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お菓子の家の魔女

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沙耶( 10代 ♀ jVTRh )
08/09/06 11:44(更新日時)

その森は恐れられていた。
森の奥に恐ろしい魔女がすんでいるからだ。

近くにある村の大人たちは物心ついた子供に
「あの森には絶対に入っちゃいけないよ。恐ろしい魔女に食べられてしまうよ。」
と教え込むのだった。

* * *

原作とはちょっと違った「ヘンゼルとグレーテル」です。
お楽しみください。

No.1158484 08/08/25 00:20(スレ作成日時)

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No.1 08/08/25 00:31
沙耶 ( 10代 ♀ jVTRh )

小さな村に、四人の家族が引っ越してきた。
2人の兄妹の名前はヘンゼルとグレーテル。

のどかな雰囲気に父親は満足そうだが、若い妻のほうは不満気だ。

四人は魔女の話をまだ知らない。

No.2 08/08/25 17:50
沙耶 ( 10代 ♀ jVTRh )

「もう、何なのよ!!」
女はいらついていた。

この女は、ヘンゼルとグレーテルの実の母親ではない。
妻をなくしたという男と知り合い、楽な生活目当てに近づいて結婚までいきつけた。
男は戸惑ったが、まだ小さい2人の為に、亡くなった母親の代わりは必要だろうと、女の申し込みを受け入れた。

No.3 08/08/25 18:08
沙耶 ( 10代 ♀ jVTRh )

もとは大きな町に住んでいた男だが、再婚を期に「心機一転!!」と小さな村への引っ越しを決めた。

女には予想外かつ不都合な事態である。
これでは買い物ができない。綺麗な服や鞄を買い漁れない。

男は子供たちの為に少しでも生活費を節約したいらしい。
「わかってくれるね」と笑う男には愛想笑いを返すしかなかったが、予定が狂ったことに対する苛立ちは、なついてくれない子供への憎しみへと、いつしか変わっていった。

No.4 08/08/26 21:53
ワタシは誰かしらっ?! ( ♀ 5ibJh )

>> 3 横レス 失礼します

主さん、ストーリーの続きを楽しみにしてますよ😊✨

No.5 08/08/26 23:39
沙耶 ( 10代 ♀ jVTRh )

>> 4
ありがとうございます😄
受験生で色々とバタバタしているので更新はマイペースにしかできませんが、頑張って更新するようにします💡

  • << 7 再レスです💦 受験勉強とか忙しいと思うけど頑張って下さいね…

No.6 08/08/27 00:19
沙耶 ( 10代 ♀ jVTRh )

女が本性を表し始め、男がそれに気付くのに、それほど時間はかからなかった。

この結婚は間違いだった。

物の扱いや言葉づかいは荒くなり、目つきも悪くなっていく妻。
近所の人達は妻と関わるのを避け、子供たちにさえ声をかけない。
引っ越して1ヶ月も経つというのに子供たちには友達ができない。

別れた方が良いのはわかっている。しかしあの女が簡単にそれを受け入れるとは思えない。俺が家と金を持っている限りは。

「だったら、せめて子供たちだけでもまともな暮らしを…」
男はつぶやき、決心した。

No.7 08/08/31 16:50
ワタシは誰かしらっ?! ( ♀ 5ibJh )

>> 5 >> 4 ありがとうございます😄 受験生で色々とバタバタしているので更新はマイペースにしかできませんが、頑張って更新するようにします💡 再レスです💦
受験勉強とか忙しいと思うけど頑張って下さいね…

No.8 08/08/31 17:06
ワタシは誰かしらっ?! ( ♀ 5ibJh )

>> 7 ☝書き忘れましたが、更新はゆっくりと 主さんの都合がいい時にOKです😊✨

No.9 08/09/06 11:09
沙耶 ( 10代 ♀ jVTRh )

>> 8 ありがとうございます😄
頑張って続けます💡

No.10 08/09/06 11:44
沙耶 ( 10代 ♀ jVTRh )

次の日の早朝、男は子供部屋へ行き、まずヘンゼルを起こした。
「パパ…??まだ外は暗いよ」
「今日はもう起きるんだ。ヘンゼル、よくお聞き。おまえはグレーテルを連れてこの家を出なさい隣の町に行くんだ」
あまりに唐突な言葉に、ヘンゼルは耳を疑った。
「パパ…パパ??どうして?僕たちがいらなくなったの?」
「違うんだ。引っ越しをするんだよ。また3人で暮らすための引っ越しだ。その為に、パパは『あの人』とお別れする為に話をつけなくちゃいけないんだ。わかるね、ヘンゼル。時間はかかると思うが、パパは必ず2人のところに行くよ」

さっきまで寝ぼけていたヘンゼルだったが、今は自分がしっかりしなければいけない時だとわかったようだ。
「わかったよ。グレーテルの事は僕に任せて」
「頼んだぞ、お兄ちゃん」

ヘンゼルはうんと頷き、グレーテルを起こしはじめた。

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