泚目の話題
勝手に再配達の日時を倉えられたずき
䞍機嫌な態床になる倫ずの接し方に぀いお
子䟛いるから無職になっお生掻保護

🌷自分を遺すずいうこず ① 

レス81 HIT数 4847 あ+ あ-

☆リゲル☆ ♀ ldKe 
10/06/07 19:22(曎新日時)

党くの初心者です。



 気のむくたた、自分の思いず生き方をのんびり蚘録しおいこう 
そう思ったのは、
新しい私が生たれた日。


ただ本調子ではないこの身䜓で 

自分を蚘録しおいきたす。

フィクションずノンフィクションを織り亀ぜながら



時間の蚱す限り、遺したす 。



 初めたしお☆

No.1339422 10/06/05 19:04(スレ䜜成日時)

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No.1 10/06/05 19:10
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

真っ暗闇の䞭、
初めお経隓する猛烈な痛みず戊っおいた。
自分で遞んだ遞択だが、気づかないふりをしながら、
自分で自分を痛め぀けおいるのかもしれない。

意識しおも止たらない涙。
痛みには匷いはずの私だが、
意識に反しおこれでもかず蚀うほど流れ萜ちる涙 

お肌の也燥には過剰なくらい気を぀けおきた。



その私が、身䜓䞭の氎分が枯枇するくらいの涙を
ただ流す。

涙で䜙蚈に痛みが増す。

ただただ時間が過ぎるのを埅っおいた。

No.2 10/06/05 19:14
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

ふっず目が芚める。

痛みは幟分か治たっおはいたが 
䞍自然な脱力感ず、䞍自然な噚具で、
私の身䜓は拘束されおいた。


少しくらい䞍自然、䞍自由なほうがちょうどいい 

そう、これは自分が自分に䞎えた眰なのだ。



 今たで重ね続けた嘘や
 今たで重ね続けた眪の結果だから。




正面から受け取め、痛みに姿を倉えた眰を受けよう。

No.3 10/06/05 19:21
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )




あれは蒞し暑い倜。自分の意識ずは党く別の堎所からのスタヌトだった。

初めお䌚った時から本胜的に倧嫌いだった男 。
圓時流行りの芞胜人を真䌌しお、
職堎には䞍䌌合いな鮮やかなシャツを着おいた。
囜立倧孊を卒業し、
䞖間で蚀う゚リヌトの道を歩いおいた。

高飛車な性栌をそのたた顔に描いたような、どこか冷たい顔立ち。

仮面をかぶっお倧笑いする衚情。
女を芋䞋したような返事。
 なにより、私ず倉わらない皋の身長。

No.4 10/06/05 19:26
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

党おが「倧嫌い」の芁因。


「メアド教えおよ。持っおるでしょ。」
䞊から目線の申し出に、いちいち理由を考えるのが面倒くさい。


「  」
その蟺にある、ミスコピヌ玙の切れ端に
党く気持ちのないアルファベットを䞊べお枡した。





党おの始たり。





そう、間違いの始たり だった 

No.5 10/06/05 19:30
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

皋なくし、


䜕がどう間違ったのか、私は皮匵りのシヌトに座っおいた。


高玚車 


倜の街灯をピカピカにう぀すボンネット。慣れない座り心地の真っ暗な皮匵りシヌト。



それたで、いく぀かの助手垭で愛想笑いを返しながら、
『笑顔の玠敵な女の子』を挔じおきた私は

その日も党く普通に女の子を挔じた。普通に 普通に 嘘を぀く。

No.6 10/06/05 19:35
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

初めの嘘を぀いお、䞀幎埌 

助手垭の次に座っおいたのは、結婚匏の新婊垭 


圓時では最先端の高玚レストランり゚ディング 

むタリア補のシルクのドレスにカサブランカのブヌケ


䞻圹の私は、呚りの歓声には酔いしれ

慣れた笑顔を振り撒きながら、䞻圹を挔じおいた 



挔じるこずに、党く違和感を感じない、若いあの頃。

隣にいる若䜜りの新郎は
八重歯をキラツカセ、笑っおいる。
 䞍自然な八重歯。


 私の笑顔以䞊に䞍自然な八重歯がキラリ 

No.7 10/06/05 20:31
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

結婚匏の䞻圹は花嫁だから 

そう䜕床も八重歯の男は蚀葉にしたが、
蚀葉以倖の珟実の郚分では党く違った。
 䜜り蟌たれた招埅客。
 䜜り蟌たれた挔出。
䞻圹の意芋は党お壊され、゚リヌト意識の匷い遞曲に、匕き出物  


芋た目や䞖間䜓が䞀番
芪の䟡倀芳が二番


 最埌に新婊の意芋。




そこから歯車が少しず぀ずれおいたのかもしれない 

No.8 10/06/05 20:34
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )




 新婊は、少し老いた父芪ず、厳しい家庭で育った母芪の長女ずしおこの䞖に生たれた。
極普通の家庭 
極普通の育ち 


普通ずは私自身にピッタリの蚀葉


そう思っお成長 


普通
普通っお

No.9 10/06/05 20:41
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

老いた父芪は、二床目の結婚だった。


若くしおの初めおの結婚は、倱敗そのもの。
家事を党くしない幎䞊女房は、いわゆる抌しかけ女房だった。蚀葉の通り身を现めお手に入れる絊䞎は
党お幎䞊女房の買い物費甚ずしお消える。
喧嘩は時に流血  


気の匱い男が刃物を持ち出す蚳もなく、
鋭い刃物を振り回すのはい぀も幎䞊女房 


私の蚘憶では、こう残っおいる。


そのうち、ひょっずしたきっかけで、
男はずいぶん幎䞋の女ず運呜の出䌚いをする。
ふっくらした女の手料理は、男の口ず䜓、そしお逓えたを満たした 



そしお、お腹に生呜が宿る 

No.10 10/06/05 20:49
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

幎䞊女房は新しい生呜の存圚に恐怖を感じおいた。

様々な手段を甚い、新しい生呜を狙った


 劊嚠䞭には、芋知らぬ茩たちの芋匵り 
 出産盎埌には、病院からの誘拐未遂 


自らに宿る新しい生呜を、秘密のたた攟棄し続けおきた幎䞊女房に
新しい生呜の誕生は恐怖そのものであった。

No.11 10/06/05 20:55
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

未熟児ずしおこの䞖に生たれた女の子は

父芪からも母芪からも愛され成長した。
いく぀かの犯眪ギリギリの出来事のほずんどは、女の子の蚘憶には残っおいない。
ただ䞀぀ 


10歳の頃  
倏䌑みの出来事。


い぀もは幌なじみず遊ぶ公園で、女の子は䞀人花摘みをしおいた。
ほっそりずした䜓に、お気に入りのミニスカヌト。
胞元にレヌスが぀いたシャツ。
ピンク色のリボンがお気に入りのサンダル。


薄暗くなった公園で、女の子に声をかけるひずりの男。


少し黄ばんだ癜いシャツに、よれたズボン姿の男 30歳くらいだろうか 

No.12 10/06/05 21:03
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

「 君、かわいいね。モデルにならないかい」


圓時、䞭孊生で芞胜界入りする女の子が続いおいた。
お揃いの衣装を纏い、ダンスをしながら歌い螊る。

 モデル ず蚀う蚀葉に、気持ちが揺れた。
幞い、今日来おいる掋服はお気に入りばかり。
少し躊躇しながらも、うなづいた。



蚀われるたたにポヌズを取る。
黄色いブランコで 鉄棒で 滑り台で 

順調にカメラのシャッタヌはおりる 

い぀の間にか、モデルずしおの笑顔は自然になる。



「いいね すごくかわいいよ 」
「そう 䞀番かわいい 」


黄ばんだシャツの男は、静かに耒め続ける 



「今床はあっちでもっずかわいい写真を撮ろうか 」

No.13 10/06/05 21:12
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

あっち



子䟛ながらに戞惑う。
䞀人 
知らない人 

 どこぞ行くの


さすがに䜕か違和感を感じる。
身の危険 

「 遠くぞいくず、叱られるから」
静かに答える。
「倧䞈倫さ。すぐに戻れるから。こんなにかわいいのに、写真撮らなきゃもったいないよ」

「でも、知らない人に着いおいくず叱られるから 。」
半分泣き声だった。



「そう じゃ仕方ないね。あの朚の䞋ならいい」

公園の隅にある倧きな朚。手入れの䞍足しおいる背の高い草で囲たれおいる。近くには、公園ず垂道を区切る、しげみがあった。



「仕方ないね 」
どこずなく冷たい口ぶりに、恐怖感が増した。
ここで垰ったら、この人、もっず怖くなるかもしれない 



意味䞍明な結論は、10歳の子䟛には仕方ない結論だったのかもしれない

No.14 10/06/05 21:18
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

倧きな朚の䞋で、私は座らせられおいた。
膝を立おお、小さくなっおいた。
黄ばんだシャツの男は、カメラ越しにじっず芋぀めおいた。

お気に入りのスカヌトが汚れおしたう、
咄嗟に立ち䞊がる。

「 ダメだよ、座っおなきゃ。」
カメラ越しに心地悪い声が静かにかぶさる。


黄ばんだシャツが目の䞊にあった。
痛い 草の䞊ずはいえ、お気に入りのスカヌト越しにおしりにゎツゎツずした感觊が突き刺さる。


䜓に力が入らない 
黄ばんだ袖から、现い指が芗いおいる。现い指は、倪ももに觊れた。冷たい湿った指。
觊れられた郚分から、どんどん力が抜けおいく 

No.15 10/06/05 21:25
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

声が声にならない

いや、気持ちが声にならない

ただ现い指がゆっくり倪ももから䞊がっおくるなが芋える

冷たい指、湿った指 


「○○ちゃん、本圓にかわいいね 」


かわいいず蚀う蚀葉を、初めお気持ち悪いず感じた。
かわいいず蚀う蚀葉を、初めお恐怖に感じた。



「かわいいね、本圓に 」
蚀い終わるか終わらないかのうちに、
奇劙な臭いが錻に入る。
脂臭いような、動物臭いような、奇劙な臭い 
黄ばんだシャツの男 の頭が、私の腹郚にきおいた。
现い指ではなく、倧きな手が、私の䞡方の倪ももを掎んでいた。
スカヌトがたくれあがり、くしゃくしゃになっおいた。



やだ やめお 

力が出ない、声が出ない、  動けない 

No.16 10/06/05 21:26
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

「おいっ」



急に倧きな声がした。
茶色の犬  違う 





  私は泣いおいた。

No.17 10/06/05 21:34
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

孊校の先生が座るようなシルバヌの机で、癜いノヌトに现かい文字を手際良くく曞いおいる女の人。

婊譊さんだ。
40歳くらいの婊譊さんは、本圓に優しい声で私の蚀葉を飲み蟌んでくれた。

埌日、母芪に連れられ、私は譊察眲に来おいた。
あの日、犬の散歩䞭だったおじさんに、私は運よく助けられた。

幞い、スカヌトの汚れは掗濯機で萜ちたし、脱げおいたサンダルも、たくさん撮られた写真も、党お私の元から離れるこずはなかった。
正確に蚀えば、写真は譊察眲のものになった。黄ばんだシャツの男のものにはならなかったから、私の元から離れなかったずいう蚘憶になった。







そしお、その男は 

No.18 10/06/05 21:37
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

黄ばんだシャツの男は  


幎䞊女房の知り合いであった。
そう 私は自分の名前を蚀わなかったのに、
あの時男が私に蚀った、私の名前 




そんな事をあずから思い出す。

No.19 10/06/05 21:42
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

あずから思い出す 


老いた父芪の再婚は、それ皋前ではなかった。
そう、私はいわゆる「めかけ」の子だった。
幎䞊女房が病でこの䞖を去るたで、父芪は戞籍䞊では幎䞊女房ず倫婊であった。

それでも私は愛されながら育った。
欲しくおたたらなかった、念願の子䟛。
老いた父芪には、蚀葉の通り目に入れおも痛くない嚘。





普通ず思っおいた、私の生い立ち。

No.20 10/06/05 21:45
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

八重歯の男ず倫婊になっお、䞀幎が過ぎた。


『 さんのお嬢さん
』
から
『 さんの奥様』
になった私。


そしお自然に芚えた挔技で、私は数幎間奥様を挔じた。
笑顔の矎しい奥様。
家事も育児もそ぀なくこなし、幞せな生掻を送る。


 幞せな生掻 

No.21 10/06/05 21:51
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

八重歯の男は、
倜の仕事も若䜜りだった。

若䜜りず蚀うより、はっきり蚀っおしたえば皚拙。自己本意。  。



薄く固い唇は、品なく乱暎に私に重なったし、
短く倪い指は、愛想もなく私の奥底を痛め぀けた。
固いだけが取り柄のJr.も、勢いに任せコントロヌルなくあっずいう間におずなしくなる。


こんな人を盞手に、週に䞀、二床、私はお勀めを果たすのが粟䞀杯だった。

No.22 10/06/05 21:57
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

月に䞀床、その勀めから解攟される期間がある。
日にちを数えおは、その日を楜しみに埅぀。


運悪く、その日が遅れた倜があった。
䟋のように、皚拙な動きに痛みを我慢しながら挏れる声を、八重歯の男は勘違いする。
䞀人勝手に膚匵させ その瞬間 





「うわっ やばい、血だよ。」


そう蚀い残し、バタバタず掗面所ぞ向かう男。




しばらくしお、私は䞋着を䞋だけ぀け、暗闇で寝そべる短く固いものを含んでいた。

挏れる男の声を遠くに聞きながら、
ただただ口を動かす。
愛情ではなく、嫌悪感だけが増しおいくだけ。
いく぀かの倜のヒトコマ。

No.23 10/06/05 22:00
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

可愛がられお育った私も、
綺麗事だけで生きおこれた蚳ではない。


䟋の皮匵りシヌトに座るたで、いく぀かの恋愛や恋愛ごっこをしおきた。



恋愛ごっこ。
それらは、䞖の䞭の䞀郚分の男ず思いたい。

No.24 10/06/05 22:15
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

優しげな笑顔を振り撒く、長身の男。
男は癜衣を纏う仕事をしおいた。長身に長い癜衣をひらめかせながら歩く男 先生は、20近くも幎䞊の劻子ある身だった。
私が通う病院で、時折すれ違うだけの関係だった。
ある日、蚺察を終え怜査を埅぀私は、小さな売店で軜いランチを探した。
レゞで小銭が足りずもたもたしおいるず、そっず千円札を差し出したのか、先生だった。

「䞀緒にお願いしたす。」
先生は慣れたように私の分たで支払いをし、笑顔でこういった。

「気にしなくおいいからね。」

No.25 10/06/05 22:16
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

それから、先生ずの関係が始たる。
病院の蚺察だけでなく、倧孊での授業をしおいた先生。
二十歳そこそこの私には新鮮な堎所ぞ連れおいっおくれた。
同幎代にはない魅力。
食事も、お酒も、倧人のキスも教えおもらった。
圓盎の合間には、ドラむブにも行った。い぀も私の䜓を気にしおくれたのは、職業柄だろうか

倧人のキスをしお、優しく抱き合い、手を繋ぎながらドラむブをするだけ。
愛人ず呌ばれる関係にはならなかった。私が拒めば無理はしない先生 。家族の愚痎を聞き、隣で笑っおいれば、楜しい時間は過ぎおいく。






気づかないふりをしおいた。
「この人も、奥さんを裏切っおるんだ」。

No.26 10/06/05 22:20
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

八重歯の男ずの間には、愛する子䟛が生たれた。
あれだけ矩務的な亀わりでも、子䟛は出来る。
幞い、家の埌継ぎ問題は䞀぀クリアした。


そう矩務的な亀わりでも、圹目は果たせた。

No.27 10/06/05 22:22
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

矩務的な亀わりを矩務的にこなし、
家事や育児もそれなり。

友達もどんどん増え、幞せな生掻を挔じるこずが圓たり前になった頃。





ある出䌚いの堎を芋぀けた。


文字ず文字による 出䌚いの堎。

No.28 10/06/05 22:33
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

それは家事育児に远われ、少しでも睡眠時間が欲しい私にはピッタリの堎所だった。
生たれ぀き、䜓の䞈倫でない私にはずにかく睡眠が必芁。



定期的か぀、矩務的な勀めない倜、䞀人垃団に朜り、そこぞ行くのが安らぎになっおいった。

No.29 10/06/05 22:38
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

雑談垌望。



そうコメントを曞いお間もなく、䞀人の男性が入宀する。
ず名乗る男は、既婚者だずいう。歳はひず぀䞊。
ありきたりの話をしながら、ふず自分の倉化に気が぀いた。



私、めちゃめちゃ笑っおる。
ずのやり取りは本圓に楜しかった。

の提案を断るものの、ほずんど自然にメルアドを亀換しおいた。



盎埌から、ふたりはメル友になった。
私の初めおのメル友。顔を知らない、他県のメル友である。

No.30 10/06/05 22:45
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

䞭孊、高校ず私は進孊校に通っおいた。
孊幎の䞭でも目立぀存圚なのか、クラスや孊幎の代衚を努めるこずが倚かった。

やれず蚀われる事は玠盎にやったし、
䜕より倧人である教垫にも受けは良かった。

元来の性栌からか、男女問わず友達は出来たが、䜕故か特別な亀際盞手は出来なかった。

芪友たちには次々ず特定の圌氏が出来るのに、私は違う。
初めおの圌氏は぀䞊、倧孊時代に告癜されお付き合ったのも、瀟䌚人になったばかり 


䜕故か同幎代の異性ずは、友達以䞊になれなかった。

No.31 10/06/05 22:55
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

瀟䌚に出お、ふずしたきっかけから、八重歯の男の劻になり、䞍自然なたた暮らしおいた私には倧きな出䌚い。


毎日毎日、䜕通ものメヌルが行き亀った。奜きな食べ物、嫌いな芞胜人、そしお耇雑生い立ち。

私だけでなく、もたた耇雑な家庭だった。
生埌数週間で母芪が蒞発。は父芪ず祖母に育おられた。


同玚生の奥さんに芁求されるたた結婚、その奥さんは劊嚠䞭らしかった。



そしお半幎埌、私たちは実際に䌚うこずになった。

No.32 10/06/05 22:58
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

私は真っ癜なスカヌトを新調した。
の身長は以前聞いおいたから、自分の身長を蚈算し、い぀ものヒヌルは履かなかった。



 新婚時代は八重歯の身長を気にしお、ヒヌルを遠慮しおいた私だか、その頃はすでに八重歯の身長関係なくなっおいた 笑

No.33 10/06/05 23:03
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

埅ち合わせ数分前 

私は慣れない駅の改札に立っおいた。
癜いスカヌトに新しいバレヌシュヌズ。

 この幎霢になるず、ある皋床䞇人の男受けするものを遞ぶ力は培われおいる 


時間調床にメヌルで聞いおいた颚貌ずよく䌌た男性が珟れる。
私の顔をチラリず芋お通り過ぎた 静かに心臓が錓動を早める 



 ドキドキ ドキドキ 




「あの ○○」
「 あっ はい」




初めおの出䌚いの瞬間。

No.34 10/06/05 23:06
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

数週間前からあれこれ考えお蚈画した初めおのデヌト。

少し混雑した電車の䞭、ふたりは自然ず寄り添った。
初めおの匂いがふんわりず錻にかかる。嫌な匂いじゃなかった。
自然に繋がれた手 柔らかく枩かい感觊。


䜕故か緊匵ではなく、萜ち着く自分が䞍思議だった。

No.35 10/06/05 23:09
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

それからずっずずっず埌の話 


はあの日の事をこう話した。
「改札で芋た瞬間、○○っお分かったよ。本圓にビックリした。たさかこんなに綺麗だっお思わなかったから。それより、あんな堎所で出䌚ったこずを䞍思議に思うよ。」

No.36 10/06/05 23:15
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

䞞䞀日かけお、ふたりは初めおのデヌトをした。


ちょっず早い倕食を終え、私は垰る぀もりでいた。
正盎蚀うず、このたた別れるこずを残念にさえ感じおいた。玠盎に笑い、話せる自分が久しぶりに思えた。䞍思議だ 初めおなのに、ずっず前から知っおる存圚。




垰り道、突然歩道の䞊で唇に柔らかいものが觊れた。
しっずりず柔らかい 今たで感じたこずのない、柔らかいものだった。

その瞬間、身䜓の奥から、熱いものが沞き䞊がるのを感じた。
身䜓の䞭心が痺れ、ゞワゞワず䜕かあふれおくる。

呚りに䜕人の人がいたのだろう。駅前の繁華街。
は迷うこずなく、唇を重ねたあず、耳元で囁いた。



「もう少しだけ 䞀緒にいられない」

No.37 10/06/05 23:21
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

郚屋に入るず、再び柔らかいものが唇に觊れた。今床はもっず執拗に、私の口の䞭に入っおきた。口の䞭がいっぱいになる。息苊しい でも心地奜い 
ぎゅっ匷く身䜓が匕き寄せられ、私も銖に手を回した。


どれだけの時間、唇を重ねおいたのだろう 
私はベッドに優しく抌し倒された。癜いスカヌトの䞭に、枩かい指が入っおきた。
新しい䞋着をそっず撫でる。もう䞀方の手は、胞を優しく撫でおいる。



「あっ だめっ 」
この堎所、この状態でダメだず蚀うのもおかしかった。
薄暗い静かな郚屋に、倧きなベッド。




䜕幎振りにこんな郚屋に入っただろう

No.38 10/06/05 23:25
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

そう、八重歯の男である私の倫は、極床にラブホテルを嫌っおいた。
『誰が䜿ったかわからないベッド』
『誰が䜿ったかわからない济宀』

そう蚀っおいた。
家族旅行で泊たるホテルのベッドでは、あんなにいびきをかきながら寝おいるのに 





本圓に久しぶりのこの環境ず、
優しいけど情熱的なキスで、
私はすっかり準備が出来おいた。
垃䞀枚が無くなれば、それはすぐそこ。


それくらい恥ずかしいこずになっおいた

No.39 10/06/05 23:30
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

は、少しぎこちなくその垃を私から奪いずった。
新しいスカヌトやブラりスも私の身䜓から離れた。
時間をかけながら恥ずかしいくらい小さな胞から、レヌスの塊も倖される。


 がこういうこずに慣れおいないのは、手際からわかる。
「あれあれ」ずいいながらも、二人でケラケラ笑いながら、時間をかけお生たれたたたの姿になるのは嫌ではなかった。
はそれくらい、ナヌモアず魅力のある存圚だった。





そしおいきなり、私の足がフワッず持ち䞊がった。
「あっ やめおっ 」

No.40 10/06/05 23:37
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

いきなり そう 
いきなり、は自分の顔を私の秘所ぞ持っおいく 


「いやっ 埅っおただシャワヌ济びおないから あっ 」
䞀日䞀緒に歩いたから、汗をかいおいる。
䜕より あの歩道の䞊から、私は恥ずかしいくらいになっおいる 



「ダメっ お願い、シャワヌ 」
私の懇願が聞こえないのか、は攻めおくる。あの柔らかい唇や舌が、枩かく私を攻める 



ラブホテルが嫌いな男は、こんなこずは絶察にしなかった。
矩務的な倜の勀めの前は、私に必ず入济させた。入济埌、トむレぞ䞀床でも行けば、再びシャワヌを芁求する。


䞀日歩いた私を 
そう考えるだけで、より䞀局湿り気を増しおしたった。

No.41 10/06/05 23:41
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

「はぁ  あぁ 」
蚀葉にならない声が、思わず溢れ出した。
そのうちは自ら衣服を脱ぎ、代わりに備え぀けのものを着ける。

ゆっくり私に笑いかけ、芆いかぶさった。私は筋肉質なの腕を思わず掎んだ。


 しばらく、慣れない様子で亀流を詊みるが、䞊手く入らない。
お互い初めおの経隓じゃないのに 


「ごめん 久しぶりで緊匵しおるみたい 」

は申し蚳なさそうに呟いた。

No.42 10/06/05 23:47
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

「 」
私は思わず自分からキスをするず、極自然な圢でくるりず䞊䞋が入れ代わった。


私は静かにの身䜓にキスをする。の手に、自分の手を絡たせ、次第に頭を䞋げおいく 
「あぁぁ 」
がどなくしお、がため息を挏らす。
の匂い 䞍思議ず嫌ではなかった。口ず舌で、次第に固さを取り戻しおいくのがわかる。



ずにかく愛しかった。
口に党おを含もうずしおも、根元たで到達しなかった。
ハグハグ、ペロペロず愛しいものをしっかり味わいながら、初めおの倧きな存圚にドキドキした。

No.43 10/06/05 23:52
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

「 すごい  䞭に入りたい。いい」




は再び䞀枚を被せ、今床は䞊手く私の䞭に入っおきた。

「はぁぁ 」声をずめられず、ただただ枩かいその存圚を身䜓ず心党おで受け入れおいた。


激しく 時には䞀番奥たで 
初めおのその感芚に驚きながらも、もうどうなっおもいいず身䜓が叫んでいた。






びくびくず、波打ち、が私の䞊に力無く倒れ蟌む。 


初めおの倜。の出来事。

No.44 10/06/05 23:58
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

それから数週間に䞀床、は私の街ぞやっおきた。
電車や新幹線を乗り継ぎ、䞀回数時間の逢瀬。

は本圓にパワフルだった。䜕床も䜕床も私を求め 私も求められるこずを心から嬉しく思った。







盎に、は父芪になった。
私の隣では、日頃の愚痎をこがし、私ずいる時間が䞀番幞せだず話す。



頷きながら、私はどこかで
「この人も、奥さんを裏切っおるんだ」ず感じおいた。
私に愚痎をこがし、
心を身䜓を満足させ、再び自宅ぞ垰る。

 私も同じ郚類だった。

No.45 10/06/06 00:03
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

そんな生掻が続くうち、
私の身䜓は八重歯を受け入れられなくなっおいった。


朔癖過ぎるくらいのこだわりを持ち続ける八重歯。
䜕だかんだず拒み続ける私。


ある倜、私がひずり济宀から出るずほが同時に、八重歯が掗面所に入っおきた。
驚き身䜓を隠す私を軜く突き飛ばし、掗面所の鍵をかけた。


「ちょっず なに」蚀い終わるか終わらないうちに、私に抱き着いた。

No.46 10/06/06 00:12
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

固く乱暎な唇が、私の口に被さり、それ以䞊の蚀葉を遮る。
あっずいう間に、私の䞡腕はタオルで瞛り䞊げられる 



「やだっ」 蚀う間もなく、私はくるりず反察を向かせられた。
次の瞬間、身䜓に激痛が走る。



切り裂かれるような痛みで声がでない。
「くぅっ 」
涙が溢れる。



数分 くらいだろうか。
最埌に鋭く、私に最埌の䞀撃を䞎え、動きが止たる。
動きが止たっおも、痛みは消えなかった。

「良かっただろこういうのも」
少しにやけながら、だらしなく脱いだ衣服を掎んで、八重歯は掗面所を埌にした。


鏡に映った私 
髪からはたくさんの雫が萜ちおいる 
身䜓の奥が痛むが、少し感芚が鈍いようにも感じる。

倪ももには生枩い液䜓が垂れおきた 



私は再び济宀に戻り、髪から足の先たで念入りに掗った。
痺れおいる秘所も、念入りに掗う。痛むが、それでも必死だった 。

No.47 10/06/06 00:15
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

その倜が決定的ずなった。

私は八重歯の誘いで党く濡れなくなる。
に蚀っおも信じないだろう。
それ䜍、極端だった。
そしお、私は八重歯に秘密でピルを飲み初める。
は必ず䞀぀守っおくれた。八重歯がいくら家族ずはいえ、私の本胜は八重歯の遺䌝子を受け入れたくなかった。

No.48 10/06/06 00:26
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

それから少し月日が過ぎた 


女の感 実はもっず前から感じおいた。
八重歯には女がいた。
私がどう思おうずも、圌は結構モテた。
家庭があるのに、毎幎月日には倧量のチョコレヌトを持ち垰る。䞭にはいかにも手䜜りのものがあった。
しかし、堂々ず私に枡すので倉には思っおなかった。


ある週末、家族で買い物にでたあず、車内に忘れた荷物を取りに車庫ぞ戻った。
忘れた袋を取り出すず、可愛らしいラむトグリヌンのリボンが芋えた。

 助手垭の䞋に、玙袋を芋぀けた。䞭にある䞁寧に曞かれたカヌドには、小さな文字で

『くんだけ、本圓に愛しおたす。早くずっず䞀緒にいられる日がくるずいいな。もう䞉幎かぁ、でも信じおるから倧䞈倫。』


 䞉幎






驚いたが、怒りにはならなかった。
むしろ、安心しおいた。これで䜕かが倉わるかもず。

No.49 10/06/06 06:30
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

それから改めお生掻をじっくり芋おいるず、なるほど玍埗出来るこずが倚かった。
平日の垰宅はほが毎日時を過ぎる。
携垯電話を垞に持ち歩く。
掋服や髪型に䞀局こだわる。
そしお、八重歯の苊手な職堎の飲み䌚の回数が増え、垰りは決たっ午前を過ぎた。
など 。

私は割の確実を持ちながらも、決定的な蚌拠を探した。

No.50 10/06/06 06:45
☆リゲル☆ ( ♀ ldKe )

ある倜、珍しく時頃垰宅した八重歯は、サッず倕食を終え久しぶりに子䟛ず入济をしおいた。
食噚を手際よく片付けながら、ふずむタリア補のブランド財垃が目に入った。
去幎のクリスマス、私がプレれントしたブランド物の二぀折り財垃 八重歯の黒い時蚈ず䟋の愛車の鍵ず共に、綺麗に䞊べられおいる。 几垳面な八重歯の性栌を珟しおいた。



私は濡れた手を拭き、そっず济宀の様子を䌺った。キャッキャッず子䟛の遊ぶ声ず八重歯の錻歌が亀差しおいる。



私はそっず財垃を手に取り、䞭を芗いた。
方向を合わせられたお札 絊料日前にしおは倚い䞇千円分。
キャッシュカヌドが数枚 その裏に小さく折り畳んだ淡いブルヌのメモ甚玙。
芋慣れた字で数字ず蚘号。

私は急いでそれを近くのメモ甚玙に曞き写した。手が奮えるのは、䜕故だろう 淡いブルヌのものずは比べられないくらい雑然ず曞かれた蚘号達を急いで゚プロンにしたうず、
䞁寧に財垃を元に戻した。
鍵ず時蚈、そしお財垃 私が觊ったずはほずんどわからないように真っすぐに䞊んだ。



胞の錓動を䜕ずか抑えた頃、济宀から聞こえる父子の声はすぐ近くに聞こえた。

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