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アヤコ( 20代 ♀ kAwVh )
12/02/11 00:32(更新日時)

未婚シングルマザーとして生きる人生を選び、その後不倫を経験、別れ、そして最愛の人との出逢いへ続く、ほぼノンフィクション小説です。

※記憶が前後している可能性は多少あります

誤字、脱字が多数あるかと思います(-.-;)

読んでくださる方がいたら、嬉しいです(>_<)


No.1746187 12/02/09 15:15(スレ作成日時)

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No.1 12/02/10 09:22
アヤコ ( 20代 ♀ kAwVh )

元々勉強が嫌いで、行きたい高校もなく、たいした夢も希望もない私。

とりあえず仕事をしたいとしか思っていなかった。
だから、友達が行くと言った高校に一緒に行く事にした。

高校生活が始まり、何気ない毎日が過ぎていく…気になる男子もできたけど、結局話しかける勇気がなくて、見つめるだけだった。

友達もそれなりにいた。

だけど、なんとなくそこにいるだけの事しかできない私は、高校生活がつまらなかった。

本当の自分を理解してくれる人なんていないと、子供の頃から思ってた。

高校が楽しくて毎日通いたい、留まりたいと思えるキッカケが大きいはずの人間関係が、私にはなかった。

結局、高2の修学旅行を区切りに、中退した。

No.2 12/02/11 00:00
アヤコ ( 20代 ♀ kAwVh )

高校を中退したあと、高1の時から働いていたバイト先である中華料理屋で朝と夜働く事になった。
だけど、貰える給料は10万程…高校生活だった私からすれば充分すぎるお金だが、これからの私はリアルにお金を作る必要があった。
学校を辞めた責任とかそんなクソ真面目な事は考えていなかったけれど、生きていく為には足りないとは、漠然と思っていた。


求人広告にも目を通してみたけれど、逆に若すぎてたいした給料の仕事がない。
目につくのは“高卒以上”

『高卒高卒って…勉強せんでも卒業できるような学校通ってなにが高卒やねん』
呆れた溜め息をもらす。

『そんな学校でも行かへんよりマシよ』
母はそう言って私よりも深い溜め息をつく。

私が通った高校は公立の、地区内でいわゆる偉い順からだと下から数えた方が早い学校だった。

普通科で部活も優秀なものはまったくない。

無駄に電車を乗り継ぎ、無駄に階段があって、わざわざミニスカにした女子達はパンツを覗かれまいと手でスカートを押さえて登る。

『見てもらいたいから短くしてるんじゃないんかいっ』

と心の中でつぶやいて、冷ややかな眼差しだけを送る。

単純に、自分は足を出す勇気がないから、ある意味ヒガミもあると思う。

自分の足に自信があれば、私もミニスカデビューしてたかもしれない。

No.3 12/02/11 00:12
アヤコ ( 20代 ♀ kAwVh )

自分と同じ高校生を見ると

『ふん、甘っちょろい生活しやがって』
と、さほど苦労もしていないのに社会人面に慣れた頃、母に近所のホテルで働かないかと言われた。
どうやら、ホテルの中に配膳の派遣会社が入っていて、そこの人員配置をしている人間が母のいとこらしい。

どんな仕事なのかは聞いても母も私もサッパリわからない。

ただ、給料が時給1000円以上なのは確かだった。

行くっきゃない。

好きな男子に声はかけられないが、こういう時の行動力は何故だかあったようだ。

もともとアルバイトを探していた時も、それなりに積極的に面接には行った。

が、15才を理由に断られ続けて、初めて勤めたのが中華料理屋だった。

そんな私も、17才になっていた。

中華料理屋で習得したノウハウを使えるかもしれない…。

私は不安と期待を胸に、面接へと向かった。

No.4 12/02/11 00:32
アヤコ ( 20代 ♀ kAwVh )

母のいとこだと言っていたけど、実は面識がまったくない。ホテルの地下駐車場から裏口の入り口に入り、エレベーターで3Fへ登る。

エレベーターを出て通路左側に片面が開いたままの扉があり、そこが配膳事務所だった。

『こんにちわ、あの…面接に来ました』

中はとても狭くて、10畳程のスペースにデスクが4つあり、これだけですでに半分の敷地を使ってしまっている。

簡易の丸いパイプイスが無造作に5つ程散らばっていて、4人くらい人がいた。
まさに黒いワンピースで胸のあたりがヒラヒラ薄い緑色のヒダがついた施し、腰にも同様のカラーでヒラヒラエプロンをつけてあり、頭は後ろにひとつくくり、シニヨンをつけて、ストッキングにパンプス…まさにウェイトレスッ!!

別世界に来た気分だった。


『採用されたら…コレを着るのか?私が…?』

なにやらコスプレまがいな職場に縁があるのかと一瞬思った。
中華料理屋も、チャイナドレスだったから。


採用、不採用があるのかと思いきや、すぐさま入会の手続きだった。

母のいとこだというその人は、綺麗な顔立ちでシャープ…話しもサクサク進めて行き、その後の配膳の研修なども、細かい内容の話しはなく、見て学べというスタンス…“やり手”の匂いがした。

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