星に祈りを。

レス14 HIT数 2701 あ+ あ-


2012/10/13 06:23(更新日時)



story ☆☆☆

貴方にも光が見えます様に☆☆☆



許して欲しいとは思わない。


いつか届くと信じて。





No.1862550 (スレ作成日時)

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No.1

空港を降りて見上げた。

二ヶ月振りの日本。

何だか何年も帰ってなかったみたい。

私は、科学では証明できない様な様々な体験そして、荒波の刻を生きてきた。

私の生い立ちは、話せば長くなる。

だから、話さない。

何でかって?

話せば同情やお茶の間のネタにしかならないから。

人を信じないだけど信じたいからこそ

信じないと言い聞かせる。

勿論、自分自身にだ。

私は、ある人について

書いて行く。

私の大切なある人について。

No.2

私は、シェーン。

大切な人。

その名は、麻生君。

私達は、ある能力を使う事が出来る。

それだけに、

グルグルと巻き込まれて行く。

No.3

私の持つ不思議な力を簡単に説明しよう。

まず、見たい夢を見る事が出来る。

深くまで知りたいときはある方法で眠る。

次は、直感力は人一倍と言われてる。

そして、

あっ、この人危ないと思った時

その人は事故を起こしたり目の前で怪我したり様々だ。

後は、

私に悪意を向けられた時必ずその人に厄が起こってきた。

願う事が一瞬想う事が現実になる。


No.4

麻生君が持つ力。

それは、極秘。

私は、こんな体験がある。

ある所へお参りに行った時の事。

手を合わせて願いをいくつかして、答えが欲しいと願い三分間、神に祈った。

その後、何となく気になりあるおみくじを引いた。

すると、


先程の願いの答えが全て記してあった。


私は、びっくりした。

相性ピッタリの神に当たったのかもしれない。

No.5

私は、初めて麻生君に出会った時

直ぐに惹かれた。

だけど、麻生君はそっけなかったのは記憶に新しい。

理由。既に私を見抜いて居た。


同じ能力者だと言う事を。

No.6

無理も無い話だ。

麻生君の生い立ちは、恵まれていなかった。

両親の愛情を知らず親戚中をたらい回しにされ、

挙句は昔で言う

孤児院で育った。

これが真実。

孤児院を出た後

高校へは、進学せず

ずっと働いてきた。

信じられるのは自分と裏切らないお金。

そして、能力。

No.7

偶然か必然か。

あるカフェに麻生君は連日訪れて居た。

実は、そのカフェ。

私の母が趣味で経営して居るカフェだった。

私と麻生君はその頃から近くに居たんだね。

ごめんね。

私、気付かなかったよ。

もっと早く気づいて居たら

もっと早く素直で居れたら。

No.8

私と麻生君が惹かれ合うのに時間は要らなかった。

だけど、

麻生君はダメだと言った。

理由。


能力者同士だから。


お互い見たく無いモノも見てしまう。



知ってしまうからと。

No.9

私は泣き虫だ。

麻生君は、いつもそう言う。

いや、


言われてた。

の、方が相応しいかもしれない。



もう、この世には居ない人。。



そう。



墓地へやっと行けた。。

No.10

麻生君の訃報を知らされた時。

私は目の前が真っ暗になり、

倒れた。

気付くと病室のベッドの上だった。

それから、

自分を責めた。

だけど、後追いは

出来なかった。

まだ、やり残した事があるから。


麻生君のDNAと私のDNA鑑定を行った。


結果。

私達は、兄妹。

それも、母親違いの。



麻生君は、私と出会って惹かれ合う仲になった後

彼一人だけ真実を知った。



私は


何も知らなかった。


残された麻生君のパソコン。


全ての真実が残されて居た。



このパソコンを開くまでに長い刻がかかった。


No.11

パソコンのあるページ。

開いて見た。

そこには。。。

溢れるばかりのメッセージ。

私は。

流れ出る涙を抑えず

声を上げて泣いた。泣いた。泣いた。



そして、誓った。





復讐。制裁。酬いを。




No.12

私に、深入りしないよう

気をつけて居た。麻生君。

無理も無い。

兄妹だったんだもんね。

私達。

でも、聞かされた時。

私は。

それでも、貴方を愛するを辞めなかった。


諦めれなかった。


運命があるなら。

チョット残酷でも


耐えて行けると想た。

No.13

貴方に貰った十字架は今も胸に輝いてます。

何度も何度も願った。

会いたいと。

笑顔で居るから会いたいと。

泣き虫は卒業するから

だから


お願い。


会いたいよ。

No.14

ここからは、私と麻生君の物語り。

私達の出会いから別れまでを。

私の想いと麻生君がパソコンに残した想いメッセージ。


ゆっくり書いて行こう!

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