小説・王族な猫👑🐱

レス500 HIT数 28584 あ+ あ-


2009/09/15 21:37(更新日時)

猫を主人公にした物語を書いてみたいと思います。よろしければ、感想など下さい。ではでは( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.1157376 (スレ作成日時)

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No.101

ちょっと一服🚬😸


王猫こぼれ話


ルキフェル


謎多き悪魔です。魔王サタンの別名であるとか、元は光の天使ルシフェルで、堕天使になってルシファーと改名したとか。孔雀の羽根を持つ天使、タウス・メレクであるとか。ここでは魔界の副王で、ドール・バシュと呼ばれる長柄の武器を使います。王猫では、話の中だけの存在でしょう。


赤枝騎士団


クー・フーリン配下の十数名で構成される騎士団。ルー・フーリンは妖精騎士団の隊長です。のちに主要メンバーとなる赤い帽子のアイツが所属してます。ネタバレになるので、このへんで。


( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.102

>> 101 どうも😸王猫読者の会会員の者です✋


あ~赤い帽子の『アイツ』ですか~!元気にしとるかな~!







って誰ぇ~😱💦気になるぅ~😽

No.103

ドラコーン・ディオスクロイはツタを振りほどき、火炎をグラーシャ・ラボラスめがけ吐きつけた。
「熱いっ!やりおったな、ドラコーンとやら。貴様こそ、たかが幻獣のくせに我を見下すとは、気にくわん!骨ごと、喰らいつくしてわるわ!」
チンはかぶりを振り、奇怪な呪句を唱え出す。
「ようく、見ろ!我が魔獣変、ケルベロスを!」
チンの体が半分に割れ、そこからは黒く巨大な狼の首がヌゥと這い出して来た。まるで細胞が急速に増殖するように、左右の首のつけねから同じような首が生え、ついに魔犬は三つ首の魔獣ケルベロスへと姿を変えた。いかなる魔術によるものか、翼ある犬は五倍もの体積を持つ魔獣へと姿を変えたのである。そして、太く長い尾にはアナコンダの如き大蛇が牙を剥き出しにし、周囲を威嚇するかのように生えていた。

No.104

>> 103 うぉっ😨変身しおった💦キングギドラみたいな姿を想像すればいいんでしょうかね?!

  • << 106 キングギドラ(笑)そーすね、そんな感じで。ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ🎵って曲ありましたね。あと、サザエ、サザエ、サザエとメカサザエ(笑)みたいな。 ( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.105

こんにちは!
スイマセン、久しぶりです;
なんか自分の小説の更新もレスも亀になってます(・ω・;)

でも豹牙鬼さんの小説は全部
読みました(笑)

普通に書店でノベルとして売ってても買うかな…


こないだは私のスレにレスありがとうございました!
更新遅れてますが2月中には更新します(笑)💦


では朝っぱらから失礼しましたパールでした。

  • << 107 パールちゃん、嬉しいこと、言ってくれるじゃ、あ~りませんか!更新、待ってるよ。ではでは( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.106

>> 104 うぉっ😨変身しおった💦キングギドラみたいな姿を想像すればいいんでしょうかね?! キングギドラ(笑)そーすね、そんな感じで。ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ🎵って曲ありましたね。あと、サザエ、サザエ、サザエとメカサザエ(笑)みたいな。


( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.107

>> 105 こんにちは! スイマセン、久しぶりです; なんか自分の小説の更新もレスも亀になってます(・ω・;) でも豹牙鬼さんの小説は全部 読みました… パールちゃん、嬉しいこと、言ってくれるじゃ、あ~りませんか!更新、待ってるよ。ではでは( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.108

《さすがにこのサイズじゃ、分が悪いな。凝縮魔法リリパット解除!》
巨大化したケルベロスに対抗しようと、黒猫ルーは体のサイズを小さくする魔法を解除した。
猫剣士は、幼稚園児なみのサイズになった。それに呼応して、魔法の剣フラナガッハも大きくなる。
《妖精騎士団、団長、ルー・フーリン、参る!》

No.109

ルー・フーリンはケルベロスの懐へと飛び込み、魔剣フラナガッハで三つ首の魔獣の喉笛を一閃した!
おびただしい量の鮮血が飛び散り、さらに黒猫の剣士は真横から、斬りかかり、三本の首を一刀両断にしてしまった。
三つの首級はボトリと地面に転がり、流血は大きな血溜まりの池と化した。

No.110

ちよっと一服🚬😸


王猫こぼれ話


リリパット


これは体を小さくする魔法です。ガリバー旅行記に出てくる小人をリトル・リリパット人と言います。そこから引用しました。剣や盾や持ち運びに不便なものなんかは圧縮して解凍する的な魔法です。パソコンの圧縮ファイルみたいなものでしょうか。魔界の大悪魔アスタロトは、自らの乗るドラゴンをピアスにして圧縮し、戦場で解凍したりします。この王猫では、出ないかも知れません。


( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.111

>> 110 どうも🙌

ホイポイカプセルみたい😸

ルーちゃんやっぱり強いんですね!一安心☺(何でじゃっ✋🔥)

No.112

>> 111 ドラゴンボール色の強い回答ありがとうございます(笑)ルーは強いです。なんたって、英雄王の息子ですからね。これからどんどん話が展開していくので、こうご期待!ではでは( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.113

(仕留めたか?)
ルー・フーリンは剣を一振りし、血を払った。
〔さすがです、ルー様――やはり貴方様は私、ディオスクロイが忠誠を捧げた、お方。こうでなくては、つかえがいが無いというもの〕
《ほめたり、けなしたりと忙がしいヤツだ。気が早いぞ、ディオス……奴っこさん、まだまだ闘志満々のようだ》

No.114

首を完全に斬り離されたケルベロスは、ありうべからずスピードで頭部を再生して行く。数十秒も立たずに三つ首は完璧に再生し、ニヤリとすべての顔が不気味な笑いを浮かべた。
〔この死にぞこない!〕
ディオスクロイの槍のような一角が右の頭部を串刺しにした。が、ドラコーンが角を引き抜いた瞬間に再生は、ほぼ終わっていた。
〔バカな!魔界の悪魔にこれほどの再生能力があるとは!!〕
驚愕するディオスクロイ。
(どこかに本体を構成する核があるはずだ。それを見つけなくては)
状況を冷静に黒猫の戦士は捉えていた。
焦ったヤツが負けだ。ルー・フーリンは、そう感じていた。

No.115

>> 114 セルだっ😲‼セルとの戦いを思い出すんだっ‼核を狙えぇ~✊🔥

あ、ドラゴンボールネタばかりでごめんなさい😩知識が乏しいもので😩

No.116

「シッポよ!アイツの尻尾を狙うのよ!」
声のした方を振り向くと、そこには指を差す京子がいた。
一同は驚いたように京子を見た。だが、一番驚いていたのは、ケルベロスと化したグラーシャ・ラボラスだった。
(なぜ、我の弱点を人間の娘如きが知っているのだ!?)
狼狽を隠すために、魔獣は触手を京子に放った。
目をつぶる京子。
逃げ惑うピクシー。
《おっと、お前の相手は、この俺だ。勘違いするなよ、駄犬!》
猫剣士ルー・フーリンは魔剣フラナガッハで魔界の食虫植物のツタを絡め取る。
黒猫は、わざと悪魔を挑発した。関係のない人間から注意をそらすためだ。妖魔や魔物を狩る時には、極力その世界には干渉しないことが大前提だった。三つの異なる世界はバランスを崩しやすい。ルー・フーリンの役目は異界へと進出する妖魔を狩ることと監視が主な役割である。そして、常に異なる世界とのバランスを取る天秤であるということがケット・シーとして生まれたルー・フーリンの自負であった。

No.117

>> 116 スゴいっ😺

段々と謎というか、いろんな事があかるみになってきましたね😲

なんかこちらの想像以上にいろんな要素が練られている感じで、すごいなぁと思います‼


楽しいッス😸

No.118

>> 117 フッフッフッ、まだまだこれからですよ。も少し進んだら、同時進行で三つの話を絡めていく予定です。いや、四つかな?早く赤帽子のアイツを出す予定です。京子の正体もも少しでバレますが、それも一部であって、まだまだ謎が隠されています。コナンのように推理していって下さい。コナンはなんて子なんだ(笑)( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.119

「このウジ虫どもめ!八つ裂きにしてくれるわ!」
グラーシャ・ラボラスは怒り狂っている。
ルー・フーリンは絡みついたツタを斬り刻み、跳躍した。人間の女の言う通り、ケルベロスの尾に核があるかも知れない。賭けだが、ルー・フーリンにも、その場所しか思いつかなかったのだ。
フラナガッハを一閃したルーは、蛇の尾を斬り離し、その頭部を肉球で握り込む。
「グワァァ!は、離せ!」
主を失なったケルベロスを構成していた肉塊は、ドロリと溶け、次の瞬間に蒸発した。
やはり本体は尻尾だったのだ。しかし、なぜ人間の娘がその事実を知るに至ったのかは謎であった。
《年貢の納め時だ、グラーシャ・ラボラス。覚悟はいいか?》
ルー・フーリンは蛇の頭を握りつぶそうと力を込めた。
その時――
「待て!待ってくれ!命だけは助けてくれ!頼む!何でもする!使い魔にでも何にでもなる!」

No.120

グラーシャ・ラボラスの命請いを聞いた、黒猫はニヤリと意地の悪い笑いを浮かべた。
《ほう、魔界の悪魔どのが、俺の使い魔になるというのだな!》
悪魔は弱々しく、
「…そ、そうだ…」
屈辱に身を震わせながらも肯定した。
《では、お前の真の名を教えてもらおうか》「…カーリクラリノース…だ…」
《では、カーリクラリノースどの。この俺に忠誠を誓ってもらおうか》
「我、カーリクラリノースは貴公を主とし、命尽きるまで忠誠を誓う」

No.121

《いいだろう。だが、保険はかけさせてもらうぞ》
フラナガッハでルーは、手の甲に傷をつけ、その血を蛇の口へと流し込む。
「ゲホっ、な、何をした!?」
《お前の誓約が破られぬよう、呪いをかけた。もし、この誓いを破ることがあれば、俺の血は毒となり、カーリクラリノース――お前の息の根を止めるだろう》
《では、手始めにお前のバックにいる人物を教えてもらおうか!》「そ、それだけは勘弁してくれ!あの方に殺されてしまう!」
グラーシャ・ラボラスは悲痛な声で叫んだ。《選べ、カーリクラリノース!いま、死ぬか――それとも俺に、そいつの正体を明かすか!》

No.122

カーリクラリノースは震える声で、彼の背後にいる人物を答えた。「…わかった。その、お方はバールゼフォン様だ…東の王の称号を持つ魔神バール様の、ご子息にあらせられる」
猫は無い首を傾げ、奇妙な顔をした。
《わからぬな、なぜ、バールゼフォンは妖精界を狙う!?》
「あの、お方は妖精界のみならず、魔界、人間界も制圧するつもりだ」
「だが、もう一人、同じ野望を抱く方がいる。蠅の王ベールゼブブ様と魔界の大公アスタロト様の息子、ベルゼビュートどのだ!」

No.123

>> 122 ルーちゃんしたたかですなぁ😸ちゃっかりしてる‼

ふむふむ👀❓なにやら巨大な陰謀が忍び寄ってる予感・・・。

No.124

《ほう、それでは今の魔界の現状は、バールゼフォンとベルゼビュートの二派に分かれて、対立しているのだな?》
黒猫ルー・フーリンが問うた。
「そうだ。いずれ魔界を手中に収めたバールゼフォン様が妖精界ティル・ナ・ノーグへと進出されるだろう」
衝撃の事実であった。カーリクラリノースの話が真実ならば、この三世界が戦場となるのは避けられないのだ。(急ぎ、父上にこの事実を知らせなくては!魔界が本腰をあげれば、俺たちなどひとたまりもないだろう)

No.125

王族として生まれたルー・フーリンは、己れのするべきことがわかっていた。即ち、現妖精王クー・フーリンにこの事実を報告し、侵攻してくる魔界の実力者たちへの対策および牽制の必要があった。《ディオスクロイ、父上に伝令だ!魔界に不穏な動きあり、と伝えよ!》
〔それだけですか?〕《聡明な父上だ、それだけで事情を察して下さる。急げ!》
ドラコーンは踵を返すと、呪文を唱え異界と時空の裂目へと飛び込み、消えた。
フゥとため息をつく猫。
《さて、カーリクラリノース。しばらくは俺のフラナガッハの中で眠ってもらうぞ》
黒猫は手に持ったままだった蛇を上空高く放り投げ、カーリクラリノースは吸い込まれるように魔法の剣の柄頭の中へと一時的に封印された。

No.126

フラナガッハの中は特殊な空間と連結していた。海神マナナン・マクリールより授かった魔法の剣である。その刀身は海竜リバイアサンの背骨から造られたとも言われている。真偽のほどは、さだかではないがフラナガッハには特殊な魔法が施されているには違いないのだ。
《さて》
ふと思い出したように、ルー・フーリンはピクシーと手に球を持った京子の方を振り返った。
《お前のおかげで、ヤツの急所がわかった。礼を言う。だが、なぜわかった?》
黒猫のグリーンの瞳が京子を射る。
「そ、そんなのわかんないわよ。気づいたらシッポが光ってて、それで…」
どうやら京子にも、うまく説明はできないらしい。人間の中には稀に、視える者もいるとルーは誰かに聞いた話を思い出し、とりあえず納得することにした。
《まぁ、いい。ここで起きたことは、忘れてもらう》
ルー・フーリンは呪文を唱える。
《忘却魔法・アムネジア!さらに眠りの魔法ジムノペディの重ねがけだ!》

No.127

>> 126 わぉっ😲


メン・イン・ブラックみたい😸

なんかいよいよストーリーの本題に入ってきた感じがします😃

豹牙鬼さん、マイペースで頑張って下さい🙆

No.128

>> 127 英さん、いつも応援レスあざーす😹そっすね、でもウィル・スミスやトミー・リー・ジョーンズみたいなキャラは出ません。出したいけど(笑)最近、右腕酷使しすぎて、ヤバイです。なるべく更新早めにしますので、これからもよろしくメカドック( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.129

京子が目を覚ますと、すでに二足歩行の黒猫とピクシーは消えており、グラーシャ・ラボラスこと悪魔カーリクラリノースとの戦闘の残骸は跡形もなくなっていた。どうやら眠りの魔法だけ効果があったようで記憶は鮮明に、彼女の脳裏に焼き付いている。
少女が帰宅した時、時刻はすでに深夜二時を回っており、母親にこっぴどくしぼられたことは言うまでもない。あれは、夢だったのかとも思ったが、夢にしてはリアル過ぎるし、何より眼前に立つ黒猫が一週間前の出来事を証明している。
聞きたいことは山ほどあったが、当の黒猫氏は記憶を消すと言う。京子はさらに理由がわからなくなってきていた。バック・ベアと呼ぶ妖魔しかり、人間が足を踏み入れてはならない領域に彼女は両足をどっぷりとつかっていた。
京子が黙っていると、クールな黒猫は話かけてきた。
《これから君の記憶を消す――あまり、こういう情報はない方がいいんだ。下手をすると、歴史が変わったり、時間と空間が歪んだりしてしまうからね》
《目をつぶって…今度は集中する、忘却の魔法・アムネジアよ。彼女の記憶の一部分を取り去れ!》

No.130

ちょっと一服🚬😸


王猫こぼれ話


バールゼフォン


地獄の憲兵隊長であり、このお話ではアジア圏を支配する魔神バールの息子という設定です。


ベルゼビュート


アスタロトとベールゼブブの息子ですが、ベールゼブブの別名でもあります。


アムネジア


忘却の魔法で、心理学用語か何かで、ど忘れの意味があるらしいです。


ジムノペディ


ピアノの綺麗な曲から取りました。眠気を誘うイメージではありませんが、スリープはありきたりだったので、こちらの方がよろしいかと。


( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.131

ルー・フーリンがアムネジアの魔法をかけてから、五分が経過した。
「何ともないわ!?失敗したんじゃない」
《そんなはずはない!呪文は完璧だ……待てよ、まさか、な……》猫は両前足を器用に組んで、考え込む。すでにフラナガッハは赤いスカーフの中にしまわれている。
黒猫はグリーンの瞳で、京子の全身をねめ回す。
「な、何よ、ジロジロ見て」
《あった!間違いない!》
《謎が解けた!なぜ、魔法が効かぬのか――それは、君が妖精の生まれ変わりだからだ!》
「へっ!?アタシが妖精の生まれ変わりですって!」
京子は間の抜けた声を出した。
《そうだ。その左手首の星型のアザが、動かぬ証拠だ!》

No.132

京子は左手首のアザを見た。確かにこれは生まれつきのものだが、それだけの理由で妖精の転生と決めつけられるのには抵抗があった。
「アタシは人間よ!」《わかってる。そして、妖精の転生した人物だ。珍しいこともあるものだ》
ふいに、どこかから馬のいななきが聞こえた。ディオスクロイのものではない。
ルー・フーリンと京子の目の前の空間が突如として裂け、そこから一頭の駿馬が現れいでた。
馬体はミントグリーンであった。それだけで、この駿馬が妖精界の住人であると知れた。〔ルー・フーリン様、急ぎティル・ナ・ノーグまで、お戻り下さいませ!〕
《どうした、ケスリー?血相を変えて。なにがあった!?》
冷静に黒猫は訊いた。〔はい、実は妖魔の森とダズリング伯爵領の境界付近に現れたレッドキャップに、妖精騎士団十数名が重軽傷を負わされまして――副団長レイナル殿の命により、ルー様に救援を要請しに参った次第でございます〕

No.133

《ほう、この俺が出向かなければならぬほどの手練れか!》
黒猫は興味に目を輝かせた。
〔はい――そして、今ひとつクー・フーリン様より伝言が……〕
《父上から、だと!?それを早く言えケスリー。父上は何と、おっしゃったのだ!?》
〔はい、それがその――人間の女を守れ、と〕

No.134

ケスリーは言いよどんだ。
《人間の女を守れ、だと!?では、父上はこの事態を予期していたと言うのか!?》
猫は考え込み、ジロリと再び京子の全身をねめ回した。
「う…そんなに見ないでよ」
《どうやらお前は、妖精界の重要人物の生まれ変わりらしいな。でなくば父上が直々に守れなぞとは言わないだろうからな――》
(それにしても守れ、だけとは。何から、誰から、守ればよいのだ?この娘には妖魔を惹き付けるフェロモンのようなものでもあるのか!?)
考えれば、考えるほど謎めいていく。ルーは思考の迷路へと迷いこんでしまった。

No.135

京子は次第に機嫌が悪くなっていった。まずは喋る黒猫の態度だ。君だの、お前だのと、上から目線で物を言う猫が気にくわない。おまけにジロジロと見てくるし――猫のくせに――かわいくない。
〔ルー様、急いで下さい。どうやら、敵は普通のレッドキャップではなさそうです〕
急かすケスリー。
《そうだな、いくらレッドキャップが戦闘的な妖精でも、ダークエルフ最強の騎士のレイナルが歯が立たぬとは、かなりヤルやつのようだな》
妖魔の森近辺に出没する、邪妖精レッドキャップはその名の如く赤い帽子を被った、妖魔になりかけの妖精である。赤く染めた帽子の染料は、倒した敵の返り血で染められていると言う。
《まさかレッドキャップ狩り如きに、この俺がかり出されるとは思わなかったがな》

No.136

>> 135 ども😺

王猫読者の会会員の英です😸


ここからはストーリーの舞台が異世界になりそうですなぁ‼

ワープすんのかなぁ‼

動いてきた🙆

動いてきたじょ~🙆

ワクワクドキドキ🙌

No.137

一方、魔界では――


72柱の魔神を始めとする悪魔たちが住まう万魔殿――そこは特殊な空間の回廊があり、名だたる悪魔どもは、お互いの領域を侵犯せぬよう暮らしている――その中の一室では王座に、サーベルを腰に提げた兵士の姿の、頭に略王冠を頂く悪魔がふんぞりかえっている。
人と猫と蛙の巨大な三つの顔を持ち、体はクモの姿をした東を統べる王・魔神バールの息子、バールゼフォンであった。
足を組んだ姿は帝王然として、君臨する王者の威厳が漂っていた。その彼の右耳に一匹のハエが止まった。しばらくすると、そのハエは、いずこへともなく飛び去って行った。
「グラーシャ・ラボラスめ。失敗しおったか――それにしても妖精と侮っていたが、中々余を楽しませてくれるヤツがいるものだ。ベルゼビュートとの抗争が落ち着いたら、真っ先に会ってみたいものだな。クー・フーリンの息子よ!」
バールゼフォンは誰ゆうともなく呟いた。

No.138

〔では、ルー様、私にお乗り下さい〕
と、ケスリー。
よく見ると、ミントグリーンの馬体は、魚のウロコ状のもので構成されていた。
ケスリーは水棲馬で、ケルピーと呼ぶ妖精の一族である。普段は水辺に住み、通りかかった人間を溺死させると言う伝承があるが、真偽のほどは定かではない。
《人間の女――お前も来い!》
と、ルー・フーリン。「イヤよ!一体、アタシをどこに連れてく気!?」
「それにアタシには、京子って言う名前があるのよ!」
京子は黒猫に噛みつくように言い放った。

No.139

《では、キョウコ――俺と居た方が安心だ。なぜなら、前世が妖精である君の匂いをかぎつけて――また、バック・ベアやヘルハウンドのような妖魔を、好むと好まざるに関わらず引き寄せてしまうからだ!》
衝撃の事実であった。あの妖魔たちは、京子が発する匂いをたよりに人間界へと進出してくるのだ。
「何なのよ、それ!?アタシがあのバケモノみたいなヤツをひきつけてるってゆうの!?」
《そうだ》
冷静に猫は肯定した。《だが、任せておけ。君は俺が守る。父上直々の、お言葉もあることだしな》
ルー・フーリンにとって、父であるクー・フーリンの言葉は絶対である。妖精界の英雄にして王にして、優れた戦士である父の存在はケット・シーの血を半分ひく彼にとって誇りであり、憧れであり、尊崇の対象であったのだ。
「父上って……アンタ、ひょっとしてファザコン!?」
ルーは図星を差されて、赤面した。もっとも黒猫の姿なので、そうとは分かりにくいのだが。
《ファザコンだが、何か!》
ルー・フーリンは開き直った。

No.140

>> 139 あはは😸


ファザコンでしたか‼

なんか想像すると笑っちゃう😸


赤面がわかりにくくても、猫のヒゲがピーン💡

『父さん、妖気を感じます👿』

ってそれは鬼太郎じゃ~😹

  • << 142 鬼太郎ですか(笑)某ロックなスレに太郎なしの鬼はいそうですが(笑)ルーにちゃんちゃんこ着せて、バックベアを目玉オヤジにしたら、出来そうやけど(笑)( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.141

久しぶりです!

大分遅れちゃいました……💦
でもこの作品は全部読んでます(笑)


続き頑張って下さい😃
私も5月位には自分の完結出来るよう頑張ります(笑)…

  • << 143 だいぶ文章は良くなってるよ、パールちゃんも頑張ってください。ガッコとか、大変やろうけど、少しずつでも更新待ってるし。じゃあ、ワシもそろそろ本気で展開編頑張るわ。感想聞かせちゃってんない!( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.142

>> 140 あはは😸 ファザコンでしたか‼ なんか想像すると笑っちゃう😸 赤面がわかりにくくても、猫のヒゲがピーン💡 『父さん、妖気を感じま… 鬼太郎ですか(笑)某ロックなスレに太郎なしの鬼はいそうですが(笑)ルーにちゃんちゃんこ着せて、バックベアを目玉オヤジにしたら、出来そうやけど(笑)( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.143

>> 141 久しぶりです! 大分遅れちゃいました……💦 でもこの作品は全部読んでます(笑) 続き頑張って下さい😃 私も5月位には自分の完結出来る… だいぶ文章は良くなってるよ、パールちゃんも頑張ってください。ガッコとか、大変やろうけど、少しずつでも更新待ってるし。じゃあ、ワシもそろそろ本気で展開編頑張るわ。感想聞かせちゃってんない!( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.144

「別っつに、アンタがファザコンでもファミコンでも――よしんばロリコンでも構わないわ!ただ、アタシは一刻も早く、お家に帰って、ルシフェルってバンドの新譜を聴きたいだけなのっ!!」
悲痛な叫びを上げる京子。我ながら子供っぽい動機だと思ったが、性格はいきなり変われるものではない、と彼女は結論を出した。
黒猫ルー・フーリンは目が点になった。
普通、人間がこういった未知のトラブルに巻き込まれたら、泣いたりわめいたり、混乱したりするのが、一般ピープルのあるべき姿ではないのか――事ここに至って、彼は悟った。妖精の生まれ変わりだけあって、キョウコは普通ではない。彼女は変わり者なのだ。間違いない。それとも単なる現実逃避なのか――ルー・フーリンは無い肩をすくめる。
《そのバンドエイドとやらは、お前にとって命より優先する出来事なのか!?理解に苦しむ……う~む、人間と妖精の相互理解の壁は、とてつもなく厚そうだ……》

No.145

>> 144 やってまいりました🙇

文学は基本的に弱いため、評価なんて大それた事が出来ないために感想にしておきます🙈💦


話の流れは、かなりスピーディで見ていて飽きません🙈
映画でいえば リュック・ベッソン作品のような小気味よさがあるように感じます🙈

精霊・ファンタジー・SF系が苦手な自分でも 楽しく または、ドキドキしながら見れる おもしろい作品だと思います🙈💕

No.146

>> 145 鬼さん、おつ~🙋
リュック・ベッソンと比較してもらえて、嬉しいッス。いつかレオンみたいな物語が書けたらいいな、と思ってます。そっすね、ファンタジー一辺倒にならぬよう、キョウコ女史を狂言回しにして、現代とのコラボを具現したいと思ってます。これから物語も本題に入っていくし、魅力的なキャラも出す予定なんで応援よろしくデスノートのリューク(笑)ではでは( ̄ー+ ̄)ニヤリ

No.147

〔ルー様、お早く!レッドキャップが逃げますわよ!〕
しびれを切らしたケスリーが、ルーを急かす。
《すまぬ。というわけだ。え~と、キョウコだったな?実際問題、お前に選択股は無いのだ。命を妖魔に狙われてて、それを何とか出来るのが俺しかいない。しかも、俺は急ぎの用事があり、すぐ様、妖精界へと帰らなければならない》
「――わかったわよ。そのかわり、戻ってこれるんでしょうね!?」
しばしの沈黙の後、京子はルーに訊いた。
《約束しよう。絶対に帰してやる。ケスリー、この娘も乗せろ。レッドキャップ狩り御一行の出発だ》

No.148

ケスリーは一人と一匹を乗せ、妖精界の裂目へと翔んだ。普段、異なる空間を翔ぶ場合には、多大な負荷がかかるのだが、ケスリーたち魔獣や聖獣は、その負荷を相殺してしまう生物的な機能を有していた。
数分後、レッドキャップ狩り御一行は妖魔の森とダズリング伯爵領の接する場所へと辿り着いていた。
妖魔の隠れ家にふさわしく、森は鬱蒼と怪しげな樹々が生えそろっていた。
その中の一際、大きな樹の幹に赤い帽子を被った妖精が寝そべっている。
片ひじをつきながら、レッドキャップは手強い鼻クソをほじっていた。
〈まぁ~た、性懲りもなく来ちゃったかい。あれだけ傷めつけても、オラには勝てねってのがわっがんね~のかな。まぁ、いいや。返り討ちにしてやるジャン!なぁ、リサ〉
レッドキャップは誰にゆうともなく呟く。
瞬時に女性の声が応える。
〔グフ様に勝てるヤツなんて、ティル・ナ・ノーグ中探したっていやしさいさ。あんなヤツら、さっさと殺っちゃいな〕
謎の声は、物騒なことを平気で言った。

No.149

ちょうどルー・フーリンたちが見渡せる位置にレッドキャップは居た。
見ると、ケルピーの背中に一匹の黒猫と一人の人間の女がまたがっている。
片手にフラナガッハを握ったルーは、地面へと降り立ち、当のレッドキャップの姿を探した。
もちろん、見当たるはずもない。なぜなら、本人は手前の大樹の梢に巧妙に身を隠していたのだから。
だが、元来レッドキャップは目立ちたがり屋である。赤い帽子の邪妖精は、ルー・フーリンらに向かって、奇声を発した。
〈キャッホー、妖精騎士団のバカヤローども。懲りずにオラの、ハンド・アックスのエジキになりたいってかぁ〉

No.150

>> 149 ふふふ😸

ついに登場しましたね‼

前から豹牙鬼さんが登場を匂わしていた赤い帽子・・・

なんかおもろそうな性格のキャラのようですね🙆

  • << 153 英さん、まいどー🙆 いま、利き手痛めてるんで更新遅れそうです🙇
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