ACって…やっぱ生きづらいね
わたしは多分AC(アダルトチルドレン)。
そう診断を受けた訳じゃないけど、きっとそう。
じゃなければ、こんなに生きづらい訳がないかと…
そんなわたしの波乱万丈な軌跡を書き綴りたいと思います。
※初のミクル小説デビューですので、もし読んでくださる方、読みにくいところがあったらすいません。
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今、わたしのお腹の上に頭を乗せ、大の字になり安心しきった顔で寝ている1才10ヶ月の一人娘の顔を見ていると、
゛この子には、わたしみたいな思いは絶対にさせたくない…゛
と思うんだけれど、グズって手が追えなくなる娘を前にしてしまうと、感情のコントロールがきかなくなりそうな時があり、手をあげそうになり恐ろしくて堪らない。
それを唯一制御している合言葉は
「わたしのような子にしちゃいけない。
それは自分が一番よくわかってるよね」
だ。
愛情からではなく、こんな言葉で感情をコントロールしてるなんて、
情けない寂しいママでごめんね。
わたしは、一人っ子だ。
父が39才、母が35才でお見合い結婚をし、その翌年に生まれた。
だからよく
「あらぁ~、遅くに生まれたから、よっぽど欲しくて頑張って出来た子だったんじゃない?」
なんて言われるが、とんでもない!
ただの晩婚だし。
母は、10人兄弟のど真ん中で、家業をずーっと手伝わされていて、゛このままじゃあ婚期が逃げる゛と思って(気づくのが遅いよ)、たまたまきた見合い話しにのっかかっただけだし、
父は、すでにバツ2でそれまでの前妻との間に子供が出来なかったから、後継ぎが欲しくて、見合い話に乗り三回目の結婚をしたそうだ。
だから、人が羨む恋愛物語があるわけでもなく、ただフツーに生まれてきたのがわたしだ。
後に母親に
「別に欲しくて生んだわけじゃない」
って言われちゃったしなぁ…
わたしの幼少の頃…
親に可愛がってもらった記憶ってあるのかなー、と考えてみる。
記憶の糸を無理矢理たぐり寄せても、あんまり思い浮かばない。
父は、タクシー運転手で夜勤があったため、夜はいないし昼は寝てるし、日曜はパチンコか競馬に行ってることが多かったので、ほとんど顔を会わさなかった。
おまけに途中、結核で隔離病棟に入院しちゃったので、゛怖い顔のおじさん゛くらいにしか思ってなかったと思う。
母は、どうか。
髪を結んでもらったり、という記憶はあるけど、笑顔で可愛がってもらったっていう記憶はまったくもってないな。
もちろん、家族三人でテーマパークへお出かけなんて、一回くらいかなぁ。
写真もないし、わからないや。
ただ、いつまでも鮮明に残っているのは、
幼いわたしをいつも狂ったように、叩き蹴り続ける 母の姿。
わたしが物心ついた時から小学校低学年までの母との思い出といったら、髪を振り乱し鬼の形相をした恐ろしい母の姿。
そして毎日毎日繰り返される折檻。
父がほとんど家にいなかったから、ストレスが溜まっていたんだろう。
今では自分も母親になり、そう思えるようにはなった。
が、当時の自分には母親はただの「鬼」にしか見えなかった。
そう、父が不在がちのため、家の中は母の独壇場。
止める人は誰もいないからまさにやりたい放題だ。
わたしは母のストレスの捌け口に程のいい獲物だったわけだ。
なんであんなに毎日毎日、怒鳴られ叩かれ蹴られていたのか。
いまだによくわからない。
だって意味もなくだったから。
悪い事をして怒られるのであれば、わたしも幼いなりに理解していたはず。
しかし、あれは違う。
あれはただの理不尽な折檻。
抵抗できない無力な子供を相手に、
我が子は自分の所有゛物゛であると、勘違いも甚だしく
自らのストレスを吐き出すことで母は、自己の安定を図っていたんだろう。
折檻を受けるのはたいてい夜だった。
昼間は、我が家は商売をしており、母は店の切り盛りで忙しかったためだ。
日が沈み、辺りの家に暖かい灯りが次々とともり、家族の団欒が行われている頃、わたしの居場所はだいたい押し入れの中や物置だった。
夜7時近くに店を閉め、暫くすると
「流夏―ーーーーー!
出てこんかーーーーー!」
とヒステリックに叫びながらわたしの名を呼び姿を追い求め、見つけると 髪を引っぱりながら押し入れから引きずり出し、床に叩きつけては、平手打ちをし蹴りまくる…
「…おまえのせいで!
クズが!」
「このたわけが!
可愛いげがない子だよ!」
「何泣いてるんだ!
うるさい子だよ!」
そんな理不尽な罵声を浴びせられていたのはいまだに克明に覚えている。
わたしは声を殺しながら泣き、されるがままになりながらただただ時が過ぎるのを願っていた。
母は別に酔っ払って暴力を奮うわけではない。
むしろ、アルコールはほとんど飲めないし。
完全にシラフで、この状況だった。
幸いにも、わたしは骨折する事はなかったが、顔や目は腫れ上がり、常に痣はできていた。
だから、周りの大人はみんな知っていた。
保育園の先生も、幼馴染みのおばさん達、親戚の人やお祖母さん達みんな…
けど、誰一人として止めてくれる人はいなかった。
みんなわたしに言った言葉は、
「流夏ちゃん。お母さんはね、あなたが嫌いでこんな目に遭わせてるんじゃないんだよ。
あなたのためを思ってやってるんだよ。
だからお母さんを嫌いになっちゃいけないんだよ」
ホント、みんな示し合わせたかのように、おんなじ事をわたしに諭した。
…わたしのためってナニ?
まだまだ親の愛情が欲しい頃の幼いわたしには、そんな母の意図なんか理解できるはずがない。
わたしはただただ、お母さんの笑顔が欲しいだけなのに!!
わたしのそんな小さな心の叫びには誰も気づいてくれなかった。
まわりの大人達がそんな状況だったから、兄妹のいないわたしには 心の内をさらけ出すことのできる人は誰もいないし、誰も守ってくれる人はいなく 本当に孤独だった。
なんでわたし生まれてきたんだろう…
死んじゃいたいよ…
小学低学年になる頃には、その思いに絶えず支配され、
ビニール袋をかぶって口を縛ってみたり、紐で首を絞めてみたり、浴槽に潜って息を止めたりと
自殺の真似事をよくしていたものだ。
けれど、やはり幼いために そこまでの死ぬ覚悟があるわけでもなく、苦しくなってすぐにやめてしまい、何事もなかったかのようにして過ごしていた。
今考えると、幼いなりにかなり追い詰められてたんだなー
よく我慢したよなー
って、本当に自分を褒めてやりたいよ(笑)
愛情に餓え常に孤独だったわたしは、これ以上孤独にならないように ひたすら周りの顔色を窺い、
「口答えをする事なく、とても聞き分けのよい子」
を演じるようになっていった。
演じるというか、一番愛情を注いで欲しかった相手に人間性を否定され、自己の存在価値を見いだすのに必死だったんだと思う。
一種の防衛反応によってそうせざるを得なかったわけだ。
そうしていれば、みんな褒めてくれたし、優しくしてくれたからだ。
…母以外は。
ある時から、叩いても蹴っても 口答えもしなければ泣きもしないわたしに、母は面白味をなくしたようで 次第に無意味な体罰はしなくなっていった。
といっても、気に入らないことがあると平手打ち、っちゅーのは日常茶飯事だったけど。
そのかわり、陰湿な嫌がらせをするようになっていったのだ。
母からの嫌がらせ…
数え挙げればきりがない。
洋服を切り刻んでゴミ箱に捨てる
友達から借りた漫画本を全部燃やす
給食代を払ってくれない、
食事の用意やお風呂などわたしの分だけ用意しない
等。
今でも思い出そうとすると、吐き気がしてくるし、悔し涙が溢れて仕方がない。
母はなんであんなことをしたんだろう…
正直、いまだにわたしには理解ができない。
心底わたしという存在が疎ましかったのかもしれない…
切り刻まれた服をごみ箱から見つけては、
こんなことしやがって…
これがわたしのためなもんか…
アイツはただわたしの事が嫌いなんだ!
と、次第に母に憎悪を燃やすようになった。
着れる服が少なくなり、いつも同じ服を着ているわたし
借りた漫画本を燃やされたために、いつまで経っても友達に返さない
そんなわたしは、いつしかいじめの標的にされていた。
学校に行っても 家にいても自分の居場所はどこにもない。
わたしは本当に孤独だった。
学校でも、家でも口を開くことがなかった。
そして、その孤独な日々に耐えかねたある日
わたしは空を舞った。
この時の記憶はいまだにあやふやだ。
憶えているのは、
夕暮れがやけに眩しかったこと
誰かの叫び声
体がフワッと浮いたという感覚
自殺は、一種の精神状態の異常から衝動的に引きおこされるという
多分、子供ながらにも うつ状態に陥ってたのかもしれない。
気付くと、近所のおばさんが 泣きながら
「流夏ちゃん、流夏ちゃん…
無事でよかったわ。
つらかったんだね。
でも助かってよかったわ…」
とわたしの体をぎゅーっと抱きしめて離さなかった。
初めて人の温もりに触れた気がした。
そのおばさんの話しによると、
買い物の帰り、ふと何気に空を見上げると
コンクリの崖の上に佇んでいるわたしの姿を見つけ、
慌てて駆け寄ろうとしたところ、
わたしが飛び降りてしまった。
が、途中で木の枝にひっかかりそのまま地面に転げ落ちたそうだ。
体も小さく痩せていたせいか、木のクッションにより かすり傷程度で済んだ。
病院にも連れていかれたが、軽い手当てだけで家に帰らされた。
小学三年生の出来事だった。
この事件を境に、わたしの中でなにかが変わった。
心を閉ざし、真っ暗闇の中に佇んでいた少女は、一筋の光を頼りに、少しずつ光溢れる世界へと 踏み出し始めた。
そう、あのおばさんの温もりを、心の力強い支えとして。
小学四年生になった。
この時担任になった先生は、まだ教師になって数年目の、若くてやる気に満ち溢れた とても生徒思いの先生だった。
まさに熱中時代のような(笑)
それまでの担任といえば、
すぐに平手打ちをしたり、
「あなた、よく学校来れるわね」
等と平気で口にしたり、
いじめに荷担するような底意地の悪い先生ばかりだったので、(ヒステリックな女の先生ばかりだった)
正直、
こんなお兄さんみたいな先生いるんだ~
と、わたしの中にあった゛冷酷で卑劣な先生像゛というものを、見事に覆してくれたのだった。
この担任、小泉先生は ギターの弾き語りが趣味で、朝の挨拶が終わると、
先生の好きな曲だったり
みんなのリクエストだったり
その時流行っていた曲などを歌ってくれた。
男の人特有の重低音、ソフトで時に切ない歌声が ギターの旋律と絡み合い とても居心地のいい空間…
この時間が、歌が大好きなわたしの、唯一の楽しみとなった。
小泉先生は、生徒一人一人のことをとてもよく見ており、わたしのことも余すことなく見てくれていた。
ある放課後、
体育館の入り口前にあるコンクリート塀に 一人腰かけていたわたしに、ギターを持った小泉先生が話しかけてきた。
「流夏…、まだ帰らないんだったら
先生とちょっと話さないか?」
「はい…」
わたしの戸惑った返事に、先生はにっこり笑うと隣に並んで腰をかけた。
「あまり家に帰りたくないか?」
「…いえ、そんなことないです」
あの飛び降り事件以後、母からの陰湿な嫌がらせは少なくなったが、わたしの分の
炊事・洗濯は一切することなく、わたしは実の両親の元にいながら、ほぼ居候状態で、身の回りのことを すべて自分でやってのけていた。
しかし、わたしにとってはその方が、母と口を利かずに済むので 気分的にとても楽だった。
とはいっても、齡まだ9才…
世間一般では親の愛情がまだまだ欲しい年頃である。
近所の友達が、公園や家のお庭で両親と無邪気に笑いながら遊んでいる姿を見るのはとてもつらかった…。
「帰りたくないというか…
家に帰ってもつまらないし、
学校は賑やかだから…」
そう、家では笑い声など存在しない。
自宅にいながら息をひそめて生活していたわたしには、放課後の解放感に満ち溢れた 活気ある空間に身をおくことで、あたかも自分も生き生きとはしゃぎまわっているような感覚になれ、いつまでも去りがたい心境に陥るのだった。
「そっか…
去年の(飛び降り事件)こと聞いたけど
辛かったんだろうな…」
先生の言葉に思わず黙り込む。
「…けど、きっとあれは神様が
゛まだまだ楽しい思い出をいっぱい作らなきゃだめだぞー゛
って、助けてくれたんじゃないかと思うよ。」
…タノシイコト?
こんなわたしに、楽しい事なんてあるわけない。
わたしはただ 早く大人になりたいだけ…
大人になって、親と離れて一人で自由に生きていきたい…!
「楽しいことなんて…
あるわけない」
俯くわたしに、
「あるよ!
これから先生と一緒に作るんだよ」
そう言うと わたしの頭をポンポンと撫でながら、力強く言った。
小泉先生の大きな手が、わたしに少しばかりの安心感を与えた。
その安心感から、今まで誰にも打ち明けたことのない…
いや、打ち明けることのできる人がまわりにいなかった為に、誰にも言えずにいた心の内を話し始めた。
「でも…先生…
あたしは早く先生みたいに大人になりたいです。
楽しい思い出作りよりも、家を出て自由になりたいんです…」
小泉先生は、
「小学生が口にする悩みじゃないな…」
と苦笑いしたが、事の深刻さを理解したのか暫く黙った。
先生が黙ってしまったので、なんとなく居心地が悪くなり
゛そろそろ帰ろうかなー゛
と、立ち上がろうとしたとき、先生がやっと口を開いた。
「流夏は…歌が好きだよね。」
…はいっ?
唐突な言葉に戸惑いながら先生を見ると、
「いつも朝の歌の時間、すごく楽しそうに聞いてるだろ」
その言葉に、
自分は何も言ってないのに、先生は自分のことをわかってくれてる…!
その事実がとても嬉しくて、心が温かいものでじんわりとした。
わたしのことをちゃんと見てくれてたんだ!!
嬉しさのあまり頬が紅潮した。
「それで…先生さ、流夏になんかいいことを言ってやろうと思って考えてたんだけど、
うまい言葉がみつからなくってさ…
だから、流夏の好きな゛歌゛を歌ってあげるよ。」
げっ、ここで!?
こんな外なんかで歌われたら、ちょっと恥ずかしいんだけど……!
感動も束の間、人目を気にするわたしはちょっと慌てた。
慌てるわたしをよそに、先生はギターを鳴らすと歌いだした。
今 わたしの願い事が
かなうならば
翼が欲しい
この背中に
鳥のように
白い翼 つけてください
この大空に 翼を広げ
飛んでゆきたいよ
かなしみのない
自由な空へ
翼はためかせ
ゆきたい
今 富とか名誉ならば
いらないけど
翼が欲しい
こどもの時
夢みたこと
今も同じ
夢にみている
この大空に翼を広げ
飛んでゆきたいよ
かなしみのない自由な空へ
翼はためかせ
ゆきたい…
先生が歌ってくれたのは『翼をください』だった。
哀しみのない自由な空へ飛んでゆきたいよ…
サビのわかりやすい歌詞に
まさに
自分の思いがそのまま表現されていることに
子供ながらにわかり
その曲がいっぺんに好きになった。
「わぁ~ 先生!
なにやってんのーー?」
突然、賑やかな声が響いたかと思うと
運動場で遊んでいた同じクラスの子数名が、体育館前の坂を駆け上がりながら 小泉先生のそばにやってきた。
「あれ?流夏ちゃん?
いいなー 先生に歌ってもらってたんだー。」
その内の一人、千里ちゃんがわたしを見て笑いながら、わたしの横に座った。
千里ちゃんは、クラスの中でもリーダー的存在の子だった。
友達が多く、彼女の周りはいつも賑やかだ。
「先生、うちらも歌、聞きたい!」
みんなが口々にはやし立てるので、先生は
「しょうがないな~」
と笑いながら、先ほどの『翼をください』を歌いだした。
途中で千里ちゃんが、こっそりと
「いい歌だね」
と、耳打ちしてきた。
思わず
「…うん」
と答えたわたしに、千里ちゃんはにっこりと人懐っこい笑顔を浮かべた。
クラスが変わり、いじめはなくなったものの、友達と呼べる子がほとんどいないわたしには、その何気ない会話がとても嬉しかった。
いい歌を「いいね」って言い合える相手がいる…、そんな当たり前のことがこんなにも嬉しいなんて…!
息をひそめて生きてきたわたしには、彼女のその人懐っこさがとても眩しく、羨ましくもあった。
千里ちゃんと友達になれるといいな…
後ろ向きのわたしが初めて前向きな思いを抱いた瞬間だった。
次の日から、千里ちゃんは何かにつけてわたしに声をかけてくるようになった。
そして小泉先生は、わたしに演劇部に入るよう薦めた。
「流夏…、演劇はな、一回しか生きられない人生の中で、
いろんな役をやることでどんな人にも、どんな物にもなれるんだぞ。
流夏は、一人っ子でおとなしい性格だけど、
舞台にいる間は大家族の一員として賑やかな団欒も味わえるし、
明るくひょうきんな女のコにだってなれる。
すごいと思わないか?」
その言葉に、自分の知らない世界を感じてみたいと思ったわたしは、言われるままに入部した。
演劇部に入ったことや、千里ちゃんと友達になったことで、わたしの周りは大きく変化した。
友達もたくさんでき 内向的だった性格もすっかり明るくなった。
楽しいときには笑い、時には冗談を言ってふざけあったり…と、ごくごく普通の女の子に戻ることができたのだ。
ただし、家では相変わらず口を開くことはなかった。
ただ黙々と自分の分の食事・洗濯・掃除をこなし居候みたいな生活を送っていた。
けど、前みたいな闇に支配されることはなく気持ちはとても明るかった。
わたしには、母親のアイツなんかいなくたっていい!
死にそうになった時、泣いて抱きしめてくれたおばさんがいる…
いつも気にかけてくれる小泉先生がいる…
明るくておもしろい千里ちゃんがいる…!
だから寂しくなんかないんだ!!
そしてわたしは無事小学校を卒業した。
暗く悲しみの淵にいたわたしを救ってくれた小泉先生との別れが 一番つらかった…
帰り際、校門まで見送りにきてくれた先生に、しばらく抱っこしてもらった。
そして、先生は餞の言葉をくれた。
「流夏は早く大人になりたいって言ってたよな…
これで一歩大人に近付いたな。
だけど、同じ時間をかけて大人になるなら、笑いながら時間を重ねていくんだぞ
つらいときは、流夏が好きな歌を歌うといい
そして、それでもつらい時は明るくひょうきんな女の子を演じるつもりで
笑顔だけは 忘れないようにな…
卒業本当におめでとう…」
最後にぎゅーっと力強く抱きしめてくれた先生の温もりは、本来なら親から受けるであろう愛情がひしひしと感じられた。
そう、小泉先生はわたしにとって親であり兄のような存在だった。
もっと先生のそばにいて、守って欲しかった…!
やっと生きることが楽しいと思えるようになったのに…!
涙が溢れて仕方なかった。
けど、卒業ってこういうことなんだ…
と子供ながらに学んだ気がした。
そして、小泉先生とはこの先思いもしないとこで再会する…。
そう、あの壮絶な戦いはいまだに生涯忘れることのできない出来事となる…
中学生になりますます友達が増え、表面的には明るくてすっかり社交的な性格になっていた。
しかしそれが母親には面白くなかったようで、何かにつけ
「おまえはいい気なもんだな」
「誰の金で学校に行かせてもらってると思ってるんだ!バカが!」
「金喰い虫が!」
などと罵るようになった。
その頃には、過去の経験からわたしも精神的に成長し 母親を脅威とは思わなくなっていた為、何を言われても
゛はいはい… またアイツがなんか吠えてるよ…゛
くらいに聞き流していた。
その態度が気に入らなかったのか…
ある時事件が起きた。
その日、学校から帰宅しいつものように無言で自分の部屋に行くと…
…なんだこれ??
我が目を疑う。
勉強机の引き出しがすべて出され、
中身は床に散乱…
ノートの一部は無惨に破かれ
ごみ箱には切り刻まれたセーラー服…
あまりの無惨な光景に、呆然と立ちすくんでいたがすぐに我に返った。
アイツ…ふざけやがって…
許さない…!!
いつもは、どんなに罵られようが、痛めつけられようがやり過ごしていたが、今回ばかりは見過ごせなかった。
子供だと思ってなめやがって…
フツフツと沸いてくる怒りが抑えきれず、
わたしは階段を駆け降りると、台所にいた母親にとびかかった。
「てめぇーー、なにふざけたことしてんだよ!」
流しに立っていた母は、不意をつかれ 床に倒れ込んだ。
すかさず馬乗りになったわたしに
「…親に向かってなんだその口のききかたは!」
と、親としての威厳を保つべく 怒鳴っていたが、初めて見る我が子の尋常でない剣幕に圧されたのか、その声は震えていた。
そう、今までどんな暴力にも嫌がらせにも耐え、反抗することなくやり過ごしていたわたしが、こんなにも怒りを露にしたのは初めてだった。
「…親だと!?
あんたは今まで母親らしいことしたことあるのかよ!
金では世話になってるけど、それ以外になんかあるのかよ!
子供の制服を切り裂く親がどこにいるんだよ…!!」
今まで心の奥底で、溜まりに溜まっていた母親への
怒り
憎しみ
哀しみ…
いろんなものすべてが爆発した。
そして、心のどこかではわたしの心の叫びを聞いて、もしかしたら
「ごめんね…
今までつらくあたってごめんね…」
と母が謝りながら、わたしを抱きしめてくれるのでは…
という淡い期待をもちながら、わたしは泣きながら叫び続けた。
「…なんで いつもつらくあたるんだよ!
あたし家の事も黙ってやってるじゃん!
…何が気に入らないんだよ!」
母の胸ぐらを掴みながらボカボカ叩くわたしに向かって母は言った。
「…おまえなんか生んでよかった、と思ったことなんて一度もないよ!
可愛いげはないし、金ばっかかかりやがって…
生むんじゃなかったよ!」
冷たく言い放つ母親。
それだけではない。
さも勝ち誇ったかのように、勝利の笑みさえ浮かべて゛ざまあみろ゛と言わんばかりに、わたしを睨み付けている。
わたしの淡い期待は一瞬にして崩れ落ちた。
いや、心のどこかで母がそんなしおらしいことを言うはずがない、とわかりきっていた。
そう、わかりきっていたのだが、どんなに叩かれようが蹴られようが 酷い仕打ちを受けようが、やはりわたしは心のどこかで 母を憎みながらも振り向いて欲しくて、愛情の糸口を探し求めていたのだ。
それはやっぱり血が繋がってる「親」だから…?
しかしながら、もうその愛情の微塵も欠片もない母の容赦ない発言に、わたしの中のなにかが壊れた…
こいつ…
殺してやる…!!
一瞬にして全身の血が逆流し、沸騰するかと思うくらいの怒りに支配された。
気付いたときには、流しにあった包丁を握りしめていた。
わたしの中に眠っていた凶暴性が目を醒ました瞬間だった。
「あんたの気持ちは十分わかったよ。
望まれずに生まれてきたんだったら、もう何をやっても恐くないね!
あんたを殺してやるよ!
今まで散々好き放題痛めつけやがって…!
あたしはあんたのおもちゃじゃないことを教えてやるよ!」
わたしは包丁を母親の喉元にあてた。
「…な、なにを…バカなこと…」
怯え、懇願するような母親の眼。
その姿を見て、ますますわたしの中の凶暴性が増長する。
ざまあみろ…
もっと怯えろよ…!
今まで散々わたしを痛めつけてきた母親が、恐怖に怯え哀願する姿は堪らなくおかしかった。
笑いすら込み上げてきそうだった。
――怒りと憎しみに支配されたわたしは、ある意味狂っていたのかもしれない。
その時、
「ピンポーン」
お店にお客さんが来たことを知らせるチャイムが鳴った。
狂気のさ中にいたわたしは瞬時に我に返り、その拍子に、包丁を持つ手がいったん緩んだ。
その隙を見て、
「どけっ!」
とわたしに力一杯 肘鉄をくらわし立ち上がった母は、床に伏せったわたしを見下ろしすと、まだ少し震える声で
「…親に包丁突きつけるとは、恐ろしいヤツ…!
キチガイとしか思えんわ…
…おまえなんか…
死ねばいいんだよ…!」
と憎々しげに低い声で捨て台詞を吐くと
「は~い、今いきまーす」
と、乱れた服を整えながら何事もなかったように店に出ていった。
静けさを取り戻した台所に、ぽつんと取り残されたわたし…
床に転がった包丁をぼんやりと眺めていた。
…あたし…これで刺そうとしたんだよね…
カッとなって殺そうとしたんだよね…
あたし…、本当に危ない人間だな…
自嘲気味に笑ったけど、とめどなく涙が溢れて仕方がなかった。
とにかく悲しかった。
哀しい…
悔しい…
苦しい…!
実の親によって完全に存在を否定されたわたしは、どうしたらいいんだろう?
憎しみのこもった眼で「死ね」と言われたら…
自分の異常性に気づいてしまった時、これからどう生きていけばいいの?
…自分はなんのために生まれてきたの?
叫んでも叫んでも母に響くことのない心の悲鳴。
あの憎しみのこもった母親の眼差し。
きっと一生忘れることはないだろう。
そしてこの先、母と気持ちが交うることも…
けどきっと、わたしも同じ眼をして母を見ていたに違いない。
今日のこの出来事はお互いの心に深い傷跡となり、そして決して歩み寄ることのできない大きな大きな亀裂を生んだのだった。
それからというもの、わたしはたびたび家出をするようになった。
行き先は、中学で仲良くなった美香の家。
美香の家は、スナックを経営していた。
そのせいかおばさんは、外見はとても派手で最初はその見た目にびっくりしたが、いつ行っても
「あらぁ~、流夏ちゃんいらっしゃーい。
お客でうるさいかもしれないけど、ゆっくりしていきなさいねー。
うちは、上3人が出ていっちゃって寂しくなってたとこだから、大歓迎よ~」
と、深く聞かずに優しく迎え入れてくれた。
5人姉妹の内美香は末っ子だったが、その家には一つ上の玲子さんだけがいた。
夜はおばさんはお店に出てしまうので、いつも3人で過ごしていた。
制服も美香のお姉さん達のお下がりをいくつか譲ってもらった。
「親と喧嘩しちゃって、あんまり家にいたくないんだ…」
と言って泊まりにくるわたしに、美香も玲子さんも、それ以上の深い理由はあまり聞いてこなかった。
それがありがたかった。
家の内情は誰にも知られたくなかったし、話さなかった。
いや、話せなかった。
親子であんな壮絶な憎悪劇が繰り広げられているなんて…
異常な家庭で育った異質な子という烙印は押されたくなかった。
きっとまたみんな離れていってしまうだろうから…
ただの、どこの家庭でも見受けられる親子喧嘩を演じていた。
美香はどちらかというと、茶髪でスカートも長く、いわゆる「不良」と呼ばれる部類だった。
(アラフォー世代なのでスカートの丈が長めの時代です、笑)
美香の3番目のお姉さんが族に入ってたみたいで、不良仲間では美香の姉妹は恐れられている存在だった。
その美香と姉の玲子さんと仲良くしていたため、わたしにもそういう類いの友達が何人か寄ってきた。
「あんたさー、家出よくするんだって?
うちもさー、家にいても親うるせーし、おもしろくないんだよねー。
ほんと親なんてブッ殺してやりたいよ」
まさか、自分は本当に行動に移しかけましたけど、とは口が裂けても言えず、いつも苦笑いして話を聞いていた。
しかし、わたしはその子達とはあくまでも一定の距離を保って付き合っていた。
一時期、この前の事件直後、あまりにも自分の気持ちを処理する事ができず、すべてがどうなってもいいやと、投げやりになっていた時、
「流夏さー、あの先公ムカつくから 次の授業ボイコットしよう」
と誘われ、言われるままボイコットし、不良グループと時間を潰していた事があった。
が、根が真面目なのか後味が悪く、全然楽しくなかった。
他の子はどんどんエスカレートし、煙草や校内暴力など堕ちていきグレていった。
わたしも何度か誘いに乗りそうになったが、それを押し止めてくれたのが、同じクラスの弥生だった。
弥生は、同級生とは思えないほど落ち着いており、頭もよく考え方などすべてにおいて大人だった。
そのため、とても先生ウケのよい子だった。
その弥生がなぜかわたしにやたらと絡んできた。
「流夏ちゃんさー、授業サボって、あのグループ達と過ごしてて楽しい?
わたしには、流夏ちゃんがすごく無理して付き合ってるように思う。
流夏ちゃんが休んだ授業のノート貸すから、写してね。
…自分をちゃんともって、自分の価値を落とさないようにしないと。」
そんな大人びたことを言っては、お節介をやいてくれた。
内心、弥生ってホントは幾つだよ、とツッコミをいれながら…。
それからというもの、弥生と一緒にいることが多くなり、不良グループからの悪い誘いは断るようにしていた。
ただ、美香とは寝泊まりする仲だったし、美香のことは好きだったから、変わらず仲良くし、不良グループの子とも距離をおきながら付き合っていたのだった。
わたしが周りに流されることなく、グレずにいられたのは賢く聡明な弥生の存在が、さりげなくわたしを正しい道へと軌道修正してくれたからだ。
大人になってこの頃の話をすると、
「よくグレずにすんだねー!」
と言われるが、弥生の存在がなければ、わたしは自分を見失いきっととんでもないことになっていただろうと思う。
本当に感謝してもしきれないくらいだ。
そしてもう一人…
わたしの中学時代の心の支えになった人がいる。
横田先生という、教師になってまだ4年目の、とても美人で可愛らしい音楽の先生だった。
ある音楽の時間、歌のテストがあり、課題曲があの小泉先生がわたしに弾いてくれた「翼をください」だった。
あの時以来歌詞が好きになり、歌が大好きなわたしはつらい時などこの曲を何度も歌っていた。
自分への応援歌として…
そのためか、そのテストの時 横田先生の伴奏に合わせて「翼をください」を歌い始め、サビの部分を歌い出したら それまでおしゃべりに包まれて騒々しかった教室が、突然水を打ったかのように静かになり、歌い終わった時には、拍手までしてくれた子がいた。
そして授業が終わった時に、横田先生が興奮したように
「流夏さん! 歌、すごくよかったわ!
前からこの曲知ってたの?
なんか、あなた独自の歌っていう感じで テストとか関係なくすごくよかったわ!」
と、笑顔で話しかけてきた。
その教師らしくない無邪気さと、美しくてくったくのない笑顔になぜか魅せられてしまい、それからというもの わたしは横田先生の虜になってしまった。
美香や他の女子が、好きな男の子の話で盛り上がる中、わたしの頭の中は横田先生でいっぱいだった。
横田先生は、違う学年のクラスを受け持っていたため、音楽の授業しか接点がなかった。
そのため、先生に会いたいがために先生が担当の合唱部にもわざわざ入部するほどの惚れ込みようだった。
そして、暇さえあれば
先生は今どこで授業してるんだろう?
なんであんなにキレイで可愛いんだろう…
どうやったら特別仲良くなれるかなぁ…
等と、常に先生の姿を探しては偶然を装って話しかけたりしていた。
しかし、半年くらいしても横田先生に対しての熱が冷めない自分にさすがに、
あたしっておかしいのかも…
なんで男の子を好きになれないんだろう…?
と、疑問を抱くようになった。
あたし…、やっぱりいろんな面でおかしいのかもしれない…
また一つ自分の中の異常性を発見して、自分がとても怖くて仕方なかった。
横田先生とかなり仲良くなったわたしは、なんでも先生に相談していた。
進路のことや友達付き合いのこと
両親とは不仲でほとんど話していないこと
先生は優しく時には厳しくアドバイスをくれた。
そんな先生にますます惹かれていくわたし…
そしてその思いを誰にも明かすことのできないつらさ…
流夏はレズだ…!
と後ろ指を指されるのは嫌だった。
今振り返ると、母親に存在を打ち消され愛情に餓えていたわたしの心が、横田先生の包み込むような優しさに触れ 母親で満たされない愛情を横田先生に求めていただけだったと思う
それを゛恋心゛と錯覚していたのだ
しかし当時の自分は、そんな分析などできるわけもなく、ずいぶん思い悩んだものだ。
横田先生への想いが募り悩みながらも、先生のおかげで毎日が楽しく過ごせた中学時代だった。
家では相変わらずお通夜みたいだったが…
そして、卒業式の日。
横田先生との別れがつらくて号泣した。
そんなわたしを先生は
「あなたはわたしにとって妹のような大切な存在だったわ。
だから離れていても、いつも心はつながってると思って…
泣かないで…」
と、わたしの震える肩を包み込むように抱きしめて言った。
先生のシャンプーの優しい香りがわたしを包む。
「…また先生に会いにきてもいい?」
「ええ、いつでも来て。
だから先生に笑顔を見せて。」
先生が笑顔でわたしの頬っぺたを両手ではさむ。
自分のことを
゛妹のような大切な存在゛
と言ってくれたことが、恋愛で言えば両思いになれたようですごく嬉しかった。
その言葉を胸に、わたしは笑顔で先生とお別れをし、心おきなく卒業することができた。
卒業しても、いつでも会いに行っていいって言ってくれたから、淋しくなんかないや♪
4月になり高校の入学式が近付くにつれ、新しい学校生活に不安を覚え始めていた時、美香に
「ちょっと学校行って、横田(先生)とか他の先公に会いに行こうよ。」
と誘われ、二つ返事で卒業したばかりの校舎に向かった。
先生に会える喜びでいっぱいだった。
職員室に行き、いつものように横田先生の姿を探す。
けど、先生の姿はどこにもなかった。
職員室を覗けば、いつも正面奥に座っていた横田先生。
そこにいるのが当たり前だった光景…
しかし、横田先生がいた席には違う先生が座っていた。
新年度でいろいろ先生の場所も変わったかもしれないけど…
とてつもなく嫌な予感がした。
先生…
どこにいっちゃったの?
すると、奥の方にいた担任だった先生が
「あら、流夏さん。
遊びにきてくれたの?」
と声をかけながら、近寄ってきた。
「あ、先生!
ねぇ、横田先生は?
横田先生はいないんですか!?」
わたしの切羽詰まった勢いに
「まぁまぁ、説明するから…
ちょっとこっち来て」
と、わたしをなだめながら 元担任は、わたしを自分の机まで連れていった。
なに…?
説明ってどういうこと?
やっぱりここにはもういないの?
自分の机までくると、引き出しを開けて 中からオシャレな封筒を取り出し
「はい、これ。
横田先生から預かったのよ」
と、元担任はわたしにその封筒を渡した。
「え…!?どういうことですか?
横田先生、辞めちゃったんですか!?」
「詳しいことは、その手紙に書いてあると思うわ。
横田先生はね、結婚されたのよ。
結婚して、四国に行ったの。」
「え… し、四国!?
そんな話し…聞いてなかったよ…」
頭をハンマーで殴られた感じだった。
卒業式の時に言ってくれたあの言葉…
妹のような大事な存在だった、ってのは嘘だったの…?
結婚するって、あたしに教えるほどでもない間柄だったんだ…
やっぱりただの生徒の一人だったんだ…
バカみたい、わたし…
自分は 横田先生にとって特別な存在だ、と自惚れていた自分が
哀しくて、惨めで、滑稽で…
涙がこぼれそうになるのを必死でこらえた。
そんなわたしの様子を見て、元担任は口を開いた。
「何か誤解してるみたいだから言うけど…
横田先生ね、あなたのこと 凄く心配してたのよ。
あなたが責任を感じるだろうから言わないで欲しい、って頼まれてたけど…
そんな悲しい顔されちゃうと、黙ってるわけにはいかないわね」
先生は、苦笑しながら言った。
…え?なに?どういうこと?
「横田先生はね、本当なら去年辞めて結婚する予定だったのよ」
「え…、そうだったんですか…?」
「去年辞めた岩本先生っているでしょう?
あの先生のご実家の四国に一緒に帰って春か夏に結婚する予定だったのよ」
岩本先生は、横田先生と机を隣にしていた同じ音楽の先生だった。
「だけどね、横田先生が岩本先生にあと一年待って欲しいって頼んだのよ。
あなたが卒業する姿を見届けたいから、それまでここにいさせて欲しいって…」
…なにそれ…?
「横田先生ね、本当にあなたを気にかけていたのよ。
横田先生も家庭でいろいろあったみたいで…
詳しいことは知らないけど、あなたの気持ちがよく分かるから力になってあげたいって よく言っていたわ。」
知らなかった…!
全然知らなかった…!
好きな人と離れてまで、わたしの側にいてくれたなんて…!
おまけに、先生の結婚の邪魔をしてたなんて…!
ごめんなさい…!
こんな自分のために、自己の幸せを犠牲にしてまであたしを見守ってくれた横田先生の深い愛情に、感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいになり、涙がとめどなく溢れた。
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