- 注目の話題
- これが、ありのままの俺
- シングルマザーの恋愛
- 婚活する時の服装
ストーカー
突然届いた不気味なメール
ドアノブに掛かっている白い袋
常に感じる視線
誰かに部屋に侵入された形跡
一体誰が…
あたしは確実に追い込まれおびえる日々を過ごした…
*このお話は実話です。 名前・地名などは実際と異なります。
初めて小説を書くので、誤字・脱字・文章等読みにくいかもしれませんがすみません。
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当時あたしは22歳。
個人店のケーキ屋の販売をしながら一人暮らしをしていた。
毎日朝から夜まで接客し、職場の同僚とご飯を食べて誰もいない部屋へ帰る生活を繰り返していた。
付き合って1ヵ月の彼氏がいる。
優しくて頼れる裕斗。
でもあたしには忘れられない元カレがいた。
自分でも最低と思いながら元カレと別れた寂しさを埋める為に裕斗と付き合い始めた。
裕斗といると元カレを思い出し、
裕斗とセックスすると元カレと比べてしまう。
きっとバチがあたったんだ。
あんなコトがあってから
4年たった今ならそう思える。
自分勝手なあたしに神様が与えた罰だったんだと思う。
この時あたしは
この先死にたくなる程
ストーカーに脅え
人を信じられなくなるなんて想像もしなかった。
「ねーね、裕斗くんとどうなの?? 付き合って1ヵ月でしょ?ラブラブ??」
『いたって普通だよ。』
「ふーん。冷めてるねぇ。」
今日は高校からの親友の カナと居酒屋に来た。
カナは姉御肌で大学生と思えない程しっかりしていてCanCam系の女の子。
綺麗でスタイルもよくって性格もよいカナに彼氏がいないのが七不思議だ。
あたしが男なら是が非でも付き合いたい。
『カナこそ零士くんとどうなったの? こないだ遊んだんでしょ??』
「はっ!?零士!?
ナイナイ!!アイツ無理!ラブホに無理矢理連れ込もうとしたんだよ!!
あり得なくない!?
そう簡単に股開くかっつーの!』
カナはそう言ってビールジョッキを空にした。
カナはすみませんと店員さんに声をかけて生ビールを追加した。
「やっぱあたしって軽く見られるよね~。
ラナにはいい男が寄ってくるのにあたしにはいい男が寄ってこない。
寄ってきても蝿男ばっか!」
と口を尖らすカナ。
怒った顔も綺麗だ。
『カナはさぁ高校の時から綺麗で高嶺の花って感じだったじゃん?
カナの事をいいなって好意をもってた男子いっぱいいたけど、自分じゃ釣り合わないって思って諦めてた男子いっぱいいたんだよ?』
「でもさぁ、そんなんあたしが誰と付き合うとか決める事じゃん?
あたし別に面食いじゃないしさ。
心がイケてるメンズ希望だし。」
そうなんです。
カナは大学1年の時にミス〇〇大学に選ばれる程美人で文武両道なのに、
B専なのだ。
高校の時にカナが好きだった先輩は身長はカナより低くポチャっとした体型に猫背。
園芸部の部長で、いつも中庭の花壇に水をまいたり
花の手入れをしている先輩を教室の窓から二人で観察してたな。
カナが勇気を振り絞って 先輩に告白した時、
「あの…何かの罰ゲームですか…?」
ってビクビクしながら言われてたな。
二人でおお泣きして、
「罰ゲームで告白なんかするか!」
って大笑いしたんだった。
それ以来カナは好きな人が出来ても絶対告白しなかったな。
「あたしの話はまぁ置いといて…」
さっきまで怒っていたカナの顔が急に真面目になった。
「ねぇ気になってたんだけど…あれから慎哉くんから連絡ないの?」
チクッ
心臓が針で刺されたように痛くなった。
少し間があいて…
『…慎哉から何もないよ。』
と首を横に降った。
カナは悲しそうな顔をしてそっかと頷いた。
自分の心ではその名前を
何回もリフレインする時があるけど、
改めて口に出すと胸が張り裂けてしまいそうだった。
慎哉。
いまだに忘れられない元カレ。
初めて自分から告白して付き合った彼氏。
大好きで大好きだったんだけど…
突然別れを告げられた。
それもメールで
「別れよう。今までありがとう。さようなら。」
…って。
突然の事で訳が分からなくて慎哉に電話しても繋がらずメールしても返信はなかった。
カナに付き合ってもらって一緒に慎哉が通っている大学に行っても避けられて話も出来なかった。
慎哉が一人暮らししているマンションに行っても居留守を使われてるのか出てきてくれなかった。
別れたくないけど、せめて理由が知りたかった。
あんなに楽しくて幸せだった日々がなくなっちゃうなんて信じられなかった。
何で?
なんで?
あんまりしつこくしてこれ以上嫌われたくない。
最後にもう1度慎哉のマンションに行った。
エントランスで部屋を呼び出しても応答がなく、部屋の灯りもついてないから出掛けてるのかもしれない。
エントランスの先にあるベンチに腰をおろした。
いつもここで慎哉がバイト終わるのを待ってたな。
何で別れようってメールきたんだろ…
何で避けるんだろ…
そんなにあたしの事嫌いになったのかな…
段々涙が溢れてきて
こぼれないように上を向いた。
「……ラナ」
一方的に別れを告げられて2週間ぶりに慎哉に会った。
慎哉はあたしの隣に腰を下ろした。
「…ごめん。あんなメールでの別れ方して。」
あたしは慎哉の顔を見ながら静かに頷いた。
『…ねぇ…何で?
あたし何かした?あたしの事嫌いになったの?』
慎哉の瞳を見つめ返すと 悲しげな表情をした。
「ごめん。ラナの事は嫌いになってない。…でも付き合っていけない。」
『…他に好きな人とか出来たの?』
「違うよ!」
『…じゃあ何で…』
「ごめん。もう無理なんだ。でもラナの事を嫌いになった訳じゃないから。
ごめん。」
そう言って立ち上がる慎哉の腕を掴んだ。
『…ヤダよ。別れたくないよ!こんなに好きなのに!悪い所があるなら直すから…別れたくないよ…』
イヤだイヤだイヤだ。
このまま終わらせたら本当にもう終わりだ。
別れたい理由も言ってくれない。
嫌いになったわけじゃない。
一方的に謝るだけで納得できないよ。
「…ラナ」
慎哉は静かにあたしの手をふりほどき、
慎哉は泣きそうな顔で、
「…ごめん。」
そう言ってマンションのエントランスに入っていった。
あたしは暫くベンチから動けなかった。
お尻がベンチに、足の裏が地面に、接着剤でくっついちゃったみたいだ。
慎哉に会うまでは涙がこぼれ落ちそうだったのに
今は涙なんか出ない。
現実じゃないみたい。
夢のような他人事のような気分。
でも慎哉の悲しげな顔を思い出すと…やっぱり現実なんだ。
別れたい理由も説明されず納得できずに、付き合って1年で慎哉にさよならを告げられた。
この時は自分ばっかり悲しくて辛いと思っていた。
でも慎哉も同じ想いだったんだね。
~~♪~♪♪~~♪♪~~
…んー…
ベッドから手を伸ばし、 サイドテーブルの上にある携帯を掴んだ。
2つ折りの携帯を開き時間を確認する。
もう10時かぁ…
今日は13時から仕事だからもう起きなきゃな…
身体をお起こしベッドに座って伸びをした。
携帯のディスプレイを覗くとメールのマークがあってカナからメールがきていた。
【昨日はありがとうね!
裕斗くんとデートしない時はカナの事ちゃんと構ってねっ☆】
【ありがとね!楽しかったよ!また遊ぼうねっ♪】
…送信っと。
あっ、もう一件メールきてる。
登録されてないアドレス。出会い系かなぁ。ヤダな。
一応メールの内容を確認する。
『ひっ!!!!』
思わず携帯を床に落とした。
⌚2005年05月15日02時45分FROM ranarana**@**.JP
SUBJECT 無題
――――――――――――
13時アパートを出る。
13時15分〇〇線の××方面の電車に乗る。
13時54分に〇〇駅で下車。14時千慈カナと合流。
14時07分カフェに入る。
15時30分カフェを出る。
15時35分カラオケに入る。17時40分カラオケを出る。17時50分ゲーセンに入る。18時17分ゲーセンを出る。18時29分居酒屋〇〇に入る
21時04分居酒屋を出る。
21時20分千慈カナと駅で別れる。
21時27分〇〇線の××方面に乗る。
22時06分〇〇駅で下車。
22時23分にアパートに到着。
まだ部屋の灯りがついてるね?
起きてるのかな?
「なんなのこのメール…
ラナと遊んだあの日だよね。時間までは覚えてないけど、遊んだ場所とかお店とか合ってるし…
ラナ。アドレス変えなよ。ってか気持ち悪っ…
ストーカーだよ!ストーカー!」
『…うん。アドレス変えてみるね。』
カナはあたしの携帯をテーブルの上に置いた。
あのメールがきてからカナにすぐ電話した。
たまたま大学の授業が休校になったらしくアパートまで来てくれた。
仕事は体調が悪いと嘘をついて休んだ。
仕事どころじゃない。
こわくて外にも出れないよ。
「…ねぇラナ。もしかしたらアドレス変えても意味ないかも。このメールの送り主のストーカーってラナのアドレスとかあたしのフルネーム知ってるわけじゃん?それって知り合いの確率高くない?」
『確かに!!ってか全くうちらの知り合いじゃなかったらあたしのアドレス知ってたりカナのフルネームなんて分からないよね!
でもそしたら知り合いの人が送ってきたって事!?』
「その可能性あるよね。
ラナのアドレス知ってて、あたしのフルネーム知ってる人っていったらいっぱいいるよね。今の時点で限定はできなそうだね。」
誰がこんな事…
怖い+気持ち悪い…
自分の知らないところで誰かにつけられてるなんて…
「ってかさぁ、一番怖いのがこんな夜中までラナのアパートまでいたって事だよね?だって部屋の電気がついてるなんて見ないと分からないもん。」
あたしは身体中から血の気が引くのが分かった。
こんな夜中まで見てたって事…?
怖い怖いっ!
大好きだった慎哉と別れて寂しさをまぎらわす為に付き合い始めた裕斗に罪悪感を感じながらもそれでも利用してる自分にバチが当たったんだ。
悪い事をすればそれは自然と自分に返ってくる。
「裕斗くんに暫く泊まりに来てもらいなよ。あたしも泊まりに来れる時は来るしさ。」
『うん。裕斗にお願いしてみるよ。』
二人に迷惑かけちゃうな。
自分のせいじゃないのに悪いなと思い始めてきた。
「そーんな顔しないの!
裕斗くんだってあたしだっているんだから大丈夫っ!ほら、あたし小学生の時に柔道やってた話したことあるじゃん?いざとなったらストーカー野郎ぶっ飛ばすからさ!
ほら笑顔っ笑顔っ!」
カナはあたしの両方の頬っぺたを引っ張った。
ちょっと痛いけどカナなりに励ましてくれているのが分かった。
カナありがとう。
すごい心強いよ。
裕斗が来れない日にカナが泊まりに来てくれるようになった。
あんなメールがきてから2週間たつけど、特に変わった事は何も起こらず、ストーカーからメールもこなかった。
今日は休みで、昨日から裕斗が泊まりに来てくれていた。
裕斗にストーカーのメールの話をした時はすごい心配してくれて引っ越すように言われた。
だけど、職場に近いこのアパートを離れるのはためらった。
バイトから入って今は社員で働いている。
ケーキ屋って可愛いイメージだけど、実は体力勝負。
1日中立ち仕事だし、夜遅くまで仕事するなんてザラにある。
今のケーキ屋は大好きだし働きがいがあるから辞めたくない。
どこの誰だか分からないストーカーのせいで引っ越しなんてしたくないし、もしかしたらもうメールもこないかもしれない。
「ラナ~コーヒー飲む?」
キッチンに立っている裕斗が振り返った。
手にはコーヒー豆を持っている。
『飲みたーい。』
と手を勢いよく上げてみた。
裕斗はクスクス笑いながら「はいはーい。」
数分たってテーブルの上にマグカップが置かれた。 中を覗くとココアだった。
『わっ!何でココア飲みたいって分かったの?!何で何で!?』
裕斗はフフフと笑い、
「ラナはね、楽しそうな時はカフェオレで気持ちが沈んでたり疲れてる時はココアで朝とか怒っている時はブラックなんだよ。コーヒー飲みたかったけど俺もココアにしてみた。」
裕斗はすごい。
まだ付き合ってそんなにたってないのにあたしの事分かってるんだ。
ココアを飲んで何だか身体も心もあったかくなってきた。
裕斗のおかげだ。
『ココア美味しいね。
ケーキ食べたくなっちゃうな。ガトーショコラ食べたいな。フォンダンショコラもいいなぁ。』
毎日ケーキを見てるのに常に甘いものが食べたくなっちゃう。
ショコラのマカロンが食べたい…
「ラナの食欲は凄いなっ!ココアにガトーショコラって甘そうだな。甘いのばっか食べてるとブーちゃんになっちゃうぞ。」
『どうせブーちゃんですよーだ。気にしてるんだから言わなくてもいいじゃん。裕斗のバカ。』
自分のお腹を触ってみた。うん。
プニプニだ。
これはヤバい。
「まぁブーちゃんになっても好きだから大丈夫。
まぁ100キロになったら分からないけど。」
『裕斗はいいな。食べても太んない体質で羨ましい。女の子の敵だよ。』
180センチの65キロ
肩幅広いからガリガリって感じはしないけど細い。
足はカモシカだしお腹はペッタンコ。
適度に筋肉ついてて、女の子のあたしより肌綺麗だし体毛は薄い。
『いいなぁ裕斗の体質になりたい。そしたら大好きなマカロンやショコラのケーキとかいっぱい食べれるのにな。
これでも1日1個って決めて我慢してるんだよ。
ケーキに埋もれて生活したい。』
あたしは手で埋もれるジェスチャーをした。
「じゃあ将来はお菓子の家に住もう。」
お菓子の家っ!?
素敵すぎる!!
壁と屋根はクッキー。
クッキーの壁にグルグル巻きのキャンディー張り付けて。
ドアはダークチョコレート。
窓は板のゼラチン。
机と椅子はガレット。
ベッドは綿あめ。
枕はマドレーヌ。
クッションは色とりどりのマカロン。
凄いっ!
妄想楽しい!
「うわっ…考えるだけで何だかベタベタしそう…」
「そういえば冷蔵庫に食材なかったよね!スーパー行ってくるね!」
裕斗は手にお財布を持ち立ち上がった。
『あたしも行く!』
スーパーって大好きっ!
実家に住んでた頃はよくお母さんの後をくっついてったっけ。
野菜とかお魚お肉見てるとワクワクするんだよね。
特にお菓子のコーナーが…
自分の服装を確認。
ロンティーにジーンズ…。
カーディガンを羽織ろう。
クローゼットからカーディガンを取り出し羽織る。
「ラナーまだ!?
先に下降りてるからねー!」
『…はいはーい!ごめーんっ!』
お財布お財布っと…
急いで靴を履いて外に飛び出した。
『お鍋~お鍋♪お鍋~♪』
今日の夕飯は豆乳鍋♪
「6月に鍋かぁ…
んーまぁギリギリかぁ。
ラナ鍋好きだよね!」
『うん!野菜いっぱい食べれて簡単だし!安上がりだし!
お鍋は一人で食べても美味しくないしね!みんなっていっても2人だけど、誰かと食べた方が美味しいじゃん!』
まぁお鍋に限らずご飯は誰かと食べた方が美味しいと思う。
実家に住んでた頃は家族の誰かと一緒にご飯を食べる事が当たり前で。
専業主婦のお母さんがご飯の支度も何でもしてくれて、一人暮らししてから当たり前だと思ってた事が実は幸せな事で。
文句一つ言わないで家族の為にしてくれるお母さんに感謝をするようになった。
今度実家に帰ったら親孝行しよう!
あっ、お父さんにも!
そんな事を考えていると アパートについた。
階段を上がって2階のつきあたりの角部屋があたしの部屋。
3階建てのこのアパートの部屋数は12。
不思議と住人に会わないんだよね。
隣の部屋の人位しか顔分からないし。
「ラナ早く鍵開けて~
重いよ~」
『はぃはーいっ。』
ジーンズのポケットからキーケースを取り出して鍵穴に入れ回した。
カチャ…
あたしのアパートは鍵穴が2つあって、スーパーやコンビニに行く程度なら鍵を1つ掛ける。
仕事に行く時や遊びに行く時は2つとも鍵を掛ける。
あれ?
ドアが開かない。
2つめに鍵を入れ回し、
ドアのぶを引いたらあいた。
慌てて両方鍵かけたのかなぁ。
うーん…
玄関入るとすぐキッチンがあって冷蔵庫の前に買い物した食材とお菓子を置いた。
『白菜~椎茸~人参~♪
椎茸はアウト!アウト!』
「それってラーメンの歌じゃなかったっけ?
何か変な歌になってる。
鍋に椎茸入れるとダシが出て美味しいのになー。」
椎茸が大嫌い。
見た目も味も嫌い。
他のキノコは大好きなのに椎茸だけは仲良く出来そうにない。
裕斗とあたしは鍋の食材を切り続けていた。
ヴーッヴーッヴーッ…
「ん?ラナの携帯鳴ってるっぽいよ?」
『後で見る~。』
お鍋に豆乳やらダシやら入れて沸騰させたところに野菜やらマロニーを入れて鍋に蓋をした。
ヴーッヴーッヴーッ…
「ラナ~また携帯鳴ってるよ。」
『はいはーいっ』
テーブルの上の携帯を手に取り開いた。
カナからメールだ。
『裕斗ー、カナからメールでね、今駅にいてこれからアパートに来るみたいなんだけど、何か荷物が多いから駅まで迎えにきて欲しいんだって。』
「俺鍋見とくからラナ行ってきなよ。」
『なんか荷物多いから二人で来て欲しいんだって。
何買ったのかなぁ?カナの事だから洋服でも衝動買いしたのかな。』
「オッケー。
ってかさ、カナちゃん今日来る予定だったっけ?」
『んー来るって聞いてなかったよ。いきなりどぉしたんだろ。』
約束なしでアパートに来るなんて珍しい。
彼氏が来てる時は遠慮する子なのにな。
どうしたんだろ。
「ごめーん!!
超お待たせしましたっ!
駅まで迎えに来てもらったあげく、更に待たせてごめん!」
両手に大量のスーパーの袋を抱えたカナが小走りで近寄ってきた。
「カナちゃん凄い量だねっ!」
と、ビックリした裕斗はカナが持ってるスーパーの袋をさりげなく持った。
あたしも1袋持った。
『カナどーしたのこの大量のお酒達とお菓子達は!』
袋を覗くとビールやら缶チューハイやらお菓子が沢山入っていた。
「何かぱーっとお酒飲みたい気分でさ。
一人じゃ寂しいからお二人の邪魔しに来た!笑」
『ちょうど鍋作ってる所だったんだよ♪カナの大好きな豆乳鍋だよ♪』
「6月に鍋っ!?
まぁ豆乳鍋は好きだけどさぁ。」
カナとあたしが並んで、その後ろを裕斗が歩く。
『コラーゲンボールも入れたんだょっ!!こんなおっきいやつ。』
あたしは手で大きさを表した。
鍋の素が置いてある所に、野球のボールより少し小さいコラーゲンボールが売っていて即買いした。
「ラナはコラーゲン摂取しなくても肌ツルツルじゃない。必要なのはあたしの方よ」
呆れたようにカナが言った。
カナの方が肌キレイだし。あたしより化粧も上手だしスタイルいいし、ついでに頭もいいしいつもパーフェクト。
羨ましいよ。
『あっ!カナの嫌いな椎茸入ってないからねっ!』
「確かにあたしは椎茸嫌いよ。でもラナも嫌いじゃない。何かあたしの為に入れてませんって変な事言うのね。
椎茸ってさ変な味がするのよね。あの独特な感じの味が嫌なのよね。」
カナ椎茸を思い出しているのかキレイな顔をくしゃっとさせている。
そんな顔してもキレイだ。
あたしも椎茸を思い出して顔をくしゃっとさせてしまった。
まぁカナと違って不細工だけど…
3人で重い荷物を抱えてアパートに到着。
「カナちゃん、お金いくらだった?レシートある?」
そう言ってジーンズのポケットからお財布を取り出した裕斗。
「お金いらないから!
あたしが急に押し掛けたんだし!本当にいいからね!」
「えー、いっぱい買ったから結構金額いったでしょ?じゃあとりあえずこれで。」
お財布から5千円取り出しカナに渡した。
「こんなにしてないし!
本当にいらないよー!!
鍋のお金もあるでしょ?」
裕斗に5千円を返そうとするカナちゃん。
が、裕斗は受け取らなかった。
「いいんだって。カナちゃんにはラナのお世話してもらってるし。」
お世話って…
あたしはペットかい…
なかなか受け取らない裕斗にカナは諦めて、お金をお財布に閉まった。
「とりあえず飲み物は冷蔵庫に入れとくね~!」
冷蔵庫の前にしゃがみこみ飲み物を冷蔵庫に入れていく裕斗。
カナが一言、
「あんた、いぃ男掴まえたわね。」
ニヤリと笑った。
それは裕斗の性格?
…それとも羽振りがいいからかしら?
とりあえず、
『まぁーね♪』
と笑っておいた。笑
いい感じでお鍋も出来上がり、カナが大量に買ってきたお酒で乾杯した。
3人ともいい感じに酔っぱらい、カナも裕斗もお泊まりする事になった。
寝る寸前まで飲み続けたせいか3人とも結構酔っぱらってしまった。
ベッドにあたし+カナ
ソファーに裕斗
って感じで就寝。
ラナ…ラナ……
ん…
後ろから優しく胸を愛撫される…
んっ…
服の中に手が入ってきて、直接胸に手が触れる…
んっ…あっ…
首筋にキスをされて…
下にも手が触れて…
パンツの中にも手が入ってきた…
あっ…
…ん…やぁ…
はっと目が覚めた。
隣を見るとカナが気持ちよさそうに寝ていた。
変な夢見た…
あたし欲求不満なのかな…
こんな状況で恥ずかしい…
しかもパンツの中濡れてる気がする…
気持ち悪いな…
カナを起こさないように静かにベッドから降りた。
立ち上がるとまだ若干フラフラしてる。
飲み過ぎたなぁ。
チェストから適当にパンツを取り出し、トイレへ向かった。
なんか恥ずかしいな。
男子のアレと似てるもん。
あたしは発情期かぁ!
だって、たまーにこんな事がある。
セックスする夢を見て起きると濡れてる事が。
欲求不満なのかな。
裕斗はあんまりセックスしようとしないし最近してないからかな。
とりあえずあたしって変態だよね。
恥ずかしい…
今日は遅番。
10時過ぎにお店を出た。
昨日飲み過ぎたせいか身体がダルイなぁ。
あたしが仕事に行く時は 裕斗もカナも爆睡してたな。
二人とも大学生。
何だか羨ましいなぁ。
カナも裕斗も、ものすごく頭のいい大学に通っている。
カナは法学部で
将来は弁護士。
裕斗は医学部で
将来はお医者様だ。
二人とも学校が忙しいのに毎日のようにうちに泊まりに来てくれている。
あたしが仕事でいない間に勉強してるみたい。
とくに医学部は実習(解剖トカ…)とか毎週テストとかあって忙しいみたい。
あの気味が悪いメールも来ないし何もないし、二人にはもう大丈夫だと伝えよう。
いつまでも迷惑かけれないよね。
>> 38
ラナさんはじめまして。。実は私も元職場の人からストーカーされていた時期があり怖い想いもしました。
ラナさんは気味悪いメールまで届いて大変で…
🍎まゆさんへ🍎
ありがとうございます😌🎵まゆさんもストーカーされてたんですね😢⤵
怖いし気持ち悪いですよね…
今は大丈夫なんでしょうか⁉
これからもっと色んな事が起こっていきます😣⤵
頑張って更新していきますので引き続きよろしくお願い致します😉✨
らな
- << 49 らなさん🍒 私をストーカーしていた人は妻子持ちで奥様との仲があまり思わしくないようで後に別れてしまった模様💔 私がPLAZAで貰ったノートを「娘さんにあげて😄」と渡したことが気を持たしてしまった様で悪戯電話が来るようになったり、帰り道が全くの逆方向にもかかわらずバイクでつきまとわれて怖い想いをしました⚡😱 あまりにも怖かったので、部署を変えてもらい私は、電車通勤していたのですが駅で待ち伏せされたり誰もいない時を見計らったかの様にマンションの扉を鳴らされたり兎に角恐ろしくてストレスで拒食症になってしまい痩せ細りました…😲 今は他県に住んでいるので安心して暮らしています🐤 らなさんも、かなり怖い想いをされたかと想いますが見守っていますので続きをゆっくりお願いします🍎😌
気がついたら削除あってビックリしました😣💦
削除されたレスは誰が削除してるんでしょうか…?
無知ですみません…
削除の理由は分かりませんが、このスレが不快だったのでしょうか💦?
確かにキレイなお話ではありませんし、この先もっとドロドロしていきます…
あの頃から4年経って、今は気持ちも落ち着き、ある意味自分の中の色んなケジメをつける為にスレを立てました。
実話に基づいているので、勝手だと思いますが不快な方はスルーでお願いします😢💦
らな
- << 45 私は、更新を待っている読者のひとりです😊 削除は一定の人数が削除に一票をすると削除されます💡 でも、気持ちの整理の為にも書いているとスレ本文にもあるんだし、不快なら読まなければいいだけなのに、嫌な人達がいるもんですね😠 気にしないで更新頑張ってください😊 待ってます☺
>> 43
気がついたら削除あってビックリしました😣💦
削除されたレスは誰が削除してるんでしょうか…?
無知ですみません…
削除の理由は分かりませ…
私は、更新を待っている読者のひとりです😊
削除は一定の人数が削除に一票をすると削除されます💡
でも、気持ちの整理の為にも書いているとスレ本文にもあるんだし、不快なら読まなければいいだけなのに、嫌な人達がいるもんですね😠
気にしないで更新頑張ってください😊
待ってます☺
- << 48 🍎チョコさんへ🍎 レスありがとうございます😌✨ わざわざ教えて下さってありがとうございます😌⤴⤴ 一定の人数が削除すると削除されるシステムなんですね😄💡 無知すぎてすみません😣💦 この後の内容はドロドロというかグロイというか…とりあえず全く気持ちのいい内容ではない事は間違いありません…😣💦 頑張って更新していくので、よろしかったら読んでやって下さい😆⤴ よろしくお願い致します💠 らな
家に着くと、裕斗しかいなくて、カナはバイトがあるからって夕方帰ったみたいだった。
裕斗にさっき考えてた内容を伝えた。
「え?大丈夫だよ。まだ心配だし、カナちゃん泊まりにこなくて大丈夫だよ。俺バイトもしてないからカナちゃんより自由がきくし。」
『でも勉強とか大丈夫?
毎週テストとかあるし、集中して勉強出来ないんじゃない?』
いくらあたしが仕事でいない時に勉強してるっていっても夜の10時くらいには帰ってくるし。
あたしのせいで留年なんてしたら大変だ。
「テストで追試受けた事ないし、以外と優秀なの俺って。だから大丈夫。
ラナが迷惑なら話は別だけどね~」
『裕斗の迷惑になるんじゃないかって思ったの。
迷惑じゃないならいて欲しいけど…』
>> 42
🍎まゆさんへ🍎
ありがとうございます😌🎵まゆさんもストーカーされてたんですね😢⤵
怖いし気持ち悪いですよね…
今は大丈夫なんでしょうか…
らなさん🍒
私をストーカーしていた人は妻子持ちで奥様との仲があまり思わしくないようで後に別れてしまった模様💔
私がPLAZAで貰ったノートを「娘さんにあげて😄」と渡したことが気を持たしてしまった様で悪戯電話が来るようになったり、帰り道が全くの逆方向にもかかわらずバイクでつきまとわれて怖い想いをしました⚡😱
あまりにも怖かったので、部署を変えてもらい私は、電車通勤していたのですが駅で待ち伏せされたり誰もいない時を見計らったかの様にマンションの扉を鳴らされたり兎に角恐ろしくてストレスで拒食症になってしまい痩せ細りました…😲
今は他県に住んでいるので安心して暮らしています🐤
らなさんも、かなり怖い想いをされたかと想いますが見守っていますので続きをゆっくりお願いします🍎😌
>> 49
🍎まゆさんへ🍎
レスありがとうございます😌🎵
大変な思いされたんですねっ😫💦
ストーカー化した男性はきっとまゆさんが自分に好意があると勘違いしちゃったんですね😢💦
自分はその気がなくても、相手が勘違いしてしまう所が怖いですよね😢
部署までかえたのに、それが逆にエスカレートしちゃった原因になったのかもしれないですね…
ストーカーはこっちが拒否したり逃げたりしても追ってくる。
ストーカーしてる本人は自分がストーキング行為をしてるって意識がない。
これが一番怖いですよね…
今は平穏な日々を過ごされてるみたいですね😌✨
良かったです😆💡
私もバタバタしてますが、平穏な日々?を過ごしてます😌✨
これからも頑張って更新してくので見守ってて下さいね😌✨
よろしくお願い致します💠
らな
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人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 129HIT 永遠の3歳 -
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酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 143HIT 小説家さん -
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おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1398HIT 檄❗王道劇場です -
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今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 513HIT 旅人さん
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これが、ありのままの俺
近所からバカにされます。 俺は独身で鬱病を患い、A型作業所で7年間働いている精神疾患の人間です。 …
12レス 460HIT 聞いてほしいさん -
婚活する時の服装
婚活パーティーや街コンの服装ですが このワンピースだと微妙ですか? 上が茶色いので不向きです…
19レス 499HIT 婚活中さん (30代 女性 ) -
どういう印象なのか?
男性から言われました。 顔が美人だと。でも遊んでそうだしモテると思うけど男を小馬鹿にしてそうだし俺…
18レス 376HIT 恋愛好きさん (20代 女性 ) -
シングルマザーの恋愛
子供二人のシングルマザーです。 元夫から養育費をいただいています。 私には彼氏がいて、金銭的援助…
9レス 205HIT 匿名さん -
男性に質問です!
男性グループの中(4.5人)の中に女が1人で参加するのってどう思いますか? とあるコミュニティでそ…
10レス 219HIT . (20代 女性 ) -
不倫しているけど好きな人ができた
相手既婚者、私が独身で不倫しています。 やっと好きな人ができて 別れを考えているのですが、 今…
10レス 242HIT 恋愛好きさん (20代 女性 ) - もっと見る