キューティー・ナギー感想スレッド

レス476 HIT数 22825 あ+ あ-


2017/08/19 22:59(更新日時)

  _ - '" ̄ " -、
 _/  _=ニニ=_ \
/  "´  `゙ 
| /       /∥
|/  // ノノ !ト、
||_∠∠ノ-'ー'_ -H-、
ヾ_ヘヲ rーヾ ィーヾヽー
  ハハ ヾ;リ ,ヾ;ノ ハ)
7 ノ ∧  、   /ハ
レノ ヘ  ー  / ゝ
ノ ノ ヽ、 _. ィ ノ/
ノ ノ _j二二(Y)ノ
 ,―ァ /   i!ー、
´ r/ | _ ,.| |ヘ
 //  !   / i|
.//   |  /  i|
//_.  i /  i!
  `ヽl // ̄⌒
     Y

16/12/13 21:15 追記

🎵「食人鬼グール」
始めました~。

16/12/17 22:53 追記

話のこしを折るとか、中断するとか気にしないでコメントどうぞ~🎵

No.1158428 (スレ作成日時)

投稿順
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主のみ
付箋

No.301


🎵ウルトラの父がいる

🎵ウルトラの母がいる

🎵3分で作ったタロウがいる。

No.302


ルフィ
「海賊王に俺はなる!」

作者
「印税王に俺は…なってた」

No.303


国境の長いトンネルを抜けるとそこは…



卵子だった。

No.304


吾が輩は犬の糞である。


臭いはもう無い。

No.305


昔々ある所におじいさんとおばあさんが、



今はもう誰もいない。

No.306


「待てやこらあ!」

ヤクザに追いかけながら狭い路地裏に逃げた男は逃げ場を失った。

何故こんな事になったのか?

No.307


あれは、ほんの1時間前の出来事だった。
男がバーで独り静かに飲んでいると、女が話しかけてきた。
「お兄さん、誰かと待ち合わせですか?」

見るからに派手な女だったが、顔が好みなのと良い匂いがした。

No.308


「いいえ、独りですよ」

「そう、良かったじゃ遠慮なく」

女はこちらの都合もお構い無しに隣に座った。

No.309


「ねえねえ何に乾杯しようか?」

変にテンションの高い女だったが合わせる事にした。
「そうだな?それでは君の笑顔に乾杯しよう」

「嬉しいけどキザですね」
返す言葉も見つからず苦笑いするしかなかった。

No.310


どうやら今夜は楽しめそうだ。
財布にはいざというときの為にゴムも入っている。
「ねえねえ今何考えてるの?」
含み笑いをする女はまるで少女のようだった。

No.311


しばらく酒を酌み交わして店を出た。
隣で女が腕を組んでいる。
「寒いよ、お風呂入ろう」
火照った身体を味わえる、男の股間は熱くなっていた。
二人でラブホテルに入り、女がシャワーを浴びている時に、誰かがドアを叩いた。

No.312


ドアのカギが開いていた。
どうやら女が開けていたようだ。
怒りをあらわにした男が入ってきた。
よくある美人局と言うやつだ。
もちろんまだ服を脱いでなかったので窓から逃げた。
こんな時だが股間が膨らんで走りにくい。

  • << 314 「待てやこらあ!」 私は狭い路地裏に追い詰められた。 いや、誘い込んだと言う方が正しいだろう。 「もうここらで良いだろう」 私はヤクザの方に向きを変えると含み笑いが出た。

No.313


皆さん、続き気になる?
ヽ(゜▽、゜)ノ
ふっふっふ。🎵

さて、もう寝る。

No.314

>> 312 ドアのカギが開いていた。 どうやら女が開けていたようだ。 怒りをあらわにした男が入ってきた。 よくある美人局と言うやつだ。 もち…
「待てやこらあ!」

私は狭い路地裏に追い詰められた。

いや、誘い込んだと言う方が正しいだろう。

「もうここらで良いだろう」
私はヤクザの方に向きを変えると含み笑いが出た。

No.315

>> 314
「な、なんだてめえ観念したか?」

私の態度に得体の知れない物を感じたようだ。

「畜生!殺ってやる!」

ヤクザはドスを握りしめ私の身体を刺した。

「てめえを殺してから財布を奪ってやるよ」

「こんな物で殺したつもりか?」

身体に刺さったドスをゆっくり引き抜くと地面に捨てた。
もちろん血など出ていない。

No.316

>> 315
「ひっば、化け物!」

「失礼ですね、こんなにカッコいい私なのに」

言い終わると変身した。
スタイリッシュな出で立ちに、顔にくまどりが歌舞伎役者かピエロを混ぜたような姿になった。

「何でホテルの中でやらない」

「女の子を泣かせる訳無いだろう」

男は、ヤクザの頭を掴むと握りしめた。

「変身しないと能力を使えないんでね、お前の罪を思い出せ」

No.317

>> 316
こうしてまた一人悪を懲らしめた。

俺の名はグール、食人鬼の一族だ。
まだ人を食べた事は無い。
ある意味人を食ってるけどな。

No.318


おじいさん、かつらをどうぞ。

「つるの恩返し」🎵

No.319


「わーはっは~人間共覚悟しろ~全滅させてやる~!」

オメザメデスカ、アナタガサイゴノセイメイタイデス。

魔王が目覚めた世界では、すでに人類が滅び、永久機関で動くロボットだけの世界だった。



「聞いて無いよ~!」

No.320


「なんじゃわれー!」

ヤクザの事務所に単身乗り込んだ男がいる。

そう、食人鬼グールだ。
「さてと楽しもうか、イッツショータイム🎵」

No.321

>> 320 またこのパターンからだが、数時間前まで俺は留置場にいた。

ある場所で殺人事件が、起こり被害者の胸には俺の指紋が付いたドスが刺さっていた為だ。

そう、以前ヤクザが俺を刺したあのドスだ。
ヤクザの方がムショにいた為、俺が犯人と決め付けられた。

No.322

>> 321
俺は自分の無実を照明するために一晩枕を身代わりにして抜け出した。

俺が利用しているアパートの大家でじいさんが殺された。

気の良い人で誰かに恨まれるような人じゃない。
よくある地上げの嫌がらせと言うやつだ。

巌として応じないじいさんをつい殺っちまったようだ。
最初から俺に擦り付ける為にあのドスを用意したらしい。

さて、竜神会の前に着いた。
じいさん、仇は打ってやるぜ。

  • << 324 訂正 照明→証明。💡

No.323

>> 322
「なんだてめえ!」

組事務所には留守番の組員が3人いた。

「夜勤かい、御苦労様なんて言うか!」

俺に掴みかかってきた一人を壁に放り投げた。

「てめえ何処の鉄砲玉だ」

「俺をヤクザと一緒にするな、それより大家のじいさん殺したのは誰だ」

一人は電話をかけて仲間を呼んでいた。

「うるさい!答える訳無いだろうが」

「だろうな、脳に直接聞くから良いや」

電話をかけていた組員に椅子をぶつけて気絶してもらった。

「さてと、情報いただこうか」

最後の一人に手をかざした。

空気アイアンクローみたいな物だ。

「痛い痛い止めろー!」

「お前の罪を思い出せ!」

情報を聞き出すと男は気絶した。

「朝までに帰らないとな」
殺人犯人の名前は安、ボロいアパートに住んでるチンピラだ。
とりあえずこいつを上げて、指示したやつらもじっくり料理してやる。

じいさん、成仏しろよ。

  • << 325 俺は安の居るアパートに着くと、静かにドアを開けた。 カギなど俺には無いに等しい。 それよりも夜中に騒ぐと他の住人に迷惑だ。 安が寝ている隙に担いで俺の代わりに留置場に寝かせてきた。 もちろんアイアンクローはかましておいた。 翌日、騒ぎになっていたが安が自白した。 人間が生きる為には、誰かを犠牲にしなければ難しい時代なのかも知れない。

No.324

>> 322 俺は自分の無実を照明するために一晩枕を身代わりにして抜け出した。 俺が利用しているアパートの大家でじいさんが殺された。 気の…
訂正

照明→証明。💡

No.325

>> 323 「なんだてめえ!」 組事務所には留守番の組員が3人いた。 「夜勤かい、御苦労様なんて言うか!」 俺に掴みかかってきた一…
俺は安の居るアパートに着くと、静かにドアを開けた。
カギなど俺には無いに等しい。
それよりも夜中に騒ぐと他の住人に迷惑だ。

安が寝ている隙に担いで俺の代わりに留置場に寝かせてきた。
もちろんアイアンクローはかましておいた。

翌日、騒ぎになっていたが安が自白した。


人間が生きる為には、誰かを犠牲にしなければ難しい時代なのかも知れない。

No.326

>> 325
その頃竜神会では。

「なんじゃこりゃー」

連絡を受けて駆けつけた組員や幹部が事務所の惨状に驚いていた。

「いっい、いったい何処のボンクラじゃー!」

下っぱのチンピラがどうなろうが関係ないが、組の面子を汚されて怒りが収まらない。

No.327

>> 326 上層部の幹部に下の幹部が説明する。

「実は例の地上げの件で安が下手打ちまして、以前内のチンピラと揉め事を起こした男を利用しました」

「そいつがやったのか?」

「どうやら素人では無いようで他の組にも問い合わせましたが、本当の事は解らずです」

「落とし前はきっちり付けさせろよ」

「へい、策は練っておりやす、自信過剰なやつなら簡単に罠に首を突っ込んできやす」

「今度は抜かるなよ」

「生意気な馬鹿に竜神会の恐ろしさを思い知らせやす」



その頃グールは?
「あ~腹減ったラーメン屋行こう」
普通に食事する食人鬼である。

No.328

>> 327
ハア ハア ハァ 一人の男が鞄を抱えて走っていた。

雅樹、この男の名前だ。
彼には妻と子供が二人いた。
思えばろくな人生では無かった。
会社を連鎖倒産で首になり、妻は他の男と駆け落ちするしまつだ。
残された子供は五歳の娘と三歳の息子だ。

鞄の中身は末端価格1億円の覚醒剤。

ヤクザの取引現場から偶然盗んだ物だ。

そう、彼がグールを誘き寄せる餌として選ばれたのだ。

No.329

>> 328
プルルルル プルルルル📱

鞄の中に一緒に入っている携帯電話がなった。

恐る恐る男は電話に出た。
「はい、何ですか?」

なんとも間抜けな対応だ。
「おい!鞄を持ってる男中身を見たな」

「はい、見ました」

「取引相手は誰でも良いんじゃ物を現場に持ってこい3千万で交換じゃ」

仕事を失い妻を失い残された子供を食わせる為に男は指示された現場に向かう事にした。

No.330

>> 329 「ラーメン旨い!」

グールがラーメンを食べている時に、大将が声をかけてきた。

「グールさん、アパート帰り時にこれ雅樹の所に持っててよ」

ビニール袋にはお握りが入っている。

「そういや最近見ないな、確か子供が二人いたはずだよな」

グールと雅樹に深い付き合いは無いが、たまに子供たちが話しかけていた。
グールは袋を持って店を出た。

No.331

>> 330
グールがドアのチャイムを鳴らすと、すぐに開いた。
「あっおじちゃんだ!」

上の娘で名は絵里、奥から弟の智樹が顔を出した。
「お父ちゃんはどうしたお前たちだけか?」

「昨日から帰って無いよ、それ何?」

「握り飯だ、落ち着いて食えよ」

(雅樹の野郎、子供を置いてきぼりにして何処行ったんだ)
貪るように食う子供たち、無理も無い丸一日食べて無いのだから。

No.332

>> 331
「お姉ちゃん、このお握り味しないよ」

「そんな事ないよ、ちゃんと美味しいよ」

グールは智樹の異変を見逃さ無かった。
額を触ると熱があった。
「智樹は風邪引きで熱があるようだ、病院に連れて行くからな」

「私も行く!」

「大家のばあちゃんと待ってな、心配ないから」

ぐずる絵里を婆さんに事情を話し預けて俺は智樹をおんぶして病院に走った。

大家のじいさんが亡くなった後婆さんが継いでいたのだ。

No.333

>> 332
「先生、智樹は大丈夫ですか?」

グールは詰め寄るように話しかけた。

「栄養失調にかかってますね、お子さんにちゃんと食べさせてるんですか」

「それが俺の子供じゃないんです、同じアパートに住んでる知り合いの子供でして」

「まあ事情があるようで、とりあえず点滴と抗生物質打っておきましたので今夜は入院させましょう」
「先生、ありがとうございます」



その頃アパートでは絵里が大家のばあちゃんに遊んでもらっていた。

誰かがドアを叩いた。

「すみません、実は雅樹さんの事でお話があります」
「あっパパだ!」

イキナリドアを開けると
黒いスーツ姿の二人組が土足で乗り込んできた。
婆さんが叱責する。
「なんだいあんたたち人の家に土足で!」

「うるせえババアてめえに用はねえ」

スーツ姿の二人組は婆さんを殴ると気絶させて、絵里を拉致して行った。

「いやーおじちゃん助けてー」

「やかましい」

絵里の口にさるぐつわをして車に乗り込んだ。

No.334

>> 333 「ただいま~智樹は今夜だけ入院させるからな」

安心させようと明るい声で、婆さんの部屋を開けた。

「なんじゃこりゃ!おい婆さんしっかりしろ何があった」

「グールさん大変だよ~絵里ちゃんが変なやつらにさらわれた」

グールにうすうす検討はついていた。
(俺に仕返しのつもりか)
婆さんが電話をかけようとしてグールが止めた。
「婆さん、俺に任せな、警察に電話するのは少し待ってくれ」

そこへ、電話がかかってきた。

「グール、そこにいるな、お前の大事な友達は預かった、返して欲しくば第3埠頭までこい」

「そこに居るのは絵里だけか?」

「ふっふっふさあな」
ガチャン。

「婆さん1時間たったら警察に電話してくれ」

グールはアパートを出ると信じられないようなスピードで走った。

No.335

>> 334 雅樹は鞄を抱えたまま第3埠頭で待っていた。
カモメの鳴き声と遠くで時折船の汽笛が聞こえる。
「おーい!品物は持ってきた、取引してくれ!」

雅樹はこれで人生をやり直しできると信じていた。

そこに現れたのはいかにもと言う風貌のチンピラがや幹部らしい男達だった。
小脇に絵里を抱えた男が見えた。

「あー!絵里をどうした絵里を放してくれ!」

「雅樹!取引するんじゃないのか」

「頼むから絵里を返してくれ!品物は渡す、金も要らない、だから絵里を放してくれ!」

ゆっくりと近くにやってきたヤクザから信じられない言葉を聞いた。
「その物は元々俺達のもんだ、お前にわざと盗ませたのよ」
雅樹は愕然とした。

「お前はグールを呼び出す餌だったがもう用は済んだ、子供の顔を見ながらあの世に逝きな」

ヤクザが雅樹の頭に銃口を当てる。
雅樹はこれまでふがいない人生を思うと悲しくなった。

No.336

>> 335
雅樹は泣いた。
大声を上げて泣いた。
「絵里~智樹~ふがいない父ちゃんでごめんな~お前たちの成長を見てやれなくてごめんな~」

絵里も泣いた。
「パパー死んじゃやだ~」
「うるせえ、ガキも後で送ってやるよ」
チンピラが今まさに引き金に力を入れようとした時、銃口のシリンダーごと掴む手があった。
「安全装置ごと握り潰すと撃てないよな」
言うが早いか指の形がくっきり付いた銃を取り上げ海に捨てた。

No.337

>> 336
「てめえ!いつの間に」

言い終わると空中を飛んで海に落ちた。

「雅樹!馬鹿野郎、子供を親無し子にするつもりか!」
ヤクザたちは火が付いたように騒ぎだした。
雨のように飛んでくる弾を受けながら、雅樹を掴んで土管に飛んで隠した。
「心配するな、絵里も必ず助ける」
グールはヤクザたちの前にゆっくり歩きだした。

No.338

>> 337
「グール!ガキの姿が見えねえのか!」
絵里の喉元にナイフが光る。

(ったく、いつの時代も何処の国も悪党のやる事は一緒だな)

No.339

>> 338
「なんなら鬼に変身するか、ガキの見ている前でよ~はっはっは」

グールはためらっていた。
変身すれば運動能力は上がるが、鬼の姿をさらす事になる。

絵里が叫んだ。
「おじちゃんは鬼じゃないよ、どんなかっこしてても大好きなおじちゃんだよ~」

グールの口元に笑みがこぼれた。
「うるせえガキ!グールこれでも喰らえ!」
側にいた手下がロケットランチャーを撃った。
弾を避けるのは容易いが、後ろには雅樹がいる。
グールはまともに弾を受けた。

No.340

>> 339
爆炎と共に炎に包まれるグール。
「俺を庇ってなんて事を」
「おじちゃん、死んじゃやだー!」

「あっはっは、グールの野郎燃え尽きてしまえ」

色んな思惑が交差する。
しばしの沈黙の後、炎の中で影が立ち上がった。

No.341

>> 340
その炎はまるで意思を持っているかのように人影の回りを旋回しはじめたかと思うと急激に吸収された。

中から現れた者は、燃えるような赤い色の皮膚をして、額には二本の角が生え、口にには牙、顔にはくま取り模様入りだが涼しげな優しい目をしたグールが立っていた。
足下に散乱した弾の破片を踏みながらグールは歩きだした。

No.342

>> 341 「くそ!女を出せ!」
レンガ倉庫の絵里が捕らえられている所はグールから30メートルほど、さらにその10メートル先程に女を捕まえたヤクザが出てきた。
その顔には見覚えがある。
向こうは気づいてないようだが、美人局の女だ。
「ママー」

「美奈子!なぜお前がいるんだー」

「あなたが家にお金を入れてくれないからじゃない」
雅樹の妻は夫に代わって自分が金を稼がないと思っていた時に声をかけられ騙されていたのだ。

No.343

>> 342
「グール!駿足自慢のお前でもガキと女二人どうじは助けられないだろう」

泣き声を聞きながらグールは躊躇した。

「お願い私はどうなっても良いから娘を助けて!」

「ママーママー!」

グールは、これからどちらかを犠牲にしなければならない選択にせまられていた。

No.344

>> 343
「よし!決めた!」

グールは絵里を助ける為に走った。

「野郎、女を殺れ!」

目を瞑り観念する美奈子。
「ぐわ!」

建物の後ろから近づいた捜査員が、ヤクザを取り押さえ美奈子を保護した。
グールも絵里の元に着くとどうじに、絵里を抱き抱えヤクザを海に突き飛ばした。
素早く跳躍すると捜査員に絵里を渡し、残ったヤクザたちに詰め寄る。
「イッツ、ショータイム!」
まるでダンスを踊るかのように華麗に暴れるグールがいた。

No.345

>> 344
グールには捜査員の姿が見えていた。
知り合いの刑事もいた。
「鬼がかっこ付けてんじゃねえ」

「俺を鬼と呼ぶな!鬼神と呼べ」

グールの華麗なステップに、銃を撃つ暇も無く、次々に倒されていくヤクザたち。
最後の幹部らしい男に詰め寄るとアイアンクローをかました。
「お前の罪を、思い出せ!」
ゆっくりと崩れるように倒れる男。

「終わったな」

「おーい、グールご苦労さん」
知り合いの堤真一に似た男、堤刑事だ。
「こいつら丁寧に3千万まで用意してたぜ」

そこへ雅樹が出てきた。
絵里と美奈子も合流した。
「刑事さん、俺を逮捕して下さい、やつらに利用されたとは言え薬物を持って取引しようとしたのは事実です、すみません」

「何の話だ、取引しようとしたのはグールだ、お金を持って帰れ」

堤刑事は3千万を雅樹に渡した。

「そうだ、俺がヤクザと取引しようとしたんだ、雅樹は関係無い」

雅樹は訳が解らず、うろたえた。
「待ってください、グールさんは私たち家族を助けてくれただけです」
手錠をはめられ刑事と同行するグール。
堤刑事も、軽く目配せした後、パトカーに乗り込んだ。
ただ感謝の思いだけでいっぱいになり泣きながら深々と頭を下げて見送った。

No.346

>> 345
「グール、手」

堤はグールの手錠を外した。

「お前も中々話が分かるじゃないか、そういう所俺は嫌いじゃないぜ」

「止めろ、男同士で気持ち悪い、それになやつらはいずれシャバに出る、あの金はどうせろくな事に使われねえよ」

「もしかして、別の用事があるのか?」

パトカーは、人気の無い場所に出ると公用車で黒いリムジンが止まっていた。

「グール、乗り換えるぞ中で総理がお待ちだ」

「おいおい、国の偉いさんが俺に何の用だよ」

「ついてくれば分かる」

二人は促されリムジンに乗った。

  • << 350 「ご足労をかけます」 総理の方から軽く会釈してきた。 グールは萎縮してしまう。 「今回の件は非公式な案件なんだがぜひともグールさんに行ってもらいたい」 「総理、私から説明します、グール実は総理の息子さんがジャーナリストをやっているのだが、ある場所で誘拐されたんだ」 「勿体つけないで早く言え!何処なんだ」 「中東、サウジアラビアだ」 「えぇ!!」 「そう、お前の故郷だ」 「断る!自衛隊でもアメリカの海兵隊でも使えよ」 「それが出来ないからお前に頼むんだ!」 口元を尖らせて黙るグール。 「グールさん、ぜひお願い致します」 総理が再度頭を下げて頼んだ。

No.347

なおさんの
ファンクラブだって‼( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

年会費は?

No.348

なおさんの
ファンクラブだって‼( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

年会費は?

No.349


ありませんよ~🎵

やっぱり感想スレと本題は分けた方が良いかな?
試験的にグールを書いてみた。

No.350

>> 346 「グール、手」 堤はグールの手錠を外した。 「お前も中々話が分かるじゃないか、そういう所俺は嫌いじゃないぜ」 「止めろ… 「ご足労をかけます」

総理の方から軽く会釈してきた。

グールは萎縮してしまう。
「今回の件は非公式な案件なんだがぜひともグールさんに行ってもらいたい」
「総理、私から説明します、グール実は総理の息子さんがジャーナリストをやっているのだが、ある場所で誘拐されたんだ」

「勿体つけないで早く言え!何処なんだ」

「中東、サウジアラビアだ」

「えぇ!!」

「そう、お前の故郷だ」

「断る!自衛隊でもアメリカの海兵隊でも使えよ」

「それが出来ないからお前に頼むんだ!」

口元を尖らせて黙るグール。

「グールさん、ぜひお願い致します」

総理が再度頭を下げて頼んだ。

  • << 351 「サウジアラビアは日本にとって重要な役割を担っておりエネルギー源の石油は枯渇できないのです、今動けば戦争が起きるでしょう、しかし今の日本に戦争を起こす余裕は無く近年まれにみる災害から日本を建て直さなければなりません」 「かと言って誘拐の取引に応じるにも野党の反発は免れない、会議が長引けば、総理の息子さんが殺されるのは時間の問題だ、そこでグール!一人で軍隊並みの兵力を持ち、ばれないように行動出来るお前の出番となった訳だ」 「お願いしますグールさん、息子を助けてください」 総理は目に涙を溜めていた。 「分かった!分かったよ!!行けば良いんだろ、行くよ」 「ありがとう」 「それでこそグールだ、報酬は総理のポケットマネーから1億出る、渡航手続きもすべて終わっている、このまま行ってくれ」 「ずいぶん手回しが良いな」 俺は今、サウジアラビアの空港にいる。
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