がん抑制メカニズム発見

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匿名
18/02/27 06:46(更新日時)

　三重大学は、がんに関わる酵素の活性化を止めることでがんの増殖を抑えるメカニズムを発見したと発表しました。
乳がんやすい臓がんなどの治療法の開発につながることが期待できるとしています。
これは三重大学大学院医学系研究科の稲垣昌樹教授らの研究グループが発表したものです。
グループでは細胞の増減を制御する「ＥＧＦ」と呼ばれるタンパク質の受容体が特定の酵素を活性化させるとがんの増殖が起こることに注目しました。
そして、この酵素の活性化を止めることで細胞の表面に一次線毛と呼ばれる突起のようなものが形成され、これによりがん細胞の増殖が止まるメカニズムを見つけたということです。
グループによりますとメカニズムの解明は乳がん、すい臓がん、肺腺がんやなどの新しい治療法の開発につながることが期待できるとしています。
稲垣教授は「このメカニズムをもとに広く研究されることで、がんの治療薬の開発にはずみがつくことを期待している」と話していました。