本当は…大好きなんだよ。
あの時から
私の性格は決まってしまったのかな…。
でも
今は反省してる。
変わりたいと
心から思ってる。
許してほしい…
なんて、都合良すぎだよね。
ごめんね…
ごめんね…
助けてあげられなかった。
本当にごめんね。
生まれ変われるなら
今度は自分より
あなたを守るから。
新しいレスの受付は終了しました
二つ歳が離れている弟。
泣き虫で弱虫。
いつも私の後ろを
ついて来る弟。
何でも言うことを
聞いてくれた。
お姉ちゃん、ボールで遊ぼ🎵
やだ❗人形遊びがいい❗
分かったよ🎵
お姉ちゃん😊
いつも一緒に遊んでた…小さい頃。
でも女の子の私の遊びで遊んでた。
お姉ちゃ~ん🎵
お姉ちゃ~ん🎵
弟は幼稚園
私は小学生
友達と遊ぶように
なった私は弟が
うっとおしくなっていた。
~ちゃんと遊ぶからあっちに行って❗
やだぁ❗お姉ちゃんと遊ぶ~❗
泣く弟を無理矢理置いて外へ遊びに出てった。
公園で友達と遊んでいると…
私のスカートをはいて走って来る弟。
お姉ちゃん🎵
俺、女の子だよ❗
一緒に遊ぼ🎵
私は、友達の前で
子供ながらに恥ずかしくなった。
弟を連れて、家へ帰りお母さんに泣きながら言った。
何で、私のスカートはかせてるの❓
友達と遊ぶから
マーの事、家から出さないでよ❗
一緒に遊んであげなさいよ~。
マー君はお姉ちゃん大好きなんだから💖
ねぇ、マー君。
(母が私をあの目つきで見た。)
うん🎵お姉ちゃん
大好き~。
私は、外へ弟を連れ て行って…
友達とちがう公園で
遊んだ。
お父さんが言うことは、『絶対』の家だった。
はい。ごめんなさい
以外の言葉は
すべて言い訳、
口答えになる。
母が逆らったのを見たことないし
父に対して敬語だった。
父が言う
『子供らしい子供』
でいなければ
小さな体は
外へ投げられるか…
自分をかばうように
体をまるめるか…
泣けばもっとやられるから…
泣くこともできなかった。
父は男である弟に
私以上に厳しかった。
弱虫で泣き虫な弟は
いつも殴られ蹴られしていた。
母は弟に覆いかぶさりかばっていた。
父は母には手をあげないから…
弟だけを引きずり出し、殴る蹴るだった。
母は、女である私に厳しかった。
ごはんのとき、左手をだすのを忘れると箸でつつかれ血がでた。
口を閉じずに動かすと頬を箸でつつかれ
血がでた。
私が父から殴られようが
蹴られようが…
かばってくれることはなかった。
小さい私は…
子供ながらに知恵がついていた。
お父さんにくっついていよう…。
お父さんに可愛がられる子供になろう。
弟が小学生になり、
毎日私と手をつなぎ
学校へ行った。
弟は言葉が遅くて
まだハッキリとは話すことができず、
たまに母にしか分からない言葉を話たりしていた。
おねしょもひどかった。
おねしょのたびに
父に袋だたきにされていた。
私はかばうどころか
隠そうとする弟を
父や母にちくっていた。
父や母の、その日の 気分によって
怒られる時間の長さが決まった。
機嫌が悪いと…
何が理由で怒られてるのか全然分からない。
ただ黙って時間が過ぎるのを待つしかなかった。
そうすると…
『ごめんなさい。』
その言葉を忘れてしまう。
さらに、ボコボコにされる。
早々とその言葉を使うと、余計に怒られるから、よく考えて
その言葉を使わなくてはいけない。
弟は、そこまで考える余裕もなかっただろうから…
いつも余計に怒られていた。
そんな弟を
馬鹿だな…と思いながら見ていた。
私と弟は、空手を習わされた。
父の知り合いの人の所だ。
私は家に居るより全然良かった。
弟は、いつも私の横に居て、痛いよ~と泣いていた。
父から厳しくお願いされていたらしく…
弟は道場でもいつも怒られていた。
私は結構できる方で、女なのにと誉められていた。
そんな私は完全に弟を下に見ていた。
男のくせに…
父や空手の先生も
よく言っていたから
私も弟にいつも
言っていた。
父の機嫌とりを
私はいつもしていた。
父が書道が好きだから…
好きでもないのに、習いたいと言って、私だけ習わせてもらったりした。
小学二年生の頃から
色々な賞を書道で
もらったりした。
父は近所の人や
親戚などに自慢していた。
その分、弟はみんなの前でけなされていた。
弟は、
お姉ちゃん、すごいね😊
自分がけなされているのに、ニコニコして私の顔を見る。
その頃から
親の前以外では
ほとんど弟とは
しゃべらなくなっていた。
弟が小学生になってから、宿題を見てあげなさいって毎日言われた。
夏休みと冬休み…
すごく面倒だった。
教えるのが面倒で
無言で、ほとんど私がやっていた。
お姉ちゃん、
ありがとう🎵
お姉ちゃんは
頭いいね~👏
あんたのためじゃないよ…
早く遊びたいから。
そんなある日
宿題を私がやってるのが母にばれた。
母は、何もいわず…
父に言った。
父は、弟を灰皿で
殴った。
弟が私にお願いして私が仕方なくやったと勘違いしたからだった。
私は、何も言えず…
ただただ見ていた。
宿題を自分でやらない弟が悪いんだ…
私は悪くない…と
心の中で自分に言い聞かせていた。
弟は、何も言わず… 黙って、怒られていた。
父がお姉ちゃんに
謝れと怒鳴って…
弟は泣きながら
土下座して…
お姉ちゃん、
ごめんなさい。
と、言った。
弟の額には
血が流れていた。
小学四年生の頃
私たちは転校した。
新しい家を建てたからだ。
引っ越した所は小さな村だった。
そんなに離れていない場所だったから
習い事は続けさせられた。
新しい学校は…
私はすぐ友達ができて楽しかった。
弟はひどいいじめにあっていた。
顔には抓られたアザ
耳も切れるほどに抓られたアザ
みんなのかばんを持たされて蹴りをいれられたり…
私は、可哀相じゃなくて、他人のふりをしたいくらい恥ずかしかった。
父からは、情けないやり返せ❗と家でも殴られて…
母の後ろにいつも
隠れるように座っていた。
母から、また弟の面倒を見るように言われて…
手を繋いで学校へ行った。
休み時間とかも私の教室に逃げてくる弟
大人ぶっていた私は恥ずかしくてたまらなかった。
この状況から逃れるには、いじめっ子をやるしかないと思った。
朝、手をつなぎ登校して、真っすぐ弟の教室に行った。
早くない登校だから
教室にはほとんどの
人がいた。
お姉ちゃんと手つないでるよ~と
いじめっ子のグループの一人が馬鹿にしていた。
弟にあいつら❓
と聞いた。
相手は男四人に女二人…六人。
うん…。私の後ろに隠れた弟。
何も考えずに走って殴ってやった。
女の子はキャーっと叫んで逃げた。
小学生って言っても やんちゃな男の子
四人…。
私も小学生の女の子
私の髪の毛はボサボサになり、殴られたし蹴られた。
慣れてるせいか…
全然平気だった。
椅子をもって振り回し、倒れ込んだ所に
蹴りを何発も入れていた。
教室はものすごい騒ぎで先生たちが止めに入ってきた。
生徒指導みたいな教室に連れていかれた 。
母が呼ばれ、
父も仕事場から学校に駆け付けた。
いじめっ子たちの親も学校に呼ばれて
別室で話していた。
父も母も…
私達の事を全然怒らなかった。
いじめっ子達の親の前に連れていかれて 先生が謝るように
言ってきた。
弟はすぐに謝った。
私は無言でたったまま、謝らなかった。
父も母も、頭を下げることはしなかった。
逆に、校長と先生を怒鳴っていた。
お前らがちゃんとしてないからこうなったんだろ🔥
先生達は黙ったままだった。
いじめっ子の一人が病院に行くから病院代を払ってほしいと言ってきた。
家の息子も病院に連れていく。
そして心の傷があるからカウンセリングも受けさせる。
お前ら親と学校が責任をとれるのか。
と、そんなことを父が怒鳴っていた。
私は子供ながらに…
嘘つきだ。でもそいいう風に話するんだ
へぇ~。と冷静に
目の前のやりとりを
見ていた。
今でいうモンペってやつになるのだろうか…。
今でいう虐待ってやつになるのだろうか…。
私には
間違いなく
父の血が多く流れていた。
父が押し切って
病院代の話はなくなった。
いじめっ子の親と子供らが弟に謝った。
校長と先生達も
私達親子といじめっ子親子に頭を下げた。
私は、意地でも謝らなかった。
それから普通に学校の生活をして
家に帰ると…
父はお酒を飲んでいた。
私を隣に座らせて、よくやったと笑っていた。
弟は、お姉ちゃんを見習えといつもの説教が始まった。
この日、上機嫌な父は暴力はなかった。
弟には男は男らしくしろ❗
と厳しいのに…
女である私は決して女らしくないのに…
逆に誉めてくれる。
ただ単に、父の好みだったんだろう。
私は、父が言うことは『絶対』という環境で育ったせいか…
父が言うこと、
父がすること、
どんな事でも
何の疑問も持たず
すべて正しいと思っていた。
父に逆らう事、
父に疑問をもつ事、
父と反対の意見をもつ事、
そういうことは
恐怖でしかなかったから、考えるのも怖かった。
その日から
先生の態度が変わった。
問題児…完全に気を使っているのが伝わった。
弟はいじめはなくなったが…なかなか友達はできなかったようだ。
それから少し時間がたち、友達はできたが女の子とばかり遊んでいた。
私は、友達というよりも…周りから
女番長あつかいだった。
家での生活は相変わらずだった。
親の顔色をうかがいながら…いい子でいた。
弟は、成長する度に
父からの暴力は増えていた。
父の思うように
育たないから…。
ご飯抜きの日も増えていった。
母がこっそり食べ物をあげるからと…
残り物の食べ物はすべて捨てていた父。
それでも母が何か食べ物をあげるのを見つけると…弟が鼻血を吹き出していた。
父と母と私が食事をしている時は
弟は外で正座させられていた。
私は、弟が悪いのだと何の疑問もなく
そういう生活に慣れていた。
父は週末になると
必ず筆箱検査をした
鉛筆五本、ちゃんと削ってそろっているか。
消しゴム、赤青えんぴつ、定規…
父は母と歳が20離れていた。
おじいちゃんに近いくらい昔の人。
シャーペンとかペンなどは駄目だった。
鉛筆や他、足りなかったり削っていない本数分、ゲンコツ。
並んで入っていないとゲンコツ。
最後に説教と筆箱で殴られる。
分かっていた私は、ちゃんと週末には
筆箱を整理して、念のため他の学校用品は整理していた。
たまに、ノートなど見られるから。
弟は、わざとなの❓というくらい毎回叩かれていた。
分かっているのに…
なぜやらないのか❓
本当、馬鹿だ。
と思っていた。
ある日、父が知り合いから犬をもらってきた。
庭に犬小屋を作り、
飼うことになった。
私は全然興味がなくどうでもいい感覚だったが、
父の前では大喜びした。
弟は、今までに見たことがないくらい喜んでいた。
それからは、友達と遊ぶこともなくなり犬といつも遊んでいた、弟。
父から怒られると
犬小屋に入りいつも泣いていた。
この頃…
弟が私に言ってきた事がある。
『お姉ちゃんは大きくなったら何になりたいの❓』
『金持ちと結婚して専業主婦。』
『僕ね、お姉ちゃんより大きくなって、お姉ちゃんのお姉ちゃんになりたいんだ😊女の子になりたいんだ。』
『馬鹿じゃないの⁉
無理に決まってんじゃん。他の人には言わないほうがいいよ。笑われるから💧』
黙ってうつむく弟。
その時の私は、
本当、馬鹿だ…。
深く考える事なんてあるはずもなく、鼻で笑って相手にしなかった。
今、大人になって
あの言葉を思い出す度に…胸がしめつけられる。
私より大きくなれば怒られることがなくなると思っていたのだろう…。
女の子になれば、
怒られることがなくなると思っていたのだろう。
怒られた意味なんて
弟の耳には聞こえていなかったんだと
思う。
考える事もできず、恐怖しかなかったんだと思う。
何で、僕ばかり…
小さな体で震えながら泣き…
それしか考える事ができなかったんだと思う。
今なら分かるのに…
どうして私は……
私が小学六年生の時 のクリスマス。
サンタが父であることを知っていた私。
父の前では知らないふりをして…
無邪気に喜ぶ子供🎵のふりをしていた。
弟はサンタを信じきっていた。
私は毎年何かしらプレゼントを貰っていたが、弟はお利口さんじゃないからと
プレゼントは小学生になってからもらえずにいた。
今年は、テストで良い点数がもらえたから絶対にサンタさんが来ると楽しみにしていた弟。
枕元に靴下を起き、
布団に入って
私は弟に言った。
『サンタなんて居ないんだよ。
お父さんが買い物に行って、車にプレゼントを隠してるんだよ。私達が寝た後、
お母さんがプレゼントを置くんだ。』
弟は、
『嘘だ❗本当にサンタは居るんだよ。僕頑張っから、今日はサンタがくるってお母さんが言ってたもん❗』
『あっそ。じゃ、寝たふりでもして起きてればいいじゃん。おやすみ~』
それから弟が
起きていたかどうかはわからない。
朝起きると二つプレゼントが置いてあった。
弟はプレゼントを
持って跳びはねていた。
『お姉ちゃん、サンタさんが来たよ🎵
でもね、お母さんがプレゼント置くのみたよ。本当にお父さんがサンタさんだったんだね~。
僕のお父さん、すごいねぇ~❗』
『はぁ…。誰にも言うなよ💧言ったら叩かれるからね。』
寝起きで話すのも
面倒な私は、私が話したのがばれなければいいや…それしか思わなかった。
プレゼントの中は
私がうさぎのぬいぐるみ。
弟は犬のぬいぐるみ。
正直…私は全然嬉しくなかった。
弟はすごく嬉しそうだった。
いつも通り、父や母の前では思い切りの笑顔で喜んでみせたけど…。
弟はそれから
そのぬいぐるみを肌身離さず持っていた。
学校に行く時は、
『待っててね😊』
いつもぬいぐるみと話していた。
ある日の週末…いつもの筆箱検査がいつもより早く始まった。
私はいつも通り誉められて終わった。
弟は筆箱を学校に忘れてしまっていた。
お酒を飲んでいた父はいても以上にキレはじめ…ビール瓶で弟は殴られた。
瓶は割れて、破片が飛び散った。
今から取りに行ってこい❗
弟は泣きながら返事をして家からでていった。
少しして…玄関の音がした。
弟が帰ってきた。
学校はバスで行く距離…。
父は立ち上がり 玄関へ行き、自分の下駄で弟の頭を殴った。
今までに聞いたことのない音…。母が弟の元へ飛び込んで行った。
坊主頭の弟の頭は パックリ割れていた。
でも…血がでていない。
母が弟を抱き寄せていた。
父は、学校に取りにいく事なんて無理なのに行こうとしたことが可愛くない。
そんな事を怒鳴りながら、傘で殴っていた。
すると、弟の頭からドロドロした黒いものが流れ出した。
玄関は血の海…。
母は急いで弟を抱き抱え、タオルで傷を押さえて、泣きながら救急車を呼んだ。
父は無言でお酒を飲み始めた。
母は電話で話していた事。
『子供が転んで頭を怪我しました。』
しばらくして
母と弟が帰ってきた。
頭には網みたいのをつけていた。
8針縫ったらしい。
父は寝ていた。
弟は『僕の頭メロンみたいでしょ😊』
笑っていた。
私は無視をした。
ビール瓶で殴られたんだから…
細かい傷もあったはず。
傘で殴られたんだからアザもあったはず。
今までの古傷もあったはずだ。
あの頃は私もまだ子供だったから深くは考えなかったけど…
病院は…不思議に思わなかったのだろうか。
多分、小さい頃から通っている小さな町医者だったから…
問題にならなかったんだろう。
今の時代なら…
何かしらの動きはあったはず。
今だから思うけど…
母はどんな心境で
こんな日々を送っていたのだろう。
私と同じで父が怖かったのか…。
それとも、父を愛していたのか…。
それは今でも…
聞けないままだ。
私は中学生になり
生活がだいぶ変わった。
小さな村の中学校だけど…色々な小学校
から集まってきて
始めて顔を合わせる人がたくさん居た。
ヤンキー校で有名な中学校だった。
小学生の頃、
私が無視をしていた子の姉が先輩に居たために…
すぐに呼び出され
ヤンキーの先輩達に囲まれた。
相手は女だったから
返り討ちにできた。
その中に居た女の彼氏がちがう日に仲間を連れてきた。
朝、教室にヤンキーの男三人が入ってきて…私はトイレに連れていかれた。
殴られて、蹴られて
頭から水をかけられた。
慣れては居たけど…痛かった。
ほうきの棒が転がっていた。
それを掴み、後ろ姿の男三人の真ん中目掛けて振り下ろした。
頭に命中した。
うずくまった男の
両脇の二人が襲い掛かってきた。
左側の男の顔面めがけて棒を突き刺した。
右側の男が私の髪の毛を掴み振り回した。
一人なら余裕だ…。
体勢を整えて、
顔面にひざ蹴りを打ち込んだ。
鼻血を出し、うずくまっていた所に蹴りを入れようとしたとき、先生達が止めに入ってきた。
小学生の頃と
違って…かなりの
苦戦だった。
制服もボロボロ
髪の毛もボサボサ
口は切れて
右目は開かないくらいだった。
この時も
改めて思った…。
あの父の血が
誰よりも多く流れている…と。
それとも
家での光景があるから自然とこうなってしまうのか…。
家でのストレスが
こういうときに爆発してしまうのか…。
私自身…そういう自分を抑えることが
できずにいた。
私は保健室で治療をしてもらった。
何があったのか
聞かれたけど…
何も話しなかった。
生徒指導の教室へ連れていかれると…
父が座っていた。
私の顔をみるなり…
やったのはどこのどいつだぁ🔥と暴れだした。
先生に押さえられ、
先生が事情を話だした。
学校側が責任をもって相手側と話をします。
父は、机をひっくり返し…私を連れて家へ帰った。
『どっちが先に手を出したんだ。』
父が聞いてきた。
『私からじゃないです。』
『そうか。わかった。』
それ以上何も言わなかった。
家へ帰ると母が
『女の子なのに…』
それがどういう意味だったか分からない。
女の子なのにそんな顔にされて…。
女の子なのにこんなことして…。
母とは普段から会話がない。
家の事を手伝いさせられていたが、
台所に二人で立っていても会話はない。
母からは何も聞かれなかった。
父に言われて…
母に連れられ
いつもの病院へ行った。
軽く診察を受け、
傷の手当てをして
終わった。
診断書を書いてもらって家へ帰った。
その夜、担任から
電話がきた。
細かい話はよく分からなかったが…
明日からしばらく
担任が送り迎えを
してくれる事になった。
後から知ったが、
診断書をもって母が学校に来たらしく
相手側から治療費を
もらったらしい。
次の日、担任が迎えにきた。
担任はまだ若い女の先生だった。
小学校から色々話を聞いていたらしく…
あれこれ聞いてきたが、覚えてないと
言って、ほとんど会話はしなかった。
家の事情みたいのも
聞いてきたが、
ろくに返事もしないで、会話は終わった。
今回の事で
問題児の先輩達から目をつけられたから
しばらくは、安全を考えて送り迎えをすることにしたと言われた。
私は、周りの同級生からも避けられてしまって、中学一年の時はほとんど友達ができなかった。
仲の良かった友達が二人いたが、
完全に態度が変わってしまって…
関わりたくないという感じで離れていった。
私が相手の立場だったら、きっと同じく距離を置いただろうから、仕方ない。
その頃の弟は
小学五年生なのに
ほぼ毎日おねしょしていた。
道路からまる見えの
家のベランダ…
父が通学時間に
わざとおねしょ布団を干していた。
常に爪を噛んでいて
いつもオドオドしていたのを覚えてる。
爪はほとんどなくて
皮を噛んでいる状態だった。
酒の量が増え、
酒浸りの毎日になっていた父。
ダンプに乗っていたが、仕事がない日や
早く帰ってきたりする日が増えていた。
理由もなく、
いきなり弟に、灰皿やコップが飛んでいた。
痛いよ~と泣く弟に
メソメソしてんじゃねぇ🔥と決まって
蹴りがはいる。
母が覆いかぶさる。
母から弟を引きずり出し外へ投げ出される。
それから弟は何時間も外で正座。
おしっこを漏らしたりしていた。
それを横目に夕飯。
これの繰り返し…
日常の光景だった。
🙇主です。
ここまで呼んで下さった方…もし居らしたらですが💧
ありがとうございます🙇
ここから書くことは
正直、自分自身が
怖くてうまく書けないかもしれません。
こんなひどい話を
読みたくない、
見たくないと
言われると思い…
正直、ここで辞めようかと迷っています。
でもこの話は、
ノンフィクションと
フィクションを少し混ぜては書いています。
誰にも言えなかった
過去の話をすることで、気持ちが少し楽になるかな…と
そんな勝手な自己満足で書き始めました。
申し訳ありません🙇
どうか、ご意見の方
よろしくお願い致します。
中学一年の頃の
三年生の卒業式にはだしてもらえなかった。
休み時間なども
しばらくは職員室などに呼ばれ、先生達が常にそばにいた。
おかげで、勉強はできたが、友達はできなかった。
弟は、顔や体に傷が増え…学校にあまり行かせてもらえなくなっていた。
先生がたまに家に来ていたが、本人が学校に行きたがらないとか、具合いが悪いとかの理由を母が話をしていた。
弟は学校に行きたかったはずだ。
無理矢理、不登校にされた。
中学二年になると
自然と友達…というか仲間ができた。
家では優等生。
学校では不良生徒。
見た目はかなり地味で勉強もできる方だった。
不良グループを影でしきっていた。
ほぼアル中の父と
無関心な母。
色々と騙したり、
ごまかしたりするのは楽だった。
弟は、母が働きにでてしまったので、
かばってくれる人も
いなくて…
服もボロボロで部屋の隅っこに体育座りしていたのを覚えてる。
母が働くようになったら、父は仕事を辞めた。
母は昼も夜も働いていた。
疲れからか…
目の前で弟が殴られたりしていても
かばうことがなくなっていた。
死んじゃうよ…
そんな時だけ止めに入り、かばうというよりは面倒は嫌だというかんじになっていた。
夕飯は私が用意することが多かった。
材料だけは母が買っといてくれて
適当に作っていた。
洗濯も、朝母が干して、夜私がたたむ。
父と弟だけ、何か
時間が止まっているような…
二人だけの空間にいるような…
そんな毎日になっていた。
母には他に彼氏ができていた。
電話でしゃべる母をみて内容は知らないけど…分かった。
特に、何の感情もなかった。
父にはお金と酒を与えておけばいい…。
そんな感じだった。
私と会話がなかったのは前々からの事。
弟との会話やふれあうこともなくなった
母…。
弟の傷の手当てをすることもなくなった
母…。
この家の中で
存在の価値、意味がある人なんていない。
私は、そんなことを
ふと思った事を
覚えてる。
私は学校でイジメを
繰り返していた。
理由なんて何でも良かった。
誰でも良かった。
無視を指示したり
トイレで腹を殴ったり蹴ったり…。
夕飯を用意して
父が寝てから…
こっそり夜遅く
遊びに行ったりしていた。
夜も、誰でもよかった。
気に入らない奴に暴力を振るっていた。
何人か付き合った奴もいた。
それも誰でもよかった。
中学三年生の半ばくらいまではそんな生活をしていた。
特に何の感情もない私にはその頃の記憶はそれくらいしか残っていない。
中学三年生になり
シャーペンを初めて使った。
弟は学校に行ってないし、
筆箱検査もなくなったから、私は自由に好きな文房具を使うことができるように
なっていた。
そして…
父は、肝硬変になっていた。
血を吐きながらでも酒を飲んでいた。
具合が悪くなるにつれ…弟への暴力はなくなって行った。
そんな力さえなくなるくらい病状は悪化していたのだろう。
中学三年生の半ばくらいに、父はやっと
入院した。
母が病院に行ったりしていたが、
私は頼まれても行くことはなかった。
弟はもちろん、
病院に行くことはなかった。
母も仕事と病院と男で…家にはほとんどいなかった。
お金と食べ物の買い置きはしてくれていた。
弟と二人の時間…
私から話す事はなかった。
弟は中学生になっていたが、全然中学生に見えない。
入学式には出たが
それからは学校に行っていない。
私の弟だと誰も知らなかった。
私は仲間達に自分の事はほとんど話さなかったし、
無口で何を考えているのか分からないと
よく言われていた。
当たり前だ…。
何も考えていなかったから。
仲間達は私には家庭の事情を聞いちゃいけない…みたいに
自然となっていた。
気に入らないと
仲間でも関係ない…
言葉よりも先に手がでていた。
無言で首を押さえ込む…。
だまれ❗という意味
仲間…ここでは
そう表現してるだけで、私だけは本当の仲間ではなかった。
弟が、
『お父さんはどこにいったの❓帰ってこないの❓』
『帰ってこれないんじゃないの…知らない。』
夕食の時間…
弟は普通に食べれることに、嬉しさが顔や態度にでていた。
でも、胃が小さくなっていたのか…
すごい少食で、
よく吐いたりしていた。
私が帰ると、私の後をにこにこして、
ついて回った。
お風呂が大変だった。
毎日風呂に入らせてもらっていなかった。
匂いがきつくなったら、季節なんて関係なく、父が水をぶっかけるだけだったから。
風呂の入り方が分からないでいた。
今更だけど…
父も最低。
母も最低だ。
私は
弟を風呂に連れていき、タオルで下を隠させて、体と頭を洗ってやった。
下だけは自分で洗えと言って、風呂の入り方を教えた。
父がいなくなって
弟は、パジャマを初めてきた。
私が母に置き手紙で
弟のパジャマや下着
服を買ってくるように頼んだ。
母は、たまに顔を会わす程度だった。
『学校、行かせないの❓』
私から切り出した。
『あんたが連れていってくれるの❓』
『ふざけんなよ…。
てめぇがつれてけよ』
母があの目つきで
私をみた。
『何なのその言葉遣いは🔥いつからそんなになったの🔥』
私を平手打ちした。
私は全然怖くなくなっていた。
壁を思い切り殴り
『うるせぇんだよ…
学校に行ってまで子守させんじゃねぇよ🔥』
初めての口答え…。
初めて感情を出した気がした。
その日から
母と顔を合わせても
会話はなかった。
中学三年生の半ば…
普通は進路の話をするのだろう。
母は忘れていたのか 避けていたのか…
三者面談さえも
来てくれなかった。
担任が家へ来ると言って、家にくる日。
母はさすがに家にいた。
弟を隠すように、
別の部屋に居させた。
先生は、この辺で
1番頭の良い女子校を進めてきた。
母は、この子は何も話してくれなくて…
と上品ぶった態度で話をしていた。
本人に決めさせます。と言い、
先生と母が私を見た。
『高校に行く気ありません。』
先生も母も驚いた様子で、偉そうに二人して話をしだした。
私は返事もせずに
立ち上がり、家をでていった。
その後のことは…
知らない。
学校でも担任から何度も話をされた。
私は早く家をでたくて…高校に行きたくなかった。
母からは何も言ってこなかった。
そんなある日…
休み時間の教室にぶかぶかの制服を着た弟がきた。
何が起きたのか
分からないくらいの衝撃だった。
弟の所へ行くと
『お姉ちゃん、鉛筆と消しゴムちょうだい。』
私は、急いで自分の席に行き、弟に筆箱ごと渡した。
『もう来るなよ』
『ごめんなさい…』
私は胸がドキドキしていた。
そのまま保健室に行き、具合が悪いと嘘をついて学校を早退した。
その日、弟の帰りを家で待っていた。
弟がいない家は…
すごく静かだった。
早めに夕飯を作り、
洗濯と掃除をした。
『ただいま~』
玄関に走っていった。
『学校、行ったの❓』
当たり前の事を聞いた。
『うん。お母さんと一緒に行ったんだよ。お姉ちゃんのペン使い方分からなかったけど、友達が教えてくれたんだ😊』
そう言って、かばんの中から筆箱を出して私に渡した。
『やるよ。』
『いいの⁉やったぁ~🎵』
すごい喜んでいた。
学校なんて久しぶりすぎるくらいに行った弟。
授業なんて分かるはずがない。
私は、弟のかばんの中からノートを取り出し見た。
犬の絵や人の絵が書いてあった。
いつから…弟の頭の中は止まっているのだろうか。
ふとそんな事を思ったが、
私には関係ない…と
ノートをしまった。
その日の夜
私は母の帰りを待っていた。
結局…母の帰りまで起きてられなくて、
茶の間で寝てしまった。
母が帰ってきたのは朝方だった。
『ちょっと、どこで寝てんのよ~』
『ぅぅん…マー、学校にいたよ…。何で…。』
寝ぼけながら言った。
『あんたが言ったんじゃない』
『ノートに絵書いてたよ…。ヤバいんじゃないの。』
『そんなこと、言われてもね~。何かあれば先生くるでしょ』
『文房具買うから…金。』
『はいはい。どうぞ。』
そんな会話をして、
部屋に行こうとした時…
『お父さんは…
どうなの…❓』
『変わりないわ。
あんたに会いたがってたわよ。』
私は返事をせずに部屋へ行った。
朝、弟と顔を合わせた時…
もう教室に来ないように言った。
何かあれば、家で話すように約束させた。
まぁ…後もう少しで中学生活も終わる。
そんな事を考えながら、弟を先に出して少ししてから家をでた。
学校は進路の話ばかりだった。
先生があまりにも
しつこいから、
レベルの低い…
ヤンキー高校で有名な学校を選んだ。
行かないよりはいいってなって…
推薦で入れることになった。
親に、私から言うのが面倒だから先生が勝手に連絡とって
母に伝えるように
頼んだ。
父の事をたまに聞かれたが、生きてます。そう答えるだけだった。
弟と二人だけの時間を過ごすようになってから…
私は自然と家にいるようになっていた。
弟が嬉しそうに
教科書とノートを
テーブルに広げ…
ノートに絵を書いていた。
私は、無言でテレビを見ているふりをしてその姿を見ていた。
『学校…楽しい❓』
『うん🎵みんな優しいよ。』
『勉強、意味わかんの❓』
『全然分からないんだ。でも頑張って先生の言うこと聞いてるよ😊』
私は、無言でノートをとり、足し算、引き算、掛け算、割り算の簡単な問題を書いた。
弟は足し算と引き算はできたが、
掛け算と割り算はできなかった。
その日から、
学校が終わってから
算数の勉強を教えた。
漢字の練習もさせた。
弟はすごく喜んで、
毎日勉強していた。
学校の出来事などを
犬のぬいぐるみじゃなく、私に話をしてきた。
私は、ろくに返事はしなかったが、
話はちゃんと聞いていた。
弟の腕には、ヤンキーでもないのに、根性焼のような後が何個もあった。
首にも二つあった。
今、思えば…
この時が1番幸せな
落ち着いた時間だったかもしれない。
そういう時間を
神様はたくさん
与えてくれなかった。
中学三年生の最後の冬休み。
母に、突然…
弟と私は父の病院につれていかれた。
変わり果てた姿に
びっくりしたのを
覚えてる。
話すこともできなくなっていた…父。
私の目をずっと見ていた。
母が一人でずっと
しゃべっていた。
その日の夜中…
父は死んだ。
新しいレスの受付は終了しました
お知らせ
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
わたしはあなたたちがきらい4レス 94HIT 瑠璃姫 (10代 ♀)
-
勉強する皆、すとぷり、アイドリッシュセブン、嵐0レス 37HIT 小説好きさん
-
満員電車とアタシとイケメン痴漢38レス 1293HIT 修行中さん
-
君は私のマイキー、君は俺のアイドル9レス 197HIT ライターさん
-
タイムマシン鏡の世界9レス 230HIT なかお (60代 ♂)
-
神社仏閣珍道中・改
(続き・錫杖経現代語訳・第八条より) 衆生とともに願う。 …(旅人さん0)
356レス 12132HIT 旅人さん -
北進
嘘つきは北進のはじまり高恥順次恥知らずに飲酒運転しかも指摘されて逆ギレ…(作家志望さん0)
25レス 546HIT 作家志望さん -
わたしはあなたたちがきらい
【ちょっと】 妹の名を今津葵(あおい)、「私」の名を今津翠(みどり)…(瑠璃姫)
4レス 94HIT 瑠璃姫 (10代 ♀) -
私の煌めきに魅せられて
「今のは暴力未遂、恐喝に当たるから法で裁いて貰ってもいいんですけど,,…(瑠璃姫)
81レス 1038HIT 瑠璃姫 -
満員電車とアタシとイケメン痴漢
最終的に年収は650万を目指したい 転職時には450万はクリアし…(修行中さん0)
38レス 1293HIT 修行中さん
-
-
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②4レス 149HIT 小説好きさん
-
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?11レス 167HIT 永遠の3歳
-
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令1レス 199HIT 小説家さん
-
閲覧専用
また貴方と逢えるのなら16レス 482HIT 読者さん
-
閲覧専用
今を生きる意味78レス 539HIT 旅人さん
-
閲覧専用
また貴方と逢えるのなら
『貴方はなぜ私の中に入ったの?』 『君が寂しそうだったから。』 『…(読者さん0)
16レス 482HIT 読者さん -
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 149HIT 小説好きさん -
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 167HIT 永遠の3歳 -
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 199HIT 小説家さん -
閲覧専用
おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1430HIT 檄❗王道劇場です
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
不倫相手を忘れらず、家庭に向き合えません
昨年から今年の1月まで社内不倫をしていました。妻にバレてから会社を辞めましたが、彼女のことが忘れられ…
14レス 491HIT しゅん (30代 男性 ) -
慰謝料請求の取り下げ、励ましください( ; ; )
20代結婚2年目です。 1年目のとき夫に不倫されていました。 相手女性と一悶着あり、今後一切…
15レス 357HIT 通りすがり (20代 女性 ) -
料理が壊滅的な姉
姉が壊滅的な料理下手です。 私が見てる横でレシピ通りに作っても味にコクがなくて薄くなるし、魚料…
20レス 376HIT おしゃべり好きさん -
ディズニーランドは何歳から一人だけで行ったの?
みんな、何歳から一人だけでディズニーランドに行ったの? うちの6歳はまだ1人だけでディズニーランド…
9レス 286HIT 教えたがりさん -
法的規制厳しくなってきた
最近ふと思う。昔というか、あの昭和のころよりいろいろ規制、法的規制厳しくなってきた気がする。道徳的好…
10レス 258HIT なかお (60代 男性 ) - もっと見る