ごめんね、お母さん。

両親は、理想の夫婦には
見えなかった。

あまり、両親の会話を
聞いた覚えがない。
用事を伝える、その程度。


アルバムを開けば、
数枚ある家族写真。

色んな所に出掛けたんだなぁ
と、懐かしくなる


私達が幼い頃には仲が良かったのだろうか


母は、父と二人になるのを嫌がった
迎えに行く時は、「着いてきて」
と、必ず頼まれた。

けど私は、その三人の空間が
嫌いではなかった




私が小学生の頃だったと思う
母の日記をこっそり見た事がある

そこには、父の浮気について
書かれてあった。

怒ると、兄と私に手をあげる父
そんな父が大嫌いで、
こんな人とは結婚したくない
こんな夫婦にはなりたくない

幼い頃からずっと思っていた



お母さん
お父さんと結婚し、
この家に嫁いで幸せだった？




私達を生んで幸せだった？

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二年程前
姉は、結婚して嫁いで行った

それからは、六人の生活が始まる

姉は勉強ができて
真面目な性格。

私は、その真逆だ

(末っ子は出来が悪い)
そんな言葉を聞いた事があるが
まさにその通りだと思う。

私が喋れば
「声がでかい、うるさい」
と、姉によく言われ
ケンカも多かった。

そんな姉妹だったが、
大人になると
恋の話、仕事の話
会話も増え、仲良くなっていった

だから、姉の結婚式は
笑われる程号泣し、
喜ばしい反面寂しかった。


いつも家に居た姉がいなくなって
寂しかったけど、
片道一時間程かけ時々実家に帰って来た



中々、子供ができなかった姉夫婦からの
待望の妊娠報告！

母は、こっそり私だけに教えてくれた
「初期だからまだ報告は待って」
と、姉に口止めされていたからだ。

姉と同じくらい
母は、嬉しかったんだろうな☆

お参りに行き
腹帯を買った母は
幸せで胸がいっぱいだったはず


けれど、母が初孫の顔見る事は
叶わない夢となった…

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4月の母の誕生日。
優しく暖かい母に
春はぴったりだった

姉が帰って来て、
一緒にプレゼントを選ぶ

決まって父が、
「ケーキは用意してあるか？」
と、聞いてくる。

不器用にしか生きれない人
なんだなっと思った



普段は写真を嫌がる母が
愛犬を抱いて恥ずかしげに笑う写真


最後に残せてよかった

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>> 4 見てくれた人がいて
とても嬉しいです…

ありがとうございます

日にちが空いてしまいましたが
また書いて行きたいと思います！

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父は、家族の時間を増やしていった

突然の父からの
「イルミネーション見に行くぞ」発言

母が見たいと言ったらしい
祖父母を除いた家族4人

有名な所なので
皆も行った事があると思います。

虹色に輝くイルミネーションの下
父がカメラマンで写真を撮った


ある日、父のPCの待ち受けになっていて
何だか嬉しかった


母の携帯も永遠に変わる事のない
イルミネーションの待ち受け画像

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12月最後の日
カウントダウンは、友達と出掛けた

母に着いたよって報告メール

(無事に着いてよかったね)と返信

年越しそばでも食べながら
家族と過ごせばよかった…

母は、どんな想いで新年を迎えたのだろう




新年を迎えた
今年は辰年だ。

毎年行っている近所の神社へ新年の挨拶


お母さん、
何を願ったの？

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新年を迎え半月が経った頃…

何の前触れもなく
その日はやって来ました


朝まで呑んでいた私
家に帰り夕方まで寝ていた

父の叫び声で目が覚めた。

兄を呼んでいた

また、怒らせたのかぁ…

「救急車ー!!!」


…えっ？

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見てくれている方がいたんですね
嬉しいです。

小説書き出しましたが、
とても辛いです…

途中で辞めてしまおうかとも思いました

こんな文章力のない小説ですが
続きを、と言ってくださる方のためにも
ちゃんと書き終えたいです。

では、続きを…。

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この小説を見て
私を特定できる人が
居るかもしれませんが
知らないフリをしてもらえたら
ありがたいです。

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